JPH0531584A - 一旦マツシユシ−ム溶接に供せられたワイヤの再使用 装置 - Google Patents
一旦マツシユシ−ム溶接に供せられたワイヤの再使用 装置Info
- Publication number
- JPH0531584A JPH0531584A JP3212660A JP21266091A JPH0531584A JP H0531584 A JPH0531584 A JP H0531584A JP 3212660 A JP3212660 A JP 3212660A JP 21266091 A JP21266091 A JP 21266091A JP H0531584 A JPH0531584 A JP H0531584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- drum
- winding
- seam welding
- rewinding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21F—WORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
- B21F99/00—Subject matter not provided for in other groups of this subclass
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K11/00—Resistance welding; Severing by resistance heating
- B23K11/30—Features relating to electrodes
- B23K11/309—Wire electrodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Resistance Welding (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 銅ワイヤを利用してマッシュシ−ム溶接する
溶接機において、一旦使用されて形状等が変形した銅ワ
イヤを再使用できるように自動的に巻取りまたは巻戻し
て再使用できる装置を提案する。 [構成] マッシュシ−ム溶接機の上下ロ−ラ電極間で
押圧されて溶接に供せられた銅ワイヤを巻取りワイヤと
して導入する導入ロ−ラとこの導入ロ−ラを経て導入さ
れる巻取りワイヤを巻取るドラムとの間に、このドラム
から巻戻された巻戻しワイヤの形状等を検出して、ワイ
ヤ形状等の不良を検出したときに、マッシュシ−ム溶接
機におけるブランクシ−トの送りを停止する指令を与え
るワイヤ形状検出装置を設けるとともに、溶接機に向け
巻戻しワイヤを供給する排出ロ−ラとこのワイヤ形状検
出装置との間に、巻戻しワイヤの走行方向に逆らう制動
力を与えかつ巻戻しワイヤの送り方向にのみ回転できる
クラッチ装置を有するワイヤ制動装置を設ける。
溶接機において、一旦使用されて形状等が変形した銅ワ
イヤを再使用できるように自動的に巻取りまたは巻戻し
て再使用できる装置を提案する。 [構成] マッシュシ−ム溶接機の上下ロ−ラ電極間で
押圧されて溶接に供せられた銅ワイヤを巻取りワイヤと
して導入する導入ロ−ラとこの導入ロ−ラを経て導入さ
れる巻取りワイヤを巻取るドラムとの間に、このドラム
から巻戻された巻戻しワイヤの形状等を検出して、ワイ
ヤ形状等の不良を検出したときに、マッシュシ−ム溶接
機におけるブランクシ−トの送りを停止する指令を与え
るワイヤ形状検出装置を設けるとともに、溶接機に向け
巻戻しワイヤを供給する排出ロ−ラとこのワイヤ形状検
出装置との間に、巻戻しワイヤの走行方向に逆らう制動
力を与えかつ巻戻しワイヤの送り方向にのみ回転できる
クラッチ装置を有するワイヤ制動装置を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一旦マッシュシ−ム溶接
に供せられたワイヤの再使用装置に係り、詳しくは、金
属板などのブランクシ−トの両側縁を重ね合わせて円筒
その他を形成し、この重ね合わされたオ−バラップ部を
上下ロ−ラ電極間で銅ワイヤを介してマッシュシ−ム溶
接するマッシュシ−ム溶接機において、その一部または
関連して配設されて、上下ロ−ラ電極間で一旦溶接に供
せられた銅ワイヤをスクラップとして廃棄することなく
巻取りワイヤとしてドラム上に自動的に巻取る一方、こ
のドラム上に巻取られた銅ワイヤを巻戻すと共に、再使
用できるか否かを判断して巻戻しワイヤとしてマッシュ
シ−ム溶接機に供給し、再び上下ロ−ラ電極間で溶接に
供するワイヤの再使用装置に係る。
に供せられたワイヤの再使用装置に係り、詳しくは、金
属板などのブランクシ−トの両側縁を重ね合わせて円筒
その他を形成し、この重ね合わされたオ−バラップ部を
上下ロ−ラ電極間で銅ワイヤを介してマッシュシ−ム溶
接するマッシュシ−ム溶接機において、その一部または
関連して配設されて、上下ロ−ラ電極間で一旦溶接に供
せられた銅ワイヤをスクラップとして廃棄することなく
巻取りワイヤとしてドラム上に自動的に巻取る一方、こ
のドラム上に巻取られた銅ワイヤを巻戻すと共に、再使
用できるか否かを判断して巻戻しワイヤとしてマッシュ
シ−ム溶接機に供給し、再び上下ロ−ラ電極間で溶接に
供するワイヤの再使用装置に係る。
【0002】なお、この銅ワイヤとしては、必ずしも銅
のみでなく、銅合金や、更に、これら以外に、熱導率に
すぐれてある程度の剛性を持つ金属や合金が含まれる。
のみでなく、銅合金や、更に、これら以外に、熱導率に
すぐれてある程度の剛性を持つ金属や合金が含まれる。
【0003】更に、以下において、一旦マッシュシ−ム
溶接に供せられて略々偏平形状に押しつぶされたワイヤ
を、説明上、ドラムに巻取られるときを巻取りワイヤ、
ドラムから巻戻されてマッシュシ−ム溶接機で再使用さ
れるときを巻戻しワイヤとして区別する。
溶接に供せられて略々偏平形状に押しつぶされたワイヤ
を、説明上、ドラムに巻取られるときを巻取りワイヤ、
ドラムから巻戻されてマッシュシ−ム溶接機で再使用さ
れるときを巻戻しワイヤとして区別する。
【0004】
【従来の技術】従来から、金属板や鋼板などのブランク
シ−トの側縁を突合わせるか、重ね合わせて突き合わせ
部か、オ−バラップ部を形成し、なかでも、このオ−バ
ラップ部を溶接する方法の一つとして、抵抗溶接の一つ
のシ−ム溶接(Seam Welding)が知られ、
この溶接法はオ−バラップ部を継ぎ合わせることから、
シ−ム溶接と云われている。一方、シ−ム溶接による
と、ブランクシ−トを円筒状に成型して両側縁を重ね合
わせて形成されるオ−バラップ部に耐密性に優れる溶接
部が与えられるところから、液体等の輸送パイプ、燃料
タンク、ドラム缶、食品缶等の溶接に好適であると云わ
れている。
シ−トの側縁を突合わせるか、重ね合わせて突き合わせ
部か、オ−バラップ部を形成し、なかでも、このオ−バ
ラップ部を溶接する方法の一つとして、抵抗溶接の一つ
のシ−ム溶接(Seam Welding)が知られ、
この溶接法はオ−バラップ部を継ぎ合わせることから、
シ−ム溶接と云われている。一方、シ−ム溶接による
と、ブランクシ−トを円筒状に成型して両側縁を重ね合
わせて形成されるオ−バラップ部に耐密性に優れる溶接
部が与えられるところから、液体等の輸送パイプ、燃料
タンク、ドラム缶、食品缶等の溶接に好適であると云わ
れている。
【0005】すなわち、シ−ム溶接のうちで最も一般的
なものは、オ−バラップをシ−ム溶接するラップシ−ム
溶接法(Lap Seam Welding)であっ
て、鋼板や金属板等のブランクシ−トの側縁を重ね合わ
せてオ−バラップ部を形成し、このオ−バラップ部を一
対の円板状電極、つまり、上下ロ−ラ電極間にはさん
で、加圧し、この加圧下で上下ロ−ラ電極間でオ−バラ
ップ部が通電加熱されて抵抗溶接される。この抵抗溶接
法として最も一般的なものがスポット溶接であって、こ
のスポット溶接が上下ロ−ラ電極により連続的にくり返
され、具体的には、溶接時は、上下ロ−ラ電極間で断続
的な通電を規則的に行なわれていることによって、通電
時のジュ−ル熱によってオ−バラップ部が部分的に加熱
溶融し、連続的に所謂ナゲットが形成されて溶接され
る。従って、シ−ム溶接部では、鋼板などが重ね合わさ
れて形成されたオ−バラップ部があたかも連続する各ナ
ゲットにより縫い合わされた如く接合されており、この
ため、得られる溶接部は気密性や水密性に優れると云わ
れている。
なものは、オ−バラップをシ−ム溶接するラップシ−ム
溶接法(Lap Seam Welding)であっ
て、鋼板や金属板等のブランクシ−トの側縁を重ね合わ
せてオ−バラップ部を形成し、このオ−バラップ部を一
対の円板状電極、つまり、上下ロ−ラ電極間にはさん
で、加圧し、この加圧下で上下ロ−ラ電極間でオ−バラ
ップ部が通電加熱されて抵抗溶接される。この抵抗溶接
法として最も一般的なものがスポット溶接であって、こ
のスポット溶接が上下ロ−ラ電極により連続的にくり返
され、具体的には、溶接時は、上下ロ−ラ電極間で断続
的な通電を規則的に行なわれていることによって、通電
時のジュ−ル熱によってオ−バラップ部が部分的に加熱
溶融し、連続的に所謂ナゲットが形成されて溶接され
る。従って、シ−ム溶接部では、鋼板などが重ね合わさ
れて形成されたオ−バラップ部があたかも連続する各ナ
ゲットにより縫い合わされた如く接合されており、この
ため、得られる溶接部は気密性や水密性に優れると云わ
れている。
【0006】しかし、従来例のシ−ム溶接では、上下の
ロ−ラ電極の接触面の幅がオ−バラップ部の幅よりも小
さいこともあって、オ−バラップ部において溶接部の両
側に不着部分が残る。このため、処理として、溶接部の
両側の不着部分を合成樹脂被覆により封鎖することが行
なわれているが、両側の不着部分に合成樹脂がのりにく
く、この不着部分から腐食が進行することもあり、不着
部分によって取扱い時に作業者が自分の手を切ったりす
る事故が発生することもある。
ロ−ラ電極の接触面の幅がオ−バラップ部の幅よりも小
さいこともあって、オ−バラップ部において溶接部の両
側に不着部分が残る。このため、処理として、溶接部の
両側の不着部分を合成樹脂被覆により封鎖することが行
なわれているが、両側の不着部分に合成樹脂がのりにく
く、この不着部分から腐食が進行することもあり、不着
部分によって取扱い時に作業者が自分の手を切ったりす
