JPH05310048A - 車両用駆動装置 - Google Patents

車両用駆動装置

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JPH05310048A
JPH05310048A JP11291492A JP11291492A JPH05310048A JP H05310048 A JPH05310048 A JP H05310048A JP 11291492 A JP11291492 A JP 11291492A JP 11291492 A JP11291492 A JP 11291492A JP H05310048 A JPH05310048 A JP H05310048A
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JP
Japan
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oil
motor
case
groove
face
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JP11291492A
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English (en)
Inventor
Shigeo Tsuzuki
繁男 都築
Yoshinori Miyaishi
善則 宮石
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Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0476Electric machines and gearing, i.e. joint lubrication or cooling or heating thereof

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動装置ケースの外径を大きくしたり、構造を
複雑にすることがなく、十分な量の油をモータに供給す
る。 【構成】モータ12を収容する駆動装置ケース41に端
面が形成され、該端面に開口するように、軸方向及び円
周方向に設定された長さだけ溝65が形成される。前記
端面に隣接してステータの鉄心が配設され、該部材の端
面23bが前記溝65を覆って油室25a,25bを形
成する。そして、前記溝65の軸心側の環状壁67に油
吐出口66が形成され、前記油室25a,25b内の油
をモータ12に向けて吐出し、冷却する。前記油室25
a,25bによって、油を一括して供給することができ
るため、駆動装置ケース41の外径を小さくすることが
できる。また、駆動装置ケース41の構造を簡素化する
ことができるため、相対的に外径の大きなステータとす
ることができ、低回転時に出力するトルクを大きくする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンをモータに置き換え、騒
音や排気ガスの発生をなくした電気自動車が提供されて
いる。この場合、車両にモータ及びバッテリを搭載し、
前記モータによって駆動輪を回転させて走行するように
している。前記電気自動車のモータの最大トルクは、最
大許容電流に対応して変化するが、モータに流すことが
できる電流を大きくしつつモータを小型化しようとする
と、モータの発熱に伴ってコイルが断線したりするた
め、モータを冷却する必要がある。そこで、例えば、自
動車のホイール内に配設されるモータのコイルを油によ
って冷却する構造が採用されている(特開平3−150
050号公報参照)。この場合、モータケースの下部に
オイルポンプモータを配設するとともに、モータケース
の壁内に数本の油路を形成し、該油路を介して冷却用の
油をコイルに供給し、該コイルを冷却するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車両用駆動装置においては、モータを収容する駆動
装置ケースの外径には車両への搭載上制限があるが、一
方、発進時のもたつきなどをなくすため、低回転時に大
きいトルクを発生するような設計が望まれ、このため、
可能な限りステータの外径を大きくしたいという要請が
ある。これは、ステータの径の大きさがモータが出力す
るトルクの大きさに直接比例するからである。ところ
