JPH0531686Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0531686Y2 JPH0531686Y2 JP1986193412U JP19341286U JPH0531686Y2 JP H0531686 Y2 JPH0531686 Y2 JP H0531686Y2 JP 1986193412 U JP1986193412 U JP 1986193412U JP 19341286 U JP19341286 U JP 19341286U JP H0531686 Y2 JPH0531686 Y2 JP H0531686Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- core
- magnetic head
- groove
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は磁気ヘツドに係り、特に読み出し/書
き込みを行なう磁気回路と消去を行なう磁気回路
とを備えた磁気ヘツドに関する。
き込みを行なう磁気回路と消去を行なう磁気回路
とを備えた磁気ヘツドに関する。
従来の技術
一般に円盤状の磁気記録媒体(以下磁気デイス
クという)に対して磁気記録再生を行なう磁気ヘ
ツドとして、トラツク間隔を保証するため読み出
し/書き込みを行なうヘツド部(以下R/Wヘツ
ド部という)と消去を行なうヘツド部(以下イレ
ーズ・ヘツド部という)を一体的に設けた構成の
磁気ヘツドが知られている。現在提案されている
この種の磁気ヘツドのギヤツプ面を第5図乃至第
7図に示す。第5図及び第6図はコア1a,1b
によつて形成されるR/Wヘツド部1と、コア部
2a,2bによつて形成されるイレーズ・ヘツド
部2と、両ヘツド部1,2の相互の磁気的な干渉
を軽減する非磁性体部3とにより構成されてい
る。尚、4はトラツク幅を規制するため設けられ
たガラスである。また第7図には、第5図に示さ
れる磁気ヘツド5より非磁性体部3を取除いた構
成の磁気ヘツド6が示されている。
クという)に対して磁気記録再生を行なう磁気ヘ
ツドとして、トラツク間隔を保証するため読み出
し/書き込みを行なうヘツド部(以下R/Wヘツ
ド部という)と消去を行なうヘツド部(以下イレ
ーズ・ヘツド部という)を一体的に設けた構成の
磁気ヘツドが知られている。現在提案されている
この種の磁気ヘツドのギヤツプ面を第5図乃至第
7図に示す。第5図及び第6図はコア1a,1b
によつて形成されるR/Wヘツド部1と、コア部
2a,2bによつて形成されるイレーズ・ヘツド
部2と、両ヘツド部1,2の相互の磁気的な干渉
を軽減する非磁性体部3とにより構成されてい
る。尚、4はトラツク幅を規制するため設けられ
たガラスである。また第7図には、第5図に示さ
れる磁気ヘツド5より非磁性体部3を取除いた構
成の磁気ヘツド6が示されている。
考案が解決しようとする問題点
しかるに、上記第5図及び第6図に示された磁
気ヘツド5,7ではR/Wヘツド部1とイレー
ズ・ヘツド部2の間に非磁性体部3を設ける必要
がある。一般にこの非磁性体部3としてはチタニ
ア系セラミツク若しくはガラスを用いるが、磁気
ヘツド5,7の構造上、非磁性体部3はガラス4
と別工程でかつ融点の異なる別材質を用いなけれ
ばならず、製造原価の低減に対して大きな障害と
なるという問題点があつた。一方、非磁性体部3
を取除き原価低減を図つた磁気ヘツド6では、磁
気的に分離されるべきR/Wヘツド部1とイレー
ズ・ヘツド部2が近接しており、消去磁界が書き
込み磁界に影響を及ぼし、書き込み波形が歪み良
好な磁気記録再生を行なうことができないという
問題点があつた。また、媒体上への単位面積当り
の記憶容量を増加させるためにはR/Wヘツド部
の空隙とイレースヘツド部の空隙間の距離は小さ
い方が有利である。
気ヘツド5,7ではR/Wヘツド部1とイレー
ズ・ヘツド部2の間に非磁性体部3を設ける必要
がある。一般にこの非磁性体部3としてはチタニ
ア系セラミツク若しくはガラスを用いるが、磁気
ヘツド5,7の構造上、非磁性体部3はガラス4
と別工程でかつ融点の異なる別材質を用いなけれ
ばならず、製造原価の低減に対して大きな障害と
なるという問題点があつた。一方、非磁性体部3
を取除き原価低減を図つた磁気ヘツド6では、磁
気的に分離されるべきR/Wヘツド部1とイレー
ズ・ヘツド部2が近接しており、消去磁界が書き
込み磁界に影響を及ぼし、書き込み波形が歪み良
好な磁気記録再生を行なうことができないという
問題点があつた。また、媒体上への単位面積当り
の記憶容量を増加させるためにはR/Wヘツド部
の空隙とイレースヘツド部の空隙間の距離は小さ
