JPH0531662A - 金属板の研磨装置 - Google Patents

金属板の研磨装置

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Publication number
JPH0531662A
JPH0531662A JP18072291A JP18072291A JPH0531662A JP H0531662 A JPH0531662 A JP H0531662A JP 18072291 A JP18072291 A JP 18072291A JP 18072291 A JP18072291 A JP 18072291A JP H0531662 A JPH0531662 A JP H0531662A
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JP
Japan
Prior art keywords
polishing
metal plate
metallic sheet
polishing belt
defect
Prior art date
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Pending
Application number
JP18072291A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Nonaka
昭彦 野中
Minoru Mori
実 毛利
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0531662A publication Critical patent/JPH0531662A/ja
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】金属板表面に均一な研磨を施す装置の提供。 【構成】研磨ベルト5を送り出し又は巻き取る一対のリ
ール2-1,2-2 と、これらのリールの中間にあって金属板
の走行方向に直角の回転軸を持つ2以上の案内ロール3
と、この案内ロールを金属板に向かって移動させ、研磨
ベルトを金属板1に押しつける押圧装置4とを有する金
属板の研磨装置。隣り合う2個の案内ロール3の中心間
距離の中点位置に金属板1を挟んで(金属板の下部に)
サポートロールを配置することもできる。 【効果】研磨ベルトを金属板表面に面接触させ、軽圧下
で均一な研磨を施すことができる。金属板の表面欠陥の
検査ラインで使用すれば、凹凸性欠陥のある部分に明瞭
なコントラストをつけ、確実に金属板表面の欠陥が発見
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属板の製造ライン
において金属板表面を研磨する装置、特に金属板の表面
欠陥の有無を検査するためにその表面に研磨を施す装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板などの金属板の製造ラインの最
終工程では、ロールマーク等の表面凹凸欠陥の検査が行
われる。その結果、欠陥の程度により用途の振り分け、
或いは出荷の停止のような処置をとり、また、欠陥発生
の原因を除去する対策をとる。
【0003】従って、このような欠陥の検査は、迅速か
つ的確に行わなければならない。
【0004】表面欠陥の中には目視による観察で検出で
きるものもあるが、そのままでは目視で発見できない欠
陥もある。そこで、スキンパスミルの出側、コイリング
ライン、或いはコイリングラインの検査室などで一旦鋼
板の走行を停止し、検査員が鋼板の上に乗り、欠陥があ
りそうな部分を砥石掛けし、これらの欠陥を浮かび上が
らせて目視可能にして検査している。しかし、この検査
方法ではラインを一時的にせよ確実に停止させねばなら
ず、生産性を著しく阻害し、また鋼板の上に検査員が乗
る作業は危険でもある。
【0005】最近では、省力化と生産性向上の観点から
上記のような人手による作業に代わって研磨を自動化す
る試みがなされつつある。例えば、実開昭61−148558号
公報には、検査員の手による研磨に代わるものとして、
鋼板パスラインの前後のロール間において、鋼板の進行
方向に対して直角または斜めに往復作動する駆動機構と
昇降自在な圧下機構とを備えた研磨砥石により鋼板に研
磨を施すような自動砥石研磨装置の提案がある。また、
特公昭53−36196 号公報では、ステンレス鋼板の表面を
研磨し表面疵を研磨除去する装置として、幅方向の研磨
深さを可変としたベルト研磨装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】上記実開昭61−1485
58号公報の自動砥石研磨装置では、砥石の片当たりや偏
摩耗等が発生しやすい。また、研磨の対象となる鋼板の
面の平坦度が常に一定ではなく砥石と鋼板との接触圧に
局部的なばらつきを生じて研磨を必要とする部分に均一
な研磨をすることが難しい。特公昭53−36196 号公報の
ベルト研磨装置では、研磨ベルトの案内ロールの回転部
分の突端で鋼板と接触し、強い面圧が鋼板に加わり、鋼
