JPH05315323A - 半導体基板の配線パターン及びその形成方法 - Google Patents

半導体基板の配線パターン及びその形成方法

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JPH05315323A
JPH05315323A JP12074592A JP12074592A JPH05315323A JP H05315323 A JPH05315323 A JP H05315323A JP 12074592 A JP12074592 A JP 12074592A JP 12074592 A JP12074592 A JP 12074592A JP H05315323 A JPH05315323 A JP H05315323A
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JP
Japan
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pattern
semiconductor substrate
punching
wiring patterns
lift
Prior art date
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Pending
Application number
JP12074592A
Other languages
English (en)
Inventor
Genta Koizumi
玄太 小泉
Naoki Nakajo
直樹 中条
Katsuhiko Sakai
勝彦 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフトオフ時間を短縮すると共に、バリの残
留を防止できる半導体基板の配線パターンの形成方法及
び配線パターンを提供することにある。 【構成】 半導体基板10上にリフトオフ法を用いて形
成する配線パターンの形成方法において、形成すべき配
線パターン11、12の外周面に位置する抜き型パター
ン2に、予め凹凸13を形成した後、その上に堆積層3
a〜3dを形成し、抜き型パターン2とその上部の堆積
層3b〜3dとを除去したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフトオフ法を用いて
半導体基板上に配線パターンを形成する方法及びその配
線パターンに関する。
【0002】
【従来の技術】Si(シリコン)やGaAs(ガリウム
砒素)等の半導体基板上に配線パターンを形成するため
の方法としてリフトオフ法がある。
【0003】図5は従来のリフトオフ法による配線パタ
ーンの製造方法を説明するための説明図である。
【0004】まず、半導体基板1上にフォトレジストを
用いて抜き型パターン2を形成し(図5(a))、この
抜き型パターン2をマスクとして半導体基板1上に配線
用の金属を蒸着すると、少なくとも堆積層3a、3b及
び3cが形成され(図5(b))、堆積層3a〜3cが
形成された半導体基板1をアセトン等の有機溶媒中に浸
漬し、抜き型パターン2と、抜き型パターン2上に形成
された堆積層3b、3cごと除去することにより半導体
基板1上に図6に示すような配線パターン4、5が形成
される。
【0005】ところで、図5(b)に示すように、配線
用の金属は抜き型パターン2の上面だけでなく側壁にも
付着するため、図5(c)に示すように抜き型パターン
2を除去した後、この側壁に付着した堆積層の一部3
d、3eが残り、これが図6に示すようなバリ6として
配線パターン5の側面に形成される。その結果、隣接す
る配線パターン4に接触し、短絡するという問題が生じ
てしまう。なお図6は配線パターンが形成された従来の
半導体基板の平面図の一部である。
【0006】そこで、抜き型パターン2の側壁に付着し
た堆積層3d、3eを除去するために、半導体基板1を
有機溶媒に浸漬するときに超音波振動のような機械的振
動を与えて側壁に付着した堆積層3d、3eにクラック
を発生させることで除去する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリフトオフ法によるパターン形成法ではリフトオフ
処理に長時間を要し、しかもバリが完全に除去しきれず
部分的に残ることがある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、リフトオフ時間を短縮すると共に、バリの残留を防
止できる半導体基板の配線パターンの形成方法及び配線
パターンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本願の第1の発明は、半導体基板上にリフトオフ法を
用いて形成する配線パターンの形成方法において、形成
すべき配線パターンの外周面に位置する抜き型パターン
に、予め凹凸を形成した後、その上に堆積層を形成し、
抜き型パターンとその上部の堆積層とを除去したもので
ある。
【0010】また、本願の第2の発明は、半導体基板上
にリフトオフ法で形成される配線パターンにおいて、除
去すべき抜き型パターンと形成すべき配線パターンとの
境界面が凹凸状に形成されているものである。
【0011】
【作用】本願によれば、形成すべき配線パターンの外周
面に位置する抜き型パターンに、予め凹凸を形成した
後、その上に堆積層が形成されているので、抜き型パタ
ーンの側壁に形成される堆積層によるバリの長さは、凸
部または凹部の長さ以下の短さとなり、この短いバリ
は、機械的振動により除去できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0013】図1は本実施例の半導体基板の配線パター
ンの平面図の一部である。
【0014】同図に示すように、半導体基板10上に形
成された配線パターン11、12(斜線で示す)の外周
面に複数の凹凸13が形成されているのがわかる。
【0015】このような配線パターン11、12の形成
方法について述べる。
【0016】前述した図5(a)、(b)と同様に、ま
ず、半導体基板10上に例えばポジ型フォトレジストを
用いて抜き型パターン2(パターン幅約30μm)を形
成するが(図5(a))、この抜き型パターン2には形
成すべき配線パターン11、12との境界面に、図1に
示すような凹凸13が約10μm間隔で、厚さが約3μ
mとなるように形成されている(抜き型パターン2の平
面図は図1の斜線を除く部分に相当する)。
【0017】この抜き型パターン2をマスクとして半導
体基板10上に、例えばTi/Au(チタン/金)等の