い方が有利である。
そこで本考案ではR/Wヘツド部とイレーズ・
ヘツド部を磁気的に画成する非磁性体部とトラツ
ク幅の規制を行なう非磁性体部とを連続的に設け
ることにより、各空隙間距離を小さくしつつ上記
問題点を解決した磁気ヘツドを提供することを目
的とする。
ヘツド部を磁気的に画成する非磁性体部とトラツ
ク幅の規制を行なう非磁性体部とを連続的に設け
ることにより、各空隙間距離を小さくしつつ上記
問題点を解決した磁気ヘツドを提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段
磁気記録媒体に対し読み出し/書き込みを行な
う第1乃至第3のコア部より構成される第1の磁
気ヘツド部と、 上記書き込み時に所定のトラツク幅を残して消
去処理を行う第4乃至第6のコア部により構成さ
れる第2の磁気ヘツド部とを一体的に設けてなる
磁気ヘツドにおいて、 上記第1のコア部に先端部が第1のギヤツプ面
となる突起部を形成し、 上記第2のコア部に上記第1のコア部に向け幅
広に傾斜する第1の傾斜面を形成すると共に、上
記第1のギヤツプ面と突き合わさせる部位が他の
部位に対して幅狭となるよう段部を形成し、 上記第4のコア部に、その中央部に上記第1の
ギヤツプ面の幅寸法と対応する第1の溝部が形成
されると共に、先端部に夫々第2のギヤツプ面が
形成された一対の突起部を形成し、 上記第5のコア部に、その中央部に上記第1の
溝部に対応した第2の溝部を形成することにより
二叉状部を形成すると共に、この二叉状部の第2
のコア部と対向する位置に第4の孔部に向け幅広
に傾斜する第2の傾斜面を形成し、 上記第1の磁気ヘツド部と第2の磁気ヘツド部
を突き合わせた際、上記磁気記録媒体と対向する
面に形成される連続した空間部に非磁性体を配設
したことを特徴とするものである。
う第1乃至第3のコア部より構成される第1の磁
気ヘツド部と、 上記書き込み時に所定のトラツク幅を残して消
去処理を行う第4乃至第6のコア部により構成さ
れる第2の磁気ヘツド部とを一体的に設けてなる
磁気ヘツドにおいて、 上記第1のコア部に先端部が第1のギヤツプ面
となる突起部を形成し、 上記第2のコア部に上記第1のコア部に向け幅
広に傾斜する第1の傾斜面を形成すると共に、上
記第1のギヤツプ面と突き合わさせる部位が他の
部位に対して幅狭となるよう段部を形成し、 上記第4のコア部に、その中央部に上記第1の
ギヤツプ面の幅寸法と対応する第1の溝部が形成
されると共に、先端部に夫々第2のギヤツプ面が
形成された一対の突起部を形成し、 上記第5のコア部に、その中央部に上記第1の
溝部に対応した第2の溝部を形成することにより
二叉状部を形成すると共に、この二叉状部の第2
のコア部と対向する位置に第4の孔部に向け幅広
に傾斜する第2の傾斜面を形成し、 上記第1の磁気ヘツド部と第2の磁気ヘツド部
を突き合わせた際、上記磁気記録媒体と対向する
面に形成される連続した空間部に非磁性体を配設
したことを特徴とするものである。
作 用
磁気ヘツドを磁気構成とすることにより、第1
及び第2の磁気ヘツド部を磁気記録媒体との対向
面において磁気的に分離することができ、かつ非
磁性体を一時に一括成形することが可能となる。
及び第2の磁気ヘツド部を磁気記録媒体との対向
面において磁気的に分離することができ、かつ非
磁性体を一時に一括成形することが可能となる。
実施例
第1図乃至第3図に本考案になる磁気ヘツドの
一実施例を示す。尚、第1図は磁気ヘツド8を上
方より見た分解斜視図、第2図は磁気ヘツド8を
下方より見た斜視図、第3図は磁気ヘツド8の上
下を逆にした状態の分解斜視図である。各図に示
される磁気ヘツド8は大略してR/Wヘツド部
9、イレーズ・ヘツド部10及び本考案の特徴と
なる非磁性体部11(図中梨地で示す)等により
構成される。
一実施例を示す。尚、第1図は磁気ヘツド8を上
方より見た分解斜視図、第2図は磁気ヘツド8を
下方より見た斜視図、第3図は磁気ヘツド8の上
下を逆にした状態の分解斜視図である。各図に示
される磁気ヘツド8は大略してR/Wヘツド部
9、イレーズ・ヘツド部10及び本考案の特徴と
なる非磁性体部11(図中梨地で示す)等により
構成される。
R/Wヘツド部9は軟磁性フエライトを所定形
状に形成した第1、第2及び第3のコア部12,
13,14により構成されている。第1のコア部
12は略T字状をなし、第2のコア部13と対向
する部分は突出部12aを形成しておりその先端
部は鏡面研摩されたギヤツプ面15が形成されて
いる。また、このギヤツプ面15の幅寸法(t)
は所定のトラツク幅と等しいかこれより若干大と
なるよう構成されている。
状に形成した第1、第2及び第3のコア部12,
