JPH05315571A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05315571A
JPH05315571A JP4120366A JP12036692A JPH05315571A JP H05315571 A JPH05315571 A JP H05315571A JP 4120366 A JP4120366 A JP 4120366A JP 12036692 A JP12036692 A JP 12036692A JP H05315571 A JPH05315571 A JP H05315571A
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tft
tft load
load
gate electrode
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JP4120366A
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Taiji Ema
泰示 江間
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体記憶装置に関し、SRAMに於ける負
荷用トランジスタと駆動用トランジスタとの間にpn接
合からなる寄生ダイオードが生成されることを極めて簡
単な手段で防止することができるようにする。 【構成】 一対の転送用トランジスタ及び一対の駆動用
トランジスタ及び一対のTFT負荷を含んで構成された
メモリ・セルを備えてなり、前記TFT負荷は前記MI
S型駆動用トランジスタの上方に設けられ且つ前記TF
T負荷に於けるドレイン領域18と前記MIS型駆動用
トランジスタに於けるドレイン領域6とが前記TFT負
荷のTiNなど高融点金属からなるゲート電極23を介
して接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TFT(thin f
ilm transistor)負荷型SRAM(st
atic random access memor
y)と呼ばれる半導体記憶装置の改良に関する。
【0002】近年に至るまで、高抵抗を負荷とした形式
のSRAMが多用されてきた。然しながら、集積度が向
上してメモリ・セル数が増加すると、消費電流が増加し
て様々な問題が発生するので、それを回避しなければな
らないことや半導体技術の進歩もあって、TFTを負荷
とする形式のSRAMが実現されるようになった。とこ
ろが、TFTを負荷とすることに起因し、別の新たな問
題が起こるので、それを解消する必要がある。
【0003】図6乃至図16は従来例を製造する方法を
解説する為の工程要所に於けるTFT負荷型SRAMの
要部切断側面図をそれぞれ表してあり、以下、これ等の
図を参照しつつ説明する。
【0004】図6参照 6−(1) 例えば二酸化シリコン(SiO2 )膜をパッド膜とし、
その上に積層された窒化シリコン(Si3 4 )膜を耐
酸化性マスク膜とする選択的熱酸化(例えばlocal
oxidation of silicon:LOC
OS)法を適用することに依り、シリコン半導体基板1
上にSiO2 からなる厚さ例えば4000〔Å〕のフィ
ールド絶縁膜2を形成する。 6−(2) 選択的熱酸化を行う際に用いたSi3 4 膜やSiO2
膜を除去してシリコン半導体基板1に於ける活性領域を
表出させる。
【0005】図7参照 7−(1) 熱酸化法を適用することに依り、SiO2 からなる厚さ
例えば100〔Å〕のゲート絶縁膜3を形成する。 7−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
及びエッチャントをフッ化水素酸とするウエット・エッ
チング法を適用することに依り、ゲート絶縁膜3の選択
的エッチングを行ってコンタクト・ホール3Aを形成す
る。
【0006】図8参照 8−(1) 化学気相堆積(chemical vapor dep
osition:CVD)法を適用することに依り、厚
さ例えば1500〔Å〕である第一の多結晶シリコン膜
を形成する。 8−(2) 気相拡散法を適用することに依り、例えば1×10
21〔cm-3〕の燐(P)の導入を行ってn+ −不純物領域
6Aを形成する。
【0007】図9参照 9−(1) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
並びにガスを(CCl4 +O2 )とする反応性イオン・
エッチング(reactive ionetchin
g:RIE)法を適用することに依り、第一の多結晶シ
リコン膜のパターニングを行ってゲート電極4を形成す
る。尚、このゲート電極4はワード線と駆動用トランジ
スタのゲート電極である。 9−(2) イオン注入法を適用することに依り、ドーズ量を3×1
15〔cm-2〕、加速エネルギを40〔keV〕としてA
sイオンの打ち込みを行ってソース領域5及びドレイン
領域6を形成する。
