JPH0531076Y2 - - Google Patents

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JPH0531076Y2
JPH0531076Y2 JP1985054083U JP5408385U JPH0531076Y2 JP H0531076 Y2 JPH0531076 Y2 JP H0531076Y2 JP 1985054083 U JP1985054083 U JP 1985054083U JP 5408385 U JP5408385 U JP 5408385U JP H0531076 Y2 JPH0531076 Y2 JP H0531076Y2
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container
spout
contents
tube
partition wall
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JP1985054083U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、内部をシール底部の偏平姿勢と一致
する隔壁で2分割して2つの収納室を形成すると
共に注出口筒部にあつても前記隔壁を延伸させて
配設することに由り、2種の内容物を一体に添い
合わせた態様でもつて押し出し注出するとした合
成樹脂製チユーブ容器に関する。
「従来の技術」 最近、単一のチユーブ容器内に複数の収納室を
形成し、この複数の収納室にそれぞれ別の内容物
を充填収納保持し、注出使用時には、各収納室か
ら異なる内容物を同時にかつ一体的に注出する合
成樹脂製チユーブ容器が数多く使用されるように
なつている。
例えば実公昭49−28107号公報にあつては、外
装チユーブ内に2つの内装チユーブを背合わせ態
様に組み入れて、外装チユーブ内を該背合わせの
チユーブ壁よりなる隔壁でもつて2分割し、当該
2つの内装チユーブの口部を該外装チユーブの注
出口筒部にまで延長させることで該隔壁も延長さ
れるとしたものが紹介されている。
しかして、このタイプのものは第5図に示す如
く、やや偏平状に膨らむ容器イのシール底部口の
偏平姿勢と一致して容器イ内の隔壁は設けられ、
それが注出口筒部ハにまで延長して図中ニとして
覗かれる。
「考案が解決しようとする問題点」 従来の技術で述べたものは、歯みがきチユーブ
を連想すると理解し易すいが、第5図中矢印B方
向から押圧して容器イ内に収納されている2種の
内容物を押し出すと、この内容物は隔壁二端で一
体となつてから注出口から押し出されるので、注
出口が円の場合にはシール底部口の水平線につい
て上下に夫々半円となつて出てくる。
しかして、これを使用者は図中矢印Aで示す斜
上方から視認するのが一般的であるから、下の半
円部は上の半円部に隠れて視認し得ない。
かかる事態は2種の収容物が合体して初めて初
期の目的が達成される物であることからして使用
者にとつては安心感が得られないという問題点を
有している。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたものであり、その目的とすると
ころは、内部をシール底部の偏平姿勢と一致する
隔壁で2分割して2つの収納室を形成すると共に
注出口筒部にあつても前記隔壁を延伸させて配設
することに由り、2種の内容物を一体に添い合わ
せた態様でもつて押し出し注出するとした合成樹
脂製チユーブ容器において、通常の視認方向から
押し出されてくる2種の内容物を視認することが
できる容器を提供しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案における合
成樹脂製チユーブ容器は、当該区割ガイド板を使
用者が通常の視認方向から2種の内容物を視認可
能なように下部に対して上部を約45°捻つて成形
し、さらに、上記の内容物の注出路の一部には逆
止弁をそれぞれ設けるとしたものである。
「作用」 本考案によるチユーブ容器は、容器の胴体部分
を押圧すると、両収納室に収納されている内容物
は、各収納室の注出口から中栓が形成する注出通
路を通つた後、中栓が形成する注出口で一体とな
つて押出し注出される。
この内容物の押出し注出に際して、中栓が形成
する両注出通路の開口位置関係が、約45°捻れて
回動変位しているので、注出された内容物内部を
シール底部の偏平姿勢と一致する隔壁で2分割し
て2つの収納室を形成すると共に注出口筒部にあ
つても前記隔壁を延伸させて配設することに由
り、2種の内容物を一体に添い合わせた態様でも
つて押し出し注出するとした合成樹脂製チユーブ
容器において、当該注出口筒部並びに内在の隔壁
部を容器と別部材に構成の中栓並びに容器内隔壁
端に接続する区割ガイド板とすると共にはこの分
だけ捻れた位置で注出される。この姿勢は使用者
の通常の視認方向に対して両方の内容物を露らす
ものとなる。
しかして、一体に注出された両内容物の両方が
同時に視覚することができ、これによつて両内容
物の注出をごく自然に直接視覚により確認するこ
とができる。