が、前記モータは、駆動装置ケースの壁内に数本の油路
を形成して冷却するようにしているため、駆動装置ケー
スの外径が大きくなり、かつ、構造が複雑化してしま
う。
【0004】そこで、油を一括して供給するための油室
を形成し、該油室の数箇所に油吐出口を形成することに
よって構造を簡素化することが考えられるが、駆動装置
ケースとは別に油室用ケースが必要になったり、油室用
ケースを密閉するためのカバーが必要になるため、駆動
装置の径方向寸法及び軸方向寸法が大きくなってしま
う。したがって、駆動装置ケースの外径が大きくなるの
を抑制するためにコイルの外径を小さくする必要があ
り、その分低回転時のトルクは小さくなってしまう。
【0005】本発明は、前記従来の車両用駆動装置の問
題点を解決して、駆動装置ケースの外径に対しモータの
外径を相対的に大きくすることが可能であるとともに、
油室用ケースやカバーを必要とすることなく、簡素化さ
れた構造によってステータを冷却することがてきる車両
用駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の車
両用駆動装置においては、ステータ及びロータを有する
モータと、該モータを収容する駆動装置ケースに端面が
形成され、該端面に開口するように、軸方向及び円周方
向に設定された長さだけ溝が形成される。前記端面に隣
接してステータの鉄心が駆動装置ケースに固定され、前
記溝を覆って油室を形成する。そして、前記溝の軸心側
の環状壁に油吐出口が形成され、前記油室内の油をモー
タに向けて吐出する。
【0007】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
ステータ及びロータを有するモータと、該モータを収容
する駆動装置ケースに端面が形成され、該端面に開口す
るように、軸方向及び円周方向に設定された長さだけ溝
が形成される。前記端面に隣接してステータの鉄心が駆
動装置ケースに固定され、該鉄心の端面が前記溝を覆っ
て油室を形成する。該油室には、前記モータ又は別途配
設した他のモータから吐出された油が供給される。そし
て、前記溝の軸心側の環状壁に油吐出口が形成され、前
記油室内の油をモータに向けて吐出し、冷却する。
【0008】前記油室によって油を一括して供給するこ
とができるため、駆動装置ケース自体の内部に複数の油
路を形成する必要がなくなり、駆動装置ケースの構造を
簡素化して、駆動装置ケースの外径を小さくすることが
できる。このため、鉄心の外径を大きくすることが可能
となり、低回転時に出力するトルクを大きくすることが
できる。
【0009】また、前記油室は、駆動装置ケースの壁内
に形成されるため、モータに油を供給するための油室用
ケースなどを別途設ける必要がない。また、前記溝を鉄
心の端面で覆うだけで油室を形成することができるの
で、油室を覆うためのカバーを設ける必要もない。した
がって、駆動装置の軸方向寸法を小さくすることができ
る。
【0010】さらに、前記油室の油が鉄心の端面に直接
接触するため、鉄心の熱は鉄心が直接固定されている前
記駆動装置ケースを介して空気中に放散されるだけでな
く、油室内の油に伝達されるため、鉄心を十分に冷却す
ることができ、モータの運転効率を向上させることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明の実施例を示す車
両用駆動装置が適用されるハイブリッド型車両の概略図
である。図において、12は制御装置によって選択的に
駆動されるモータ、14はディファレンシャル装置、3
1は流体伝動装置としてのトルクコンバータ、C1はエ
ンジン11が発生したトルクによって走行する場合に係
合される第1クラッチ、33はプラネタリギヤユニット
である。
【0012】該プラネタリギヤユニット33はシンプル
プラネタリ型のものであり、リングギヤR、ピニオン
P、サンギヤS及び前記ピニオンPを支持するキャリヤ
CRから成る。また、B1は前記サンギヤSを選択的に
係合する第1ブレーキ、F1は第1ワンウェイクラッチ
である。前記プラネタリギヤユニット33、第1ブレー
キB1及び第1ワンウェイクラッチF1によってトラン
スミッション38が構成される。
【0013】また、41は駆動装置ケースであり、該駆
動装置ケース41内に前記モータ12、ディファレンシ
ャル装置14、トルクコンバータ31、第1クラッチC
1及びトランスミッション38が収容される。42は前
