JPH05309727A - プロピレン系樹脂延伸フィルム - Google Patents
プロピレン系樹脂延伸フィルムInfo
- Publication number
- JPH05309727A JPH05309727A JP11772892A JP11772892A JPH05309727A JP H05309727 A JPH05309727 A JP H05309727A JP 11772892 A JP11772892 A JP 11772892A JP 11772892 A JP11772892 A JP 11772892A JP H05309727 A JPH05309727 A JP H05309727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- silica
- dmax
- oriented film
- sectional area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明性、滑り性、耐ブロッキング性のバラン
スされた延伸フィルムを得る。 【構成】 BET法による比表面積が20m2 /g以
下、平均粒径0.3〜3μmかつ下記式(1)で表され
る真球度fが0.8以上のシリカ粒子を0.01〜0.
5重量%含有し、フィルム表面の該シリカ粒子に起因す
る表面突起の表面粗さ測定法による高さ±0.0375
μm以上の山数が20個/mm2 以上であることを特徴
とするプロピレン系樹脂延伸フィルム。 f=〔A/(π/4)〕1/2 /Dmax (1) (ここで、Aはシリカ粉末の断面積mm2 、Dmaxは
同断面積の最長径mmである。)
スされた延伸フィルムを得る。 【構成】 BET法による比表面積が20m2 /g以
下、平均粒径0.3〜3μmかつ下記式(1)で表され
る真球度fが0.8以上のシリカ粒子を0.01〜0.
5重量%含有し、フィルム表面の該シリカ粒子に起因す
る表面突起の表面粗さ測定法による高さ±0.0375
μm以上の山数が20個/mm2 以上であることを特徴
とするプロピレン系樹脂延伸フィルム。 f=〔A/(π/4)〕1/2 /Dmax (1) (ここで、Aはシリカ粉末の断面積mm2 、Dmaxは
同断面積の最長径mmである。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性、滑り性及び耐
ブロッキング性が高度にバランスされたプロピレン系樹
脂延伸フィルムに関する。
ブロッキング性が高度にバランスされたプロピレン系樹
脂延伸フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン延伸フィルムは透明性、
剛性、防湿性が良好であることから、食品、繊維などの
包装資材として広く使用されている。この延伸フィルム
は表面が平滑で、ブロッキングの発生及び滑り性不足を
招き、最終製品まで加工していく工程で作業性を損なう
ことが知られている。そのため、このようなフィルムに
は耐ブロッキング性、滑り性を付与することが一般に行
われている。一般に耐ブロッキング性、滑り性を付与す
る方法として無機質の微粒子を添加しフィルム表面に上
記微粒子に起因する物理的な凹凸を生成させることが行
われており、このような無機質の微粒子としてシリカや
ゼオライトなどが知られている(特開昭64−1113
5、特開平1−161025号公報等)。しかしなが
ら、このような微粒子として従来のシリカを添加した延
伸フィルムの場合、シリカの分散不良によるフィッシュ
アイの発生や、延伸過程でシリカと樹脂の親和性が低い
ためこれらの界面で剥離がおこってボイドが発生するこ
と等から透明性不良を招くと言った欠点を有することが
知られている。フィッシュアイやボイドの発生はシリカ
の粒径を小さくするとある程度防止できるが、逆に主目
的の耐ブロッキング性、スリップ性が不足するので好ま
しくない。また、透明性と耐ブロッキング性、滑り性の
バランスの向上を目的とした無機質の微粒子(表面処理
したシリカ)が提案されている(特開平2−55750
号公報)が、いまだに満足するものは得られてない。
剛性、防湿性が良好であることから、食品、繊維などの
包装資材として広く使用されている。この延伸フィルム
は表面が平滑で、ブロッキングの発生及び滑り性不足を