る事故が発生することもある。
【0007】この不着部分が残らない一つの溶接方法と
して、マッシュシ−ム溶接法(Mash Seam W
elding)が提案実施されている。
して、マッシュシ−ム溶接法(Mash Seam W
elding)が提案実施されている。
【0008】このマッシュシ−ム溶接法は溶接すべきオ
−バラップ部の幅よりも大きい幅の接触面を持つ上下の
ロ−ラ電極によって、オ−バラップ部を加圧溶融して溶
接する一方、オ−バラップ部の端縁を押しつぶしてシ−
ム溶接する方法である。このシ−ム溶接法は通常のシ−
ム溶接法と相違して、溶接部の断面が斜めに押しつぶさ
れるため、溶接部の両側には不着部分が残らないほか、
溶接部には加熱溶融したナゲットが連続的に形成されて
いる。このため、マッシュシ−ム溶接によって得られる
溶接部は、その溶接面が均一に圧着され、機械的強度が
大きく、耐密性にすぐれ、とくに、飲料缶や食品缶など
の製造に好適であると云われている。
−バラップ部の幅よりも大きい幅の接触面を持つ上下の
ロ−ラ電極によって、オ−バラップ部を加圧溶融して溶
接する一方、オ−バラップ部の端縁を押しつぶしてシ−
ム溶接する方法である。このシ−ム溶接法は通常のシ−
ム溶接法と相違して、溶接部の断面が斜めに押しつぶさ
れるため、溶接部の両側には不着部分が残らないほか、
溶接部には加熱溶融したナゲットが連続的に形成されて
いる。このため、マッシュシ−ム溶接によって得られる
溶接部は、その溶接面が均一に圧着され、機械的強度が
大きく、耐密性にすぐれ、とくに、飲料缶や食品缶など
の製造に好適であると云われている。
【0009】一方、飲料缶や食品缶の素材をみると、耐
食性等の要求から、冷延鋼板の表面にすずまたはその合
金をメッキ被覆した所謂すずめっき鋼板等の表面被覆鋼
板が用いられることが多い。この表面被覆鋼板から成る
ブランクシ−トの両側縁を重ねてオ−バラップ部を形成
し、このオ−バラップ部を、上記の如く、上下ロ−ラ電
極によって、マッシュシ−ム溶接すると、この溶接時
に、例えば、すず等の表面被覆金属が上下各ロ−ラ電極
の外周面、つまりオ−バラップ部の接触面側に移行して
各ロ−ラ電極の外周面が汚染される。このため、上下各
ロ−ラ電極の外周面上のすずなどの汚染物を除去する方
法や装置が提案されている。しかし、これら方法や装置
では汚染物は除去できないし、連続的に食品缶や飲料缶
を高速製造する上からは、例えば、食品缶などのオ−バ
ラップ部の溶接毎に、ロ−ラ電極の外周面を清浄化する
ことは実際上は不可能である。
食性等の要求から、冷延鋼板の表面にすずまたはその合
金をメッキ被覆した所謂すずめっき鋼板等の表面被覆鋼
板が用いられることが多い。この表面被覆鋼板から成る
ブランクシ−トの両側縁を重ねてオ−バラップ部を形成
し、このオ−バラップ部を、上記の如く、上下ロ−ラ電
極によって、マッシュシ−ム溶接すると、この溶接時
に、例えば、すず等の表面被覆金属が上下各ロ−ラ電極
の外周面、つまりオ−バラップ部の接触面側に移行して
各ロ−ラ電極の外周面が汚染される。このため、上下各
ロ−ラ電極の外周面上のすずなどの汚染物を除去する方
法や装置が提案されている。しかし、これら方法や装置
では汚染物は除去できないし、連続的に食品缶や飲料缶
を高速製造する上からは、例えば、食品缶などのオ−バ
ラップ部の溶接毎に、ロ−ラ電極の外周面を清浄化する
ことは実際上は不可能である。
【0010】このところから、従来例のマッシュシ−ム
溶接法の改善として、特公昭44−25213号公報に
示す如く、上下ロ−ラ電極の外周面には銅ワイヤを介在
させ、この銅ワイヤを介して上下ロ−ラ電極間で表面被
覆鋼板をマッシュシ−ム溶接する方法や装置が提案され
ている。この方法では、上下のロ−ラ電極の外周面上に
円方向にわたって銅ワイヤの収容溝を形成し、この収容
溝に銅ワイヤを収納させて上下のロ−ラ電極の回転とと
もに銅ワイヤを送って、シ−ム溶接されている。この溶
接方法では、上記の如く、ロ−ラ電極間でマッシュシ−
ム溶接する場合と同様に、銅ワイヤの接触面の幅は、オ
−バラップ部の幅より大きくする必要があり、円形断面
の銅ワイヤが素巻きされたパイルから略々円形断面の銅
ワイヤを取出してから、溶接前に、この銅ワイヤの円形
断面を偏平状断面に押しつぶして接触面の幅を拡大して
いる。
溶接法の改善として、特公昭44−25213号公報に
示す如く、上下ロ−ラ電極の外周面には銅ワイヤを介在
させ、この銅ワイヤを介して上下ロ−ラ電極間で表面被
覆鋼板をマッシュシ−ム溶接する方法や装置が提案され
ている。この方法では、上下のロ−ラ電極の外周面上に
円方向にわたって銅ワイヤの収容溝を形成し、この収容
溝に銅ワイヤを収納させて上下のロ−ラ電極の回転とと
もに銅ワイヤを送って、シ−ム溶接されている。この溶
接方法では、上記の如く、ロ−ラ電極間でマッシュシ−
ム溶接する場合と同様に、銅ワイヤの接触面の幅は、オ
−バラップ部の幅より大きくする必要があり、円形断面
の銅ワイヤが素巻きされたパイルから略々円形断面の銅
ワイヤを取出してから、溶接前に、この銅ワイヤの円形
断面を偏平状断面に押しつぶして接触面の幅を拡大して
いる。
【0011】すなわち、図6は従来例のマッシュシ−ム
溶接機における溶接態様の説明図であって、図6におい
て、符号1は下溶接ア−ム、2は上溶接ア−ムを示し、
下溶接ア−ム1は固定されているのに対し、上溶接ア−
ム2は矢印方向に旋回自在に支持されている。両溶接ア
−ム1、2の先端にそれぞれ上ロ−ラ電極3と下ロ−ラ
電極4とが回転自在に取付けられている。これら両ロ−
ラ電極3、4の外周面には、銅ワイヤ5が収納されるワ
イヤ収納溝が形成されている。銅ワイヤ5は素巻きされ
たパイル(図示せず)から取出され、この取出されたと
きの銅ワイヤ5は円形断面を持っているが、圧潰ロ−ラ
7a、7bから成るフォ−ミング装置7によって押圧、
圧潰され、その断面がほぼ偏平形状に形成されて、上下
のロ−ラ電極3、4間に入る。
溶接機における溶接態様の説明図であって、図6におい
て、符号1は下溶接ア−ム、2は上溶接ア−ムを示し、
下溶接ア−ム1は固定されているのに対し、上溶接ア−
ム2は矢印方向に旋回自在に支持されている。両溶接ア
−ム1、2の先端にそれぞれ上ロ−ラ電極3と下ロ−ラ
電極4とが回転自在に取付けられている。これら両ロ−
ラ電極3、4の外周面には、銅ワイヤ5が収納されるワ
イヤ収納溝が形成されている。銅ワイヤ5は素巻きされ
たパイル(図示せず)から取出され、この取出されたと
きの銅ワイヤ5は円形断面を持っているが、圧潰ロ−ラ
7a、7bから成るフォ−ミング装置7によって押圧、
圧潰され、その断面がほぼ偏平形状に形成されて、上下
のロ−ラ電極3、4間に入る。
【0012】この偏平断面に成形された銅ワイヤ5はテ
ンション装置8を経て矢印方向に送られ、上ロ−ラ電極
3に巻付けられてマッシュシ−ム溶接に供されてから、
裏返しされた状態で再び下ロ−ラ電極4上に供給され巻
付けられ、再びマッシュシ−ム溶接に供せられる。この
ように上下ロ−ラ電極上に巻付けられた偏平状断面の銅
ワイヤ5の間に、ブランクシ−トから成る缶胴6のオ−
バラップ部が供給され、オ−バラップ部は2本の偏平断
面の銅ワイヤで挾さまれた状態で上ロ−ラ電極と下ロ−
ラ電極との間で加圧通電され、マッシュシ−ム溶接され
る。
ンション装置8を経て矢印方向に送られ、上ロ−ラ電極
3に巻付けられてマッシュシ−ム溶接に供されてから、
裏返しされた状態で再び下ロ−ラ電極4上に供給され巻
付けられ、再びマッシュシ−ム溶接に供せられる。この
ように上下ロ−ラ電極上に巻付けられた偏平状断面の銅
ワイヤ5の間に、ブランクシ−トから成る缶胴6のオ−
バラップ部が供給され、オ−バラップ部は2本の偏平断
面の銅ワイヤで挾さまれた状態で上ロ−ラ電極と下ロ−
ラ電極との間で加圧通電され、マッシュシ−ム溶接され
る。
【0013】このマッシュシ−ム溶接の間に上下ロ−ラ
電極3、4によってオ−バラップ部とともに加圧された
銅ワイヤ5は巻上げプ−リ9によって引張られて走行
し、この間のワイヤ張力がテンション装置10によって
与えられ、カッタ11に送られる。このカッタ11にお
いては、使用後の銅ワイヤ5は二度にわたる押しつぶし
によって変形されていることもあって、切断され、スク
ラップとして廃棄する。
電極3、4によってオ−バラップ部とともに加圧された
銅ワイヤ5は巻上げプ−リ9によって引張られて走行
し、この間のワイヤ張力がテンション装置10によって
与えられ、カッタ11に送られる。このカッタ11にお
いては、使用後の銅ワイヤ5は二度にわたる押しつぶし
によって変形されていることもあって、切断され、スク
ラップとして廃棄する。
【0014】要するに、溶接時の圧力によって銅ワイヤ
が相当変形されていることが予想され、溶接時のオ−バ
ラップ部との接触によって銅ワイヤの表裏面にはすずな
どのメッキ金属が移行し汚染されていることも予想され
る。更に、このように偏平形状に変形された銅ワイヤは
回収するためにドラムなどの上にほとんど間隙なく巻取
ることは不可能であると思われることから、銅スクラッ
プの市場価格が比較的高いこともあって、スクラップ化
し、投下コストの回収の一部にあてている。
が相当変形されていることが予想され、溶接時のオ−バ
ラップ部との接触によって銅ワイヤの表裏面にはすずな
どのメッキ金属が移行し汚染されていることも予想され
る。更に、このように偏平形状に変形された銅ワイヤは
回収するためにドラムなどの上にほとんど間隙なく巻取
ることは不可能であると思われることから、銅スクラッ
プの市場価格が比較的高いこともあって、スクラップ化
し、投下コストの回収の一部にあてている。
【0015】しかしながら、いくら、銅スクラップの市
場価格が高いと云っても、高価な銅ワイヤを単に、一回
使用したのみでスクラップ化するのでは、溶接コストの
大部分を銅ワイヤ価格が占めることになって溶接コスト
はきわめて高くなり、この高い溶接コストによって溶接
される製缶コストが高くなって好ましくない。すなわ
ち、スクラップとして回収されるところは、最大にみて
も市販の銅ワイヤの1/3程度であり、このところが銅
ワイヤを利用したマッシュシ−ム溶接法の致命的欠陥で
ある。
場価格が高いと云っても、高価な銅ワイヤを単に、一回
使用したのみでスクラップ化するのでは、溶接コストの
大部分を銅ワイヤ価格が占めることになって溶接コスト
はきわめて高くなり、この高い溶接コストによって溶接
