JPH05312189A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH05312189A
JPH05312189A JP4120752A JP12075292A JPH05312189A JP H05312189 A JPH05312189 A JP H05312189A JP 4120752 A JP4120752 A JP 4120752A JP 12075292 A JP12075292 A JP 12075292A JP H05312189 A JPH05312189 A JP H05312189A
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hub
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air conditioner
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Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
Tsunehisa Sayanagi
恒久 佐柳
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 羽根車出口の空気流れを整流することによ
り、熱交換器を通過する空気の風速分布を均一化させ
る。 【構成】 ケーシング10内に、ハブ1とシュラウド2
の外周部間に跨がる複数枚の羽根3,3・・を有し且つ
該シュラウド2の中央部にファン吸込口4を形成してな
る羽根車11を備えた遠心ファン12と、該遠心ファン
12の吹出側に位置する略環状の熱交換器13とを配設
するとともに、前記ケーシング10に、前記ファン吸込
口4と対向する空気吸込口15と、前記熱交換器13を
通過した後の調和空気を室内に吹き出す空気吹出口16
とを形成した空気調和装置において、前記各羽根3の後
縁部3bにおけるシュラウド側結合部3b2の位置を、ハ
ブ側結合部3b1の位置よりも羽根車11の反回転方向に
所定量オフセットせしめるとともに、前記各羽根3の後
縁部3bにおけるハブ側羽根出口角βhとシュラウド側羽
根出口角βsとを略等しくなしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、遠心ファンを備えた
空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、遠心ファン系の送風機では、流
体に与える羽根の遠心加速作用(あるいは斜流加速作用)
を用いて送風機能を実現するようになっているので空気
等の流体への運動エネルギーの伝達、変換効率が極めて
高く、例えば空気調和機用の送風機として従来から多く
使用されている。
【0003】そして、空気調和装置の種類として最近で
は設置スペース面の有利さや室内デザイン上の自由さな
どの見地から特に天井埋込みタイプの空気調和装置の採
用が多くなってきており、このような天井埋込型の空気
調和装置では例えば特開昭62ー194128号公報に
も示されているように各種の送風機の中でも、その風向
変換機能の点から遠心ファン又はその一種である斜流フ
ァンを用いるのが通例となっている。そこで、以下の説
明においては遠心ファンを用いた場合について行うこと
とする。
【0004】ところで、近年、空気調和装置の小形コン
パクト化に対する要求が高まってきており、上記した天
井埋め込み式の空気調和装置において多用されている略
環状の熱交換器の径が小さくなる傾向にある。そこで、
小径となった分だけ熱交換能力が低下することとなると
ころから、熱交換器の高さを高くすることによって能力
低下分をカバーする必要が生ずる。この熱交換器の高さ
が高くなることに対応させて、羽根車の軸方向長さを大
きくすることにより、熱交換器を通過する空気流の風速
分布を改善することもなされている。
【0005】ところが、従来から使用されているターボ
式遠心ファンは、図19および図20に示すように、所
定間隔をもって対向配置されたハブ1とその中央部をフ
ァン吸込口4としたシュラウド2との間に複数枚の羽根
3,3・・を放射状に配設してなる羽根車を備えてお
り、該各羽根3は、羽根3の前縁部3aおよび後縁部3b
が共にハブ1およびシュラウド2に直交する(あるいは
前縁部3aが回転方向に傾斜する)二次元形状とされてい
るのが通例である。
【0006】上記のような形状の羽根3を有する羽根車
の場合、図20に示すように、羽根3の正圧面3cによ
り空気流に作用せしめられる力Fの方向が、ハブ1およ
びシュラウド2と平行となるところから、風速が速くな
るシュラウド2側の出口近傍において剥離流Eが生じ易
くなる。すると、遠心ファンから吹き出される空気流の
風速分布がハブ1側に偏った状態となるところから、通
風抵抗の増加、運転音の増加を招くこととなる。この傾
向は、羽根3の軸方向長さが長くなるほど大きくなる。
【0007】その結果、熱交換器の熱交換効率が悪化す
るととも、機内抵抗の増加によってファン動力が増加
し、しかも伝熱性能が悪化してエネルギー効率が低下す
る等の問題が発生していた。
【0008】そこで、上記のようなシュラウド側出口近
傍において生じる剥離流を抑制するために、本発明者ら
は、特願平3ー194395号として、図21および図
22に示すように、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめたものを提案
している。このように構成したことにより、図22に示
すように、羽根3の正圧面3cの後縁側が傾斜すること
となるところから、該正圧面3cにより空気流に作用す
る力Fが、シュラウド2よりの方向となって(即ち、シ
ュラウド2方向へ分力F1が発生して)、羽根3における
シュラウド2側の出口側での剥離流発生が抑制される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、羽根3の後縁部3bにおけるシュラウド側結合部
3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よりも反回転方
向に所定量オフセットせしめた場合、従来多用されてい
るように羽根3のキャンバー線Cの形状を単円弧状とな
すと、図21に示すように、シュラウド2近傍の翼弦長
Lsがハブ1近傍の翼弦長Lhよりも長くなるところか
ら、シュラウド2近傍の羽根出口角をβs、ハブ1近傍
の羽根出口角をβhとした場合、βs<<βhとなる。
【0010】ところで、羽根3の全圧ヘッドは、 Ht=(1/g)・u2・Ve で与えられる。ここで、g:重力加速度、u2:羽根外周速
度、Ve:吹出流れの周方向成分。
【0011】一方、吹出流れの周方向成分Veは、羽根
出口角βが大きいほど大きくなるという事実がある。
【0012】従って、上記したように、βs<<βhとな
る羽根形状の場合、シュラウド近傍翼素の全圧ヘッドH
(s)tとハブ近傍翼素の全圧ヘッドH(h)tとを比較する
と、H(s)t<<H(h)tとなってしまい、(シュラウド側
風速)<<(ハブ側風速)となる。つまり、羽根車の吹出
流れのハブ側への偏流が十分に抑制できないおそれがあ
り、通風抵抗の増加、運転音の増加を解消し得ない場合
が生ずるのである。
【0013】本願発明は、上記のような不具合を解消す
ることを課題としてなされたもので、羽根車出口の空気
流れを整流することにより、熱交換器を通過する空気の
風速分布を均一化させることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、図面に示すよう
に、ケーシング10内に、ハブ1とシュラウド2の外周
部間に跨がる複数枚の羽根3,3・・を有し且つ該シュ
ラウド2の中央部にファン吸込口4を形成してなる羽根
車11を備えた遠心ファン12と、該遠心ファン12の
吹出側に位置する略環状の熱交換器13とを配設すると
ともに、前記ケーシング10に、前記ファン吸込口4と
対向する空気吸込口15と、前記熱交換器13を通過し
た後の調和空気を室内に吹き出す空気吹出口16とを形
成した空気調和装置において、前記各羽根3の後縁部3
bにおけるシュラウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結
合部3b1の位置よりも羽根車11の反回転方向に所定量
オフセットせしめるとともに、前記各羽根3の後縁部3
bにおけるハブ側羽根出口角βhとシュラウド側羽根出口
角βsとを略等しくなしている。
【0015】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、ケーシング10
内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間に跨がる複数枚
の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウド2の中央部に
ファン吸込口4を形成してなる羽根車11を備えた遠心
