JPH0531595U - 加熱殺菌装置 - Google Patents

加熱殺菌装置

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JPH0531595U
JPH0531595U JP8016891U JP8016891U JPH0531595U JP H0531595 U JPH0531595 U JP H0531595U JP 8016891 U JP8016891 U JP 8016891U JP 8016891 U JP8016891 U JP 8016891U JP H0531595 U JPH0531595 U JP H0531595U
Authority
JP
Japan
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container
pressure
steam
air
control valve
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Withdrawn
Application number
JP8016891U
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English (en)
Inventor
正博 白川
栄治 兼子
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0531595U publication Critical patent/JPH0531595U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力容器内での加熱殺菌温度を100℃以下
に保持することを可能とした。 【構成】 圧力容器12内に蒸気流量制御弁15を介し
て蒸気発生装置14に連る蒸気供給管13と、該蒸気供
給管13からの蒸気の供給により容器内の空気を排出し
て閉じる空気抜弁17と該空気抜弁17の閉鎖により容
器内の圧力を検出する圧力センサ16とを設け、該圧力
センサ16を介して前記蒸気流量制御弁15を容器内圧
力が大気圧以下の規定値になるように制御させるように
したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は食品の加熱・殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来の食品の加熱・殺菌装置の概要を示す。 食品1は圧力容器2内に置かれており圧力容器2内には熱水を散布する散水装 置3が設けられ、該散水装置3は容器の外に設けられた加熱水を貯えるタンク4 Aとポンプ5Aを介して連結すると共に容器の外に設けられた殺菌水を貯えるタ ンク4Bとポンプ5Bを介して連結されている。食品1は最初加熱水を散布され 規定の温度まで上げられた後、殺菌水を規定時間散布され殺菌される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この様に従来方式に於いては熱水に依り加熱・殺菌を行なっていた為、食品1 が複雑な形状、例えば缶詰を複数個積み上げた様な場合は下の方や中央部の食品 は加熱・殺菌されにくいという欠点があった。又、蒸気を用いた加熱・殺菌の例 もあるが、この場合は殺菌温度が100°C以上となってしまい、風味が損なわ れる事が有った。
【0004】 本考案はかかる問題点に対処するため開発されたものであって圧力容器内の温 度を一定に保つことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1を用いて説 明すると本考案は圧力容器12内に蒸気流量制御弁15を介して蒸気発生装置1 4に連る蒸気供給管13と、該蒸気供給管13からの蒸気の供給により容器12 内の空気を排出して閉じる空気抜弁17と、該空気抜弁17の閉鎖により容器1 2内の圧力を検出する圧力センサ16とを設け、該圧力センサ16を介して前記 蒸気流量制御弁15を容器12内圧力が大気圧以下の規定値になるように制御さ せることを特徴とする。
【0006】
【作用】
そして本考案は上記の手段により蒸気発生装置から送られて来た蒸気は蒸気流 量制御弁を通り、容器内の蒸気供給管から容器内に供給される。最初の行程では 空気抜弁を開き容器内の空気を蒸気の押し圧により容器外に排出する。次に空気 抜弁を閉じる。容器に供給された蒸気は食品の表面で凝縮し、熱を食品に与える と同時に復水として容器下部に溜まる。蒸気の凝縮に伴ない容器内の圧力は下が って行く。その後は容器内の圧力を検出する圧力センサにより蒸気流量制御弁を 制御し、容器内圧力が大気圧以下の規定値になる様にする。この結果、食品の表 面に凝縮する水は容器内圧力に応じた温度になる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図1を参照して説明する。 食品11を加熱・殺菌する為の圧力容器12内には蒸気供給管13が設置して あり、蒸気発生装置14から送られた蒸気は蒸気流量制御弁15を経由して蒸気 供給管13から容器内に供給される。容器12には蒸気流量制御弁15を制御す る為の圧力センサ16及び空気抜弁17,17が設けてある。
【0008】 以上の構成において、まず大気圧より若干高目の圧力で蒸気を容器12に供給 すると同時に空気抜弁17,17を開き、容器12の中の空気を外へ排出する。 次に空気抜弁17,17を閉じ、圧力センサ16の設定値を低くする。容器12 内に充満した蒸気は食品11の表面で冷やされ凝縮し、復水として容器底12A に溜まる為、容器内の圧力は低くなって行く。
【0009】 その後は容器12内の圧力が圧力センサ16の設定値になる様に蒸気流量制御 弁15で蒸気流量を制御する事に依り圧力を規定値に保つ。即ち蒸気の飽和温度 を規定値に保つ事が出来る。 加熱・殺菌時の各条件の例を図2に示す。 (1)の間は空気抜弁17,17を開きながら大気圧より若干高めの蒸気を供 給している。食品はこの間100℃の飽和蒸気で加熱される。
【0010】 (2)の間は空気抜弁17,17を閉じ圧力センサ15を−0.52atgに 設定している。この時、蒸気の飽和温度、即ち食品11の表面への凝縮水温は8 0℃である。以上(1)(2)の間が加熱区間である。 (3)の間は殺菌区間であり圧力センサを−0.61atgに設定している。 この時、蒸気の飽和温度は75℃であり食品は75℃に保たれる。
【0011】 以上の加熱・殺菌はあくまで蒸気の凝縮によって行なわれる為、複雑な形状の 食であっても均一に処理する事が出来る。
【0012】
【考案の効果】
このように本考案によるときは圧力容器内に蒸気流量制御弁を介して蒸気発生 装置に連る蒸気供給管と、該蒸気供給管からの蒸気の供給により容器内の空気を 排出して閉じる空気弁と、該空気弁の閉鎖により容器内の圧力を検出するセンサ とを設け、該センサを介して前記蒸気流量制御弁を容器内圧力が大気圧以下の規 定値になるように制御させたものであるから容器内の加熱殺菌温度を規定値に保 つことができ複雑な形状の食品でも均一に且つ規定の温度で処理することができ 部分的な殺菌不良や風味の損失を防ぐことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略図である。
【図2】本考案に於ける処理の一例を示す説明図であ
る。
【図3】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
12 圧力容器 13 蒸気供給管 14 蒸気発生装置 15 蒸気流量制御弁 16 圧力センサ 17 空気抜弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器内に蒸気流量制御弁を介して蒸
    気発生装置に連る蒸気供給管と、該蒸気供給管からの蒸
    気供給により容器内の空気を排出して閉じる空気抜弁
    と、該空気抜弁の閉鎖により容器内の圧力を検出する圧
    力センサとを設け、該圧力センサを介して前記蒸気流量
    制御弁を容器内圧力が大気圧以下の規定値になるように
    制御させるようにしたことを特徴とする加熱殺菌装置。
JP8016891U 1991-10-02 1991-10-02 加熱殺菌装置 Withdrawn JPH0531595U (ja)

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JP8016891U JPH0531595U (ja) 1991-10-02 1991-10-02 加熱殺菌装置

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JP8016891U JPH0531595U (ja) 1991-10-02 1991-10-02 加熱殺菌装置

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JPH0531595U true JPH0531595U (ja) 1993-04-27

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JP8016891U Withdrawn JPH0531595U (ja) 1991-10-02 1991-10-02 加熱殺菌装置

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Effective date: 19960208