される製缶コストが高くなって好ましくない。すなわ
ち、スクラップとして回収されるところは、最大にみて
も市販の銅ワイヤの1/3程度であり、このところが銅
ワイヤを利用したマッシュシ−ム溶接法の致命的欠陥で
ある。
【0016】なお、図6に示すマッシュシ−ム溶接機が
提案されるまでは、上下のロ−ラ電極にそれぞれ別個の
銅ワイヤを使用するものであって、図6に示すマッシュ
シ−ム溶接機も単一の銅ワイヤを使用するところから、
それ以前のものに較べると、銅ワイヤの使用を大巾に節
減するものである。
提案されるまでは、上下のロ−ラ電極にそれぞれ別個の
銅ワイヤを使用するものであって、図6に示すマッシュ
シ−ム溶接機も単一の銅ワイヤを使用するところから、
それ以前のものに較べると、銅ワイヤの使用を大巾に節
減するものである。
【0017】このところから、本発明者らは、使用後の
銅ワイヤの再使用の可能性について永年にわたって種々
の観点から研究した。しかし、溶接対象の食品缶や飲料
缶は食べる人の健康にかかわるものであり、食品缶や飲
料缶は、例えば、100万個、1000万個の如く多量
に市場に供しても、その多量の食品缶や飲料缶のうちの
1個であっても溶接欠陥が存在することは許されないも
のである。このため、一旦マッシュシ−ム溶接に供した
銅ワイヤの再使用装置やその方法は未だ提案されていな
い。
銅ワイヤの再使用の可能性について永年にわたって種々
の観点から研究した。しかし、溶接対象の食品缶や飲料
缶は食べる人の健康にかかわるものであり、食品缶や飲
料缶は、例えば、100万個、1000万個の如く多量
に市場に供しても、その多量の食品缶や飲料缶のうちの
1個であっても溶接欠陥が存在することは許されないも
のである。このため、一旦マッシュシ−ム溶接に供した
銅ワイヤの再使用装置やその方法は未だ提案されていな
い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点の解
決を目的とし、具体的には、金属板等のブランクの両側
縁を重ね合わせたオ−バラップ部を上下ロ−ラ電極間で
銅ワイヤを介してマッシュシ−ム溶接するマッシュシ−
ム溶接機において、上下ロ−ラ電極、なかでも下ロ−ラ
電極を経て一旦押しつぶされた銅ワイヤを整然と巻取る
一方、この巻取った銅ワイヤを順次に巻戻して再びマッ
シュシ−ム溶接機で再使用できる一旦マッシュシ−ム溶
接に供したワイヤの巻取り巻戻し装置を提案する。
決を目的とし、具体的には、金属板等のブランクの両側
縁を重ね合わせたオ−バラップ部を上下ロ−ラ電極間で
銅ワイヤを介してマッシュシ−ム溶接するマッシュシ−
ム溶接機において、上下ロ−ラ電極、なかでも下ロ−ラ
電極を経て一旦押しつぶされた銅ワイヤを整然と巻取る
一方、この巻取った銅ワイヤを順次に巻戻して再びマッ
シュシ−ム溶接機で再使用できる一旦マッシュシ−ム溶
接に供したワイヤの巻取り巻戻し装置を提案する。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、金
属板などのブランクシ−トの両側縁を重ね合わせて例え
ば円筒状などの形状に成型し、この重ね合わせたオ−バ
ラップ部を上下ロ−ラ電極間で銅ワイヤを介してマッシ
ュシ−ム溶接するマッシュシ−ム溶接機において、上下
ロ−ラ電極間で一旦溶接に供せられた銅ワイヤを巻取り
ワイヤとしてドラム上に巻取る一方、このドラム上に巻
取られた銅ワイヤを巻戻して再使用できるか否かを判断
してから、巻戻しワイヤとしてマッシュシ−ム溶接機に
供給して上下ロ−ラ電極間で再び溶接に供するワイヤの
再使用装置であって、その特徴とするところは、この巻
取りワイヤを導入する導入ロ−ラとこの導入ロ−ラを経
て導入される巻取りワイヤを巻取るドラムとの間に、巻
取りワイヤの形状等を検出しかつこのドラムから巻戻さ
れた巻戻しワイヤの形状等を検出して、ワイヤ形状等の
不良を検出したときに、マッシュシ−ム溶接機における
被溶接材のブランクシ−トの送りを停止する指令を与え
るワイヤ形状検出装置を設ける一方、マッシュシ−ム溶
接機に向け巻戻しワイヤを供給する排出ロ−ラとこのワ
イヤ形状検出装置との間に、巻戻しワイヤの走行方向に
逆らう制動力を巻戻しワイヤに与えかつ巻戻しワイヤの
送り方向にのみ回転できるクラッチ装置を有するワイヤ
制動装置を設けて成ることにある。
属板などのブランクシ−トの両側縁を重ね合わせて例え
ば円筒状などの形状に成型し、この重ね合わせたオ−バ
ラップ部を上下ロ−ラ電極間で銅ワイヤを介してマッシ
ュシ−ム溶接するマッシュシ−ム溶接機において、上下
ロ−ラ電極間で一旦溶接に供せられた銅ワイヤを巻取り
ワイヤとしてドラム上に巻取る一方、このドラム上に巻
取られた銅ワイヤを巻戻して再使用できるか否かを判断
してから、巻戻しワイヤとしてマッシュシ−ム溶接機に
供給して上下ロ−ラ電極間で再び溶接に供するワイヤの
再使用装置であって、その特徴とするところは、この巻
取りワイヤを導入する導入ロ−ラとこの導入ロ−ラを経
て導入される巻取りワイヤを巻取るドラムとの間に、巻
取りワイヤの形状等を検出しかつこのドラムから巻戻さ
れた巻戻しワイヤの形状等を検出して、ワイヤ形状等の
不良を検出したときに、マッシュシ−ム溶接機における
被溶接材のブランクシ−トの送りを停止する指令を与え
るワイヤ形状検出装置を設ける一方、マッシュシ−ム溶
接機に向け巻戻しワイヤを供給する排出ロ−ラとこのワ
イヤ形状検出装置との間に、巻戻しワイヤの走行方向に
逆らう制動力を巻戻しワイヤに与えかつ巻戻しワイヤの
送り方向にのみ回転できるクラッチ装置を有するワイヤ
制動装置を設けて成ることにある。
【0020】以下、本発明の手段たる構成ならびにその
作用について、図によって説明すると、次の通りであ
る。
作用について、図によって説明すると、次の通りであ
る。
【0021】なお、図1は本発明の一つの実施例に係る
ワイヤ再使用装置の正面図であり、図2は巻取りワイヤ
の一例の一部を示す斜視図であり、図3は巻戻しワイヤ
の形状欠陥の一例の斜視図であり、図4はドラムの回転
機構の一例の一部を断面で示す正面図であり、図5は図
1に示すワイヤ再使用装置のワイヤ巻取りまたは巻戻し
態様の説明図である。
ワイヤ再使用装置の正面図であり、図2は巻取りワイヤ
の一例の一部を示す斜視図であり、図3は巻戻しワイヤ
の形状欠陥の一例の斜視図であり、図4はドラムの回転
機構の一例の一部を断面で示す正面図であり、図5は図
1に示すワイヤ再使用装置のワイヤ巻取りまたは巻戻し
態様の説明図である。
【0022】まず、図1において符号20は導入ロ−ラ
を示し、この導入ロ−ラ20を経て一旦マッシュシ−ム
溶接機、例えば、図6に示すマッシュシ−ム溶接機で使
用されて、例えば図2に示す如く、偏平断面の銅ワイヤ
が巻取りワイヤ21として導入される。すなわち、巻取
りワイヤ21は、例えば、図6に示すマッシュシ−ム溶
接機においてフォ−ミングロ−ラ7ならびに一対の上下
ロ−ラ電極3、4間で押しつぶされ、図2に示す如く、
例えば、偏平形状断面に変形されているものである。こ
の導入ロ−ラ20から導入された巻取りワイヤ21はガ
イドロ−ラ221、222ならびにワイヤ駆動ロ−ラ2
23から成る第1案内装置22で巻取られてから、ガイ
ドロ−ラ231、232から成る第2案内装置23を経
てワイヤ形状検出装置24に導入される。
を示し、この導入ロ−ラ20を経て一旦マッシュシ−ム
溶接機、例えば、図6に示すマッシュシ−ム溶接機で使
用されて、例えば図2に示す如く、偏平断面の銅ワイヤ
が巻取りワイヤ21として導入される。すなわち、巻取
りワイヤ21は、例えば、図6に示すマッシュシ−ム溶
接機においてフォ−ミングロ−ラ7ならびに一対の上下
ロ−ラ電極3、4間で押しつぶされ、図2に示す如く、
例えば、偏平形状断面に変形されているものである。こ
の導入ロ−ラ20から導入された巻取りワイヤ21はガ
イドロ−ラ221、222ならびにワイヤ駆動ロ−ラ2
23から成る第1案内装置22で巻取られてから、ガイ
ドロ−ラ231、232から成る第2案内装置23を経
てワイヤ形状検出装置24に導入される。
【0023】このワイヤ形状検出装置24は巻取りワイ
ヤ21の場合はその表面性状の良否にかかわらず、全て
のものが通過するが、後記の如く、巻戻しワイヤのとき
は、その表面性状、例えば、表面粗度や、形状を検出す
るものであって、形状不良などが検出されたときには、
マッシュシ−ム溶接機のブランクシ−ト成形部に対しブ
ランクシ−トの取出しを停止する信号を送る。換言する
と、巻戻しワイヤに形状不良検出部分があっても、その
部分はそのままマッシュシ−ム溶接機に供給する。しか
し、この形状不良部分が上下ロ−ラ電極間を通過すると
きに被溶接材のブランクシ−トの溶接が行なわれると、
健全な溶接部が得られないため、この間に限ってはブラ
ンクシ−トを通過させないようにする。
ヤ21の場合はその表面性状の良否にかかわらず、全て
のものが通過するが、後記の如く、巻戻しワイヤのとき
は、その表面性状、例えば、表面粗度や、形状を検出す
るものであって、形状不良などが検出されたときには、
マッシュシ−ム溶接機のブランクシ−ト成形部に対しブ
ランクシ−トの取出しを停止する信号を送る。換言する
と、巻戻しワイヤに形状不良検出部分があっても、その
部分はそのままマッシュシ−ム溶接機に供給する。しか
し、この形状不良部分が上下ロ−ラ電極間を通過すると
きに被溶接材のブランクシ−トの溶接が行なわれると、
健全な溶接部が得られないため、この間に限ってはブラ
ンクシ−トを通過させないようにする。
【0024】更に詳しく説明すると、巻取りワイヤ21
は使用後の銅ワイヤであって、一旦フォ−ミングロ−ラ
や、一対の上下ロ−ラ電極間で押圧され偏平状断面にな
っており、更に、被溶接材ブランクシ−トの表面性状に
よってワイヤの接触面の性状が粗らされたり、例えば、
すずなどのメッキ金属が付着していることが多い。これ
をそのまま導入して巻取っても、再使用しても被溶接
材、つまり、ブランクシ−トの側縁を重ね合わせて形成
されたオ−バラップ部上の溶接部の溶接性が損なわれ
る。このため、巻取りワイヤ21のうちでも形状不良部
を巻取ることは好ましくない。しかし、この部分を途中
で切除すると巻取りワイヤが短かくなり、その後、巻戻
しても連続的に溶接に使用できない。このため、巻取り
ワイヤのときは、一部に形状不良部分が存在しても、そ
のまま導入してドラムに巻取り、ドラムから巻戻して使
用する巻戻しワイヤのときに、ワイヤ形状検出装置24
においては形状として巻戻しワイヤ30(図5で点線と
