JPH0531641Y2 - - Google Patents

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JPH0531641Y2
JPH0531641Y2 JP1985152268U JP15226885U JPH0531641Y2 JP H0531641 Y2 JPH0531641 Y2 JP H0531641Y2 JP 1985152268 U JP1985152268 U JP 1985152268U JP 15226885 U JP15226885 U JP 15226885U JP H0531641 Y2 JPH0531641 Y2 JP H0531641Y2
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JP
Japan
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heat
shrinkable
layer
photosensitive material
photosensitive
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JP1985152268U
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JPS6260939U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は感光材料に係り、特に印画紙上にプリ
ントした写真画像に凹部を形成して立体的な写真
画像を提供する感光材料に関する。
〔考案の背景〕
従来の印画紙は、シート状の支持体の一方の面
にハロゲン化銀ゼラチン乳剤を塗布、乾燥して感
光層を形成して構成されている。このため、現像
したときの像は平面状である。
ところで、近時、ユーザの写真に対する要求が
多様化してきたため、風景写真やポートレート等
の画面をキヤンバス布にラミネートし、画像等に
合わせて、フオトキヤンバス上を凹凸形状に立体
形成したものが提供されている。このような考案
に関連する技術としては特開昭54−8012号公報が
ある。
しかしながら、従来のフオトキヤンバスでは裏
紙をはがして布に貼着するため製作に手数がかか
ると共に、写真に現れる凹凸形状は布の凹凸形状
に左右されるためユーザの好みに応じた凹凸形状
ができない、という問題がある。又、フオトキヤ
ンパスは写真画像立体形成に際して凹凸形状の深
みにきめ細かい調整ができるのが望まれている。
〔考案の目的〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で写真画像に合わせて凹部を形成して画像面を立
体的に形成することができる感光材料を提案する
ことを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は前記目的を達成するために、シート状
の支持体と、支持体に形成される感光層とから構
成される感光材料に於いて、前記支持体に異なる
温度で熱収縮可能な2以上の熱収縮材を含有する
熱収縮層を形成することを特徴としている。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本考案に係る感光材料の
実施例を詳説する。
第1図は本考案に係る感光材料の断面図であ
る。第1図に示すように、感光材料10の紙支持
体11の両面には樹脂が塗布され樹脂層12が形
成される。樹脂層12にはチタンホワイト等が含
有され、樹脂コート紙14が構成されている。樹
脂コート紙14の上面には高温加熱によつて体積
収縮を起こす高温熱収縮層16が形成され、高温
熱収縮層16には高温熱収縮材として発泡ポリス
チレンが含有され、ポリスチレンの発泡18が形
成されている。発泡18の殻壁は70℃乃至80℃付
近で溶融破壊され、この溶融破壊によつて高温熱
収縮層16が収縮する。
高温熱収縮層16の上面には更に低温熱収縮層
20が形成され、低温熱収縮層20には低温熱収
縮材として発泡ポリエチレンが含有されている。
ポリエチレンの発泡22の殻壁は40℃乃至50℃付
近で溶融破壊され、この溶融破壊によつて低温熱
収縮層20が収縮する。又、低温熱収縮層20の
上面には感光層24が形成され、感光層24はカ
プラー等の色素形成剤を含む多層ハロゲン化銀ゼ
ラチン乳剤が塗布されて形成される。
前記の如く構成された本考案に係る感光材料に
よれば、感光材料10の感光層24にはプリント
処理が施され、ポートレート等が形成される。立
体化を施すポートレート上の顔又は背景等の画像
面には第2図に示すように高温加熱ペン30又
は、低温加熱ペン32が押圧される。低温加熱ペ
ン32は40℃乃至50℃付近で使用され、感光材料
10の画像面を低温加熱ペン32で加熱処理する
と、画像面下層の低温熱収縮層20は発泡22が
破壊されて軽度の凹部34が形成される。一方、
高温加ペン30は70℃乃至80℃付近で使用され、
加熱処理される画像面下層の低温熱収縮層20及
び高温熱収縮層16の発泡18及び22が破壊さ
れ深い凹部36が形成される。これにより感光材
料10の特定部分が凹形状に形成され、感光層2
4に焼付されたポートレート面は立体化される。
又、凹部36は凹部34に比べて高温熱収縮層2
0の厚みだけ深く形成されるので、低温加熱ペン
32と高温加熱ペン30とを使い分けることによ
つて凹形状の深さを調整することができる。これ
によりポートレート面は決め細く立体形成するこ
とができる。
前記実施例に於いて高温熱収縮層16と低温熱
収縮層20の2種類を用いたが、これに限るもの
ではなく、発泡溶融温度の異なる3種類以上の熱
収縮層を感光材料に適用してもよい。
前記実施例に於いて、高温熱収縮層16及び低
温熱収縮層20には発泡ポリスチレン及び発泡ポ
リエチレンを用いたが、換わりに各熱収縮層とし
てマイクロカプセル化した空泡ポリスチレン粒子
及び空泡ポリエチレン粒子をバインダ等と均一に
混合して感光材料10に適用してもよい。空泡ポ
