JPH05313351A - マスクフィルム検査装置 - Google Patents

マスクフィルム検査装置

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JPH05313351A
JPH05313351A JP14340292A JP14340292A JPH05313351A JP H05313351 A JPH05313351 A JP H05313351A JP 14340292 A JP14340292 A JP 14340292A JP 14340292 A JP14340292 A JP 14340292A JP H05313351 A JPH05313351 A JP H05313351A
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JP
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label
defect
film
mask film
inspection
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JP14340292A
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Hideaki Ono
英明 大野
Takashi Okuyama
隆志 奥山
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスクフィルムに形成されたパターンの欠陥
を修正する作業を正確にしかも容易に行うことを可能に
したマスクフィルム検査装置を得る。 【構成】 マスクフィルムMFに形成されたパターンの
欠陥を検出する手段6と、検出された欠陥情報に基づい
てマスクフィルムの欠陥位置に欠陥を表示するためのラ
ベルLを貼り付ける手段7とを備える。ラベルを貼付手
段7は、マスクフィルムを搭載して一方向に往復移動さ
れる検査テーブル4に対してその移動方向と直交する方
向に移動されるラベル搬送器72と、このラベル搬送器
に設けられて欠陥表示を行うラベルLを吸着しかつ搬送
して検査テーブル上のマスクフィルムMFの欠陥箇所に
ラベルLを貼り付ける吸着ヘッド77とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明フィルムに所要パタ
ーンが形成されたマスクフィルムのパターン欠陥を検査
するための検査装置に関し、特にマスクフィルムの欠陥
箇所にラベルを貼り付けて欠陥表示を行うようにしたマ
スクフィルム検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化,高集積化に伴
って、これらの機器に使用されるプリント配線板もより
一層の高集積化、高密度化が要求されている。このた
め、プリント配線板を写真蝕刻法により形成する際に使
用されるマスクフィルムのパターンも微細化が進められ
ており、そのパターン欠陥の検査に際しても高精度が要
求されている。従来、この種のパターン欠陥検査とし
て、画像読取カメラでパターンの画像データを読み取
り、この画像データを所要のアルゴリズムで処理するこ
とでパターン欠陥を自動的に検出する方法が提案されて
いる。
【0003】このような検査方法では、マスクフィルム
の欠陥データとしてマスクフィルム上における欠陥の座
標位置や欠陥種類等の情報を得ることができるため、こ
の欠陥情報に基づいてマスクフィルムと略同じ大きさの
用紙の対応する欠陥箇所に点等を描画して欠陥箇所を表
示させることができる。そして、マスクフィルムの欠陥
の修正に際しては、この欠陥箇所が表示された用紙の上
に該当するマスクフィルムを重ね、このマスクフィルム
を透して見える描画点を基準としてマスクフィルム上の
欠陥箇所を見つけ、その修正作業を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな修正作業では、用紙とマスクフィルムを正確に位置
合わせしないと正しい欠陥位置を表示させることができ
ないため、両者を位置合わせするための作業が修正作業
の前工程として必要になり、修正作業が面倒になるとい
う問題がある。又、マスクフィルムを透して描画点を見
るため、マスクフィルムのパターンと描画点が重なる場
合には、描画点を確認することが難しくなり、場合によ
っては欠陥の見落としが生じることもある。更に、マス
クフィルムに対応して用紙が必要とされるために、多数
枚のマスクフィルムを検査する場合には多数枚の用紙が
必要となり、しかもこの用紙は欠陥修正後には不要とな
るものであるため、省資源上及び経済的に無駄なものに
なるという問題もある。本発明の目的は、パターン欠陥
の修正作業を正確にしかも容易に行うことを可能にし、
