JPH05313665A - 自動リズム演奏装置 - Google Patents

自動リズム演奏装置

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Publication number
JPH05313665A
JPH05313665A JP4139688A JP13968892A JPH05313665A JP H05313665 A JPH05313665 A JP H05313665A JP 4139688 A JP4139688 A JP 4139688A JP 13968892 A JP13968892 A JP 13968892A JP H05313665 A JPH05313665 A JP H05313665A
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JP
Japan
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pattern
rhythm
button
pad
rhythm pattern
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Application number
JP4139688A
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English (en)
Inventor
Ayumi Takahashi
歩 高橋
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
Application filed by Roland Corp filed Critical Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オリジナル・パターン毎に、バリエーション・
パターンやフィル・イン・パターンを任意に設定できる
ようにして、リズム・パターン選択の自由度を増大し、
変化に富んだリズム演奏を行うことができるようにす
る。 【構成】第一のリズム・パターンに対応する第二のリズ
ム・パターンを、複数のリズム・パターンの中から選択
し、第一のリズム・パターンに対応して記憶する記憶手
段と、演奏中にリズム・パターンを指示する操作子と、
第一のリズム・パターンが演奏されているとき、操作子
の操作に基づき、第二のリズム・パターンに変更する制
御手段とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動リズム演奏装置に
関し、特に、演奏中のリズム・パターンを切り換えるこ
とのできる自動リズム演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動リズム演奏装置として、操作
子の操作によって、リズム・パターンを切り換えること
ができるものが知られている。即ち、ある基本となるリ
ズム・パターン(オリジナル・パターン)の演奏中に操
作子を操作すると、演奏中のオリジナル・パターンとは
異なるバリエーションであるリズム・パターン(バリエ
ーション・パターン)に、演奏されるリズム・パターン
が切り換えられものがあった。また、このようにオリジ
ナル・パターンからバリエーション・パターンに切り換
える際に、所謂、フィル・イン演奏を行わせるために、
フィル・イン演奏用のリズム・パターン(フィル・イン
・パターン)を挿入するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の自動リズム演奏装置においては、オリジ
ナル・パターンから切り換えられるバリエーション・パ
ターンやフィル・イン・パターンが、予め自動リズム演
奏装置に内蔵されたリズム・パターンに定められてい
て、各自動リズム演奏装置毎に、各オリジナル・パター
ンに対するバリエーション・パターンやフィル・イン・
パターンが固定化されていたため、極めて限定されたリ
ズム演奏しか行うことができず、変化に富んだ自由なリ
ズム演奏を行うことができないという問題点があった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、演奏者が、オリジナル・パターン毎にバリエー
ション・パターンやフィル・イン・パターンを任意に設
定できるようにして、リズム・パターン選択の自由度を
増大し、変化に富んだリズム演奏を行うことのできる自
動リズム演奏装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における自動リズム演奏装置は、第一のリズ
