JPH05316474A - ジッタ測定システム - Google Patents

ジッタ測定システム

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JPH05316474A
JPH05316474A JP4120831A JP12083192A JPH05316474A JP H05316474 A JPH05316474 A JP H05316474A JP 4120831 A JP4120831 A JP 4120831A JP 12083192 A JP12083192 A JP 12083192A JP H05316474 A JPH05316474 A JP H05316474A
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JP
Japan
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signal
jitter
video signal
test video
test
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Application number
JP4120831A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kyo
正明 競
Shigeru Michimi
茂 道見
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05316474A publication Critical patent/JPH05316474A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間軸補正(TBC)回路を経由した後の映
像信号の残留ジッタを測定できること。 【構成】 テスト用映像信号発生部(51〜54)におい
て、垂直ブランキング以外の期間に、ペデスタルレベル
に対し、水平同期信号と極性が反転していてその幅も高
さも水平同期信号と同等なパルスを映像情報とし、該情
報を同期信号に付加したものを、外部信号に基づいて周
波数変調することにより、ジッタを含んだテスト用映像
信号を発生させる。次に、このテスト用映像信号を時間
軸補正手段(TBC回路)20に導き、同期信号すげ替
えを伴った時間軸補正を行った後、信号反転部(41〜4
3)に導く。信号反転部(41〜43)では、時間軸補正さ
れたテスト用映像信号を、垂直ブランキング以外の期間
において反転する。反転処理されたテスト用映像信号の
水平同期部分には、前記同期信号すげ替え時に残留した
ジッタが存在しているので、該テスト用映像信号を、水
平同期信号のジッタを測定できるジッタ測定手段(11〜
16)に導いてジッタ測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等の磁気記録再
生装置の再生映像信号のジッタ量(時間軸変動量)を測
定するジッタ測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(VTR)等で発
生する再生ビデオ信号の時間軸変動は、モニタで観測し
た場合に、縦線の横揺れ、曲がり等を引き起こし、画像
の品位を損ねる。この時間軸変動を一般的にジッタと呼
び、例えばVTRにおいては、テープ走行系のメカ精
度、シリンダの回転むら、リニアリティ等の種々の要因
により発生するものであり、このジッタを低減すること
はVTR設計者の大きな課題となっている。従って、開
発、設計段階においては、ジッタ量を正しく測定し、評
価する必要があり、従来からジッタ測定装置が用いられ
てきた。
【0003】図5に従来のジッタ測定装置のブロック図
を示す。図5において、入力端子(VIDEO IN)から入力
されたVTR再生信号などの映像信号(同期信号を含
む)は、同期分離回路11にて同期信号が分離され、該
同期信号はジッタ検出回路12に供給されると共に、マ
ーカ発生回路15に供給される。マーカ発生回路15で
は、同期信号にマーカが映像情報として付加された信号
が出力され、混合回路16に供給される。ジッタ検出回
路12では、同期信号特に水平同期信号のジッタを検出
しており、そのジッタ検出信号は増幅器13で増幅され
た後、フィルタ14を通りジッタ出力端子(JITTER OU
T)に出力されると共に混合回路16に供給される。混
合回路16では、フィルタ14を通したジッタ検出信号
