JPH05315959A - アナログディジタル変換器 - Google Patents
アナログディジタル変換器Info
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- JPH05315959A JPH05315959A JP11628892A JP11628892A JPH05315959A JP H05315959 A JPH05315959 A JP H05315959A JP 11628892 A JP11628892 A JP 11628892A JP 11628892 A JP11628892 A JP 11628892A JP H05315959 A JPH05315959 A JP H05315959A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直並列型のアナログディジタル変換器におい
て、回路規模、消費電力を削減しさらに変換精度を向上
させ、集積回路化を簡単にする。 【構成】 パイプライン直並列型のアナログディジタル
変換器において、上位側のアナログディジタル変換結果
をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換回路
と、サンプルホールド回路と、入力信号とディジタルア
ナログ変換の出力電圧の差をとり増幅する減算増幅器と
の構成を、図1(b)に示すように容量とスイッチと、
1個の演算増幅器による構成とする。 【効果】 演算増幅器が1個で済み、回路規模、消費電
力を削減できる。さらに、ディジタルアナログ変換方式
を容量列による構成とするため、抵抗列構成よりも高精
度を実現できる。
て、回路規模、消費電力を削減しさらに変換精度を向上
させ、集積回路化を簡単にする。 【構成】 パイプライン直並列型のアナログディジタル
変換器において、上位側のアナログディジタル変換結果
をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換回路
と、サンプルホールド回路と、入力信号とディジタルア
ナログ変換の出力電圧の差をとり増幅する減算増幅器と
の構成を、図1(b)に示すように容量とスイッチと、
1個の演算増幅器による構成とする。 【効果】 演算増幅器が1個で済み、回路規模、消費電
力を削減できる。さらに、ディジタルアナログ変換方式
を容量列による構成とするため、抵抗列構成よりも高精
度を実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログディジタル変
換器に利用され、特に、直並列型のアナログディジタル
変換器に関する。
換器に利用され、特に、直並列型のアナログディジタル
変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直並列型のアナログディジタル変
換器は、図4に示すように、入力端子8に入力される入
力信号を標本化し保持する第一のサンプルホールド回路
(S/H)1と、その標本化された電圧の内上位n1ビ
ットをアナログディジタル変換する第1のアナログディ
ジタル変換回路(A−D)2と、第1のサンプルホール
ド回路1の出力電圧を再度標本化し保持する第二のサン
プルホールド回路3と、第1のアナログディジタル変換
結果をディジタルアナログ変換するn1ビットのディジ
タルアナログ変換回路(D−A)4と、ディジタルアナ
ログ変換回路4の出力と第2のサンプルホールド回路3
の出力との差をとり減算結果を増幅する減算増幅器5
と、増幅した信号から下位n2ビットをアナログディジ
タル変換する第2のアナログディジタル変換回路6とを
備えている。ここで、第1および第2のアナログディジ
タル変換の結果はn=n1+n2ビットのデータとして
出力される。
換器は、図4に示すように、入力端子8に入力される入
力信号を標本化し保持する第一のサンプルホールド回路
(S/H)1と、その標本化された電圧の内上位n1ビ
ットをアナログディジタル変換する第1のアナログディ
ジタル変換回路(A−D)2と、第1のサンプルホール
ド回路1の出力電圧を再度標本化し保持する第二のサン
プルホールド回路3と、第1のアナログディジタル変換
結果をディジタルアナログ変換するn1ビットのディジ
タルアナログ変換回路(D−A)4と、ディジタルアナ
ログ変換回路4の出力と第2のサンプルホールド回路3
の出力との差をとり減算結果を増幅する減算増幅器5
と、増幅した信号から下位n2ビットをアナログディジ
タル変換する第2のアナログディジタル変換回路6とを
備えている。ここで、第1および第2のアナログディジ
タル変換の結果はn=n1+n2ビットのデータとして
出力される。
【0003】第1および第2のアナログディジタル変換
回路2および6は、例えば、図5に示すような、並列型
アナログディジタル変換回路で構成される。入力端子2
1に入力される入力信号は、基準電圧Vref/2およ