【0008】図10参照 10−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1000
〔Å〕のSiO2 からなる絶縁膜7を形成する。 10−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
並びにガスを(CHF3 +He)とするRIE法を適用
することに依って接地線コンタクト・ホールを形成す
る。尚、切断面が対応しないことから、図7では接地線
コンタクト・ホールを表すことができない。
【0009】図11参照 11−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1500
〔Å〕の第二の多結晶シリコン膜を形成する。 11−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
並びにガスを(CCl4 +O2 )とするRIE法を適用
することに依り、第二の多結晶シリコン膜のパターニン
グを行って接地線8を形成する。
【0010】図12参照 12−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1000
〔Å〕のSiO2 からなる絶縁膜9を形成する。 12−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
並びにガスを(CHF3 +He)とするRIE法を適用
することに依り、絶縁膜9の選択的エッチングを行って
ゲート電極コンタクト・ホール9Aを形成する。
【0011】図13参照 13−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1500
〔Å〕の第三の多結晶シリコン膜を形成する。 13−(2) イオン注入法を適用することに依り、ドーズ量を1×1
15〔cm-2〕、そして、加速エネルギを20〔keV〕
とし、Pイオンの打ち込みを行う。 13−(3) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
並びにガスを(CCl4 +O2 )とするRIE法を適用
することに依り、第三の多結晶シリコン膜のパターニン
グを行ってTFT負荷のゲート電極15を形成する。
【0012】図14参照 14−(1) CVD法を適用することに依り、SiO2 からなる厚さ
例えば300〔Å〕であるTFT負荷のゲート絶縁膜1
6を形成する。 14−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
及びエッチャントをフッ酸とするウエット・エッチング
法を適用することに依って、ゲート絶縁膜16の選択的
エッチングを行ってドレイン・コンタクト・ホール16
Aを形成する。
【0013】図15参照 15−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば500
〔Å〕の第四の多結晶シリコン膜を形成する。 15−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
及びイオン注入法を適用することに依り、ドーズ量を1
×1014〔cm-2〕、また、加速エネルギを5〔keV〕
として、TFT負荷のソース領域及びドレイン領域とな
るべき部分、Vcc供給線となるべき部分にBイオンの打
ち込みを行う。 15−(3) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
並びにエッチング・ガスを(CCl4 +O2 )とするR
IE法を適用することに依り、第四の多結晶シリコン膜
のパターニングを行ってTFT負荷のソース領域17、
ドレイン領域18、チャネル領域19、VCC供給線を形
成する。尚、切断面が対応しないことから、図15では
CC供給線を表すことができない。
【0014】図16参照 16−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1000
〔Å〕のSiO2 からなる絶縁膜並びに厚さ例えば50
00〔Å〕のPSGからなる絶縁膜を形成する。尚、こ
の図に於いては、二層の絶縁膜を一体にして表してあ
り、これを絶縁膜21とする。 16−(2) 絶縁膜21をリフローして平坦化する為の熱処理を行
う。
【0015】16−(3) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
並びにガスを(CHF3 +He)とするRIE法を適用
することに依り、絶縁膜21等の選択的エッチングを行
ってビット線コンタクト・ホールを形成する。 16−(4) スパッタリング法を適用することに依って厚さ例えば1
〔μm〕のAl膜を形成し、これを通常のフォト・リソ
グラフィ技術を適用することでパターニングしてビット
線22を形成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図17は前記説明した
工程を採って作成されたTFT負荷型SRAMの要部等