しかも欠陥箇所を表示するための別の用紙を不要にした
検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、マスクフィル
ムに形成されたパターンの欠陥を検出する手段と、検出
された欠陥情報に基づいてマスクフィルムの欠陥位置に
欠陥を表示するためのラベルを貼り付ける手段とを備え
る。ラベルを貼り付ける手段は、マスクフィルムを搭載
して一方向に往復移動される検査テーブルに対してその
移動方向と直交する方向に移動されるラベル搬送器と、
このラベル搬送器に設けられて欠陥表示を行うラベルを
吸着しかつ搬送して検査テーブル上のマスクフィルムの
欠陥箇所にラベルを貼り付ける吸着ヘッドとを備える。
この、吸着ヘッドはラベルを真空吸着する真空吸着ノズ
ルとして構成することが好ましい。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のマスクフィルム検査装置の一実施例
の正面構成図であり、図2はその平面構成図である。
尚、図2は構成を判り易くするために一部を省略した状
態で図示している。先ず、このマスクフィルム検査装置
の概略構成を説明する。平面形状が一方向に長い矩形を
したベースプレート1上には、長手方向の一端側にフィ
ルム供給カセット2Aが配置され、複数枚の被検査マス
クフィルムMFが重ねて収納される。又、他端側にはフ
ィルム収納カセット2Bが配置され、検査済マスクフィ
ルムMFが重ねて収納される。そして、これらのカセッ
ト間には長手方向に沿って一対のレール状の検査テーブ
ルガイド3が延設され、このガイド3に沿って検査テー
ブル4が往復移動される。
【0007】又、前記フィルム供給カセット2Aの上側
には、被検査マスクフィルムMFを検査テーブル4に搭
載するためのフィルム搭載部5Aが設けられ、逆に前記
フィルム収納カセット2Bの上側には検査済マスクフィ
ルムMFを検査テーブル4から降載するためのフィルム
降載部5Bが設けられる。更に、前記各カセット2A,
2Bの中間位置には、検査テーブル4に搭載された被検
査マスクフィルムのパターン画像を読み取って欠陥の検
査を行う欠陥検査部6と、検査されたマスクフィルム上
の欠陥位置に欠陥箇所を表示するためのラベルを貼り付
けるラベル貼付部7がそれぞれ設けられている。
【0008】次に、前記した各部の詳細を説明する。 〔フィルム供給カセット,フィルム収納カセット〕フィ
ルム供給カセット2Aは、方形をした浅い皿状に形成さ
れており、内底部には長さ方向及びこれと直交する幅方
向にそれぞれ位置調整可能なサイズ設定ストッパ21が
設けられ、被検査マスクフィルムに合わせてその位置を
可変させ、フィルム供給カセット2Aの側面との間に画
成する方形空間内に被検査フィルムMFを重ねて載置さ
せる。又、フィルム供給カセット2Aの下側にはリミッ
トスイッチ等で構成した複数個のサイズ検出センサ22
を配設しており、前記サイズ設定ストッパ21が移動さ
れた箇所のサイズ検出センサ22を作動させることで、
被検査マスクフィルムMFのサイズを自動的に検出する
ことができる。
【0009】又、フィルム収納カセット2Bも、前記フ
ィルム供給カセット2Aと同様の構成であり、対応する
部分には同一符号を付してある。これらのフィルム供
給,収納カセット2A,2Bはそれぞれベースプレート
1に対して着脱可能である。
【0010】〔検査テーブル〕前記検査テーブル4は光
透過性の板材と枠材で形成されており、ベースプレート
1の幅方向両側に延設された検査テーブルガイド3に両
側部が支持される。そして、一方のガイドにはベースプ
レートの全長にわたってスクリューボルト31を延長配
置しており、検査テーブル4に固定的に設けた雌ネジ部
(図示せず)をスクリューボルト31に螺合させてい
る。このスクリューボルト31はベースプレートの一端
部に設けた駆動モータ32によって軸転駆動され、軸転
駆動されたときに雌ネジ部に螺合されたネジ機構によっ
て検査テーブル4をガイド3に沿って往復移動させる。
又、前記ガイド3の両端位置にはそれぞれリミットスイ
ッチやフォトインタラプタ等で構成される位置センサ3
3,34が設けられており、検査ケーブル4が移動され
たときに動作されて検査テーブルの位置を検出する。こ
こでは、フィルム供給カセット2A側の位置センサ33
をテーブル始点センサと称し、反対側のフィルム収納カ
セット2B側の位置センサ34をテーブル終点センサと
称する。尚、検査テーブル4の一端縁の表面には複数個
のフィルム吸着穴41が並んで開設され、搭載されるマ
スクフィルムMFの一端縁を真空吸着して検査テーブル
上に固定する。
【0011】〔フィルム搭載部,フィルム降載部〕フィ
ルム搭載部5Aは、前記フィルム供給カセット2Aの上
側においてベースプレート1に立設した枠体51を有