記ディファレンシャル装置14によって減速され、差動
させられた回転を左右の駆動輪に伝達するための駆動軸
である。45はエンジン11の出力軸、46はトルクコ
ンバータ31の出力軸、47はプラネタリギヤユニット
33の入力軸、48は伝動軸である。そして、前記入力
軸47がキャリヤCRに、伝動軸48がリングギヤRに
固定され、入力軸47から入力された回転はトランスミ
ッション38で変速され、伝動軸48から出力される。
【0014】前記モータ12は、駆動装置ケース41に
固定されたステータ21及び伝動軸48に連結されたロ
ータ22から成っている。前記ステータ21は、鉄心2
3にコイル24を巻装して形成される。そして、該コイ
ル24に駆動電流を流すことによってロータ22は回転
する。そして、前記エンジン11又はモータ12の回転
は、前記伝動軸48に固定されたカウンタドライブギヤ
52に伝達される。
【0015】前記伝動軸48と平行にカウンタドライブ
シャフト53が配設されていて、該カウンタドライブシ
ャフト53にカウンタドリブンギヤ54が設けられる。
該カウンタドリブンギヤ54は前記カウンタドライブギ
ヤ52と噛合(しごう)しており、該カウンタドライブ
ギヤ52の回転を出力ギヤ55に伝達する。そして、該
出力ギヤ55の回転は、出力ギヤ55と噛合する出力大
歯車56に伝達される。出力ギヤ55の歯数に対して前
記出力大歯車56の歯数は多く、前記出力ギヤ55及び
出力大歯車56で最終減速機を構成する。該最終減速機
によって減速された前記出力大歯車56の回転は、ディ
ファレンシャル装置14に伝達され、差動させられて左
右の駆動軸42に伝達される。
【0016】なお、本実施例において前記トランスミッ
ション38は、エンジン11が発生した回転を変速して
いるが、モータ12が発生した回転を変速するようにし
てもよい。前記構成のハイブリッド型車両においては、
二つのモードで走行することができる。すなわち、前記
モータ12に駆動電流を供給せず、エンジン11を作動
させると、該エンジン11の回転は出力軸45を介して
トルクコンバータ31に伝達され、さらに出力軸46を
介して第1クラッチC1に伝達される。そして、該第1
クラッチC1が係合されると出力軸46に伝達された回
転は、入力軸47を介してプラネタリギヤユニット33
のキャリヤCRに伝達される。
【0017】前記プラネタリギヤユニット33において
は、第1ブレーキB1が解放されると、キャリヤCRに
入力された回転によって第1ワンウェイクラッチF1が
ロックされて直結状態になる。したがって、入力軸47
の回転がそのまま伝動軸48に伝達される。また、第1
ブレーキB1が係合されるとサンギヤSが固定され、リ
ングギヤRから増速された回転が出力され、伝動軸48
を介してカウンタドライブギヤ52に伝達される。
【0018】そして、前述したようにカウンタドライブ
ギヤ52に伝達された回転は、カウンタドリブンギヤ5
4を介してカウンタドライブシャフト53に伝達され、
出力ギヤ55及び出力大歯車56で構成される最終減速
機によって減速されてディファレンシャル装置14に伝
達される。この時、ハイブリッド型車両はエンジン11
のみによって走行することができる。
【0019】次に、前記エンジン11を停止させるか、
第1クラッチC1を解放してモータ12を駆動すると、
該モータ12がトルクを発生する。該モータ12が発生
したトルクは伝動軸48に出力され、同様にカウンタド
ライブギヤ52に伝達される。この時、ハイブリッド型
車両はモータ12のみによって走行する。また、前記エ
ンジン11を作動させ、第1クラッチC1を係合してモ
ータ12を駆動すると、ハイブリッド型車両はエンジン
11及びモータ12によって走行することもできる。
【0020】さらに、前記エンジン11を作動させ、第
1クラッチC1を係合することによって、モータ12に
おいて回生電流を発生させるようにすることもできる。
このように、第1クラッチC1を解放し、モータ12を
駆動するとモータ12が発生したトルクを使用し、第1
クラッチC1を係合しモータ12を停止させると、エン
ジン11が発生したトルクを使用してハイブリッド型車
両を走行させることができる。
【0021】そして、市街地走行において排気ガスの発
生をなくすか減少させるため、また、航続距離を確保す
るために、低速及び中速で走行する場合にはモータ12
を、高速で走行する場合にはエンジン11を駆動するよ
