JPH05314826A - 止水テープ - Google Patents

止水テープ

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JPH05314826A
JPH05314826A JP4116304A JP11630492A JPH05314826A JP H05314826 A JPH05314826 A JP H05314826A JP 4116304 A JP4116304 A JP 4116304A JP 11630492 A JP11630492 A JP 11630492A JP H05314826 A JPH05314826 A JP H05314826A
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JP
Japan
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water
tape
foaming agent
salt
absorbent resin
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Application number
JP4116304A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiharu Hayashi
千春 林
Kazuhiro Okamura
一弘 岡村
Hiroya Kobayashi
博也 小林
Tadao Shimomura
忠生 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブル等の微細な空隙に海水等の水性液体が
侵入したとき、速やかに吸水膨張して、水性液体の浸水
拡大を防止する止水テープを得る。 【構成】吸水性樹脂100重量部に発泡剤2〜30重量
部配合した組成物を不織布や合成フィルム等の基材に固
着して止水テープを得る。 【効果】海水などの高イオン水が侵入した場合でも、初
期止水能力に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、止水テープに関するも
のである。更に詳しくは、ケーブルのシース内に海水な
どの高濃度の塩水が浸入した場合に、塩水がシース内を
移動してケーブルや各種装置を劣化させるのを防止する
止水テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブルのシースに外傷が生じてシース
内に水が浸入すると、その水はシース内を速やかに移動
し、光ファイバーや電力線あるいは各種の装置を劣化さ
せるという問題がある。そしてこの問題を解決するため
にシースの内部に止水テープを挿入する方法が提案され
ている。
【0003】このような止水テープとしては、従来ポリ
アクリル酸ナトリウム架橋体、デンプンーアクリル酸グ
ラフト重合体の中和物、酢酸ビニルーアクリル酸エステ
ル共重合体のケン化物、イソブチレンー無水マレイン酸
共重合架橋体の中和物などの吸水性樹脂を不織布などに
固着した物が用いられている(特開昭64−76690
9号、実開昭61−129228号)。しかし、上記止
水テープは吸水速度が遅かったり、塩水での吸水能が充
分でなかったりするため、地中や海底等にケーブルを埋
没した場合に水の浸入を十分に防止できないという問題
点があった。
【0004】また、スルホアルキル(メタ)アルキレー
トやアクリルアミドなどからなる水溶性重合体と架橋剤
とを不織布などの基材に含浸したのち加熱架橋して海水
に対する止水性に優れた吸水テープを製造することが提
案されている(特開平2−11690号)。しかし、こ
のような基材と吸水性樹脂が強固に一体化した止水テー
プでは、吸水速度が小さいため止水能力の低いものしか
得られないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものである。従って、本発明の目的は、ケー
ブルのシース内に高濃度の塩水が侵入しても極めて速い
初期止水効果を持ち、しかも、長期間にわたり安定した
止水能力を発揮する、耐塩性に優れた止水テープを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸水性樹脂1
00重量部に対し水と接触して気体を発生する発泡剤2
〜30重量部を配合してなる組成物を基材に固着させた
止水テープを提供するものである。
【0007】
【作用】本発明の止水テープは、水と接触して気体を発
生する発泡剤を吸水性樹脂100重量部に対して2〜3
0重量部好ましくは5〜20重量部の範囲で配合してな
る水と接触した際に吸水および発泡により膨張する組成
物を基材に固着させたものである。発泡剤の配合量が2
重量部未満の場合は得られる止水テープが水と接触した
際に充分な発泡が行われず、また30重量部を越える場
合は吸水による膨張が不十分となるため、いずれも止水
テープの止水効果が低下して好ましくない。
