JPH05312507A - 光電センサ - Google Patents

光電センサ

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JPH05312507A
JPH05312507A JP11874792A JP11874792A JPH05312507A JP H05312507 A JPH05312507 A JP H05312507A JP 11874792 A JP11874792 A JP 11874792A JP 11874792 A JP11874792 A JP 11874792A JP H05312507 A JPH05312507 A JP H05312507A
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pulse
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接する光電スイッチとの光の干渉による誤
動作を防止し且つ光軸調整を簡単にし、検出距離および
耐ノイズ性を低下させないようにする。 【構成】 投光回路13は1回の投光動作において投光
パルス数設定回路12により設定された数のパルス光を
所定時間間隔で出力する。受光回路15はパルス光を受
け、増幅回路16,比較回路17を介して受光パルス信
号を検出回路18に与える。検出回路18は、受光パル
ス信号の数が受光パルス数設定回路22により設定され
た数Nと一致したときにのみ受光検出信号を出力する。
パルス数nとNとを一致させておけば、投光回路13か
らのパルス光を受光したときにのみ受光状態を検出でき
る。誤検出の防止が図れ、投光するパルス光の光芒を狭
くする必要がなくなって光軸調整が簡単になり、検出距
離を低下させることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定周期で出力される
パルス光を受光してその受光状態により物体の有無等を
検出する光電センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光電センサとしては、例えば、
図5に示すような構成のものがある。即ち、このもの
は、所定周期でパルス光を出力する投光部1と、この投
光部1からのパルス光を受光してこれを検出する受光部
2とからなるもので、受光部2は次のように構成されて
いる。
【0003】受光部2は、パルス光を受光して受光パル
ス信号に変換する受光回路3,受光パルス信号を増幅す
る増幅回路4,増幅された受光パルス信号を二値化する
比較回路5,二値化された受光パルス信号が所定数連続
して入力されると検出信号を出力する積分回路6および
検出信号に基づいて外部に信号を出力する出力回路7か
ら構成されている。
【0004】このような構成によれば、投光部1におい
て図6(a)に示すような投光パルスに基づいてパルス
光を出力すると、受光回路3との間に遮光する物体がな
いときには、受光回路3によりこれが受光され、増幅回
路4からは同図(b)に示すような投光パルスに対応す
る受光パルス信号が出力される。
【0005】比較回路5により二値化された受光パルス
信号(同図(c)参照)が所定数例えば4個出力される
と、積分回路6からは同図(d)に示すような検出信号
が出力されるものである。これにより、投光部1と受光
部2との間には物体等の遮光物が存在しないことが検出
されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでは、次のような不具合がある。
即ち、例えば、図7(a)に示すように、光軸を隣接し
た状態で2台の光電センサ8a,8bを配置する場合に
は、それぞれの光電センサ8a,8bの投光部1a,1
bからのパルス光はある程度の広がりをもって出力され
るので、それぞれのパルス光がともに受光部2a,2b
に受光されてしまうことになる。
【0007】すると、例えば、同図(b)に示すよう
に、光電センサ8bの光軸が物体Aにより遮光されてい
る状態であっても光電センサ8aの投光部1aからのパ
ルス光が光電センサ8bの受光部2bに受光されるの
で、受光部2bにおいては光軸が遮光されていることを
検出することができなくなるのである。
【0008】従って、このような光の干渉による誤動作
を回避するためには、光電センサ8a,8bの各光軸が
一定間隔以上離れた配置状態で使用する必要がある。そ
こで、このような不具合を解消する対策として以下のよ
うなことが考えられるが、そのそれぞれにおいても後述