し、かつこの枠体51に支持されて上下移動されるフィ
ルム昇降アーム52を有している。このフィルム昇降ア
ーム52は平面対角位置において上下方向に延長された
2本のガイド53に案内され、かつ他の対角位置におい
て上下方向に延長されたスクリューボルト54にその一
部が螺合される。そして、このスクリューボルト54に
連結されたフィルム昇降モータ55を駆動してスクリュ
ーボルト54を軸転させることで、ネジ機構によってフ
ィルム昇降アーム52を上下移動する。この昇降アーム
52の上限及び下限の各位置は枠体に支持されたリミッ
トスイッチやフォトインタラプタからなるアーム上限セ
ンサ56及びアーム下限センサ57により検出される。
又、このフィルム昇降アーム52の下面には複数個の吸
着ノズル58が突設され、マスクフィルムを真空吸着し
てフィルム昇降アーム52と共に上下に移動させること
ができる。
【0012】尚、前記枠体51の中央側の一側にはフィ
ルム押え部8が設けられる。このフィルム押え部8は前
記枠体51から幅方向に対向する一対のブラケット81
を突設し、これらブラケット間にフィルム押えローラ8
2を配設している。このフィルム押えローラ82は可動
アーム83によって前記ブラケット81に対して上下方
向に揺動できるように支持されており、かつ可動アーム
83とブラケット81間に掛装したスプリング84によ
りフィルム押えローラ82を下方向、即ち検査テーブル
面に当接させるように付勢している。又、フィルム降載
部5Bも、前記フィルム搭載部5Aと同様の構成であ
り、対応する部分には同一符号を付してある。但し、フ
ィルム押え部は設けてはいない。
【0013】〔欠陥検査部〕マスクフィルムの欠陥を検
査する欠陥検査部6は、前記ベースプレート1の長手方
向の中間位置で前記検査テーブル4よりも下側の位置に
幅方向に延びる蛍光灯等の照明光源61を有し、この照
明光源61によって検査テーブル4上のマスクフィルム
を透過照明する。又、この照明光源61に対向する検査
テーブルの上側には、前記ガイド3間に跨がるように幅
方向にカメラ搬送ガイド62を延長支持している。この
カメラ搬送ガイド62には、撮像レンズを下方に向けた
CCDラインセンサからなる画像読取カメラ63をカメ
ラ搬送ガイド62に沿って移動できるように支持してい
る。
【0014】更に、カメラ搬送ガイド62の内部にはカ
メラ搬送モータ64によって軸転されるスクリューボル
ト(図示せず)が延設されており、画像読取カメラ63
はこのスクリューボルトに螺合され、カメラ搬送モータ
64の駆動によって軸転されるスクリューボルトによっ
て検査テーブル4の移動方向と直交する方向に往復移動
される。又、前記カメラ搬送ガイド62の両端位置には
それぞれリミットスイッチやフォトインタラプタからな
る位置センサ65,66が設けられ、一方をカメラ始点
センサ、他方をカメラ終点センサとして画像読取カメラ
の始点及び終点位置を検出する。前記画像読取カメラ6
3には後述する画像データ処理回路300が接続され、
読み取ったパターン画像データを所要のアルゴリズムで
処理してパターン欠陥を検出する。
【0015】〔ラベル貼付部〕前記欠陥検査部6と隣接
する位置に設けられたラベル貼付部7は、図3に概略斜
視図を示すように、前記検査テーブルガイド3間に跨が
るようにカメラ搬送ガイド62と平行にラベル搬送ガイ
ド71が延長支持されており、ラベル搬送器72がガイ
ド71に沿ってベースプレートの幅方向に移動できるよ
うに支持される。そして、ラベル搬送ガイド71内には
ラベル搬送モータ73によって軸転されるスクリューボ
ルト74が平行に延設されており、ラベル搬送器72は
このスクリューボルト74に螺合され、スクリューボル
トの軸転によって検査テーブルの移動方向と直交する方
向に往復移動される。又、ラベル搬送ガイド71の両端
位置にはそれぞれリミットスイッチやフォトインタラプ
タからなる位置センサ75,76が設けられ、一方をラ
ベル搬送始点センサ、他方をラベル搬送終点センサと称
してラベル搬送器72の始点及び終点位置を検出する。
【0016】更に、前記ラベル搬送器72にはラベル吸
着ヘッドとして、ここでは真空吸着を行う吸着ノズル7
7が支持される。図4に示すように、このラベル吸着ノ
ズル77は、ラベル搬送器72の筐体の下面から先端部
が突出された一対の真空吸着ノズルとして構成されてお
り、可撓性チューブ771を介して後述する真空ポンプ
に接続される。これらラベル吸着ノズル77の基端部
は、前記筐体内に配設したソレノイド772の可動ロッ
ド773に固定した連結片774に支持されており、ソ
レノイド772に通電することでスプリング775の力
に抗して下動される可動ロッド773と共に先端部を下
方に突出させる。そして、ラベルLの表面に先端部を接
触させた上で真空ポンプによる真空引きを行うことで、
