JPH0821823A - 金属線材又は条材のマーキング方法及び装置 - Google Patents

金属線材又は条材のマーキング方法及び装置

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JPH0821823A
JPH0821823A JP6177754A JP17775494A JPH0821823A JP H0821823 A JPH0821823 A JP H0821823A JP 6177754 A JP6177754 A JP 6177754A JP 17775494 A JP17775494 A JP 17775494A JP H0821823 A JPH0821823 A JP H0821823A
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JP
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wire
marking
defect
coating
strip
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JP6177754A
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Katsuo Yoshino
勝雄 吉野
Shoichi Hamada
昭一 濱田
Hiroshi Matsutani
弘 松谷
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属線材または条材の欠陥部にマーキングし
た欠陥マークが後工程などで容易に剥離しない金属線材
または条材のマーキング装置及びマーキング方法を提供
する。 【構成】 連続又は断続的に走行する表面被覆を有する
線材又は条材の欠陥を検出する欠陥検出手段と、前記欠
陥検出手段により検出した線材又は条材の欠陥検出部の
表面被覆を除去する被覆除去手段と、前記被覆を除去し
た欠陥検出面にマーキングするマーキング手段と、前記
欠陥検出手段の信号により前記被覆除去手段とマーキン
グ手段が前記の動作をするように制御する制御手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面被覆を有する線材
又は条材の疵などの欠陥を連続的に検出し、該欠陥部に
連続的にマーキングするマーキング方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、金属線材又は条材に対する品質の
要求は益々厳しくなり表面疵の保証のため渦流探傷が多
く実施されている。かかる渦流探傷は多くが伸線などの
工程と連動して連続的に行われているが、検出された疵
部をその場で処理すると伸線機を停止しなければならず
伸線の効率が低下する。また、欠陥部を切断すると後工
程あるいは客先での取扱に不便を生ずるので、従来から
検出した欠陥部に塗料などを塗布してマーキングしてお
き後工程で処理する方法が多く行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伸線機
による伸線工程の被伸線線材の表面にはダイス引抜きの
ための潤滑の被膜が形成されているため、渦流探傷器に
より検出された欠陥部の被膜の上から塗料でマーキング
する従来のマーキング方法では、巻取機による巻取の際
に線材に生ずる曲げや、その後の運搬の際の線と線との
擦れや、後工程でサプライスタンドからの繰出しの際の
コイル材の延伸等のために、マーキング塗料が被覆と一
緒に剥がれ落ちてしまい、後工程でマーキング部を読み
取ることが困難または不能になる場合が多いという問題
が生じていた。
【0004】そこで、その改良法として特開昭62−2
7844号公報及び特開昭62−261957号公報等
が公開されている。前者は検出された欠陥表面に紫外線
硬化塗料を塗布し、紫外線照射することにより急速に乾
燥硬化させてマーキングするものであり、後者は探傷機
の疵信号に連動する硬質ロールを線材表面に押圧して凹
状マークを線材表面に刻印するものである。しかし、前
記の欠陥マークが被覆と共に落ちる問題点は、表面被覆
の上にマーキングする限り前記特開昭62−27844
号公報開示の方法によっても完全な解決は困難である。
【0005】また、渦流探傷は電磁誘導法により材料の
磁気的変化を電気信号に変換して欠陥を検出する方法で
あるため、軽微な無害欠陥(軽微な打痕、擦傷、残留応