して示す。)の厚さと幅とを検出し、とくに、幅や厚さ
が急速に縮少しているところ(例えば、図3にこの部分
3011を示している。)を検出し、この断面縮小部分
がマッシュシ−ム溶接機の上下ロ−ラ電極間を通過する
ときにはマッシュシ−ム溶接機におけるブランクシ−ト
の供給を停止する。
は使用後の銅ワイヤであって、一旦フォ−ミングロ−ラ
や、一対の上下ロ−ラ電極間で押圧され偏平状断面にな
っており、更に、被溶接材ブランクシ−トの表面性状に
よってワイヤの接触面の性状が粗らされたり、例えば、
すずなどのメッキ金属が付着していることが多い。これ
をそのまま導入して巻取っても、再使用しても被溶接
材、つまり、ブランクシ−トの側縁を重ね合わせて形成
されたオ−バラップ部上の溶接部の溶接性が損なわれ
る。このため、巻取りワイヤ21のうちでも形状不良部
を巻取ることは好ましくない。しかし、この部分を途中
で切除すると巻取りワイヤが短かくなり、その後、巻戻
しても連続的に溶接に使用できない。このため、巻取り
ワイヤのときは、一部に形状不良部分が存在しても、そ
のまま導入してドラムに巻取り、ドラムから巻戻して使
用する巻戻しワイヤのときに、ワイヤ形状検出装置24
においては形状として巻戻しワイヤ30(図5で点線と
して示す。)の厚さと幅とを検出し、とくに、幅や厚さ
が急速に縮少しているところ(例えば、図3にこの部分
3011を示している。)を検出し、この断面縮小部分
がマッシュシ−ム溶接機の上下ロ−ラ電極間を通過する
ときにはマッシュシ−ム溶接機におけるブランクシ−ト
の供給を停止する。
【0025】一対の上下ワイヤ電極間ではじめにマッシ
ュシ−ム溶接に供せられる銅ワイヤの断面は円状を成し
ているが、これが一旦フォ−ミングロ−ラを通ると、上
記の如く、偏平状断面になる(図2参照)。溶接時に
は、所定の長さのブランクシ−トなどの被溶接材が偏平
断面の銅ワイヤにはさまれた状態で上下ロ−ラ電極間を
通ると、その間に押しつぶされてマッシュシ−ム溶接さ
れる。しかしながら、溶接されるべきブランクシ−トの
オ−バラップ部をみると、その中間部に較べてオ−バラ
ップ部の両端縁には過剰の電流が流れ、これにともなっ
て、銅ワイヤでもオ−バラップ部の両端縁に接触すると
ころに過剰の電流が流れる。このため、銅ワイヤでは、
過剰の電流の流れたところが溶かされることがある。ま
た、単位ロッドのブランクシ−トが一つづつ連続的に供
給されるとき、そのロッドのはじめのブランクシ−トの
先端部分とおわりのブランクシ−トの終了部分とにおい
てはこの傾向が顕著になり、これらのところでは局部的
に加熱されてその加熱部分のみが局部的に伸び、この部
分が図3に示す縮小部分3011としてあらわれる。要
するに、この縮小部分3011は、とくに、連続的にブ
ランクシ−トを溶接する際のスタ−ト時や、終了時にあ
らわれ易い。このところから、ワイヤ形状検出装置24
において、巻戻される巻戻しワイヤ30の厚さならびに
幅を測定し、周方向に形成されている縮小部分3011
を検出する。このように縮小部分3011が形成される
と、巻戻しワイヤ30は、縮小部分3011のところで
は上部のロ−ラ電極ならびに溶接すべきオ−バラップ部
に接触せずに浮上り、この部分のみでは十分な発熱溶込
みが得られない。得られる溶接継手は局部的に溶接欠陥
を持つものであって、裂陥部分から水等が漏れて缶等の
溶接に供することができない。また、巻戻しワイヤ30
の形状として厚さならびに幅を検出するほかに溶接性に
影響を与える表面粗さを検出することもできる。
ュシ−ム溶接に供せられる銅ワイヤの断面は円状を成し
ているが、これが一旦フォ−ミングロ−ラを通ると、上
記の如く、偏平状断面になる(図2参照)。溶接時に
は、所定の長さのブランクシ−トなどの被溶接材が偏平
断面の銅ワイヤにはさまれた状態で上下ロ−ラ電極間を
通ると、その間に押しつぶされてマッシュシ−ム溶接さ
れる。しかしながら、溶接されるべきブランクシ−トの
オ−バラップ部をみると、その中間部に較べてオ−バラ
ップ部の両端縁には過剰の電流が流れ、これにともなっ
て、銅ワイヤでもオ−バラップ部の両端縁に接触すると
ころに過剰の電流が流れる。このため、銅ワイヤでは、
過剰の電流の流れたところが溶かされることがある。ま
た、単位ロッドのブランクシ−トが一つづつ連続的に供
給されるとき、そのロッドのはじめのブランクシ−トの
先端部分とおわりのブランクシ−トの終了部分とにおい
てはこの傾向が顕著になり、これらのところでは局部的
に加熱されてその加熱部分のみが局部的に伸び、この部
分が図3に示す縮小部分3011としてあらわれる。要
するに、この縮小部分3011は、とくに、連続的にブ
ランクシ−トを溶接する際のスタ−ト時や、終了時にあ
らわれ易い。このところから、ワイヤ形状検出装置24
において、巻戻される巻戻しワイヤ30の厚さならびに
幅を測定し、周方向に形成されている縮小部分3011
を検出する。このように縮小部分3011が形成される
と、巻戻しワイヤ30は、縮小部分3011のところで
は上部のロ−ラ電極ならびに溶接すべきオ−バラップ部
に接触せずに浮上り、この部分のみでは十分な発熱溶込
みが得られない。得られる溶接継手は局部的に溶接欠陥
を持つものであって、裂陥部分から水等が漏れて缶等の
溶接に供することができない。また、巻戻しワイヤ30
の形状として厚さならびに幅を検出するほかに溶接性に
影響を与える表面粗さを検出することもできる。
【0026】なお、形状検出装置24は、ワイヤの厚
さ、巾などが高精度で測定できればどのようにも構成で
きるが、光学的に検出できるように構成すると、高精度
でかつ迅速に検出できる。すなわち、形状検出装置24
には投光部と受光部とを設け、この投光部と受光部との
間に巻戻しワイヤ30を通過させ、投光部から少なくと
も2本の赤外線を投光する。この間を巻戻しワイヤ30
の縮少部分3011が通過すると、この断面縮小部分が
通過したところの赤外線の示す影と通常の幅や厚さのと
ころが通過したときの赤外線の示す影とはその大きさが
異なり、高精度で幅や厚さが測定できる。
さ、巾などが高精度で測定できればどのようにも構成で
きるが、光学的に検出できるように構成すると、高精度
でかつ迅速に検出できる。すなわち、形状検出装置24
には投光部と受光部とを設け、この投光部と受光部との
間に巻戻しワイヤ30を通過させ、投光部から少なくと
も2本の赤外線を投光する。この間を巻戻しワイヤ30
の縮少部分3011が通過すると、この断面縮小部分が
通過したところの赤外線の示す影と通常の幅や厚さのと
ころが通過したときの赤外線の示す影とはその大きさが
異なり、高精度で幅や厚さが測定できる。
【0027】次に、形状検出装置24の下流側に、昇降
ロ−ラ251を具える張力付加装置25を設ける。この
装置25は、巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30に一
定の張力を与え、巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30
がゆるまないようにするものである。張力付加装置25
は巻取りまたは巻戻しなどのワイヤ21、30に対し一
定の張力を与えることができる装置であれば、いずれに
も構成できる。すなわち、図1において張力付加装置2
5は、昇降ロ−ラ251を有し、このロ−ラ251が縦
ガイド252に沿って昇降できるよう構成されている。
このため、巻取りワイヤ21を昇降ロ−ラ251に巻付
けると、昇降ロ−ラ251の位置によって巻取りワイヤ
21の張力を一定に保つことができ、換言すると、昇降
ロ−ラ251の位置を一定の保つと、巻取りワイヤ21
や巻戻しワイヤ30は一定の張力で巻取り、巻戻しでき
る。
ロ−ラ251を具える張力付加装置25を設ける。この
装置25は、巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30に一
定の張力を与え、巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30
がゆるまないようにするものである。張力付加装置25
は巻取りまたは巻戻しなどのワイヤ21、30に対し一
定の張力を与えることができる装置であれば、いずれに
も構成できる。すなわち、図1において張力付加装置2
5は、昇降ロ−ラ251を有し、このロ−ラ251が縦
ガイド252に沿って昇降できるよう構成されている。
このため、巻取りワイヤ21を昇降ロ−ラ251に巻付
けると、昇降ロ−ラ251の位置によって巻取りワイヤ
21の張力を一定に保つことができ、換言すると、昇降
ロ−ラ251の位置を一定の保つと、巻取りワイヤ21
や巻戻しワイヤ30は一定の張力で巻取り、巻戻しでき
る。
【0028】また、昇降ロ−ラ251を縦ガイド252
に沿って昇降自在に構成することにともなって、昇降ロ
−ラ251の位置に応じてドラム28の回転数が制御さ
れるよう構成するのが好ましい。すなわち、ドラム28
上でワイヤを巻取ったり、巻戻したりする際、巻取りワ
イヤ21は先に巻付けられた巻取りワイヤ21の上にの
せられるため、ドラム28上に巻付けられたワイヤの巻
取り径は大きくなり、巻戻しワイヤ30ではこの反対に
巻戻し径は小さくなる。この巻取り径や巻戻し径の変化
に伴って巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30の張力が
変化し、これに対応してドラム28の回転数を変化させ
ないと、ドラム28上に巻取りワイヤ21を整然と巻付
けたり、巻戻しワイヤ30を円滑に巻戻しできない。こ
のため、ドラム28上に巻付けられたワイヤの巻取り径
や巻戻し径の変化に応じて、ドラム28の回転数を制御
する必要がある。このところから、昇降ロ−ラ251の
一側に位置検出装置26を設けて、昇降ロ−ラ251の
位置を検出し、この装置26によって検出された昇降ロ
−ラ251の位置の検出信号によってドラム28の回転
数を制御する。なお、位置検出装置26としてはいずれ
にも構成できるが、昇降ロ−ラ251の位置が電圧の変
化として検出し、この電圧の変化によってドラムの回転
数を制御するように構成することもでき、更に、光セン
サなどで昇降ロ−ラ251の位置を光学的に検出できる
ようにも構成できる。
に沿って昇降自在に構成することにともなって、昇降ロ
−ラ251の位置に応じてドラム28の回転数が制御さ
れるよう構成するのが好ましい。すなわち、ドラム28