リエチレンは40℃以上の加熱温度で溶融破壊さ
れ、空泡ポリスチレンは70℃以上の加熱温度で溶
融破壊される。このように構成された感光材料で
は各種のマイクロカプセル粒子量とバインダ量と
の混合比率を調整することにより、熱収縮層の収
縮率を適当に調整することができる。これにより
ポートレート面は、極めの細かい凹凸形状に形成
される。
第3図は本考案に係る感光材料の第2実施例を
示す断面図である。第3図に示す樹脂コート紙1
4、感光層24は第1図に示す部材と同一なので
その詳しい説明を省略する。本実施例は樹脂コー
ト紙14と感光層24との間に熱収縮層40を形
成し、熱収縮層40内にはマクロカプセル化した
空泡ポリスチレン42(白抜きの丸)及び空泡ポ
リエチレン(黒塗りの丸)44が均一にバインダ
と共に分散されている。空泡ポリスチレン42は
約70℃以上の加熱温度で溶融破壊され、空泡ポリ
エチレン44は約40℃以上の加熱温度で溶融破壊
される。
このような構成に於いて、低温ペン32で特定
の感光層24を押圧すると、熱収縮層40内の空
泡ポリエチレン44のみが溶融されて破壊され、
感光材料10には第2図に示すような軽度の凹部
34が形成される。又、高温ペン30で特定の感
光層24を押圧すると、熱収縮層40内の空泡ポ
リスチレン42及び空泡ポリエチレン44が溶融
破壊され、感光材料10には第2図に示すような
深い凹部36が形成される。
前記実施例では熱収縮層40を樹脂コート紙1
4と感光層24との間に設けたが、空泡ポリスチ
レン42(白抜きの丸)と空泡ポリエチレン(黒
塗りの丸)44を感光層24中の乳化剤に分散さ
せて、熱収縮層40と感光層を一体化してもよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る感光材料によ
れば、感光材料に施した熱収縮層は感光層面を凹
凸状に形成できるので、感光層を陽画化して得ら
れた写真画像を容易に立体化することができる。
又、感光材料に異なる加熱温度で熱収縮可能な2
種類以上の熱収縮材を含有する熱収縮層を形成し
たので、写真画像にきめ細かく立体化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る感光材料の断面図、第2
図は陽画化された感光材料に凹部を形成する例を
示す概略図、第3図は本考案の第2実施例を示す
断面図、第4図は本考案の第3実施例を示す断面
図である。 10……感光材料、14……樹脂コート紙、1
6……高温熱収縮層、18……発泡、20……低
温熱収縮層、22……発泡。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シート状の支持体と、支持体に形成される感
    光層とから構成される感光材料に於いて、前記
    支持体に異なる温度で熱収縮可能な2以上の熱
    収縮材を含有する熱収縮層を形成し、写真画像
    の絵に合わせて前記熱収縮層を加熱することに
    より加熱部分を収縮させて凹部を形成させるこ
    とを特徴とする感光材料。 (2) 前記熱収縮材を発泡樹脂とすることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の感光
    材料。 (3) 前記熱収縮材を発泡ポリスチレンと発泡ポリ
    エチレンから構成することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の感光材料。 (4) 前記熱収縮材を樹脂の空泡マイクロカプセル
    粒子とすることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の感光材料。 (5) 前記熱収縮材をポリスチレン及びポリエチレ
    ンの空泡マイクロカプセル粒子とすることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    感光材料。
JP1985152268U 1985-10-04 1985-10-04 Expired - Lifetime JPH0531641Y2 (ja)

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JPS6260939U JPS6260939U (ja) 1987-04-15
JPH0531641Y2 true JPH0531641Y2 (ja) 1993-08-13

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ID=31070092

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352441A (en) * 1976-10-25 1978-05-12 Sanwa Kk Master drawing film for projection
JPS5373141A (en) * 1976-12-11 1978-06-29 Toshimichi Kobayashi Vesicant printing body
JPS605476A (ja) * 1983-06-20 1985-01-12 Sharp Corp 磁気記録再生装置

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5373141A (en) * 1976-12-11 1978-06-29 Toshimichi Kobayashi Vesicant printing body
JPS605476A (ja) * 1983-06-20 1985-01-12 Sharp Corp 磁気記録再生装置

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Publication number Publication date
JPS6260939U (ja) 1987-04-15

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