び−Vref/2が、N1個(N1=2n1)の抵抗列
(201〜20N1 )によって分割された電圧を基準電
圧とするN1−1個のコンパレータ(211〜21(N
1 −1))によってディジタル値に変換され、エンコー
ダ22によってn1ビットのデータに変換される。
回路2および6は、例えば、図5に示すような、並列型
アナログディジタル変換回路で構成される。入力端子2
1に入力される入力信号は、基準電圧Vref/2およ
び−Vref/2が、N1個(N1=2n1)の抵抗列
(201〜20N1 )によって分割された電圧を基準電
圧とするN1−1個のコンパレータ(211〜21(N
1 −1))によってディジタル値に変換され、エンコー
ダ22によってn1ビットのデータに変換される。
【0004】また、ディジタルアナログ変換回路4は、
例えば、図6に示すような、それぞれ基準電圧Vref
/2および−Vref/2が与えられる基準電圧端子4
3および44間に接続された抵抗列(401〜40
N1 )、スイッチ(411〜41(N1 −1))、バッ
ファアンプ41、およびデコーダ42を含んで構成され
る。
例えば、図6に示すような、それぞれ基準電圧Vref
/2および−Vref/2が与えられる基準電圧端子4
3および44間に接続された抵抗列(401〜40
N1 )、スイッチ(411〜41(N1 −1))、バッ
ファアンプ41、およびデコーダ42を含んで構成され
る。
【0005】また、減算増幅器5は、例えば、図7に示
すように、入力端子56および57、抵抗51〜54、
演算増幅器55、ならびに出力端子58を含んで構成さ
れる。
すように、入力端子56および57、抵抗51〜54、
演算増幅器55、ならびに出力端子58を含んで構成さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の直並列型の
アナログディジタル変換器では、ディジタルアナログ変
換回路、減算増幅器、およびサンプルホールド回路の各
々に演算増幅器が必要であり、消費電力および回路規模
が非常に大きくなる課題があった。また、ディジタルア
ナログ変換器として抵抗列による電圧分割を用いるた
め、ディジタルアナログ変換精度が抵抗比で制限され、
8ビット以上の精度を出すのが困難である課題があっ
た。
アナログディジタル変換器では、ディジタルアナログ変
換回路、減算増幅器、およびサンプルホールド回路の各
々に演算増幅器が必要であり、消費電力および回路規模
が非常に大きくなる課題があった。また、ディジタルア
ナログ変換器として抵抗列による電圧分割を用いるた
め、ディジタルアナログ変換精度が抵抗比で制限され、
8ビット以上の精度を出すのが困難である課題があっ
た。
【0007】これらの課題は、集積回路化の場合に特に
問題となり、早急にその解決が望まれていた。
問題となり、早急にその解決が望まれていた。
【0008】本発明の目的は、前記の課題を解決するこ
とにより、回路規模および消費電力を削減し、さらに変
換精度を向上させ、集積回路化を容易にした、直並列型
のアナログディジタル変換器を提供することにある。
とにより、回路規模および消費電力を削減し、さらに変
換精度を向上させ、集積回路化を容易にした、直並列型
のアナログディジタル変換器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号を標
本化し保持するサンプルホールド回路と、このサンプル
ホールド回路の出力をn1(n=n1+n2、nは2以
上の自然数)ビットのディジタルデータに変換する第1
のアナログディジタル変換回路とを備えた直並列型のア
ナログディジタル変換器において、第1の演算回路を備
え、この第1の演算回路は、前記サンプルホールド回路
の出力を標本化する標本化容量と、前記第1のアナログ
ディジタル変換回路の出力コードに従って電荷を蓄積す
る容量の比が2のべき数であるn2個の容量列と、前記
標本化容量および前記容量列の電荷を加算し増幅する積
分容量および演算増幅器とを含み、この第1の演算回路
の出力をn2ビットのディジタルデータに変換する第2
のアナログディジタル変換回路を備えたことを特徴とす
る。
本化し保持するサンプルホールド回路と、このサンプル
ホールド回路の出力をn1(n=n1+n2、nは2以
上の自然数)ビットのディジタルデータに変換する第1
のアナログディジタル変換回路とを備えた直並列型のア
ナログディジタル変換器において、第1の演算回路を備
え、この第1の演算回路は、前記サンプルホールド回路
の出力を標本化する標本化容量と、前記第1のアナログ
ディジタル変換回路の出力コードに従って電荷を蓄積す
る容量の比が2のべき数であるn2個の容量列と、前記
標本化容量および前記容量列の電荷を加算し増幅する積
分容量および演算増幅器とを含み、この第1の演算回路
の出力をn2ビットのディジタルデータに変換する第2
のアナログディジタル変換回路を備えたことを特徴とす
る。