上でワイヤを巻取ったり、巻戻したりする際、巻取りワ
イヤ21は先に巻付けられた巻取りワイヤ21の上にの
せられるため、ドラム28上に巻付けられたワイヤの巻
取り径は大きくなり、巻戻しワイヤ30ではこの反対に
巻戻し径は小さくなる。この巻取り径や巻戻し径の変化
に伴って巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30の張力が
変化し、これに対応してドラム28の回転数を変化させ
ないと、ドラム28上に巻取りワイヤ21を整然と巻付
けたり、巻戻しワイヤ30を円滑に巻戻しできない。こ
のため、ドラム28上に巻付けられたワイヤの巻取り径
や巻戻し径の変化に応じて、ドラム28の回転数を制御
する必要がある。このところから、昇降ロ−ラ251の
一側に位置検出装置26を設けて、昇降ロ−ラ251の
位置を検出し、この装置26によって検出された昇降ロ
−ラ251の位置の検出信号によってドラム28の回転
数を制御する。なお、位置検出装置26としてはいずれ
にも構成できるが、昇降ロ−ラ251の位置が電圧の変
化として検出し、この電圧の変化によってドラムの回転
数を制御するように構成することもでき、更に、光セン
サなどで昇降ロ−ラ251の位置を光学的に検出できる
ようにも構成できる。
【0029】次に、この張力付加装置25の下流側にガ
イドロ−ラ261とともにワイヤ指向装置27を設け
る。ワイヤ指向装置27は巻戻しワイヤ30をドラム2
8上に整然、つまり、隣接ワイヤ間に0.02〜0.1
mm程度の間隙を残しかつ巻取りワイヤが重ならない状
態で巻付けたり、または、巻戻すべき巻戻しワイヤ30
を円滑に巻戻すための装置である。すなわち、このワイ
ヤ指向装置27は、巻取りワイヤ21の巻取りまたは巻
戻しワイヤ30の巻戻しの際、とくに、巻取りの際に、
平坦面211(図2参照)がドラム28の表面に接触す
るような方向に変換された巻取りワアヤ21をドラム2
8の表面に対し一定の方向で導入して巻付ける一方、巻
戻しワイヤでは、ドラム28上からの巻戻しが定常的に
行なわれるようにするために必要なものである。
イドロ−ラ261とともにワイヤ指向装置27を設け
る。ワイヤ指向装置27は巻戻しワイヤ30をドラム2
8上に整然、つまり、隣接ワイヤ間に0.02〜0.1
mm程度の間隙を残しかつ巻取りワイヤが重ならない状
態で巻付けたり、または、巻戻すべき巻戻しワイヤ30
を円滑に巻戻すための装置である。すなわち、このワイ
ヤ指向装置27は、巻取りワイヤ21の巻取りまたは巻
戻しワイヤ30の巻戻しの際、とくに、巻取りの際に、
平坦面211(図2参照)がドラム28の表面に接触す
るような方向に変換された巻取りワアヤ21をドラム2
8の表面に対し一定の方向で導入して巻付ける一方、巻
戻しワイヤでは、ドラム28上からの巻戻しが定常的に
行なわれるようにするために必要なものである。
【0030】また、ワイヤ指向装置27は昇降機構によ
って昇降自在に構成し、この昇降機構としては、例え
ば、チェン機構、空気圧又は油圧機構、ピニオン−ラッ
ク機構その他いずれにも構成できるが、図1や図4に示
す如く、ボ−ルねじ機構としても構成できる。すなわ
ち、図1ならびに図4に示す如く昇降ブロック271、
案内棒272、273、ボ−ルねじ274から成って、
昇降ブロック271上にガイドロ−ラ275、クランプ
装置276とともにワイヤ指向装置27が設けられてい
る。昇降ブロック271はボ−ルねじ274の回転によ
って案内棒272、273に沿って昇降する。
って昇降自在に構成し、この昇降機構としては、例え
ば、チェン機構、空気圧又は油圧機構、ピニオン−ラッ
ク機構その他いずれにも構成できるが、図1や図4に示
す如く、ボ−ルねじ機構としても構成できる。すなわ
ち、図1ならびに図4に示す如く昇降ブロック271、
案内棒272、273、ボ−ルねじ274から成って、
昇降ブロック271上にガイドロ−ラ275、クランプ
装置276とともにワイヤ指向装置27が設けられてい
る。昇降ブロック271はボ−ルねじ274の回転によ
って案内棒272、273に沿って昇降する。
【0031】詳しく説明すると、ガイドロ−ラ275を
経て導入された巻取りワイヤ21はクランプ装置276
に入り、巻取りのときには、このクランプ装置276に
よって巻取りワイヤ21はその平坦面がドラム28の表
面に接触できる方向に変えられて、ワイヤ指向装置27
内に入る。ワイヤ指向装置27は、巻取りワイヤ21が
ドラム28上に巻付けられて巻取る際に、このドラム2
8上への巻取りワイヤ21がドラム28上に巻付けられ
る際に、このドラム28上への巻取りワイヤ21の導入
角度を一定、好ましくは、水平に保って導入するもので
ある。
経て導入された巻取りワイヤ21はクランプ装置276
に入り、巻取りのときには、このクランプ装置276に
よって巻取りワイヤ21はその平坦面がドラム28の表
面に接触できる方向に変えられて、ワイヤ指向装置27
内に入る。ワイヤ指向装置27は、巻取りワイヤ21が
ドラム28上に巻付けられて巻取る際に、このドラム2
8上への巻取りワイヤ21がドラム28上に巻付けられ
る際に、このドラム28上への巻取りワイヤ21の導入
角度を一定、好ましくは、水平に保って導入するもので
ある。
【0032】なお、これら昇降ブロック271、クラン
プ装置276ならびにワイヤ指向装置27は、それぞれ
の目的が達成できれば、いずれにも構成できる。
プ装置276ならびにワイヤ指向装置27は、それぞれ
の目的が達成できれば、いずれにも構成できる。
【0033】また、ドラム28は縦型に構成して、回転
テ−ブル29の上にのせられ、回転テ−ブル29と共に
回転するように構成するのが好ましい。この理由は、ド
ラム28を回転テ−ブル29上におくのみで容易に交換
できるほか、巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30が途
中で断線したときのクランプ装置272が構造的に直し
易いからである。
テ−ブル29の上にのせられ、回転テ−ブル29と共に
回転するように構成するのが好ましい。この理由は、ド
ラム28を回転テ−ブル29上におくのみで容易に交換
できるほか、巻取りワイヤ21や巻戻しワイヤ30が途
中で断線したときのクランプ装置272が構造的に直し
易いからである。
【0034】すなわち、図4に示す如く、回転テ−ブル
29には回転軸292が取付けられ、この回転軸292
は変速装置295ならびに駆動モ−タ296によって回
転駆動されるが、この回転軸292の回転を検出するた
めに、回転検出機構として、例えば、切欠き板等の検出
板293とセンサ294を設ける。なお、回転検出機構
としては例えば円コ−ダその他いずれのものも用いるこ
とができる。すなわち、駆動モ−タ296からの回転ト
ルクは変速装置295を経て回転軸292に伝達され、
この変速された回転トルクによって回転テ−ブル29は
回転される。検出板293とセンサ294とは回転検出
機構を成すため、回転テ−ブル29が単位回転する毎
に、検出板293の切欠き等の目印の位置がセンサ29
4によって検出できる。
29には回転軸292が取付けられ、この回転軸292
は変速装置295ならびに駆動モ−タ296によって回
転駆動されるが、この回転軸292の回転を検出するた
めに、回転検出機構として、例えば、切欠き板等の検出
板293とセンサ294を設ける。なお、回転検出機構
としては例えば円コ−ダその他いずれのものも用いるこ
とができる。すなわち、駆動モ−タ296からの回転ト
ルクは変速装置295を経て回転軸292に伝達され、
この変速された回転トルクによって回転テ−ブル29は
回転される。検出板293とセンサ294とは回転検出
機構を成すため、回転テ−ブル29が単位回転する毎
に、検出板293の切欠き等の目印の位置がセンサ29
4によって検出できる。
【0035】このように回転テ−ブル29とともに回転
するドラム28の回転を単位回転毎に検出できると、単
位回転毎に昇降ブロック271を上昇若しくは下降さ
せ、ドラム28の上に巻取りワイヤ21をほとんど間隙
なく、例えば0.1mm以下の間隙を残しかつ重ならせ
ることなく整巻きできる。
するドラム28の回転を単位回転毎に検出できると、単
位回転毎に昇降ブロック271を上昇若しくは下降さ
せ、ドラム28の上に巻取りワイヤ21をほとんど間隙
なく、例えば0.1mm以下の間隙を残しかつ重ならせ
ることなく整巻きできる。
【0036】なお、この整巻きを自動的に達成するため
に、センサ294からの単位回転毎の検出信号を昇降ブ
ロック271に送り、昇降ブロック271が単位距離だ
け上昇又は下降するよう、構成する。一方、昇降ブロッ
ク271の一側に、図4に示す如く、上下のセンサ30
1、302を設け、これらセンサ301、302によっ
て昇降ブロック271の上限位置と下限位置を検出し、
これら両位置間で昇降ブロック271が上昇または下降
するように構成する。
に、センサ294からの単位回転毎の検出信号を昇降ブ
ロック271に送り、昇降ブロック271が単位距離だ
け上昇又は下降するよう、構成する。一方、昇降ブロッ
ク271の一側に、図4に示す如く、上下のセンサ30
1、302を設け、これらセンサ301、302によっ
て昇降ブロック271の上限位置と下限位置を検出し、
これら両位置間で昇降ブロック271が上昇または下降
するように構成する。
【0037】すなわち、昇降ブロック271はボ−ルね
じ274の回転によって昇降し、なかでも、ボ−ルねじ
274の単位回転によって昇降ブロック271が単位距
離だけ上昇または下降するよう構成する。昇降ブロック
271の上にはガイドロ−ラ275、クランプ装置27
6、ワイヤ指向装置27が設けられ、巻取りワイヤ21
は、このガイドロ−ラ275を経てクランプ装置276
ならびにワイヤ指向装置27に入り、ドラム28上に巻
取られる。このため、昇降ブロック271が上昇または
下降すると、ドラム28上における巻取りワイヤ21の
巻取られるべき位置が変化し、この昇降ブロック271
の上昇または下降を行なうボ−ルねじ274の回転を、
センサ294の検出信号によって、回転テ−ブル29の
回転に連動させると、巻取りワイヤ21はドラム28上
に整巻き状態で巻取られる。
じ274の回転によって昇降し、なかでも、ボ−ルねじ
274の単位回転によって昇降ブロック271が単位距
離だけ上昇または下降するよう構成する。昇降ブロック
271の上にはガイドロ−ラ275、クランプ装置27