13,14により構成されている。第1のコア部
12は略T字状をなし、第2のコア部13と対向
する部分は突出部12aを形成しておりその先端
部は鏡面研摩されたギヤツプ面15が形成されて
いる。また、このギヤツプ面15の幅寸法(t)
は所定のトラツク幅と等しいかこれより若干大と
なるよう構成されている。
第2のコア部13は第1のコア部12に向け幅
広に傾斜する傾斜面13a,13bを有した杆状
形状とされており、第3図における下方端部13
cの厚さ寸法は、第1のコア部12のギヤツプ面
15の幅寸法tと等しく形成されている。また、
上記ギヤツプ面15と付き合わされる部分には鏡
面研摩が施されている。更に第3図における上部
は、段部13d,13eを介して端部13cに対
し幅広な形状とされている。第3のコア部14は
所謂バツクバーでコア部12にコイル挿入後第1
及び第2のコア部12,13間に横架される。
広に傾斜する傾斜面13a,13bを有した杆状
形状とされており、第3図における下方端部13
cの厚さ寸法は、第1のコア部12のギヤツプ面
15の幅寸法tと等しく形成されている。また、
上記ギヤツプ面15と付き合わされる部分には鏡
面研摩が施されている。更に第3図における上部
は、段部13d,13eを介して端部13cに対
し幅広な形状とされている。第3のコア部14は
所謂バツクバーでコア部12にコイル挿入後第1
及び第2のコア部12,13間に横架される。
第1のコア部12と第2のコア部13はギヤツ
プ面15と端部13c間にSiO2、石英ガラス等
のギヤツプ材を介して付き合わされR/Wギヤツ
プ16を形成すると共に第3のコア部14が横架
されることにより閉磁路を形成し、よつてR/W
ヘツド部9が構成される。
プ面15と端部13c間にSiO2、石英ガラス等
のギヤツプ材を介して付き合わされR/Wギヤツ
プ16を形成すると共に第3のコア部14が横架
されることにより閉磁路を形成し、よつてR/W
ヘツド部9が構成される。
イレーズ・ヘツド部10は、同じく軟磁性フエ
ライトを所定形状に形成した第4、第5及び第6
のコア部17,18,19により構成されてい
る。第4のコア部17は略T字状をなし、第5の
コア部18と対向する先端部は二叉状に突出され
た突出部17a,17bが形成されており夫々の
先端部は鏡面研摩されてギヤツプ面20a,20
bが形成されている。またギヤツプ面20a,2
0b間に形成された溝部17cの幅寸法(T)は
所定トラツク幅と等しくなるよう構成されてい
る。
ライトを所定形状に形成した第4、第5及び第6
のコア部17,18,19により構成されてい
る。第4のコア部17は略T字状をなし、第5の
コア部18と対向する先端部は二叉状に突出され
た突出部17a,17bが形成されており夫々の
先端部は鏡面研摩されてギヤツプ面20a,20
bが形成されている。またギヤツプ面20a,2
0b間に形成された溝部17cの幅寸法(T)は
所定トラツク幅と等しくなるよう構成されてい
る。
第5のコア部18は杆状の部材であり、略中央
部より長手方下向に向け溝部18aが形成されて
おり、よつて下方部分は二叉状に画成されて二叉
状部18b,18cを形成している。この溝部1
8aの幅寸法は第4のコア部17に形成された溝
部17cの幅寸法Tと等しくなるように構成され
ている。また第5のコア部18の第2のコア部1
3と対向する面には傾斜面18d,18eを有し
た凹部18fが形成されると共にギヤツプ面20
a,20bと対向する二叉状部18b,18cに
は鏡面研摩が施されている。第6のコア部19は
第3のコア部14と同様にバツクバーとなるもの
で第4のコア部17にコイルを挿入後第4のコア
部17と第5のコア部18との間に横架される。
部より長手方下向に向け溝部18aが形成されて
おり、よつて下方部分は二叉状に画成されて二叉
状部18b,18cを形成している。この溝部1
8aの幅寸法は第4のコア部17に形成された溝
部17cの幅寸法Tと等しくなるように構成され
ている。また第5のコア部18の第2のコア部1
3と対向する面には傾斜面18d,18eを有し
た凹部18fが形成されると共にギヤツプ面20
a,20bと対向する二叉状部18b,18cに
は鏡面研摩が施されている。第6のコア部19は
第3のコア部14と同様にバツクバーとなるもの
で第4のコア部17にコイルを挿入後第4のコア
部17と第5のコア部18との間に横架される。
第4のコア部17と第5のコア部18はギヤツ
プ面20a,20bと二叉状部18b,18c間
にSiO2、石英ガラス等のギヤツプ材を介して付
き合わされイレーズ・ギヤツプ部21a,21b
を形成すると共に第6のコア部19が横架される
