JPH05312329A - 調理器具 - Google Patents

調理器具

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JPH05312329A
JPH05312329A JP14724292A JP14724292A JPH05312329A JP H05312329 A JPH05312329 A JP H05312329A JP 14724292 A JP14724292 A JP 14724292A JP 14724292 A JP14724292 A JP 14724292A JP H05312329 A JPH05312329 A JP H05312329A
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JP
Japan
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cooking
food
physical quantity
detecting
estimating
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Application number
JP14724292A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ishizaki
祥浩 石嵜
Kazunari Nishii
一成 西井
Hirohisa Imai
博久 今井
Kenzo Ochi
謙三 黄地
Kison Naka
基孫 中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理物を調理物の固有物理量から推定し、調
理メニューの選択の操作を不要にし、かつ調理の出来上
がり向上と自動調理を目的とする。 【構成】 調理物を調理する調理手段3と、調理物固有
の物理量を検出する固有物理量検出手段6と、固有物理
量検出手段6の出力に基づき調理物を推定する調理物推
定手段8と、調理物推定手段8の出力に基づき調理手段
3を制御する制御手段5とを備え、調理物推定手段8は
実際に自動調理の対象となる調理メニューを調理し学習
が既に済んだ固定された複数の結合重み係数を内部に持
つ神経回路網模式手段を組み込んだ構成とし、調理物の
推定ができ、従来以上に出来上り状態がよい自動調理
と、自動調理のキーの集約化を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動調理を目的とした
調理器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の調理器具、例えば電子レ
ンジで図13に示すように構成されていた。以下、その
構成について説明する。
【0003】図に示すように、調理器具1は、調理物を
収納する調理室2と、調理物を調理する調理手段3(マ
イクロ波供給手段)、調理室2の相対湿度を検出する湿
度センサなどから構成される湿度検出手段4、湿度検出
手段4からの情報でもって調理手段3を制御する制御手
段5から構成されていた。このような構成で自動調理を
するために、調理物の重量、初期温度などを知る必要が
ある。そのために電源投入時からの湿度検出手段4の出
力がある湿度に達するまでの時間Tを測定し、この時間
Tを基に調理物の重量を推測し、この時間に各調理物特
有の定数kを乗じた時間を最適調理時間としていた。
【0004】また電子オーブンレンジにおいては、図1
4に示すように、調理器具1は、調理物を収納する調理
皿14の位置を可変可能とする調理室2、調理皿を載せ
る棚13、調理物を調理する調理手段3、調理室2内の
温度を検出するサーミスター等から構成される温度検出
手段4a、温度検出手段4aからの情報でもって調理手
段3を制御する制御手段5から構成されていた。このよ
うな構成で自動調理を可能にしていた。オーブン調理を
例にとると、メニューとして、ケーキ、アップルパイ、
ピザ、クッキー、バターロール、シュークリーム、グラ
タン、ホイル焼き、ハンバーグ、肉の付け焼き、バーベ
キュー、魚の付け焼き等があった。つまり、電子オーブ
ンレンジの操作部上で、前記の12のメニューに分けら
れていた。また、それぞれのメニューで調理皿を置く位
置が異なり、上、中、下の3つの位置がメニューにより
決定されていた。例えば、ピザの場合は皿位置は下で、
シュークリームは中段である。使用者は、まずメニュー
を決め、そのメニューに対応した位置に調理物を載せた
調理皿をセットし調理スタートキーを押し調理を開始さ
せていた。その後は、そのメニューに対応した自動調理
シーケンスで調理手段3を制御するような制御シーケン
スプログラムを制御手段5に備えていた。この自動調理