力、硬さむら等)まで検出して誤判定する場合がある。
そこで、通常これらの欠陥の確認は後工程で蛍光浸透探
傷や磁粉蛍光探傷などにより行われる場合が多いが、特
開昭62−261957号のように凹状マークを刻印す
る方法を使用するとかかる刻印が欠陥として表出される
ため欠陥の確認が困難になる場合があるという問題点が
ある。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めに、渦流探傷により欠陥の検出後、該欠陥部にマーキ
ングする前に材料の被膜を連続的に剥ぎ取ってマーキン
グすることにより前記後工程などで剥離することのない
金属線材又は条材のマーキング方法及び装置を提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、連続又は断続的に走行する表面被覆を有
する線材又は条材の欠陥を検出して該欠陥部にマーキン
グするマーキング方法において、欠陥検出手段により前
記線材又は条材の欠陥を連続的に検出し、被覆除去手段
により前記線材又は条材の欠陥部の表面の被覆を除去し
た後、マーキング手段により該欠陥検出部にマーキング
することを特徴とする金属線材又は条材のマーキング方
法である。
【0008】また、本発明は、連続又は断続的に走行す
る表面被覆を有する線材又は条材の欠陥を検出する欠陥
検出手段と、前記欠陥検出手段により検出した線材又は
条材の欠陥検出部の表面被覆を除去する被覆除去手段
と、前記表面被覆を除去した欠陥検出面にマーキングす
るマーキング手段と、前記欠陥検出手段の信号により前
記被覆除去手段とマーキング手段が前記の動作をするよ
うに制御する制御手段とを備えた金属線材又は条材の連
続マーキング装置である。
【0009】さらに本発明の装置において、前記被覆除
去手段としては、前記制御手段の信号により、走行する
表面被覆を有する線材又は条材の欠陥検出部に回転バフ
が接触して表面被覆を研磨除去し、欠陥検出部の研磨が
完了すると回転バフが走行する線材から離れる動作をす
る研磨機とすることが望ましい。なお、マーキング手段
としては塗料によるもの、粘着テープ、速乾性樹脂等、
線材または条材の表面に付着させるもののほか、有害と
ならない程度の腐食や研磨目を付けるものが適当であ
る。
【0010】
【作用】本発明の金属線材又は条材のマーキング方法
は、走行する表面被覆を有する線材又は条材の欠陥を欠
陥検出手段により連続的に検出し、被覆除去手段により
欠陥部の表面の被覆を除去した後マーキング手段により
該欠陥検出部にマーキングするものであるから、欠陥検
出位置に施したマーキングが表面被覆とともに剥離して
読み取りが困難又は不能になることがなく、また誤判定
部分を凹状マークを刻印して不良としてしまうことがな
い。
【0011】また、本発明の金属線材又は条材のマーキ
ング装置は、上記の方法発明を具体的に実現する装置で
あり、走行する表面被覆を有する線材又は条材の疵欠陥
を欠陥検出手段により検出して該検出された欠陥部の表
面被覆を被覆除去手段により除去した後、該被覆を除去
した欠陥検出部にマーキング手段により欠陥マークをマ
ーキングする動作を速度検出手段の信号により線材の走
行速度と連動させた制御手段または処理速度を加味した
遅延時間を設定可能なタイマ等を主とした制御手段によ
り連続的に制御するものである。
【0012】また、本発明の装置において、前記被覆除
去手段として回転バフ研磨機を備えたものが適当であ
る。前記制御手段からの信号により走行する回転バフが
線材の欠陥部に接触して表面被覆を研磨除去し、所定の
研磨完了後に前記線材から離れる動作をする。バフ研磨
機は研磨作用が中庸でかつ柔軟性を有し、表面被覆除去
目的に対しては十分な研磨能力を有し、一方線材や条材
に対してはその形状に対応し、過度に研削してしまうほ
どの作用は有しない。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の1実施例により具体的
に説明する。図1は本発明の金属線材又は条材の連続マ
ーキング装置を引抜工程に組み合わせた実施例を示す概
念図である。
【0014】図1の設備配置において、コイル状に巻か
れた線材1はサプライスタンド5から供給され、線材径
の溝を設けた複数のローラー4aを交互に配置したレベ
ラー4により直線化された後、ダイスボックス3に保持
された図示しないダイス3aにより伸線され、渦流探傷
器の検出コイル(欠陥検出手段)2を通して表面欠陥が
連続的に検出される。検出コイル2(欠陥検出手段)の