招き、最終製品まで加工していく工程で作業性を損なう
ことが知られている。そのため、このようなフィルムに
は耐ブロッキング性、滑り性を付与することが一般に行
われている。一般に耐ブロッキング性、滑り性を付与す
る方法として無機質の微粒子を添加しフィルム表面に上
記微粒子に起因する物理的な凹凸を生成させることが行
われており、このような無機質の微粒子としてシリカや
ゼオライトなどが知られている(特開昭64−1113
5、特開平1−161025号公報等)。しかしなが
ら、このような微粒子として従来のシリカを添加した延
伸フィルムの場合、シリカの分散不良によるフィッシュ
アイの発生や、延伸過程でシリカと樹脂の親和性が低い
ためこれらの界面で剥離がおこってボイドが発生するこ
と等から透明性不良を招くと言った欠点を有することが
知られている。フィッシュアイやボイドの発生はシリカ
の粒径を小さくするとある程度防止できるが、逆に主目
的の耐ブロッキング性、スリップ性が不足するので好ま
しくない。また、透明性と耐ブロッキング性、滑り性の
バランスの向上を目的とした無機質の微粒子(表面処理
したシリカ)が提案されている(特開平2−55750
号公報)が、いまだに満足するものは得られてない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、透明
性、耐ブロッキング性及び滑り性が高度にバランスされ
た延伸フィルムを供給することにある。
性、耐ブロッキング性及び滑り性が高度にバランスされ
た延伸フィルムを供給することにある。
【0004】
〔発明の概要〕本発明者らは、特定の物性を有する球状
のシリカ粒子を特定量配合し、かつ、フィルム表面の凹
凸をコントロールすることにより、上記目的が達成され
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
のシリカ粒子を特定量配合し、かつ、フィルム表面の凹
凸をコントロールすることにより、上記目的が達成され
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】即ち本発明は、BET法による比表面積が
20m2 /g以下、平均粒径0.3〜3μmかつ下記式
(1)で表される真球度fが0.8以上のシリカ粒子を
0.01〜0.5重量%含有し、フィルム表面の該シリ
カ粒子に起因する表面突起の表面粗さ測定法による高さ
±0.0375μm以上の山数が20個/mm2 以上で
あることを特徴とするプロピレン系樹脂延伸フィルム、
である。 f=〔A/(π/4)〕1/2 /Dmax (1) (ここで、Aはシリカ粉末の断面積mm2 、Dmaxは
同断面積の最長径mmである。)
20m2 /g以下、平均粒径0.3〜3μmかつ下記式
(1)で表される真球度fが0.8以上のシリカ粒子を
0.01〜0.5重量%含有し、フィルム表面の該シリ
カ粒子に起因する表面突起の表面粗さ測定法による高さ
±0.0375μm以上の山数が20個/mm2 以上で
あることを特徴とするプロピレン系樹脂延伸フィルム、
である。 f=〔A/(π/4)〕1/2 /Dmax (1) (ここで、Aはシリカ粉末の断面積mm2 、Dmaxは
同断面積の最長径mmである。)
【0006】〔発明の具体的説明〕本発明に使用するプ
ロピレン系樹脂とは、プロピレンのホモポリマー、及
び、プロピレンにエチレン、ブテン、ヘキセン、3−メ
チルブテン−1、4−メチルペンテン−1などの他のα
−オレフィン等重合性モノマーを共重合した共重合体の
中から選ばれた少なくとも1種の樹脂で、市販製品の中
から適宜選んで使用することができる。
ロピレン系樹脂とは、プロピレンのホモポリマー、及
び、プロピレンにエチレン、ブテン、ヘキセン、3−メ
チルブテン−1、4−メチルペンテン−1などの他のα
−オレフィン等重合性モノマーを共重合した共重合体の
中から選ばれた少なくとも1種の樹脂で、市販製品の中
から適宜選んで使用することができる。
【0007】本発明に使用される球状のシリカとはBE
T法による比表面積が20m2 /g以下であることが必
要で10m2 /g以下であることが透明性と耐ブロッキ
ング性、スリップ性の高度のバランスの点からさらに好
ましい。
T法による比表面積が20m2 /g以下であることが必
要で10m2 /g以下であることが透明性と耐ブロッキ
