JPH05309962A - 印刷用凹版およびその製造方法ならびに印刷方法 - Google Patents

印刷用凹版およびその製造方法ならびに印刷方法

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JPH05309962A
JPH05309962A JP12160892A JP12160892A JPH05309962A JP H05309962 A JPH05309962 A JP H05309962A JP 12160892 A JP12160892 A JP 12160892A JP 12160892 A JP12160892 A JP 12160892A JP H05309962 A JPH05309962 A JP H05309962A
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JP
Japan
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printing
silicone rubber
ink
layer
intaglio
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Pending
Application number
JP12160892A
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English (en)
Inventor
Akira Isomi
晃 磯見
Mikiya Shimada
幹也 嶋田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Printing Methods (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細な線幅と厚さの転写印刷ができる印刷用
凹版およびその製造方法ならびに印刷方法を得ることを
目的とする。 【構成】 支持体3上に配設されたシリコーンゴム層2
上に貫通孔4を有する基材層1を形成し、貫通孔4の内
壁4aをシリコーンゴム壁面層5で被覆して印刷用凹版
を形成し、貫通孔4に形成された凹部にインキ6を充填
し、印刷用凹版に被印刷体を圧接してインキ6を被印刷
体上に印刷することにより、シリコーンゴムの離型性と
溶剤吸収性でインキ6の全量を被印刷体上に転写するこ
とができるとともに、微細な線幅と厚さの転写印刷がで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹版印刷法で液晶ディ
スプレイのカラーフィルターや高密度実装回路基板の配
線材料などの微細パターンを印刷する印刷用凹版および
その製造方法ならびに印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶用カラーフィルターや高密度
実装回路基板等のエレクトロニクス分野においては、形
成されるパターンの微細化および被パターン形成基板の
大面積化が不可欠になってきている。微細パターン形成
はフォトリソグラフィー技術により大きく進歩してきた
が、製造コストが高くなるという問題があるため、パタ
ーン精度はフォトリソグラフィーに劣るが大面積の微細
パターンを低コストで形成できる技術として印刷法が注
目されている。
【0003】以下、従来の凹版ならびにオフセット印刷
法について図3を参照しながら説明する。
【0004】図において、1は基材層、2は基材層1上
に形成され、基材層1よりも硬度の低い弾性体であるシ
リコーンゴムからなるシリコーンゴム層で、両者は支持
体3に支持されて印刷用凹版を形成している。4は基材
層に設けられた画像形成部となる貫通孔、6は貫通孔4
に充填されるインキ、7はスクレーパーである。
【0005】上記各部材からなる印刷用凹版において、
基材層1の貫通孔4にスクレーパー7でインキ6を充填
し、インキングの終わった印刷用凹版を被印刷体8の上
に圧着し、インキ6をシリコーンゴム層2の圧力で被印
刷体8に押し出して印刷する。この印刷方法により、厚
さ約20μm、線幅100μm以下の微細パターンの印
刷ができる(特開昭56−137989号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の印刷
用凹版および印刷方法では、20μmの厚さで微細パタ
ーンを印刷することができるが、微細パターンの線幅が
50μm以下の場合には、印刷の際にインキ6が基材層
1の貫通孔4の壁面に付着し、インキ6が貫通孔4内に
残ったり、被印刷体8にインキ6が印刷されなかったり
してパターンの抜けが生じるという問題があった。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、印刷
線幅を50μmより細く、厚さを10μmより厚く、か
つ印刷用凹版内にインキを残すことなく転写印刷するこ
とができる印刷用凹版およびその製造方法ならびに印刷
方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、貫通孔を有する基材層と、前記基材層上に
形成されたシリコーンゴム層と、前記貫通孔の内壁面を
被覆するシリコーンゴム壁面層とで印刷用凹版を構成し
たものである。
【0009】また、基材上にシリコーンゴム層を形成す
る工程と、前記基材にリアクティブイオンエッチングで
貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔の内壁面にシリコ
ーンゴム壁面層を形成する工程とにより印刷用凹版を製
造するようにしたものである。
【0010】そして、印刷用凹版の凹部にインキを充填
し、前記印刷用凹版と被印刷体とを圧接して前記インキ
を前記被印刷体上に印刷するようにしたものである。
【0011】
【作用】上記構成において、貫通孔の側面および底部は
シリコーンゴム層で形成されているので、充填されたイ
ンキのシリコーンゴム層と接する部分はシリコーンゴム
の溶剤吸収により高濃度化してインキ自身はゆっくり固
形化する。そして、シリコーンゴムは優れた離型性を有
しているため、充填されたインキは貫通孔から抜け易