ファン12と、該遠心ファン12の吹出側に位置する略
環状の熱交換器13とを配設するとともに、前記ケーシ
ング10に、前記ファン吸込口4と対向する空気吸込口
15と、前記熱交換器13を通過した後の調和空気を室
内に吹き出す空気吹出口16とを形成した空気調和装置
において、前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラウ
ド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置より
も羽根車11の反回転方向に所定量オフセットせしめる
とともに、前記各羽根3におけるシュラウド側翼素の正
圧面を凸状となすとともに、該シュラウド側翼素のキャ
ンバー線Csの最大反り位置Csmaxを翼弦長中間位置よ
り前縁側に位置せしめている。
【0016】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、ケーシング10
内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間に跨がる複数枚
の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウド2の中央部に
ファン吸込口4を形成してなる羽根車11を備えた遠心
ファン12と、該遠心ファン12の吹出側に位置する略
環状の熱交換器13とを配設するとともに、前記ケーシ
ング10に、前記ファン吸込口4と対向する空気吸込口
15と、前記熱交換器13を通過した後の調和空気を室
内に吹き出す空気吹出口16とを形成した空気調和装置
において、前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラウ
ド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置より
も羽根車11の反回転方向に所定量オフセットせしめる
とともに、前記各羽根3におけるシュラウド側翼素の正
圧面を凹状となし且つ該シュラウド側翼素のキャンバー
線Csの最大反り位置Csmaxを翼弦長中間位置より後縁
側に位置せしめている。
【0017】請求項4の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、ケーシング10
内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間に跨がる複数枚
の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウド2の中央部に
ファン吸込口4を形成してなる羽根車11を備えた遠心
ファン12と、該遠心ファン12の吹出側に位置する略
環状の熱交換器13とを配設するとともに、前記ケーシ
ング10に、前記ファン吸込口4と対向する空気吸込口
15と、前記熱交換器13を通過した後の調和空気を室
内に吹き出す空気吹出口16とを形成した空気調和装置
において、前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラウ
ド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置より
も羽根車11の反回転方向に所定量オフセットせしめる
とともに、前記各羽根(3)におけるシュラウド側翼素の
キャンバー線Csを少なくとも一つの変曲点を有する形
状となし且つその羽根出口角βsを、同じ前縁位置およ
び後縁位置を同じ羽根入口角αsをもつ単円弧キャンバ
ー線Cs′で結んだ場合の羽根出口角βs′より大きくな
している。
【0018】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項2、
3あるいは4記載の空気調和装置において、前記各羽根
3におけるハブ側翼素の正圧面を凸状となし且つ該ハブ
側翼素のキャンバー線Chの最大反り位置Chmaxを翼弦
長中間位置より後縁側に位置せしめている。
【0019】請求項6の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項2、
3あるいは4記載の空気調和装置において、前記各羽根
3におけるハブ側翼素の正圧面を凹状となし且つ該ハブ
側翼素のキャンバー線Chの最大反り位置Chmaxを翼弦
長中間位置より前縁側に位置せしめている。
【0020】請求項7の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項2、
3あるいは4記載の空気調和装置において、前記各羽根
3におけるハブ側翼素のキャンバー線Chを少なくとも
一つの変曲点を有する形状となし且つその羽根出口角β
hを、同じ前縁位置および後縁位置を同じ羽根入口角αh
をもつ単円弧キャンバー線Ch′で結んだ場合の羽根出
口角βh′より小さくなしている。
【0021】請求項8の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、ケーシング10
内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間に跨がる複数枚
の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウド2の中央部に
ファン吸込口4を形成してなる羽根車11を備えた遠心
ファン12と、該遠心ファン12の吹出側に位置する略
環状の熱交換器13とを配設するとともに、前記ケーシ
ング10に、前記ファン吸込口4と対向する空気吸込口
15と、前記熱交換器13を通過した後の調和空気を室
内に吹き出す空気吹出口16とを形成した空気調和装置
において、前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラウ
ド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置より
も羽根車11の反回転方向に所定量オフセットせしめる
とともに、前記各羽根3におけるハブ側翼素の正圧面を
凸状となし且つ該ハブ側翼素のキャンバー線Chの最大
反り位置Chmaxを翼弦長中間位置より後縁側に位置せし
めている。
【0022】請求項9の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、ケーシング10
内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間に跨がる複数枚
の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウド2の中央部に
ファン吸込口4を形成してなる羽根車11を備えた遠心
ファン12と、該遠心ファン12の吹出側に位置する略
環状の熱交換器13とを配設するとともに、前記ケーシ
ング10に、前記ファン吸込口4と対向する空気吸込口
15と、前記熱交換器13を通過した後の調和空気を室
内に吹き出す空気吹出口16とを形成した空気調和装置
において、前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラウ
ド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置より
も羽根車11の反回転方向に所定量オフセットせしめる
とともに、前記各羽根3におけるハブ側翼素の正圧面を
凹状となし且つ該ハブ側翼素のキャンバー線Chの最大
反り位置Chmaxを翼弦長中間位置より前縁側に位置せし
めている。
【0023】請求項10の発明では、上記課題を解決す
るための手段として、図面に示すように、ケーシング1
0内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間に跨がる複数
枚の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウド2の中央部
にファン吸込口4を形成してなる羽根車11を備えた遠
心ファン12と、該遠心ファン12の吹出側に位置する
略環状の熱交換器13とを配設するとともに、前記ケー
シング10に、前記ファン吸込口4と対向する空気吸込
口15と、前記熱交換器13を通過した後の調和空気を
室内に吹き出す空気吹出口16とを形成した空気調和装
置において、前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも羽根車11の反回転方向に所定量オフセットせしめ
るとともに、前記各羽根3におけるハブ側翼素のキャン
バー線Chを少なくとも一つの変曲点を有する形状とな
し且つその羽根出口角βhを、同じ前縁位置および後縁
位置を同じ羽根入口角αhをもつ単円弧キャンバー線C
h′で結んだ場合の羽根出口角βh′より小さくなしてい
る。
【0024】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0025】即ち、各羽根3の後縁部3bにおけるハブ
側羽根出口角βhとシュラウド側羽根出口角βsとが略等