ング性、スリップ性の高度のバランスの点からさらに好
ましい。
【0008】比表面積がこの範囲を超えるものでは、透
明性、滑り性、耐ブロッキング性のバランスが得られな
い。
明性、滑り性、耐ブロッキング性のバランスが得られな
い。
【0009】また、平均粒径は0.3〜3μmであり、
0.5〜2μmがさらに好ましい。この範囲未満のもの
では耐ブロッキング性が不十分であり、一方、範囲超過
のものではボイドの発生が多く、透明性不良を招く。
0.5〜2μmがさらに好ましい。この範囲未満のもの
では耐ブロッキング性が不十分であり、一方、範囲超過
のものではボイドの発生が多く、透明性不良を招く。
【0010】さらに、このシリカは前記式(1)であら
わされる真球度fが0.8以上のものであり、中でも
0.85以上のものが好ましい。真球度fがこの範囲未
満のものでは、ボイドの発生が多くなり透明性不良を招
く。
わされる真球度fが0.8以上のものであり、中でも
0.85以上のものが好ましい。真球度fがこの範囲未
満のものでは、ボイドの発生が多くなり透明性不良を招
く。
【0011】上記真球度は、電子顕微鏡により観察され
た像を写真に撮り、イメージアナライザーで処理し、前
記式(1)より真球度を求める。
た像を写真に撮り、イメージアナライザーで処理し、前
記式(1)より真球度を求める。
【0012】このようなシリカ粒子としてはアドマテッ
クス社製「アドマファインSO−25R」や「アドマフ
ァインSO−C3G」等があり、その添加量は0.01
〜0.5重量%必要で、0.05〜0.3重量%である
ことがさらに好ましい。
クス社製「アドマファインSO−25R」や「アドマフ
ァインSO−C3G」等があり、その添加量は0.01
〜0.5重量%必要で、0.05〜0.3重量%である
ことがさらに好ましい。
【0013】シリカ粒子の配合量がこの範囲未満では耐
ブロッキング性と滑り性のバランスが不十分であり、一
方、この範囲超過では透明性が不十分である。
ブロッキング性と滑り性のバランスが不十分であり、一
方、この範囲超過では透明性が不十分である。
【0014】本発明においては、上記の必須成分の外
に、必要に応じ、さらに他のアンチブロッキング剤との
併用、また、酸化防止や光劣化防止等を目的とする各種
安定剤、帯電防止剤、防曇剤、スリップ剤、着色剤等そ
の他の添加剤やゴム成分、他の樹脂などを発明の効果を
著しく損なわない範囲で併用することができる。
に、必要に応じ、さらに他のアンチブロッキング剤との
併用、また、酸化防止や光劣化防止等を目的とする各種
安定剤、帯電防止剤、防曇剤、スリップ剤、着色剤等そ
の他の添加剤やゴム成分、他の樹脂などを発明の効果を
著しく損なわない範囲で併用することができる。
【0015】次に、本発明の延伸フィルムは、通常、上
記の成分を混練してペレット状の成形材料にし、つい
で、常法の成形条件に付して、少なくとも一軸方向に延
伸して製造される。延伸倍率は特に限定されないが、一
軸延伸の場合2〜10倍延伸が好ましく、二軸延伸の場
合、縦方向に2〜10倍、横方向に5〜15倍延伸する
のが好ましい。
記の成分を混練してペレット状の成形材料にし、つい
で、常法の成形条件に付して、少なくとも一軸方向に延
伸して製造される。延伸倍率は特に限定されないが、一
軸延伸の場合2〜10倍延伸が好ましく、二軸延伸の場
合、縦方向に2〜10倍、横方向に5〜15倍延伸する
のが好ましい。
【0016】このようにして出来た本発明の延伸フィル
ムは、その表面の上記シリカ粒子に起因する表面突起の
表面粗さ測定法による高さ±0.0375μm以上の山
数(Pc)が20個/mm2 以上、好ましくは30個以
上のフィルムである。このような山数がこの範囲未満の
フィルムは耐ブロッキング性に劣り好ましくない。
ムは、その表面の上記シリカ粒子に起因する表面突起の
表面粗さ測定法による高さ±0.0375μm以上の山
数(Pc)が20個/mm2 以上、好ましくは30個以
上のフィルムである。このような山数がこの範囲未満の
フィルムは耐ブロッキング性に劣り好ましくない。
【0017】ここで、表面粗さ測定法とは次の方法であ
る。即ち、フィルム表面を(株)小坂研究所製三次元表
面粗さ計(ET−30HK)を用い、カットオフ値(λ
c)0.25mmで、長さ2mmにわたって測定し、4
μmのピッチで500点に分割し、各点の高さを表面粗