価回路図を表している。図に於いて、Q1及びQ2は駆
動用トランジスタ、Q3及びQ4は転送用トランジス
タ、Q5及びQ6はTFT負荷であるトランジスタ、W
Lはワード線、BL及び/BLはビット線、S1及びS
2はノード、VCCは正側電源電圧、VSSは負側電源電
圧、D1及びD2は寄生ダイオードをそれぞれ示してい
る。
【0017】図示のSRAMに於いては、TFT負荷で
あるトランジスタQ5及びQ6のドレインはp型半導体
であり、また、駆動用トランジスタQ1及びQ2のドレ
インがn型半導体であり、これ等のpn各半導体はTF
T負荷であるトランジスタQ5及びQ6に於けるゲート
電極を構成しているn型多結晶シリコン膜を介して接続
された構成になっている。
【0018】従って、TFT負荷であるトランジスタQ
5と駆動用トランジスタQ1との間にはpn接合からな
る寄生ダイオードD1が、そして、TFT負荷であるト
ランジスタQ6と駆動用トランジスタQ2との間には同
じくpn接合からなる寄生ダイオードD2がそれぞれ介
挿された構成になってしまう。尚、これ等の接続関係
は、必ずしもTFT負荷であるトランジスタのゲート電
極を介する必要はないのであるが、直接接続した場合で
もpn接合からなる寄生ダイオードが介挿されることに
は変わりない。
【0019】前記した寄生ダイオードの生成を図6乃至
図16について説明した製造工程を採って作成したTF
T負荷型SRAMについて具体的に例示すると、駆動用
トランジスタのドレイン領域6がn+ −不純物領域6
A、n型多結晶シリコンからなる駆動用トランジスタの
ゲート電極4、n型多結晶シリコンからなるTFT負荷
のゲート電極15をそれぞれ介してp型多結晶シリコン
からなるTFT負荷のドレイン領域18と結ばれている
部分がそれに相当する。
【0020】さて、寄生ダイオードD1及びD2は、S
RAMの動作状態では、順方向にバイアスされることに
なる為、現状では、それほど大きな問題にはなっていな
い。然しながら、如何に多結晶シリコン中であるとして
も、p型とn型のポテンシャルの相違に起因した電圧降
下、即ち、〜0.5〔V〕程度、場合に依っては、〜
0.7〔V〕程度の電圧降下は避けられない。
【0021】このような電圧降下は、現在のように5
〔V〕〜3〔V〕の電源を用いている状態では、それほ
どの問題にはならないが、将来、電池1セル分の電圧、
即ち、1.5〔V〕程度の低電圧で半導体記憶装置など
を動作させなければならない時代が到来することは必至
であり、その場合には、深刻な問題となる。
【0022】本発明は、SRAMに於ける負荷用トラン
ジスタと駆動用トランジスタとの間にpn接合からなる
寄生ダイオードが生成されることを極めて簡単な手段で
防止することができるようにする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
には、種々な手段が考えられようが、その際、留意すべ
きは、従来の製造プロセスと著しく異なることは避け、
しかも、複雑にならないこと、コストの上昇を招来しな
いことなどであり、要は、簡単、且つ、容易に実現でき
ることである。
【0024】このようなことから、本発明に依る半導体
記憶装置に於いては、 (1)一導電型である一対のMIS型転送用トランジス
タ(例えば転送用トランジスタQ3及びQ4:図17参
照)及び一導電型である一対のMIS型駆動用トランジ
スタ(例えば駆動用トランジスタQ1及びQ2:図17
参照)及び反対導電型である一対のTFT負荷(例えば
TFT負荷であるトランジスタQ5及びQ6:図17参
照)を含んで構成されたメモリ・セルを備えてなり、前
記TFT負荷は前記MIS型駆動用トランジスタの上方
に設けられ且つ前記TFT負荷に於けるドレイン(例え
ばドレイン領域18:図1参照)と前記MIS型駆動用
トランジスタに於けるドレイン(例えばドレイン領域
6:図1参照)とが前記TFT負荷の高融点金属からな
るゲート電極(例えばWなど高融点金属からからなるゲ
ート電極23:図1参照)を介して接続されてなること
を特徴とするか、或いは、
【0025】(2)前記(1)に於いて、MIS型駆動
用トランジスタのゲート電極及びTFT負荷のドレイン
及びTFT負荷のゲート電極が積層された領域を有して
なり、前記TFT負荷のゲート電極は前記MIS型駆動
用トランジスタのゲート電極とその表面で、且つ、前記
TFT負荷のドレインとその側面でそれぞれコンタクト
してなることを特徴とする。
【0026】
【作用】前記手段を採ることに依り、SRAMに於ける
負荷用トランジスタと駆動用トランジスタとの間にpn
接合からなる寄生ダイオードが生成されることは防止さ
れ、従って、低電圧電源で動作させることができ、消費
電力の節減が可能であって、一セル分の電池を電源とし
て動作させなければならない場合などには大きな効果を
発揮することができる。
【0027】
【実施例】図1は第一実施例を解説する為のTFT負荷
型SRAMを表す要部切断側面図であり、図6乃至図1
6に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは
同じ意味を持つものとする。
【0028】図に於いて、23は高融点金属からなるT
FT負荷のゲート電極である。本実施例に於いて、高融
点金属には、TiN、W、WSiなどを適宜に用いて良
いが、TiNはp型半導体及びn型半導体の両方と良好
なオーミック・コンタクトをとることができ、好ましい
材料の一つである。この場合に於ける高融点金属膜の形
成には、スパッタリング法或いはCVD法などを適宜採
用して良く、また、そのパターニングには、エッチング
・ガスをBCl3 +Cl2 とするRIE法を適用するこ
とができる。
【0029】ところで、通常、金属中であっても、A
s、P、Bなどの不純物は拡散することが知られ、従っ
て、図1について説明した実施例の場合にも、過剰な熱
処理を加えた場合、例えば駆動用トランジスタに於ける
+ −不純物領域6AからAsやPが高融点金属からな
るTFT負荷のゲート電極23に拡散され、遂にはTF
T負荷のドレイン領域18にまで達してしまい、そのよ
うになると、TFT負荷のドレイン領域18内にpn接
合が生成されるから、結局、問題は解消できないことに
なる。
【0030】即ち、図1に見られる実施例に於いては、
TFT負荷のゲート電極23を形成した後、TFT負荷
のソース領域17、ドレイン領域18、チャネル領域1
9を形成しなければならず、従って、第四の多結晶シリ
コン膜中にそれぞれ注入した不純物を活性化する為の熱
処理を行う必要があり、その分だけ不利である。
【0031】図2乃至図5は第二実施例を製造する工程
を解説する為の工程要所に於ける二重ゲート構造TFT
負荷型SRAMを表す要部切断側面図であり、図1に於
いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意
味を持つものとする。尚、本実施例は、図1について説
明した実施例の欠点を解消するものであり、特に、駆動
用トランジスタのドレインとTFT負荷のドレインとを
高融点金属で接続した後、熱処理の低減を可能にしてい
る。
【0032】図2参照 図2に見られる二重ゲート構造TFT負荷型SRAM
は、図6乃至図11について説明した工程と全く同一の
製造工程を経て、シリコン半導体基板1上にフィールド
絶縁膜2及びゲート絶縁膜3、第一の多結晶シリコン膜
からなる転送トランジスタと駆動用トランジスタのゲー
ト電極4、n+ 拡散層であるn+−不純物領域6A及び
ソース領域5及びドレイン領域6が形成され、これ等を
覆って絶縁膜7が形成され、その上に第二の多結晶シリ
コン膜からなる接地線8が形成された段階にある。
【0033】2−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1000
〔Å〕のSiO2 からなる絶縁膜9を形成する。 2−(2) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1500
〔Å〕の第三の多結晶シリコン膜を形成する。
【0034】2−(3) イオン注入法を適用し、ドーズ量を例えば1×10
15〔cm-2〕、また、加速エネルギを20〔keV〕とし
て第三の多結晶シリコン膜にPイオンの打ち込みを行
う。 2−(4) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、並び
に、エッチング・ガスをCCl4 +O2 とするRIE法
を適用することに依り、第三の多結晶シリコン膜のパタ
ーニングを行ってTFT負荷の下側ゲート電極15を形
成する。
【0035】2−(5) CVD法を適用すること依り、厚さ例えば300〔Å〕
のSiO2 からなるTFT負荷の下側ゲート絶縁膜16
を形成する。 2−(6) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば500
〔Å〕の第四の多結晶シリコン膜を形成する。
【0036】2−(7) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス及びイオ
ン注入法を適用することに依り、ドーズ量を1×1014
〔cm-2〕、また、加速エネルギを5〔keV〕として、
TFT負荷のソース領域及びドレイン領域となるべき部
分とVCC供給線となるべき部分にBイオンの打ち込みを
行う。 2−(8) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス及びエッ
チング・ガスをCCl4 +O2 とするRIE法を適用す
ることに依り、第四の多結晶シリコン膜のパターニング
を行ってTFT負荷のソース領域17、ドレイン領域1
8、チャネル領域19、また、VCC供給線を形成する。
尚、切断面が対応しないことから、図2にはVCC供給線
を表すことができない。
【0037】図3参照 3−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1000
〔Å〕のSiO2 からなるTFT負荷の上側ゲート絶縁
膜24を形成する。
