JPH05311755A - ユニット住宅及びその施工方法 - Google Patents

ユニット住宅及びその施工方法

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JPH05311755A
JPH05311755A JP4121984A JP12198492A JPH05311755A JP H05311755 A JPH05311755 A JP H05311755A JP 4121984 A JP4121984 A JP 4121984A JP 12198492 A JP12198492 A JP 12198492A JP H05311755 A JPH05311755 A JP H05311755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
living room
unit
house
opening
living
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4121984A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hoshi
信 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一旦住宅を建築した後で、構造体の改変を行
うことなく、何度でも自由に各居室の配置変更、改造を
行える住宅及びその施工方法を提供する。 【構成】 住宅の躯体を構成するラーメン構造の構造体
2を建築現場に構築する。構造体2には、居室の区画に
対応する格子状のレール13を設け、また後で居室ユニ
ット7を搬入するための開放部3を設けておく。居室ユ
ニット7は、単位寸法に構成し、かつ各種用途の内装設
備を具備させ、車輪を設ける。居室ユニット7の組み立
て及び内装設備の取付けを工場で行う。居室ユニット7
を建築現場に搬送し、開放部3から構造体2に搬入す
る。搬入は、車輪11をレール12上で転動させて行
う。居室ユニット7を構造体2内の所定位置に固定した
後、開放部3を外壁4で閉鎖する。改築時には、構造体
2に開放部3を形成し、居室ユニット7を入れ替える。
完了したら、開放部3を外壁4で閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の構造及びその施
工方法の改良に関するものある。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅では、構造体が各居室空間を
形成しているため、改築等の際には、構造体の改変を含
めた大規模な工事が必要である。このため、居住する家
族の構成の変化に柔軟に対応することが困難である。大
規模な工事による改築が済んだ後には、居室ユニットが
固定されるので、その後の改築にも同様の困難が伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、一
旦住宅を構築した後で、構造体の改変を行うことなく、
何度でも自由に各居室の配置変更、改造を行うことがで
きる住宅及びその施工方法を提供することを課題として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、住宅の躯体を構成するラーメン構
造の構造体と、その内部に詰め込み固定される複数の居
室ユニットとを具備させ、これらの居室ユニットは、単
位寸法に構成し、かつ各種居室用途の内装設備を具備さ
せてユニット住宅を構成した。
【0005】具体的には、例えば、構造体に、その内側
に複数構成される居室の区画に対応する格子状のレール
を床梁上に設け、各居室ユニットには、レール上を転動
する車輪を設け、構造体に対して移動自在に構成した。
【0006】また、例えば、居室ユニットは、床、天井
及び床と天井とをつなぐ内壁とにより箱状に構成し、内
側には各種居室用途の内装設備を具備させた。
【0007】そして、その住宅の建築に当たっては、住
宅の躯体を構成するラーメン構造の構造体を建築現場に
構築し、この構造体には、居室ユニットを内部に搬入す
るための開放部を設けておく一方、居室ユニットの組み
立て及びその内装設備の取付けを工場において行い、こ
の居室ユニットを建築現場に搬送し、開放部を通して構
造体の内部に搬入し、所定位置に固定した後、構造体の
開放部を外壁で閉鎖する施工方法を採用する。
【0008】
【作用】本発明においては、住宅の躯体を構成するラー
メン構造の構造体を、鉄骨、RC、ユニット工法等によ
り建築現場に構築し、この構造体には、居室ユニットを
内部に搬入するための開放部を設けておく。居室ユニッ
トの組み立て及びその内装設備の取付けを工場において
行い、この居室ユニットを建築現場に搬送し、開放部を
通して構造体の内部に搬入する。搬入は、居室ユニット
の車輪を構造体のレール上に載せて転動させることによ
り行う。居室ユニットを所定位置に配置して、構造体に
固定した後、構造体の開放部を外壁で閉鎖する。改築の
必要が生じたときには、構造体の外壁を取り外して開放
部を形成し、居室ユニットを入れ替える。入れ替えが完
了したら、再び開放部を外壁で閉鎖する。この際、構造
体の変更は行わない。
【0009】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1はユニット住宅の概略的平面図、図2はユニッ
ト住宅の概略的正面図、図3はユニット住宅の一部の断
面図である。
【0010】図において、住宅1の躯体を構成するラー
メン構造の構造体2は、鉄骨、RC、ユニット工法等に
より建築現場に構築される。この構造体2には、後記す
る居室ユニット7を内部に搬入するための開放部3を除
き外壁4を取付ける。また、構造体2には、その内側に
複数構成される居室の区画に対応する格子状のレール1
2を床梁13に支持させて設けると共に、梁せい部分
に、後に接続変更できるように、配線5、配管6を通し
ておく。
【0011】構造体2の内部に詰め込み固定される居室
ユニット7は、構造体2の居室区画に対応する単位寸法
に構成され、居間用、台所用、サニタリー用等、各種居
室用途の内装設備が施されている。即ち、居室ユニット
7は、床8、天井9及び内壁10とにより箱状に構成さ
れ、その内側に、各種居室用途の内装設備を備え、下部
の四隅には、レール12上を転動する車輪11が設けら
