JPH05309660A - 発泡成形品の取出装置 - Google Patents

発泡成形品の取出装置

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JPH05309660A
JPH05309660A JP4117075A JP11707592A JPH05309660A JP H05309660 A JPH05309660 A JP H05309660A JP 4117075 A JP4117075 A JP 4117075A JP 11707592 A JP11707592 A JP 11707592A JP H05309660 A JPH05309660 A JP H05309660A
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JP
Japan
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mold
receiving panel
molded product
molded article
moving
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Pending
Application number
JP4117075A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nagatsuka
正広 長塚
Yoshihiro Kobayashi
義弘 小林
Sadayuki Numayama
定幸 沼山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKISUI KOKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SEKISUI KOKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エジェクトピンの押出しにより、固定金型か
ら離脱した発泡成形品を受け取るにあたり、その成形品
を落下させることなく保持できる構造を備えた取出装置
を提供する。 【構成】 固定金型から押し出された発泡成形品の上部
と下部を押圧保持する支持片を備えた受取パネルに、当
て板、およびこの部材を成形品の押し出し方向に沿って
移動するエアシリンダを設けて、発泡成形品の固定型か
らの離脱時には、その当て板とエジェクトピンとの間で
成形品を挟み込んで保持するよう構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡成形機の金型装置
の下方位置に配置され、その成形機によって成形された
製品を金型装置の下方外部へと取り出す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡成形機に用いられる金型装置として
は、横型および竪型の二つのタイプがある。そのうち横
型の金型装置は、固定金型と、この側方に配置される移
動金型を備え、その移動金型の水平移動による型締めに
よって、固定金型と移動金型との間に成形品のキャビテ
ィが形成される構造となっている。
【0003】また、この種の横型の金型装置において
は、発泡樹脂の成形後に、型開きを行った際に、通常
は、成形品が固定金型側に残るように、キャビティの形
状寸法が決定されている。そして、固定金型側に残った
成形品は、固定金型に設けたエジェクトピンを移動金型
側に押出すことによって固定金型から離脱される。
【0004】ここで、横型の金型装置を用いた発泡成形
機においては、従来、固定金型から離脱した発泡成形品
は、下方へと落下させて収集する方式が採用されていた
が、最近では、金型装置の下方に取出装置を配置し、金
型装置の型開きを行った状態で、固定金型と移動金型と
の間に取出装置の受取パネルを挿入配置し、この状態
で、発泡成形品をエジェクトピンによって押し出すこと
で、そのパネルに嵌め込み、さらに、その押し出し操作
が完了した時点で受取パネルを下降させて、このパネル
で受け取った成形品を、積層搬送台上などに順次に押し
出してゆく方式が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、取出装置を
用いて発泡成形品の収集を行う場合、受取パネルを固定
金型に隣接して配置することが困難で、通常は固定金型
に対して、ある程度の隙間を隔てて配置される。このた
め、発泡成形品の押出し方向の寸法が、固定金型と取出
装置の受取パネルとの間に形成される隙間よりも薄い場
合には、成形品がパネルに引っ掛かるまでに下方へと落
下してしまうといった問題があった。
【0006】本発明は、上記の従来の問題点を解消すべ
くなされたもので、その目的とするところは、エジェク
トピンの押出しにより、固定金型から離脱した発泡成形
品を受け取るにあたり、その成形品を落下させることな
く保持できる構造を備えた取出装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例に対応する図1,図2を参照しつつ
説明すると、本発明は、受取パネル1と、この受取パネ
ル1を略鉛直面に沿ってかつ移動金型122の移動方向
に対して略直角に支持して、金型装置120の下方位
置、もしくはその金型装置120の型開きの状態のとき
に固定金型121と移動金型122との間の所定位置に
移動する移動機構(昇降機構)2と、受取パネル1に設
けられ、金型装置120の型開き状態のときに、エジェ
クトピン123によって押し出された発泡成形品Sの上
