JPH05337367A - 吸油剤 - Google Patents

吸油剤

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JPH05337367A
JPH05337367A JP14731392A JP14731392A JPH05337367A JP H05337367 A JPH05337367 A JP H05337367A JP 14731392 A JP14731392 A JP 14731392A JP 14731392 A JP14731392 A JP 14731392A JP H05337367 A JPH05337367 A JP H05337367A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】油水混合系からでも広範な種類の油に対して多
量の油を吸収して膨潤し、しかも吸収した油の保油性能
に優れ、且つ吸油速度を著しく向上した吸油剤を提供す
る。 【構成】溶解度パラメーターが9以下の疎水性単量体を
架橋性単量体の存在下に重合して得られる吸油性架橋重
合体30〜99重量部と20℃の水100gに対する溶
解度が1g以下の有機酸金属塩1〜70重量部とからな
る吸油剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸油剤に関する。さらに
詳しくは、油水混合系からでも広範な種類の油に対して
多量の油を吸収して膨潤し、しかも吸収した油の保油性
能に優れ、且つ吸油速度を著しく向上した吸油剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、海上への流出油や廃水中の油分の
回収が環境保全上大きな問題となっている。また、家庭
や工場で廃棄される小規模の廃油や工場における機械油
などの漏油の簡便な処理方法が強く望まれている。
【0003】これらの流出油や廃水中の油分の回収ある
いは廃油や漏油の処理の有力な手段の一つとして、吸油
材で油を吸着したのち焼却その他の後処理を行なう手法
が従来より用いられている。このような吸油材として、
例えばポリプロピレン繊維、ポリスチレン繊維、ポリエ
チレン繊維などの疎水性繊維やその不織布からなる合成
繊維系吸油材が使用されていた。しかし、従来の合成繊
維系吸油材は、吸油作用が毛細管現象で吸油材中に存在
する空隙に油を吸着保持することによるため、吸油後の
保油性能に劣っており、低粘性油に対しては実質的に保
油能がなく、また粘性油に対してもわずかな外圧により
容易に吸収していた油を再放出するため液ダレを生じ易
く、後処理がきわめて煩雑になる欠点を有していた。ま
た、油水混合系の油分や水面に浮上している薄膜状油の
回収に適用した場合、油の回収率が悪く、しかも水分も
多量に吸収するため、吸油材が水中に沈んで回収が困難
であったり回収後の燃焼に不都合が生じる問題点があっ
た。
【0004】これらの問題点を解決する手段として、あ
る種のポリマー中に油を吸収膨潤させるタイプの合成樹
脂系吸油剤についていくつか報告されている。例えば、
t−ブチルスチレン/ジビニルベンゼンの共重合体(特
開昭45−27081号公報)、t−ブチルメタクリレ
ートおよび/またはネオペンチルメタクリレートの架橋
重合体(特開昭50−15882号公報)、メンチルメ
タクリレートの架橋重合体(特開昭50−59486号
公報)、ポリノルボルネンゴム(例えばCdF社製品の
ノーソレックスAP)、炭素数10〜16のアルキル
(メタ)アクリレートの架橋重合体(特開平3−221
582号公報)等があげられる。これらの吸油剤は、吸
油作用が疎水性構造からなる分子内部に油を吸収して膨
潤することによるため、油水混合系の油分や水面に浮上
している薄膜状油に対しても油のみを選択的に吸収し、
しかも一旦吸収した油に対する保油能に優れるなどの利
点を有している。
【0005】しかし、これらの合成樹脂系吸油剤は、合
成繊維系吸油材と比較して油の吸収に要する時間がきわ
めて長いという欠点を有しており、特に高粘性油の吸油
速度が小さいという問題点があった。
【0006】そこで吸油速度を向上させるため、これら
の吸油剤を微粒状に加工し吸油剤の表面積を増大させる
工夫がなされている。しかし、吸油剤の微粒化に伴い粒
子同士の凝集が起こり易くなるため、実際には期待され
る十分な吸油速度が得られていなかった。従って、これ
らの吸油剤は、油の流出事故時などの油を短時間に吸収
処理することが要求される分野には適応が困難である欠