く、インキの全てが被印刷面に印刷される。
【0012】さらに、印刷において、印刷凹版の貫通孔
内のインキ、特にインキのシリコーンゴム層と接する部
分は上記したように高濃度化しており、一方、インキの
表面部分には溶剤が多く存在して軟らかくてより強い粘
着性を有しているので、被印刷体と印刷凹版とを圧接す
るときに貫通孔内のインキはシリコーンゴム層の弾性に
より被印刷体上へ押し出されてインキの全てが被印刷体
に印刷される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。
【0014】なお、従来例に示したものと同一部材には
同じ符号を付して説明を省略する。図1において、基材
層1の貫通孔4の内壁面4aにはシリコーンゴムで被覆
されたシリコーンゴム壁面層5が形成されている。
【0015】次に、この印刷用凹版の製造方法について
説明する。シリコーンゴム層2を形成するシリコーンゴ
ム前駆体(東芝シリコーン社製、TSE−3221)を
基材層1を形成する厚さ50μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム上に0.5mmの厚さで塗布し、シリコ
ーンゴム前駆体を硬化させた後、ポリエチレンテレフタ
レートのシリコーンゴム層を形成してない面に厚さ10
0μmのアルミニウム層(以下、Al層という)9を真
空蒸着により形成する。このAl層9上にフォトレジス
トを塗布し、微細パターンのパターン露光と現像をした
後Al層9をエッチングする。このようにしてパターン
形成されたAl層9をマスクとしてポリエチレンテレフ
タレートを酸素プラズマのリアクティブイオンエッチン
グ装置を用いてドライエッチングを行う。そして、エッ
チング面がシリコーンゴム層2にまで達すると貫通孔4
が形成されてドライエッチングを終了する。次にシリコ
ーンゴム前駆体(東芝シリコーン社製、TSE−322
1)をキシレンで3倍に希釈してスクレーパーにより貫
通孔4に充填し、これを100℃で加熱してシリコーン
ゴム壁面層5を形成する。シリコーンゴム壁面層5形成
後の貫通孔4の深さは40μmであった。
【0016】次に、この印刷用凹版による印刷方法につ
いて図2により説明する。まず、図2(a)に示したよ
うに、印刷凹版の貫通孔4にスクレーパー7によりイン
キを充填する。なお、インキ6は有機金ペーストを使用
した。次いで、印刷面にガラス基板で形成された被印刷
体8を押圧する。この状態で、インキ6は貫通孔4内で
シリコーンゴム層2およびシリコーンゴム壁面層5と接
する部分でシリコーンゴムの溶剤吸収により高濃度化し
てゆっくり固形化される。他方、シリコーンゴムに接し
ない表面部分は溶剤が多く存在して軟らかくより強い粘
着性を有している。インキ6がこのような性状にあると
きに被印刷体8を剥離すると、シリコーンゴムの離型性
とインキ6の固形化部分による非粘着でインキ6は印刷
凹版から離型され、インキ6の表面部分の粘着性で被印
刷体8に粘着してインキ6の全量が被印刷体8に印刷さ
れる。このインキ6の離型作用は、被印刷体8の印刷凹
版への圧接時に生じるシリコーンゴム層2の弾性によっ
て促進されるものである。
【0017】なお、この印刷方法により、被印刷体8上
に厚さ30μm、線幅20μmの厚膜微細線を印刷する
ことができた。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本実施例によれば、貫通孔を有する基材層と、基材
層上に形成されたシリコーンゴム層と、貫通孔の内壁面
を被覆するシリコーンゴム壁面層とからなる印刷用凹版
を用いて印刷することにより、貫通孔に充填されたイン
キの全てを被印刷体上に転写させて印刷することがで
き、印刷線幅を50μmより細く、厚さを10μmより
厚く、かつ、貫通孔内にインキを残すことなく転写印刷
することができる印刷用凹版およびその製造方法ならび
に印刷方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の印刷用凹版の構成とその製
造方法を示す側断面図
【図2】(a),(b),(c)は同印刷方法の印刷工
程を示す側断面図
【図3】(a),(b),(c)は従来例の印刷用凹版
の構成と印刷工程を示す側断面図
【符号の説明】
1 基材層 2 シリコーンゴム層 3 支持体 4 貫通孔 5 シリコーンゴム壁面層 6 インキ 8 被印刷体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔を有する基材層と、前記基材層上に
    形成されたシリコーンゴム層と、前記貫通孔の内壁面を
    被覆するシリコーンゴム壁面層とからなる印刷用凹版。
  2. 【請求項2】基材上にシリコーンゴム層を形成する工程
    と、前記基材にリアクティブイオンエッチングで貫通孔
    を形成する工程と、前記貫通孔の内壁面にシリコーンゴ
    ム壁面層を形成する工程とからなる印刷用凹版の製造方
    法。
  3. 【請求項3】貫通孔を有する基材層と、前記基材層上に
    形成されたシリコーンゴム層と、前記貫通孔の内壁面を
    覆うシリコーンゴム壁面層とからなる印刷用凹版の凹部
    にインキを充填し、前記印刷用凹版と被印刷体とを圧接
    して前記インキを前記被印刷体上に印刷する印刷方法。
JP12160892A 1992-05-14 1992-05-14 印刷用凹版およびその製造方法ならびに印刷方法 Pending JPH05309962A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07329441A (ja) * 1994-06-13 1995-12-19 Toppan Printing Co Ltd 凹版およびこれを用いた印刷方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07329441A (ja) * 1994-06-13 1995-12-19 Toppan Printing Co Ltd 凹版およびこれを用いた印刷方法

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