下部を押圧支持する支持片11・・11,12・・12を備
えている。そして、受取パネル1には、上下の支持片1
1と12の間に、当て板8が、成形品の押し出し方向と
直交する面に沿って、配設されているとともに、この当
て板8を支持して、上下の支持片11,12の内方の位
置から、上記の押し出し方向に沿って、その支持片1
1,12の先端部よりも前方の位置まで平行移動するエ
アシリンダ7が設けられていることによって特徴づけら
れる。
【0008】
【作用】金型装置120を型開きした後に、固定金型1
21と移動金型122との間に受取パネル1を配置し、
この状態で、まずは、エアシリンダ7に圧縮空気を供給
して、当て板8を、図1に示すように移動方向の最先端
の位置まで移動させ、この時点でエアシリンダ7を大気
開放の状態とする。次いで、エジェクトピン123を押
し出すことによって、発泡成形品Sを固定金型121か
ら離脱させる。この離脱時において、発泡成形品Sには
背面側に当て板8が当接するので、成形品Sが固定金型
121から完全に外れても、その成形品Sは、図3(a)
に示すように、エジェクトピン123と当て板8との間
に挟み込まれた状態で支持され、落下することはない。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説
明する。図1は本発明実施例の構成を示す正面図で、図
2はその平面図である。
【0010】まず、発泡成形機102の金型装置120
は、2段3列に配置された固定金型121と、その各側
方位置にそれぞれ対向して配設された移動金型122を
備えている。その移動金型122は、連結機構(図示せ
ず)によって平行移動し、固定金型121に密着した状
態、つまり型締め状態で固定金型121と移動金型12
2によって、発泡成形品のキャビティが形成される。
【0011】また、各固定金型121には、それぞれエ
ジェクトピン123が配置されている。その各エジェク
トピン123の後端側には押し出し機構(図示せず)が
設けられており、その機構の駆動によりエジェクトピン
123は移動金型122側へと押し出される。なお、各
固定金型121には、キャビティ内に原料を充填するた
めのフィーダ(図示せず)が配置されている。
【0012】さて、以上の発泡成形機102の金型装置
120の下方位置に、本発明実施例の取出装置101が
配置される。この取出装置101は、受取パネル1と、
このパネル1を支持する昇降機構2と、リフタ3によっ
て主に構成されている。
【0013】受取パネル1は、4本の部材によって矩形
状に枠組みされたフレーム10と、このフレーム10に
ステー13を介して装着された上部支持片11・・11お
よび下部支持片12・・12を備えている。その上部支持
片11および下部支持片12は弾性材料製の条片で、こ
のパネル1で保持する発泡成形品Sの両端部に相当する
位置の6か所に配置されている。
【0014】また、受取パネル1には、上部と下部の支
持片11と12との間の鉛直方向における中央位置に、
当て板8が配設されている。この2本の当て板8は、成
形品の押し出し方向と直交する面に沿って略水平方向に
延びる帯状の部材で、その両端が、それぞれエアシリン
ダ7のロッドによって支持されている。
【0015】各エアシリンダ7は、フレーム10の垂直
部材の内側に、それぞれ固定されており、そのストロー
クが最大長のときには、当て板8は支持片11,12の
先端部よりも前方位置で、かつ固定金型121の合わせ
面に近接する部位に位置し、一方、ストロークが最小長
のときには、当て板8は上下の支持片11と12との間
の内方に位置する。また、各エアシリンダ7・・7は、圧
縮空気源(図示せず)からの圧縮空気が同時に供給さ
れ、それらの全てのロッドは、同時に、かつ同じ向きに
移動する。ただし、駆動用の圧縮空気は、通常の使用状
態の場合には、ロッドを押し出すときに限ってのみ供給
され、しかも、その供給のタイミングは、受取パネル1
が固定金型121と移動金型122との間に位置してい
るときに限られる。
【0016】昇降機構2は、スライド支柱21を上下方
向に移動するエアシリンダ22およびスライド支柱21
に装着されたリフトコンベア(図示せず)などによって
構成されており、この昇降機構2の駆動によって、受取
パネル1は、略鉛直方向に沿って上下方向に移動され、
その上昇端で、金型装置120が型開き状態のときの固
定金具121と移動金型122との間に配置される。
【0017】リフタ3は受取パネル1の前方に配置され
ており、その受取パネル1が下降端に位置した状態で、
後述する積載台4を受取パネル1の任意の高さ位置まで
上昇させることができる。さらに、リフタ3には、受取
パネル1の背面側に回り込む部材6が装着されており、
その部材6にプッシャー5が固定されている。
【0018】積載台4は、天板41と、その側方両側に
配置され、互いに平行な2本のシャフト42・・42を備
えている。その各シャフト42には、この両者間に橋渡
しされたフラットバー43によって、互いに連結された
一対のスリーブ42a,42aが摺動自在に嵌め込まれ
ている。
【0019】次に、本発明実施例の作用を、先に示した
図1,図2ならびに図3,図4を参照して、発泡成形品
Sの取り出し手順とともに説明する。まず、発泡成形が
完了し、移動金型122の後退によって型開きが行われ
た後に、受取パネル1を昇降機構2によって上昇させ
て、固定金型121と移動金型122との間に配置して
その位置に待機させる。次いで、シリンダ7・・7に圧縮
空気を供給して、図1に示すように、各当て板8を固定