ことにより閉磁路を形成し、よつてイレーズ・ヘ
ツド部10が構成される。
プ面20a,20bと二叉状部18b,18c間
にSiO2、石英ガラス等のギヤツプ材を介して付
き合わされイレーズ・ギヤツプ部21a,21b
を形成すると共に第6のコア部19が横架される
ことにより閉磁路を形成し、よつてイレーズ・ヘ
ツド部10が構成される。
上記R/Wヘツド部9とイレーズ・ヘツド部1
0は第2のコア部13と第5のコア部18が端部
13cと溝部18aが精度良く対向するよう位置
決めされて付き合わされ、治具を用いて両側部を
液密に保持すると共に各コア部12,13,1
7,18及び治具が形成する空間部分に非磁性体
22(例えばSiO2−PbO系のガラス、第1図及
び第2図に梨地で示す)を導入し、R/Wヘツド
部9とイレーズ・ヘツド部10を一体化すること
により磁気ヘツド8は形成される。尚、第1図及
び第2図において23,24は非磁性体22の導
入時に形成したコイル巻回用溝である。
0は第2のコア部13と第5のコア部18が端部
13cと溝部18aが精度良く対向するよう位置
決めされて付き合わされ、治具を用いて両側部を
液密に保持すると共に各コア部12,13,1
7,18及び治具が形成する空間部分に非磁性体
22(例えばSiO2−PbO系のガラス、第1図及
び第2図に梨地で示す)を導入し、R/Wヘツド
部9とイレーズ・ヘツド部10を一体化すること
により磁気ヘツド8は形成される。尚、第1図及
び第2図において23,24は非磁性体22の導
入時に形成したコイル巻回用溝である。
ここでR/Wヘツド部9とイレーズ・ヘツド部
10の接合時における溶融された非磁性体22の
導入される様子に注目する。上述したように第2
のコア部13は傾斜面13a,13bを有すると
共に段部13d,13eより下方部分は幅狭な形
状となつている。また第5のコア部18には溝部
18a及び凹部18fが形成されている。更に第
1のコア部12には突出部12aが形成され、第
4のコア部17には溝部17cが形成されてい
る。よつて磁気各構成が形成する空間部分を通過
して溶融された非磁性体22は、これが配設され
る全ての箇所へ一時に、かつ一括的に導入されて
ゆく。従つて非磁性体22の導入工程は1回で済
み磁気ヘツド8の製造工程を簡単にでき製造原価
の低減を図ることができる。加えて、複数の非磁
性体の導入工程を要していた時と異なり、非磁性
体22の融点を設計時に考慮する必要がなくなり
非磁性体22の選定を容易に行なうことができ
る。
10の接合時における溶融された非磁性体22の
導入される様子に注目する。上述したように第2
のコア部13は傾斜面13a,13bを有すると
共に段部13d,13eより下方部分は幅狭な形
状となつている。また第5のコア部18には溝部
18a及び凹部18fが形成されている。更に第
1のコア部12には突出部12aが形成され、第
4のコア部17には溝部17cが形成されてい
る。よつて磁気各構成が形成する空間部分を通過
して溶融された非磁性体22は、これが配設され
る全ての箇所へ一時に、かつ一括的に導入されて
ゆく。従つて非磁性体22の導入工程は1回で済
み磁気ヘツド8の製造工程を簡単にでき製造原価
の低減を図ることができる。加えて、複数の非磁
性体の導入工程を要していた時と異なり、非磁性
体22の融点を設計時に考慮する必要がなくなり
非磁性体22の選定を容易に行なうことができ
る。
またここで、上記の如く形成された磁気ヘツド
8の磁気記録媒体(図示せず)と対向摺接する摺
接面25に注目する。第4図に摺接面25を拡大
して示す。前記したように非磁性体22は一時に
一括的に導入し得るため、同図に示されるように
摺接面25において非磁性体22は連続的に(換
言すれば一体的に)形成されている。またこの非
磁性体22によりR/Wヘツド部9とイレーズ・
ヘツド部10は画成離隔され磁気的に確実に分離
される。よつて書き込み時においてイレーズ・ヘ
ツド部10が発生する消去磁界により、書き込み
磁界が影響されるようなことはなく歪みのない良
好な磁気記録再生を実現することができる。
8の磁気記録媒体(図示せず)と対向摺接する摺
接面25に注目する。第4図に摺接面25を拡大
して示す。前記したように非磁性体22は一時に
一括的に導入し得るため、同図に示されるように
摺接面25において非磁性体22は連続的に(換
言すれば一体的に)形成されている。またこの非
磁性体22によりR/Wヘツド部9とイレーズ・
ヘツド部10は画成離隔され磁気的に確実に分離
される。よつて書き込み時においてイレーズ・ヘ
ツド部10が発生する消去磁界により、書き込み
磁界が影響されるようなことはなく歪みのない良
好な磁気記録再生を実現することができる。