と前記のマーカを付加された映像信号とが混合され、ス
イッチSW0 の端子bを通してモニタ出力端子(MONITO
R OUT) から出力される。モニタ出力端子(MONITOR OU
T) には図示しないモニタのビデオ入力端子が接続され
ており、ジッタ状態がモニタ画面上にマーカ(縦線等)
と一緒に表示される。これによって、ユーザーがジッタ
状態をモニタ画面上で視覚測定できるようにしている。
なお、上記スイッチSW0 を端子aに切り換えると、入
力映像信号がそのままモニタに出力され、通常映像表示
が成されるようになっている。
【0004】ところで、ジッタ低減技術の1つに、メモ
リを用いてジッタを電気的に補正する時間軸補正(以
下、Time Base Correction略してTBCという)という
技術がある。
【0005】図6に従来のTBC回路のブロック図を示
す。図6において、入力端子(IN)には映像信号(同期
信号を含む)が入力され、同期分離回路21及びA/D
変換回路24に供給される。ここで、入力される映像信
号にはジッタが含まれているものとする。A/D変換回
路24からのディジタルデータ(DATA)はメモリ25に
供給される。同期分離回路21にて分離された水平同期
信号(以下、H−SYNC信号という)は、AFC回路
22に供給され、AFC回路22ではH−SYNC信号
の周期に応じて周波数が変化する書込みクロックを生成
すると共に、AFC制御されたH−SYNC信号を生成
する。前記の書込みクロックはメモリ25に与えられる
一方、タイミング発生回路23に与えられる。タイミン
グ発生回路23は、前記AFC回路22からのH−SY
NC信号に基づいてメモリ25を書込み動作させるため
のタイミング信号を発生する。メモリ25では、ディジ
タルの映像信号(DATA)を前記の書込みクロックでサン
プリングして書き込む。メモリ25からの読出しは、基
準信号に基づきクロック発生回路27にて生成される読
出しクロックを用いて行われる。これによって、メモリ
25からは、結果的にジッタが抑圧されたデータ(DAT
A)が出力される。メモリ25からのデータ(DATA)は
D/A変換回路26にてアナログ信号に戻される。タイ
ミング発生回路28は、クロック発生回路27からの読
出しクロックに基づいてメモリ25を読出し動作させる
ためのタイミング信号を発生する。また、外部同期対応
のし易さや、モニタの同期分離性能の影響を極力受けな
いようにするという観点などから、TBC出力に用いる
同期信号は前記読出しクロックに基づいて同期信号発生
回路29で作成し、加算器30にて前記アナログ映像信
号に加えることによって、同期信号のすげ替え(以下、
SYNCすげ替えという)を行っている。出力端子(OU
T) からはSYNCすげ替えされたTBC出力が得られ
る。なお、上記のようなTBC機能を内蔵したVTRも
発表されている。
【0006】図7にTBCのジッタ補正原理を概念的に
示す。図7(a) は、原信号における1水平走査期間(1
H期間)ごとに等間隔に配列された映像信号1,2,3,
… に対して、ジッタ(時間軸変動)が生じ時間間隔
(1H期間の間隔)が一定でなくなった状態を示してい
る。この信号を入力映像信号として考える。図7(b) は
前記メモリ25に対する書込みクロックに相当したもの
であり、このクロックは(a)の入力映像信号の時間軸変
動に同期している。従って、(b) の書込みクロックで
(a) の映像信号をメモリ25に書き込めば、図7(c) に
示すように原信号の1H期間の映像信号1,2,3,… に
対応した映像情報1,2,3,… がメモリ25に記憶され
る。この記憶された映像情報を図7(d) に示す基準の読
出しクロックで読み出せば、図7(e) に示すような時間
軸補正された復元信号を得ることができる。
【0007】図8にSYNCすげ替えが行われたTBC
出力波形とジッタ測定装置のモニタ出力を示すものであ
る。
【0008】図8(a) はジッタを有する映像信号(TB
C入力)を示し、図8(b) はTBCによりSYNCすげ
替えが行われた映像信号(TBC出力)を示す。また、
(a)のモニタ出力は、ジッタを有する映像信号をTBC
を通さずにジッタ測定装置に供給した場合の出力を示し
ている。(b) のTBCを通した映像信号にはSYNCす
げ替えによって同期信号にジッタが含まれないので、そ
のモニタ出力には映像部分に残留ジッタがあるにもかか
わらずジッタとして画面上に表示されない。
【0009】このように、SYNCすげ替えを行ってい