するような別の不具合が生じてしまう。
【0009】即ち、第1に、図8に示すように、光電セ
ンサ8a,8bの各投光部1a,1bから出力されるパ
ルス光の光芒を狭くする方法がある。これにより、光の
干渉による誤動作を回避しながら光軸ピッチを狭くする
ことができる。しかしながら、この場合には、各光電セ
ンサ8a,8bの光軸調整を正確に行なう必要があるた
め時間を要すると共に、振動或は衝撃等で光軸がずれる
場合と検出精度が低下する不具合がある。
【0010】第2に、各光電センサ8a,8bのそれぞ
れに偏光方向が異なる偏光フィルターを設ける方法があ
る。光電センサ8aの投光部1aの投光部分に第1の偏
光方向の偏光フィルターを設け、これと対向する受光部
2aの受光部分に同様の偏光方向の偏光フィルターを設
けて受光し、光電センサ8bには同様にして第2の偏光
方向の偏光フィルターを設ける構成として互いに隣接す
る投光部1b,1aからのパルス光が受光部2a,2b
に受光されないようにして光の干渉を防止するのであ
る。
【0011】しかしながら、この場合には、投光部1か
ら出力されるパルス光は受光部2に到達するまでに2枚
の偏光フィルタを通過するために、光の強度が低下する
不具合がある。これは、例えば偏光フィルタの透過率が
38%程度であるとすると、受光部2に到達するパルス
光の透過率は14.4%程度となってしまい、これでは
検出距離に換算して偏光フィルタがない場合の約38%
に減少してしまうことになる。
【0012】第3に、他の光電センサからのパルス光を
受光しない構成とするのではなく、投光部1から出力さ
れるパルス光の幅が他の光電センサ間と異なるように設
定し、受光部2において設定された幅のパルス光を受光
したときに自己の投光部1からのパルス光であると判断
するように構成することが考えられている。
【0013】しかしながら、この場合には、受光される
パルス光のパルス幅を判定するために、受光部2におけ
る増幅回路4の周波数特性が広帯域のものを使用する必
要があるが、そのために、モータ等から発生するノイズ
に対して悪影響を受け易くなり、誤動作の原因となる不
具合がある。
【0014】また、上述のような透過形の光電センサと
異なり、反射形の光電センサにおいても、同様の事情が
あり、例えば、軌道上を走行する搬送車等に衝突防止用
センサとして設ける場合には、軌道上を移動する間にそ
の近傍から外乱光が入射されたり或は他の光電センサか
らのパルス光を受けると、自己の投光の反射光として誤
検出してしまう不具合がある。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、他からの光の干渉による誤動作を極力
防止しながら、光軸調整を簡単にし、検出距離や耐ノイ
ズ性を低下させることなく検出動作を行なうことができ
る光電センサを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の光電センサは、
パルス光の出力数を設定するための投光パルス数設定手
段と、所定周期で投光動作を行なうものであってその1
回の投光動作において前記投光パルス数設定手段により
設定された数のパルス光を一定時間間隔で順次出力する
投光手段と、前記投光部からのパルス光を受光して受光
パルス信号に変換する受光手段と、前記投光動作による
パルス光の受光判定のための受光パルス信号の数を設定
する受光パルス数設定手段と、所定時間内に前記受光回
路から出力される受光パルス信号の数が前記受光パルス
数設定手段により設定された数と一致したときに受光検
出信号を出力する検出手段とを設けて構成したところに
特徴を有する。
【0017】
【作用】本発明の光電センサによれば、投光手段は、1
回の投光動作において、投光パルス数設定手段により設
定された出力数のパルス光を一定時間間隔で順次出力す
る。このとき、設定された出力数が「1」であるときに
はパルス光を1個だけ出力する。受光手段はこのパルス
光を受けると順次受光パルス信号に変換して出力し、検
出手段は、この受光パルス信号の数が受光パルス数設定
手段により設定された数と一致している場合に受光検出
信号を出力する。これにより、受光パルス数設定手段の
設定数を投光パルス数設定手段の設定数と一致させてお
けば、例えば、別の投光手段から異なる出力数のパルス
光が受光手段に入力された場合には、その受光パルス信
号の数が一致しないことにより、それが検出すべき投光
手段からのパルス光ではないと判断することができ、光