シーケンスは、調理開始から温度検出手段4aが調理室
内の温度が、ある温度に到達するまでの時間Tに選択メ
ニューに対応した定数Kを乗じた時間だけ加熱させるも
のである。調理物の重量によって、前記時間Tは変わっ
てくることが自動調理の1つのポイントである。また前
記定数Kは、多くの調理実験をすることにより、メニュ
ーでの最適値を決定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の調理
器具では、調理開始から調理室内の湿度がある値になる
までの時間を計測し、その時間にカテゴリー毎に定めら
れた定数Kを乗じた時間を調理時間として決定していた
ために、カテゴリーの数だけ操作部に操作キーが必要と
なる。また調理の出来上がりにかなりばらつきがあっ
た。例えば”ごはん”と”みそ汁”の再加熱を異なるカ
テゴリーとして分けると問題はないが、同一カテゴリー
とすると、定数Kを”ごはん”にあわせるか、”みそ
汁”に合わせるかによって出来ばえが異なり、”ごは
ん”が熱くなりすぎたり、”みそ汁”がぬるいといった
調理状態となっていた。これを解決しようとすると、カ
テゴリーをもっと細分化すれば良いが、操作キーが細分
化の数だけ増えることになり、使い勝手が大変悪いもの
になるという課題を有していた。また電子オーブンレン
ジにおいても同様であり、メニューに対応した自動調理
シーケンスを備えているので、メニューに対する自動化
はある程度実現されていた。しかし、メニューを選択す
るメニューキーの数が多いので、使い勝手上大変不便な
ものになるという課題を有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、調理
物の種類を、現実に計測・検出できる調理物固有の固有
物理量、調理皿が置かれた皿位置検出情報により推定す
ることで、メニューの選択が不要でワンボタン操作が可
能な自動調理器具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために下記構成とした。すなわち第1の解決手段
として、調理物を調理する調理手段と、調理物固有の物
理量を検出する固有物理量検出手段と、前記固有物理量
検出手段の出力に基づき前記調理物を推定する調理物推
定手段と、前記調理物推定手段の出力に基づき前記調理
手段を制御する制御手段とからなる構成とした。
【0008】また第2の解決手段として、調理物を調理
する調理手段と、調理物固有の物理量を検出する固有物
理量検出手段と、商用電源電圧の電圧レベルを検出する
電圧レベル検出手段と、前記固有物理量検出手段、前記
電圧レベル検出手段の出力に基づき前記調理物を推定す
る調理物推定手段と、前記調理物推定手段の出力に基づ
き前記調理手段を制御する制御手段とからなる構成とし
た。
【0009】また第3の解決手段として、調理物を調理
する調理手段と、前記調理物を載せる調理皿の位置を検
出する皿位置検出手段と、調理物固有の物理量を検出す
る固有物理量検出手段と、前記皿位置検出手段、前記固
有物理量検出手段の出力に基づき前記調理物を推定する
調理物推定手段と、前記調理物推定手段の出力に基づき
前記調理手段を制御する制御手段とからなる構成とし
た。
【0010】また第4の解決手段として、調理物を調理
する調理手段と、前記調理物を載せる調理皿の位置を検
出する皿位置検出手段と、商用電源電圧の電圧レベルを
検出する電圧レベル検出手段と、調理物固有の物理量を
検出する固有物理量検出手段と、前記皿位置検出手段、
前記電圧レベル検出手段および前記固有物理量検出手段
の出力に基づき前記調理物を推定する調理物推定手段
と、前記調理物推定手段の出力に基づき前記調理手段を
制御する制御手段とからなる構成とした。
【0011】さらに、前記調理物推定手段は、複数の神
経素子より構成される神経回路網をモデル化した手法に
より得られ、調理物を推定する複数の固定された結合重
み係数を内部に持つ神経回路網模式手段を有すること、
または、複数の神経素子より構成される層が多数組み合
わされて構築される階層型の神経回路網模式手段を有す
る構成とした。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって下記の作用が得
られる。
【0013】第1の課題解決手段により、固有物理量検
出手段からの調理物固有の物理量情報を、時々刻々調理
物推定手段に入力することにより、調理物推定手段は調
理物を推定し、制御手段は調理物推定手段からの調理物
情報で調理物を認識し、認識した調理物に最適な制御シ
ーケンスで調理手段を制御する。
【0014】また第2の解決手段により固有物理量検出
手段からの調理物固有の物理量情報と電圧レベル検出手
段からの商用電源電圧の電圧レベル情報を、時々刻々調