また、両収納室の注出口から中栓が形成する注
出口までの間の注出通路の途中に逆止弁が設けら
れているので、この注出通路および中栓が形成す
る注出口に位置した内容物が、容器の胴体部分の
復元力の作用によつて両収納室に流動復帰するこ
とがなく、これによつて一方の収納室内に他方の
収納室に収納されていた内容物が不正に侵入位置
するのを確実に阻止することができることにな
る。
「実施例」 実施例について図面を参照して説明する。
第1図〜第4図において、容器1は、外容器2
内に二つの同一構造をした中容器6を並列に挿入
位置させて構成されている。
外容器2の上端には、中容器6を組付けるため
の一方の部分となる口筒3が設けられており、こ
の口筒3の外周面には螺条が刻設されていてキヤ
ツプ21の組付け部分を提供しており、一般のチ
ユーブ容器と同一の構成となつている。
この外容器2内に並列に挿入組付けされた二つ
の中容器6,6も、その全体構成は一般のチユー
ブ容器と同一となつているが、その頭部は一般の
チユーブ容器を縦に2分割した形状となつてい
て、その上端に位置する組付け口筒7を口筒3内
に嵌入位置させた状態で、その係止片8を外容器
2の係止突片4に係止させることによつて抜け出
し不能に組付いている。
一方、容器1のシール底部10は、外容器2の
胴筒5と、2つの内容器6の胴部9とを一緒に、
両胴部9が重なり合う方向に偏平に押潰した状態
で加熱溶着して成形されている。
それゆえ、両中容器6,6の組付き口筒7の相
互位置関係は、シール底部10の偏平姿勢方向に
直交する方向位置関係、すなわち容器体1の胴体
部分に作用する内容物の押出し力の作用方向に沿
つて相互位置関係で位置することになる。
隔壁体を内在する中栓11は、チユーブ容器の
注出口を形成する口筒体18と、この口筒体18
内に組付けられて、口筒体18の内部を2つの注
出通路に並列に2分割するガイド体12とから構
成されている。
口筒体18は、口筒3内に密に嵌入する組付き
筒片19の上端から先細形状の円錐台筒形状をし
た注出筒片20を一体に起立設した構造となつて
いて、組付き筒片19と注出筒片20との境界部
の外周面部分には、前記組付き筒片19の口筒3
内への嵌入限位置を設定するための段部が形成さ
れている。
口筒体18内を左右に2つの注出通路に分割す
るガイド体12は、組付き筒片19内下端部に密
に嵌入位置するベース板13と、このベース板1
3の下面から垂下設されて前記中容器6の組付き
口筒7内に密に嵌入する嵌入筒片14と、この両
嵌入筒片14のベース板13上における開口を左
右に分離させる形態でベース板13上に起立設さ
れた区割ガイド板15とから構成されていて、区
割ガイド板15は、その側面を前記した口筒体1
8の内周面に密に接触させると共に、第2図に示
す如く、平板状となつた下部16の上端に、扇状
となつた連結板片を経ることによつて、この下部
16に対して約45°だけ回動変位した姿勢で上部
17を連設した構成となつている。
このため、口筒体18内に形成される2つの注
出通路は、下部16に対する上部17の回動変位
角度だけ捻れた形態となり、それゆえ口筒体18
が形成する一対の注出口は、組付き口筒7が形成
する中容器6の注出口位置に対して前記した回動
変位角度だけ回動変位して位置することになる。
両中容器6からの内容物の注出通路の途中、す
なわち組付き口筒7の下端部もしくは嵌入筒片1
4のベース板13上面での開口部には逆止弁27
もしくは26が一体に設けられていて、この逆止
弁26もしくは27よりも下流側に注出位置した
内容物が容器1の胴体部分の復元性弾力によつて
各中容器6の胴部9内に逆流して侵入しないよう
にしている。
この逆止弁26,27は容器1に設けてもまた
中栓11に設けても良く、さらには容器1および
中栓11の両方に設けても良いものである。
キヤツプ21は、頂板22の下面から口筒3に
螺合して組付く螺筒24を垂下設すると共に、こ
の螺筒24の内側となつた頂板22の下面中央
に、前記した中栓11の上端開口部である注出口
を密に嵌入してシールする高さの低いシール筒2
3を垂下設し、さらに頂板22周端から外筒25
を垂下設して構成されている。
しかして、第3図に示す如く、矢印B方向から
押圧して両中容器6内に収納された内容物を押出
すと、この内容物はガイド体12の区割ガイド板
15に案内された後、一体となつて注出口から押
出されるので、この一体となつて押出される内容
物を、最も一般的な観察方向である第3図の矢印
A方向から観察すると、第4図に示す如く、視認
者には一体となつた両内容物の両方が同時に視覚
され、これによつて両内容物が確実に注出された
ことを確認することができる。
また、中栓11は、ガイド体12と口筒体18
との組合わせによつて構成されているので、その
成形および組立てが容易である。
さらにこの中栓11に逆止弁26を設ける場合
には、この逆止弁26の一体成形が簡単となる。
「考案の効果」 本考案は、上述のとおり構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
約45°捻れの区割ガイド板の配設の注出通路2