うにしている。ただし、モータ12の駆動中において
も、補機を駆動するためエンジン11にアイドル運転を
させておくことも可能である。
【0022】前記構成のハイブリッド型車両において、
トランスミッション38はプラネタリギヤユニット33
を有しており、サンギヤSがベアリングを介して入力軸
47に回転自在に支持され、ピニオンPがサンギヤS及
びリングギヤRと噛合するようになっている。また、前
記サンギヤSとキャリヤCR間には第1ワンウェイクラ
ッチF1が配設されている。さらに、サンギヤSと駆動
装置ケース41間には、交互に配列された薄板から成る
第1ブレーキB1が配設され、摩擦によって係合させら
れる。
【0023】そして、トランスミッション38から出力
された回転は、カウンタドライブギヤ52、カウンタド
リブンギヤ54、出力ギヤ55及び出力大歯車56を介
してディファレンシャル装置14に伝達され、該ディフ
ァレンシャル装置14の左右のサイドギヤ及びピニオン
によって作動させられるようになっている。このよう
に、これら動力伝達手段においては、各部が相対的に摺
動(しゅうどう)して作動するようになっていて、摺動
時に摩擦熱が発生するため、各ギヤの噛合部分、第1ブ
レーキB1の摺動部分、ベアリングの摺動部分等に油を
供給し、潤滑するとともに冷却する。
【0024】また、前記モータ12が発生したトルクに
よって走行するに当たり、比較的低速で高負荷になる場
合には、大電流がコイル24に供給され、該コイル24
の発熱量が大きくなってしまう。したがって、前記モー
タ12の上方の駆動装置ケース41に形成された油室2
5a,25bから油を吐出し、該油によってモータ12
を冷却するようにしている。
【0025】すなわち、エンジン11の駆動時におい
て、オイルポンプ17から吐出された油は、供給ライン
91を介して油室25a,25b及び入力軸47の軸心
に形成された油路47aに供給される。前記油室25
a,25bに供給された油は吐出圧力でモータ12を冷
却し、前記油路47aに供給された油は遠心力で駆動装
置ケース41内に送られて、動力伝達手段の各ギヤの噛
合部分、摩擦係合要素の摺動部分、ベアリングの摺動部
分等を潤滑し、冷却する。
【0026】また、モータ12の駆動時においては、エ
ンジン11が停止させられる場合、前記オイルポンプ1
7は作動しない。したがって、モータ12又は別に配設
された第2のモータ92によって第2のオイルポンプ9
3が作動させられるようになっている。ストレーナ94
を通ってオイルポンプ93から吐出された油は、オイル
クーラ95及び供給ライン96を介して油室25a,2
5b及び入力軸47の軸心に形成された油路47aに供
給される。
【0027】この場合も、同様に油室25a,25bに
供給された油は吐出圧力でモータ12を冷却し、前記油
路47aに供給された油は遠心力で駆動装置ケース41
内の空間に送られて、動力伝達手段の各ギヤの噛合部
分、摩擦係合要素の摺動部分、ベアリングの摺動部分等
を潤滑し、冷却する。次に、供給ライン91,96及び
油室25a,25bの詳細について説明する。
【0028】図1は本発明の実施例を示す車両用駆動装
置の要部断面図、図3は本発明の実施例を示す車両用駆
動装置の平面図、図4は図1のA−A矢示図、図5は図
3のB−B矢示断面図、図6は図4のC−C矢示断面
図、図7は図1のD−D矢示図、図8は図7のE−E矢
示断面図である。図において、41は駆動装置ケース、
41aはリヤケース、41bはセンタケースである。前
記リヤケース41aはセンタケース41bと接合され、
センタケース41bは更に図示しないフロントケースと
接合されて前記駆動装置ケース41を形成している。
【0029】前記リヤケース41aは、モータ12の取
付け部分に段部61が形成され、リヤケース41aの厚
みを該段部61のフロント側(図の右側)において小さ
くして薄肉部62を形成するとともに、リヤ側(図の左
側)において大きくして厚肉部63を形成している。前
記モータ12の鉄心23は、軸心側にロータ22を収容
する開口を形成した環状プレートを複数枚重ねて形成さ
れ、外周面23aを前記薄肉部62の内周面に当接さ
せ、リヤ側の端面23bを前記段部61に当接させて固
定されている。
【0030】前記油室25aは、厚肉部63の端面にお
いてフロント側に向けて開口する溝65を、前記鉄心2
3のリヤ側の端面23bで覆うことによって形成され
る。前記溝65は、軸方向及び円周方向において設定さ