板表面の表面疵あるいは付着物の研磨除去には効果が見
られる反面、鋼板の地肌に傷をつけることになり、適度
な軽圧下力で均一な研磨を施し、鋼板の凹凸性欠陥のあ
る部分にコントラストをつける目的には適しない。ま
た、研磨ベルトをコンタクトロールなどで強力に駆動す
る必要があり、装置の価格、占有空間およびランニング
コスト面などで不利である。
【0007】本発明は、金属板の幅方向および長手方向
の全面にわたって凹凸性欠陥のある部分に適度の軽圧下
力で均一な研磨を施し、明瞭なコントラストをつけ、確
実に金属板表面の欠陥を検出することができる装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明の要旨は『研磨
ベルトを送り出し又は巻き取る一対のリールと、これら
のリールの中間にあって金属板の走行方向に直角の回転
軸を持つ2以上の案内ロールと、この案内ロールを金属
板に向かって移動させ、研磨ベルトを金属板に押しつけ
る押圧装置とを有する金属板の研磨装置』にある。
【0009】この本発明装置の望ましい態様としては、
上記研磨ベルトの隣り合う2個の案内ロールの中心間距
離の中点位置に金属板を挟んで配置されたサポートロー
ルを有する装置、がある。
【0010】
【作用】以下、添付図面を参照しながら本発明の装置を
説明する。
【0011】図1に本発明の装置の一例を示す。(a) は
この装置の側面図であり、(b) は正面図である。1は矢
印方向に走行する金属板、2-1 と2-2 は左右一対のリー
ルでり、例えばリール2-1 に研磨ベルト(帯状の研磨
布)5を巻いておき、所定長さづつ間欠的に送りだし、
リール2-2 で巻き取っていく。両リール間で適当な張力
で張った研磨ベルトを静止状態で使用し、損耗が認めら
れれば逐次リール2-1 から研磨ベルトの新しい部分を送
り出して使用する。また、破線で示すように、研磨ベル
トをエンドレスにして2-1 および2-2 のリールに掛け渡
して使用してもよい。更に、金属板1を一時的に静止さ
せて、リール2-1 、2-2 の回転によって研磨ベルトを移
動させて研磨を行うことも可能である。いずれの場合
も、研磨ベルト5は案内ロール3の外側(金属板側)を
周回させる。
【0012】図1は案内ロール3が2本の例である。こ
れらのロールは、金属板の走行ラインに直角、即ち、金
属板の幅方向の回転軸をもつアイドル(非駆動)ロール
である。4は案内ロールを金属板に向かって移動させ、
研磨ベルト5を金属板に押しつける押圧装置であって、
図1(b)に示すように、案内ロールの回転軸に取り付
けたロッドを気体圧、液圧、その他の手段で上下させる
機構が採用できる。図には2本の案内ロールを同時に移
動させる機構を例示したが、案内ロールをそれぞれ独立
に移動させるようにしてもよい。
【0013】上記の装置は、例えばスキンパスミルを出
てコイリングされるまでの間のパスラインの金属板の研
磨を必要とする面側に置かれ、金属板1の表面を自動的
に研磨するのに使用される。即ち、金属板1の検査が必
要な箇所が研磨装置の下に来た時、押圧装置4により案
内ロール3を金属板の方向(この場合は下方)に移動さ
せ、研磨ベルト5を金属板1に押し当てて金属板表面に
研磨を施す。このとき金属板1の地肌が過剰に研磨され
ないようにすることが重要であり、案内ロール3には適
度の圧力を加えるために押圧装置4は空気圧シリンダー
機構とするのが望ましい。
【0014】図1(b)に示すように、案内ロールを金
属板の幅より長くし、研磨ベルトの幅を十分にとれば、
研磨ベルトが金属板の幅全面にわたって、しかも長手方
向にも相当の範囲で面接触を保つことができ、均一な研
磨ができる。なお、研磨を必要としない通常の通板時に
は、案内ロール3を退避(上方へ移動)させ研磨ベルト
5と金属板1とを離しておく。
【0015】図2に本発明装置の別の例の側面図を示
す。この例では、案内ロール3が3本である。このよう
に、案内ロールを3本またはそれ以上に増やすことによ
って、図1の装置よりも研磨ベルト5を金属板に接触さ
せる距離を長くすることができ、金属板の長手方向に一
層広範囲に渡り均一な面圧をかけることができる。
【0016】図3に本発明装置のさらに別の例の側面図
を示す。これは、研磨ベルト5が図1および図2の装置
よりさらに均一な面圧をもって金属板1と広範囲にわた
り面接触できるものであり、2個の案内ロール3の中心
間距離の中点下方、即ち金属板3を挟んでサポートロー
ル6が配置されている。このサポートロール6は、既設
の金属板搬送ロールの一つを利用してもよい。研磨ベル
ト5および金属板1がサポートロール6に押しつけられ
ると、サポートロール6の円弧に沿ってこれらが走行す
る。サポートロール6にも、その移動(押圧)装置7を
取り付けておいてもよい。
【0017】図3の(b)は、案内ロール3とサポート
ロール6の位置関係を示す拡大図である。金属板1がサ
ポートロール6と接触しているロール面の円弧のなす角
度(接触角θ)および研磨ベルト5と金属板との接触面
圧は、左右の案内ロール3の間隔を適宜変えることによ
って、または押圧装置4(あるいは7)の圧下力を変え