【0008】本発明で用いられる吸水性樹脂としては、
特に制限はなく、例えばデンプン−アクリロニトリルグ
ラフト共重合体の加水分解物、デンプン−アクリル酸グ
ラフト重合体の中和物、アクリル酸エステル−酢酸ビニ
ル共重合体のケン化物、架橋ポリビニルアルコール変性
物、ポリアクリル酸塩架橋体、架橋イソブチレン−無水
マレイン酸共重合体、スルホン酸基含有単量体の架橋重
合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸塩共重
合体等が挙げられる。これらの中でも、吸水後のゲル強
度や耐塩性に優れているという点で、(メタ)アクリル
酸(塩)−アクリルアミドの架橋重合体、(メタ)アク
リル酸(塩)−スルホエチル(メタ)アクリレート
(塩)の架橋重合体が好ましい。
【0009】本発明に用いられる吸水性樹脂としては、
カルボン酸基および/またはスルホン酸基からなる解離
基を1〜10mg当量/gさらには2〜7mg当量/g
含有する架橋重合体が好ましい。前記解離基が1mg当
量/g未満あるいは10mg当量/gを越える場合に
は、吸水性樹脂の吸水能力が低下したり、多価金属塩の
影響を受けやすくなって、止水テープの止水効果が低下
することがある。
【0010】これらの吸水性樹脂は従来公知の製法で得
ることができる。例えば、(メタ)アクリル酸およびそ
の塩、(メタ)アクリルアミド、スルホエチル(メタ)
アクリレートや2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸等のスルホン酸基含有単量体およびその塩
などから選ばれる1種又は2種以上の不飽和単量体を、
必要により架橋剤の存在下で重合する方法を採用でき
る。
【0011】本発明で用いられる吸水性樹脂の形状は、
粒状、繊維状、ひも状、フィルム状などの種々のものを
適用できる。粒状の場合、吸水性樹脂の平均粒子径は、
基材へのコーティングが容易で吸水速度が大きいという
点から200μm以下であることが好ましい。
【0012】本発明で用いられる発泡剤としては、水と
接触した際に気体を発生する物質であれば特に制限はな
く、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸
バリウム、炭酸銀、炭酸アンモニウム等の炭酸塩、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素マグネシ
ウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素アンモニウム等の
炭酸水素塩などが挙げられ、これらの1種又は2種以上
を用いることができる。
【0013】また、発泡剤の発泡を促進するために発泡
助剤を必要により配合することができる。このような発
泡助剤としては、炭酸よりも強い酸基を有する化合物が
好ましく、例えば、コハク酸、マレイン酸、アクリル
酸、メタクリル酸、酢酸、プロピオン酸、フタル酸、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸架橋体およびそれらの部
分中和物等のカルボン酸基含有化合物、硫酸、パラトル
エンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スルホ
エチル(メタ)アクリレート、スチレンスルホン酸およ
びそれらの部分中和物等のスルホン酸基含有化合物など
が挙げられる。
【0014】吸水性樹脂としてカルボン酸基および/ま
たはスルホン酸基を有するものを使用する場合には、吸
水性樹脂が発泡助剤としても作用するので好ましい。
【0015】上記吸水性樹脂と発泡剤とからなる組成物
を基材に固着させることにより、本発明の止水テープが
得られる。
【0016】上記組成物を基材に固着して止水テープに
する方法としては種々あるが、例えば次のような方法を
採用できる。
【0017】(1)吸水性樹脂と発泡剤とからなる組成
物に、必要により有機高分子系バインダー、無機あるい
は有機系の微粒子、繊維状物質、界面活性剤、溶媒等を
加えた固着用混合物を、不織布、織布、紙、フィルム等
のシート状またはテープ状基材の片面または両面に塗布
したり、基材に固着用混合物を含浸したりする。その
後、溶媒を使用した場合には乾燥し、熱硬化性バインダ
ーまたはヒートシール性バインダーを使用した場合には
熱処理を行う。
【0018】(2)上記の固着用混合物を、不織布、織
布、紙、フィルム等のシート状またはテープ状基材2枚
またはそれ以上の間隙に挟持する。その後、溶媒を使用
した場合には乾燥し、熱硬化性バインダーまたはヒート
シール性バインダーを使用した場合には熱処理を行う。
【0019】本発明の止水テープを製造するには、必ず
しもバインダーを必要とせず、有機溶剤に吸水性樹脂と
発泡剤とからなる組成物を分散して得た混合物を、不織
布、織布、紙、フィルム、合成繊維、天然繊維等からな
るシート状の基材に含浸するだけでも、該組成物を基材
に固着することができる。しかし、このような方法で製