理物推定手段に入力することにより、調理物推定手段は
調理物を推定し、制御手段は調理物推定手段からの調理
物情報で調理物を認識し、認識した調理物に最適な制御
シーケンスで調理手段を制御する。
【0015】また第3の解決手段により調理物を載せる
皿位置検出手段の情報により調理物の種類を大分類し、
そのカテゴリーを認識し、固有物理量検出手段からの調
理物固有の物理量情報を、時々刻々調理物推定手段に入
力することにより、調理物推定手段はそのカテゴリー内
での調理物を推定し、制御手段は調理物推定手段からの
調理物情報で調理物を認識し、認識した調理物に最適な
制御シーケンスで調理手段を制御する。
【0016】また第4の解決手段により、調理物を載せ
る皿位置検出手段の情報により調理物の種類を大分類
し、そのカテゴリーを認識し、固有物理量検出手段から
の調理物固有の物理量情報と電圧レベル検出手段からの
商用電源電圧の電圧レベル情報を、時々刻々調理物推定
手段に入力することにより、調理物推定手段はそのカテ
ゴリー内での調理物を推定し、制御手段は調理物推定手
段からの調理物情報で調理物を認識し、認識した調理物
に最適な制御シーケンスで調理手段を制御する。
【0017】また第5の解決手段により、調理物推定手
段を構成する神経回路網模式手段は、調理される環境下
で既に学習された結合重み係数を備えており、調理中の
調理物を推定することができる。
【0018】また第6の解決手段により、調理物推定手
段を構成する神経回路網模式手段は、複数の神経素子が
多層組み合わされて構築されているので、調理物の推定
をより正確に行なうことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図12を
参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のもの
は同一符号を付して説明を省略する。
【0020】(実施例1)本実施例では、調理器具とし
て、電子レンジに応用した例について説明する。図1に
示すように、固有物理量検出手段6は調理物の固有物理
量を検出する。本実施例では、調理物の重量変化を検出
するものであり、ストレインゲージなどで構成されてい
る。計時手段7は調理開始時からの時間をカウントす
る。調理物推定手段8は固有物理量検出手段6、計時手
段7の出力に基づき調理物が何であるのかを推定するも
のであり、制御手段5は調理物推定手段8の出力に基づ
き調理手段3を制御する。調理手段3は、本実施例で
は、マイクロ波供給手段であり調理室2に配設されてい
る。さらに、9はAD変換手段であり固有物理量検出手
段6の出力をディジタル値に変換している。図5は、操
作手段10のキー構成を示した構成図である。
【0021】調理物推定手段8は、従来の制御手法に用
いられている解決的な方法が適用できないため、多次元
情報処理手法として最適な神経回路網をモデル化した方
法で構成している。神経回路網をモデル化する手法は、
調理物を推定する神経回路網の複数の結合重み係数を固
定されたテーブルとして用いる方法と、学習機能を残し
環境と使用者に適応できるようにする方法とがある。本
実施例は、神経回路網をモデル化した手法によって獲得
され、固定された結合重み係数を内部にテーブルとして
もち調理物を推定する神経回路網模式手段を有する調理
物推定手段8を設けている。
【0022】異なる調理物を調理した場合、調理開始に
ともなう時々刻々の調理物から発生する蒸気の量の違い
により調理物の重量変化が異なる。
【0023】調理物を推定する神経回路網において固定
された結合重み係数は、実際に自動調理の対象とする調
理物を調理した場合、調理物の重量がどのように変化す
るかというデータを収集し、調理物と調理物の重量デー
タとの相関を神経回路網模式手段に学習させることによ
って得ることができる。用いるべき神経回路網模式手段
としては、文献1(D.E.ラメルハート他2名著、甘
利俊一監訳「PDPモデル」(株)産業図書、1989
年)、文献2(中野馨他7名著「ニューロコンピュータ
の基礎」(株)コロナ社刊、P102、1990年)、
特公昭63−55106号公報などに示されたものがあ
る。以下、文献1に記載された最もよく知られた学習ア
ルゴリズムとして誤差逆伝搬法を用いた多層パーセプト
ロンを例にとり、具体的な神経回路網模式手段の構成お
よび動作について説明する。
【0024】図6は、神経回路網模式手段の構成単位と
なる神経素子の概念図である。図6において、21〜2
Nは神経のシナプス結合を模擬する疑似シナプス結合変
換器であり、2aは疑似シナプス結合変換器21〜2N
からの出力を加算する加算器であり、2bは設定された
非線形関数、たとえば、しきい値をhとするシグモイド
関数、 f(y,h)=1/(1+exp(−y+h)) (式1) によって加算器2aの出力を非線形変換する非線形変換