6、ワイヤ指向装置27が設けられ、巻取りワイヤ21
は、このガイドロ−ラ275を経てクランプ装置276
ならびにワイヤ指向装置27に入り、ドラム28上に巻
取られる。このため、昇降ブロック271が上昇または
下降すると、ドラム28上における巻取りワイヤ21の
巻取られるべき位置が変化し、この昇降ブロック271
の上昇または下降を行なうボ−ルねじ274の回転を、
センサ294の検出信号によって、回転テ−ブル29の
回転に連動させると、巻取りワイヤ21はドラム28上
に整巻き状態で巻取られる。
【0038】更に詳しく説明すると、回転テ−ブル29
を支持する回転軸292の回転数を、例えば、検出板2
93とセンサ294とから成る回転数機構によって検出
すると、回転テ−ブル29が1回転する毎にセンサ29
4でその位置は検出され、そのセンサ294からの検出
信号がボ−ルねじ274が送られて回転し、所定ピッチ
だけ昇降ブロック271が上昇または下降する。巻取り
ワイヤ21が順次にドラム28上に巻付けられ、巻取り
の進行に応じて昇降ブロック271が上昇または下降さ
せる。昇降ブロック271が例えば上限位置に達したと
きには、センサ301が作動してボ−ルねじ274が反
対方向に回転されて昇降ブロック271が単位ピッチづ
つ下降し、下限位置に達したときは、センサ302が作
動してボ−ルねじ274の回転方向が変えられ、昇降ブ
ロック271が単位ピッチづつ上昇する。
を支持する回転軸292の回転数を、例えば、検出板2
93とセンサ294とから成る回転数機構によって検出
すると、回転テ−ブル29が1回転する毎にセンサ29
4でその位置は検出され、そのセンサ294からの検出
信号がボ−ルねじ274が送られて回転し、所定ピッチ
だけ昇降ブロック271が上昇または下降する。巻取り
ワイヤ21が順次にドラム28上に巻付けられ、巻取り
の進行に応じて昇降ブロック271が上昇または下降さ
せる。昇降ブロック271が例えば上限位置に達したと
きには、センサ301が作動してボ−ルねじ274が反
対方向に回転されて昇降ブロック271が単位ピッチづ
つ下降し、下限位置に達したときは、センサ302が作
動してボ−ルねじ274の回転方向が変えられ、昇降ブ
ロック271が単位ピッチづつ上昇する。
【0039】なお、昇降ブロック271の昇降機構をボ
−ルねじ機構によって構成する代りに、例えば、チェン
機構、油圧または液圧機構、ピニオンラック機構によっ
て構成する場合も、例えば、ラチェット、ピニオン、油
圧または液圧シリンダ等を上記のところと同様に作動さ
せれば、同等の効果が達成できる。
−ルねじ機構によって構成する代りに、例えば、チェン
機構、油圧または液圧機構、ピニオンラック機構によっ
て構成する場合も、例えば、ラチェット、ピニオン、油
圧または液圧シリンダ等を上記のところと同様に作動さ
せれば、同等の効果が達成できる。
【0040】以上の通り、ドラム28上への巻取りワイ
ヤ21の巻取り終了後においては、その巻取られたワイ
ヤを再使用するときには、図5に示す如く、ドラム28
上のワイヤを巻戻しワイヤ30として巻戻しつつ、再使
用する。なお、巻取りワイヤ21ならびに巻戻しワイヤ
30はともに同じ一旦溶接に供せられた偏平断面を持つ
銅ワイヤであるが、前者と後者とは走行方向が反対であ
って、図5においては、巻取りワイヤ21は実線、巻戻
しワイヤ30は点線で示す。
ヤ21の巻取り終了後においては、その巻取られたワイ
ヤを再使用するときには、図5に示す如く、ドラム28
上のワイヤを巻戻しワイヤ30として巻戻しつつ、再使
用する。なお、巻取りワイヤ21ならびに巻戻しワイヤ
30はともに同じ一旦溶接に供せられた偏平断面を持つ
銅ワイヤであるが、前者と後者とは走行方向が反対であ
って、図5においては、巻取りワイヤ21は実線、巻戻
しワイヤ30は点線で示す。
【0041】このドラム28上に巻付けられたワイヤを
巻戻し再使用するために、図1に示す通り、導入ロ−ラ
20に対比させて、排出ロ−ラ31を設け、第2案内装
置23に近接させて制動装置32を設け、巻戻し時の巻
戻しワイヤ30は、第2案内装置23のガイドロ−ラ2
81、282を通る間に制動装置32を通り、巻戻しワ
イヤ30は制動装置32で逆向きのブレ−キ力をかけて
排出ロ−ラ31から送り出され、一定速度でマッシュシ
−ム溶接機に供給される。
巻戻し再使用するために、図1に示す通り、導入ロ−ラ
20に対比させて、排出ロ−ラ31を設け、第2案内装
置23に近接させて制動装置32を設け、巻戻し時の巻
戻しワイヤ30は、第2案内装置23のガイドロ−ラ2
81、282を通る間に制動装置32を通り、巻戻しワ
イヤ30は制動装置32で逆向きのブレ−キ力をかけて
排出ロ−ラ31から送り出され、一定速度でマッシュシ
−ム溶接機に供給される。
【0042】すなわち、制動装置32は、図1でその外
形が示される通り、その主要部が巻掛けプ−リから成っ
て、この巻掛けプ−リには、巻戻しワイヤ30が巻掛け
られている。この巻掛けプ−リは回転自在に支承すると
共に、巻掛けプ−リは一対の摩擦板(図示せず)によっ
て挾まれており、これら摩擦板の摩擦力によって巻掛け
プ−リに制動力を与えられ、一定の速度で第2案内装置
23を経て排出ロ−ラ31から巻戻しワイヤ30は送り
出される。また、巻掛けプ−リには、所謂ワンウェイク
ラッチ、つまり、巻戻しワイヤを送る方向のみ回転する
が、反対方向には回転しない構造のクラッチが設けられ
ている。このように所謂ワンウェイクラッチを介在させ
ると、ドラム28と張力付加装置25との間で巻戻しワ
イヤ30がたるんだとき等でも、その巻戻しワイヤ張力
の変化は制動装置32によって遮断されて、マッシュシ
−ム溶接機にはその変化が伝達されないため、マッシュ
シ−ム溶接機では安定した溶接が達成できる。
形が示される通り、その主要部が巻掛けプ−リから成っ
て、この巻掛けプ−リには、巻戻しワイヤ30が巻掛け
られている。この巻掛けプ−リは回転自在に支承すると
共に、巻掛けプ−リは一対の摩擦板(図示せず)によっ
て挾まれており、これら摩擦板の摩擦力によって巻掛け
プ−リに制動力を与えられ、一定の速度で第2案内装置
23を経て排出ロ−ラ31から巻戻しワイヤ30は送り
出される。また、巻掛けプ−リには、所謂ワンウェイク
ラッチ、つまり、巻戻しワイヤを送る方向のみ回転する
が、反対方向には回転しない構造のクラッチが設けられ
ている。このように所謂ワンウェイクラッチを介在させ
ると、ドラム28と張力付加装置25との間で巻戻しワ
イヤ30がたるんだとき等でも、その巻戻しワイヤ張力
の変化は制動装置32によって遮断されて、マッシュシ
−ム溶接機にはその変化が伝達されないため、マッシュ
シ−ム溶接機では安定した溶接が達成できる。
【0043】更に詳しく説明すると、ドラム28上に巻
取りワイヤを巻付ける際、順次にほとんど間隙なく整巻
きされる場合には全く問題はない。しかし、全てにわた
って整巻きされているとは限らず、一部に整巻きされて
いない部分があることがある。この不整巻き部分では、
例えばドラム28を1回転したときに巻戻される巻戻し
ワイヤの長さは、整巻き部分がドラム28の1回転によ
り巻戻される巻戻しワイヤの長さより長くなる。このた
め、巻戻しの際にワイヤの不整巻き部分に達すると、巻
戻しワイヤ30の長さが瞬間的に長くなり、巻戻しワイ
ヤ30がたるむ。更に、このたるみはそのまま溶接機に
もたらされると、ブランクシ−トのオ−バラップ部を良
好にマッシュシ−ム溶接できない。
取りワイヤを巻付ける際、順次にほとんど間隙なく整巻
きされる場合には全く問題はない。しかし、全てにわた
って整巻きされているとは限らず、一部に整巻きされて
いない部分があることがある。この不整巻き部分では、
例えばドラム28を1回転したときに巻戻される巻戻し
ワイヤの長さは、整巻き部分がドラム28の1回転によ
り巻戻される巻戻しワイヤの長さより長くなる。このた
め、巻戻しの際にワイヤの不整巻き部分に達すると、巻
戻しワイヤ30の長さが瞬間的に長くなり、巻戻しワイ
ヤ30がたるむ。更に、このたるみはそのまま溶接機に
もたらされると、ブランクシ−トのオ−バラップ部を良
好にマッシュシ−ム溶接できない。
【0044】しかしながら、上記の如く、第2案内装置
23に関連させて制動装置32が設けられ、溶接機に指
向する巻戻しワイヤ30には逆向きのブレ−キ力が加え
られているため、不整巻き部分の巻戻しによって一時的
に巻戻しワイヤがゆるみ、張力が低下すると、巻戻しワ
イヤ30はこの逆向きのブレ−キ力に逆らってマッシュ
シ−ム溶接機に向け走行、つまり、供給されない。その
上、制動装置32においては、巻掛けプ−リは所謂ワン
ウェイクラッチによって巻戻しワイヤ30を溶接機に送
る方向にのみしか回転できないよう構成されているた
め、巻戻しワイヤ30は不整巻き部分のゆるみに影響さ
れることなく一定の張力で定常的に溶接機に送られる。
23に関連させて制動装置32が設けられ、溶接機に指
向する巻戻しワイヤ30には逆向きのブレ−キ力が加え
られているため、不整巻き部分の巻戻しによって一時的
に巻戻しワイヤがゆるみ、張力が低下すると、巻戻しワ
イヤ30はこの逆向きのブレ−キ力に逆らってマッシュ
シ−ム溶接機に向け走行、つまり、供給されない。その
上、制動装置32においては、巻掛けプ−リは所謂ワン
ウェイクラッチによって巻戻しワイヤ30を溶接機に送
る方向にのみしか回転できないよう構成されているた
め、巻戻しワイヤ30は不整巻き部分のゆるみに影響さ
れることなく一定の張力で定常的に溶接機に送られる。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明は、金
属板などのブランクシ−トの両側縁を重ね合わせて例え
ば円筒状などの形状に成型し、この重ね合わせたオ−バ
ラップ部を上下ロ−ラ電極間で銅ワイヤを介してマッシ
ュシ−ム溶接するマッシュシ−ム溶接機において、上下
ロ−ラ電極間で一旦溶接に供せられた銅ワイヤを巻取り
ワイヤとしてドラム上に巻取る一方、このドラム上に巻
取られた銅ワイヤを巻戻して再使用できるか否かを判断
して、巻戻しワイヤとしてマッシュシ−ム溶接機に供給
し、上下ロ−ラ電極間で再び溶接に供するワイヤの再使
用装置であって、その特徴とするところは、この巻取り
ワイヤを導入する導入ロ−ラとこの導入ロ−ラを経て導
入される巻取りワイヤを巻取るドラムとの間に、このド
ラムから巻戻された巻戻しワイヤの形状等を検出して、
ワイヤ形状等の不良を検出したときに、マッシュシ−ム