点を有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の吸油
材(剤)が有する前記問題点を解決するものである。す
なわち、本発明の目的は、油水混合系からでも広範な種
類の油に対して多量の油を吸収して膨潤し、しかも吸収
した油の保油性能に優れ、且つ吸油速度を著しく向上し
た吸油剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の吸
油性架橋重合体と特定の有機酸金属塩とを混合複合化す
ることにより前記目的が達成されることを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、溶解度パラメーター
(SP値)が9以下の単量体を主成分としてなる分子中
に1個の重合性不飽和基を有する単量体(A)96〜9
9.999重量%および分子中に少なくとも2個の重合
性不飽和基を有する架橋性単量体(B)0.001〜4
重量%(ただし単量体(A)および(B)の合計は10
0重量%である)からなる単量体成分を重合して得られ
る吸油性架橋重合体(I)30〜99重量部および20
℃の水100gに対する溶解度が1g以下の有機酸金属
塩(II)1〜70重量部からなる吸油剤に関するもので
ある。
【0010】
【作用】溶解度パラメーター(SP値)は、化合物の極
性を表す尺度として一般的に用いられており、本発明で
はSmallの計算式にHoyの凝集エネルギー定数を
代入して導いた値を適用するものとし、単位(cal/
cm31/2で表せる。
【0011】本発明で用いられる単量体(A)の主成分
を構成する単量体は、溶解度パラメーター(SP値)が
9以下で分子中に1個の重合性不飽和基を有する単量体
であり、溶解度パラメーター(SP値)が9を越える単
量体を単量体(A)の主成分に用いると、吸油性能の不
十分な架橋重合体しか得られないため好ましくない。
【0012】溶解度パラメーター(SP値)が9以下で
分子中に1個の重合性不飽和基を有する単量体として
は、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、t-ブ
チル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、
ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、フェニル(メタ)アクリレート、オクチル
フェニル(メタ)アクリレート、ノニルフェニル(メ
タ)アクリレート、ジノニルフェニル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、メンチル
(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレ
ート、ジブチルマレエート、ジドデシルマレエート、ド
デシルクロトネート、ジドデシルイタコネートなどの不
飽和カルボン酸エステル;(ジ)ブチル(メタ)アクリ
ルアミド、(ジ)ドデシル(メタ)アクリルアミド、
(ジ)ステアリル(メタ)アクリルアミド、(ジ)ブチ
ルフェニル(メタ)アクリルアミド、(ジ)オクチルフ
ェニル(メタ)アクリルアミドなどの炭化水素基を有す
る(メタ)アクリルアミド;1−ヘキセン、1−オクテ
ン、イソオクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデ
センなどのα−オレフィン;ビニルシクロヘキサンなど
の脂環式ビニル化合物;ドデシルアリルエーテルなどの
炭化水素基を有するアリルエーテル;カプロン酸ビニ
ル、ラウリン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリ
ン酸ビニルなどの炭化水素基を有するビニルエステル;
ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテルなどの
炭化水素基を有するビニルエーテル;スチレン、t-ブチ
ルスチレン、オクチルスチレンなどの芳香族ビニル化合
物などをあげることができ、これらの単量体を1種また
は2種以上用いることができる。これらの中でも、より
優れた吸油性能および保油性能を与える単量体として、
少なくとも1個の炭素数3〜30の脂肪族炭化水素基を
有し、かつアルキル(メタ)アクリレート、アルキルア
リール(メタ)アクリレート、アルキル(メタ)アクリ
ルアミド、アルキルアリール(メタ)アクリルアミド、
脂肪酸ビニルエステル、アルキルスチレンおよびα−オ
レフィンからなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽
和化合物(a)を主成分としてなる単量体(A)が特に
好ましい。
【0013】このような溶解度パラメーター(SP値)
が9以下の単量体の単量体(A)中における使用量は、
単量体(A)の全体量に対して50重量%以上、より好
ましくは70重量%以上となる割合である。溶解度パラ
メーター(SP値)が9以下の単量体の単量体(A)中
の使用量が50重量%未満では、吸油性能や保油性能に
劣った架橋重合体しか得られない。
【0014】したがって、本発明では、単量体(A)中
に溶解度パラメーター(SP値)が9以下の単量体が5
0重量%以上含有される必要があるが、単量体(A)中
に50重量%以下の割合で溶解度パラメーター(SP
値)が9を越える分子中に1個の重合性不飽和基を有す
る単量体が含有されてもよい。このような単量体として
は、例えば(メタ)アクリル酸、アクリロニトリル、無
水マレイン酸、フマル酸、ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レートなどをあげることができる。
【0015】本発明で用いられる架橋性単量体(B)の
例としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコール−ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、N,N´−メチレンビスアクリルアミド、N,N´
−プロピレンビスアクリルアミド、グリセリントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メ
タ)アクリレート、多価アルコール(例えばグリセリ
ン、トリメチロールプロパンあるいはテトラメチロール
メタン)のアルキレンオキシド付加物と(メタ)アクリ
ル酸とのエステル化によって得られる多官能(メタ)ア
クリレートやジビニルベンゼンなどをあげることがで
き、これらの架橋性単量体を1種または2種以上用いる
ことができる。
【0016】架橋重合体(I)を製造する際に用いられ
る単量体成分中の単量体(A)および架橋性単量体
(B)の比率は、単量体(A)および架橋性単量体
(B)の合計に対して、単量体(A)が96〜99.9
99重量%の範囲、架橋性単量体(B)が0.001〜
4重量%の範囲である。
【0017】単量体(A)が96重量%未満であったり
架橋性単量体(B)が4重量%を越えると、得られる架
橋重合体の架橋密度が高くなりすぎて多量の油を吸収で
きなくなるため好ましくない。また、単量体(A)が9
9.999重量%を越えたり架橋性単量体(B)が0.
001重量%未満では、得られる架橋重合体の油に対す
る可溶性が増大して、吸油後に架橋重合体が流動化し吸
油剤としての性能が得られないため好ましくない。
【0018】本発明における架橋重合体(I)は、例え
ば前記単量体成分を水性媒体中にポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチンなどの保護
コロイド剤やアルキルスルホン酸ナトリウム、アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、脂肪酸石鹸などの界面活性剤の存在下
に分散させ油溶性ラジカル重合開始剤により懸濁重合す
ることにより製造できる。また必要により単量体成分を
水不溶性の有機溶剤に溶解させてから懸濁重合すること
もできる。油溶性ラジカル重合開始剤としては、例えば
ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、ク
メンハイドロパーオキシドなどの有機過酸化物;2,2
´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´−アゾビス
ジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合物などを用いる
ことができる。重合温度は、単量体成分の種類や重合開
始剤の種類により0〜150℃の範囲で適宜選択するこ
とができる。
【0019】また、本発明において架橋重合体(I)を
製造する方法として、塊状重合で架橋重合体(I)を重
合した後、粉砕などの操作を加えて粒度調整を行なう方
法をあげることができる。塊状重合は、例えば単量体成
分を上記重合開始剤の存在下、型に流し込み、50〜1
50℃の条件下に重合を行なえばよい。
【0020】本発明において架橋重合体(I)は、懸濁
重合時にホモミキサーなどによるプレ懸濁工程の導入や
重合時の撹拌動力を調節することにより、平均粒径0.