器である。なお、図面が煩雑になるので省略したが、修
正手段からの修正信号を受ける入力線が疑似シナプス結
合変換器21〜2Nと非線形変換器2bにつながってい
る。また、疑似シナプス結合変換器21〜2Nが神経回
路網模式手段の結合重み係数となる。この神経素子に
は、信号処理モードと学習モードの2つの種類の動作モ
ードがある。
【0025】以下、図6に基づいて神経素子のそれぞれ
のモードの動作について説明する。まず、信号処理モー
ドの動作の説明をする。神経素子はN個の入力X1〜X
nを受けて1つの出力を出す。i番目の入力信号Xi
は、四角で示されたi番目の疑似シナプス結合変換器2
iにおいてWi・Xiに変換される。疑似シナプス結合
変換器21〜2Nで変換されたN個の信号W1・X1〜
Wn・Xnは加算器2aに入り、加算結果yが非線形変
換器2bに送られ、最終出力f(y,h)となる。つぎ
に、学習モードの動作について説明する。学習モードで
は、疑似シナプス結合変換器21〜2Nと非線形変換器
2bの変換パラメータW1〜Wnとhを、修正手段から
の変換パラメータの修正量△W1〜△Wnと△hを表す
修正信号を受けて、 Wi+△Wi ; i=1,2,…… ,N h+△h (式2) と修正する。
【0026】図7は上記神経素子を4つ並列につないで
構成した信号変換手段の概念図である。なお、以下の説
明は、この信号変換手段を構成する神経素子の個数を4
個に限定するものではない。図7において、211〜2
44は疑似シナプス結合変換器であり、201〜204
は、図6で説明した加算器2aと非線形変換器2bをま
とめた加算非線形変換器である。図7において、図6と
同様に図面が煩雑になるので省略したが、修正手段から
の修正信号を受ける入力線が疑似シナプス結合変換器2
11〜244と加算非線形変換器201〜204につな
がっている。疑似シナプス結合変換器211〜244も
結合重み係数となる。この信号変換手段の動作について
は、図6で説明した神経素子の動作が並列してなされる
ものである。
【0027】図8は、学習アルゴリズムとして誤差逆伝
搬法を採用した場合の信号処理手段の構成を示したブロ
ック図で、31は上述の信号変換手段である。ただし、
ここではN個の入力を受ける神経素子がM個並列に並べ
られたものである。32は学習モードにおける信号変換
手段31の修正量を算出する修正手段である。以下、図
8に基づいて信号処理手段の学習を行う場合の動作につ
いて説明する。信号変換手段31はN個の入力Sin
(X)を受け、M個の出力Sout(X)を出力する。修
正手段32は、入力信号Sin(X)と出力信号Sout
(X)とを受け、誤差計算手段または後段の信号変換手
段からのM個の誤差信号δj(X)の入力があるまで待
機する。誤差信号δj(X)が入力され修正量を △Wij=δj(X)・Sjout(X)・(1−Sjout(X))・Siin(X) (i=1〜N,j=1〜M) (式3) と計算し、修正信号を信号変換手段31に送る。信号変
換手段31は、内部の神経素子の変換パラメータを上で
説明した学習モードにしたがって修正する。
【0028】図9は、神経回路網模式手段を用いた多層
パーセプトロンの構成を示すブロック図であり、31
X、31Y、31ZはそれぞれK個、L個、M個の神経
素子からなる信号変換手段であり、32X、32Y、3
2Zは修正手段であり、33は誤差計算手段である。以
上のように構成された多層パーセプトロンについて、図
9を参照しながらその動作を説明する。信号処理手段3
4Xにおいて、信号変換手段31Xは、入力Siin
(X)(i=1〜N)を受け、出力Sjout(X)(j=
1〜K)を出力する。修正手段32Xは、信号Siin
(X)と信号Sjout(X)を受け、誤差信号δj(X)
(j=1〜K)が入力されるまで待機する。以下同様の
処理が、信号処理手段34Y、34Zにおいて行われ、
信号変換手段31Zより最終出力Shout(Z)(h=1
〜M)が出力される。最終出力Shout(Z)は、誤差計
算手段33にも送られる。誤差計算手段33において
は、2乗誤差の評価関数COST(式4)に基づいて理
想的な出力T(T1 ,……,TM )との誤差が計算さ
れ、誤差信号δh(Z)が修正手段32Zに送られる。
【0029】
【数1】
【0030】ただし、ηは多層パーセプトロンの学習速
度を定めるパラメータである。つぎに、評価関数を2乗
誤差とした場合には誤差信号は、 δh(Z)=−η・(Shout(Z)−Th) (式5) となる。修正手段32Zは、上で説明した手続きにした
がって、信号変換手段31Zの変換パラメータの修正量
△W(Z)を計算し、修正手段32Yに送る誤差信号を
(式6)に基づき計算し、修正信号△W(Z)を信号変
