JPH0530892A - あんぱんおよびその製造方法 - Google Patents
あんぱんおよびその製造方法Info
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- JPH0530892A JPH0530892A JP3219148A JP21914891A JPH0530892A JP H0530892 A JPH0530892 A JP H0530892A JP 3219148 A JP3219148 A JP 3219148A JP 21914891 A JP21914891 A JP 21914891A JP H0530892 A JPH0530892 A JP H0530892A
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Abstract
イーのあるあんぱんおよび、包あん機を用いるが、パン
生地が切れたり、表面が荒れたり、あんがはみ出たり、
不均一となる問題がなく、効率良くあんぱんを作ること
ができる方法を提供すること。 【構成】 次の(1)〜(5)の工程から成るあんぱん
の製造方法により上記目的を達成することができる。
(1)あんをカステラ様生地で包み、(2)そのまま、
又は冷蔵保存後、型に入れ、(3)その上にパン生地を
乗せた後、(4)該パン生地を発酵させ、次いで、
(5)焼成する。
Description
地を用いた新しいあんぱん、およびその製造方法に関す
るものである。
地であんを丸く包み、発酵、焼成するという工程に従っ
て製造されていた。このように従来のあんぱんの製造工
程にはパン生地であんを丸く包むという包あん工程は必
須であり、しかもこの包あん工程は熟練した作業者の手
作業によって行われるので、効率が悪く、品質の均一性
についても難点があった。効率を向上させるために包あ
ん機を用いる方法も試みられたが、従来使用していたパ
ン生地をそのまま使用すると、パン生地が切れたり、表
面が荒れたり、あんがはみ出る、不均一となるなどの問
題があり、またこの問題を解決するためにパン生地の配
合調製など包あんを行う際の条件設定を変えれば、包あ
んはできるが、少量のパン生地で包あんできない、渦巻
やモザイクなどの模様を付与するなどのオリジナリテイ
ーを出せないなどの問題がでる。
く、且つ、オリジナリテイーのあるあんぱん、および包
あん機を用いるが、切れたり、表面が荒れたり、あんが
はみ出たり、不均一となるなどの問題がなく、効率良く
あんぱんを作ることができるような方法を提供すること
である。
題に鑑み鋭意検討の結果、まず、あんをパン生地で包む
ことなく、包あん機を用いても切れたり、表面が荒れた
り、不均一とならないカステラ様生地であんを包み、そ
の後、型に入れ、その上にパン生地を乗せた後、発酵・
焼成することにより上記諸問題を解決できることを見出
し、本発明を成すに至った。
としてその周囲を取り囲むカステラ様生地製層2及びそ
の外側を取り囲むパン生地製層3からなるあんぱんにお
いて、該パン生地製層3は全表面を覆うように形成され
るか、或はあんぱんの側面および/または底部に該カス
テラ様生地製層2の一部が露出するように形成されてい
ることを特徴とするあんぱんである。
ネトーネサワードウから作られるイタリアンケーキであ
ることを特徴とする請求項1に記載のあんぱんである。
(5)の工程から成るあんぱんの製造方法である。 (1)あんをカステラ様生地で包み、(2)そのまま、
又は冷蔵保存後、型に入れ、(3)その上にパン生地を
乗せた後、(4)該パン生地を発酵させ、次いで、
(5)焼成する。
ネトーネサワードウから作られるイタリアンケーキであ
ることを特徴とする請求項3に記載のあんぱんの製造方
法である。
粉を主体として、砂糖、卵、蜂蜜、水あめ、油脂、重曹
などの成分からなるので、包あん機を用いても切れた
り、表面が荒れたり、不均一とならなずに、しかも少量
で、効率良くあんを包むことができる。従って、カステ
ラ様生地を用いてもあんぱんの形や風味が損なわれるこ
とがない。またカステラ様生地はあんを包んだ後、冷蔵
保存が可能であるので、次の成型工程に送る前にプール
しておくことができ、一層効率良くあんぱんを製造でき
るようになる。しかもこのカステラ様生地はあんと同じ
く糖度が高いので、黴びや微生物の発生が少なく、従っ
て日持ちの良い製品を作ることが可能になる。
際にはパン生地を用いないので、本発明で使用するパン
生地は特に限定されるものではなく、従来使用されてい
るパン生地から自由に選択することができる。本発明に
おいて、パン生地としてイタリアンケーキ生地を用いる
と、イタリアンケーキ生地は、天然酵母や乳酸菌の働き
で乳酸含有量が多い、しっとりしているが菌や微生物が
有効に使用できる水分の量が少ないなどの理由で、黴び
や微生物の発生が少なく、日持ちの良い製品を作ること
が可能になる。本発明で使用するカステラ様生地やパン
生地には保存剤、着色剤などの添加剤を配合しても差し
支えないが、配合しなくてもよい。添加剤を配合しない
場合は天然品から作られているというオリジナリティー
をだすことができる。
てパン生地であんを包むとパン生地が切れたり、表面が
荒れたり、不均一となるので、一旦包あん機を用いてあ
んをカステラ様生地で包み、そのまま、又は冷蔵保存
後、型に入れ、その上にパン生地を乗せた後、該パン生
地を発酵させ、次いで、焼成することによりあんぱんを