の干渉による誤検出を防止することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を透過形の光電スイッチに適用
した場合の第1の実施例について、図1および図2を参
照しながら説明する。
【0019】図1は電気的なブロック構成を示すもの
で、この図1において、投光部11は、投光パルス数設
定手段としての投光パルス数設定回路12と投光手段と
しての投光回路13とから構成され、投光パルス数設定
回路12の出力端子は投光回路の設定入力端子に接続さ
れている。
【0020】投光パルス数設定回路12は、1回の投光
動作で出力するパルス光の数を投光パルス数nとして設
定するもので、「1」以上の整数に設定することができ
るようになっている。
【0021】投光回路13は、1回の投光動作で、投光
パルス数設定回路12により設定された投光パルス数n
に応じた数のパルス光を発光ダイオード等の投光素子に
より一定時間間隔で順次投光するもので、このような投
光動作を所定の投光周期で繰り返すようになっている。
【0022】受光部14は、投光部11と所定間隔を存
して対向し投光回路13からのパルス光を受けるように
配置され、その受光状態に応じて受光検出信号を出力す
るもので、次のように構成される。受光手段としての受
光回路15は、フォトダイオード等の受光素子により外
部からの光を受けるとこれを受光パルス信号として出力
するようになっているもので、増幅回路16を介して比
較回路17に接続されている。
【0023】増幅回路16は受光回路15から出力され
る受光パルス信号を増幅して比較回路17に与え、比較
回路17は所定のレベルで入力される受光パルス信号を
二値化して出力するようになっている。尚、増幅回路1
6は、受光パルス信号の基本周波数の帯域のみを増幅す
るように、その周波数特性を狭い周波数帯域に設定して
いる。
【0024】検出手段としての検出回路18は、タイマ
回路19,カウンタ回路20および判定回路21から構
成される。タイマ回路19は、その入力端子が比較回路
17の出力端子に接続され、比較回路17から二値化さ
れた受光パルス信号が与えられる毎に一定時間Tだけ
「H」レベルの信号を出力するリトリガ式の単安定マル
チバイブレータとしての機能を有するものである。
【0025】カウンタ回路20において、その入力端子
Aは比較回路17の出力端子に接続され、制御入力端子
Bはタイマ回路19の出力端子に接続され、設定入力端
子Cは受光パルス数設定手段としての受光パルス数設定
回路22の出力端子に接続され、出力端子DおよびEは
それぞれ判定回路21の入力端子A,Bに接続されてい
る。また、判定回路21の入力端子Cはタイマ回路19
の出力端子に接続されている。
【0026】受光パルス数設定回路22は、受光判定の
ための受光パルス数Nを設定するもので、その設定信号
はカウンタ回路20に入力されるようになっている。そ
して、受光パルス数設定回路22における受光パルス数
Nの値は、投光パルス数設定回路12で設定した投光パ
ルス数nと同じ数に設定する。
【0027】カウンタ回路20は、入力端子Aから入力
される二値化された受光パルス信号の数をカウントし、
そのカウント数が受光パルス数設定回路22により設定
された受光パルス数Nに達すると、出力端子DおよびE
から「H」レベルの信号を出力する。この場合、カウン
タ回路20は、タイマ回路19から「H」レベルの信号
が与えられている期間中は出力端子DおよびEの出力を
「H」レベルに保持するが、受光パルス信号が受光パル
ス数Nを超えて入力されると出力端子Eの出力のみを
「L」レベルに反転させる。
【0028】判定回路21は、タイマ回路19およびカ
ウンタ回路20から入力される信号に基づいて、受光パ
ルス信号の数が設定されている受光パルス数Nと一致し
ているときに受光検出信号を出力するもので、その出力
端子は積分回路23の入力端子に接続されている。
【0029】積分回路23は、判定回路21から受光検
出信号が与えられるとこれを積分してゆき、連続して与
えられるパルス状の受光検出信号の数が所定数以上にな
ると、その積分値が所定値に達することにより出力信号
を発生するもので、その出力端子は出力回路24に接続
されている。出力回路24は、積分回路23から与えら
れる信号を外部に出力するための回路である。
【0030】次に、本実施例の作用について図2をも参
照して説明する。尚、本実施例においては、投光パルス
数設定回路12における投光パルス数nおよび受光パル
ス数設定回路22における受光パルス数Nの値が「3」
に設定された場合について説明する。