さ曲線として三次元粗さ解析装置(SPA−11)に取
り込む。この粗さ曲線の平均線に平行で±0.0375
μmだけ離れたレベルに2本のピークカウントレベルを
設け、この下側のピークカウントレベルと粗さ曲線が交
差する2点間において上側のピークカウントレベルと粗
さ曲線が交差する点が1回以上存在するとき1山として
カウントする。同様の走査を10μm間隔で51回、つ
まり幅方向0.5mmにわたって行い、三次元粗さ解析
装置に取り込み三次元処理をし、1mm2 当りの山の数
として表す。
る。即ち、フィルム表面を(株)小坂研究所製三次元表
面粗さ計(ET−30HK)を用い、カットオフ値(λ
c)0.25mmで、長さ2mmにわたって測定し、4
μmのピッチで500点に分割し、各点の高さを表面粗
さ曲線として三次元粗さ解析装置(SPA−11)に取
り込む。この粗さ曲線の平均線に平行で±0.0375
μmだけ離れたレベルに2本のピークカウントレベルを
設け、この下側のピークカウントレベルと粗さ曲線が交
差する2点間において上側のピークカウントレベルと粗
さ曲線が交差する点が1回以上存在するとき1山として
カウントする。同様の走査を10μm間隔で51回、つ
まり幅方向0.5mmにわたって行い、三次元粗さ解析
装置に取り込み三次元処理をし、1mm2 当りの山の数
として表す。
【0018】
【実施例】以下の実施例において、評価法は次の通りで
ある。
ある。
【0019】1.フィルムの透明性(4枚HAZE):
ASTM−D1003に拠ってフィルム4枚の霞度(H
AZE)を測定した。
ASTM−D1003に拠ってフィルム4枚の霞度(H
AZE)を測定した。
【0020】2.フィルム内部の透明性(4枚内部HA
ZE):スライドグラス2枚の間にフィルム4枚をはさ
み、各フィルム間およびフィルムとスライドグラスの間
を浸漬オイル(屈折率1.515−25℃)で気泡が入
らないように濡らす。ブランクにスライドグラス2枚の
間を浸漬オイルで濡らしたものを用い、上記霞度測定と
同様の方法でフィルム4枚の内部の霞度(内部HAZ
E)を測定した。
ZE):スライドグラス2枚の間にフィルム4枚をはさ
み、各フィルム間およびフィルムとスライドグラスの間
を浸漬オイル(屈折率1.515−25℃)で気泡が入
らないように濡らす。ブランクにスライドグラス2枚の
間を浸漬オイルで濡らしたものを用い、上記霞度測定と
同様の方法でフィルム4枚の内部の霞度(内部HAZ
E)を測定した。
【0021】3.帯電防止性(AS性):23℃、50
%RHの恒温恒湿室で、宍戸商会(株)製スタチックオ
ネストメーター(TYPE S−5109)にて、成形
後40℃で1日エージング後の半減期を測定した。
%RHの恒温恒湿室で、宍戸商会(株)製スタチックオ
ネストメーター(TYPE S−5109)にて、成形
後40℃で1日エージング後の半減期を測定した。
【0022】4.耐ブロッキング性:二枚のフィルムを
接触面積が10cm2 となるように重ねて、二枚のガラ
ス板の間にはさみ、50g/cm2 の荷重をかけて40
℃の雰囲気下で7日間放置後、ショッパー型試験機で引
き剥す時の最大荷重を測定した。
接触面積が10cm2 となるように重ねて、二枚のガラ
ス板の間にはさみ、50g/cm2 の荷重をかけて40
℃の雰囲気下で7日間放置後、ショッパー型試験機で引
き剥す時の最大荷重を測定した。
【0023】5.滑り性:ASTM−D1894に拠っ
て、成形後23℃−1日後と40℃−1日後のフィルム
間の静摩擦係数を新東化学社製表面性測定機で測定し
た。
て、成形後23℃−1日後と40℃−1日後のフィルム
間の静摩擦係数を新東化学社製表面性測定機で測定し
た。
【0024】6.山数(Pc):前記の表面粗さ測定法
に拠って測定した。
に拠って測定した。
【0025】7.真球度f:電子顕微鏡により観察され
た像を適当な倍率で写真に撮り、イメージアナライザー
で処理し、前記(1)式より真球度をもとめた。
た像を適当な倍率で写真に撮り、イメージアナライザー
で処理し、前記(1)式より真球度をもとめた。
【0026】実施例1 プロピレン単独重合体(MFR1.5g/10分、密度
0.9055g/cm 3 )100重量部に、Coult
er−Counter法により測定された平均粒子径
0.5μmで比表面積が6.5m2 /g、真球度f0.