換手段31Zに送り、誤差信号δ(Y)を修正手段32
Yに送る。信号変換手段31Zは、修正信号△W(Z)
に基づいて内部のパラメータを修正する。なお、誤差信
号δ(Y)は(式6)で与えられる。
【0031】
【数2】
【0032】ここで、Wij(Z)は信号変換手段31Z
の疑似シナプス結合変換器の変換パラメータである。以
下、同様の処理が信号処理手段34X、34Yにおいて
行われる。学習と呼ばれる以上の手続きを繰り返し行う
ことにより、多層パーセプトロンは入力が与えられると
理想出力Tをよく近似する出力を出すようになる。な
お、上記の説明においては、3段の多層パーセプトロン
を用いたが、これは何段であってもよい。また、文献1
にある信号変換手段のなかの非線形変換手段の変換パラ
メータhの修正法についてと慣性項として知られる学習
高速化の方法については、説明の簡略化のため省略した
が、この省略は以下に述べる本発明を拘束するものでは
ない。
【0033】こうして、神経回路網模式手段は、実際に
自動調理の対象となる調理物と、その調理物を調理した
場合、調理物の固有物理量(重量データ)がどのように
変化するかというデータを収集し、調理物と調理物の固
有物理量(重量データ)との関係を学習し、簡単なルー
ルで記述することが容易でない調理物の推定の仕方を自
然な形で表現することができる。本実施例は、こうして
得られた情報を組み込んで、調理物推定手段8を構成す
るものである。具体的には、十分学習を終えた後の多層
パーセプトロンの信号変換手段31X、31Y、31Z
のみを神経回路網模式手段として用いて、調理物推定手
段8を構成する。実際に学習させたデータについて説明
する。
【0034】図10は、”ごはん”を再加熱した時の固
有物理量検出手段6の出力電圧の変化を示している。図
10は調理物の重量の変化を示している。図11は、”
みそ汁”を再加熱した時の固有物理量検出手段6の出力
電圧の変化を示している。図11は調理物の重量の変化
を示している。図10、図11から調理物が異なれば固
有物理量検出手段6の出力電圧の変化(調理物の重量変
化)も異なることがわかる。自動調理の対象となる調理
メニューすべてについて実験をしデータを採取した。そ
して、その実験データを神経回路網模式手段に入力し学
習をさせた。つまり、神経回路網模式手段へは固有物理
量検出手段6の調理物の重量情報と、重量勾配情報とし
て現時点より1分前の重量情報と、計時手段7より得ら
れる調理開始時からの経過時間情報の3情報と、理想出
力として調理物の種類を入力し学習させ、神経回路網模
式手段の中の信号変換手段31X、31Y、31Zを確
立し、それらを神経回路網模式手段として調理物推定手
段8に組み込んでいる。
【0035】つぎに、図1に示した構成ブロック図に基
づき動作を説明する。まず、調理物を調理室2内に入
れ、操作手段10の再加熱キー10aにより再加熱モー
ドを選択する。そして調理キー10bにより調理が開始
される。制御手段5は計時手段7に計時開始の信号を出
力するとともに、調理手段3を駆動すべく調理開始信号
を出力する。計時手段7の計時情報は調理物推定手段8
に入力されている。そして調理物の固有物理量情報(重
量情報)は固有物理量検出手段6の出力がAD変換手段
9でディジタル変換され、時々刻々調理物推定手段8に
入力している。調理物推定手段8は、これらの入力され
た信号・情報をもとに調理物が何であるのかを推定し、
その情報を制御手段5に出力している。制御手段5は、
この推定調理物情報で調理メニューが認識できたので、
調理メニューに応じた調理シーケンスを実行させること
ができる。各々の調理シーケンスとは、本実施例では、
従来より行われている調理開始からある量の湿度を検出
するまでの時間に調理メニューごとに用意された定数K
を乗じた時間をそのメニューの調理時間とするものであ
る。この制御プログラムは制御手段5に備えており調理
手段3を制御するように動作する。
【0036】以上のように本実施例によれば、実際に自
動調理の対象となる調理メニューについて調理をし、そ
の時の時々刻々の調理物の重量情報を学習した神経回路
網の複数の固定結合重み係数を有する神経回路網模式手
段を組み込んだ調理物推定手段を備えた構成としている
ので、調理物のメニューが認識でき、各々のメニューに
ついて最適な調理シーケンスを駆動することができるの
で、従来に比べ、より調理状態をよくすることができ、
自動調理に最適なものとなる。
【0037】(実施例2)本実施例では、電子オーブン
レンジに応用した例について説明する。特にオーブン調
理においては、調理手段3として、ヒータを用いるので
商用電源電圧の電圧レベルが調理時に特に影響を与え
る。本実施例の構成は、図2に示すように、実施例1と
同様であるが、商用電源電圧の電圧レベルを検出する電
