JPH0531714U - 化粧筆 - Google Patents
化粧筆Info
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- JPH0531714U JPH0531714U JP7934791U JP7934791U JPH0531714U JP H0531714 U JPH0531714 U JP H0531714U JP 7934791 U JP7934791 U JP 7934791U JP 7934791 U JP7934791 U JP 7934791U JP H0531714 U JPH0531714 U JP H0531714U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 筆先の形状を丸形から幅広の平形まで自在に
変化させることができて化粧に至便であるとともに、収
容時には薄形化できて容器の形状等に制限を与える虞れ
がないようにした化粧筆を提供する。 【構成】 展開できしかも軸状に丸めることが可能な本
体の端部に毛部を設け、展開状態では毛部の幅を広くし
て平筆状とし、丸めると毛部が丸筆状となるようにし
た。
変化させることができて化粧に至便であるとともに、収
容時には薄形化できて容器の形状等に制限を与える虞れ
がないようにした化粧筆を提供する。 【構成】 展開できしかも軸状に丸めることが可能な本
体の端部に毛部を設け、展開状態では毛部の幅を広くし
て平筆状とし、丸めると毛部が丸筆状となるようにし
た。
Description
【0001】
本考案は化粧筆に関し、携帯用容器などに入る比較的小型の筆に関する。
【0002】
ファンデーション、頬紅、口紅、アイライン、眉墨などの塗布に当たっては化 粧用筆を用いることが多い。
【0003】 そして、一般に、化粧筆は図8または図9に示すように、柄10に丸筆状また は平筆状の毛部11を設けた構成の化粧筆が多い。
【0004】
しかし、前記した従来のものにおいては、丸筆または平筆の個々の形状に対応 した面積に化粧料を塗布することができるに過ぎない。
【0005】 このため、用途に応じて筆先を種々の太さるいは幅を持ったものを容易し、目 元や口元など細部の化粧には細い筆、頬の中央部など面積の広い部分などには幅 の広い筆というように使い分けているのが現状である。
【0006】 また、平筆であっても広い面積に化粧料を塗布するのは繁雑である。 さらに、化粧筆は携帯用にして、化粧用のコンパクト容器内に収容することが 多いが、その収容の際には少なくとも柄が収容できるだけの厚みが必要であるた め、化粧料容器の厚さに制限を与える虞れがある。
【0007】 本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、筆先の形状を丸形から幅広の平形 まで自在に変化させることができて化粧に至便であるとともに、収容時には薄形 化できて容器の形状等に制限を与える虞れがないようにした化粧筆を提供するこ とを技術的課題とする。
【0008】
本考案は前記技術的課題を解決するために、以下のような構成とした。 本発明では、展開できしかも軸状に丸めることが可能な本体の端部に毛部を設 け、展開状態では毛部の幅を広くして平筆状とし、丸めると毛部が丸筆状となる ようにした。
【0009】 即ち、第1の構成では、柄1の端部に毛部2を設けてブラシエレメント3とし 、このブラシエレメント3を平行かつ屈曲自在に複数本連結した。 この第1の構成では、棒状の柄を複数並べ、糸で相互に連結し、いわゆる「簾 」状にする例、プラスチック一体成型により、棒状の柄を、この柄と一体成型さ れる薄肉ヒンジ部1aで連結した例を例示できる。
【0010】 また、第2の構成では、フィルム4の一面の少なくともフィルム端縁部の沿っ た部分に多数の毛部2を平行に配列するとともに、毛部2の端部がフィルム4の 縁部5から突出するよう毛部2をフィルム4に接着した。この第2の構成では、 多数の毛部2は、フィルム4の一面の少なくともフィルム端縁部の沿った部分に 配列される。この意味は、毛の長さをフィルムの幅より長くし、毛をフィルム一 面の全面に張り付け、余った毛がフィルム端縁部から突出したようにする場合、 毛の長さをフィルムの幅より短くし、毛がフィルム端縁部の端部から突出するよ うに、毛の一部をフィルム端縁部の沿った部分に張り付ける場合などを含む概念 である。
【0011】
ブラシエレメント3を平行かつ屈曲自在に複数本連結したことにより、全体が すだれのような形状になっており、これを巻いたり展開したりすることができる 。
【0012】 したがって、狭い面積の部分や細部に化粧料を塗布する場合には、これを巻く ことにより丸筆と同様な形状となり、一方、広い面積に化粧料を塗布する場合に は、これを展開して平たくして使用すればよい。
【0013】 また、第2の構成においても、同様にして、フィルム4を巻いたり展開するこ とによって、毛部2を巻いたり展開したりすることができる。
【0014】
本考案の実施例を図1ないし図7に基づいて説明する。
【0015】
【実施例1】 実施例1を図1及び図2に基づいて説明する。 柄1は合成樹脂製で内部が中空の棒状パイプであり、この柄1の一端に毛部2 が設けられてブラシエレメント3が構成されている。
【0016】 このブラシエレメント3は多数本用意され、相互に糸5で平行かつ屈曲自在に 連結されている。この糸5は柄1の両端部に夫々設けられており、ブラシエレメ ント3はちょうど「簾」のような形状となっている。
【0017】 使用に際しては、前記構成になる化粧筆を任意の形状に折り畳んで、毛部2を 所望の幅にして使用する。例えば、狭い面積に化粧料を塗布する場合には、これ を巻くことにより丸筆と同様な形状となり、一方、広い面積に化粧料を塗布する 場合には、これを展開して平たくして使用すればよい。丸めた場合には化粧料を 多く含ませることができるため、化粧料を厚く塗布することができ、展開した場 合には単位面積当たりの化粧料の含み量が少なくなるため薄く塗布することがで きる。
【0018】 なお、薄形容器等への収納の際は展開状態にすれば場所をとらない。また、容 器が筒状等である場合には巻いた状態で収容することもできるのは勿論である。 また、毛部2は柄1の両端に設けることもでき、この場合化粧料の色に応じて 毛部2を使い分けることができる。
【0019】
【実施例2】 実施例2を図3及び図4に基づいて説明する。 これは、プラスチック一体成型により、棒状の柄を、この柄と一体成型される 薄肉ヒンジ部1aで連結した例である、すなわち、断面円形の丸棒状の柄とこの 柄を連結する薄肉ヒンジ部1aを図3、図4のようにプラスチック成型で一体成 型したものである。柄の一端部は管状に成型され、その中に毛を植毛する。