るTBC(TBC内蔵のVTRも含む)の出力において
は、そのすげ替えられた水平同期信号は全くジッタを持
たないことは明白である。しかしながら、TBC出力の
映像信号部分(図8(b) におけるペデスタルレベルに対
して正の部分)はTBCのAFC応答性能や入力映像信
号のジッタの大きさなどにより、残留ジッタが存在す
る。
【0010】従って、図6の回路を通すことによって得
られるSYNCすげ替え後のTBC出力を、図5に示す
従来の水平同期信号のジッタを測定するジッタ測定装置
に入力すると、TBC出力である映像信号自体には残留
ジッタが存在していてモニタによる映像表示では(SW
0 をaに切り換えた場合)画像の横揺れ、エッジぎざ等
が見えるにもかかわらず、水平同期部は基本的にジッタ
の無いH−SYNC信号にすげ替えられているため、ジ
ッタ測定時に、従来のジッタ測定装置(図5)を用いて
そのモニタ出力端子(MONITOR OUT) やジッタ出力端子
(JITTER OUT)から上記残留ジッタを測定することがて
きない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のジ
ッタ測定装置では、TBCによるSYNCすげ替え後の
残留ジッタを測定することができないという問題があっ
た。
【0012】そこで、本発明は上記の問題に鑑みて成さ
れたもので、TBC経由後の映像信号の残留ジッタを測
定できるジッタ測定システムを提供すること目的とする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よるジッタ測定システムは、垂直ブランキング期間以外
の期間に、ペデスタルレベルに対し、水平同期信号と極
性が反転していてその幅も高さも水平同期信号と同等な
パルスを映像情報とし、該情報を同期信号に付加したも
のを、外部信号に基づいて周波数変調することにより、
ジッタを含んだテスト用映像信号を生成するテスト用映
像信号発生部と、前記テスト用映像信号を時間軸補正す
る時間軸補正手段と、この時間軸補正手段からの前記テ
スト用映像信号を、垂直ブランキング期間以外の部分で
反転する信号反転部と、この信号反転部にて反転処理さ
れたテスト用映像信号の水平同期に相当する部分のジッ
タを測定する手段とを具備したことを特徴とするもので
ある。
【0014】請求項2記載の本発明によるジッタ測定シ
ステムは、垂直ブランキング期間以外の期間に、ペデス
タルレベルに対し、水平同期信号と極性が反転していて
その幅も高さも水平同期信号と同等なパルスを映像情報
とし、該情報を同期信号に付加したものを、外部要因に
基づいて周波数変調することにより、ジッタを含んだテ
スト用映像信号を生成するテスト用映像信号発生部と、
前記テスト用映像信号を時間軸補正する時間軸補正手段
と、この時間軸補正手段からの前記テスト用映像信号
を、垂直ブランキング期間以外の部分で反転する信号反
転部と、この信号反転部にて反転処理されたテスト用映
像信号の水平同期に相当する部分のジッタを測定する第
1の手段と、前記テスト用映像信号発生部から前記テス
ト用映像信号を入力し、該テスト用映像信号の水平同期
部分のジッタを測定する第2の手段と、前記第1の手段
からの第1のジッタ測定量と前記第2の手段からの第2
のジッタ測定量との比をとることにより、前記時間軸補
正手段のジッタ抑圧特性を測定する手段とを具備したこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項3記載の本発明によるジッタ測定シ
ステムは、垂直ブランキング期間以外の期間に、ペデス
タルレベルに対し、水平同期信号と極性が反転していて
その幅も高さも水平同期信号と同等なパルスを映像情報
とし、該情報を同期信号に付加したものを、テスト用映
像信号として発生するテスト用映像信号発生部と、映像
信号を記録・再生することが可能な記録再生装置内に設
けられ、前記テスト用映像信号を前記記録再生装置に記
録し該装置から再生したテスト用映像信号を時間軸補正
する時間軸補正手段と、この時間軸補正手段からの前記
テスト用映像信号を、垂直ブランキング期間以外の部分
で反転する信号反転部と、この信号反転部にて反転処理
されたテスト用映像信号の水平同期に相当する部分のジ
ッタを測定する手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明においては、残留ジッタを
有する映像信号部分が、信号反転部によりH−SYNC
信号となり、ジッタを持たないSYNCすげ替え部は負