【0031】投光部11において、投光回路13は、投
光パルス数設定回路12により設定された投光パルス数
nの値が「3」であることから、1回の投光動作で、一
定時間間隔を存して連続する3個のパルス光を投光素子
により出力する。そして、投光回路13は、このような
投光動作を所定周期で繰り返す。
【0032】一方、受光部14においては、光軸を遮光
する物体がないときには、次のようにして受光動作が行
われる。まず、受光回路15においては、受光素子に入
射したパルス光が受光パルス信号に変換され、増幅回路
16を介して増幅された後、その増幅信号Sa(図2
(a)参照)は比較回路17に入力される。
【0033】比較回路17においては、入力された信号
Saを所定レベルで比較し、二値化された受光パルス信
号Sb(同図(b)参照)として検出回路18に出力す
るようになる。
【0034】検出回路18においては、以下に述べるよ
うにして、受光パルス信号Sbが投光回路13からのパ
ルス光によるものかどうかを判定する。いま、投光回路
13から投光される3個の連続したパルス光に対して、
図2(a)に示すような干渉光が重畳した場合を例にと
って説明する。即ち、1個のパルス光(イ),4個の連
続するパルス光(ハ)および3個の不連続なパルス光
(ホ)が受光パルス信号として検出回路18に入力され
る場合である。
【0035】1個のパルス光による干渉光が受光パルス
信号Sb(図2(a)の(イ)参照)として検出回路1
8に入力された場合には、タイマ回路19においてはト
リガがかかって一定時間Tだけ「H」レベルの信号Sc
が出力され(同図(c)参照)、カウンタ回路20にお
いては、受光パルス数Nに達していないので出力端子D
およびEからは信号SdおよびSeが出力されず「L」
レベルのままとなっている(同図(d),(e)参
照)。
【0036】そして、判定回路21においては、タイマ
回路19からの信号Scが「L」レベルに反転した時点
で、カウンタ回路20の出力端子Eから「H」レベルの
信号が出力されていないことから、受光検出信号Sfは
出力されない(同図(f)参照)。
【0037】次に、同図(a)の(ロ)および(ニ)で
示すように、投光回路13からの3個の連続するパルス
光が受光パルス信号Sbとして検出回路18に入力され
た場合には、タイマ回路19は、受光パルス信号Sbが
入力される毎にトリガがかかるが、その時間間隔は1回
の出力が「H」レベルとなっている期間よりも短いの
で、結果として同図(c)に示すように連続した「H」
レベルの信号Scを出力し続けるようになる。
【0038】一方、カウンタ回路20においては、受光
パルス信号Sbの入力個数が受光パルス数設定回路22
により設定された受光パルス数「3」に達すると、出力
端子DおよびEから「H」レベルの信号Sd,Seを出
力するようになる。そして、この場合には、連続する受
光パルス信号Sbは「3」個でこれ以降はカウンタ回路
20に入力されないので、一定時間が経過すると、カウ
ンタ回路20の出力端子DおよびEの出力信号Sd,S
eは同時に「L」レベルに反転する。
【0039】判定回路21においては、タイマ回路19
からの信号Scが「L」レベルに反転する時点で、カウ
ンタ回路20の出力端子DおよびEからの信号Sd,S
eが共に「H」レベルであることをもって「H」レベル
の受光検出信号Sf(同図(f)参照)を出力するよう
になる。
【0040】次に、同図(a)の(ハ)で示す干渉光に
よる4個の連続するパルス光が受光パルス信号Sbとし
て検出回路18に入力された場合には、タイマ回路19
は、上述同様にして4個の受光パルス信号Sbが入力さ
れる期間中連続した「H」レベルの信号Scを出力し続
ける。
【0041】そして、カウンタ回路20においては、受
光パルス信号が3個入力されると出力端子DおよびEか
ら「H」レベルの信号Sd,Seを出力し、この後、出
力端子Dの出力信号Sdは4個目の受光パルス信号が入
力されてもそのまま「H」レベルの出力状態を保持する
が、出力端子Eの出力信号Seは4個目の受光パルス信
号が入力された時点で「L」レベルに反転するようにな
る。
【0042】これにより、判定回路21においては、タ
イマ回路19からの信号Scが「L」レベルに反転する
時点で、カウンタ回路20の出力端子Eからの信号Se
が「L」レベルとなっていることから、受光検出信号S
fは出力されなくなる。つまり、投光回路13からのパ
ルス光による受光パルス信号Sbではないと判定するの
である。
【0043】次に、同図(a)の(ホ)で示すように、