考案の効果
上述の如く本考案になる磁気ヘツドによれば、
磁気記録媒体と対向する面において第1の磁気ヘ
ツド部(R/Wヘツド部)と第2の磁気ヘツド部
(イレーズ・ヘツド部)が連続的に形成された非
磁性体により離隔され磁気的に分離されるよう構
成することにより、第1及び第2の磁気ヘツド部
は非磁性体により磁気的に分離されるため、書き
込み時において第2の磁気ヘツド部が発生する消
去磁界により書き込み磁界が影響されることはな
く歪のない良好な磁気記録再生を実現しながら
R/Wヘツド部の空隙とイレーズ・ヘツド部の空
隙の距離を小さくすることが可能となり、また非
磁性体は記録媒体と対向する面において連続的に
形成されているため非磁性体の導入時において一
時に一括的に形成することができ、よつて製造工
程の簡略化を実現でき製品の原価の低減を実現で
きる等の特長を有する。
磁気記録媒体と対向する面において第1の磁気ヘ
ツド部(R/Wヘツド部)と第2の磁気ヘツド部
(イレーズ・ヘツド部)が連続的に形成された非
磁性体により離隔され磁気的に分離されるよう構
成することにより、第1及び第2の磁気ヘツド部
は非磁性体により磁気的に分離されるため、書き
込み時において第2の磁気ヘツド部が発生する消
去磁界により書き込み磁界が影響されることはな
く歪のない良好な磁気記録再生を実現しながら
R/Wヘツド部の空隙とイレーズ・ヘツド部の空
隙の距離を小さくすることが可能となり、また非
磁性体は記録媒体と対向する面において連続的に
形成されているため非磁性体の導入時において一
時に一括的に形成することができ、よつて製造工
程の簡略化を実現でき製品の原価の低減を実現で
きる等の特長を有する。
第1図及び第2図は本発明になる磁気ヘツドの
一実施例の斜視図、第3図は第1図及び第2図に
示す磁気ヘツドの分解斜視図、第4図は摺接面を
拡大して示す図、第5図乃至第7図は従来の磁気
ヘツドの摺接面を夫々拡大して示す図である。 8……磁気ヘツド、9……R/Wヘツド部、1
0……イレーズ・ヘツド部、11……非磁性体
部、12……第1のコア部、12a……突出部、
13……第2のコア部、13a,13b……傾斜
面、13c……端部、14……第3のコア部、1
7……第4のコア部、17a,17b……突出
部、17c……溝部、18……第5のコア部、1
8a……溝部、18b,18c……二叉状部、1
8d,18e……傾斜面、19……第6のコア
部、22……非磁性体、25……摺接面。
一実施例の斜視図、第3図は第1図及び第2図に
示す磁気ヘツドの分解斜視図、第4図は摺接面を
拡大して示す図、第5図乃至第7図は従来の磁気
ヘツドの摺接面を夫々拡大して示す図である。 8……磁気ヘツド、9……R/Wヘツド部、1
0……イレーズ・ヘツド部、11……非磁性体
部、12……第1のコア部、12a……突出部、
13……第2のコア部、13a,13b……傾斜
面、13c……端部、14……第3のコア部、1
7……第4のコア部、17a,17b……突出
部、17c……溝部、18……第5のコア部、1
8a……溝部、18b,18c……二叉状部、1
8d,18e……傾斜面、19……第6のコア
部、22……非磁性体、25……摺接面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 磁気記録媒体に対し読み出し/書き込みを行な
う第1乃至第3のコア部より構成される第1の磁
気ヘツド部と、 上記書き込み時に所定のトラツク幅を残して消
去処理を行う第4乃至第6のコア部により構成さ
れる第2の磁気ヘツド部とを一体的に設けてなる
磁気ヘツドにおいて、 該第1のコア部に先端部が第1のギヤツプ面と
なる突起部を形成し、 該第2のコア部に該第1のコア部に向け幅広に
傾斜する第1の傾斜面を形成すると共に、該第1
のギヤツプ面と突き合わさせる部位が他の部位に
対して幅狭となるよう段部を形成し、 該第4のコア部に、その中央部に該第1のギヤ
ツプ面の幅寸法と対応する第1の溝部が形成され
ると共に、先端部に夫々第2のギヤツプ面が形成
された一対の突起部を形成し、 該第5のコア部に、その中央部に該第1の溝部
に対応した第2の溝部を形成することにより二叉
状部を形成すると共に、該二叉状部の該第2のコ
ア部と対向する位置に該第4のコア部に向け幅広
に傾斜する第2の傾斜面を形成し、 該第1の磁気ヘツド部と該第2の磁気ヘツド部
を突き合わせた際、該磁気記録媒体と対向する面
に形成される連続した空間部に非磁性体を配設し
