JPH05309008A - 精密機器等のキャリングケース - Google Patents

精密機器等のキャリングケース

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Publication number
JPH05309008A
JPH05309008A JP4146988A JP14698892A JPH05309008A JP H05309008 A JPH05309008 A JP H05309008A JP 4146988 A JP4146988 A JP 4146988A JP 14698892 A JP14698892 A JP 14698892A JP H05309008 A JPH05309008 A JP H05309008A
Authority
JP
Japan
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outer shell
carrying case
video camera
surface fastener
storage bag
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Application number
JP4146988A
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English (en)
Inventor
Akinari Mori
晶成 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C11/00Receptacles for purposes not provided for in groups A45C1/00-A45C9/00
    • A45C11/38Camera cases, e.g. of ever-ready type

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉自在な箱形の外殻を備えたビデオカメラ
用キャリングケースにおいて、外殻を不用意に開けても
ビデオカメラ等が飛び出してしまうことを無くし、それ
でいて、ビデオカメラ等の外殻への出し入れを簡単に行
う。 【構成】 2つのハーフ14、15がヒンジ16により
開閉自在に連結された箱形の外殻13と、ビデオカメラ
2及びその付属品9、10、11、12を各別に収納す
るための複数の収納袋27、28、29、30、31と
を備え、該収納袋は面ファスナーの微小なループ体が設
けられた係止要素となり得る布帛により形成し、一方の
ハーフ14内にはビデオカメラ及び付属品の一部が各別
に納まる複数の凹部19、20、21、22、23が形
成された収納型18を設け、該凹部の内面に面ファスナ
ーの微小なフック体の係止要素を有する係止シート2
5、25、・・を取り付け、ビデオカメラ及び付属品を
収納袋に収納した状態で外殻内に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な精密機器等のキャ
リングケースに関する。詳しくは、ビデオカメラ等の精
密機器及びその付属品等を収納して持ち運ぶためのキャ
リングケース、特に、一側面がそれぞれ開口した2つの
ハーフがヒンジにより開閉自在に連結された箱形の外殻
を備えた精密機器等のキャリングケースに関するもので
あり、収納した精密機器等を外殻の一方のハーフに着脱
自在に保持することができて外殻を不用意に開けても精
密機器等が落下してしまうことの無いようにすることが
でき、それでいて、精密機器等の外殻への出し入れを簡
単に行うことができる新規な精密機器等のキャリングケ
ースを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ等の精密機器やその付属品
等を安全に持ち運ぶための容器の一つとして硬質な外殻
を備えたキャリングケースがあり、その外殻は、通常、
厚み方向で略2つ割りにされて一側面がそれぞれ開口し
た2つのハーフがヒンジによって互いに開閉自在に連結
されて成る。
【0003】このようなキャリングケースにあっては、
外殻を不用意に開けてしまっても収納物である精密機器
等が飛び出してしまうことの無いようにするために、収
納した精密機器等を一方のハーフに保持するための保持
バンドが設けられている。
【0004】図5はこのような保持バンドを備えた従来
のビデオカメラ用キャリングケースの一例aを示すもの
