JPH05312970A - 発光時計 - Google Patents

発光時計

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JPH05312970A
JPH05312970A JP11922292A JP11922292A JPH05312970A JP H05312970 A JPH05312970 A JP H05312970A JP 11922292 A JP11922292 A JP 11922292A JP 11922292 A JP11922292 A JP 11922292A JP H05312970 A JPH05312970 A JP H05312970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
index
light
half mirror
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11922292A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hirose
孝二 広瀬
Shigehiko Aoki
繁彦 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
Priority to JP11922292A priority Critical patent/JPH05312970A/ja
Publication of JPH05312970A publication Critical patent/JPH05312970A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時計等の文字板のデザイン上の自由度を高
め、かつ、夜間における時刻の読み取りを容易にする。 【構成】 文字板1の背後に、発光源であるEL素子2
が設けてあり、前面にはハーフミラー機能を有するよう
に、厚さ0.03μmにアルミニウムコーティング層3
が形成してある。文字板1の前面外周部には、時刻読み
取り用の第1の指標4が設けてあり、その背面には、第
1の指標の内側の領域に第2の指標5が設けてある。明
るい場所でEL素子2の非点灯時には、前面から照射し
た光はハーフミラー機能により反射し、EL素子2や第
2の指標5は見えない。EL素子2の点灯時には、第1
の指標4の内側の領域に光が照射され、その領域にのみ
光が透過し、文字板1の中央部だけが明るくなり、第2
の指標5が浮き上がったように表示される。第1の指標
4の領域には光が当たらず、周囲が暗いときには第1の
指標4は目立たない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計の文字板を明るく
して、夜間など暗い環境においても時刻を読み取り易く
した発光時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】夜間等暗い所でも時刻の読み取りができ
るように、時計の文字板を明るくする手段として、透明
な文字板の前面外周部に時刻目盛り等の指標を配し、文
字板の背後にエレクトロルミネッセンス(EL)素子な
どの発光源を設け、文字板の中心部において背後から前
面に光を透過させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、文字板が透明板によって構成されてい
るので、背後に設けてあるEL素子が設けてある部分の
前面は、非点灯時にはELの発光層の色(通常はクリー
ム色)がそのまま文字板に表示されてしまうため、発光
時計のデザイン上の制約になっていた。
【0004】また、EL素子は高価なものであるため、
低コストにするために、面積を小さくしてあるので、文
字板の外周部までは照明しないので、EL素子の点灯時
には時刻目盛り等をはっきりと視認できないという短所
がある。EL素子が設けてある位置に時表示文字等を設
けると2重表示となってしまい、文字板のデザイン上の
マイナス要素となるおそれがある。そこで、EL素子が
設けてある領域には、時刻の読み取りを妨げないよう
に、せいぜい2〜4個の時刻目盛りを表示する点などを
設ける程度しかできず、暗い場所での時刻の読み取りに
不便であった。
【0005】そこで本発明の目的は、発光源の非点灯時
には、前方から文字板の背後に設けてある発光源が見え
ないようにして、発光時計のデザイン上の制約を除去す
るとともに、発光源の点灯時には、別の位置に設けてあ
る指標が見えるようにして、暗い場所でも時刻を読み取
り易くした発光時計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明における発光時計は、ハーフミラー機能を
有し、かつ前面外周部に時刻読み取り用の第1の指標が
設けてある文字板と、この文字板の背後に位置する発光
源とを含み、文字板の背面には、第1の指標よりも内側
の領域に第2の指標が設けてある。
【0007】また、別の手段では、透光性シートの外周
部に時刻読み取り用の第1の指標が設けてある文字板
と、この文字板の背面に設けてあるハーフミラーシート
と、このハーフミラーシートの背後に位置する発光源と
を含み、ハーフミラーシートの背面には、第1の指標よ
りも内側の領域に第2の指標が設けてある。
【0008】