後に研磨機(被覆除去手段)6が配設され、検出コイル
2(欠陥検出手段)により表面欠陥が検出されると、速
度検出手段である後述の回転計9と制御手段である制御
器10の作用により研磨機(被覆除去手段)6が走行す
る線材1の欠陥部の表面被覆を研磨して剥ぎ取るように
なっている。研磨機(被覆除去手段)6の後にマーキン
グガン(マーキング手段)7が配設され、このマーキン
グガン7は上記回転計9と制御器10の作用により前記
表面被覆を剥ぎ取った線材の表面に速乾性の蛍光塗料を
吹き付け塗布して欠陥部を表示する。その後、線材又は
条材は巻取機8のドラム8aに巻き取られる。巻取機8
の軸には回転計(速度検出手段)9が設けられ、回転計
9の速度信号及び渦流探傷器2の欠陥信号が制御器(制
御手段)10に送られ、制御器(制御手段)10から研
磨バフ6及びマーキングガン7に信号が送られて前記動
作が行われるようになっている。
【0015】つぎに図2及び図3を用いて前記研磨装置
6について具体的に説明する。図2は本発明の金属線材
又は条材の連続マーキング装置の研磨機(被覆除去手
段)の通線方向から見た側面図、図3は図2のX−X矢
視図である。本発明の研磨機6は、固定枠11、可動枠
21、及び研磨部31からなる。
【0016】固定枠11はベース12に垂直に植設した
2本の支柱13、13の上部に梁14を設けて可動枠2
1を上下に褶動させるガイドを形成する。梁14に設け
た軸受14a及びベース12上に設けた軸受12aにね
じ軸15の上下端15a,15bが回動自在に軸支され
ている。そして、ねじ軸15の上部にはつまみ16が固
着され、かつ可動枠21のフレーム22に固着された雌
ねじ26が回動自在に螺合されている。ベース12は、
前記渦流探傷器2、マーキングガン(マーキング手段)
7等と同じレベルのグランド50に固設されている。
【0017】可動枠21は、異形板状のフレーム22か
ら形成され、その滑り子部22a,22a及び22b,
22bにより前記支柱13,13の内側を抱持して上下
に摺動するようになっている。フレーム22には前記ね
じ軸15に螺合する雌ねじ26が固着され、前記つまみ
16を回してねじ軸15を回動することによりフレ−ム
22が上下するようになっている。また、フレーム22
は図示しないクランプにより支柱13,13に固定して
係止できるようになっている。フレーム22の下端部は
支柱13と反対側に直角に曲げられ、その曲げ部22d
の上に箱型のガイド金物28,29が固着され、エアー
グラインダ32の支持金物33,34を挟持している。
【0018】フレーム22の上端部は支柱13と反対側
に直角に曲げられ、その曲げ部22cに下側に向けて吊
具24が固着され、吊具24に設けられたピン26にエ
アーシリンダ25の一端25aが揺動自在に枢止されて
いる。
【0019】研磨部31は、回転バフ35を軸端に備え
るエアーグラインダ32及びその支持部からなる。エア
ーグラインダ32の胴部前端側及び後端部にそれぞれ
前、後部支持金物33、34が設けられ、前部支持金物
33の下部はガイド金物28に設けられたピン23によ
り揺動自在に枢止され、後部支持金物34の上部は前記
エアーシリンダ25のピストンロッドの先端に設けられ
たリンク27のピン30に揺動自在に吊り下げられてい
る。そしてエアーシリンダ25の作動によりエアーグラ
インダ32がピン23を支点として傾動し、エアーシリ
ンダ25内のピストンが上端にあるときエアーグライン
ダ32の軸が水平になり、ピストンがエアーシリンダ2
5内の下端にあるとき回転バフ35が上に上がるように
エアーグラインダ32の軸が傾動するようになってい
る。また前部支持金物33及び後部支持金物34の側面
の平面部はエアーグラインダ32を安定させるように前
記箱型のガイド金物28、29の内面に滑動自在に挟持
されている。
【0020】図1のマーキングガン(マーキング手段)
7は、制御器10からの信号により前記研磨機6が欠陥
部の表面被覆を剥ぎ取った線材の表面に速乾性の蛍光塗
料を吹き付けてマーキングするようになっている。この
マーキング手段は、塗布ローラなどの他の方法によって
も可能である。
【0021】図1の巻取機8の巻取ドラム8aの軸には
回転計9が設けられ線材の走行速度の信号を制御器10
に送るようになっている。
【0022】図4は本発明の制御系統を示すブロック図
である。図中、制御器10は回転計(速度検知手段)9
から線材の走行速度の信号を、また渦流探傷器(欠陥検
出主段)2からは線材の疵欠陥の信号をそれぞれ受ける
ようになっている。渦流探傷器(欠陥検出主段)2が線