しくなるようにしたことにより、羽根3の後縁部3b側
(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速分
布が均一化されることとなる。
【0026】請求項2、3あるいは4の発明では、上記
手段によって次のような作用が得られる。
【0027】即ち、各羽根3の後縁部3bにおけるシュ
ラウド側羽根出口角βsが、従来の単円弧キャンバー線
Cs′の場合に比べて大きくなる結果、シュラウド側羽
根出口角βsがハブ側羽根出口角βhに近付くこととな
り、羽根3の後縁部3b側(換言すれば、羽根車の吹出
側)における吹出方向風速分布が均一化されることとな
る。
【0028】請求項5、6あるいは7の発明では、上記
手段によって次のような作用が得られる。
【0029】即ち、各羽根3の後縁部3bにおけるシュ
ラウド側羽根出口角βsが、従来の単円弧キャンバー線
Cs′の場合に比べて大きくなる一方、ハブ側羽根出口
角βhが、従来の単円弧キャンバー線Ch′の場合に比べ
て小さくなる結果、シュラウド側羽根出口角βsとハブ
側羽根出口角βhとが略等しくなり、羽根3の後縁部3b
側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速
分布が均一化されることとなる。
【0030】請求項8、9あるいは10の発明では、上
記手段によって次のような作用が得られる。
【0031】即ち、各羽根3の後縁部3bにおけるハブ
側羽根出口角βhが、従来の単円弧キャンバー線Ch′の
場合に比べて小さくなる結果、ハブ側羽根出口角βhが
シュラウド側羽根出口角βsに近付くこととなり、羽根
3の後縁部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)におけ
る吹出方向風速分布が均一化されることとなる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ケーシング1
0内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間に跨がる複数
枚の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウド2の中央部
にファン吸込口4を形成してなる羽根車11を備えた遠
心ファン12と、該遠心ファン12の吹出側に位置する
略環状の熱交換器13とを配設するとともに、前記ケー
シング10に、前記ファン吸込口4と対向する空気吸込
口15と、前記熱交換器13を通過した後の調和空気を
室内に吹き出す空気吹出口16とを形成した空気調和装
置において、前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも羽根車11の反回転方向に所定量オフセットせしめ
るとともに、前記各羽根3の後縁部3bにおけるハブ側
羽根出口角βhとシュラウド側羽根出口角βsとを略等し
くなして、羽根3の後縁部3b側(換言すれば、羽根車の
吹出側)における吹出方向風速分布が均一化されるよう
にしたので、吹出流れの整流化により熱交換器13の前
面側における風速分布が上下方向全域において可及的に
均一化されることとなり、通風抵抗および運転音(即
ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の効
率の向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)を図り得るという優れ
た効果がある。
【0033】請求項2、3あるいは4の発明によれば、
ケーシング10内に、ハブ1とシュラウド2の外周部間
に跨がる複数枚の羽根3,3・・を有し且つ該シュラウ
ド2の中央部にファン吸込口4を形成してなる羽根車1
1を備えた遠心ファン12と、該遠心ファン12の吹出
側に位置する略環状の熱交換器13とを配設するととも
に、前記ケーシング10に、前記ファン吸込口4と対向
する空気吸込口15と、前記熱交換器13を通過した後
の調和空気を室内に吹き出す空気吹出口16とを形成し
た空気調和装置において、前記各羽根3の後縁部3bに
おけるシュラウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部
3b1の位置よりも羽根車11の反回転方向に所定量オフ
セットせしめるとともに、前記各羽根3におけるシュラ
ウド側翼素の正圧面を凸状となし且つ該シュラウド側翼
素のキャンバー線Csの最大反り位置Csmaxを翼弦長中
間位置より前縁側に位置せしめて、あるいは前記各羽根
3におけるシュラウド側翼素の正圧面を凹状となし且つ
該シュラウド側翼素のキャンバー線Csの最大反り位置
Csmaxを翼弦長中間位置より後縁側に位置せしめて、シ
ュラウド側羽根出口角βsを、従来の単円弧キャンバー
線Cs′の場合に比べて大きくなし、もしくは前記各羽
根3におけるシュラウド側翼素のキャンバー線Csを少
なくとも一つの変曲点を有する形状となし且つその羽根
出口角βsを、同じ前縁位置および後縁位置を同じ羽根
入口角αsをもつ単円弧キャンバー線Cs′で結んだ場合
の羽根出口角βs′より大きくなして、シュラウド側羽
根出口角βsをハブ側羽根出口角βhに近付け、羽根3の
後縁部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹
出方向風速分布を均一化するようにしたので、吹出流れ
の整流化により熱交換器13の前面側における風速分布
が上下方向全域において可及的に均一化されることとな
り、通風抵抗および運転音(即ち、ファン運転音および
送風音)の低減、熱交換器の効率の向上および省エネル
ギー化(即ち、ファン効率の向上およびエネルギー効率
の向上)を図り得るという優れた効果がある。
【0034】請求項5、6あるいは7の発明によれば、
請求項2、3あるいは4記載の遠心ファンの羽根車にお
いて、各羽根3におけるハブ側翼素の正圧面を凸状とな
し且つ該ハブ側翼素のキャンバー線Chの最大反り位置
Chmaxを翼弦長中間位置より後縁側に位置せしめて、シ
ュラウド側羽根出口角βsを、従来の単円弧キャンバー
線Cs′の場合に比べて大きくなすとともに、ハブ側羽
根出口角βhを、従来の単円弧キャンバー線Ch′の場合
に比べて小さくなし、あるいは各羽根3におけるハブ側
翼素の正圧面を凹状となし且つ該ハブ側翼素のキャンバ
ー線Chの最大反り位置Chmaxを翼弦長中間位置より前
縁側に位置せしめて、シュラウド側羽根出口角βsを、
従来の単円弧キャンバー線Cs′の場合に比べて大きく
なすとともに、ハブ側羽根出口角βhを、従来の単円弧
キャンバー線Ch′の場合に比べて小さくなし、もしく
は各羽根3におけるハブ側翼素のキャンバー線Chを少
なくとも一つの変曲点を有する形状となし且つその羽根
出口角βhを、同じ前縁位置および後縁位置を同じ羽根
入口角αhをもつ単円弧キャンバー線Ch′で結んだ場合
の羽根出口角βh′より小さくなして、シュラウド側羽
根出口角βsとハブ側羽根出口角βhとを略等しくなし、
羽根3の後縁部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)に
おける吹出方向風速分布が均一化されるようにしたの
で、吹出流れの整流化により熱交換器13の前面側にお
ける風速分布が上下方向全域において可及的に均一化さ
れることとなり、通風抵抗および運転音(即ち、ファン
運転音および送風音)の低減、熱交換器の効率の向上お
よび省エネルギー化(即ち、ファン効率の向上およびエ
ネルギー効率の向上)を図り得るという優れた効果があ
る。
【0035】請求項8、9あるいは10の発明によれ
ば、ケーシング10内に、ハブ1とシュラウド2の外周
部間に跨がる複数枚の羽根3,3・・を有し且つ該シュ
ラウド2の中央部にファン吸込口4を形成してなる羽根
車11を備えた遠心ファン12と、該遠心ファン12の
吹出側に位置する略環状の熱交換器13とを配設すると
ともに、前記ケーシング10に、前記ファン吸込口4と
対向する空気吸込口15と、前記熱交換器13を通過し
た後の調和空気を室内に吹き出す空気吹出口16とを形
成した空気調和装置において、前記各羽根3の後縁部3
bにおけるシュラウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結
合部3b1の位置よりも羽根車11の反回転方向に所定量
オフセットせしめるとともに、前記各羽根3におけるハ
ブ側翼素の正圧面を凸状となし且つ該ハブ側翼素のキャ
ンバー線Chの最大反り位置Chmaxを翼弦長中間位置よ
り後縁側に位置せしめて、各羽根3の後縁部3bにおけ
るハブ側羽根出口角βhを、従来の単円弧キャンバー線
Ch′の場合に比べて小さくなし、あるいは各羽根3に
おけるハブ側翼素の正圧面を凹状となし且つ該ハブ側翼
素のキャンバー線Chの最大反り位置Chmaxを翼弦長中
間位置より前縁側に位置せしめて、各羽根3の後縁部3
bにおけるハブ側羽根出口角βhを、従来の単円弧キャン
バー線Ch′の場合に比べて小さくなし、もしくは各羽
根3におけるハブ側翼素のキャンバー線Chを少なくと