金属材料を真空蒸着(約1×10-6[torr])して
堆積層(厚さ約0.7μm)を形成する。このとき、こ
の金属材料は、抜き型パターン2の側壁に対して等方的
に蒸着されないので、図2(a)〜(d)の堆積層形成
直後の半導体基板10の断面図に示すような様々な形状
に付着される。図2(a)は抜き型パターン2の側壁に
堆積層が付着せず、半導体基板10上の抜き型パターン
2との境界まで堆積層が付着した場合、図2(b)は抜
き型パターン2の側壁及び半導体基板10上に堆積層が
厚く付着した場合、図2(c)は抜き型パターン2の側
壁に堆積層が付着せず、半導体基板10上の堆積層が比
較的薄く付着した場合、図2(d)は抜き型パターン2
の側壁及び半導体基板10上に堆積層が薄く付着した場
合をそれぞれ示す。
【0018】堆積層が形成された半導体基板10をアセ
トン等の有機溶媒中に約5分間(従来は15分間)浸漬
した後、超音波振動を加えて抜き型パターン2と、この
抜き型パターン2上に形成された堆積層とを同時にリフ
トオフ処理することにより半導体基板10上に、図1に
示すような凹凸13を有する配線パターン11、12が
形成される。このときリフトオフ処理は、図2(a)及
び図2(c)に示すような抜き型パターン2の側壁に堆
積層の金属が付着してない領域から行われる。
【0019】次に実施例の作用を述べる。
【0020】半導体基板10上に形成すべき配線パター
ン11、12の外周面に位置する抜き型パターン2に、
予め凹凸13を形成した後、その上に堆積層が形成され
ているので、抜き型パターン2の側壁に付着するバリの
長さは、凹凸の長さ未満の長さである。この短いバリ
は、超音波等の機械的振動により短時間で容易に除去で
きる。
【0021】以上において、本実施例のよれば、図2
(a)に示すような抜き型パターン2の側壁に比較的薄
く金属が付着した領域ではバリは発生しなかったが、図
2(b)に示すような抜き型パターンの側壁に比較的厚
く金属が付着した領域ではバリが発生した。しかし、こ
のバリの長さは、凹凸13の長さ未満、すなわち10μ
m未満であり、この程度の長さのバリは超音波振動で容
易に除去できた。
【0022】図3及び図4は、抜き型パターンの他の構
成例を示す図である。
【0023】図3において、図1に示した実施例との相
違点は、凹凸の形状が異なっている点であり、図3
(a)は凸部(または凹部)が二等辺三角形、図3
(b)は直角三角形、図3(c)は半円形、図3(d)
は台形、図3(e)は逆台形となっている。なお、図3
(a)〜(e)のいずれのパターンにおいても凸部(凹
部)の一辺の長さが配線パターンの間隔未満の長さとな
っている。
【0024】図4において、図1に示した実施例との相
違点は、抜き型パターンの両辺が階段状(a)、抜き型
パターンの一辺が階段状(b)となっている点である。
【0025】以上において、本実施例によれば、形成す
べき配線パターンの外周面に位置する抜き型パターン
に、予め凹凸を形成した後、その上に堆積層が形成され
ているので、抜き型パターンの側壁に形成される堆積層
によるバリの長さは、凸部または凹部の長さ以下の短さ
となり、この短いバリは、機械的振動により短時間で容
易に除去できるので、リフトオフ時間を15分から5分
まで短縮すると共に、バリの残留を防止することができ
る。
【0026】尚、本実施例ではポジ型のフォトレジスト
を用いて抜き型パターンを形成したが、これに限定され
るものでなく、ネガ型のフォトレジストを用いて抜き型
パターンを形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、半導体基
板上にリフトオフ法を用いて形成する配線パターンの形
成方法において、形成すべき配線パターンの外周面に位
置する抜き型パターンに、予め凹凸を形成した後、その
上に堆積層を形成し、抜き型パターンとその上部の堆積
層とを除去したので、リフトオフ時間を短縮すると共
に、バリの残留を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基板の配線パターンの一実施例
の平面図の一部である。
【図2】堆積層形成直後の半導体基板の断面図である。
【図3】抜き型パターンの他の構成例を示す図である。
【図4】抜き型パターンの他の構成例を示す図である。
【図5】従来のリフトオフ法による配線パターンの製造
方法を説明するための説明図である。
【図6】配線パターンが形成された従来の半導体基板の
平面図の一部である。
【符号の説明】
2 抜き型パターン 3a〜3d 堆積層 10 半導体基板 11、12 配線パターン 13 凹凸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にリフトオフ法を用いて形
    成する配線パターンの形成方法において、形成すべき配
    線パターンの外周面に位置する抜き型パターンに、予め
    凹凸を形成した後、その上に堆積層を形成し、抜き型パ
    ターンとその上部の堆積層とを除去したことを特徴とす
    る半導体基板の配線パターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上にリフトオフ法で形成され
    る配線パターンにおいて、除去すべき抜き型パターンと
    形成すべき配線パターンとの境界面が凹凸状に形成され
    ていることを特徴とする半導体基板の配線パターン。
JP12074592A 1992-05-13 1992-05-13 半導体基板の配線パターン及びその形成方法 Pending JPH05315323A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6989297B2 (en) * 1999-06-25 2006-01-24 International Business Machines Corporation Variable thickness pads on a substrate surface
WO2022196123A1 (ja) * 2021-03-17 2022-09-22 ローム株式会社 半導体装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6989297B2 (en) * 1999-06-25 2006-01-24 International Business Machines Corporation Variable thickness pads on a substrate surface
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