901のシリカ0.2重量部、帯電防止剤としてステア
リルジエタノールアミンのステアリン酸エステル0.8
重量部、安定剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシトルエン0.15重量部及び中和剤としてステ
アリン酸カルシウム0.05重量部をそれぞれ配合し、
押出機で溶融混練してペレット化した後、Tダイを備え
た押出機で樹脂温度260℃で溶融成形し、20℃の冷
却ロールで急冷することにより厚さ1.5mmのシート
とした。このシートを延伸温度135℃で縦方向に5倍
延伸し、引続きテンター式延伸機にて延伸温度168℃
で横方向に10倍延伸することにより、厚み30.8μ
mの二軸延伸ポリプロピレンフィルムを製造した。次い
で、片面に濡れ張力が41dyn/cmとなるようにコ
ロナ放電処理を行った。得られたフィルムの評価結果を
表1に示す。
0.9055g/cm 3 )100重量部に、Coult
er−Counter法により測定された平均粒子径
0.5μmで比表面積が6.5m2 /g、真球度f0.
901のシリカ0.2重量部、帯電防止剤としてステア
リルジエタノールアミンのステアリン酸エステル0.8
重量部、安定剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシトルエン0.15重量部及び中和剤としてステ
アリン酸カルシウム0.05重量部をそれぞれ配合し、
押出機で溶融混練してペレット化した後、Tダイを備え
た押出機で樹脂温度260℃で溶融成形し、20℃の冷
却ロールで急冷することにより厚さ1.5mmのシート
とした。このシートを延伸温度135℃で縦方向に5倍
延伸し、引続きテンター式延伸機にて延伸温度168℃
で横方向に10倍延伸することにより、厚み30.8μ
mの二軸延伸ポリプロピレンフィルムを製造した。次い
で、片面に濡れ張力が41dyn/cmとなるようにコ
ロナ放電処理を行った。得られたフィルムの評価結果を
表1に示す。
【0027】実施例2〜4、比較例1〜10 上記実施例1において、用いたシリカ及びその添加量を
表1に示した通りに変更した以外は実施例1と同様の方
法で二軸延伸フィルムを得た。得られたフィルムの評価
結果を表1に示す。
表1に示した通りに変更した以外は実施例1と同様の方
法で二軸延伸フィルムを得た。得られたフィルムの評価
結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:32 B29L 7:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 BET法による比表面積が20m2 /g
以下、平均粒径0.3〜3μmかつ下記式(1)で表さ
れる真球度fが0.8以上のシリカ粒子を0.01〜
0.5重量%含有し、フィルム表面の該シリカ粒子に起
因する表面突起の表面粗さ測定法による高さ±0.03
75μm以上の山数が20個/mm2 以上であることを
特徴とするプロピレン系樹脂延伸フィルム。 f=〔A/(π/4)〕1/2 /Dmax (1) (ここで、Aはシリカ粉末の断面積mm2 、Dmaxは
同断面積の最長径mmである。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11772892A JPH05309727A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | プロピレン系樹脂延伸フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11772892A JPH05309727A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | プロピレン系樹脂延伸フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309727A true JPH05309727A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=14718818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11772892A Pending JPH05309727A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | プロピレン系樹脂延伸フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05309727A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07228732A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-08-29 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリプロピレン組成物およびその延伸フィルム |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP11772892A patent/JPH05309727A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07228732A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-08-29 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリプロピレン組成物およびその延伸フィルム |
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