溶接機におけるブランクシ−トの送りを停止する指令を
与えるワイヤ形状検出装置を設ける一方、マッシュシ−
ム溶接機に向け巻戻しワイヤを供給する排出ロ−ラとこ
のワイヤ形状検出装置との間に巻戻しワイヤの走行方向
に逆らう制動力を巻戻しワイヤに与えかつ巻戻しワイヤ
の送り方向にのみ回転できるクラッチ装置を有するワイ
ヤ制動装置を設けるところにある。
属板などのブランクシ−トの両側縁を重ね合わせて例え
ば円筒状などの形状に成型し、この重ね合わせたオ−バ
ラップ部を上下ロ−ラ電極間で銅ワイヤを介してマッシ
ュシ−ム溶接するマッシュシ−ム溶接機において、上下
ロ−ラ電極間で一旦溶接に供せられた銅ワイヤを巻取り
ワイヤとしてドラム上に巻取る一方、このドラム上に巻
取られた銅ワイヤを巻戻して再使用できるか否かを判断
して、巻戻しワイヤとしてマッシュシ−ム溶接機に供給
し、上下ロ−ラ電極間で再び溶接に供するワイヤの再使
用装置であって、その特徴とするところは、この巻取り
ワイヤを導入する導入ロ−ラとこの導入ロ−ラを経て導
入される巻取りワイヤを巻取るドラムとの間に、このド
ラムから巻戻された巻戻しワイヤの形状等を検出して、
ワイヤ形状等の不良を検出したときに、マッシュシ−ム
溶接機におけるブランクシ−トの送りを停止する指令を
与えるワイヤ形状検出装置を設ける一方、マッシュシ−
ム溶接機に向け巻戻しワイヤを供給する排出ロ−ラとこ
のワイヤ形状検出装置との間に巻戻しワイヤの走行方向
に逆らう制動力を巻戻しワイヤに与えかつ巻戻しワイヤ
の送り方向にのみ回転できるクラッチ装置を有するワイ
ヤ制動装置を設けるところにある。
【0046】従って、本発明によると、導入ロ−ラと巻
取りドラムとの間にワイヤ形状検出装置が設けられ、こ
の形状検出装置によって巻戻し時に一旦使用された銅ワ
イヤの形状を自動的に検出できるため、先の使用時に変
形した銅ワイヤであっても支障なく使用できる。また、
巻取りドラムと排出ロ−ラとの間にはワイヤ制動装置が
設けられ、巻戻しワイヤはこの制動装置を経て溶接機に
供給されるため、巻戻しワイヤは一定張力又は速度で送
られるとともに、巻戻し時のトラブルが溶接機に持ちき
たすことがない。
取りドラムとの間にワイヤ形状検出装置が設けられ、こ
の形状検出装置によって巻戻し時に一旦使用された銅ワ
イヤの形状を自動的に検出できるため、先の使用時に変
形した銅ワイヤであっても支障なく使用できる。また、
巻取りドラムと排出ロ−ラとの間にはワイヤ制動装置が
設けられ、巻戻しワイヤはこの制動装置を経て溶接機に
供給されるため、巻戻しワイヤは一定張力又は速度で送
られるとともに、巻戻し時のトラブルが溶接機に持ちき
たすことがない。
【図1】本発明の一つの実施例に係るワイヤ再使用装置
の正面図である。
の正面図である。
【図2】巻取りワイヤの一例の一部を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】巻戻しワイヤの形状欠陥の一例の斜視図であ
る。
る。
【図4】ドラムの回転機構の一例の一部を断面で示す正
面図である。
面図である。
【図5】図1に示すワイヤ再使用装置のワイヤ巻取りま
たは巻戻し態様の説明図である。
たは巻戻し態様の説明図である。
【図6】従来例のマッシュシ−ム溶接機における溶接態
様の説明図である。
様の説明図である。
20 導入ロ−ラ
21 巻取りワイヤ
22 第1案内装置
23 第2案内装置
24 ワイヤ形状検出装置
25 張力付加装置
27 ワイヤ指向装置
28 ドラム
29 回転テ−ブル
30 巻戻しワイヤ
31 排出ロ−ラ
32 ワイヤ制動装置
Claims (7)
- 【請求項1】 金属板などのブランクシ−トの両側縁を
重ね合わせて形成されたオ−バラップ部を上下ロ−ラ電
極間で銅ワイヤを介してマッシュシ−ム溶接するマッシ
ュシ−ム溶接機の一部または関連して配設され、しか
も、前記上下ロ−ラ電極間で一旦溶接に供せられて略々
偏平断面に押しつぶされた銅ワイヤを巻取りワイヤとし
て巻取る一方、この巻取られた銅ワイヤを巻戻しワイヤ
として前記マッシュシ−ム溶接機に再び供給し前記上下
ロ−ラ電極間で溶接に供する一旦マッシュシ−ム溶接に
供せられたワイヤの再使用装置において、 この巻取りワイヤを導入する導入ロ−ラとこの導入ロ−
ラを経て導入される巻取りワイヤを巻取るドラムとの間
に、このドラムから巻戻された前記巻戻しワイヤの形状
等を検出し、しかも、ワイヤ形状等の不良を検出したと
きに前記マッシュシ−ム溶接機からの前記ブランクシ−
トの取出しまたは送りを停止する指令を送るワイヤ形状
検出装置を設ける一方、このワイヤ形状検出装置と前記
マッシュシ−ム溶接機に向け前記巻戻しワイヤを供給す
る排出ロ−ラとの間に、前記巻戻しワイヤにその走行方
向に逆らう制動力を与えかつ前記巻戻しワイヤの送り方
向にのみ回転できるクラッチ装置を有するワイヤ制動装
置を設けて成ることを特徴とする一旦マッシュシ−ム溶
接に供せられたワイヤの再使用装置。 - 【請求項2】 前記ドラムが載置されかつその中心軸と
一致する回転軸を有する回転テ−ブルを設けると共に、
この回転テ−ブルの回転を検出する回転数検出センサを
設けて成ることを特徴とする請求項1記載の一旦マッシ
ュシ−ム溶接に供せられたワイヤの再使用装置。 - 【請求項3】 前記ワイヤ形状検出装置と前記ドラムと
の間に、前記巻取りワイヤまたは前記巻戻しワイヤに一
定の張力を与える張力付加装置を設けることを特徴とす
る請求項1記載の一旦マッシュシ−ム溶接に供せられた
ワイヤの再使用装置。 - 【請求項4】 前記張力付加装置に、前記巻取りワイヤ
または前記巻戻しワイヤが巻回されかつ昇降する昇降ロ
−ラと、この昇降ロ−ラの下限位置を検出する検出セン
サとを設けて成ることを特徴とする請求項3記載の一旦
マッシュシ−ム溶接に供せられたワイヤの再使用装置。 - 【請求項5】 前記ワイヤ形状検出装置と前記ドラムと
の間に、前記巻取りワイヤの巻取りまたは前記巻戻しワ
イヤの巻戻しの進行に応じて昇降すると共に、前記ドラ
ムに巻取りまたは巻戻されるべき前記巻取りワイヤまた
は前記巻戻しワイヤを前記ドラムに対し一定の方向に保
持するワイヤ指向装置を設けて成ることを特徴とする請
求項1記載の一旦マッシュシ−ム溶接に供せられたワイ
ヤの再使用装置。 - 【請求項6】 前記ワイヤ指向装置が昇降する昇降通路
の上限位置と下限位置とに、位置検出センサを設けて成
ることを特徴とする請求項5記載の一旦マッシュシ−ム
溶接に供せられたワイヤの再使用装置。 - 【請求項7】 前記回転数検出センサによって検出され
る前記回転テ−ブルの回転数の検出信号を前記ワイヤ指
向装置に送るよう構成して成ることを特徴とする請求項
2または6記載の一旦マッシュシ−ム溶接に供せられた
ワイヤの再使用装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212660A JP2678839B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 一旦マッシュシーム溶接に供せられたワイヤの再使用装置 |
KR1019910019399A KR930002008A (ko) | 1991-07-30 | 1991-11-01 | 맷슈심용접에 사용된 와이어를 재새용하는 장치 |
CA002072281A CA2072281A1 (en) | 1991-07-30 | 1992-06-25 | Apparatus for re-using wires used once for mash seam welding |
GB9214929A GB2258418B (en) | 1991-07-30 | 1992-07-14 | Apparatus for re-using wires used once for mash seam welding |
US07/914,523 US5249725A (en) | 1991-07-30 | 1992-07-17 | Apparatus for re-using wires used once for mash seam welding |
DE4224512A DE4224512C2 (de) | 1991-07-30 | 1992-07-24 | Verfahren und Vorrichtung zum Widerstands-Rollenahtschweißen mit bereits verwendeter Drahtelektrode, insbesondere aus Kupferdraht |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212660A JP2678839B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 一旦マッシュシーム溶接に供せられたワイヤの再使用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531584A true JPH0531584A (ja) | 1993-02-09 |
JP2678839B2 JP2678839B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=16626297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3212660A Expired - Lifetime JP2678839B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 一旦マッシュシーム溶接に供せられたワイヤの再使用装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5249725A (ja) |
JP (1) | JP2678839B2 (ja) |
KR (1) | KR930002008A (ja) |
CA (1) | CA2072281A1 (ja) |
DE (1) | DE4224512C2 (ja) |
GB (1) | GB2258418B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100236685B1 (ko) * | 1995-02-22 | 2000-01-15 | 와다 아끼히로 | 시임용접 방법 및 장치 |