も一つの変曲点を有する形状となし且つその羽根出口角
βhを、同じ前縁位置および後縁位置を同じ羽根入口角
αhをもつ単円弧キャンバー線Ch′で結んだ場合の羽根
出口角βh′より小さくなして、ハブ側羽根出口角βhを
シュラウド側羽根出口角βsに近付け、羽根3の後縁部
3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向
風速分布が均一化されるようにしたので、吹出流れの整
流化により熱交換器13の前面側における風速分布が上
下方向全域において可及的に均一化されることとなり、
通風抵抗および運転音(即ち、ファン運転音および送風
音)の低減、熱交換器の効率の向上および省エネルギー
化(即ち、ファン効率の向上およびエネルギー効率の向
上)を図り得るという優れた効果がある。
【0036】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願発明の幾つ
かの好適な実施例を説明する。
【0037】以下の各実施例において説明する空気調和
装置は、図18に示すように、天井面20に埋込配置さ
れる所謂天井埋込形空気調和装置であって、該天井面2
0に固定配置されるケーシング10を有している。
【0038】このケーシング10は、その下面10aの
中央部に、空気吸込口15を備えた底壁材4を設けると
ともに、該下面10aの外縁部10bには斜め下方に指向
する空気吹出口16,16・・を形成している。そし
て、このケーシング10の内部には、その上面10cに
固定支持されたモーター8と、該モーター8の回転軸8
aに固定された後述の羽根車11とからなる遠心ファン
12が、前記空気吸込口15の軸心上に位置した状態で
配置されている。符号17は電気ヒータである。
【0039】前記羽根車11は、前記モーター8の回転
軸8aに固着されるハブ1と、その中央部に前記空気吸
込口15に対応するファン吸込口4を形成したシュラウ
ド2とを所定間隔をもって対向配置するとともに、該ハ
ブ1とシュラウド2との外周部間に複数枚の羽根3,3
・・を周方向に所定間隔で配設して構成されている。前
記ケーシング10内には、前記遠心ファン12から前記
各空気吹出口16,16・・に至る通風路19を横切る
ようにして略環状の熱交換器13が配置されている。本
実施例の場合、空気調和装置の小形コンパクト化を図る
ために、前記熱交換器13の径が従来用いられているも
のに比べて小さくされており、それに伴って、熱交換器
13の熱交換能力を従来と同等に確保すべく熱交換器1
3の軸方向高さHtが従来用いられているものに比べて
高く設定されている。
【0040】一方、本実施例の羽根車12においては、
前記したように軸方向高さHtが高くなっている熱交換
器13に対応させるべく遠心ファン12の羽根3,3・
・の軸方向高さHfが従来用いられていたものより高く
されている。このことにより、ファン吸込口4の開口面
積に比べて遠心ファン12の吹出側開口の面積が大きく
なっている。
【0041】このように構成された空気調和装置におい
ては、遠心ファン12の羽根車11がモーター8によっ
て回転せしめられることにより、空気吸込口15から吸
入した空気Aは該羽根車11の径方向外方に送り出され
た後、熱交換器13を通過して調和空気として各空気吹
出口16,16・・から室内側に吹き出される。
【0042】前記各羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置が、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめられている
(図21および図22参照)。このような構成により、既
に従来技術の項において説明したように、羽根3の前縁
部3a側から流入した空気が羽根3の後縁部3bに向かっ
て流れる間に、シュラウド2側への分力を羽根面から受
けることとなり、羽根3の出口側におけるシュラウド2
側の剥離流の発生が抑制されるのである。
【0043】実施例1 図1には、本願発明の実施例1にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1および2の発明に対応するもので
ある。
【0044】本実施例の場合、羽根3におけるシュラウ
ド側翼素の正圧面が凸状とされるとともに、該シュラウ
ド側翼素のキャンバー線Csの最大反り位置Csmaxが翼
弦長中間位置より前縁側に位置せしめられている。な
お、本実施例の場合、羽根3におけるシュラウド側羽根
入口角αsは、シュラウド側翼素のキャンバー線を単円
弧キャンバー線Cs′とした場合と同じ角度とされてい
る。また、ハブ側翼素のキャンバー線Chは、単円弧形
状とされている。符号Csmax′は単円弧キャンバー線C
s′の最大反り位置である。
【0045】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0046】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βhに比べて小
さくなるが、本実施例におけるように、シュラウド側翼
素のキャンバー線Csの最大反り位置Csmaxを翼弦長中
間位置より前縁側に位置せしめると、シュラウド側羽根
出口角βsが、βs>βs′となる。
【0047】従って、シュラウド側羽根出口角βsがハ
ブ側羽根出口角βhに近付いて、羽根3の後縁部3b側
(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速分
布を均一化することとなり、吹出流れの整流化が図れる
のである。このことは、通風抵抗および運転音(即ち、
ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の効率向
上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向上およ
びエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0048】実施例2 図2には、本願発明の実施例2にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1および3の発明に対応するもので
ある。
【0049】本実施例の場合、羽根3におけるシュラウ
ド側翼素の正圧面が凹状とされるとともに、該シュラウ
ド側翼素のキャンバー線Csの最大反り位置Csmaxが翼
弦長中間位置より後縁側に位置せしめられている。な
お、本実施例の場合、羽根3におけるシュラウド側羽根
入口角αsは、シュラウド側翼素のキャンバー線を単円
弧キャンバー線Cs′とした場合と同じ角度とされてい
る。また、ハブ側翼素のキャンバー線Chは、単円弧形
状とされている。符号Csmax′は単円弧キャンバー線C
s′の最大反り位置である。
【0050】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0051】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βhに比べて小
さくなるが、本実施例におけるように、シュラウド側翼
素のキャンバー線Csの最大反り位置Csmaxを翼弦長中
間位置より後縁側に位置せしめると、シュラウド側羽根
出口角βsが、βs>βs′となる。
【0052】従って、シュラウド側羽根出口角βsがハ
ブ側羽根出口角βhに近付いて、羽根3の後縁部3b側
(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速分
布を均一化することとなり、吹出流れの整流化が図れる
のである。このことは、通風抵抗および運転音(即ち、
ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の効率向
上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向上およ
びエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0053】実施例3 図3には、本願発明の実施例3にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1および4の発明に対応するもので
ある。
【0054】本実施例の場合、羽根3におけるシュラウ
ド側翼素のキャンバー線Csが一つの変曲点P1を有する
形状とされるとともに、その羽根出口角βsが、同じ前
縁位置および後縁位置を同じ羽根入口角αsをもつ単円
弧キャンバー線Cs′で結んだ場合の羽根出口角βs′よ
り大きくされている。また、ハブ側翼素のキャンバー線
Chは、単円弧形状とされている。
【0055】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0056】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βhに比べて小
さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口角
βsが、βs>βs′となる。
【0057】従って、シュラウド側羽根出口角βsがハ
ブ側羽根出口角βhに近付いて、羽根3の後縁部3b側
(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速分
布を均一化することとなり、吹出流れの整流化が図れる
のである。このことは、通風抵抗および運転音(即ち、
ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の効率向
上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向上およ
びエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0058】実施例4 図4には、本願発明の実施例4にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1、2および5の発明に対応するも
のである。
【0059】本実施例の場合、実施例1におけるハブ側
翼素の正圧面が凸状とされるとともに、該ハブ側翼素の
キャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位
置より後縁側に位置せしめられている。なお、本実施例
の場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ
側翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とし
た場合と同じ角度とされている。符号Chmax′は単円弧
キャンバー線Ch′の最大反り位置である。その他の構
成は実施例1と同様である。
【0060】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0061】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0062】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0063】実施例5 図5には、本願発明の実施例5にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1、2および6の発明に対応するも
のである。
【0064】本実施例の場合、実施例1におけるハブ側
翼素の正圧面が凹状とされるとともに、該ハブ側翼素の
キャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位
置より前縁側に位置せしめられている。なお、本実施例
の場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ
側翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とし
た場合と同じ角度とされている。符号Chmax′は単円弧
キャンバー線Ch′の最大反り位置である。その他の構
成は実施例1と同様である。
【0065】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0066】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0067】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0068】実施例6 図6には、本願発明の実施例6にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1、2および7の発明に対応するも
のである。
【0069】本実施例の場合、実施例1におけるハブ側
翼素のキャンバー線Chが一つの変曲点P2を有する形状
とされるとともに、その羽根出口角βhが、同じ前縁位
置および後縁位置を同じ羽根入口角αhをもつ単円弧キ
ャンバー線Ch′で結んだ場合の羽根出口角βh′より小
さくされている。その他の構成は実施例1と同様であ
る。
【0070】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0071】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0072】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0073】実施例7 図7には、本願発明の実施例7にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1、3および5の発明に対応するも
のである。
【0074】本実施例の場合、実施例2におけるハブ側
翼素の正圧面が凸状とされるとともに、該ハブ側翼素の
キャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位
置より後縁側に位置せしめられている。なお、本実施例
の場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ
側翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とし
た場合と同じ角度とされている。符号Chmax′は単円弧
キャンバー線Ch′の最大反り位置である。その他の構
成は実施例2と同様である。
【0075】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0076】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0077】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0078】実施例8 図8には、本願発明の実施例8にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1、3および6の発明に対応するも
のである。
【0079】本実施例の場合、実施例2におけるハブ側
翼素の正圧面が凹状とされるとともに、該ハブ側翼素の
キャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位
置より前縁側に位置せしめられている。なお、本実施例
の場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ
側翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とし
た場合と同じ角度とされている。符号Chmax′は単円弧
キャンバー線Ch′の最大反り位置である。その他の構
成は実施例2と同様である。
【0080】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0081】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0082】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0083】実施例9 図9には、本願発明の実施例9にかかる空気調和装置に
使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシ
ュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されている。
本実施例は、請求項1、3および7の発明に対応するも
のである。
【0084】本実施例の場合、実施例2におけるハブ側
翼素のキャンバー線Chが一つの変曲点P2を有する形状
とされるとともに、その羽根出口角βhが、同じ前縁位
置および後縁位置を同じ羽根入口角αhをもつ単円弧キ
ャンバー線Ch′で結んだ場合の羽根出口角βh′より小
さくされている。その他の構成は実施例2と同様であ
る。
【0085】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0086】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0087】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0088】実施例10 図10には、本願発明の実施例10にかかる空気調和装
置に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およ
びシュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されてい
る。本実施例は、請求項1、4および5の発明に対応す
るものである。
【0089】本実施例の場合、実施例3におけるハブ側
翼素の正圧面が凸状とされるとともに、該ハブ側翼素の
キャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位