5〜500μmの範囲の粒状物とすることが好ましい。
架橋重合体(I)の粒状物の平均粒径が0.5μm未満
では、粒状物同士の凝集に基づくママコ現象のために表
面積が低下し、吸油速度の向上した吸油剤を得ることが
困難となる。また、架橋重合体(I)の粒状物の平均粒
径が500μmを越えると、架橋重合体の表面積の低下
に伴って吸油速度も低下するため好ましくない。
【0021】本発明における有機酸金属塩(II)として
は、いわゆる完全中和型の中性石鹸、有機酸が過剰な酸
性石鹸および金属が過剰な塩基性石鹸のいずれも用いる
ことができる。また、モノ石鹸、ジ石鹸、トリ石鹸のい
ずれを用いてもよい。
【0022】有機酸金属塩(II)を構成する有機酸は、
有機酸金属塩を形成した際に20℃の水100gに対す
る溶解度が1g以下の水不溶性または水難溶性を示すも
のであれば特に制限はなく、例えば、酪酸、カプロン
酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セ
ロチン酸、モンタン酸、メリシン酸などの直鎖飽和脂肪
酸;オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの直鎖不
飽和脂肪酸;イソステアリン酸などの分枝脂肪酸;リシ
ノール酸、12−ヒドロキシステアリン酸などのヒドロ
キシル基を含有する脂肪酸;安息香酸;ナフテン酸;ア
ビエチン酸、デキストロピマル酸などのロジン酸などを
あげることができ、これらの1種または2種以上用いる
ことができる。これらの有機酸の中でも炭素数3〜30
の脂肪酸が好ましい。
【0023】また、有機酸金属塩(II)を構成する金属
は、有機酸金属塩を形成した際に前記の水不溶性または
水難溶性を示すものであれば特に制限はなく、例えば、
ナトリウム、カリウム、リチウム、銅、ベリリウム、マ
グネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、
亜鉛、カドミウム、アルミニウム、セリウム、チタン、
ジルコニウム、鉛、クロム、マンガン、コバルト、ニッ
ケルなどをあげることができ、これらの1種または2種
以上用いることができる。
【0024】本発明で用いられる有機酸金属塩(II)
は、平均粒径が0.01〜300μmの範囲であること
が好ましい。この平均粒径が0.01μm未満では、粉
体同士の凝集が起こり、吸油速度を低下させるため好ま
しくない。また、この平均粒径が300μmを越える
と、架橋重合体(I)との相乗効果が発現され難く、吸
油速度を向上させることができないため好ましくない。
【0025】本発明の吸油剤を製造する際、吸油性架橋
重合体(I)および有機酸金属塩(II)を混合する方法
には特に制限はなく、湿式混合や乾式混合のいずれも採
用することができる。湿式混合は、例えば吸油性架橋重
合体(I)および有機酸金属塩(II)を必要に応じて界
面活性剤の存在下に水中に分散混合したのち、濾別乾燥
する方法により行なうことができる。乾式混合は、例え
ばコロイドミルやニーダーやミキサーにて吸油性架橋重
合体(I)と有機酸金属塩(II)を混合することにより
行なうことができる。特に、湿式混合は、前記懸濁重合
で得られた吸油性架橋重合体(I)の水分散体をそのま
ま有機酸金属塩(II)と混合できるため好ましい。ま
た、塊状重合で得られた架橋重合体(I)と有機酸金属
塩(II)とを粉砕操作などで粒度調整を行いながら混合
する方法も採用することができる。
【0026】本発明の吸油剤中の吸油性架橋重合体
(I)および有機酸金属塩(II)の配合割合は、吸油性
架橋重合体(I)が30〜99重量部および有機酸金属
塩(II)が1〜70重量部となる割合である。有機酸金
属塩(II)の量が1重量部未満では、吸油性架橋重合体
(I)の粒子同士が凝集し、吸油速度が低下するため好
ましくない。また、有機酸金属塩(II)を70重量部を
越えて多量に使用すると、吸油剤の吸油量や保油性能が
低下するため好ましくない。
【0027】このようにして得られた吸油剤は、種々の
形態で使用することができる。例えば、本発明の吸油剤
をそのまま油水懸濁液や油分を溶解した水溶液などの油
水混合系または油に添加または散布して用いてもよく、
円筒管などの解放容器内に充填してから用いてもよい。
また、本発明の吸油剤を必要によりバインダーを用いて
造粒したり繊維質に付着あるいは包含させたり、布袋や
多孔性パッケージ内に充填して用いてもよい。
【0028】さらに、本発明の吸油剤は、例えば、もみ
がら、ワラ、パルプ、綿、多孔質石灰、多孔質シリカ、
多孔質パーライト、ポリプロピレン繊維などの従来公知
の吸油剤や充填物と併用して用いることもできる。
【0029】