ることによって調整することができる。なお、図2に示
した装置のように3本以上の案内ロールがある場合に
は、それらの隣り合う案内ロールの中間位置に図3のサ
ポートロール6を配置してもよい。
【0018】図3の装置の操作条件の一例を述べる。直
径が 200mmのサポートロール6を使用し、幅1000mmの金
属板を研磨するとき、前記接触角θを90度とすれば、サ
ポートロール6の部分での金属板と研磨ベルトの接触面
積は1500 cm2となる。そこで、押圧装置4のエア圧下力
を 150〜300kgf/cm2 に設定すれば、 0.1〜0.2kgf/cm2
の軽圧下力で均一に金属板1を研磨することができる。
従来の検査員の手作業による砥石研磨の圧下力が 0.1〜
0.2kgf/cm2程度であるから、上記装置によれば手作業に
よる精緻な研磨に匹敵する研磨ができることになる。な
お、従来の手研磨で、例えば冷延鋼板の長手方向3mに
わたって研磨するのに要する時間は約3分であが、本発
明装置を使用し、金属板の送り速度を18m/分とすれ
ば、同じ長さを研磨するのに要する時間は、僅かに10秒
である。
【0019】
【発明の効果】本発明の研磨装置は構造が比較的簡単で
あり、ランニングコスト、メンテナンスコストともに極
めて安価である。さらに、検査員の手による研磨検査で
は、金属板の上表面のみの研磨しかできないが、上記の
配置を上下逆にセッティングすれば金属板の下表面の研
磨も可能となる。勿論、この装置を縦に配置して、金属
板を垂直方向に走行させながら研磨することもできる。
【0020】本発明装置を普通鋼やステンレス鋼の冷延
鋼板をはじめとしてアルミニウム、チタン等の非鉄金属
板の表面検査のための研磨に使用すれば、軽圧下で均一
に研磨することが可能で明瞭なコントラストをもって表
面欠陥が確認でき、検査の効率と精度を上げることがで
きる。また、本発明の装置は、研磨ベルトの種類を変え
るだけで上記のような金属板の通常の仕上げ研磨等にも
広く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置の一例を示す図で(a)は側
面図、(b)は正面図である。
【図2】本発明の研磨装置の他の例を示す側面図であ
る。
【図3】(a)は本発明の研磨装置のさらに別の例を示
す側面図、(b)はその一部拡大図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨ベルトを送り出し又は巻き取る一対の
    リールと、これらのリールの中間にあって金属板の走行
    方向に直角の回転軸を持つ2以上の案内ロールと、この
    案内ロールを金属板に向かって移動させ、研磨ベルトを
    金属板に押しつける押圧装置とを有する金属板の研磨装
    置。
  2. 【請求項2】複数の案内ロールの隣り合う2個のロール
    の中心間距離の中点位置に金属板を挟んで配置されたサ
    ポートロールを有する請求項1記載の金属板の研磨装
    置。
JP18072291A 1991-07-22 1991-07-22 金属板の研磨装置 Pending JPH0531662A (ja)

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JP18072291A JPH0531662A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 金属板の研磨装置

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JP18072291A JPH0531662A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 金属板の研磨装置

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JPH0531662A true JPH0531662A (ja) 1993-02-09

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ID=16088173

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JP18072291A Pending JPH0531662A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 金属板の研磨装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078046A (ja) * 1973-11-12 1975-06-25
JPS59107849A (ja) * 1982-12-10 1984-06-22 Hitachi Ltd ベルト式研削装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078046A (ja) * 1973-11-12 1975-06-25
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