分割により、両収納室の内容物を等量づつ注出さ
せ得ると共に注出通路の旋回長路化により、みだ
りな過注出を制御し得るので好適であり、さらに
は約45°の捻れ注出により、通常の視認線上に確
実に注出される2種の内容物を確認できて、使用
者の安心感が保証される。
また両収納室からの内容物の注出通路に逆止弁
が設けられているので、注出口部分で一体となつ
た2つの内容物が、チユーブ容器胴体部分の復元
力によつて両収納室内に逆流侵入することがな
く、これによつて両内容物の混合による物性の劣
化を防止することができ、さらに逆止弁の作用に
よつて外気が収納室内に侵入することがないの
で、収納室内の内容物の外気との接触等による物
性の劣化とか変質等の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案チユーブ容器頭部の縦断図、第2
図は本考案要部の全体斜視図、第3図は本案容器
における底部シール姿勢に対する注出口に覗く隔
壁の姿勢を示す説明図、体4図は通常の視認方向
から視た内容物注出時の本案容器の全体図、第5
図は従来の容器における底部シール姿勢に対する
注出口に覗く隔壁の姿勢を示す説明図である。 符号の説明、1……容器、2……外容器、3…
…口筒、4……係止突片、5……胴筒、6……中
容器、7……組付き口筒、8……係止片、9……
胴部、10……シール底部、11……中栓、12
……ガイド体、13……ベース板、14……嵌入
筒片、15……区割ガイド板、16……下部、1
7……上部、18……口筒体、19……組付き筒
片、20……注出筒片、21……キヤツプ、22
……頂板、23……シール筒、24……螺筒、2
5……外筒、26,27……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部をシール底部の偏平姿勢と一致する隔壁で
    2分割して2つの収納室を形成すると共に注出口
    筒部にあつても前記隔壁を延伸させて配設するこ
    とに由り、2種の内容物を一体に添い合わせた態
    様でもつて押し出し注出するとした合成樹脂製チ
    ユーブ容器において、当該注出口筒部並びに内在
    の隔壁部を容器と別部材に構成の中栓並びに容器
    内隔壁端に接続する区割ガイド板とすると共に当
    該区割ガイド板を使用者が通常の視認方向から2
    種の内容物を視認可能なように下部に対して上部
    を約45°捻つて成形し、さらに、上記の内容物の
    注出路の一部には逆止弁をそれぞれ設けるとした
    合成樹脂製チユーブ容器。
JP1985054083U 1985-04-11 1985-04-11 Expired - Lifetime JPH0531076Y2 (ja)

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JP1985054083U JPH0531076Y2 (ja) 1985-04-11 1985-04-11

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JP1985054083U JPH0531076Y2 (ja) 1985-04-11 1985-04-11

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Publication Number Publication Date
JPS61169038U JPS61169038U (ja) 1986-10-20
JPH0531076Y2 true JPH0531076Y2 (ja) 1993-08-10

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ID=30575531

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0714201Y2 (ja) * 1987-02-20 1995-04-05 株式会社吉野工業所 合成樹脂製チユ−ブ容器

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4928107U (ja) * 1972-06-15 1974-03-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121358U (ja) * 1983-02-02 1984-08-15 株式会社吉野工業所 2色チユ−ブ
JPS59121348U (ja) * 1983-02-04 1984-08-15 株式会社吉野工業所 2色チユ−ブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4928107U (ja) * 1972-06-15 1974-03-11

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JPS61169038U (ja) 1986-10-20

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