【0020】 なお、このように毛を柄と薄肉ヒンジ部1aの一体成型後に植毛する場合の他 、柄と薄肉ヒンジ部1aの一体成型時に、柄の端部に毛の一端を埋設するように インサート成型、すなわち、毛を金型内にセットしてから溶融したプラスチック を射出して、一体成型するようにしてもよい。後者によれば、毛をより一層強固 に植設できる。
【0021】
【実施例3】 実施例3を図5及び図6に基づいて説明する。 この例では、フィルム4の幅より長い毛を用意し、フィルム4の一面の全面に 多数の毛部2を平行に配列するとともに、毛部2の端部がフィルム4の縁部5か ら突出するよう毛部2をフィルム4に接着した例である。
【0022】 毛部2は動物の毛を切らずにそのまま使用することができ、合成繊維などの毛 では適宣の長さにカットして使う。毛部2はフィルム4に予め塗布されている接 着剤で接着されている。
【0023】 フィルム4は展開したときこのフィルム4を持って化粧をすることが出来る強 度を有する。 なお、フィルム4は1枚でもよいが、フィルム4を2枚用意し、フィルムとフ ィルムとの間に毛部を挟んでもよい。
【0024】 作用は前記実施例1と同様に適宜折り畳み、所望の幅にして使用する。 この実施例では前記実施例1の柄がフィルムの相当するため展開時には全体の 厚さを極めて薄くすることができる。このためカード型の化粧料容器にも容易に 収納することができる。また丸めた場合でも柄に相当する部分が極めて細くなる ため従来の化粧筆の収納場所にも容易に収納できる。
【0025】
【実施例4】 実施例4を図7に基づいて説明する。 これは、毛の長さをフィルムの幅より短くし、毛がフィルム端縁部の端部から 突出するように、毛の一部をフィルム端縁部の沿った部分に平行に並べて張り付 けたものである。
【0026】 なお、この例でもフィルムを2枚用意し、フィルムとフィルムで毛部を挟持す るように構成してもよい。 作用は前記実施例3の場合と同様である。
【0027】
本考案によれば、化粧筆を丸めたり展開することにより筆先の形状を丸形から 幅広の平形まで自在に変化させることができるため、化粧の意図に応じて小面積 から大面積まで化粧料を自在に塗布することができる。
【0028】 しかも、収容時には化粧筆を展開して薄形化でき、容器の形状等に制限を与え る虞れもない。
【図1】本考案の第1実施例を示す展開状態の斜視図
【図2】本考案の第1実施例を示す丸めた状態の斜視図
【図3】本考案の第2実施例を示す展開状態の平面一部
断面図
断面図
【図4】本考案の第2実施例を示す横断面図
【図5】本考案の第3実施例を示す展開状態の平面図
【図6】本考案の第3実施例を示す丸めた状態の斜視図
【図7】本考案の第4実施例を示す展開状態の平面図
【図8】従来の化粧筆を示す斜視図
【図9】従来の化粧筆を示す斜視図
1 柄、 2 毛部、 3 ブラシエレメント、 4 フィルム、 5 縁部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大石 浩 静岡県静岡市弥生町六四八番地ポーラ化成 工業株式会社内 (72)考案者 和田 幸夫 静岡県静岡市弥生町六四八番地ポーラ化成 工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 柄の端部に毛部を設けてブラシエレメン
トとし、このブラシエレメントを平行かつ屈曲自在に複
数本連結したことを特徴とする化粧筆。 - 【請求項2】 フィルムの一面の少なくともフィルム端
縁部の沿った部分に多数の毛部を平行に配列するととも
に、毛部の端部がフィルムの縁部から突出するよう毛部
をフィルムに接着したことを特徴とする化粧筆。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079347U JP2579306Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 化粧筆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079347U JP2579306Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 化粧筆 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531714U true JPH0531714U (ja) | 1993-04-27 |
JP2579306Y2 JP2579306Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=13687371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991079347U Expired - Fee Related JP2579306Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 化粧筆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579306Y2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS425536Y1 (ja) * | 1964-08-25 | 1967-03-20 | ||
JPS50108756A (ja) * | 1974-02-06 | 1975-08-27 | ||
JPS5113973U (ja) * | 1974-07-18 | 1976-01-31 | ||
JPS5829403A (ja) * | 1981-08-15 | 1983-02-21 | 中村 憲司 | 化粧用塗布具及びその製造方法 |
JPH0162716U (ja) * | 1987-10-15 | 1989-04-21 | ||
JPH0191419U (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-15 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP1991079347U patent/JP2579306Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2579306Y2 (ja) | 1998-08-27 |
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