パルス光は3個であるが、2個の連続するパルス光が入
射した後時間間隔を存して1個のパルス光が干渉光とし
て入射する場合については次のように動作する。
【0044】タイマ回路19は、2個の連続した受光パ
ルス信号Sbが入力されると、その間は連続した「H」
レベルの信号Scを出力した後「L」レベルに戻り、続
いて1個の受光パルス信号Sbが時間間隔を存して与え
られると再び「H」レベルの信号Scを一定時間Tだけ
出力する。
【0045】カウンタ回路20においては、入力される
受光パルス信号Sbを2個カウントした後、タイマ回路
19からの「H」レベルの信号Scがなくなることによ
りリセットされるので、3個目の受光パルス信号Sbが
入力された時点では再び1個目の受光パルス信号Snを
カウントしていることになり、出力端子DおよびEのい
ずれからも「H」レベルの信号Sd,Seを出力するこ
とはない。
【0046】従って、このような連続していない3個の
パルス光が入力された場合には、判定回路21において
も受光検出信号Sfを出力することがなくなり、これに
より干渉光による誤検出状態がなくなるものである。
【0047】尚、上述の(ロ)および(ニ)で示すよう
な投光回路13からの3個の連続するパルス光が所定周
期をもって繰り返し入力されると、積分回路23は、判
定回路21からの受光検出信号Sfを積分した結果が所
定レベルに達するので、受光状態と判断して出力信号S
g(同図(g)参照)を出力回路24に与えるようにな
る。
【0048】このような本実施例によれば、タイマ回路
19,カウンタ回路20および判定回路21により検出
回路18を構成し、一定時間間隔で連続するn個のパル
ス光による受光パルス信号Sbが入力されたときにのみ
受光検出信号Sfを出力するようにしたので、投光部1
1と受光部14との間で投光パルス数nと受光パルス数
Nとを同じ値に設定することにより、干渉光を受光した
場合でも誤検出を確実に防止できるようになる。
【0049】これにより、投光部11からのパルス光の
光芒を絞る必要がなくなって、光軸調整が簡単になると
共に振動や衝撃に対する検出精度の低下を防止できる。
また、偏光フィルタを設ける必要がないので、パルス光
の強度が低下することがなくなり、検出距離が低下する
ことがなくなる。さらに、一定時間幅のパルス光を受光
する構成として増幅回路16の周波数帯域を狭くするこ
とができるので、モータ等から発生する外部ノイズによ
る悪影響を受けにくくすることができる。
【0050】また、投光パルス数nおよび受光パルス数
Nを「2」以上の値に設定した場合には、例えば蛍光灯
やスパッタ等による外部ノイズ光が単発的に受光回路1
5に入射されても、これらのノイズ光を無効化すること
ができるので、外乱光による誤検出を極力防止できる。
【0051】図3および図4は本発明の第2の実施例を
示すもので、第1の実施例と異なるところは、検出回路
18に代えて検出回路25を設けたところであり、以
下、これについて説明する。
【0052】即ち、検出回路25の電気的構成を示す図
3において、第1のタイマ回路26の入力端子は比較回
路17の出力端子に接続され、その出力端子はAND回
路27の一方の入力端子に接続されると共に第2のタイ
マ回路28の入力端子に接続されている。AND回路2
7の他方の入力端子は比較回路17の出力端子に接続さ
れ、その出力端子はカウンタ回路29の入力端子Aに接
続されている。
【0053】第1のタイマ回路26は、比較回路17か
ら二値化された受光パルス信号が与えられる毎に一定時
間Tだけ「H」レベルの信号を出力するリトリガ式の単
安定マルチバイブレータとしての機能を有するものであ
る。また、第2のタイマ回路28は、第1のタイマ回路
26からの「H」レベルの入力信号が立ち下がるタイミ
ングで一定時間「H」レベルの信号を出力するもので、
その出力端子は第3のタイマ回路30の入力端子に接続
されている。
【0054】第3のタイマ回路30は、第2のタイマ回
路28からの「H」レベルの入力信号が立ち下がるタイ
ミングで一定時間「H」レベルの信号を出力するもの
で、その出力端子はカウンタ回路29のリセット入力端
子Rに接続されている。
【0055】カウンタ回路29は、入力端子Aから与え
られるパルス数をカウントしてそのカウント値に応じた
複数の出力端子B1ないしB6に順次「H」レベルの信
号を出力するもので、その出力端子B1ないしB6は受
光パルス数設定手段たる切換スイッチ31の各切換端子
a1ないしa6に接続されている。切換スイッチ31の
可動接点端子cはDタイプのフリップフロップ32のデ