ム・パターンに対応する第二のリズム・パターンを、複
数のリズム・パターンの中から選択し、第一のリズム・
パターンに対応して記憶する記憶手段と、演奏中にリズ
ム・パターンを指示する操作子と、第一のリズム・パタ
ーンが演奏されているとき、操作子の操作に基づき、第
二のリズム・パターンに変更する制御手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0006】
【作用】演奏者は、第一のリズム・パターンに対応する
第二のリズム・パターンを、複数のリズム・パターンの
中から選択し、第一のリズム・パターンに対応させて記
憶手段に記憶させることができる。そして、演奏者が、
第一のリズム・パターンの演奏中に、リズム・パターン
を指示する操作子を操作すると、制御手段は演奏するリ
ズム・パターンを、第一のリズム・パターンから第二の
リズム・パターンへと変更するものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による自動リ
ズム演奏装置の一実施例を詳細に説明するものとする。
【0008】図1は、本発明による自動リズム演奏装置
の一実施例を示すブロック構成図であり、この自動リズ
ム演奏装置は、その全体の動作の制御を中央処理装置
(CPU)10を用いて制御するように構成されてい
る。このCPU10には、バス12を介して、全体の動
作の制御のための所定のプログラム、各種のリズム・デ
ータなどが格納されたリード・オンリ・メモリ(RO
M)14と、後述するようにプログラムの実行に必要な
各種レジスタ群などが設定されたワーキング・エリアを
有するランダム・アクセス・メモリ(RAM)16と、
後述する操作子群18と、後述する表示部20と、CP
U10の制御によりリズム演奏音を発生するための音源
部22とが接続されている。
【0009】図2には、操作子群18と表示部20とを
備えた操作パネルが示されている。操作子群18は、モ
ード選択ボタン24と、リアルタイム/ステップ・ボタ
ン26と、アップ/ダウン・ボタン28と、数字ボタン
30と、フラム・ボタン32と、ロール・ボタン34
と、テンポ・ボタン36と、ドラム・キット・ボタン3
8と、リバーブ・ボタン40と、コーラス・ボタン42
と、ボリュームつまみ44と、テンポ/データつまみ4
6と、キー・パッド48と、カーソル・ボタン50と、
エンター・ボタン52と、ストップ/エグジット・ボタ
ン54と、フォワード・ボタン56と、バックワード・
ボタン57と、スタート・ボタン58と、レコーディン
グ・ボタン60と、リセット・ボタン62と、パッド・
バンク・ボタン64と、デリート・ボタン66と、コピ
ー・ボタン68とより構成されている。
【0010】これら操作子群18を構成する各操作子の
操作状態は、CPU10に読み込まれる。
【0011】表示部20は、操作子群18の操作状態や
演奏状態を示す設定状態表示部70と、テンポ・インジ
ケーター72と、レコーディング・インジケーター74
とより構成されている。これらの表示部20は、操作子
群18の操作状態や演奏状態に応じて表示され、演奏者
はこの自動リズム演奏装置の設定状態を確認することが
できる。
【0012】RAM16には、図3において図表的に示
すように、予め設定されたリズム・パターンが記憶され
ている。リズム・パターンとしては、基本のリズム・パ
ターンであるオリジナル(Original)・パター
ンと、オリジナル・パターンのバリエーションとして扱
うリズム・パターンであるバリエーション(Varia
tion)・パターンと、オリジナル・パターンを演奏
する前のフィル・イン演奏用として扱うリズム・パター
ンであるフィル・イン・トゥ・オリジナル(Fill
in to Original)・パターンと、バリエ
ーション・パターンを演奏する前のフィル・イン演奏用
として扱うリズム・パターンであるフィル・イン・トゥ
・バリエーション(Fill in to Varia
tion)・パターンとが設定されている。
【0013】以上の構成において、この自動リズム演奏
装置の作用および動作を説明するものとする。
【0014】この自動リズム演奏装置においては、リズ
ム・パターンとして設定されたオリジナル・パターン
と、バリエーション・パターンと、フィル・イン・トゥ
・オリジナル・パターンと、フィル・イン・トゥ・バリ
エーション・パターンとを任意に組み合わせるととも
に、この組み合わせを操作子群18の任意の操作子に割
り当てて、RAM16に記憶しておくことにより、リズ