【0038】3−(2) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス並びにエ
ッチング・ガスをCHF3 +He(SiO2 用)とCC
4 +O2 (多結晶シリコン用)とするRIE法を適用
することに依って、TFT負荷の上側ゲート絶縁膜2
4、第四の多結晶シリコン膜であるTFT負荷のドレイ
ン領域18、TFT負荷の下側ゲート絶縁膜16、第三
の多結晶シリコン膜であるTFT負荷の下側ゲート電極
15、絶縁膜9、絶縁膜7の選択的エッチングを行って
表面から第一の多結晶シリコン膜からなる駆動用トラン
ジスタのゲート電極4に達するコンタクト・ホール24
Aを形成して、その中にTFT負荷のドレイン領域18
の側面、TFT負荷の下側ゲート電極15の側面、駆動
用トランジスタのゲート電極4の表面を露出させる。
【0039】図4参照 4−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば100
〔Å〕のTi膜及び厚さ例えば1000〔Å〕のTiN
を連続的に成長させる。 4−(2) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、並び
に、エッチング・ガスをBCl3 +Cl2 とするRIE
法を適用することに依り、(Ti+TiN)膜のパター
ニングを行って、TFT負荷の上側ゲート電極25を形
成する。ここで形成したTFT負荷の上側ゲート電極2
5は、TFT負荷のドレイン領域18と下側ゲート電極
15の各側面で、また、駆動用トランジスタのゲート電
極4の表面でそれぞれオーミック・コンタクトする。
【0040】図5参照 5−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば1000
〔Å〕のSiO2 からなる絶縁膜を形成する。 5−(2) スピン・コート法を適用することに依り、段差を小さく
する為の厚さ例えば500〔Å〕のSOG(spin
on glass)膜を形成する。
【0041】5−(3) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば5000
〔Å〕のPSGからなる絶縁膜を形成する。図5に於い
ては、前記工程5−(1)及び5−(2)及び5−
(3)で形成した絶縁膜を一体にして表してあり、これ
を絶縁膜26とする。また、図16について説明したよ
うなリフローを行う為の熱処理を避け、SOG膜を形成
することで平坦化を図り、AsやPなどの不純物がTi
Nを通して相互に拡散することを防止している。
【0042】5−(4) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス及びエッ
チング・ガスをCHF3 +HeとするRIE法を適用す
ることに依り、絶縁膜26等の選択的エッチングを行っ
てビット線コンタクト・ホールを形成する。 5−(5) スパッタリング法を適用することに依って、厚さ例えば
1〔μm〕のAl膜を形成し、これを通常のリソグラフ
ィ技術を適用することでパターニングしてビット線22
を形成する。
【0043】前記説明したところから判るように、本実
施例では、駆動用トランジスタに於けるドレインなどの
n型領域及びTFT負荷に於けるドレインなどのp型領
域がTFT負荷の上側ゲート電極を構成する高融点金属
を介してオーミック接続されている。従って、従来の技
術に依った場合に生成される寄生ダイオードは存在しな
い。また、第一実施例に比較すると、不純物が高融点金
属を介して相互に拡散することを抑止できる点で優れて
いる。
【0044】
【発明の効果】本発明に依る半導体記憶装置は、一導電
型である一対のMIS型転送用トランジスタ及び一導電
型である一対のMIS型駆動用トランジスタ及び反対導
電型である一対の負荷用TFTを含んで構成されたメモ
リ・セルを備え、TFT負荷はMIS型駆動用トランジ
スタの上方に設けられ、TFT負荷に於けるドレイン及
びMIS型駆動用トランジスタに於けるドレインがTF
T負荷の高融点金属からなるゲート電極を介して接続さ
れている。
【0045】前記手段を採ることに依り、SRAMに於
ける負荷用トランジスタと駆動用トランジスタとの間に
pn接合からなる寄生ダイオードが生成されることは防
止され、従って、低電圧電源で動作させることができ、
消費電力の節減が可能であって、一セル分の電池を電源
として動作させなければならない場合などには大きな効
果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を解説する為のTFT負荷型SRA
Mを表す要部切断側面図である。
【図2】第二実施例を製造する工程を解説する為の工程
要所に於ける二重ゲート構造TFT負荷型SRAMを表
す要部切断側面図である。
【図3】第二実施例を製造する工程を解説する為の工程
要所に於ける二重ゲート構造TFT負荷型SRAMを表
す要部切断側面図である。
【図4】第二実施例を製造する工程を解説する為の工程