ータ入力端子Dに接続されると共に、3入力端子を有す
るAND回路33の第1の入力端子に接続されている。
【0056】フリップフロップ32のリセット入力端子
Rは第3のタイマ回路30の出力端子に接続され、出力
端子QはAND回路33の第2の入力端子に接続されて
いる。また、AND回路33の第3の入力端子は第2の
タイマ回路28の出力端子に接続されており、そのAN
D回路33の出力端子は積分回路23の入力端子に接続
されている。
【0057】次に、本実施例の作用について、図4をも
参照して説明する。尚、本実施例においても、投光パル
ス数設定回路12における投光パルス数nは「3」に設
定されており、切換スイッチ31も受光パルス数Nを
「3」とするB3の位置に設定された場合について説明
する。
【0058】まず、1個のパルス光としての干渉光が受
光回路15に入射し、その受光パルス信号Sh(図4
(a)の(イ)参照)が検出回路25に入力される場合
においては、次のように動作する。即ち、第1のタイマ
回路26は一定時間Tだけ「H」レベルの信号Siを出
力し(同図(b)参照)、その信号Siが「L」レベル
に反転すると、第2のタイマ回路28が一定時間「H」
レベルの信号Sjを出力し(同図(c)参照)、続いて
その信号は「L」レベルに反転すると、第3のタイマ回
路30が一定時間だけ「H」レベルの信号Skを出力す
るようになる(同図(d)参照)。
【0059】しかし、カウンタ回路29においては受光
パルス信号Shが1個しか入力されないので、切換スイ
ッチ31の出力端子B3には「H」レベルの信号は出力
されることがなく、従って、AND回路33の出力端子
は「L」レベルのままで、受光検出信号は出力されな
い。
【0060】また、図2(a)の(ロ)で示す2個の連
続するパルス光としての干渉光が受光パルス信号Shと
して入力された場合にも、上述と同様に、受光検出信号
は出力されない。
【0061】次に、同図(a)の(ハ)で示すように、
投光回路13からの3個の連続するパルス光が受光パル
ス信号Shとして検出回路25に入力された場合には、
カウンタ回路29は、3個めの受光パルス信号Shが入
力されると出力端子B3から「H」レベルの信号を出力
する。
【0062】これにより、切換スイッチ31を介してフ
リップフロップ32のデータ入力端子Dに「H」レベル
の信号Smが与えられるので、出力端子Qから「H」レ
ベルの信号Snを出力する。AND回路33の第1およ
び第2の入力端子には「H」レベルの信号が与えられる
ことになる。この後、受光パルス信号Shは与えられな
いので、カウンタ回路29は出力端子B3からの「H」
レベルの信号出力を継続する。
【0063】一方、第1のタイマ回路26は、3個めの
受光パルス信号Shが入力されてから一定時間Tだけ
「H」レベルの信号Siを出力した後、その出力を
「L」レベルに反転する。すると、第2のタイマ回路2
8が一定時間「H」レベルの信号Sjを出力する。この
とき、第2のタイマ回路28からの「H」レベルの信号
SjはAND回路33の第3の入力端子に与えられ、A
ND回路33は「H」レベルの受光検出信号Sp(同図
(g)参照)を出力する。
【0064】この後、第2のタイマ回路28からの出力
信号Sjが「L」レベルに反転すると、AND回路33
は出力を「L」レベルに反転し、第3のタイマ回路30
は「H」レベルの信号Skを一定時間出力するようにな
る。これにより、カウンタ回路29およびフリップフロ
ップ32はそれぞれリセット端子Rに「H」レベルの信
号Skが与えられることによりリセットされる。
【0065】次に、同図(a)の(ニ)で示す4個の連
続するパルス光としての干渉光が受光パルス信号Shと
して検出回路25に入力される場合には、3個目の受光
パルス信号Shが入力された時点までは上述と同様に動
作するが、4個目の受光パルス信号Shが入力される
と、第1のタイマ回路26においてはその出力信号Si
をさらに一定時間Tだけ「H」レベルに保持し、カウン
タ回路29においては、出力端子B3からの出力信号が
「L」レベルに反転するようになる。
【0066】これにより、第1のタイマ回路26の出力
信号Siが「L」レベルに反転した後に第2のタイマ回
路から「H」レベルの信号Sjが出力された時点では、
AND回路33の第1の入力端子へのカウンタ回路29
からの信号Smが「L」レベルに反転しているので、受
光検出信号は出力されない。
【0067】さらに、図4(a)の(ホ)で示す2個の
連続するパルス光と1個のパルス光とが時間間隔を存し