金型121の合わせ面に近接する位置まで突き出してお
く。この状態で、エジェクトピン123を押し出すこと
によって、発泡成形品Sを固定金型121から離脱させ
るが、この離脱過程において発泡成形品Sの背面側に当
て板8が当接して、成形品Sが固定金型121から完全
に外れても、その成形品Sは、図3(a) に示すように、
エジェクトピン123と当て板8との間に挟み込まれた
状態で支持されるので、落下することはない。
【0020】そして、離脱した発泡成形品Sは、図3
(b) に示すように、受取パネル1の上部と下部の支持片
11と12との間に挟み込まれて、その両者の弾性力に
よって保持される。なお、エアシリンダ7・・7は、上記
の当て板8の突き出し時以外のときは、その内部が大気
開放の状態に維持される。
【0021】次に、各エジェクトピン123を引き戻し
た後、受取パネル1を下降端まで降下させてその位置で
待機させる。このとき、リフト3上の積載台4は水平状
態にセットし、また、支え部材44・・44は受取パネル
1側の移動端で待機させておく。
【0022】この状態で、リフタ3の駆動により積載台
4を上昇させ、その載置面を、まずは、図4に示すよう
に、受取パネル1の1段目に保持されている発泡成形品
Sの下部よりも僅かに低いレベルに位置させ、この後
に、プッシャー5を駆動して、1段目の3個の発泡成形
品S・・Sを受取パネル1から搬送台4上へと押し出す。
なお、この押し出し時において、プッシャー5の先端部
51は、発泡成形品Sを押すのではなく当て板8を押し
出す。
【0023】また、以上のプッシャー5の押し出し過程
において、先に押し出された発泡成形品Sが、次に押し
出される成形品によって前方へと進められ、その前方面
に積載台上の支え部材44・・44が接触するが、その支
え部材44の摺動抵抗にプッシャー5の押し出し力が打
ち勝ち、その接触以後は、支え部材44は成形品の押し
出しとともに移動する。従って、発泡成形品Sの積載台
4上への押し出しの2回目以後においては、その押し出
し方向の最前列の発泡成形品Sは、その前面が支え部材
44・・44によって、常に支持されることになり倒れ難
くなる。
【0024】そして、1段目の発泡成形品S・・Sの押し
出しが完了した後に、リフタ3の駆動により積載台4を
受取パネル1の2段目に位置させて、この状態で、プッ
シャー5を駆動することによって、先と同様にして発泡
成形品S・・Sの押し出しを行う。
【0025】なお、受取パネル1に設ける当て板8を支
持して移動する手段として、エアシリンダに代えて、油
圧シリンダやモータシリンダ等の他の一般的な構造の往
復運動機構を適用しても、本発明は実施可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定金型から押し出された発泡成形品の上部と下部を押
圧保持する支持片を備えた受取パネルに、当て板および
この部材を成形品の押し出し方向に沿って移動するエア
シリンダを設けて、その当て板とエジェクトピンとの間
で成形品を挟み込んで保持するよう構成したので、取り
出すべき発泡成形品の寸法が、受取パネルの支持片の先
端と、固定金型の合わせ面との間の隙間よりも小さい場
合であっても、その発泡成形品は、固定金型からの離脱
時において落下することがなく、これによって発泡成形
品の移し置きを確実に行うことできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示す正面図
【図2】本発明実施例の構成を示す平面図
【図3】本発明実施例の使用状態を示す図
【図4】本発明実施例の使用状態を示す図
【符号の説明】
101・・・・取出装置 1・・・・受取パネル 11・・11・・・・上部支持片 12・・12・・・・下部支持片 2・・・・昇降機構 3・・・・リフタ 4・・・・積載台 5・・・・プッシャー 7・・・・エアシリンダ 8・・・・当て板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型と、この金型に対して水平方向
    に接近離反自在の移動金型とからなる金型装置と、上記
    固定金型側に設けられ、上記金型装置の型開き状態のと
    きに、発泡成形品を上記移動金型側に向けて押し出すエ
    ジェクトピンを備えた成形機によって成形される製品
    を、上記金型装置の外部へと取り出す装置であって、受
    取パネルと、この受取パネルを略鉛直面に沿ってかつ上
    記移動金型の移動方向に対して略直角に支持して、上記
    金型装置の下方位置、もしくはその金型装置の型開きの
    状態のときに上記固定金型と上記移動金型との間の所定
    位置に移動する移動機構と、上記受取パネルに設けら
    れ、上記金型装置の型開き状態のときに、上記エジェク
    トピンによって押し出された発泡成形品の上下部を押圧
    支持する支持片を備え、かつ、上記受取パネルには、上
    記上下の支持片の間に当て板が、上記成形品の押し出し
    方向と直交する面に沿って配設されているとともに、こ
    の当て板を支持して、上記上下の支持片の内方の位置か
    ら、上記押し出し方向に沿って、その支持片の先端部よ
    りも前方の位置まで平行移動するエアシリンダが設けら
    れていることを特徴とする発泡成形品の取出装置。
JP4117075A 1992-05-11 1992-05-11 発泡成形品の取出装置 Pending JPH05309660A (ja)

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