【0010】また、本発明は、請求項1記載のアナログ
ディジタル変換器において、第M(M=1、2、…、
M)の演算回路の出力と、第(M+1)のアナログディ
ジタル変換回路の出力とを入力し前記第1の演算回路と
同様の演算を行う第(M+1)の演算回路と、この第
(M+1)の演算回路の出力をn(M+1)ビットのデ
ィジタルデータに変換する第(M+1)のアナログディ
ジタル変換回路とを備えることができる。
ディジタル変換器において、第M(M=1、2、…、
M)の演算回路の出力と、第(M+1)のアナログディ
ジタル変換回路の出力とを入力し前記第1の演算回路と
同様の演算を行う第(M+1)の演算回路と、この第
(M+1)の演算回路の出力をn(M+1)ビットのデ
ィジタルデータに変換する第(M+1)のアナログディ
ジタル変換回路とを備えることができる。
【0011】
【作用】演算回路は、上位側のアナログディジタル変換
結果をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換
回路と、サンプルホールド回路と、入力信号とディジタ
ルアナログ変換の出力電圧の差をとり増幅する減算増幅
器とを一体化した構成となっている。
結果をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換
回路と、サンプルホールド回路と、入力信号とディジタ
ルアナログ変換の出力電圧の差をとり増幅する減算増幅
器とを一体化した構成となっている。
【0012】従って、回路規模および消費電力を削減す
ることが可能となり、集積回路化に好適となる。さら
に、ディジタルアナログ変換を容量列により行うため、
抵抗列によるよりも高精度が得られる。
ることが可能となり、集積回路化に好適となる。さら
に、ディジタルアナログ変換を容量列により行うため、
抵抗列によるよりも高精度が得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0014】図1(a)は本発明の第一実施例を示すブ
ロック構成図、および図1(b)はその演算回路の一例
を示す回路図である。
ロック構成図、および図1(b)はその演算回路の一例
を示す回路図である。
【0015】本第一実施例は、入力端子8からの入力信
号を標本化し保持する第1のサンプルホールド回路(S
/H)1と、このサンプルホールド回路1の出力をn1
ビット(n1=n−n2、nは2以上の自然数)のディ
ジタルデータに変換する第1のアナログディジタル変換
回路(A−D)2とを備えた直並列型のアナログディジ
タル変換器において、本発明の特徴とするところの、サ
ンプルホールド回路1の出力を標本化する標本化容量7
04と、第1のアナログディジタル変換回路2の出力コ
ードに従って電荷を蓄積する容量の比が2のべき数であ
るn2個の容量711〜71n1 からなる容量列と、標
本化容量704および容量列の電荷を加算し増幅する積
分容量707および演算増幅器709とを含む演算回路
7と、この演算回路7の出力をn2ビットのディジタル
データに変換する第2のアナログディジタル変換回路
(A−D)6とを備えている。
号を標本化し保持する第1のサンプルホールド回路(S
/H)1と、このサンプルホールド回路1の出力をn1
ビット(n1=n−n2、nは2以上の自然数)のディ
ジタルデータに変換する第1のアナログディジタル変換
回路(A−D)2とを備えた直並列型のアナログディジ
タル変換器において、本発明の特徴とするところの、サ
ンプルホールド回路1の出力を標本化する標本化容量7
04と、第1のアナログディジタル変換回路2の出力コ
ードに従って電荷を蓄積する容量の比が2のべき数であ
るn2個の容量711〜71n1 からなる容量列と、標
本化容量704および容量列の電荷を加算し増幅する積
分容量707および演算増幅器709とを含む演算回路
7と、この演算回路7の出力をn2ビットのディジタル
データに変換する第2のアナログディジタル変換回路
(A−D)6とを備えている。
【0016】そして、演算回路7は、詳しくは、正転入
力端子が接地電位に出力が出力端子701にそれぞれ接
続された演算増幅器709と、この演算増幅器709の
出力とその反転入力端子間にそれぞれ接続された容量値
がCである積分容量707および第1のスイッチ706
と、第1のサンプルホールド回路1の出力が入力される
入力端子700と演算増幅器709の反転入力端子間に
第2および第3のスイッチ703および705を介して
接続された容量が2n1-1Cである標本化容量704と、
一端が演算増幅器709の反転入力端子に共通接続され
他端がn2個のスイッチ721〜72n1 からなるスイ
ッチ列により入力される第1のアナログディジタル変換
回路2の出力コードによって基準電圧入力端子708ま
たは接地電位GNDに接続される各容量の比が2のべき
数としての、C/2、C、2C、…、2n1-1Cであるn
2個の容量711〜71n1 からなる容量列とを含んで