【実施例】次に、本発明について実施例をあげて詳細に
説明するが、本発明はこれだけに限定されるものではな
い。なお、例中特にことわりのない限り、部は重量部を
表わすものとする。
【0030】
【実施例1】温度計、撹拌機、ガス導入管および還流冷
却器を備えた500mlフラスコに、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル(株式会社日本触媒製、商品名:ソ
フタノール150、以下の実施例においてもこの商品を
使用した)3部を水300部に溶解して仕込み、撹拌下
フラスコ内を窒素置換し、窒素気流下に40℃に加熱し
た。その後、単量体(A)としてノニルフェニルアクリ
レート(SP値:8.3)99.794部、架橋性単量
体(B)として1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト0.206部および重合開始剤としてベンゾイルパー
オキシド0.5部からなる溶液をフラスコ内に一度に加
え、750rpmの条件下で激しく撹拌した。
【0031】ついで、フラスコ内の温度を80℃に昇温
し、同温度で2時間維持して重合反応を行い、その後さ
らにフラスコ内を90℃に昇温し、2時間維持して重合
を完了させることにより、平均粒径30μmの吸油性架
橋重合体(1)を含む水分散体(樹脂純分25重量%)
を得た。
【0032】また、前記ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実質
的に水に不溶性のステアリン酸カルシウムの微粉体(平
均粒径8μm)5部を加え、300rpmの条件下で撹
拌しステアリン酸カルシウムの水分散体を得た。つい
で、先の重合で得られた吸油性架橋重合体(1)を含む
水分散体60部を徐々に加え10分間撹拌を続け、吸油
性架橋重合体(1)とステアリン酸カルシウムとからな
る凝集物を得た。この凝集物をろ別し80℃で乾燥させ
ることにより、吸油性架橋重合体(1)15部およびス
テアリン酸カルシウム5部からなる本発明の吸油剤
(1)を得た。この吸油剤(1)は、平均粒径3mmの
大きさに造粒されていた。
【0033】
【実施例2】実施例1において単量体(A)としてヘキ
サデシルメタクリレート(SP値:7.8)49.93
0部およびN−オクチルメタクリルアミド(SP値:
8.6)49.930部、架橋性単量体(B)としてジ
ビニルベンゼンO.140部を代わりに用い、また回転
数を200rpmに変更した以外は実施例1と同様の方
法により、平均粒径300μmの吸油性架橋重合体
(2)を含む水分散体(樹脂純分25重量%)を得た。
【0034】また、前記ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実施
例1で用いたのと同じステアリン酸カルシウムの微粉体
5部を加え、300rpmの条件下で撹拌しステアリン
酸カルシウムの水分散体を得た。ついで、吸油性架橋重
合体(2)を含む水分散体180部を徐々に加え10分
間撹拌を続け、吸油性架橋重合体(2)とステアリン酸
カルシウムとからなる凝集物を得た。この凝集物をろ別
し80℃で乾燥させることにより、吸油性架橋重合体
(2)45部およびステアリン酸カルシウム5部からな
る本発明の吸油剤(2)を得た。この吸油剤(2)は、
平均粒径5mmの大きさに造粒されていた。
【0035】
【実施例3】前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル
3部を水300部に溶解した水溶液中に単量体(A)と
してドデシルアクリレート(SP値:7.9)57.7
72部およびN,N−ジオクチルアクリルアミド(SP
値:8.2)38.515部、架橋性単量体(B)とし
てポリプロピレングリコールジメタクリレート(分子量
4000)3.713部および重合開始剤として2,2
´−アゾビスイソブチロニトリルO.5部からなる溶液
を加え、ホモミキサーにて10000回転で10分間混
合し単量体の水分散液を得た。
【0036】ついで、温度計、撹拌機、ガス導入管およ
び還流冷却器を備えた500mlのフラスコに上記単量
体の水分散液を仕込み、400rpmの条件下で激しく
撹拌しながらフラスコ内を窒素置換した。引き続き窒素
気流下にフラスコ内の温度を70℃に昇温し、同温度で
2時間維持して重合反応を行い、その後さらに90℃に
昇温して重合を完了させ、平均粒径5μmの吸油性架橋
重合体(3)を含む水分散体(樹脂純分25重量%)を
得た。
【0037】また、前記ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実質
的に水に不溶性のカプリル酸亜鉛の微粉体(平均粒径6