置より後縁側に位置せしめられている。なお、本実施例
の場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ
側翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とし
た場合と同じ角度とされている。符号Chmax′は単円弧
キャンバー線Ch′の最大反り位置である。その他の構
成は実施例3と同様である。
【0090】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0091】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0092】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0093】実施例11 図11には、本願発明の実施例11にかかる空気調和装
置に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およ
びシュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されてい
る。本実施例は、請求項1、4および6の発明に対応す
るものである。
【0094】本実施例の場合、実施例3におけるハブ側
翼素の正圧面が凹状とされるとともに、該ハブ側翼素の
キャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位
置より前縁側に位置せしめられている。なお、本実施例
の場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ
側翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とし
た場合と同じ角度とされている。符号Chmax′は単円弧
キャンバー線Ch′の最大反り位置である。その他の構
成は実施例3と同様である。
【0095】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0096】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0097】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0098】実施例12 図12には、本願発明の実施例12にかかる空気調和装
置に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およ
びシュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されてい
る。本実施例は、請求項1、4および7の発明に対応す
るものである。
【0099】本実施例の場合、実施例3におけるハブ側
翼素のキャンバー線Chが一つの変曲点P2を有する形状
とされるとともに、その羽根出口角βhが、同じ前縁位
置および後縁位置を同じ羽根入口角αhをもつ単円弧キ
ャンバー線Ch′で結んだ場合の羽根出口角βh′より小
さくされている。その他の構成は実施例3と同様であ
る。
【0100】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0101】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βs′がハブ側羽根出口角βh′に比べて
小さくなるが、本実施例の場合、シュラウド側羽根出口
角βsがβs>βs′となるとともに、ハブ側羽根出口角
βhがβh<βh′となる。
【0102】従って、シュラウド側羽根出口角βsとハ
ブ側羽根出口角βhとが略等しくなって、羽根3の後縁
部3b側(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方
向風速分布を均一化することとなり、吹出流れの整流化
が図れるのである。このことは、通風抵抗および運転音
(即ち、ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の
効率向上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向
上およびエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0103】実施例13 図13には、本願発明の実施例13にかかる空気調和装
置に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およ
びシュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されてい
る。本実施例は、請求項1および8の発明に対応するも
のである。
【0104】本実施例の場合、羽根3におけるハブ側翼
素の正圧面が凸状とされるとともに、該ハブ側翼素のキ
ャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位置
より後縁側に位置せしめられている。なお、本実施例の
場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ側
翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とした
場合と同じ角度とされている。また、シュラウド側翼素
のキャンバー線Csは、単円弧形状とされている。符号
Chmax′は単円弧キャンバー線Ch′の最大反り位置で
ある。
【0105】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0106】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βsがハブ側羽根出口角βh′に比べて小
さくなるが、本実施例におけるように、ハブ側翼素のキ
ャンバー線Chの最大反り位置Chmaxを翼弦長中間位置
より後縁側に位置せしめると、ハブ側羽根出口角βh
が、βh<βh′となる。
【0107】従って、シュラウド側羽根出口角βhがハ
ブ側羽根出口角βsに近付いて、羽根3の後縁部3b側
(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速分
布を均一化することとなり、吹出流れの整流化が図れる
のである。このことは、通風抵抗および運転音(即ち、
ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の効率向
上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向上およ
びエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0108】実施例14 図14には、本願発明の実施例14にかかる空気調和装
置に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およ
びシュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されてい
る。本実施例は、請求項1および9の発明に対応するも
のである。
【0109】本実施例の場合、羽根3におけるハブ側翼
素の正圧面が凹状とされるとともに、該ハブ側翼素のキ
ャンバー線Chの最大反り位置Chmaxが翼弦長中間位置
より前縁側に位置せしめられている。なお、本実施例の
場合、羽根3におけるハブ側羽根入口角αhは、ハブ側
翼素のキャンバー線を単円弧キャンバー線Ch′とした
場合と同じ角度とされている。また、シュラウド側翼素
のキャンバー線Csは、単円弧形状とされている。符号
Chmax′は単円弧キャンバー線Ch′の最大反り位置で
ある。
【0110】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0111】通常、羽根3の後縁部3bにおけるシュラ
ウド側結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よ
りも反回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ
側翼素のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキ
ャンバー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウ
ド側羽根出口角βsがハブ側羽根出口角βh′に比べて小
さくなるが、本実施例におけるように、ハブ側翼素のキ
ャンバー線Chの最大反り位置Chmaxを翼弦長中間位置
より前縁側に位置せしめると、ハブ側羽根出口角βh
が、βh<βh′となる。
【0112】従って、シュラウド側羽根出口角βhがハ
ブ側羽根出口角βsに近付いて、羽根3の後縁部3b側