れた長さを有する湾曲した帯のような形状を有してい
る。該油室25aには、モータ12の潤滑用及び冷却用
の油が供給され、油室25aの軸心側の環状壁67に形
成された油吐出口66から吐出される。該油吐出口66
は、前記環状壁67の周方向における複数箇所に形成さ
れる。
【0031】前記油室25aによって油を一括して供給
することができるため、駆動装置ケース41の壁内に複
数の油路を形成する必要がなくなり、駆動装置ケース4
1の外径を小さくすることができる。また、駆動装置ケ
ース41の構造を簡素化することができるため、ハイブ
リッド型車両を小型化、軽量化することができる。ま
た、前記油室25aは、駆動装置ケース41の壁内に形
成されるため、コイル24に油を供給するための油室用
ケースなどを別途設ける必要がない。また、前記リヤケ
ース41aの溝65を鉄心23の端面23bで覆うだけ
で油室25aを形成することができるので、油室25a
を覆うためのカバーを設ける必要もない。したがって、
駆動装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
【0032】そして、前記油室25aの油が、前記鉄心
23のリヤ側の端面23bに直接接触する。したがっ
て、鉄心23の熱は前記リヤケース41aの薄肉部62
を介して空気中に放散されるだけでなく、油室25a内
の油に伝達されるため、鉄心23を十分に冷却すること
ができ、モータ12の運転効率を向上させることができ
る。
【0033】前記油室25aに油を供給するため、リヤ
ケース41aの端面に一端を開口させて第1油路71が
設けられ、該第1油路71の他端に第2油路72が接続
される。該第2油路72は第1油路71に対して垂直に
延び、前記油室25aに開口する。なお、73は第2油
路72の端部を閉鎖するキャップである。一方、センタ
ケース41bには、油室25bが形成され、該油室25
bから図示しない油吐出口を介して吐出された油によっ
てコイル24が同様に冷却されるようになっている。
【0034】そのため、前記センタケース41bのリヤ
側の端面には、リヤ側に向けて開口する溝75が形成さ
れ、該溝75をリヤケース41aの端面が覆うことによ
って油室25bが形成されるようになっている。そし
て、該油室25bに開口するように第3油路76が形成
され、該第3油路76と垂直に接続するように第4油路
77が形成される。
【0035】前記溝75も、溝65と同様に軸方向及び
円周方向において設定された長さを有する湾曲した帯の
ような形状を有している。そして、前記油室25bに
は、モータ12の潤滑用及び冷却用の油が供給され、該
油は油室25bの軸心側の環状壁79に形成された図示
しない油吐出口から吐出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す車両用駆動装置の要部断
面図である。
【図2】本発明の実施例を示す車両用駆動装置が適用さ
れるハイブリッド型車両の概略図である。
【図3】本発明の実施例を示す車両用駆動装置の平面図
である。
【図4】図1のA−A矢示図である。
【図5】図3のB−B矢示断面図である。
【図6】図4のC−C矢示断面図である。
【図7】図1のD−D矢示図である。
【図8】図7のE−E矢示断面図である。
【符号の説明】
12 モータ 23 鉄心 23b 端面 25a,25b 油室 41 駆動装置ケース 41a リヤケース 65,75 溝 66 油吐出口 67,79 環状壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ステータ及びロータを有するモー
    タと、(b)該モータを収容する駆動装置ケースと、
    (c)該駆動装置ケースに形成された端面に開口すると
    ともに、軸方向及び円周方向に設定された長さだけ延び
    る溝と、(d)前記端面に隣接して前記駆動装置ケース
    に固定され、前記溝を覆って油室を形成するステータの
    鉄心と、(e)前記溝の軸心側の環状壁に形成され、前
    記油室内の油をモータに向けて吐出する油吐出口を有す
    ることを特徴とする車両用駆動装置。
JP11291492A 1992-05-01 1992-05-01 車両用駆動装置 Pending JPH05310048A (ja)

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