μm)5部を加え、300rpmの条件下で撹拌しカプ
リル酸亜鉛の水分散体を得た。ついで、吸油性架橋重合
体(3)を含む水分散体30部を徐々に加え10分間撹
拌を続け、吸油性架橋重合体(3)とカプリル酸亜鉛と
からなる凝集物を得た。さらに、この凝集物をろ別し8
0℃で乾燥させることにより、吸油性架橋重合体(3)
7.5部およびカプリル酸亜鉛5部からなる本発明の吸
油剤(3)を得た。この吸油剤(3)は、平均粒径3m
mの大きさに造粒されていた。
【0038】
【実施例4】実施例1において単量体(A)としてドデ
シルアクリレート(SP値:7.9)99.823部、
架橋性単量体(B)としてエチレングリコールジアクリ
レートO.177部を代わりに用いた以外は実施例1と
同様の方法により、平均粒径30μmの吸油性架橋重合
体(4)を含む水分散体(樹脂純分25重量%)を得
た。
【0039】また、前記ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実質
的に水に不溶性のステアリン酸アルミニウムの微粉体
(平均粒径5μm)5部を加え、300rpmの条件下
で撹拌しステアリン酸アルミニウムの水分散体を得た。
ついで、吸油性架橋重合体(4)を含む水分散体60部
を徐々に加え10分間撹拌を続け、吸油性架橋重合体
(4)とステアリン酸アルミニウムとからなる凝集物を
得た。さらに、この凝集物をろ別し80℃で乾燥させる
ことにより、吸油性架橋重合体(4)15部およびステ
アリン酸アルミニウム5部からなる本発明の吸油剤
(4)を得た。この吸油剤(4)は、平均粒径3mmの
大きさに造粒されていた。
【0040】
【実施例5】実施例1において単量体(A)としてt−
ブチルスチレン(SP値:7.9)54.881部およ
び1−デセン(SP値:7.0)44.903部、架橋
性単量体(B)としてジビニルベンゼンO.216部を
代わりに用いた以外は実施例1と同様の方法により、吸
油性架橋重合体(5)を含む水分散体(樹脂純分25重
量%)を得た。ついで、この水分散体から吸油性架橋重
合体(5)をろ別乾燥したのちコロイドミルで粉砕する
ことにより、平均粒径5μmである吸油性架橋重合体
(5)の粒状物を得た。
【0041】さらに、この吸油性架橋重合体(5)の粒
状物(平均粒径5μm)75部および実施例4で用いた
のと同じステアリン酸アルミニウムの微粉体25部をコ
ロイドミルを用いて混合することにより、本発明の吸油
剤(5)を得た。
【0042】
【実施例6】実施例1において単量体(A)としてノニ
ルフェニルアクリレート(SP値:8.3)74.79
3部およびヒドロキシエチルアクリレート(SP値:1
0.3)24.931部を代わりに用い、架橋性単量体
(B)としての1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
トの量を0.276部に変更した以外は実施例1と同様
の方法により、平均粒径30μmの吸油性架橋重合体
(6)を含む水分散体(樹脂純分25重量%)を得た。
【0043】また、前記ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実質
的に水に不溶性のベヘン酸バリウムの微粉体(平均粒径
8μm)5部を加え、300rpmの条件下で撹拌しベ
ヘン酸バリウムの水分散体を得た。ついで、吸油性架橋
重合体(6)を含む水分散体60部を徐々に加え10分
間撹拌を続け、吸油性架橋重合体(6)とベヘン酸バリ
ウムとからなる凝集物を得た。さらに、この凝集物をろ
別し80℃で乾燥させることにより、吸油性架橋重合体
(6)15部およびベヘン酸バリウム5部からなる本発
明の吸油剤(6)を得た。この吸油剤(6)は、平均粒
径3mmの大きさに造粒されていた。
【0044】
【実施例7】実施例1において単量体(A)としてラウ
リン酸ビニル(SP値:7.9)99.811部、架橋
性単量体(B)としてトリメチロールプロパントリアク
リレートO.187部を代わりに用いた以外は実施例1
と同様の方法により、平均粒径30μmの吸油性架橋重
合体(7)を含む水分散体(樹脂純分25重量%)を得
た。
【0045】また、前記ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実施
例4で用いたのと同じステアリン酸アルミニウムの微粉
体5部を加え、300rpmの条件下で撹拌しステアリ
ン酸アルミニウムの水分散体を得た。ついで、吸油性架
橋重合体(7)を含む水分散体60部を徐々に加え10
分間撹拌を続け、吸油性架橋重合体(7)とステアリン
酸アルミニウムとからなる凝集物を得た。さらに、この