ム・パターンの切り換えを、簡単な操作により行うこと
ができるものである。
【0015】即ち、上記のように設定することにより、
あるリズム・パターンの演奏中に、予め設定しておいた
リズム・パターンに移る機能(以下、この機能を「リア
ルタイム・パターン・チェンジ」と称す。)を、実現で
きるようになる。このため、簡単な操作でフィル・イン
演奏も自動的に挿入することもできるようになるので、
任意に作成したリズム・パターンを、予めリズム・パタ
ーンを内蔵した従来の自動リズム演奏装置と同様に使用
することができる。
【0016】各リズム・パターンを設定する場合には、
一つのオリジナル・パターンに対して、バリエーション
・パターンを選択し、フィル・イン・トゥ・バリエーシ
ョン・パターンやフィル・イン・トゥ・オリジナル・パ
ターンを選択し、RAM16に書き込むものである。
【0017】選択するリズム・パターンとしては、図3
に示したような予め用意されているリズム・パターンで
もよいし、また演奏者が新たに作成したリズム・パター
ンでもよい。
【0018】次に、具体的にリアルタイム・パターン・
チェンジを設定する操作を、図4および図5を参照しな
がら説明する。
【0019】まず、モード選択ボタン24の中のSON
G/PTNボタン24aを押してパターン・モードを選
択し、表示部20の設定状態表示部70に「PATTE
RN」を表示させる。そうしてから、テンポ/データつ
まみ46により、リアルタイム・パターン・チェンジを
設定するパターン・ナンバーを指定する。図4には、パ
ターン・ナンバー「149」を指定した状態が示されて
いる。
【0020】次に、レコーディング・ボタン60を押
す。そして、カーソル・ボタン50を押して、リアルタ
イム・パターン・チェンジの設定画面を選択し、テンポ
/データつまみ46により、リアルタイム・パターン・
チェンジを「ON」にする。
【0021】その後に、カーソル・ボタン50を押して
カーソルを移動させ、テンポ/データつまみ46によ
り、バリエーション・パターンとして使用するリズム・
パターンをパターン・ナンバーにより選択する。図4に
は、バリエーション・パターン(VAR)としてパター
ン・ナンバー「143」を指定した状態が示されてい
る。
【0022】上記した操作の後、カーソル・ボタン50
を押して画面を切り換え、テンポ/データつまみ46に
より、フィル・イン・トゥ・バリエーション・パターン
として使用するリズム・パターンをパターン・ナンバー
により選択する。図5には、フィル・イン・トゥ・バリ
エーション・パターン(FTV)としてパターン・ナン
バー「140」を指定した状態が示されている。
【0023】さらに、カーソル・ボタン50を押してカ
ーソルを移動させ、テンポ/データつまみ46により、
フィル・イン・トゥ・オリジナル・パターンとして使用
するリズム・パターンをパターン・ナンバーにより選択
する。図5には、フィル・イン・トゥ・オリジナル・パ
ターン(FTO)としてリズム・ナンバー「141」を
指定した状態が示されている。
【0024】こうして全てのリズム・パターンの選択お
よび設定が終了したら、ストップ/エグジット・ボタン
54を押して、設定状態表示部70を元の画面に戻して
設定操作を終了する。
【0025】以上のようにして設定したリズム・パター
ンによりリズム演奏を行わせるには、以下に述べるよう
な操作を行えばよいものであり、図6乃至図10を参照
しながら説明する。
【0026】まず、モード選択ボタン24の中のSON
G/PTNボタン24aを押してパターン・モードを選
択し、表示部20の設定状態表示部70に「PATTE
RN」を表示させる。そうしてから、テンポ/データつ
まみ46により、演奏するリズム・パターンを選択す
る。図6には、パターン・ナンバー「149」が選択さ
れた状態が示されている。なお、リアルタイム・パター
ン・チェンジが設定してあるリズム・パターンについて
は、設定状態表示部70のビート(BEAT)数表示部
の前に、オリジナル・パターン・ナンバーが表示され
る。パターン・ナンバー「149」は、リアルタイム・
パターン・チェンジが設定されているため、ビート数表
示部に示されたビート数「80」の前に、オリジナル・
パターン・ナンバー「149」が表示されている。
【0027】そして、スタート・ボタン58を押して、
選択したリズム・パターンを演奏させる。このようにし
てオリジナル・パターンのパターン・ナンバー「14
9」のリズム・パターンを演奏している最中に、再度ス
タート・ボタン58を押すと、次の小節から、バリエー
ション・パターンのパターン・ナンバー「143」のリ
