JPH0531013Y2 - - Google Patents

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JPH0531013Y2
JPH0531013Y2 JP11612987U JP11612987U JPH0531013Y2 JP H0531013 Y2 JPH0531013 Y2 JP H0531013Y2 JP 11612987 U JP11612987 U JP 11612987U JP 11612987 U JP11612987 U JP 11612987U JP H0531013 Y2 JPH0531013 Y2 JP H0531013Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はステアリングコラムに関するもので、
特には、ステアリングコラムを介して騒音が車室
内に漏れ込むのを防止するための構造に関するも
のである。
[従来の技術] ステアリングコラムは、アツパーチユーブとロ
アチユーブが軸方向で嵌合して形成されるジヤケ
ツトチユーブ内に、ステアリングシヤフトが軸方
向で貫通し、軸中心で回動可能、かつ、軸方向で
収縮可能に構成されてなる車両用操向装置であ
り、エンジンルームから車室内に延びて配設され
る。上記のように、アツパーシヤフトおよびロア
チユーブが軸方向で嵌合するとともに、ステアリ
ングシヤフトが軸方向で収縮可能に構成されてい
るのは、所謂2次衝突時に乗員がステアリングホ
イールに衝突しても、ステアリングシヤフトおよ
びジヤケツトチユーブが軸方向で収縮することに
よつて、その衝撃が減殺されるように工夫された
ものである。したがつて、ジヤケツトチユーブは
その2次衝突時以外の通常時には収縮することな
く、ステアリングシヤフトを安定して操作可能に
堅固に保持しなければならない。そのため、アツ
パーチユーブとロアチユーブは、その嵌合部に両
持ち爪を介して所定の圧接嵌合関係にある。この
両持ち爪は、外側に配設されるチユーブの周方向
に、所定の間隔で複数組にて配置された一対の透
孔間に押入部を形成し、その押入部を内側に配設
されたチユーブの外周面に当接させる構成であ
る。そのほか、チユーブの周方向に所定の間隔で
略コ字形の切り込みが複数個で形成されてなり、
この切り込みで形成される舌片をそれぞれ所定の
圧力で内側へ曲げ込み、内側に配設されたチユー
ブの外周面に当接させる構成もある。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記両持ち爪は、アツパーチユ
ーブとロアチユーブの嵌合部において両者の間隙
を構成するとともに透孔を穿設するものであるか
ら、エンジンルームの騒音がチユーブ内を伝つて
その間隙および透孔から車室内に漏れ込み、車室
内の静粛性を劣化させることがあるため、これを
改善することが課題となつていた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題の解決を図るため、アツパー
チユーブとロアチユーブが間隙を有して軸方向で
嵌合し、該嵌合部の外嵌されたいずれか一方の上
記チユーブに内方へ突出する両持ち爪を形成する
とともに、該両持ち爪で内嵌されたいずれか他方
の上記チユーブを圧接して支承されてなるジヤケ
ツトチユーブに、軸方向に収縮可能なステアリン
グシヤフトが貫通し、該ステアリングシヤフトを
構成するアツパーシヤフトが前記アツパーチユー
ブの上端部に軸受を介して回転自在に支承される
とともに、ロアシヤフトが該アツパーチユーブの
下端部に軸受を介して回転自在に支承され、か
つ、前記ロアチユーブの下端部がエンジンルーム
内に開口してなるステアリングコラムにおいて、
前記外嵌するチユーブの内径よりもやや大きい外
径を備えた環状のリツプ部を周面に複数突設した
弾性環状体からなるジヤケツトインシユレーター
が、前記内嵌するチユーブの端部に当接した状態
で前記外嵌するチユーブに嵌挿され、前記リツプ
部が該外嵌するチユーブの内周面に圧接されると
ともに、該リツプ部の復元力によりジヤケツトイ
ンシユレーターの端面が前記内嵌するチユーブの
端面に圧接して配設されてなることを特徴とする
ステアリングコラムを構成した。
[作用] 本考案の上記構成によれば、アツパーチユーブ
とロアチユーブの嵌合部において、内嵌されたチ
ユーブの端部に、弾性環状体からなるジヤケツト
インシユレータが介在するので、両チユーブの間