材の欠陥を検出しその信号が制御器10に送られると、
制御器10は前記線材の走行速度とそれら機器の配置距
離からそれぞれの作動の遅れ時間と継続時間を計算し
て、研磨機(欠陥除去手段)6及びマーキングガン(マ
ーキング手段)7に作動信号が送られ、研磨機6により
渦流探傷器2が検出した線材の欠陥部分の表面被覆が研
磨除去された後、該部分にマーキングガン7によりマー
キングが行われるようになっている。
【0023】つぎに、本発明の金属線材又は条材のマー
キング装置の操作について説明する。まず、図1のよう
にサプライスタンド5に処理されるコイル線材を供給
し、口付けされた線材の先端をレベラー4のロール4a
の間を通して直線化した後ダイスボックス3内に設置さ
れた図示しないダイス3aを通し渦流探傷器2、回転バ
フ6、マーキングガン7を経て巻取機8の巻取ドラム8
aに先端を巻き取る。この状態で図2及び3に示す研磨
機6のつまみ16を調整して可動枠21に取り付けられ
たエアーグラインダ32が水平になったときにバフ35
が線材1に接触するように調整しておく。支柱13とつ
まみ16にあらかじめ目盛りを付して置くことにより所
定位置の設定が可能である。
【0024】巻取ドラム8aを回転し運転を開始すると
ダイス3aにより線引きされた線材は渦流探傷機2を通
過する。このとき線材の表面はダイス引きの潤滑のため
潤滑剤が被覆されており、またダイスボックス3のダイ
ス3aの入り口には粉状または液状の潤滑剤が充填され
引抜き時に線材表面に潤滑剤が被覆されるようになって
いる。
【0025】渦流探傷器2が通過する線材の欠陥を検出
すると、制御器10に欠陥信号が送られ制御器10は所
定時間遅らせて研磨機6に作動信号を送る。この遅れ時
間の設定は渦流探傷機2と研磨機6との設置間隔及び回
転計9から送られる信号の線材の速度により計算され、
検知された欠陥部が研磨機6の位置にきたときに回転バ
フ35が線材の欠陥部の表面被覆を除去するように制御
器10により設定されている。もとより手動でこの遅れ
時間を設定することも可能である。
【0026】次に、研磨機6による線材の表面被覆の除
去の動作について図2及び3を用いてさらに具体的に説
明する。図において、通常の状態ではピストンロッド先
端のリンク27は、下方に押し出された位置にありエア
ーグラインダー32は図の鎖線のように回転バフ35が
上に上がった位置にある。前記のように渦流探傷器2が
線材の欠陥を検出して研磨機6に制御器10から信号が
送られると、図示しないエアーバルブを介してシリンダ
ー25のピストンの引上げ側に圧縮エアーが送られる。
すると、空気圧によりピストンロッド先端のリンク27
が引き上げられピン30を介して後端支持金物34が引
き上げられてエアーグラインダー32の軸は前部支持金
物33のピン23を支点として傾動し水平位置になる。
これによりエアーグラインダー32の軸端に設けられた
回転しているバフ35が線材1の表面に接触し、線材1
の欠陥部の線材表面を研磨する。この際、前述のごとく
研磨の強さはつまみ16を調整してエアーグラインダー
32の位置を上下することにより任意に設定できるがバ
フ35の形状を溝付きにすることにより線材断面の90
度の範囲まで研磨することも可能である。
【0027】渦流探傷器2が検出した線材の欠陥部の長
さによって制御器10は回転バフ35が線材1の表面に
接触する時間を設定して信号を送り、その間回転バフ3
5は線材表面の研磨を続ける。線材の欠陥部の研磨が完
了して制御器10の信号が切れると図示しないエアーバ
ルブが切り換えられてエアーシリンダー25のピストン
の押し下げ側に圧縮エアーが送られリンク27が押し下
げられてエアーグラインダ32は図の鎖線の位置に傾動
し回転バフ35は線材1から離れる。
【0028】前記渦流探傷器2からの欠陥信号を受けた
制御器10は前記研磨機6よりさらに所定時間遅らせて
線材の欠陥部がマーキングガン7の位置にきたときにマ
ーキングガン7が作動するようにマーキングガン7に信
号を送る。マーキングガン7はこの信号により前記表面
被覆が研磨された欠陥部に速乾性の蛍光塗料を吹き付け
塗布してマーキングする。この際の遅れ時間の設定など
は前記の研磨機6と同様である。
【0029】その後線材は巻取機8のドラム8aに巻き
取られ、一コイルの伸線作業が完了すると巻取機8から
外されて後工程に送られる。この巻取の際表面被覆材が
剥げ落ちることがあるがマーキングは表面被覆を剥いだ
後にされているので表面被覆材と共に落ちることはな
い。