要所に於ける二重ゲート構造TFT負荷型SRAMを表
す要部切断側面図である。
【図5】第二実施例を製造する工程を解説する為の工程
要所に於ける二重ゲート構造TFT負荷型SRAMを表
す要部切断側面図である。
【図6】従来例を製造する方法を解説する為の工程要所
に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図7】従来例を製造する方法を解説する為の工程要所
に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図8】従来例を製造する方法を解説する為の工程要所
に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図9】従来例を製造する方法を解説する為の工程要所
に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図10】従来例を製造する方法を解説する為の工程要
所に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図11】従来例を製造する方法を解説する為の工程要
所に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図12】従来例を製造する方法を解説する為の工程要
所に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図13】従来例を製造する方法を解説する為の工程要
所に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図14】従来例を製造する方法を解説する為の工程要
所に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図15】従来例を製造する方法を解説する為の工程要
所に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図16】従来例を製造する方法を解説する為の工程要
所に於けるTFT負荷型SRAMの要部切断側面図であ
る。
【図17】図6乃至図16について説明した工程を採っ
て作成されたTFT負荷型SRAMの要部等価回路図を
表している。
【符号の説明】
1 シリコン半導体基板 2 フィールド絶縁膜 3 ゲート絶縁膜 3A コンタクト・ホール 4 ゲート電極 5 ソース領域 6 ドレイン領域 6A n+ −不純物領域 7 絶縁膜 8 接地線 9 絶縁膜 9A ゲート電極コンタクト・ホール 15 TFT負荷のゲート電極 16 TFT負荷のゲート絶縁膜 17 TFT負荷のソース領域 18 TFT負荷のドレイン領域 19 TFT負荷のチャネル領域 21 絶縁膜 22 ビット線 23 高融点金属からなるTFT負荷のゲート電極 24 絶縁膜 24A コンタクト・ホール 25 二重ゲート構造TFTの高融点金属からなる上側
ゲート電極 26 絶縁膜 Q1 駆動用トランジスタ Q2 駆動用トランジスタ Q3 転送用トランジスタ Q4 転送用トランジスタ Q5 TFT負荷であるトランジスタ Q6 TFT負荷であるトランジスタ WL ワード線 BL ビット線 /BL ビット線 S1 ノード S2 ノード VCC 正側電源電圧 VSS 負側電源電圧 D1 寄生ダイオード D2 寄生ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9056−4M H01L 29/78 311 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型である一対のMIS型転送用トラ
    ンジスタ及び一導電型である一対のMIS型駆動用トラ
    ンジスタ及び反対導電型である一対のTFT負荷を含ん
    で構成されたメモリ・セルを備えてなり、 前記TFT負荷は前記MIS型駆動用トランジスタの上
    方に設けられ且つ前記TFT負荷に於けるドレインと前
    記MIS型駆動用トランジスタに於けるドレインとが前
    記TFT負荷の高融点金属からなるゲート電極を介して
    接続されてなることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】MIS型駆動用トランジスタのゲート電極
    及びTFT負荷のドレイン及びTFT負荷のゲート電極
    が積層された領域を有してなり、 前記TFT負荷のゲート電極は前記MIS型駆動用トラ
    ンジスタのゲート電極とその表面で、且つ、前記TFT
    負荷のドレインとその側面でそれぞれコンタクトしてな
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
JP4120366A 1992-05-13 1992-05-13 半導体記憶装置 Withdrawn JPH05315571A (ja)

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