(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速分
布を均一化することとなり、吹出流れの整流化が図れる
のである。このことは、通風抵抗および運転音(即ち、
ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の効率向
上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向上およ
びエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0113】実施例15 図15には、本願発明の実施例3にかかる空気調和装置
に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側および
シュラウド側の翼素キャンバー線の形状が示されてい
る。本実施例は、請求項1および10の発明に対応する
ものである。
【0114】本実施例の場合、羽根3におけるハブ側翼
素のキャンバー線Chが一つの変曲点P2を有する形状と
されるとともに、その羽根出口角βhが、同じ前縁位置
および後縁位置を同じ羽根入口角αhをもつ単円弧キャ
ンバー線Ch′で結んだ場合の羽根出口角βh′より小さ
くされている。なお、シュラウド側翼素のキャンバー線
Csは、単円弧形状とされている。
【0115】上記のように構成したことにより、次のよ
うな作用が得られる。
【0116】通常、羽根3の後縁部3bにおけるハブ側
結合部3b2の位置を、ハブ側結合部3b1の位置よりも反
回転方向に所定量オフセットせしめた場合、ハブ側翼素
のキャンバー線Chおよびシュラウド側翼素のキャンバ
ー線Csをともに単円弧形状とすると、シュラウド側羽
根出口角βsがハブ側羽根出口角βh′に比べて小さくな
るが、本実施例の場合、ハブ側羽根出口角βhが、βh<
βh′となる。
【0117】従って、ハブ側羽根出口角βhがシュラウ
ド側羽根出口角βsに近付いて、羽根3の後縁部3b側
(換言すれば、羽根車の吹出側)における吹出方向風速分
布を均一化することとなり、吹出流れの整流化が図れる
のである。このことは、通風抵抗および運転音(即ち、
ファン運転音および送風音)の低減、熱交換器の効率向
上および省エネルギー化(即ち、ファン効率の向上およ
びエネルギー効率の向上)に大いに寄与する。
【0118】ちなみに、上記各実施例の代表として、実
施例6を例にとり、同一回転数の状態で風量Q(m3/mi
n)に対する静圧Ps(mmAq)および運転音S(dBA)の変
化を試験したところ図17および図16に示す結果が得
られた。ここで、●は従来例の場合を示し、○は実施例
6の場合を示している。
【0119】これによれば、実施例6のものが、従来例
のものに比べて、運転音Sが低減し且つ静圧Psが向上
していることが分かる。なお、このような傾向は、上記
各実施例において説明した理由により、他の実施例にお
いても同様であると推測できる。
【0120】上記各実施例では、羽根3は翼形状とされ
ているが、板形状としてもよいことは勿論である。
【0121】また、上記各実施例ではターボ式遠心ファ
ンを用いた空気調和装置について説明したが、本願発明
は斜流ファンを用いた空気調和装置にも適用可能であ
る。
【0122】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図2】本願発明の実施例2にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図3】本願発明の実施例3にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図4】本願発明の実施例4にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図5】本願発明の実施例5にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図6】本願発明の実施例6にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図7】本願発明の実施例7にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図8】本願発明の実施例8にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図9】本願発明の実施例9にかかる空気調和装置に使
用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側およびシュ
ラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図である。
【図10】本願発明の実施例10にかかる空気調和装置
に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側および
シュラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図であ
る。
【図11】本願発明の実施例11にかかる空気調和装置
において使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側
およびシュラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図
である。
【図12】本願発明の実施例12にかかる空気調和装置
に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側および
シュラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図であ
る。
【図13】本願発明の実施例13にかかる空気調和装置
に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側および
シュラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図であ
る。
【図14】本願発明の実施例14にかかる空気調和装置
に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側および
シュラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図であ
る。
【図15】本願発明の実施例15にかかる空気調和装置
に使用される遠心ファンの羽根車におけるハブ側および
シュラウド側の翼素キャンバー線の形状を示す図であ
る。
【図16】本願発明の実施例6と従来例とを比較するた
めの風量ー運転音特性図である。
【図17】本願発明の実施例6と従来例とを比較するた
めの風量ー静圧特性図である。
【図18】本願発明の実施例にかかる空気調和装置の縦
断面図である。
【図19】一般のターボ式遠心ファンの羽根車を示す斜
視図である。
【図20】図19に示す羽根車の部分正面図である。
【図21】従来例にかかる遠心ファンの羽根車の部分下
面図である。
【図22】従来例にかかる遠心ファンの羽根車の部分正
面図である。
【符号の説明】
1はハブ、2はシュラウド、3は羽根、3aは羽根前縁
部、3bは羽根後縁部、3b1はハブ側結合部、3b2はシ
ュラウド側結合部、4はファン吸込口、10はケーシン
グ、11は羽根車、12は遠心ファン、13は熱交換
器、15は空気吸込口、16は空気吹出口、αhはハブ
側羽根入口角、αsはシュラウド側羽根入口角、βhはハ
ブ側羽根出口角、βsはシュラウド側羽根出口角、Chは
ハブ側キャンバー線、Chmaxは最大反り位置、Ch′は
ハブ側単円弧キャンバー線、Csはシュラウド側キャン
バー線、Csmaxは最大反り位置、Cs′はシュラウド側
単円弧キャンバー線。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(10)内に、ハブ(1)とシュ
    ラウド(2)の外周部間に跨がる複数枚の羽根(3),(3)
    ・・を有し且つ該シュラウド(2)の中央部にファン吸込
    口(4)を形成してなる羽根車(11)を備えた遠心ファン
    (12)と、該遠心ファン(12)の吹出側に位置する略環
    状の熱交換器(13)とを配設するとともに、前記ケーシ
    ング(10)に、前記ファン吸込口(4)と対向する空気吸
    込口(15)と、前記熱交換器(13)を通過した後の調和
    空気を室内に吹き出す空気吹出口(16)とを形成した空
    気調和装置であって、前記各羽根(3)の後縁部(3b)に
    おけるシュラウド側結合部(3b2)の位置を、ハブ側結合
    部(3b1)の位置よりも羽根車(11)の反回転方向に所定
    量オフセットせしめるとともに、前記各羽根(3)の後縁
    部(3b)におけるハブ側羽根出口角(βh)とシュラウド側
    羽根出口角(βs)とを略等しくなしたことを特徴とする