である。
【0005】同図において、bはキャリングケースaの
外殻であり、その厚み方向で略2つ割りにして形成され
一側面が開口した2つのハーフcとdとから成り、該2
つのハーフcとdとはそれぞれの一側壁の開口縁がヒン
ジeによって開閉自在に連結されると共に、閉じられた
状態が図示しないロック手段によりロックされるように
なっている。
【0006】fは一方のハーフcの反ヒンジe側の側壁
の外面に設けられた把手である。
【0007】一方のハーフcの内部には図示しない収納
型が設けられ、該収納型のハーフcの開口面側の面には
ビデオカメラg及びその付属品であるバッテリーh、
h、バッテリーチャージャーi、交換レンズが収納され
るレンズケースj、テープカセットk、k等の一部が各
別に略ぴったり納まる大きさの凹部が形成されており、
これらビデオカメラg、バッテリーh、h、バッテリー
チャージャーi、レンズケースj、テープカセットk、
kは所定の凹部に所定の向きで収納されるようになって
いる。
【0008】l、l、・・・は平帯状をした保持バンド
であり、比較的丈夫な帯状の布材等により形成され、上
記した各凹部に対応してそれぞれに2つづつ設けられ、
その一組の保持バンドl、lはそれぞれの基端部が凹部
の互いに対向した面にそれぞれ固着され、先端部には面
ファスナーmを構成する一対の係止要素n、oが各別に
固着されている。
【0009】そして、ビデオカメラgその他の収納物
h、i、j又はkをキャリングケースaに収納するとき
は、これらを先ず、収納型の所定の凹部に位置させた
後、該凹部から露出している収納物g、h、i、j又は
kの部分に一組の保持バンドl、lを巻き付けながらそ
の先端部に固着された係止要素nとoとを係合させる。
【0010】これにより、収納物g、h、i、j又はk
がそれぞれ一組の保持バンドl、lによって一方のハー
フcに各別に保持され、他方のハーフdを一方のハーフ
dに対して閉じることにより、収納物g、h、i、j及
びkのキャリングケースa内への収納が完了する。
【0011】しかして、各収納物g、h、i、j及びk
は保持バンドl、l、・・・により一方のハーフcに保
持されているため、外殻bをどのような向きで開けても
収納物g、h、i、j又はkがキャリングケースaから
飛び出してしまうことは無い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のキャリングケースaにあっては、バンドl、lを掛
けを忘れてしまったり、あるいは、バンド掛けの作業が
面倒であるために意図的にバンド掛けを省略してしまう
ことが多く、キャリングケースaの向きを考えずに不用
意にこれを開いてしまったときに収納物g、h、i、j
又はkがキャリングケースa外へ飛び出してしまうとい
う問題がある。
【0013】即ち、ビデオカメラgその他の付属品h、
i、j、kを収納するときは、外殻bを同図に示す向
き、即ち、ハーフcの開口面が上方を向く向きで開けて
行うが、このような状態では、保持バンドl、l、・・
・が図示しない収納型の凹部の底部に位置していること
が多く、うっかりして、保持バンドl、l、・・・をビ
デオカメラgその他収納物h、i、j又はkの下に敷い
てしまってそのまま外殻bを閉じてしまうことがある。
【0014】また、保持バンドl、l、・・・を掛ける
には、先ず、保持バンドl、l・・・を当該凹部の外に
出した後、ビデオカメラg等を凹部内に位置させ、次い
で、保持バンドl、lをビデオカメラg等に巻き付けな
がらその保持バンドl、lの先端部同士を重ね合わせて
面ファスナーmを係止するという手順により作業を行わ
なければならず、バンド掛けの作業は思いの外、面倒な
ものである。
【0015】故に、このような従来のキャリングケース
aにあってはビデオカメラgその他の収納物h、i、
j、kについてのバンド掛けを忘れてしまったり、又
は、意図的に省略してしまい、キャリングケースaから
のこれら収納物g、h、i、j、kの取出時にこれらが
飛び出してしまうという事故が発生しやすかった。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明精密機器
等のキャリングケースは、上記した課題を解決するため
に、2つのハーフがヒンジにより開閉自在に連結された
箱形の外殻と、精密機器及びその付属品等を各別に収納
するための複数の収納袋とを備え、外殻の一方のハーフ
の内面に面ファスナーの一方の係止要素を、収納袋の外