ズム・パターンが演奏される(図7)。
【0028】また、オリジナル・パターンのパターン・
ナンバー「149」のリズム・パターンを演奏している
最中に、フォワード・ボタン56を押すと、フィル・イ
ン・トゥ・バリエーション・パターンのパターン・ナン
バー「140」のリズム・パターンの演奏が開始され
(図8)、その次の小節から、バリエーション・パター
ンのパターン・ナンバー「143」のリズム・パターン
が演奏される(図7)。
【0029】一方、バリエーション・パターンのパター
ン・ナンバー「143」のリズム・パターンを演奏して
いる最中に、バックワード・ボタン57を押すと、フィ
ル・イン・トゥ・オリジナル・パターンのパターン・ナ
ンバー「141」のリズム・パターンの演奏が開始され
(図9)、その次の小節から、テンポ/データつまみ4
6によって選択されたオリジナル・パターンのパターン
・ナンバー「149」のリズム・パターンが演奏される
(図6)。
【0030】図10には、フィル・イン・パターンが1
小節の場合における、フォワード・ボタン56およびバ
ックワード・ボタン57の操作タイミングと演奏される
リズム・パターンとの関係が示されている。図10
(a)に示されるように、小節の最後の拍と次の小節と
の間以外でフォワード・ボタン56が押されると、その
押された小節内では、フィル・イン・トゥ・バリエーシ
ョン・パターンが演奏され、次の小節からは、バリエー
ション・パターンが演奏される。一方、図10(b)に
示されるように、小節の最後の拍と次の小節との間にフ
ォワード・ボタン56を押すと、次の小節の先頭からフ
ィル・イン・トゥ・バリエーション・パターンが演奏さ
れ、その次の小節からバリエーション・パターンが演奏
されるものである。
【0031】また、図10(c)に示されるように、小
節の最後の拍と次の小節との間以外でバックワード・ボ
タン57が押されると、その押された小節内では、フィ
ル・イン・トゥ・オリジナル・パターンが演奏され、次
の小節からは、オリジナル・パターンが演奏される。一
方、図10(d)に示されるように、小節の最後の拍と
次の小節との間にバックワード・ボタン57を押すと、
次の小節の先頭からフィル・イン・トゥ・オリジナル・
パターンが演奏され、その次の小節からオリジナル・パ
ターンが演奏されるものである。
【0032】さらに、バリエーション・パターン、フィ
ル・イン・トゥ・バリエーション・パターンあるいはフ
ィル・イン・トゥ・オリジナル・パターンの演奏中にス
トップ/エグジット・ボタン54を押して演奏をストッ
プし、リセット・ボタン62を押すと、オリジナル・パ
ターンの先頭に戻ることになる。
【0033】図11には、上記したフォワード・ボタン
56およびバックワード・ボタン57の操作により演奏
を実現するために、RAM16に設定されたレジスタF
WD(フォワード)およびレジスタBWD(バックワー
ド)に記憶されているリズム・パターンを図表的に示し
ている。即ち、レジスタFWDには、パターン・ナンバ
ー(PTN)「140」からパターン・ナンバー(PT
N)「143」への変化が記憶され、レジスタBWDに
は、パターン・ナンバー(PTN)「141」からパタ
ーン・ナンバー(PTN)「149」への変化が記憶さ
れている。
【0034】なお、RAM16に上記したリズム・パタ
ーンを登録する際には、リズム・パターンへのポインタ
を登録するだけなので、同じリズム・パターンを異なる
リズム・パターンから呼んだり、リズム・パターンの入
れ換えを楽に行うことができる。
【0035】また、本実施例においては、キー・パッド
48を構成するキー・パッド48a乃至48pを叩く
と、各キー・パッド48a乃至48pに割り当てられた
インストゥルメント(楽器音)を鳴らせることができ、
このときに、キー・パッド48a乃至48pを叩く強さ
によって、音量や音色が変化するものである。また、キ
ー・パッド48a乃至48pに、上記したように伴奏の
リズム・パターンが切り換わる毎に、予めそのリズム・
パターン毎に、音源、エフェクト(効果)の設定および
出力先の設定などを登録するような機能(以下、この機
能を「ドラム・キット」と称す。)も備えられている。
【0036】このドラム・キットの概念およびキー・パ
ッド48a乃至48pの操作を、図12乃至図16を参
照しながら、詳細に説明する。
【0037】図12に示すように、ドラム・キットは、
自動リズム演奏装置内蔵の255種類のインストゥルメ
ントの中から、55種類のインストゥルメントを選ん
で、一つのセットにまとめたものである。こうして選択
された55種類のインストゥルメントには、「1」乃至