れている。この車輪11を構造体2のレール12上で転
動させることにより、構造体2の内側の居室区画間を容
易に移動させることができる。
【0012】しかして、住宅1の建設に当たっては、住
宅の躯体を構成するラーメン構造の構造体2を、鉄骨、
RC、ユニット工法等により建築現場に構築する。この
とき、構造体2は、外壁4で覆うが、後で居室ユニット
7を内部に搬入するための開放部3を設けておく。居室
ユニット7の組み立て及びその内装設備の取付けを工場
において行う。この居室ユニット7を建築現場に搬送
し、開放部3を通して構造体2の内部に搬入する。搬入
は、居室ユニット7の車輪11を構造体2のレール12
上に載せて転動させることにより行う。居室ユニット7
を構造体2内の所定位置に配置して、ボルト等によって
構造体2に固定した後、開放部3を外壁4で閉鎖する。
後に改築の必要が生じたときには、構造体2の外壁4を
取り外して開放部3を形成し、居室ユニット7を入れ替
える。入れ替えが完了したら、再び開放部3を外壁4で
閉鎖する。この際、構造体2の変更は行わない。
【0013】なお、当然のことではあるが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲でなされる各種の設計変更等も本発明の範
囲に含まれる。例えば、構造体2の構築方式としては鉄
骨、RC、ユニット工法の他の形式を採用することがで
きる。改築の際には新たな居室ユニット7を工場で製作
して現場においてそっくり取替えることができるし、既
存の居室ユニット7の配置変えも自由である。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、住宅
1の躯体を構成するラーメン構造の構造体1と、その内
部に詰め込み固定される複数の居室ユニット7とを具備
させ、これらの居室ユニット7は、単位寸法に構成し、
かつ各種居室用途の内装設備を具備させてユニット住宅
を構成したため、一旦住宅1を構築した後でも、構造体
2の改変を行うことなく、居室ユニット7の入れ替えの
みにより、何度でも自由に各居室の配置変更、取替えに
よる改築を容易に行うことができる。工事は簡単で、安
価に行うことができる。
【0015】構造体2の内側に複数構成される居室の区
画に対応する格子状のレール12を床梁上に設け、各居
室ユニット7には、レール12上を転動する車輪11を
設け、構造体2に対して移動自在に構成した場合には、
新築、または改築の際の居室ユニット7の移動が容易で
あり、工期を短縮し、建築コストを引き下げることがで
きる。
【0016】また、その建築に当たって、構造体2を建
築現場に構築し、この構造体2には、居室ユニット7を
内部に搬入するための開放部3を設けておく一方、居室
ユニット7の組み立て及び粗の内部装備の取付を工場に
おいて行い、この居室ユニット7を建築現場に搬送し、
開放部3を通して構造体2の内部に搬入し、所定位置に
固定した後、構造体2の開放部を外壁4で閉鎖する施工
方法を採用した場合には、現場における大工工事作業、
内装工事作業等を大幅に減らして工期の短縮化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット住宅の概略的平面図である。
【図2】ユニット住宅の概略的正面図である。
【図3】ユニット住宅の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 住宅 2 構造体 3 開放部 4 外壁 7 居室ユニット 8 床 9 天井 10 内壁 11 車輪 12 レール 13 床梁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の躯体を構成するラーメン構造の構
    造体と、その内部に詰め込み固定される複数の居室ユニ
    ットとを具備し、これらの居室ユニットは、単位寸法に
    構成され、各種居室用途の内装設備を備えていることを
    特徴とするユニット住宅。
  2. 【請求項2】 前記構造体は、その内側に複数構成され
    る居室の区画に対応する格子状のレールを床梁上に備
    え、前記各居室ユニットは、前記レール上を転動する車
    輪を備え、構造体に対して移動自在であることを特徴と
    する請求項1に記載のユニット住宅。
  3. 【請求項3】 前記居室ユニットは、床、天井及び床と
    天井とをつなぐ内壁とにより箱状に構成され、内側には
    各種居室用途の内装設備を備えていることを特徴とする
    請求項1または2に記載のユニット住宅。
  4. 【請求項4】 住宅の躯体を構成する前記ラーメン構造
    の構造体を建築現場に構築し、この構造体には、前記居
    室ユニットを内部に搬入するための開放部を設けておく
    一方、前記居室コアの組み立て及びその内装設備の取付
    けを工場において行い、この居室ユニットを建築現場に
    搬送し、前記開放部を通して前記構造体の内部に搬入
    し、所定位置に固定した後、構造体の開放部を外壁で閉
    鎖することを特徴とするユニット住宅の施工方法。
JP4121984A 1992-05-14 1992-05-14 ユニット住宅及びその施工方法 Pending JPH05311755A (ja)

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JP4121984A JPH05311755A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 ユニット住宅及びその施工方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050832A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Mitsui Home Co Ltd 建築物
JP2018105014A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 大和ハウス工業株式会社 建物
KR20190095666A (ko) * 2018-02-07 2019-08-16 주식회사 로뎀 마감패널 설치구조

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