ラベルを真空吸着することができる。又、真空引きを停
止することでラベルの吸着を解除する。
【0017】又、図3に示したように、前記ラベル搬送
ガイド71の始点位置近傍の前記検査テーブルガイドの
一部には、ラベルプリンタ9が設けられており、前記画
像読取カメラ63で読み取った画像データを処理して得
られた欠陥位置を表示するラベルLを印刷する。この印
刷は、欠陥位置を表示する矢印や三角形マーク、或いは
欠陥種類(名称)、更には欠陥通し番号等、任意に設定
できる。印刷したラベルは例えば裏面に粘着剤を塗布し
たシールとして形成され、前記ラベル搬送器72のラベ
ル吸着ノズル77により搬送され、検査済のマスクフィ
ルムの欠陥該当箇所に貼り付けられる。尚、100は真
空ポンプであり、切換弁101の切り換え動作によって
前記フィルム吸着穴41、吸着ノズル58、ラベル吸着
ノズル77等を選択的、或いは同時に真空状態とし、マ
スクフィルムやラベルを真空吸着させる。
【0018】以上の構成の検査装置の外観構成を図5に
示す。同図において、200は装置ケーシング、201
は操作パネル、202は表示部である。又、その制御系
を図6に示す。同図において、300は画像読取データ
を処理して欠陥を検出するための画像データ処理回路で
あり、データ処理部301と欠陥判定部302を有して
いる。又、400は各部を制御するための機構制御部で
ある。
【0019】次に、以上の構成の検査装置のフィルム検
査及びラベル貼り付けの工程を図7のフローチャートを
参照して説明する。被検査フィルムMFはフィルム供給
カセット2Aに重ねて入れられ、検査テーブル4がフィ
ルム収納カセット2B側に移動されているときに、検査
されるフィルムがフィルム搭載部5Aのフィルム昇降ア
ーム52によって真空吸着されて持ち上げられる。そし
て、検査テーブル4がフィルム供給カセット2A上の始
点位置に戻されたときに検査テーブル4上に搭載され
る。
【0020】次いで、検査テーブル4を終点側に向けて
間欠的に移動開始させると共に、照明光源61を点灯し
て被検査フィルムの照明を開始し、同時にカメラ搬送モ
ータ64を駆動して画像読取カメラ63を検査テーブル
4の移動方向と直交する方向に移動させる。これによ
り、画像読取カメラ63は所要の幅寸法で被検査フィル
ムMFのパターンを画像データとして読み取ることにな
る。以後、検査テーブル4を画像読取カメラ63が読み
取った幅寸法毎に間欠的に移動させ、かつこれに対応し
て画像読取カメラを繰り返して往復移動させることで、
被検査フィルムの全面のパターンを画像データとして読
み取ることができる。
【0021】次いで、画像読取カメラ63により読み取
られた画像データは画像データ処理回路300により処
理された上で、ラベルプリンタ9において検出された欠
陥毎に1枚のラベルLとして印刷される。この間、ラベ
ル貼付部7はラベル搬送モータ73を駆動してラベル搬
送器72を始点位置に待機させておく。そして、欠陥の
検出に伴ってラベルプリンタ9でラベルが印刷される
と、真空ポンプ100の切換弁101を制御してラベル
吸着ノズル77での真空引きを開始するとともに、一旦
ソレノイド772を駆動してラベル吸着ノズル77をラ
ベルに当接させ、印刷されたラベルLを真空吸着する。
この後、ソレノイド772の駆動を停止すれば、ラベル
吸着ノズル77はスプリング775の力によって元の高
さ位置に戻される。
【0022】そして、検出された欠陥の座標データに基
づいてラベル搬送モータ73を所要回転数だけ駆動させ
ることでラベル搬送器72が検査テーブル4の幅方向の
所要位置に移動され、かつ検査テーブルの移動によって
被検査フィルム上の欠陥箇所がラベル搬送器72の直下
に移動されてきたときに、瞬時的にソレノイド772を
駆動してラベル吸着ノズル77の先端部を被検査フィル
ムMF面に押圧させる。これにより、ラベルLは粘着力
によってフィルム面に貼り付けられる。その後、真空引
きを解除することで、ラベルLをラベル吸着ノズル77
から離すことができる。しかる上で、ラベル搬送モータ
73を逆回転させてラベル搬送器72を始点位置まで戻
し、次のラベルを吸着させる。
【0023】以降、この動作を繰り返し、被検査フィル
ムMFの複数の欠陥箇所にそれぞれラベルLを貼り付け
る。又、この動作は、前記した検査工程と並行して行わ
れ、検査テーブル4が終点位置まで移動される間に、前
記検査工程と共に被検査フィルムの全ての欠陥に対して
ラベルを貼り付ける。尚、検査テーブルが終点位置まで
移動されると、検査テーブル上の検査済の被検査フィル
ム(検査済フィルム)はフィルム降載部5Bのフィルム
昇降アーム52によって検査テーブル4の上方に持ち上
げられる。そして、検査テーブルが次の被検査フィルム
を搭載すべく始点位置まで戻されたときに、検査済フィ
ルムはフィルム収納カセット2Bに納められる。