「55」の番号(パッド・ナンバー)が付されている。
【0038】また、図13に示すように、パッド・バン
クの概念も導入されている。このパッド・バンクとは、
ドラム・キットのインストゥルメントがキー・パッド4
8a乃至48pの16個のキー・パッド48に割り当て
られたものであり、バンクAとバンクBの2種類が設定
される。
【0039】具体的には、パッド・ナンバー「1」乃至
「16」のインストゥルメントは、それぞれパッド・バ
ンクAのキー・パッド48のキー・パッド48a乃至4
8pに対応し、パッド・ナンバー「17」乃至「32」
のインストゥルメントは、それぞれパッド・バンクBの
キー・パッド48のキー・パッド48a乃至48pに対
応する。従って、パッド・ナンバー「1」乃至「32」
のインストゥルメントは、キー・パッド48のキー・パ
ッド48a乃至48pを叩いて音を鳴らすことができ
る。例えば、図14に示すように、あるドラム・キット
のパッド・ナンバー「1:クラッシュ・シンバル」は、
パッド・バンクAのキー・パッド48aに設定し、パッ
ド・ナンバー「2:クローズド・ハイハット」は、パッ
ド・バンクAのキー・パッド48bに設定するなどする
ものである。
【0040】一方、パッド・ナンバー「33」乃至「5
5」のインストゥルメントは、MIDIによりコントロ
ールされるように構成されている。
【0041】なお、本実施例においては、自動リズム演
奏装置に予め内蔵されて用意されたプリセット・ドラム
・キットが7種類(ナンバー「0」乃至「6」)と、演
奏者が自由に設定できるユーザー・ドラム・キット32
種類(ナンバー「7」乃至「38」)がある。ユーザー
・ドラム・キットに割り当てられたインストゥルメント
は、音色を修正(音量やピッチなどの設定を変える。)
することができるので、予め用意された内蔵のインスト
ゥルメントに加えて、新たなインストゥルメントとして
扱うことができる。
【0042】このようなドラム・キットを切り換えるに
は、まず、操作子群18のドラム・キット・ボタン38
を押して、ドラム・キット切り換え可能な状態に設定さ
れると、表示部20の設定状態表示部70に「DRUM
KIT」が点滅する。それから、テンポ/データつま
み46により、ドラム・キットのナンバー「0」乃至
「38」のいずれかを選択する。図15には、ナンバー
「10」のドラム・キットを選択した状態が示されてい
る。選択が終了したら、再びドラム・キット・ボタン3
8を押して設定して、元の状態に戻すことになる。
【0043】次に、パッド・バンクを切り換える操作を
説明する。パッド・バンクを切り換えるには、パッド・
バンク・ボタン64を押せばよい。このパッド・バンク
・ボタン64を押す度に、図16に示すように、パッド
・バンクA、パッド・バンクB、パッド・バンクAおよ
びパッド・バンクBというようにパッド・バンクが切り
換わり、表示部20の設定状態表示部70も、それに合
わせてパッド・バンクA、パッド・バンクB、パッド・
バンクAおよびパッド・バンクBと切り換わる。パッド
・バンクAおよびパッド・バンクBが選択され、同時に
パッド・バンクAおよびパッド・バンクBが表示された
ときには、パッド・バンク・レイヤー機能が働くことに
なる。
【0044】このパッド・バンク・レイヤー機能とは、
パッド・バンクAとパッド・バンクBとを、キー・パッ
ド48a乃至48pの押打操作により、演奏者が任意に
切り換えることができるものである。例えば、パッド・
バンクAには強打音を登録し、パッド・バンクBには弱
打音を登録しておいた場合においては、パッド・バンク
48a乃至48bを押打する際の強さに応じ、ある一定
の強さまではパッド・バンクBを読み出し、それ以上の
強さの場合には、パッド・バンクAを読み出すように設
定しておく。このようにすると、演奏中において、パッ
ド・バンク48a乃至48bを押打する際の強さに応じ
て、パッド・バンクAあるいはパッド・バンクBを選択
的に読み出せるようになるため、キー・パッド48a乃
至48pよりなる16個のキー・パッドを2面有し、全
部で32個のキーパッドにより演奏を行うのと同様な効
果が得られる。
【0045】さらに、キー・パッド48a乃至48pを
叩いて、インストゥルメントを鳴らす際に、同じ間隔で
連続的に鳴らせるロール奏法を行いたい場合には、ロー
ル・ボタン34を押しながらキー・パッド48a乃至4
8pを押し続けると、ロール奏法によりインストゥルメ
ントの音が鳴る。このロール奏法における発音の間隔を
変更する設定も、行うこともできるものである。
【0046】また、上記したように、ドラム・キット