いる。なお、702は第1のアナログディジタル変換回
路2からのディジタル信号の入力端子である。
力端子が接地電位に出力が出力端子701にそれぞれ接
続された演算増幅器709と、この演算増幅器709の
出力とその反転入力端子間にそれぞれ接続された容量値
がCである積分容量707および第1のスイッチ706
と、第1のサンプルホールド回路1の出力が入力される
入力端子700と演算増幅器709の反転入力端子間に
第2および第3のスイッチ703および705を介して
接続された容量が2n1-1Cである標本化容量704と、
一端が演算増幅器709の反転入力端子に共通接続され
他端がn2個のスイッチ721〜72n1 からなるスイ
ッチ列により入力される第1のアナログディジタル変換
回路2の出力コードによって基準電圧入力端子708ま
たは接地電位GNDに接続される各容量の比が2のべき
数としての、C/2、C、2C、…、2n1-1Cであるn
2個の容量711〜71n1 からなる容量列とを含んで
いる。なお、702は第1のアナログディジタル変換回
路2からのディジタル信号の入力端子である。
【0017】次に、本第一実施例の動作について図2に
示すタイムチャートを参照して説明する。入力信号は入
力端子8から第1のサンプルホールド回路1に入力さ
れ、その出力は第1のアナログディジタル変換回路2で
n1ビットのディジタル値に変換される。第1のサンプ
ルホールド回路1の出力と第1のアナログディジタル変
換回路2の出力は演算回路7に入力される。演算回路7
では第1のサンプルホールド回路1の出力を再度標本化
し、また、第1のアナログディジタル変換回路2の出力
をアナログ信号に変換し、各々の差をとって出力する。
第2のアナログディジタル変換回路6では、演算回路7
の出力電圧をn2ビットのディジタル値に変換する。
示すタイムチャートを参照して説明する。入力信号は入
力端子8から第1のサンプルホールド回路1に入力さ
れ、その出力は第1のアナログディジタル変換回路2で
n1ビットのディジタル値に変換される。第1のサンプ
ルホールド回路1の出力と第1のアナログディジタル変
換回路2の出力は演算回路7に入力される。演算回路7
では第1のサンプルホールド回路1の出力を再度標本化
し、また、第1のアナログディジタル変換回路2の出力
をアナログ信号に変換し、各々の差をとって出力する。
第2のアナログディジタル変換回路6では、演算回路7
の出力電圧をn2ビットのディジタル値に変換する。
【0018】以上のブロックによって、入力端子8から
入力された入力信号はn1+n2ビットのディジタル値
に変換される。
入力された入力信号はn1+n2ビットのディジタル値
に変換される。
【0019】演算回路7は、サンプルアンドホールド
と、ディジタルアナログ変換と、減算という三つの機能
を有している。容量列711〜71n1 は、各容量の値
がC/2、C、2C、…、2n1-1Cと2のべき乗の比と
なるようにする。積分容量707の容量値はC、入力信
号の標本化容量704の容量値は2n1-1Cとする。図1
(b)において、第1の位相で入力端子700から入力
さたアナログ信号はスイッチ703および705を介し
て標本化容量704で標本化され、同時に、容量711
〜71n1 の電極は一方が演算増幅器709の反転入力
端子に接続され、一方は接地される。また、演算増幅器
709の反転入力端子と出力端子間に接続された積分容
量707はスイッチ706によって短絡されて放電され
る。
と、ディジタルアナログ変換と、減算という三つの機能
を有している。容量列711〜71n1 は、各容量の値
がC/2、C、2C、…、2n1-1Cと2のべき乗の比と
なるようにする。積分容量707の容量値はC、入力信
号の標本化容量704の容量値は2n1-1Cとする。図1
(b)において、第1の位相で入力端子700から入力
さたアナログ信号はスイッチ703および705を介し
て標本化容量704で標本化され、同時に、容量711
〜71n1 の電極は一方が演算増幅器709の反転入力
端子に接続され、一方は接地される。また、演算増幅器
709の反転入力端子と出力端子間に接続された積分容
量707はスイッチ706によって短絡されて放電され
る。
【0020】次に、第2の位相でスイッチ703、70
5および706が切り替わり、第1の位相で蓄積された
電荷が極性が反転されて積分容量707に転送される。
また、入力端子702に入力されるn1ビットのディジ
タル値に従ってスイッチ721〜72n1 が基準電圧端
子708に接続されて各容量711〜71n1 から電荷
が積分容量707に転送される。スイッチ706は解放
されて、積分容量707には標本化容量704と容量列
711〜71n1 から転送された電荷が加算されて蓄積
され、出力端子701には積分容量707の電荷と容量
値で決まる電圧が出力される。
5および706が切り替わり、第1の位相で蓄積された