    空気調和装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング(10)内に、ハブ(1)とシュ
    ラウド(2)の外周部間に跨がる複数枚の羽根(3),(3)
    ・・を有し且つ該シュラウド(2)の中央部にファン吸込
    口(4)を形成してなる羽根車(11)を備えた遠心ファン
    (12)と、該遠心ファン(12)の吹出側に位置する略環
    状の熱交換器(13)とを配設するとともに、前記ケーシ
    ング(10)に、前記ファン吸込口(4)と対向する空気吸
    込口(15)と、前記熱交換器(13)を通過した後の調和
    空気を室内に吹き出す空気吹出口(16)とを形成した空
    気調和装置であって、前記各羽根(3)の後縁部(3b)に
    おけるシュラウド側結合部(3b2)の位置を、ハブ側結合
    部(3b1)の位置よりも羽根車(11)の反回転方向に所定
    量オフセットせしめるとともに、前記各羽根(3)におけ
    るシュラウド側翼素の正圧面を凸状となし且つ該シュラ
    ウド側翼素のキャンバー線(Cs)の最大反り位置(Csma
    x)を翼弦長中間位置より前縁側に位置せしめたことを特
    徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 ケーシング(10)内に、ハブ(1)とシュ
    ラウド(2)の外周部間に跨がる複数枚の羽根(3),(3)
    ・・を有し且つ該シュラウド(2)の中央部にファン吸込
    口(4)を形成してなる羽根車(11)を備えた遠心ファン
    (12)と、該遠心ファン(12)の吹出側に位置する略環
    状の熱交換器(13)とを配設するとともに、前記ケーシ
    ング(10)に、前記ファン吸込口(4)と対向する空気吸
    込口(15)と、前記熱交換器(13)を通過した後の調和
    空気を室内に吹き出す空気吹出口(16)とを形成した空
    気調和装置であって、前記各羽根(3)の後縁部(3b)に
    おけるシュラウド側結合部(3b2)の位置を、ハブ側結合
    部(3b1)の位置よりも羽根車(11)の反回転方向に所定
    量オフセットせしめるとともに、前記各羽根(3)におけ
    るシュラウド側翼素の正圧面を凹状となし且つ該シュラ
    ウド側翼素のキャンバー線(Cs)の最大反り位置(Csma
    x)を翼弦長中間位置より後縁側に位置せしめたことを特
    徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 ケーシング(10)内に、ハブ(1)とシュ
    ラウド(2)の外周部間に跨がる複数枚の羽根(3),(3)
    ・・を有し且つ該シュラウド(2)の中央部にファン吸込
    口(4)を形成してなる羽根車(11)を備えた遠心ファン
    (12)と、該遠心ファン(12)の吹出側に位置する略環
    状の熱交換器(13)とを配設するとともに、前記ケーシ
    ング(10)に、前記ファン吸込口(4)と対向する空気吸
    込口(15)と、前記熱交換器(13)を通過した後の調和
    空気を室内に吹き出す空気吹出口(16)とを形成した空
    気調和装置であって、前記各羽根(3)の後縁部(3b)に
    おけるシュラウド側結合部(3b2)の位置を、ハブ側結合
    部(3b1)の位置よりも羽根車(11)の反回転方向に所定
    量オフセットせしめるとともに、前記各羽根(3)におけ
    るシュラウド側翼素のキャンバー線(Cs)を少なくとも
    一つの変曲点を有する形状となし且つその羽根出口角
    (βs)を、同じ前縁位置および後縁位置を同じ羽根入口
    角(αs)をもつ単円弧キャンバー線(Cs′)で結んだ場合
    の羽根出口角(βs′)より大きくなしたことを特徴とす
    る空気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記各羽根(3)におけるハブ側翼素の正
    圧面を凸状となすとともに、該ハブ側翼素のキャンバー
    線(Ch)の最大反り位置(Chmax)を翼弦長中間位置より
    後縁側に位置せしめたことを特徴とする前記請求項2、
    3あるいは4記載の空気調和装置。
  6. 【請求項6】 前記各羽根(3)におけるハブ側翼素の正
    圧面を凹状となすとともに、該ハブ側翼素のキャンバー
    線(Ch)の最大反り位置(Chmax)を翼弦長中間位置より
    前縁側に位置せしめたことを特徴とする前記請求項2、
    3あるいは4記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 前記各羽根(3)におけるハブ側翼素のキ
    ャンバー線(Ch)を少なくとも一つの変曲点を有する形
    状となすとともに、その羽根出口角(βh)を、同じ前縁
    位置および後縁位置を同じ羽根入口角(αh)をもつ単円
    弧キャンバー線(Ch′)で結んだ場合の羽根出口角(β
    h′)より小さくなしたことを特徴とする前記請求項2、
    3あるいは4記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】 ケーシング(10)内に、ハブ(1)とシュ
    ラウド(2)の外周部間に跨がる複数枚の羽根(3),(3)
    ・・を有し且つ該シュラウド(2)の中央部にファン吸込
    口(4)を形成してなる羽根車(11)を備えた遠心ファン
    (12)と、該遠心ファン(12)の吹出側に位置する略環
    状の熱交換器(13)とを配設するとともに、前記ケーシ
    ング(10)に、前記ファン吸込口(4)と対向する空気吸
    込口(15)と、前記熱交換器(13)を通過した後の調和
    空気を室内に吹き出す空気吹出口(16)とを形成した空
    気調和装置であって、前記各羽根(3)の後縁部(3b)に
    おけるシュラウド側結合部(3b2)の位置を、ハブ側結合
    部(3b1)の位置よりも羽根車(11)の反回転方向に所定
    量オフセットせしめるとともに、前記各羽根(3)におけ
    るハブ側翼素の正圧面を凸状となし且つ該ハブ側翼素の
    キャンバー線(Ch)の最大反り位置(Chmax)を翼弦長中
    間位置より後縁側に位置せしめたことを特徴とする空気
    調和装置。
  9. 【請求項9】 ケーシング(10)内に、ハブ(1)とシュ
    ラウド(2)の外周部間に跨がる複数枚の羽根(3),(3)
    ・・を有し且つ該シュラウド(2)の中央部にファン吸込
    口(4)を形成してなる羽根車(11)を備えた遠心ファン
    (12)と、該遠心ファン(12)の吹出側に位置する略環
    状の熱交換器(13)とを配設するとともに、前記ケーシ
    ング(10)に、前記ファン吸込口(4)と対向する空気吸
    込口(15)と、前記熱交換器(13)を通過した後の調和
    空気を室内に吹き出す空気吹出口(16)とを形成した空
    気調和装置であって、前記各羽根(3)の後縁部(3b)に
    おけるシュラウド側結合部(3b2)の位置を、ハブ側結合
    部(3b1)の位置よりも羽根車(11)の反回転方向に所定
    量オフセットせしめるとともに、前記各羽根(3)におけ
    るハブ側翼素の正圧面を凹状となし且つ該ハブ側翼素の
    キャンバー線(Ch)の最大反り位置(Chmax)を翼弦長中
    間位置より前縁側に位置せしめたことを特徴とする遠心
    ファンの羽根車。
  10. 【請求項10】 ケーシング(10)内に、ハブ(1)とシ
    ュラウド(2)の外周部間に跨がる複数枚の羽根(3),
    (3)・・を有し且つ該シュラウド(2)の中央部にファン
    吸込口(4)を形成してなる羽根車(11)を備えた遠心フ
    ァン(12)と、該遠心ファン(12)の吹出側に位置する
    略環状の熱交換器(13)とを配設するとともに、前記ケ
    ーシング(10)に、前記ファン吸込口(4)と対向する空
    気吸込口(15)と、前記熱交換器(13)を通過した後の
    調和空気を室内に吹き出す空気吹出口(16)とを形成し
    た空気調和装置であって、前記各羽根(3)の後縁部(3
    b)におけるシュラウド側結合部(3b2)の位置を、ハブ側
    結合部(3b1)の位置よりも羽根車(11)の反回転方向に
    所定量オフセットせしめるとともに、前記各羽根(3)に
    おけるハブ側翼素のキャンバー線(Ch)を少なくとも一
    つの変曲点を有する形状となし且つその羽根出口角(β
    h)を、同じ前縁位置および後縁位置を同じ羽根入口角
    (αh)をもつ単円弧キャンバー線(Ch′)で結んだ場合の
    羽根出口角(βh′)より小さくなしたことを特徴とする
    空気調和装置。
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