隙および透孔の手前でロアチユーブはエンジンル
ーム側で閉塞され、エンジンルーム内の騒音が両
チユーブを伝つて車室内に漏れ込むのを阻止する
のである。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案を実施したステアリングコラム
の部分断面側面図である。図において、1はステ
アリングシヤフト、2はジヤケツトチユーブ、3
はクランプ、4はチルトレバー、5は中間シヤフ
ト、6はブーツ、6aはホールカバー、7は車室
とエンジンルームを隔絶する仕切り壁である。ス
テアリングシヤフト1は、中間シヤフト5に自在
継手8を介して連結されたチユーブからなるロア
シヤフト9と、これに嵌合するロツドからなるア
ツパーシヤフト10で構成され、両者の嵌合部に
おいてロアシヤフト9の内周面にセレーシヨンが
刻設される一方、アツパーシヤフト10の外周面
にはそのセレーシヨンと係合するセレーシヨンが
刻設され、所定荷重以上の負荷により軸方向に収
縮できる公知の構造を備えている。また、ジヤケ
ツトチユーブ2は、ロアシヤフト9を回転自在に
貫通しブーツ6と連結する開口部12aおよびク
ランプ11を有するロアチユーブ12と、ロアチ
ユーブ12に両持ち爪13,13を介して圧接嵌
合するアツパーチユーブ14で構成され、アツパ
ーチユーブ14はその上端部にベアリング15
を、下端部にニードルベアリング16をそれぞれ
嵌合してステアリングシヤフト1を回転自在に支
承している。17はニードルベアリング16を固
定する弾性体、18は弾性体17をアツパーチユ
ーブ14に固定する止め金具である。
上記両持ち爪13は、第2図に示したように、
ロアチユーブ12とアツパーチユーブ14の嵌合
部の両端部において、ロアチユーブ12の周方向
に一対の透孔19,19を穿設し、該透孔19,
19間に押入部20を所定間隔で複数個形成し、
その押入部20がアツパーチユーブ14に当接し
てなり、両チユーブ12,14間には間隙21が
形成されている。一方、アツパーチユーブ14の
端面14aには、ゴムなどの弾性環状体からなる
ジヤケツトインシユレータ22が当接して配設さ
れ、そのジヤケツトインシユレータ22は、ロア
チユーブ12にリツプ部23,23を介して内嵌
され、そのリツプ部23,23間には気密室27
が形成される。このジヤケツトインシユレータ2
2は、第3図から第5図に示したように、ステア
リングシヤフト1を遊嵌する中心孔24と、ロア
チユーブ12の内径よりもやや大きい外径を備え
た、少なくとも2条のリツプ部23を周面に備え
た所定肉圧を備え、かつ、両端面25,25は平
坦である。一方の端面25にはアツパーチユーブ
14の端面14aの他、上記弾性体17および止
め金具18が当接している。
したがつて、上記の構成によれば、第1図にお
いて、ロアチユーブ12とアツパーチユーブ14
の開口部12aを経て間隙26を伝いエンジンル
ーム側から侵入する騒音(矢示A)は、リツプ部
23,23及びそれにより形成される気密室27
を有するジヤケツトインシユレータ22にて遮断
され、間隙21に入ることなく阻止される。その
ため、騒音(矢示A)は間隙21もしくは透孔1
9から車室内に伝達されることはない。
なお、上記ジヤケツトインシユレータ22の装
着は、第6図に示したように、はじめにロアチユ
ーブ12の開口端部12bに嵌合して挿入し、つ
いでアツパーチユーブ14をロアチユーブ12の
開口端部12bに嵌挿し、アツパーチユーブ14
を軸方向に押し込んでその端部14aでジヤケツ
トインシユレータ22をロアチユーブ12の奥に
移動させる。このとき、第7図に示したように、
リツプ部23はロアチユーブ12との摩擦抵抗を
生じて移動方向(矢示B)に反する方向へ曲げら
れようとする。ジヤケツトインシユレータ22が
所定の位置まで押し込まれると、その位置でアツ
パーチユーブ14とロアチユーブ12を静止させ
る。そこでこの状態で固定すると、ジヤケツトイ
ンシユレータ22はそのリツプ部23が変形した
まま装着される。したがつて、このとき、第8図
に示したように、リツプ部23がその復元力によ
り前記方向(矢示B)とは逆方向(矢示C)に撓
もうとし、その復元力でジヤケツトインシユレー
タ22全体がアツパーチユーブ14側へ付勢(矢
示D)され、一方の端面25がアツパーチユーブ
14の端部14a、止め金具18および弾性体1
7に密接することになる。かくして、リツプ部2
3は単にロアチユーブ12に内接するための手段