面に面ファスナーの他方の係止要素をそれぞれ設け、精
密機器及び付属品を収納袋に収納した状態で外殻内に収
納するようにしたものである。
【0017】
【作用】従って、本発明精密機器等のキャリングケース
によれば、精密機器や付属品等の収納物を収納袋に収納
した状態で外殻内に収納するだけで、外殻内での収納物
等の保持ができるため、従来のキャリングケースのよう
に保持バンドのバンド掛けがいらず、従って、収納物の
外殻内に保持させる作業を忘れることはなく、かつ、簡
便にその保持を行うことができる。
【0018】また、収納物の外殻内での保持が確実に行
われるため、キャリングケースがどのような向きで開け
られても収納物が飛び出してしまうという事故を無くす
ことができる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明精密機器等のキャリングケー
スの詳細を添付図面に示した各実施例に従って説明す
る。
【0020】図1乃至図3は本発明精密機器等のキャリ
ングケースをビデオカメラ用キャリングケースに適用し
た第1の実施例を示すものである。
【0021】図中1はビデオカメラ2(図3参照)及び
後述する多数の付属品を収納して持ち運ぶためのキャリ
ングケースであり、該キャリングケース1はケース本体
3と、付属品を各別に収納するための後述する収納袋等
から成る。
【0022】ビデオカメラ2は、略矩形の箱形をした外
筐4と、一部が外筐4の一側面から突出した状態で設け
られた撮影用のレンズ鏡筒5及びファインダー6と、他
側面の前後両端部間に架け渡されたグリップベルト7
と、外筐3の前端面に突設されたマイクロフォン8等か
ら成る。
【0023】また、キャリングケース1に収納される付
属品は、ビデオカメラ2用のバッテリー9、バッテリー
チャージャー10、交換レンズ11、テープカセット1
2等である。
【0024】13はケース本体3の外殻であり、開閉自
在に連結された2つのハーフから成り、厚み方向から見
て長方形状をした比較的厚い箱形を為すように形成され
ている。
【0025】即ち、外殻13はビデオカメラ2の左右幅
寸法と略同じか又は稍小さな厚みを有した一方のハーフ
14(以下、「主ハーフ」と言う。)と該主ハーフ14
の厚みの略半分の厚みを有した他方のハーフ15(以
下、「蓋ハーフ」と言う。)とから成り、これら主ハー
フ14及び蓋ハーフ15は厚み方向における一の側面が
開口されると共に、一の側壁の開口縁同士がヒンジ16
によって互いに開閉自在に連結されており、これらハー
フ14、15の開口面同士が重なるように閉じられるこ
とによって矩形の箱形を為す外殻13が形成される。
【0026】17は主ハーフ14の反ヒンジ16側の側
壁の外面から突出するように設けられた把手である。
【0027】尚、主ハーフ14と蓋ハーフ15の反ヒン
ジ16側の側壁の外面には図示しないロック機構が設け
られており、外殻13が閉じられた状態でロックされる
ようになっている。
【0028】18は主ハーフ14の内部に固定された収
納型であり、主ハーフ14の開口面と略同一の平面内に
位置した面に開口した6つの凹部が形成されている。
【0029】即ち、ビデオカメラ2の左右幅方向におけ
る略半身が稍余裕をもって、かつ、ビデオカメラ2の前
後方向には多少空間ができるように納まる大きさをした
カメラ用凹部19と、バッテリー9の厚み方向における
半分余りの部分が稍余裕をもって納まる大きさをした2
つのバッテリー用凹部20、20と、バッテリーチャー
ジャー10の厚み方向における3/4余りの部分が稍余
裕をもって納まる大きさをした充電器用凹部21と、交
換レンズ11の光軸と直交する方向における2/3余り
の部分が稍余裕をもって納まる大きさをしたレンズ用凹
部22と、2つのテープカセット12、12をその厚み
方向に重ねた大きさの略全体が稍余裕をもって納まる大
きさをしたカセット用凹部23が形成されている。
【0030】カメラ用凹部19は上方(キャリングケー
ス1及び各凹部19、20、21、22、23における
向きの説明については、図1における上方へ向かう方向
を上側とし、下方へ向かう方向を下側とする。以下のキ
ャリングケース1及び各凹部19、20、21、22、
23の説明において向きを示すときはこの方向によるも
のとする。)から見て長方形状をしており、その底面に
はビデオカメラ2が有するレンズ鏡筒5及びファインダ
ー6の外筐4から突出した部分の大きさと各別に合う大
きさを有する部分凹部19a、19bが形成されてい
る。