極性であったものが正極性の映像情報となる。従って、
垂直ブランキング期間以外で反転処理された映像信号
(即ち、H−SYNC信号)を同期分離してジッタ検出
を行えば、時間軸補正(TBC)経由後の残留ジッタを
モニタ画面上で、或いはジッタ出力端子(JITTER OUT)
において定量的に測定することができる。これによっ
て、TBC回路単体のジッタ抑圧性能を測定できる。
【0017】請求項2記載の発明においては、第1のジ
ッタ測定手段のTBC出力側ジッタ量と第2のジッタ測
定手段のTBC入力側のジッタ量の比をとることによ
り、TBC回路の入出力におけるジッタ測定量の入出力
比を測定でき、従ってTBC回路のジッタ抑圧特性を測
定できる。
【0018】請求項3記載の発明においては、テスト用
映像信号をVTR等の記録再生装置に記録した後、同記
録再生装置にて再生されるTBC処理後の映像信号を、
信号反転処理を伴うジッタ測定手段に入力することによ
り、TBC内蔵の記録再生装置における再生残留ジッタ
を測定できる。
【0019】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例のジッタ測定システムを示すブロ
ック図である。
【0020】図1において、図5と同一部分には同符号
を付して説明する。即ち、同期分離回路11,ジッタ検
出回路12,増幅器13,フィルタ14,マーカ発生回
路15,混合回路16,ジッタ出力端子(JITTER OU
T),及びスイッチSW0 から成るジッタ測定部分は、
図5の構成と同様である。本実施例では、上記の従来例
の回路(図6)における入力端子(VIDEO IN)と同期分
離回路11との間に、極性反転回路41,同期分離回路
42,垂直ブランキング発生回路43,及びスイッチS
W1 から成る信号反転部を設ける一方、上記従来例の回
路とは別に、電圧制御発振器(VCO)51,同期信号
発生回路52,及び正パルス発生回路53から成るテス
ト用映像信号発生部を設けた構成としてあり、更に破線
枠にて示すジッタ測定装置10Aを用いて、TBC回路
20単体の残留ジッタを測定する全体構成が示してあ
る。
【0021】図1におけるジッタ測定装置10AのVC
O入力端子(VCO IN)には正弦波電圧を発生する外部発
振器60が接続され、ジッタ測定装置10Aのテスト信
号出力端子(TEST OUT)から出力されるテスト用映像信
号はTBC回路20に入力し、TBC回路20(図6)
を通したテスト用映像信号はジッタ測定装置10Aのビ
デオ入力端子(VIDEO IN)に入力されている。端子(VI
DEO IN)に入ったテスト用映像信号は信号反転処理及び
ジッタ測定処理を受けてモニタ出力端子(MONITOR OU
T) から出力され、モニタ70のビデオ入力端子に供給
される。
【0022】前記テスト用映像信号発生部(51〜5
3)では、外部発振器60からの外部入力正弦波信号を
VCO入力端子(VCO IN)に入力し、該入力信号を直流
カット用のコンデンサC1 を通した後、直流電源+B1
,及び抵抗R1 ,R2 から成る直流バイアス回路を通
して正弦波信号に直流バイアスを与え、制御電圧として
VCO51に供給する。VCO51はこの制御電圧(直
流電圧の上に正弦波電圧が重畳した電圧)にて発振し、
出力されるパルスは正弦波に基づく周波数変動を有した
パルスである。このパルスは同期信号発生回路52及び
正パルス発生回路53にテスト信号作成クロックとして
供給される。同期信号発生回路52及び正パルス発生回
路53は共に、該クロックをカウントして同期信号及び
正パルスを作成するので、前記の周波数変動を持ったク
ロックによって作成される同期信号及び正パルスは共に
外部入力正弦波の周波数変調(即ちジッタ)を受けたも
のとなる。同期信号と正パルスは、加算器54にて合成
され、テスト信号出力端子(TEST OUT)からジッタを有
するテスト信号が出力される。このテスト信号は、垂直
ブランキング期間以外の期間に、ペデスタルレベルに対
し、水平同期信号と極性が反転していてその幅も高さも
水平同期信号と同等なパルスを映像情報とし、該情報を
同期信号に付加したものである。テスト信号は例えばT
BC回路20(図6)を経由してTBC補正されビデオ
入力端子(VIDEO IN)に供給される。
【0023】前記信号反転部(41〜43)では、入力
端子(VIDEO IN)から入力される映像信号(同期信号を
含む)を、そのままスイッチSW1 の端子aに供給する
一方、極性反転回路41を通してスイッチSW1 の端子