【0030】本実施例では線材の引き抜き加工と同時に
渦流探傷を行う場合について示したが、もとよりこれに
限るものでなく、条材の圧延加工との組み合わせも可能
であり、また加工と渦流探傷を同時でなく別個に行う場
合にも適用できる。また、欠陥の検査は渦流探傷のみで
なく超音波探傷などの他の探傷法についても適用でき、
表面被覆の除去も回転バフによる他ショットブラストな
ど他の方法にも適用できる。さらにマーキングについて
はマーキングガンによる他転写ロールなどによってもよ
く、使用塗料も広く種々の速乾性塗料が採用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の金属線材ま
たは条材のマーキング装置及び方法によれば、欠陥検出
手段により検出した被覆を有する線材の欠陥部の表面被
覆を被覆除去手段により除去した後マーキング手段によ
りマーキングするので、巻取機による巻取の際の曲げ
や、運搬の際の線と線との擦れや、後工程でサプライス
タンドから繰出しする際のコイル材の延伸等のためにマ
ーキング塗料が保護被覆と一緒に剥がれ落ちてしまいマ
ーキング部を読み取ることが困難となったり不能となる
問題が解決される。
【0032】また、上記の操作が制御手段により自動的
に制御されるので、伸線工程などに組み合わせて線材ま
たは条材の欠陥検査、被覆除去及びマーキングが連続的
に実施することが可能である。
【0033】さらに、前記被覆除去手段として制御手段
の信号により走行する線材の欠陥部に回転バフが接触し
て表面被覆を研磨除去し、研磨後前記線材から離れる動
作をする研磨機を備えることにより簡易かつ確実に欠陥
部の被覆除去が行えて欠陥マークの接着性が改善され前
記効果が一層確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の金属線材又は条材の連続マーキ
ング装置を伸線工程に組み合わせた配置の概念図であ
る。
【図2】本発明実施例の金属線材又は条材の連続マーキ
ング装置の通線方向から見た側面図である。
【図3】図2のX−X矢視図である。
【図4】本発明実施例の制御回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 線材 2 渦流探傷器の検出コイル(欠陥検出手段) 3 ダイスボックス 4 レベラ 5 サプライスタンド 6 研磨機(被覆除去手段) 7 マーキングガン(マーキング手段) 8 巻取機 9 回転計 10 制御器 11 固定枠 12 ベース 13 支柱 14 梁 15 ねじ軸 16 つまみ 21 可動枠 22 フレーム 23 ピン 24 吊具 25 エアーシリンダ 26 ピン 27 リンク 28 前部ガイド金物 29 後部ガイド金物 30 ピン 31 研磨部 32 エアーグラインダ 33 前部支持金物 34 後部支持金物 35 回転バフ 50 グランド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続又は断続的に走行する表面被覆を有
    する線材又は条材の欠陥を検出して該欠陥部にマーキン
    グするマーキング方法において、欠陥検出手段により前
    記線材又は条材の欠陥を連続的に検出し、被覆除去手段
    により前記線材又は条材の欠陥部の表面の被覆を除去し
    た後、マーキング手段により該欠陥検出部にマーキング
    することを特徴とする金属線材又は条材のマーキング方
    法。
  2. 【請求項2】 連続又は断続的に走行する表面被覆を有
    する線材又は条材の欠陥を検出する欠陥検出手段と、前
    記欠陥検出手段により検出した線材又は条材の欠陥検出
    部の表面被覆を除去する被覆除去手段と、前記表面被覆
    を除去した欠陥検出面にマーキングするマーキング手段
    と、前記欠陥検出手段の信号により前記被覆除去手段と
    マーキング手段が前記の動作をするように制御する制御
    手段とを備えた金属線材又は条材のマーキング装置。
  3. 【請求項3】 前記被覆除去手段として、前記制御手段
    の信号により、走行する表面被覆を有する線材又は条材
    の欠陥検出部に回転バフが接触して表面被覆を研磨除去
    し、欠陥検出部の研磨が完了すると回転バフが走行する
    線材から離れる動作をする研磨機を備えた請求項2に記
    載の金属線材又は条材のマーキング装置。
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