US5796065A (en) * | 1995-05-29 | 1998-08-18 | Jasty R & D Inc. | Apparatus for producing contact/connection member for electric and electronic parts |
JP4445633B2 (ja) * | 2000-02-28 | 2010-04-07 | 菊池プレス工業株式会社 | シーム溶接方法及びその装置 |
CN105964744B (zh) * | 2016-07-15 | 2017-11-28 | 南通超力卷板机制造有限公司 | 三辊联动可调数控四辊卷板机 |
JP7027122B2 (ja) * | 2017-10-27 | 2022-03-01 | シロキ工業株式会社 | 車両用ドアサッシュのシーム溶接方法 |
CN112045117B (zh) * | 2020-08-20 | 2022-06-03 | 江苏朗禾控制系统有限公司 | 一种焊丝回收连接装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532366A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-11 | Fuji Kogyosho Kk | Seam welding machine |
JPS5940006A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-05 | 住友金属工業株式会社 | インナ−クランプ装置 |
JPS61242769A (ja) * | 1985-04-18 | 1986-10-29 | Fuji Kogyosho:Kk | シ−ム溶接装置 |
JPS635191A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | ウアンケル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | 回転ピストン送風機 |
JPS6475185A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-20 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Method and instrument for inspecting welded can barrel |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH658419A5 (de) * | 1983-02-15 | 1986-11-14 | Fael Sa | Verfahren zum elektrischen widerstands-rollennahtschweissen und schweissmaschine zum durchfuehren des verfahrens. |
EP0136513B1 (de) * | 1983-09-20 | 1988-01-20 | Elpatronic Ag | Verfahren zum elektrischen Widerstandsrollennahtschweissen mit nur einem Elektrodendraht und Schweissmaschine zur Durchführung des Verfahrens sowie Anwendung des Verfahrens |
CH665982A5 (de) * | 1984-04-24 | 1988-06-30 | Elpatronic Ag | Verfahren zur mehrfachen nutzung eines als elektrodendraht zum elektrischen widerstandslaengsnahtschweissen verwendeten kupferdrahtes. |
JPS61135486A (ja) * | 1984-11-24 | 1986-06-23 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 溶接缶胴体の製造方法 |
JPS61206576A (ja) * | 1985-03-11 | 1986-09-12 | Nepiyuu Giken:Kk | 金属板等から成る缶胴のラツプ継手の溶接方法 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP3212660A patent/JP2678839B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-01 KR KR1019910019399A patent/KR930002008A/ko not_active Application Discontinuation
-
1992
- 1992-06-25 CA CA002072281A patent/CA2072281A1/en not_active Abandoned
- 1992-07-14 GB GB9214929A patent/GB2258418B/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-17 US US07/914,523 patent/US5249725A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-24 DE DE4224512A patent/DE4224512C2/de not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532366A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-11 | Fuji Kogyosho Kk | Seam welding machine |
JPS5940006A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-05 | 住友金属工業株式会社 | インナ−クランプ装置 |
JPS61242769A (ja) * | 1985-04-18 | 1986-10-29 | Fuji Kogyosho:Kk | シ−ム溶接装置 |
JPS635191A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | ウアンケル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | 回転ピストン送風機 |
JPS6475185A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-20 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Method and instrument for inspecting welded can barrel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2072281A1 (en) | 1993-01-31 |
KR930002008A (ko) | 1993-02-22 |
JP2678839B2 (ja) | 1997-11-19 |
DE4224512A1 (de) | 1993-02-04 |
US5249725A (en) | 1993-10-05 |
GB2258418A (en) | 1993-02-10 |
DE4224512C2 (de) | 1995-08-10 |
GB9214929D0 (en) | 1992-08-26 |
GB2258418B (en) | 1994-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1039817A (en) | Method and apparatus for seam welding overlapped edges | |
KR101045678B1 (ko) | 조관 설비에 적용되는 철판 스트립 이음장치 | |
JP2564042B2 (ja) | 鋼製の帯状薄板をレザー光線溶接法で突き合わせ溶接する方法及び装置 | |
CN111874739B (zh) | 一种全自动卷绕打包机 | |
US4618757A (en) | Method and apparatus for manufacturing large, metal cylindrical structures | |
CN112191973B (zh) | 一种改善焊头平整度的焊接装置及焊接方法 | |
JP2678839B2 (ja) | 一旦マッシュシーム溶接に供せられたワイヤの再使用装置 | |
KR101839241B1 (ko) | 소재 이송형 용접장치 | |
CN110342005B (zh) | 一种自动化双轴缠绕包装设备 | |
JPH0422581A (ja) | リム素材の製造システムとその装置 | |
JP2554251Y2 (ja) | 一旦マッシュシ−ム溶接に供せられたワイヤの再使用装置 | |
JP3666682B2 (ja) | 圧延材接合装置 | |
JP2554250Y2 (ja) | マッシュシ−ム溶接機に供せられるワイヤの再使用装 置 | |
CN217096163U (zh) | 一种色带的焊切设备 | |
CN216736785U (zh) | 一种色带的引带设备 | |
JP2554252Y2 (ja) | 一旦マッシュシ−ム溶接に供せられたワイヤの再使用装置 | |
CN210417081U (zh) | 一种双轴缠绕及滚扎装置 | |
KR100523096B1 (ko) | 코일제품의 표면결함 검사장치 | |
CN219154822U (zh) | 防缺料药版泡罩包装机 | |
JPS6359938B2 (ja) | ||
CN221827923U (zh) | 一种双边复合集流体纠偏卷绕装置 | |
CN217096189U (zh) | 一种色带的切割设备 | |
KR20020046333A (ko) | 간지 공급장치 | |
JPH06238470A (ja) | エレクトロスラグ溶接用ワイヤ装填物 | |
JP3781128B2 (ja) | 圧接接合設備 |