bに供給しており、スイッチSW1 から出力される信号
を前記同期分離回路11に入力信号として供給するよう
にしている。また、入力端子(VIDEO IN)に入力された
映像信号からは同期分離回路42にて同期信号(垂直同
期信号V及び水平同期信号H)が分離され、さらにそれ
らを基にして垂直ブランキング期間を示す垂直ブランキ
ングパルスが垂直ブランキング発生回路43にて作成さ
れる。この垂直ブランキングパルスの幅はモード設定信
号にて切換え可能となっている。垂直ブランキングパル
スは切換信号としてスイッチSW1 に供給され、その入
力端a,bを切り換える。スイッチSW1 は、ブランキ
ング期間は入力端aに切り換えられ、入力映像信号をそ
のまま通過させ、それ以外の期間では入力端bに切り換
えられ、入力映像信号を極性反転回路41にて反転した
ものを通過させる。スイッチSW1 にて反転処理された
信号は、同期分離回路11,ジッタ検出回路12,増幅
器13,及びフィルタ14を通り、マーカ発生回路15
にてマーカが付加された映像信号と混合回路16で混合
され、スイッチSW0 の端子bを通してモニタ出力端子
(MONITOR OUT)からモニタ70上に表示される。
【0024】この構成においては、VCO入力端子(VC
O IN)に入力された正弦波に基づいてジッタを有するテ
スト用映像信号が作成され、テスト信号出力端子(TEST
OUT)から供試のTBC回路20に入力し、そのTBC
回路20にてSYNCすげ替えを施したTBC出力をビ
デオ入力端子(VIDEO IN)に入力する。TBC出力に
は、H−SYNC信号にジッタは無いが映像情報部分に
残留ジッタが存在している。入力端子(VIDEO IN)に入
力された信号は、垂直ブランキング期間以外の期間にお
いて極性反転され、この反転されたテスト信号にはジッ
タを含んだ映像情報部分が水平同期信号として存在して
いるので、同期分離後にジッタ検出すると、水平同期部
分の残留ジッタが検出され、そのジッタ検出信号を、マ
ーカを含んだ映像信号と混合した後、モニタ出力端子
(MONITOR OUT) からモニタ70に出力する。モニタ7
0にはマーカと共に残留ジッタが表示される。
【0025】以上の動作を、図2を参照して説明する。
いま、図1のシステム例のように、TBC回路20単体
のジッタ抑圧性能を測定する場合を考える。図2(a) は
図1のVCO入力端子(VCO IN)に外部正弦波を入力し
ない場合に、図1のテスト信号出力端子(TEST OUT)に
出力されるテスト信号出力を示している。図2(b) は図
1のVCO入力端子(VCO IN)に外部正弦波を入力した
場合に、VCO変調されてテスト信号出力端子(TEST O
UT)から出力されるテスト信号出力を示している。この
テスト信号出力における同期信号部分及び映像部分には
共にジッタを有している。図2(c) は図2(b) のテスト
信号をTBC回路20を通してSYNCすげ替えを行っ
たTBC出力(TBC OUT)を示している。このTBC出
力には同期部分にジッタは無いが映像部分に残留ジッタ
が存在している。図2(d) は図2(c) のTBC出力をジ
ッタ測定装置10Aのビデオ入力端子(VIDEO IN)に入
力し、10A内で垂直ブランキング期間以外の期間を極
性反転処理した信号を示している。この反転処理された
信号では、水平同期信号に当たる部分に残留ジッタが生
じているので、ジッタ検出してモニタ70に供給すれ
ば、モニタ画面上に残しし留ジッタが表示される。
【0026】次に、図1の動作を図2を参照しながら詳
しく説明する。ジッタ測定装置10AのVCO入力端子
(VCO IN)に適当なピーク・ピーク電圧を持つ交流波
形、例えば正弦波を入力する。正弦波のレベル及び周波
数は、VCO51から出力されるテスト信号作成クロッ
クの周波数変動幅(デビエーション)及び周波数変動分
を決定するから、このクロックをカウントして同期信号
発生回路52にて作成される同期信号と正パルス発生回
路12にて作成される正パルスは共に外部入力正弦波の
変調を受け、結局テスト信号出力端子(TEST OUT)から
はジッタを有する図2(b) のようなテスト信号が出力さ
れることになる。
【0027】さて、このようにジッタを有するテスト信
号を供試のTBC回路20に入力し、そのTBC出力
(図2(c) 参照)をジッタ測定装置10Aのビデオ入力
端子(VIDEO IN)に入力する。入力端子(VIDEO IN)に
入力された信号は同期分離回路42にて、垂直及び水平