て断続する干渉光が受光パルス信号Shとして検出回路
25に入力される場合には、次のように動作する。即
ち、前述した同図(a)の(ロ)の場合と同様にして、
カウンタ回路29は2個の受光パルス信号Shが入力さ
れた後、3個目の受光パルス信号Shが入力される前
に、第3のタイマ回路30からのリセット信号Skによ
りリセットされるので、3個目の受光パルス信号Shが
入力された時点では、再び図4(a)の(イ)で示す場
合と同様の動作をすることになり、結局、受光検出信号
は出力されない。
【0068】従って、このような第2の実施例において
も、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0069】尚、上記各実施例においては、本発明を透
過形の光電センサに適用した場合について説明したが、
これに限らず、例えば、反射形の光電センサに適用して
も良い。
【0070】また、上記各実施例においては、検出回路
18或は25からの受光検出信号を積分回路23により
積分して出力信号を出力するようにしたが、これに限ら
ず、例えば、所定タイミングで連続する受光検出信号を
デジタル的にカウントして出力信号を出力する回路で構
成しても良い。
【0071】さらに、上記各実施例においては、全体を
ハード的な回路で構成した場合について説明したが、こ
れに限らず、例えば、マイクロコンピュータ等により、
同様の機能をプログラムによりソフト的に構成するよう
にしても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光電セン
サは、投光手段におけるパルス光の出力数を投光パルス
数設定手段により設定し、これに応じて受光パルス数設
定手段により受光パルス数を設定し、検出手段により、
受光手段から出力される受光パルス信号が設定された受
光パルス数に一致するかどうかを判定して受光検出信号
を出力するようにした。これにより、受光パルス数設定
手段の設定数を投光パルス数設定手段の設定数と一致さ
せておけば、例えば、別の投光手段から異なる出力数の
パルス光が受光手段に入力された場合には、その受光パ
ルス信号の数が一致しないことにより、それが検出すべ
き投光手段からのパルス光ではないと判断することがで
きる。従って、外部からの他の光の干渉による誤検出を
防止することができ、また光芒を狭くする必要がなくな
ることにより光軸調整が簡単になり、さらに、検出距離
や耐ノイズ性を低下させることがなくなるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気的構成のブロ
ック図
【図2】各部の信号出力状態を示すタイムチャート
【図3】本発明の第2の実施例を示す検出回路の電気的
構成のブロック図
【図4】図2相当図
【図5】従来例を示す図1相当図
【図6】同図2相当図
【図7】従来の不具合を説明する光電センサの配置図
【図8】同図7相当図
【符号の説明】
11は投光部、12は投光パルス数設定回路(投光パル
ス数設定手段)、13は投光回路(投光手段)、14は
受光部、15は受光回路(受光手段)、16は増幅回
路、17は比較回路、18は検出回路(検出手段)、1
9はタイマ回路、20はカウンタ回路、21は判定回
路、22は受光パルス数設定回路(受光パルス数設定手
段)、23は積分回路、24は出力回路、25は検出回
路(検出手段)、26は第1のタイマ回路、28は第2
のタイマ回路、29はカウンタ回路、30は第3のタイ
マ回路、31は切換回路、32はDタイプのフリップフ
ロップ、27,33はAND回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス光の出力数を設定するための投光
    パルス数設定手段と、所定周期で投光動作を行なうもの
    であってその1回の投光動作において前記投光パルス数
    設定手段により設定された数のパルス光を一定時間間隔
    で順次出力する投光手段と、前記投光手段からのパルス
    光を受光して受光パルス信号に変換する受光手段と、前
    記投光動作によるパルス光の受光判定のための受光パル
    ス信号の数を設定する受光パルス数設定手段と、所定時
    間内に前記受光手段から出力される受光パルス信号の数
    が前記受光パルス数設定手段により設定された数と一致
    したときに受光検出信号を出力する検出手段とを具備し
    たことを特徴とする光電センサ。
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