【0031】2つのバッテリー用凹部20、20は互い
に隣接して配置されており、また、これら凹部20と2
0との間にはこれらを連通するような溝24が形成され
ている。
【0032】充電器用凹部21の長手方向における一方
の内側面には切欠21aが、レンズ用凹部22の長手方
向における一方の内側面には切欠22aが、また、カセ
ット用凹部23の長手方向における一方の内側面には切
欠23aがそれぞれ形成されている。
【0033】25、25、・・・は係止シートであり、
その表面には、例えば、マジックファスナー(商品名)
等として知られている面ファスナーの係止要素のうち、
微小なフック体が無数設けられた係止要素が形成されて
いる。
【0034】このような係止シート25、25、・・・
は、面ファスナーの一方の係止要素が上方を向いた向き
で、上記各凹部20、20、21、22、23の底面に
その各長手方向における略中央に接着されており、ま
た、カメラ用凹部19の底面にはその長手方向に互いに
稍離間した2つの位置にそれぞれ接着されている。
【0035】26は蓋ハーフ15の内部に固定された比
較的薄い補助収納型であり、主ハーフ14に設けられた
収納型18の前記6つの凹部と各別に対応した6つの補
助凹部が形成されている。
【0036】即ち、カメラ用凹部19と対応した位置に
補助凹部19′が、バッテリー用凹部20、20と対応
した位置に補助凹部20′、20′が、充電器用凹部2
1と対応した位置に補助凹部21′が、レンズ用凹部2
2と対応した位置に補助凹部22′が、また、カセット
用凹部23と対応した位置に補助凹部23′がそれぞれ
形成されている。
【0037】27はビデオカメラ2を収納するための収
納袋、28、28はバッテリー9、9を各別に収納する
ための収納袋、29はバッテリーチャージャー10を収
納するための収納袋、30は交換レンズ11を収納する
ための収納袋、31はテープカセット12、12を収納
するための収納袋である。
【0038】これら収納袋27、28、28、29、3
0及び31は柔軟で、かつ、比較的毛足の長い繊維から
成る布帛によって、略巾着様に形成されており、収納さ
れる部材が充分に入る大きさに形成されている。
【0039】32、32、・・・は収納袋27、28、
29、30、31の口を窄めるための紐である。
【0040】そこで、ビデオカメラ2及び付属品9、
9、10、11、12、12のキャリングケース1への
収納は、次のように行う。
【0041】即ち、ビデオカメラ2、バッテリー9、
9、バッテリーチャージャー10、交換レンズ11及び
テープカセット12、12をそれぞれの専用の収納袋2
7、28、28、29、30、31に収納して口を窄め
た後、その収納袋27、28、29、30、31ごとに
上記収納型18の凹部19、20、20、21、22、
23に所定の向きでそれぞれ収納する。
【0042】各凹部19、20、20、21、22、2
3に収納された収納袋27、28、28、29、30、
31は前記係止シート25、25、・・・に係止され
る。
【0043】これは、係止シート25、25、・・・の
面ファスナーの一方の係止要素である無数の微小なフッ
ク体が、収納袋27、28、28、29、30、31を
構成する布帛の繊維に絡みつくためであり、換言すれ
ば、該布帛の繊維が面ファスナーの他方の係止要素たる
微小なループ体として機能するからである。
【0044】従って、ビデオカメラ2、バッテリー9、
9、バッテリーチャージャー10、交換レンズ11、テ
ープカセット12、12は収納袋27、28、28、2
9、30、31及び係止シート25、25、・・・を介
して当該凹部19、20、20、21、22、23の底
面に係止される。
【0045】ビデオカメラ2を収納した収納袋27の窄
めた口部は当該凹部19の長手方向においてビデオカメ
ラ2との間に出来る空間に位置させると収納袋27の納
まりが良く、また、バッテリー9、9を収納した収納袋
28、28の窄めた口部は前記溝24内に、バッテリー
チャージャー10を収納した収納袋29の窄めた口部は
当該凹部21の切欠21a内に、交換レンズ11を収納
した収納袋30の窄めた口部は当該凹部22の切欠22
a内に、テープカセット12、12を収納した収納袋3
1の窄めた口部は当該凹部23の切欠23a内にそれぞ
れ位置させるとこれら収納袋の納まりが良い。
【0046】そして、ビデオカメラ2等を収納型18内
に収納した後、外殻13を閉じることにより、ビデオカ
メラ2及び付属品9、9、10、11、12、12の収