凝集物をろ別し80℃で乾燥させることにより、吸油性
架橋重合体(7)15部およびステアリン酸アルミニウ
ム5部からなる本発明の吸油剤(7)を得た。この吸油
剤(7)は、平均粒径3mmの大きさに造粒されてい
た。
【0046】
【比較例1】実施例4においてドデシルアクリレートの
量を94.637部に、エチレングリコールジアクリレ
ートの量を5.363部にそれぞれ変更した以外は実施
例4と同様の方法により、平均粒径30μmの比較重合
体(1)を含む水分散体を得た。この水分散体とステア
リン酸アルミニウムを用いて、実施例4と同様の方法で
比較重合体(1)15部およびステアリン酸アルミニウ
ム5部からなる比較吸油剤(1)を得た。この比較吸油
剤(1)は、平均粒径3mmの大きさに造粒されてい
た。
【0047】
【比較例2】実施例4においてドデシルアクリレート9
9.823部からなる単量体(A)の代わりにドデシル
アクリレート39.854部およびメタクリル酸(SP
値:10.1)59.780部を用い、エチレングリコ
ールジアクリレートの量を0.366部に変更した以外
は実施例4と同様の方法により、平均粒径30μmの比
較重合体(2)を含む水分散体を得た。この水分散体と
ステアリン酸アルミニウムを用いて、実施例4と同様の
方法で比較重合体(2)15部およびステアリン酸アル
ミニウム5部からなる比較吸油剤(2)を得た。この比
較吸油剤(2)は、平均粒径3mmの大きさに造粒され
ていた。
【0048】
【比較例3】実施例4において架橋性単量体(B)を用
いなかった以外は実施例4と同様の方法により、平均粒
径30μmの比較重合体(3)を含む水分散体を得た。
この水分散体とステアリン酸アルミニウムを用いて、実
施例4と同様の方法で比較重合体(3)15部およびス
テアリン酸アルミニウム5部からなる比較吸油剤(3)
を得た。この比較吸油剤(3)は、平均粒径3mmの大
きさに造粒されていた。
【0049】
【比較例4】前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル
1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実施例4で
用いたのと同じステアリン酸アルミニウムの微粉体1部
を加え、300rpmの条件下で撹拌しステアリン酸ア
ルミニウムの水分散体を得た。ついで、実施例4の重合
で得られた吸油性架橋重合体(4)を含む水分散体40
0部を徐々に加え10分間撹拌を続け、吸油性架橋重合
体(4)とステアリン酸アルミニウムとからなる凝集物
を得た。さらに、この凝集物をろ別した後コロイドミル
で粉砕し80℃で乾燥させることにより、吸油性架橋重
合体(4)100部およびステアリン酸アルミニウム1
部からなる比較吸油剤(4)を得た。この比較吸油剤
(4)は、平均粒径7mmの大きさに造粒されていた。
【0050】
【比較例5】前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル
1.5部を水150部に溶解した水溶液中に実施例4で
用いたのと同じステアリン酸アルミニウムの微粉体5部
を加え、300rpmの条件下で撹拌しステアリン酸ア
ルミニウムの水分散体を得た。ついで、実施例4で得ら
れた吸油性架橋重合体(4)を含む水分散体8部を徐々
に加え10分間撹拌を続け、吸油性架橋重合体(4)と
ステアリン酸アルミニウムとからなる凝集物を得た。さ
らに、この凝集物をろ別し80℃で乾燥させることによ
り、吸油性架橋重合体(4)2部とステアリン酸アルミ
ニウム5部からなる比較吸油剤(5)を得た。この比較
吸油剤(5)は、平均粒径3mmの大きさに造粒されて
いた。
【0051】
【実施例8】実施例1〜7で得られた吸油剤(1)〜
(7)および比較例1〜5で得られた比較吸油剤(1)
〜(5)の各5gを20℃の条件下で灯油中に24時間
浸漬した後、508メッシュのナイロン濾布上に濾別回
収した。ついで、吸油剤に吸収保持されない灯油を拭い
取った後、吸油剤の重量を測定し、次式に従い灯油の飽
和吸収量を算出した。結果を表1に示した。
【0052】飽和吸収量(g)=灯油浸漬後の吸油剤重
量−灯油浸漬前の吸油剤重量
【0053】
【実施例9】実施例1〜7で得られた吸油剤(1)〜
(7)および比較例1〜5で得られた比較吸油剤(1)
〜(5)の各5gを内径20mmの円筒型ガラス製試験
管に秤り取った。ついで、20℃の条件下、実施例8で
求めた灯油の飽和吸収量の半分の量に当たる灯油をそれ
ぞれの試験管内に一度に仕込み、流動化する灯油が観察
されなくなるまでの時間(吸油時間)を測定した。結果
を表1に示した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の吸油剤は、特定の吸油性架橋重