は、リズム・パターン毎に記憶されるものであるため、
図4および図5において説明したリアルタイム・パター
ン・チェンジ設定時に、いずれのドラム・キットを使用
してリズム・パターンが作られたのかが、併せて記憶さ
れることになる。
【0047】従って、リズム・パターンが演奏されてい
るときに、リズム・パターンを変えると、それに応じて
ドラム・キットも変化する。また、一旦リズム・パター
ンを作成した後でも、別のドラム・キットに変えること
ができるので、同じリズム・パターンでも、異なるイン
ストゥルメントにより演奏させることができるようにな
る。
【0048】図17には、RAM16に記憶されたドラ
ム・キットの記憶内容が、図表的に示されている。キー
・パッド48のキー・パッド(PAD)48a乃至48
pの16個のキー・パッドにそれぞれ対応して、インス
トゥルメント(INSTRUMENT)が設定されてい
る。そして、各インストゥルメント毎に、エフェクト
(EFFECT)のリバーブ・センド量(Rev)およ
びコーラス・センド量(Cho)と出力先(OUTPU
T)が設定されている。
【0049】なお、このようなドラム・キットを作成す
る場合には、自動リズム演奏装置に内蔵しているリズム
・パートのインストゥルメントが非常に多くなると、イ
ンストゥルメントをそのカテゴリー毎に分類して記憶さ
せる場合に、どのインストゥルメントが、どのカテゴリ
ーに含まれるかの判断が困難になることが予想される。
従って、ドラム・キットの作成時に選択したインストゥ
ルメントを一音づつ発音させて、その音色を確認しなが
らドラム・キットを構築しなければならないため、その
作業は極めて煩雑になるであろう。
【0050】このため、リズム・パートのインストゥル
メントを記憶する際に、そのインストゥルメントの属性
を付して記憶させ、その属性を基にして、異なるインス
トゥルメントのグループにおいて同じカテゴリーのイン
ストゥルメントを自動的に検索し、その候補を示してド
ラム・キットの構築支援を行うことが提案された。
【0051】図18は、RAM16に、各インストゥル
メントのインストゥルメント名(INST NAME)
毎に、グループ(GROUP)、カテゴリー(CATE
GORY)および属性のナンバー(No.)を付して記
憶した状態を図表的に示す説明図である。
【0052】上記のグループとは、楽器としての大まか
な分類であり、「kick:キック・ペダル」、「sn
are:スネア・ドラム」、「tom:タム・タム」、
「cymbal:シンバル」などに分けられる。また、
カテゴリーとは、グループの中においての細かい分類で
あり、「dry:ドライ(乾いた音質)」、「roo
m:ルーム(室内において演奏された音質)」、「ja
zz:ジャズ(ジャズ風な音質)」などに分けられる。
そして、ナンバーとは、各属性を分類して示したもので
あり、各カテゴリーの検索の際の管理番号として使用さ
れる。
【0053】図19には、属性のフォーマットの詳細が
示されている。属性は、一つのインストゥルメントにつ
いて、グループを示すbyte(バイト)に続く3バイ
トで構成され、優先順位の付けられたカテゴリー(最大
3つまで)、各カテゴリーの属性ナンバーで構成され
る。
【0054】このような属性を利用してドラム・キット
の構築を行う場合には、例えば、インストゥルメント・
グループ「kick」の中から、インストゥルメント名
として「Heavy Kick」を指定すると、「He
avy Kick」に設定されたカテゴリーと同じ「p
ower」、「room」に属するものを、他のグルー
プたる「snare」から検索する。その際に、最初に
「power」に属する「snare」から、属性のナ
ンバーの小さい順に候補をあげていく。そして、「po
wer」の中で採用されない場合には、「room」に
属する「snare」から、属性のナンバーの小さい順
に候補をあげていくことになる。
【0055】このようにすることにより、同じカテゴリ
ーに分類されるインストゥルメントを、容易に検索する
ことができる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】第一のリズム・パターンに対応する第二の
リズム・パターンを、複数のリズム・パターンの中から
選択し、第一のリズム・パターンに対応して記憶する記
憶手段と、演奏中にリズム・パターンを指示する操作子
と、第一のリズム・パターンが演奏されているとき、操
作子の操作に基づき、第二のリズム・パターンに変更す
る制御手段とを備えるようにしたため、演奏者は、第一