納型18から露出した部分は前記補助収納型26の補助
凹部19′、20′、20′、21′、22′、23′
内に位置され、それにより、これらビデオカメラ2等の
外殻13内における位置が安定する。
【0047】また、このように収納されたビデオカメラ
2等は、外殻13を開けると共に、それぞれ収納袋2
7、28、28、29、30又は31を係止シート25
から引き剥がすことで収納袋ごと取り出し、その口を開
ければ簡単に取り出すことができる。
【0048】図4は本発明精密機器等のキャリングケー
スをビデオカメラ用キャリングケースに適用した第2の
実施例33を示すものである。
【0049】尚、この第2の実施例に示すキャリングケ
ース33が前記第1の実施例に示したキャリングケース
1と比較して相違する点は、収納型18を有していない
ことと主ハーフ14の内面全体に係止シートを設けた点
であるので、この第2の実施例の説明については上記第
1の実施例との相違点について主として行い、他の部分
については第1の実施例における同様の部分に付した符
号と同じ符号を付することによりその説明を省略する。
【0050】34、34、・・・は前記係止シート25
と同様な係止シートであり、その表面には面ファスナー
の一方の係止要素である微小なフック体が無数に設けら
れており、裏面が主ハーフ14の内面の各面の略全域に
それぞれ接着されている。
【0051】尚、係止シート34、34、・・・は直接
主ハーフ14の内面に接着しても良いが、当該係止シー
ト34、34、・・・をスポンジ等の弾性部材により裏
打ちした後、主ハーフ14の内面に接着することが好ま
しい。
【0052】35はスポンジ等の弾性材によって裏打ち
された押えシートであり、蓋ハーフ15の奥面に固定さ
れている。
【0053】しかして、ビデオカメラ2等の収納は、前
記した専用の収納袋27等に収納した状態で主ハーフ1
4内に入れることによって行う。
【0054】主ハーフ14内に入られた収納袋27等は
係止シート34、34、・・・のいずれか一つ又は複数
のものに係止されることになり、収納物たるビデオカメ
ラ2等がその収納袋27等を介して主ハーフ14に保持
される。
【0055】そして、外殻13を閉じると、収納された
ビデオカメラ2は押えシート35によって適度に押圧さ
れ、これにより、外殻13内における収納物たるビデオ
カメラ2等の位置が安定する。
【0056】また、このようにキャリングケース3に収
納されたビデオカメラ2等の取り出しは、先ず、外殻1
3を開け、次に、所望の収納袋27を係止シート34、
34、・・・から引き剥がしてその口を開けるか、又
は、他に邪魔するものがなければ収納袋27が外殻13
内面に係止されている状態でその口を開けてビデオカメ
ラ2等を取り出すこともできる。
【0057】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明精密機器等のキャリングケースは、一側面が
それぞれ開口した2つのハーフがヒンジにより開閉自在
に連結された箱形の外殻と、精密機器及びその付属品等
を各別に収納するための複数の収納袋とを備え、外殻の
一方のハーフの内面には面ファスナーの一方の係止要素
を設け、上記収納袋の外面には面ファスナーの他方の係
止要素を設け、精密機器及び付属品を収納袋に収納した
状態で外殻内に収納するようにしたことを特徴とする。
【0058】従って、本発明精密機器等のキャリングケ
ースによれば、精密機器や付属品等の収納物を収納袋に
収納した状態で外殻内に収納するだけで、外殻内での収
納物等の保持ができるため、従来のキャリングケースの
ように保持バンドのバンド掛けがいらず、従って、収納
物の外殻内に保持させる作業を忘れることはなく、か
つ、簡便にその保持を行うことができる。
【0059】また、収納物の外殻内での保持が確実に行
われるため、キャリングケースがどのような向きで開け
られても収納物が飛び出してしまうという事故を無くす
ことができる。
【0060】尚、上記各実施例において収納袋を毛足の
長い繊維から成る布帛で形成したが、このようにするこ
とにより、収納袋に面ファスナーの他方の係止要素を使
用しないで済み、かつ、収納袋の製造に手間がかから
ず、しかも、収納物の収納袋への収納の向きや外殻内へ
の収納の向きが特定されないので、扱いが極めて簡単に
なる。
【0061】もっとも、この収納袋は上記した機能を有
しない材料で形成し、その表面に面ファスナーの一方の
係止要素、即ち、微小なループ体が無数に形成された係
止要素を縫着するようにしても良い。