の同期分離が行われ、さらにそれらを基にして垂直ブラ
ンキング期間を示す垂直ブランキングパルスが垂直ブラ
ンキング発生回路43にて作成される。垂直ブランキン
グパルスはスイッチSW1 を切り換え、垂直ブランキン
グ区間は入力映像信号をそのまま通過させ、それ以外の
区間では信号を極性反転回路41にて反転させる(図2
(d) 参照)。反転処理された信号は、同期分離回路1
1,ジッタ検出回路12,増幅器13,フィルタ14を
通り、マーカ発生回路15にて、マーカを付加された映
像信号と混合回路16にて混合されてモニタ70上に表
示される。
【0028】以上の実施例では、H−SYNC部,映像
信号部ともにジッタを有する図2(b)のようなテスト信
号を発生させ、この信号を供試のTBC回路20に入力
し、さらにSYNCがすげ替えられたTBC出力を垂直
ブランキング期間以外の区間で極性反転した後、同期信
号分離及びジッタ検出を行うことで、TBC経由後の残
留ジッタを測定できる。これによって、TBC回路20
単体のジッタ抑圧性能を測定することが可能となる。
【0029】図3は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。この実施例は、図1のジッタ測定装置10A
を用いてTBC回路20単体のジッタ抑圧特性を、ジッ
タの伝達関数を測定することにより得るシステムを示す
ものである。図1のジッタ測定装置10Aのテスト信号
出力をTBC回路20に入力する一方、図5に示した従
来のジッタ測定装置10のビデオ入力端子(VIDEOIN)
に入力する。ジッタ測定装置10AのVCO51には基
準となるバイアス電圧VREF に外乱が加わっており、テ
スト信号出力にはジッタを生じているものとする。TB
C回路20の出力(SYNCすげ替えされたTBC出
力)はジッタ測定装置10Aのビデオ入力端子(VIDEO
IN)に入力され、信号反転処理されることによってTB
C出力の映像部分に生じていた残留ジッタをモニタ70
に出力して画面表示する。一方、ジッタ測定装置10A
のジッタ出力端子(JITTER OUT)に得られるジッタ出力
G2 と、前記従来のジッタ測定装置10のジッタ出力端
子(JITTER OUT)に得られるジッタ出力G1 とをサーボ
アナライザ80入力し、このサーボアナライザ80にて
TBC回路20の入出力におけるジッタ測定量の入出力
比を測定する構成としてある。これにより、供試のTB
C回路20のジッタ抑圧特性は伝達関数H(s) (H(s)
=G2(s) /G1(s) )として求められる。
【0030】図4は本発明のもう1つの他の実施例を示
すブロック図である。この実施例は、図1のジッタ測定
装置10Aを用いてTBC回路内蔵VTRの再生残留ジ
ッタを測定するシステムを示すものである。図1のジッ
タ測定装置10Aのテスト信号出力端子(TEST OUT)を
TBC回路内蔵VTR90の記録入力端子(REC)に入
力し、VTR90の再生出力端子(PLAY) をジッタ測
定装置10Aのビデオ入力端子(VIDEO IN)に接続す
る。ジッタ測定装置10Aのモニタ出力端子(MONITOR
OUT) はモニタ70のビデオ入力端子に接続している。
TBC回路内蔵VTR90の再生ジッタを測定する際に
は、VCO変調をかけない(従って、端子VCO INへの外
部入力が無い)テスト信号作成クロックに基づいて生成
したテスト信号をVTR90に記録し、次にVTR90
から出力された再生映像信号をジッタ測定装置10Aの
ビデオ入力端子(VIDEO IN)に入力しており、後の動作
・作用はTBC回路単体の場合(図1の場合)と全く同
様である。
【0031】尚、以上述べた実施例では、ジッタ測定装
置10Aの出力テスト信号において、H−SYNC信号
と付加した正パルスとの時間軸方向の位置関係は、信号
反転処理によるSYNCパルス切換え部分での画面上部
スキューを低減する意味から、出来るだけ近づけるのが
望ましい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、TB
C回路経由後の映像信号の残留ジッタを測定できる。従
って、TBC回路単体の残留ジッタを測定できることは
勿論のこと、TBC回路内蔵VTRの再生残留ジッタを
測定でき、ジッタ抑圧性能の正確な評価や、TBC回路
及びTBC内蔵VTRの開発及び設計業務の効率化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のジッタ測定システムを示す
ブロック図。