圧レベル検出手段11を有している点が異なる。この電
圧レベル検出手段11の出力を調理物推定手段8に入力
することにより、調理物の推定に、より精度をあげるこ
とができる。また調理物推定手段8を構成する神経回路
網模式手段には、実際に自動調理の対象となる調理物を
調理した場合、商用電源電圧とともに調理物固有の固有
物理量(重量等)がどのように変化するかというデータ
を収集し、調理物と調理物固有の固有物理量(重量デー
タ)と商用電源電圧レベルとの関係を学習し、簡単なル
ールで記述することが容易でない調理物の推定の仕方を
自然な形で表現することができる。本実施例は、こうし
て得られた情報を組み込んで、調理物推定手段8を構成
するものである。
【0038】以上のように本実施例によれば、商用電源
電圧レベルは90vから110vぐらいまで変動すると
いわれているが、調理物推定手段を構成する神経回路網
模式手段には、電源電圧が変動しても、固有物理量と商
用電源電圧レベルと調理物の関係をあらかじめ学習させ
た構成としているので、調理物を推定する精度がより向
上する。
【0039】(実施例3)本実施例では、同様に電子オ
ーブンレンジに応用した例について説明する。構成を図
3に示す。皿位置検出手段12は調理皿14を調理室2
内のどの棚13に載せたかを検出するものであり、本実
施例ではマイクロスイッチより構成されているが、皿位
置を検出できるものであれば何でも良く、本発明を拘束
するものではない。調理物推定手段8は固有物理量検出
手段6、計時手段7、皿位置検出手段12の出力に基づ
き調理物が何であるのかをを推定するものであり、制御
手段5は調理物推定手段8の出力に基づき調理手段3を
制御する。調理手段3は、本実施例では、マイクロ波供
給手段3aと、ヒーター3bからなり調理室2に配設さ
れている。
【0040】次に調理物推定手段を構成する神経回路網
模式手段に学習させたデータについて説明する。図12
(a)は、”パイ”をオーブン調理した時の固有物理量
検出手段6の出力電圧の変化を示している。図12
(b)は”スポンジケーキ”、図12(c)は”ハンバ
ーグ”、図12(d)は”グラタン”を、それぞれオー
ブン調理した時の固有物理量検出手段6の出力電圧の変
化を示している。図12(a)、図12(b)から”パ
イ”と”スポンジケーキ”では、明かに重量変化の度合
が異なっている。又、図12(c)、図12(d)か
ら”ハンバーグ”と”グラタン”においても、重量の変
化度合が異なっている。自動調理の対象となる調理メニ
ューすべてについて実験をしデータを採取した。そし
て、その実験デ−タを神経回路網模式手段に入力し学習
をさせた。つまり、神経回路網模式手段へは固有物理量
手段6の調理物の重量情報と、調理皿の皿位置情報の入
力情報と、理想出力として調理物のメニューを入力し学
習させ、神経回路網模式手段の中の信号変換手段31
X、31Y、31Zを確立し、それらを神経回路網模式
手段として調理物推定手段8に組み込んでいる。
【0041】つぎに、図3に示した構成ブロック図に基
づき動作を説明する。まず、調理物を調理皿14にの
せ、あらかじめ決められた調理室2の棚13にセットす
る。本実施例では、対象となる自動オーブン調理メニュ
ーとして、12種類を考慮しており、”パイ”、”ケー
キ類”であれば、棚位置は下であり、”ハンバー
グ”、”グラタン”であれば、棚位置は上である。操作
手段10のオーブン調理キー10cによりオーブン調理
モードを選択する。そして調理キー10bにより調理が
開始される。制御手段5は、調理手段3を駆動すべく加
熱開始信号を出力する。又、皿位置検出手段12の皿位
置情報は調理皿のセットされた棚位置であり、調理物推
定手段8に入力されている。そして調理物の固有物理量
情報は固有物理量検出手段6の出力がA/D変換手段9
でディジタル変換され、時々刻々調理物推定手段8に入
力されている。調理物推定手段8は、これらの入力され
た信号・情報をもとに調理物が何であるのかを推定し、
その情報を制御手段5に出力している。調理物推定手段
8は、皿位置検出情報により、調理物を大分類し、調理
物の固有物理量情報の変化から詳細メニューを推定する
ように動作する。制御手段5は、この推定調理物情報で
調理メニューが認識できたので、調理メニューに応じた
調理シーケンスを実行させることができる。
【0042】以上のように本実施例によれば、実際に自
動調理の対象となる調理メニューについて調理をし、セ
ットされた調理皿の棚位置情報と、調理中の時々刻々の
調理物の固有物理量情報を、既に学習した複数の固定結
合重み係数を有する神経回路網模式手段を組み込んだ調
理物推定手段を備えた構成としているので、調理物のメ
ニューが認識でき、各々のメニューについて最適な調理
シーケンスを駆動することができるので、従来に比べ、