造された止水テープは、バインダーによる妨害がないた
め吸水速度に優れるが、吸水性樹脂や発泡剤が基材から
脱落しやすくなることがある。
【0020】吸水性樹脂や発泡剤の基材からの脱落を防
ぐには、有機高分子系バインダーを使用することが好ま
しい。有機高分子系バインダーの使用量は、吸水性樹脂
100重量部に対して0.5〜300重量部特に2〜8
0重量部の範囲が好ましい。有機高分子系バインダーの
使用量が300重量部を越える場合には、止水テープの
吸水速度が小さくなって止水能力が低下するときがあ
る。有機高分子系バインダーの使用量が0.5重量部未
満の場合には、基材への付着力が低下するため、ケーブ
ルへの組み込み等の取り扱い時に吸水性樹脂や発泡剤が
脱落してしまうことがある。
【0021】有機高分子系バインダーとしては、例え
ば、合成ゴム、天然ゴム、ポリアクリル酸エステル、ポ
リアルキレンオキサイド、ポリウレタン、親水性ポリウ
レタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸架橋体等が挙げ
られる。これらの中でも特にブチルゴム、親水性ポリウ
レタンが好ましい。
【0022】本発明の止水テープを製造するに際し、止
水能力等を向上させる目的で種々の添加物を加えること
ができる。添加物には特に制限はないが、例えば石綿、
パルプ、合成繊維、天然繊維等の繊維状物質;シリカ、
アルミナ、合成ケイ酸塩、ケイ酸マグネシウム、水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウ
ム、ベントナイト、カオリナイト、ゼオライト、酸化チ
タン、活性白土、ホウ砂、ホウ酸亜鉛、カーボンブラッ
ク等の無機あるいは有機系の微粒子があげられる。特
に、無機系微粒子は止水テープの吸水速度や難燃性の向
上に効果がある。
【0023】無機系微粒子の平均粒子径は、好ましくは
200μm以下、特に好ましくは50μm以下である。
平均粒子径が200μmを越えた場合には、得られる止
水テープの止水能力が低下したり、得られる止水テープ
が厚くなるため、微細なケーブル間隙に入らなくなる場
合がある。
【0024】無機系微粒子の添加量は、吸水性樹脂10
0重量部に対して0.05〜100重量部特に1〜50
重量部の範囲が好ましい。0.05重量部未満では実質
添加効果が発現せず、100重量部を越えると止水テー
プ中の吸水性樹脂の割合が少なくなるために、止水テー
プの膨張倍率が低くなり止水効果が低下することがあ
る。
【0025】本発明の止水テープに用いられる基材に
は、特に制限はないが、例えば、ポリオレフィン、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル(アクリ
ル)、ポリカーボネート、セルロース等からなる不織
布、織布、紙、フィルム等が挙げられる。中でも、スパ
ンボンド法で製造されるポリエステルやアクリル等の長
繊維不織布シートが、強度、止水性能、非生分解性の点
で好ましい。
【0026】本発明の止水テープに固着される吸水性樹
脂と発泡剤からなる組成物の重量は、特に制限はない
が、乾燥重量として、好ましくは5〜300g/m2、特に
好ましくは30〜150g/m2である。5g/m2未満の付着
量では、得られる止水テープの止水効果が低い場合があ
る。また、300g/m2を越える付着量では、得られる止
水テープの柔軟性が乏しくなるため作業性が悪くなる場
合がある。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらの実施例によって限定される
ものではない。
【0028】なお得られた止水テープの止水能力は次の
方法で測定した。
【0029】(1)初期吸水膨張率の測定方法 図1に示された測定装置を用いた。まず、図1における
深さ40mm、底面積50.2cm2の円筒型容器1の底
に、止水テープ2を敷き、その上に不織布3をのせた。
次いで、この上に91.6gの重さの蓋4をのせ、その
上部に距離センサー5を設置した。
【0030】容器1に表1で示された塩濃度の人工海水
50gを加えて、止水テープ3を吸水膨張させ、膨張し
た止水テープが蓋4を押し上げた距離(吸水高さ)が最
高値に達するまで吸水高さを経時的に測定した。
【0031】
【表1】
【0032】人工海水添加1分後の吸水高さを吸水高さ
の最高値で除した値の百分率を計算し、これを初期吸水
膨張率として止水テープの初期止水能力の目安とした。
【0033】(2)止水距離の測定方法 図2に示された測定装置を用いて止水距離を測定した。
止水距離測定用の模擬ケーブル6は、底板6aの上部に
止水テープ2を載置し止水テープ面と上板6bとの間隙
の高さが0.1mmで幅が7mmで長さが1400mmになる
ようにスペーサ側板6cを設けて作製した。
【0034】この模擬ケーブルの一方の端に表1で示さ
れた塩濃度の人工海水を満たした容器7をゴム管8で接
続し、容器内の液面を模擬ケーブルより1000mmの高
さに保った。次ぎに、容器下部のコック9を開いて人工