合体と有機酸金属塩とからなり、それらの相乗効果によ
り、油水混合系からも油のみを選択的に吸収でき一旦吸
収した油の保油性能に優れると共に吸油速度のきわめて
速いものとなる。さらに、本発明の吸油剤は、微粒状に
加工しても吸油時に粒子同士の凝集が起こりにくいた
め、吸油剤として本来備わっている吸油能を効率的に速
やかに発現することができる。
【0056】したがって、本発明の吸油剤は、海上流出
油回収、浮上油回収、廃水中の油分回収、エマルション
ブレーカー、漏油処理剤、食用廃油処理剤、機械用廃油
処理剤、家庭用または工業用油ふきとり剤、化学ぞうき
ん、漏油センサー、オイルシール剤、各種保油剤などの
非常に広範な用途に適応できるほか、各種芳香剤、殺虫
剤、集魚剤などの除放性基材としても使用することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/32 8318−4H // C11B 13/00 2115−4H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解度パラメーター(SP値)が9以下
    の単量体を主成分としてなる分子中に1個の重合性不飽
    和基を有する単量体(A)96〜99.999重量%お
    よび分子中に少なくとも2個の重合性不飽和基を有する
    架橋性単量体(B)0.001〜4重量%(ただし単量
    体(A)および(B)の合計は100重量%である)か
    らなる単量体成分を重合して得られる吸油性架橋重合体
    (I)30〜99重量部および20℃の水100gに対
    する溶解度が1g以下の有機酸金属塩(II)1〜70重
    量部からなる吸油剤。
  2. 【請求項2】 単量体(A)が、少なくとも1個の炭素
    数3〜30の脂肪族炭化水素基を有し且つアルキル(メ
    タ)アクリレート、アルキルアリール(メタ)アクリレ
    ート、アルキル(メタ)アクリルアミド、アルキルアリ
    ール(メタ)アクリルアミド、脂肪酸ビニルエステル、
    アルキルスチレンおよびα−オレフィンからなる群より
    選ばれる少なくとも1種の不飽和化合物(a)を主成分
    としてなるものである請求項1記載の吸油剤。
  3. 【請求項3】 吸油性架橋重合体(I)が平均粒径0.
    5〜500μmの範囲の粒状物であり、有機酸金属塩
    (II)が平均粒径0.01〜300μmの範囲の粉体で
    ある請求項1記載の吸油剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336175B1 (ko) * 2000-01-18 2002-05-10 박차철 해상 유출유 고형화를 위한 수분산성 유겔화제
JP2006008757A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Kao Corp 膨潤型吸油ポリマー粒子
KR100764701B1 (ko) * 2006-03-30 2007-10-09 주식회사 흥인화학 불소계 폐유동체의 응집제 및 이를 이용한 불소계폐유동체의 정제방법
DE19743041B4 (de) * 1996-10-01 2009-04-16 Akira Matsui Verwendung eines Schmieröls für Wälzlager in einer mit hoher Drehzahl rotierenden Anordnung

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DE19743041B4 (de) * 1996-10-01 2009-04-16 Akira Matsui Verwendung eines Schmieröls für Wälzlager in einer mit hoher Drehzahl rotierenden Anordnung
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JP2006008757A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Kao Corp 膨潤型吸油ポリマー粒子
KR100764701B1 (ko) * 2006-03-30 2007-10-09 주식회사 흥인화학 불소계 폐유동체의 응집제 및 이를 이용한 불소계폐유동체의 정제방법

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