JPH0530947U

JPH0530947U - 三次元映像視点制御装置

Info

Publication number: JPH0530947U
Application number: JP076009U
Authority: JP
Inventors: 周二山本
Original assignee: Yokogawa Electric Corp
Current assignee: Yokogawa Electric Corp
Priority date: 1991-09-20
Filing date: 1991-09-20
Publication date: 1993-04-23

Abstract

(57)【要約】【目的】従来からの二次元ポインティングデバイスと
操作性が変わらず、容易に三次元の映像視点制御が行な
える三次元映像視点制御装置を実現する。【構成】Ｘ，Ｙ，Ｚ軸周りの回転の指示を入力する複
数のダイヤル１ｂ，２ｂ，３ｂと、Ｘ軸方向の回転操作
を検出する第一回転検出手段１ａと、Ｙ軸方向の回転操
作を検出する第二回転検出手段２ａと、Ｚ軸方向の回転
操作を検出する第三回転検出手段３ａと、移動量入力手
段での移動量を検出する移動量検出手段４ａと、第一回
転検出手段１ａ，第二回転検出手段２ａ，第三回転検出
手段３ａ及び移動量検出手段４ａで検出された回転量及
び移動量を所定の信号に変換して外部に出力する信号変
換手段５とを備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は三次元の映像視点を制御する装置に使用される三次元映像視点制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の三次元の入力装置としては、フライトシミュレータ等に使用される操作ハンドルがある。この装置は、全体が大きくなり過ぎ、グラフィックデザインの分野やコンピュータエンジニアリングの分野では非常に使いずらい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

以上のような欠点を解消するものとして、図９に示すようなダイヤル式の入力装置が存在している。しかし、操作が多く不便であり、オペレーションと映像変化との間に関連性が少なく、ユーザ感覚と離れているといった問題が存在している。そして、装置の構成が複雑であり、コストがかかる問題もある。

【０００４】本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来からの二次元ポインティングデバイスと操作性が変わらず、容易に三次元の映像視点制御が行なえる三次元映像視点制御装置を実現することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記した課題を解決する手段は、Ｘ，Ｙ，Ｚ軸周りの回転の指示を入力する複数のダイヤルと、Ｘ軸方向の回転操作を検出する第一回転検出手段と、Ｙ軸方向の回転操作を検出する第二回転検出手段と、Ｚ軸方向の回転操作を検出する第三回転検出手段と、移動量入力手段での移動量を検出する移動量検出手段と、第一回転検出手段，第二回転検出手段，第三回転検出手段及び移動量検出手段で検出された回転量及び移動量を所定の信号に変換して外部に出力する信号変換手段とを備えたことを特徴とするとするものである。

【０００６】

【作用】

本考案において、複数のダイヤルにおける回転操作による回転量が各回転検出手段により検出され、移動量検出手段で検出された移動量と共に、信号変換手段で所定の信号に変換されて外部に出力される。

【０００７】

【実施例】

以下図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。図１は本考案の一実施例の電気構成を示す構成図である。また、図２は本実施例装置の斜視図、図３は同じく上面図、図４及び図５は同じく側面図、図６は同じく正面図である。

【０００８】これらの図において、１ａはＸ軸方向のダイヤル１ｂの回転を検出する第一回転検出手段、２ａはＹ軸方向のダイヤル２ｂの回転を検出する第二回転検出手段、３ａはＺ軸方向のダイヤル３ｂの回転を検出する第三回転検出手段、４ａはボール４ｂの回転を検出する移動量検出手段、５は各検出手段の検出出力を通信データとして出力するための変換回路である。尚、６は従来からのクリック用のマウスボタンである。

【０００９】このように構成した本実施例装置の動作は以下の通りである。ダイヤル１ｂを回転させることで、第一回転検出手段１ａがダイヤルの回転を検出し、回転に応じたパルスを変換回路５に送出する。また、ダイヤル２ｂを回転させることで、第二回転検出手段２ａがダイヤルの回転を検出し、回転に応じたパルスを変換回路５に送出する。更に、ダイヤル３ｂを回転させることで、第三回転検出手段３ａがダイヤルの回転を検出し、回転に応じたパルスを変換回路５に送出する。そして、図７に示す各ダイヤルの回転は、図８に示すような、各軸周りの回転に相当する。従って、図８に示すような各Ｘ，Ｙ，Ｚ軸周りに視点を回転させることができる。これは、三次元映像の視点を任意の位置におくことに相当する。

【００１０】また、本実施例装置をマウスとして使用することで、ボール４ｂの回転を移動量検出手段４ａが検出して変換回路５に送出するため、ボール４ｂを利用して二次元平面内の位置制御を行なうことができる。

【００１１】以上のように構成することで、三次元のグラフィックスコンピュータの入力装置において、どの方向にも視点を容易に移動することができ、かつ三次元の各軸周りに映像を回転させることが極めて簡単に実現できる。従って、操作と映像変化との間に一体感が生じる。また、従来のマウスと同じ使い勝手になり、小型，軽量にすることがききる。

【００１２】

【考案の効果】

以上実施例とともに詳細に説明したように、従来からの二次元ポインティングデバイスと操作性が変わらず、容易に三次元の映像視点制御が行なえる三次元映像視点制御装置を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の全体の構成を示す構成図で
ある。

【図２】本考案の一実施例における外観構成を示す斜視
図である。

【図３】本考案の一実施例における外観構成を示す上面
図である。

【図４】本考案の一実施例における外観構成を示す側面
図である。

【図５】本考案の一実施例における外観構成を示す側面
図である。

【図６】本考案の一実施例における外観構成を示す正面
図である。

【図７】本考案の一実施例における操作状態を示す説明
図である。

【図８】本考案の一実施例における映像視点制御を示す
説明図である。

【図９】従来の映像視点制御を示す説明図である。

【符号の説明】

１ａ第一回転検出手段２ａ第二回転検出手段３ａ第三回転検出手段４ａ移動量検出手段５変換回路

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】Ｘ，Ｙ，Ｚ軸周りの回転の指示を入力する
複数のダイヤル（１ｂ，２ｂ，３ｂ）と、Ｘ軸方向の回転操作を検出する第一回転検出手段（１
ａ）と、Ｙ軸方向の回転操作を検出する第二回転検出手段（２
ａ）と、Ｚ軸方向の回転操作を検出する第三回転検出手段（３
ａ）と、平面内での基準位置の移動量の指示を入力する移動量入
力手段（４ｂ）と、移動量入力手段での移動量を検出する移動量検出手段
（４ａ）と、第一回転検出手段（１ａ），第二回転検出手段（２
ａ），第三回転検出手段（３ａ）及び移動量検出手段
（４ａ）で検出された回転量及び移動量を所定の信号に
変換して外部に出力する信号変換手段（５）とを備えた
ことを特徴とする三次元映像視点制御装置。