てなる構成の磁気ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986193412U JPH0531686Y2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986193412U JPH0531686Y2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6399308U JPS6399308U (ja) | 1988-06-28 |
JPH0531686Y2 true JPH0531686Y2 (ja) | 1993-08-16 |
Family
ID=31149411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986193412U Expired - Lifetime JPH0531686Y2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531686Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5954024A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-28 | Hitachi Ltd | 複合磁気ヘツド及びその製法 |
JPS6113315B2 (ja) * | 1980-09-02 | 1986-04-12 | Fujitsu Ltd |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6113315U (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-25 | 富士通株式会社 | 磁気ヘツド |
-
1986
- 1986-12-16 JP JP1986193412U patent/JPH0531686Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6113315B2 (ja) * | 1980-09-02 | 1986-04-12 | Fujitsu Ltd | |
JPS5954024A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-28 | Hitachi Ltd | 複合磁気ヘツド及びその製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6399308U (ja) | 1988-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3161733B2 (ja) | 複合型磁気ヘッド | |
JPH0531686Y2 (ja) | ||
JPS6331851B2 (ja) | ||
JP3194534B2 (ja) | 磁気ヘッドとその製造方法 | |
JPS61199219A (ja) | 複合型浮上磁気ヘツド | |
JPH079204Y2 (ja) | 磁気ヘツド | |
JPH0333926Y2 (ja) | ||
JPH0110737Y2 (ja) | ||
JP2001056907A (ja) | 磁気ヘッド装置及びその製造方法 | |
JPS6423713U (ja) | ||
JPS61276106A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPH0481205U (ja) | ||
JPS58148721U (ja) | 磁気ヘツド | |
JPH01287810A (ja) | 浮動型磁気ヘッド | |
JPS6226613A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS62109209A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS6226608A (ja) | 単磁極型磁気ヘツド | |
JPS6226614A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS6226606U (ja) | ||
JPS63263625A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
JP2000163710A (ja) | 磁気ヘッド | |
JP2000182209A (ja) | 多トラック磁気ヘッド | |
JPS6356808A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS628318A (ja) | 複合型磁気ヘツド | |
JPH087216A (ja) | Mig型磁気ヘッドとその製造方法 |