メニュー選択キーの数を集約することができ、使い勝手
上大変便利なものとなる。
【0043】(実施例4)本実施例では、電子オーブン
レンジに応用した例について説明する。構成は図4に示
すように、実施例1の調理物の推定を、より精度を向上
させるために商用電源電圧の電圧レベルを検出する電圧
レベル検出手段11と、調理室2にセットされる調理皿
14の位置を検出する皿位置検出手段12の情報を調理
物推定手段8に入力することにより実現している。具体
的な内容は実施例1、実施例2および実施例3で説明し
たので省略する。効果は、電圧レベル検出手段11と皿
位置検出手段12を備えているので、調理物の推定の精
度は実施例2の場合と同様により向上する。
【0044】以上の実施例では、制御手段5、計時手段
7、調理物推定手段8は、すべて4ビットマイクロコン
ピュータで構成したが、これらは1つのマイクロコンピ
ュータで構成することはもちろん可能である。なお、調
理物推定手段8には調理物の固有物理量情報として重量
情報を適切に加工して入力しているが、この限定は本発
明を拘束するものでなく加工方法を変えたり、情報量を
増やして推定の精度を向上させることは可能である。ま
た、調理物の固有物理量情報として上記の以外にも、調
理物の形状、高さ、体積情報などでも適用できる。また
相互に事前に演算を施し加工した値を入力しても同様の
効果が得られる。また、本実施例では、調理室を持つ電
子レンジ、電子オーブンレンジについて説明したが、ガ
ステーブル、電磁調理器などの調理室を持たない調理器
具にも適用できる。さらに本実施例では、電子レンジの
再加熱機能や、オーブンレンジでのお菓子の調理を説明
したが、惣菜やレンジ料理の煮込み、下ごしらえにも適
用できる。
【0045】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、調理物を調理する調理手段と、調理物固有の
物理量を検出する固有物理量検出手段と、前記固有物理
量検出手段の出力に基づき前記調理物を推定する調理物
推定手段と、前記調理物推定手段の出力に基づき前記調
理手段を制御する制御手段とからなるから、調理物が何
であるのかを認識することができると同時に、その調理
物に最適に調理手段を制御できるので、調理の出来上り
状態をより向上させることが可能となる。さらに、自動
調理を可能にするための操作部のキーが集約化でき使い
勝手が向上する。
【0046】また調理物を調理する調理手段と、調理物
固有の物理量を検出する固有物理量検出手段と、商用電
源電圧の電圧レベルを検出する電圧レベル検出手段と、
前記固有物理量検出手段、前記電圧レベル検出手段の出
力に基づき前記調理物を推定する調理物推定手段と、前
記調理物推定手段の出力に基づき前記調理手段を制御す
る制御手段とからなるから電源電圧の変動に対しても調
理物の推定の精度が向上する。
【0047】また調理物を調理する調理手段と、前記調
理物を載せる調理皿の位置を検出する皿位置検出手段
と、調理物固有の物理量を検出する固有物理量検出手段
と、前記皿位置検出手段、前記固有物理量検出手段の出
力に基づき前記調理物を推定する調理物推定手段と、前
記調理物推定手段の出力に基づき前記調理手段を制御す
る制御手段とからなるから、最初に調理物の推定を皿位
置により大まかに分類でき、次に詳細に調理物を推定で
きるので調理物推定の精度がより向上できるとともに、
推定可能な調理物の数を増やすことがで、自動調理が可
能となる調理物の種類を増やすことができる。
【0048】また調理物を調理する調理手段と、前記調
理物を載せる調理皿の位置を検出する皿位置検出手段
と、商用電源電圧の電圧レベルを検出する電圧レベル検
出手段と、調理物固有の物理量を検出する固有物理量検
出手段と、前記皿位置検出手段、前記電圧レベル検出手
段、前記固有物理量検出手段の出力に基づき前記調理物
を推定する調理物推定手段と、前記調理物推定手段の出
力に基づき前記調理手段を制御する制御手段とからなる
から、調理物の推定を、さらに向上させることができ
る。
【0049】また調理物推定手段は、複数の神経素子よ
り構成される神経回路網をモデル化し学習によって得ら
れ、調理物を推定する複数の固定された結合重み係数を
内部に持つ神経回路網模式手段を有し、または、複数の
神経素子より構成される層が多数組み合わされて構築さ
れる階層型の神経回路網模式手段を有するから、自動調
理の対象となる学習させた調理メニューについては、調
理物の推定ができ自動調理が可能となり、調理メニュー
選択の操作が不要な使い勝手の良い調理器具を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の調理器具の構成ブロック図
【図2】本発明の他の実施例の調理器具の構成ブロック