電荷が極性が反転されて積分容量707に転送される。
また、入力端子702に入力されるn1ビットのディジ
タル値に従ってスイッチ721〜72n1 が基準電圧端
子708に接続されて各容量711〜71n1 から電荷
が積分容量707に転送される。スイッチ706は解放
されて、積分容量707には標本化容量704と容量列
711〜71n1 から転送された電荷が加算されて蓄積
され、出力端子701には積分容量707の電荷と容量
値で決まる電圧が出力される。
【0021】図3は、本発明の第二実施例を示すブロッ
ク構成図である。第一実施例と同じ動作のブロックには
同じ番号をつけてある。本第二実施例では第一実施例に
おいて、演算回路7の出力と第2のアナログディジタル
変換回路6の出力を入力とする演算回路9で再度、サン
プルアンドホールド、ディジタルアナログ変換、減算お
よび増幅を行い、その結果を第3のアナログディジタル
変換回路10でn3ビットのディジタルデータに変換す
る。これによって入力アナログ信号をn=n1+n2+
n3ビットのディジタル値に変換し、よりビット数の多
いアナログディジタル変換が実現できる。
ク構成図である。第一実施例と同じ動作のブロックには
同じ番号をつけてある。本第二実施例では第一実施例に
おいて、演算回路7の出力と第2のアナログディジタル
変換回路6の出力を入力とする演算回路9で再度、サン
プルアンドホールド、ディジタルアナログ変換、減算お
よび増幅を行い、その結果を第3のアナログディジタル
変換回路10でn3ビットのディジタルデータに変換す
る。これによって入力アナログ信号をn=n1+n2+
n3ビットのディジタル値に変換し、よりビット数の多
いアナログディジタル変換が実現できる。
【0022】さらに、順次演算回路およびアナログディ
ジタル変換回路を設けることにより、n=n1+n2+
n3+…+nMビットに変換可能である。
ジタル変換回路を設けることにより、n=n1+n2+
n3+…+nMビットに変換可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、直並列
型のアナログディジタル変換器において、サンプルホー
ルド回路と、ディジタルアナログ変換回路と、減算増幅
器を一体化する構成としたため、演算増幅器1個です
み、構成が簡単となり、回路規模および消費電力を従来
の1/3以下に低減できる効果がある。また、ディジタ
ルアナログ変換回路として容量列による電荷転送を用い
るため、ディジタルアナログ変換精度が抵抗列を用いる
場合と比較して向上する効果がある。
型のアナログディジタル変換器において、サンプルホー
ルド回路と、ディジタルアナログ変換回路と、減算増幅
器を一体化する構成としたため、演算増幅器1個です
み、構成が簡単となり、回路規模および消費電力を従来
の1/3以下に低減できる効果がある。また、ディジタ
ルアナログ変換回路として容量列による電荷転送を用い
るため、ディジタルアナログ変換精度が抵抗列を用いる
場合と比較して向上する効果がある。
【0024】従って、本発明によれば、占有面積および
消費電力が削減されかつ変換精度の向上した集積回路化
された直並列型のアナログディジタル変換回路を簡単に
得ることができ、その効果は大である。
消費電力が削減されかつ変換精度の向上した集積回路化
された直並列型のアナログディジタル変換回路を簡単に
得ることができ、その効果は大である。
【図1】本発明の第一実施例を示すブロック構成図、お
よびその演算回路の一例の回路図。
よびその演算回路の一例の回路図。
【図2】第一実施例の動作を示すタイムチャート。
【図3】本発明の第二実施例を示すブロック構成図。
【図4】従来例を示すブロック構成図。
【図5】そのアナログディジタル変換回路の回路図。
【図6】そのディジタルアナログ変換回路の回路図。
【図7】その減算増幅器を示す回路図。
1 第1のサンプルホールド回路(S/H) 2 第1のアナログディジタル変換回路(A−D) 3 第2のサンプルホールド回路(S/H) 4 ディジタルアナログ変換回路(D−A) 5 減算増幅器 6 第2のアナログディジタル変換回路(A−D) 7、9 演算回路 8 入力端子 10 第3のアナログディジタル変換回路(A−D) 21 入力端子 22 エンコーダ 23、24 基準電圧端子 201〜20N1 抵抗 211〜21(N1 −1) コンパレータ 41 演算増幅器 42 デコーダ 43、44 基準電圧端子 45 出力端子 401〜40N 抵抗 411〜41(N1 −1) スイッチ 51〜54 抵抗 55 演算増幅器 56、57 入力端子 58 出力端子 700、702 (演算回路の)入力端子 701 (演算回路の)出力端子 703、705、721〜72n1 スイッチ 704 標本化容量 707 積分容量 711〜71n1 容量 708 基準電圧入力端子
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号を標本化し保持するサンプルホ