【0062】また、上記各実施例に示した外殻、収納袋
その他各部の構造ないし形状等は本発明を実施するに当
たっての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されて
はならない。
【0063】特に、上記各実施例では面ファスナーの微
小なフック体が設けられた係止要素を外殻側に設け、微
小なループ体が設けられた係止要素となるものを収納袋
側に設けるようにしたが、これとは逆に、外殻に微小な
ループ体が設けられた係止要素を設け、収納袋に微小な
フック体が設けられた係止要素を設けるようにしても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2及び図3と共に本発明精密機器等のキャリ
ングケースをビデオカメラ用キャリングケースに適用し
た第1の実施例を示すもので、外殻を開いた状態を示す
斜視図である。
【図2】ビデオカメラ及び付属品が収納された状態を示
す斜視図である。
【図3】ビデオカメラとそれを収納するための収納袋を
拡大して示す斜視図である。
【図4】本発明精密機器等のキャリングケースをビデオ
カメラ用キャリングケースに適用した第2の実施例を示
す斜視図である。
【図5】従来のビデオカメラ用キャリングケースの一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリングケース 2 精密機器 9 付属品 10 付属品 11 付属品 12 付属品 13 外殻 14 ハーフ(一のハーフ) 15 ハーフ 16 ヒンジ 19 凹部 20 凹部 21 凹部 22 凹部 23 凹部 25 一方の係止要素 27 収納袋(他方の係止要素) 28 収納袋(他方の係止要素) 29 収納袋(他方の係止要素) 30 収納袋(他方の係止要素) 31 収納袋(他方の係止要素) 33 キャリングケース 34 一方の係止要素

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面がそれぞれ開口した2つのハーフ
    がヒンジにより開閉自在に連結された箱形の外殻と、精
    密機器及びその付属品等を各別に収納するための複数の
    収納袋とを備え、外殻の一方のハーフの内面には面ファ
    スナーの一方の係止要素を設け、上記収納袋の外面には
    面ファスナーの他方の係止要素を設け、精密機器及び付
    属品を収納袋に収納した状態で外殻内に収納するように
    したことを特徴とする精密機器等のキャリングケース。
  2. 【請求項2】 外殻の一方のハーフ内に精密機器及び付
    属品の一部が各別に納まる複数の凹部を設け、該凹部の
    内面に面ファスナーの一方の係止要素を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の精密機器等のキャリングケー
    ス。
  3. 【請求項3】 外殻の一方のハーフの内面の略全体に面
    ファスナーの一方の係止要素を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の精密機器等のキャリングケース。
JP4146988A 1992-05-13 1992-05-13 精密機器等のキャリングケース Pending JPH05309008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4146988A JPH05309008A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 精密機器等のキャリングケース

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4146988A JPH05309008A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 精密機器等のキャリングケース

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JPH05309008A true JPH05309008A (ja) 1993-11-22

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ID=15420081

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