【0024】このようにして検査された検査済のマスク
フィルムMFは、図8のように欠陥箇所にそれぞれ対応
してラベルLが貼り付けられる。そして、フィルム収納
カセットから取り出された検査済フィルムに対してパタ
ーン欠陥の修正を行う場合には、このラベルを目標にし
てパターン欠陥を見つけ、その欠陥について修正を行え
ばよい。これにより、欠陥箇所を探す作業を容易にし、
欠陥修正作業を正確に、しかも迅速に行うことができ
る。したがって、従来のような欠陥箇所を表示するため
の別の用紙が不要となり、省資源的にも経済的にも有利
となる。
【0025】尚、本発明においては、欠陥検査部による
欠陥検査と、ラベル貼付部におけるラベルの貼り付けを
必ずしも同期して行う必要はない。例えば、先に検査工
程のみを行って欠陥データを記憶した後、この記憶デー
タに基づいてラベル貼付工程のみを独立して行うように
してもよい。勿論、欠陥検査部とラベル貼付部をそれぞ
れ独立した構成としてもよい。又、ラベル貼付部におけ
るラベル搬送器の駆動構造は前記した実施例のものに限
定されるものではなく、ベルト構造によるもの、アクチ
ュエータ構造によるもの等種々の構造が採用できる。更
に、ラベルに磁性材料を含有させた上で、磁力によって
ラベルを吸着搬送するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、被検査フ
ィルムの欠陥を検出し、この検出された欠陥情報に基づ
いて検査済フィルムの欠陥位置にラベルを貼り付けるた
め、検査済のフィルムはラベルを見るだけで欠陥箇所を
一目で認識することができる。そして、その後のマスク
フィルムの欠陥修正作業においては、ラベルを貼り付け
た部分に対してのみ修正を行えばよく、修正作業を適切
かつ迅速に行うことが可能となる。又、ラベル貼付手段
を、被検査フィルムを搭載して一方向に移動される検査
テーブルに対して、その移動方向と直交する方向に移動
されるラベル搬送器によりラベルを吸着して搬送しなが
らフィルム上の欠陥箇所への貼り付けを行うので、ラベ
ル貼付手段自体にXY方向の移動機構を保有させる必要
がなく、検査装置の構造をいたずらに複雑化することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の一実施例の正面構成図であ
る。
【図2】図1の検査装置の一部を省略した平面構成図で
ある。
【図3】ラベル貼付手段の概略斜視図である。
【図4】ラベル搬送部の内部構造を示す模式的な断面図
である。
【図5】本発明の検査装置の外観を示す斜視図である。
【図6】検査装置の制御ブロック図である。
【図7】検査装置の動作フローチャート図である。
【図8】ラベルが貼り付けられた検査済フィルムの概略
図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート 2A フィルム供給カセット 2B フィルム収納カセット 4 検査テーブル 5A フィルム搭載部 5B フィルム降載部 6 欠陥検査部 7 ラベル貼付部 9 ラベルプリンタ 72 ラベル搬送器 73 ラベル搬送モータ 77 ラベル吸着ノズル MF マスクフィルム L ラベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクフィルムに形成されたパターンの
    欠陥を検出する手段と、検出された欠陥情報に基づいて
    マスクフィルムの欠陥位置に欠陥を表示するためのラベ
    ルを貼り付ける手段とを備えることを特徴とするマスク
    フィルム検査装置。
  2. 【請求項2】 マスクフィルムを搭載して一方向に往復
    移動される検査テーブルと、この検査テーブルの移動方
    向と直交する方向に移動されるラベル搬送器と、このラ
    ベル搬送器に設けられて欠陥表示を行うラベルを吸着し
    かつ搬送して検査テーブル上のマスクフィルムの欠陥箇
    所にラベルを貼り付ける吸着ヘッドとを備える請求項1
    のマスクフィルム検査装置。
  3. 【請求項3】 吸着ヘッドはラベルを真空吸着する真空
    吸着ノズルで構成してなる請求項2のマスクフィルム検
    査装置。
JP14340292A 1992-05-09 1992-05-09 マスクフィルム検査装置 Pending JPH05313351A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005075447A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Toray Ind Inc ラベル貼り付け装置およびラベル貼り付け方法

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