【図3】本発明の他の実施例の調理器具の構成ブロック
【図4】本発明の他の実施例の調理器具の構成ブロック
【図5】本発明の一実施例の調理器具に用いた操作部の
構成図
【図6】同調理器具に用いた神経回路網模式手段の構成
単位となる神経素子の概念図
【図7】同調理器具に用いた神経素子で構成した信号変
換手段の概念図
【図8】同調理器具に用いた学習アルゴリズムとして誤
差逆伝搬法を採用した信号処理手段のブロック図
【図9】同調理器具に用いた神経回路網模式手段を用い
た多層パーセプトロンの構成を示すブロック図
【図10】図1の構成ブロック図に基づく調理器具の実
験データの一例を示す図
【図11】同調理器具の実験データの他の例を示す図
【図12】図3の構成ブロック図に基づく調理器具の実
験データの一例を示す図
【図13】従来の調理器具の構成ブロック図
【図14】従来の調理器具の他の構成ブロック図
【符号の説明】
1 調理器具 3 調理手段 5 制御手段 6 固有物理量検出手段 8 調理物推定手段 11 電圧レベル検出手段 12 皿位置検出手段 14 調理皿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黄地 謙三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中 基孫 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を調理する調理手段と、調理物固有
    の物理量を検出する固有物理量検出手段と、前記固有物
    理量検出手段の出力に基づき前記調理物を推定する調理
    物推定手段と、前記調理物推定手段の出力に基づき前記
    調理手段を制御する制御手段とからなる調理器具。
  2. 【請求項2】調理物を調理する調理手段と、調理物固有
    の物理量を検出する固有物理量検出手段と、商用電源電
    圧の電圧レベルを検出する電圧レベル検出手段と、前記
    固有物理量検出手段、前記電圧レベル検出手段の出力に
    基づき前記調理物を推定する調理物推定手段と、前記調
    理物推定手段の出力に基づき前記調理手段を制御する制
    御手段とからなる調理器具。
  3. 【請求項3】調理物を調理する調理手段と、前記調理物
    を載せる調理皿の位置を検出する皿位置検出手段と、調
    理物固有の物理量を検出する固有物理量検出手段と、前
    記皿位置検出手段、前記固有物理量検出手段の出力に基
    づき前記調理物を推定する調理物推定手段と、前記調理
    物推定手段の出力に基づき前記調理手段を制御する制御
    手段とからなる調理器具。
  4. 【請求項4】調理物を調理する調理手段と、前記調理物
    を載せる調理皿の位置を検出する皿位置検出手段と、商
    用電源電圧の電圧レベルを検出する電圧レベル検出手段
    と、調理物固有の物理量を検出する固有物理量検出手段
    と、前記皿位置検出手段、前記電圧レベル検出手段およ
    び前記固有物理量検出手段の出力に基づき前記調理物を
    推定する調理物推定手段と、前記調理物推定手段の出力
    に基づき前記調理手段を制御する制御手段とからなる調
    理器具。
  5. 【請求項5】調理物推定手段は、複数の神経素子より構
    成される神経回路網をモデル化し学習によって得られ、
    調理物を推定する複数の固定された結合重み係数を内部
    に持つ神経回路網模式手段を有する請求項1ないし請求
    項4記載の調理器具。
  6. 【請求項6】調理物推定手段は、複数の神経素子より構
    成される層が多数組み合わされて構築される階層型の神
    経回路網模式手段を備えたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項4記載の調理器具。
JP14724292A 1992-03-09 1992-06-08 調理器具 Pending JPH05312329A (ja)

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JP5032692 1992-03-09
JP4-50326 1992-03-09

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US6949729B1 (en) 1999-03-31 2005-09-27 Sharp Kabushiki Kaisha Methods and apparatus for controlling operation of a microwave oven in a network
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