のリズム・パターンに対応する第二のリズム・パターン
を、複数のリズム・パターンの中から選択して、第一の
リズム・パターンに対応させて記憶手段に記憶させるこ
とができる。
【0058】そして、演奏者が、第一のリズム・パター
ンの演奏中に、リズム・パターンを指示する操作子を操
作すると、制御手段は演奏するリズム・パターンを、第
一のリズム・パターンから第二のリズム・パターンへと
変更するものであるため、リズム・パターンの変更を任
意に行うことができるので、変化に富んだリズム演奏を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動リズム演奏装置による一実施例を
示すブロック構成図である。
【図2】操作パネルを示す説明図である。
【図3】予めRAMに設定されたリズム・パターンの記
憶例を、図表的に示す説明図である。
【図4】リアルタイム・パターン・チェンジの設定操作
の説明図である。
【図5】リアルタイム・パターン・チェンジの設定操作
の説明図である。
【図6】リアルタイム・パターン・チェンジによる演奏
状態を示す説明図である。
【図7】リアルタイム・パターン・チェンジによる演奏
状態を示す説明図である。
【図8】リアルタイム・パターン・チェンジによる演奏
状態を示す説明図である。
【図9】リアルタイム・パターン・チェンジによる演奏
状態を示す説明図である。
【図10】フォワード・ボタンおよびバックワード・ボ
タンの操作タイミングと演奏されるリズム・パターンと
の関係を示す説明図である。
【図11】レジスタFWDとレジスタBWDに記憶され
たリズム・パターンを図表的に示す説明図である。
【図12】ドラム・キットの構成を示す説明図である。
【図13】パッド・バンクの構成を示す説明図である。
【図14】ドラム・キットとパッド・バンクとの関係
を、具体的に示した説明図である。
【図15】ドラム・キットによる操作状態を示す説明図
である。
【図16】パッド・バンクの切り換え状態を示す説明図
である。
【図17】ドラム・キットの記憶内容を図表的に示す説
明図である。
【図18】インストゥルメント名毎に、グループ、カテ
ゴリーおよび属性ナンバーを付して記憶した状態を図表
的に示す説明図である。
【図19】属性のフォーマットを図表的に示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 RAM 18 操作子群 20 表示部 22 音源部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のリズム・パターンに対応する第二
    のリズム・パターンを、複数のリズム・パターンの中か
    ら選択し、第一のリズム・パターンに対応して記憶する
    記憶手段と、 演奏中にリズム・パターンを指示する操作子と、 第一のリズム・パターンが演奏されているとき、前記操
    作子の操作に基づき、第二のリズム・パターンに変更す
    る制御手段とを備えた自動リズム演奏装置。
JP4139688A 1992-05-01 1992-05-01 自動リズム演奏装置 Pending JPH05313665A (ja)

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JP4139688A JPH05313665A (ja) 1992-05-01 1992-05-01 自動リズム演奏装置

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JPH05313665A true JPH05313665A (ja) 1993-11-26

Family

ID=15251114

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JP (1) JPH05313665A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012018358A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Yamaha Corp 電子音楽装置及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012018358A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Yamaha Corp 電子音楽装置及びプログラム

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