【作用】周囲が明るく、発光源の非点灯時には、第1の
指標が前面に表示されるが、ハーフミラー機能によって
発光源や第2の指標は表示されない。周囲が暗く、かつ
発光源の点灯時には、発光源が設けてある領域の前面が
明るくなる。発光源が設けてある領域内にある第2の指
標は、発光源の光によって看者によって視認可能に表示
される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。 実施例1 図1,2に示すように、本実施例の要部は、ハーフミラ
ー機能を有する文字板1の背後に、文字板の面積よりも
小さい面積のELからなる発光源2を対接させてある。
【0010】文字板1は、ポリエチレンテフタレート
(以下「PET」という。)フィルムを円板状に形成
し、中心部に指針軸用の孔1aが設けてある。文字板1
の前面には、この文字板にハーフミラー機能を持たせる
ための金属コーティング層3が設けてある。金属コーテ
ィング層3としては、蒸着法によってアルミニウム層を
厚さ0.03μmに形成してある。このコーティング層
により文字板1の表面は銀白色を呈し、ハーフミラー機
能を有するものになっている。
【0011】文字板1の前面外周部には、時刻読み取り
用の第1の指標4が設けてある。第1の指標4は、一例
として時表示文字として黒色の算用数字で3,6,9,
12がそれぞれ対応時刻の位置に印刷してある。
【0012】発光源の一例としてのEL素子2は、形状
が円板状をしており、中心には孔2aを有しており、こ
の孔は文字板1の指針軸用の孔1aと対向している。E
L素子2の大きさは第1の指標4よりも内側の領域に設
けてあり、前方から見たときに、外周が文字板の前面の
第1の指標4と重ならないようにしてある。このため点
灯時には第1の指標は映し出されないようにしてある。
【0013】図3に示すように、文字板1の背面には、
前面に配設された第1の指標4よりも内側の領域に、第
2の指標の一例として黒色の算用数字で3,6,9,1
2の時表示文字5が、それぞれの対応位置に設けてあ
る。
【0014】図1〜5に示すように、正面形状がやや縦
長形の前枠7の上辺に、プッシュボタン8が設けてあ
る。前枠7の正面中央部は凹状の円形の時刻表示部にな
っている。時刻表示部には円板状の文字板1が設けてあ
り、この文字板の背後にはEL素子2が位置している。
文字板1の前方には透明な全面カバー9が位置してお
り、文字板1と全面カバー9の間には文字板1の背後に
位置する時計機械体(図示せず。)より、文字板1及び
EL素子2のそれぞれ中心孔1a,2aを貫通して前方
に突出する指針軸(図示せず。)に時針10と分針11
が取り付けられている。プッシュボタン8は押圧すると
下がるが、押圧を解除すると元の位置に戻るようになっ
ている。
【0015】この時計では、昼間など周囲が明るいとき
には、EL素子2に通電しないように前枠7の上辺よ
り、プッシュボタン8を突出させた状態にしておくと、
図4に示すように、文字板1のハーフミラー機能によっ
て前面から照射した光は反射され、前面が銀白色を呈し
(ハッチングで示してある)、前面に設けてある第1の
指標4だけが視認され、文字板1の背後に設けてあるE
L素子2は見えない。また、文字板1の背面に設けてあ
る第2の指標も見えない状態になっている。
【0016】次に、夜間など周囲が暗くなったときに、
押圧ポタン8を押圧して下方に位置させると、図示しな
いスイッチがオンし、EL素子2に通電する。EL素子
2に通電されるとEL素子2が発光し、第1の指標4の
内側の領域に光が照射される。そのためその領域だけに
光が透過し、図5に示すように、背後にEL素子2が設
けてある中央部だけがEL素子2の青色の明るい光を発
し、かつ、背面に設けてある第2の指標5が浮き上がっ
たように表示される。第1の指標4の領域にはEL素子
2の光が当たらないので、文字板1の外周部は暗くなっ
ており(図5中ハッチングで示してある)、黒色に印刷
された時表示文字は読み取りができない状態となる。
【0017】時針10及び分針11は、周囲が暗くな
り、中心部だけが明るくなると、その先端部は見えにく
くなるために、形状によっては両者の区別が困難になる
ので、時針10の幅を太くしたり、あるいは時針10の
光が当たる部分に円形や星型などのデザインを施すなど
して区別するようにするとよい。
【0018】なお、本実施例においては、アルミニウム
コーティング層3を文字板1の前面に設けてあるが、こ
れを文字板1の背面に設けても同様の効果が得られる。
【0019】実施例2 図6,7に示すように、透明なPETフィルムで作られ
た文字板21の背面に、これもPETフィルムで作られ
たハーフミラーシート26を重ね合わせ、その背後に発
光源の一例としてのEL素子22が設けてある。
【0020】文字板21の前面外周面に、時表示文字な
どの第1の指標24が印刷してある。そして、ハーフミ
ラー機能を生じさせるためのアルミニウムコーティング
層23や点灯時に時刻を読み取るための第2の指標25
は、ハーフミラーシート26に設けてある。
【0021】ハーフミラーシート26の背面には、文字
板21の前面に設けてある第1の指標24の内側の領域
に対応する領域に、第2の指標の一例としての時表示文
字25が設けてあり、この時表示文字は算用数字3,
6,9,12で示され、それぞれ対応時刻の位置に配設
してある。図8は、文字板21とハーフミラーシート2