ではなく、ジヤケツトインシユレータ22をアツ
パーチユーブ14の端面14aに向けて付勢する
とともに、リツプ部23,23間に気密室27を
形成するための手段であることを特徴としてい
る。
[考案の効果] 以上説明した本考案によれば、外嵌するチユー
ブの内径よりもやや大きい外径を備えた環状のリ
ツプ部を周面に複数突設した弾性環状体からなる
ジヤケツトインシユレーターが、内嵌するチユー
ブの端部に当接した状態で外嵌するチユーブに嵌
挿され、前記リツプ部が外嵌するチユーブの内周
面に圧接されるとともに、該リツプ部の復元力に
よりジヤケツトインシユレーターの端面が内嵌す
るチユーブの端面に圧接して配設されてなるか
ら、ジヤケツトインシユレーターはアツパーチユ
ーブとロアチユーブの間の間隙を確実に塞ぐこと
ができ、アツパーチユーブとロアチユーブとの嵌
合部において両持ち爪により形成される間隙もし
くは透孔からエンジンルーム内の騒音が車室内に
伝送されるのを遮断し、車室内の静粛性の向上が
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したステアリングコラム
の部分断面側面図、第2図は第1図の要部拡大
図、第3図から第5図はジヤケツトインシユレー
タの側面図、正面図および第3図部分断面図、第
6図から第8図はジヤケツトインシユレータの装
着工程を示す説明図である。 2……ジヤケツトチユーブ、12……ロアチユ
ーブ、13……両持ち爪、14……アツパーチユ
ーブ、20……押入部、19……透孔、20……
押入部、21,26……間隙、22……ジヤケツ
トインシユレータ、23……リツプ部、27……
気密室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アツパーチユーブとロアチユーブが間隙を有し
    て軸方向で嵌合し、該嵌合部の外嵌されたいずれ
    か一方の上記チユーブに内方へ突出する両持ち爪
    を形成するとともに、該両持ち爪で内嵌されたい
    ずれか他方の上記チユーブを圧接して支承されて
    なるジヤケツトチユーブに、軸方向に収縮可能な
    ステアリングシヤフトが貫通し、該ステアリング
    シヤフトを構成するアツパーシヤフトが前記アツ
    パーチユーブの上端部に軸受を介して回転自在に
    支承されるとともに、ロアシヤフトが該アツパー
    チユーブの下端部に軸受を介して回転自在に支承
    され、かつ、前記ロアチユーブの下端部がエンジ
    ンルーム内に開口してなるステアリングコラムに
    おいて、前記外嵌するチユーブの内径よりもやや
    大きい外径を備えた環状のリツプ部を周面に複数
    突設した弾性環状体からなるジヤケツトインシユ
    レーターが、前記内嵌するチユーブの端部に当接
    した状態で前記外嵌するチユーブに嵌挿され、前
    記リツプ部が該外嵌するチユーブの内周面に圧接
    されるとともに、該リツプ部の復元力によりジヤ
    ケツトインシユレーターの端面が前記内嵌するチ
    ユーブの端面に圧接して配設されてなることを特
    徴とするステアリングコラム。
JP11612987U 1987-07-29 1987-07-29 Expired - Lifetime JPH0531013Y2 (ja)

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JP11612987U JPH0531013Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

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JP11612987U JPH0531013Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

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JPS6421064U JPS6421064U (ja) 1989-02-02
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JPS6421064U (ja) 1989-02-02

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