【図2】図1の動作を説明する波形図及びモニタ出力画
面を示す図。
【図3】本発明の他の実施例のジッタ測定システムを示
すブロック図。
【図4】本発明のもう1つの他の実施例のジッタ測定シ
ステムを示すブロック図。
【図5】従来のジッタ測定装置を示すブロック図。
【図6】メモリを用いたTBC回路のブロック図。
【図7】TBCによるジッタ低減の原理を概念的に示す
図。
【図8】SYNCすげ替えを行うTBC回路の出力波形
とモニタ出力画面を示す図。
【符号の説明】
10A…ジッタ測定装置 11,42…同期分離回路 12…ジッタ検出回路 15…マーカ発生回路 16…混合回路 41…極性反転回路 43…垂直ブランキング回路 51…電圧制御発振器 52…同期信号発生回路 53…正パルス発生回路 54…加算器 11〜16…ジッタ測定手段 41〜43…信号反転部 51〜54…テスト用映像信号発生部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直ブランキング期間以外の期間に、ペデ
    スタルレベルに対し、水平同期信号と極性が反転してい
    てその幅も高さも水平同期信号と同等なパルスを映像情
    報とし、該情報を同期信号に付加したものを、外部信号
    に基づいて周波数変調することにより、ジッタを含んだ
    テスト用映像信号を生成するテスト用映像信号発生部
    と、 前記テスト用映像信号を時間軸補正する時間軸補正手段
    と、 この時間軸補正手段からの前記テスト用映像信号を、垂
    直ブランキング期間以外の部分で反転する信号反転部
    と、 この信号反転部にて反転処理されたテスト用映像信号の
    水平同期に相当する部分のジッタを測定する手段とを具
    備したことを特徴とするジッタ測定システム。
  2. 【請求項2】垂直ブランキング期間以外の期間に、ペデ
    スタルレベルに対し、水平同期信号と極性が反転してい
    てその幅も高さも水平同期信号と同等なパルスを映像情
    報とし、該情報を同期信号に付加したものを、外部要因
    に基づいて周波数変調することにより、ジッタを含んだ
    テスト用映像信号を生成するテスト用映像信号発生部
    と、 前記テスト用映像信号を時間軸補正する時間軸補正手段
    と、 この時間軸補正手段からの前記テスト用映像信号を、垂
    直ブランキング期間以外の部分で反転する信号反転部
    と、 この信号反転部にて反転処理されたテスト用映像信号の
    水平同期に相当する部分のジッタを測定する第1の手段
    と、 前記テスト用映像信号発生部から前記テスト用映像信号
    を入力し、該テスト用映像信号の水平同期部分のジッタ
    を測定する第2の手段と、 前記第1の手段からの第1のジッタ測定量と前記第2の
    手段からの第2のジッタ測定量との比をとることによ
    り、前記時間軸補正手段のジッタ抑圧特性を測定する手
    段とを具備したことを特徴とするジッタ測定システム。
  3. 【請求項3】垂直ブランキング期間以外の期間に、ペデ
    スタルレベルに対し、水平同期信号と極性が反転してい
    てその幅も高さも水平同期信号と同等なパルスを映像情
    報とし、該情報を同期信号に付加したものを、テスト用
    映像信号として発生するテスト用映像信号発生部と、 映像信号を記録・再生することが可能な記録再生装置内
    に設けられ、前記テスト用映像信号を前記記録再生装置
    に記録し該装置から再生したテスト用映像信号を時間軸
    補正する時間軸補正手段と、 この時間軸補正手段からの前記テスト用映像信号を、垂
    直ブランキング期間以外の部分で反転する信号反転部
    と、 この信号反転部にて反転処理されたテスト用映像信号の
    水平同期に相当する部分のジッタを測定する手段とを具
    備したことを特徴とするジッタ測定システム。
JP4120831A 1992-05-13 1992-05-13 ジッタ測定システム Pending JPH05316474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636387B2 (en) 2002-02-26 2009-12-22 Advantest Corporation Measuring apparatus and measuring method

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