ールド回路と、 このサンプルホールド回路の出力をn1(n=n1+n
2、nは2以上の自然数)ビットのディジタルデータに
変換する第1のアナログディジタル変換回路とを備えた
直並列型のアナログディジタル変換器において、 第1の演算回路を備え、 この第1の演算回路は、前記サンプルホールド回路の出
力を標本化する標本化容量と、前記第1のアナログディ
ジタル変換回路の出力コードに従って電荷を蓄積する容
量の比が2のべき数であるn2個の容量列と、前記標本
化容量および前記容量列の電荷を加算し増幅する積分容
量および演算増幅器とを含み、 この第1の演算回路の出力をn2ビットのディジタルデ
ータに変換する第2のアナログディジタル変換回路を備
えたことを特徴とするアナログディジタル変換器。 - 【請求項2】 請求項1記載のアナログディジタル変換
器において、 第M(M=1、2、…、M)の演算回路の出力と、第
(M+1)のアナログディジタル変換回路の出力とを入
力し前記第1の演算回路と同様の演算を行う第(M+
1)の演算回路と、 この第(M+1)の演算回路の出力をn(M+1)ビッ
トのディジタルデータに変換する第(M+1)のアナロ
グディジタル変換回路とを備えたことを特徴とするアナ
ログディジタル変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4116288A JP2990946B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | アナログディジタル変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4116288A JP2990946B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | アナログディジタル変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05315959A true JPH05315959A (ja) | 1993-11-26 |
JP2990946B2 JP2990946B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=14683344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4116288A Expired - Lifetime JP2990946B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | アナログディジタル変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2990946B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002124877A (ja) * | 2000-10-12 | 2002-04-26 | Hamamatsu Photonics Kk | A/d変換装置および固体撮像装置 |
US6853324B2 (en) | 2000-09-14 | 2005-02-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Digital-to-analog conversion circuit and image display apparatus using the same |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP4116288A patent/JP2990946B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6853324B2 (en) | 2000-09-14 | 2005-02-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Digital-to-analog conversion circuit and image display apparatus using the same |
JP2002124877A (ja) * | 2000-10-12 | 2002-04-26 | Hamamatsu Photonics Kk | A/d変換装置および固体撮像装置 |
JP4689024B2 (ja) * | 2000-10-12 | 2011-05-25 | 浜松ホトニクス株式会社 | A/d変換装置および固体撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2990946B2 (ja) | 1999-12-13 |
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