海水を模擬ケーブルの間隙へ導き、模擬ケーブルの端か
ら人工海水が浸入した先端までの距離を止水距離とし
た。
【0035】
【参考例1】500mlの円筒型セパラブルフラスコに
アクリル酸ナトリウム31.3g(0.33モル)、ア
クリルアミド55.2g(0.78モル)、N,N−メ
チレンビスアクリルアミド0.20g(0.0013モ
ル)および水165gを仕込み、均一に溶解させた。フ
ラスコ内を窒素置換した後、湯浴上で25℃に加熱し、
20%過硫酸ナトリウム水溶液1.94gおよび2%L
−アスコルビン酸水溶液1.94gを添加し、撹拌を停
止して重合させた。得られた重合物を細分化した後、1
60℃で3時間乾燥し、粉砕して平均粒子径45μmの
吸水性樹脂を得た。
【0036】
【実施例1〜3および比較例1〜2】日本ブチル(株)製
ブチルゴム5gをトルエン100gに溶解した後、この
溶液100gに参考例1で得られた吸水性樹脂100g
と表2に示す量の炭酸水素ナトリウム(発泡剤)および
ポリアクリル酸架橋体またはコハク酸(発泡助剤)を混
合し、固着用組成物を調製した。
【0037】この固着用組成物をPETフィルム(東レ
(株)製ルミラー:膜厚100μm)に塗布し、乾燥して
本発明の止水テープ(1)〜(3)および比較止水テー
プ(1)〜(2)を得た。この止水テープの厚さは約1
40μmであり、吸水性樹脂の付着量は約50g/m2であ
った。得られた止水テープの性能を前記の方法で評価
し、その結果を表2に示した。
【0038】
【表2】
【0039】
【参考例2】500mlの円筒形セパラブルフラスコに
2−スルホエチルメタクリレートのナトリウム塩17
2.8g(0.80モル)、アクリル酸3.6g(0.
05モル)、アクリル酸ナトリウム14.1g(0.1
5モル)、N,N−メチレンビスアクリルアミド0.1
54g(0.01モル)及び水260gを仕込み、撹拌
して均一に溶解させた。窒素置換した後、湯浴で40℃
に加熱し、10%過硫酸アンモニウム水溶液1.0g及
び1%L−アスコルビン酸水溶液0.5gを添加し、撹
拌を停止して重合させた。得られた重合物を細分化した
後、150℃で3時間乾燥し、粉砕して平均粒子径45
μmの吸水性樹脂を得た。
【0040】
【実施例4〜5および比較例3〜4】参考例2で得られ
た吸水性樹脂100g、表3に示す量の炭酸カルシウム
(発泡剤)およびポリアクリル酸架橋体(発泡助剤)を
用いて実施例1と同様の方法で止水テープを作製し、そ
の性能を前記方法で評価した。その結果を表3に示し
た。
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明の止水テープは、海水、地下水、
血液、尿、セメント水等のような塩類を含む水性液体に
対しても優れた止水効果を発揮し、かつ長期間止水効果
を持続するため、光ケーブル用の押さえ巻きテープ、光
ケーブル用吸水性止水テープ、電力ケーブル用止水テー
プ、通信ケーブル用止水テープ、コンクリート用止水テ
ープ、土木用シールテープ、農園芸用シールテープ、医
療用シールテープなどに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における止水テープの初期吸水膨張率を
測定するための装置を示す一部破断した説明図である。
【図2】本発明における止水テープの止水距離を測定す
るための装置を示す一部破断した説明図である。
【符号の説明】
1 円筒型容器 2 止水テープ 3 不織布 4 蓋 5 距離センサー 6 模擬ケーブル 7 容器 8 ゴム管 9 コック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 忠生 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性樹脂100重量部に対し水と接触
    して気体を発生する発泡剤2〜30重量部を配合してな
    る組成物を基材に固着させた止水テープ。
  2. 【請求項2】 吸水性樹脂がカルボン酸基および/また
    はスルホン酸基からなる解離基を1〜10mg当量/g
    含有する架橋重合体であり、発泡剤が炭酸塩および/ま
    たは炭酸水素塩である請求項1に記載の止水テープ。
JP4116304A 1992-05-08 1992-05-08 止水テープ Pending JPH05314826A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106049A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Sanyo Chem Ind Ltd 光ファイバー止水テープ用吸水性樹脂粒子
CN110437757A (zh) * 2019-07-11 2019-11-12 昆山博益鑫成高分子材料有限公司 一种新型热减粘胶黏剂及热减粘保护膜的制备

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