6とを重ね合わせ、その背後にEL素子22を設けたと
きの状態を拡大断面にして示すものである。
【0022】本実施例を時計に適用した場合にも、実施
例1の場合と同様の効果を生じる。すなわち、図4,図
5に示すように、EL素子22の非点灯時と点灯時とに
よって、第1の指標24または第2の指標25が選択的
に表示される。
【0023】本実施例では、図9に示すように、アルミ
ニウムコーティング層23を、ハーフミラーシート26
の背面に設け、その背面に第2の指標25を設けるよう
にしてもよい。この実施例におけるその他の構成は、先
に説明した実施例1と同様である。
【0024】なお、両実施例とも、ハーフミラー機能を
生じさせるための金属コーティング層はアルミニウムコ
ーティングによって構成してあるが、これを金コーティ
ング層とすることにより、文字板の前面を金色にした
り、その他の金属のコーティング層としてハーフミラー
機能を付与することも可能である。もちろん、ハーフミ
ラー機能を生じさせるためのコーティング層の厚さは、
それぞれのコーティング材の性質に対応したものにする
必要がある。
【0025】また、本実施例ではいずれも、発光源とし
てEL素子を採用しているが、これを寿命の長い発光ダ
イオード(LED)やランプに置き換えることも可能で
ある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、文字板
にハーフミラー機能を持たせることにより、明るい場所
では文字板の背後に設けてある発光源や指標が表示され
ないので、文字板の前面のデザイン上の自由度の向上に
寄与する。また、文字板の前面外周部に設けてある第1
の指標に対し、文字板の背面に第1の指標の内側の領域
になるように第2の指標が設けてあるので、発光源が点
灯すると、明るくなった文字板に第2の指標が浮き出た
ように表示されるので、夜間など周囲が暗くなったとき
に、時刻の読み取りが容易になる。
【0027】なお、ハーフミラー機能を有し、かつ背面
に第2の指標を備えたハーフミラーシートを採用するこ
とにより、文字板の製造が容易になり、かつ文字板のデ
ザイン上の自由度が大きくできるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1についての要部の拡大断面図である。
【図2】同、要部の構成を示す斜視図である。
【図3】同、文字板の背面を示す斜視図である。
【図4】同、本発明を適用した発光時計の非点灯時の状
態を示す正面図である。
【図5】同、点灯時の状態を示す正面図である。
【図6】実施例2における要部の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】同、ハーフミラーシートの背面を示す斜視図で
ある。
【図8】同、要部の拡大断面図である。
【図9】ハーフミラシートの背面に金属コーティング層
が設けてある状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1.21 文字板 2.22 発光源(EL素子) 4.24 第1の指標 5.25 第2の指標 26 ハーフミラーシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフミラー機能を有しかつ前面外周部
    に時刻読み取り用の第1の指標が設けてある文字板と、
    上記文字板の背後に位置する発光源とを含み、上記文字
    板の背面には、上記第1の指標よりも内側の領域に第2
    の指標が設けてあることを特徴とする発光時計。
  2. 【請求項2】 透光性シートの外周部に時刻読み取り用
    の第1の指標が設けてある文字板と、上記文字板の背面
    に設けてあるハーフミラーシートと、上記ハーフミラー
    シートの背後に位置する発光源とを含み、上記ハーフミ
    ラーシートの背面には、上記第1の指標よりも内側の領
    域に第2の指標が設けてあることを特徴とする発光時
    計。
JP11922292A 1992-05-12 1992-05-12 発光時計 Pending JPH05312970A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11922292A JPH05312970A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 発光時計

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ID=14755985

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JP11922292A Pending JPH05312970A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 発光時計

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1353311A2 (en) 2002-04-09 2003-10-15 Fujitsu Limited Electronic devices having display parts
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