製造する。成型は型にあんをカステラ様生地で包んだも
のを入れ、その上にパン生地を積み上げるだけの単純作
業であるので特に熟練を必要せず、効率良く行うことが
できる。型にグラシン紙などを敷いてからあんをカステ
ラ様生地で包んだものを入れても差し支えない。型に生
地が付着しないなどの理由で作業性を改良することがで
きる。
生地製層3があんぱんの上表面を覆うように形成され、
あんぱんの側面および/または底部にカステラ様生地製
層2の一部が露出するように形成されたものとなる。あ
んぱんの形状、あんの量、各層の厚さ、寸法などは特に
限定されるものではない。形は例えば、丸、四角、かま
ぼこ型、三角、楕円などいずれでもよい。
ステラ様生地で包んだものを入れ、その上にパン生地を
積み上げることも可能である。この場合は、パン生地製
層3が製品のあんぱんの全表面を覆うように形成される
か、或はあんぱんの側面の一部が露出するように形成さ
れたものとなる。本発明のあんぱんは公知の方法により
包装してもよい。包装あるいは包装方法は特に限定され
るものではない。
明の主旨を逸脱しない限り実施例に限定されるものでは
ない。イタリアンケーキの生地をシート状に伸ばし、図
6のAのように直径が約7cmとなるように巻く。次い
でこれを図6のBのように重さ約50gにカットし、あ
んぱん用生地3とした。
作り、あん1およびカステラ様生地2を用いて、包あん
機によりカステラ様生地15g、あん35gの割合で包
あんを行った。カステラ様生地2で包あんされたもの4
を図1に示す。 (表1) 小麦粉 100 全卵 40 砂糖 50 蜂蜜 5 水あめ 5 重曹 2 油脂 8 但し、数字は配合比(重量)を示す。
中にカステラ様生地2で包あんされたもの4を入れ、そ
の上に上記のあんぱん生地3を積み重ね、図3に示す6
の位置に黒胡麻を付け、この状態で30℃、8時間発酵
させることにより自動的に、図4に示すように側面もパ
ン生地により覆うことができた。
の表面に均一な焼き色がでるようにアルミニウム製蓋7
を置き、200℃、16分焼成を行い、均一な焦げ目の
あるイタリアンケーキのあんぱんを得た。このあんぱん
は、オリジナリテイーのあるあんぱんであり、形、風味
などが良く、且つ、保存試験の結果、30日以上の日持
ちがあることが確認された。
味、日持ち良く、且つ、オリジナリテイーのあるあんぱ
んを提供することができる。本発明の方法によれば、包
あん機を用いるが、パン生地が切れたり、表面が荒れた
り、あんがはみ出たり、不均一となる問題がなく、効率
良く上記あんぱんを作ることができる。
す説明図である。
れ、その上にパン生地を積み重ねたものの断面を示す説
明図である。
ある。
はカットした状態を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 あん1を中心としてその周囲を取り囲む
カステラ様生地製層2及びその外側を取り囲むパン生地
製層3からなるあんぱんにおいて、該パン生地製層3は
全表面を覆うように形成されるか、或はあんぱんの側面
および/または底部に該カステラ様生地製層2の一部が
露出するように形成されていることを特徴とするあんぱ
ん。 - 【請求項2】 パン生地がパネトーネサワードウから作
られるイタリアンケーキであることを特徴とする請求項
1に記載のあんぱん。 - 【請求項3】 次の(1)〜(5)の工程から成るあん
ぱんの製造方法。 (1)あんをカステラ様生地で包み、(2)そのまま、
又は冷蔵保存後、型に入れ、(3)その上にパン生地を
乗せた後、(4)該パン生地を発酵させ、次いで、
(5)焼成する。 - 【請求項4】 パン生地がパネトーネサワードウから作
られるイタリアンケーキであることを特徴とする請求項
3に記載のあんぱんの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219148A JP2971634B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | あんぱんおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219148A JP2971634B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | あんぱんおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530892A true JPH0530892A (ja) | 1993-02-09 |
JP2971634B2 JP2971634B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=16730967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219148A Expired - Lifetime JP2971634B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | あんぱんおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971634B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100662725B1 (ko) * | 2004-12-24 | 2006-12-28 | 민재홍 | 풀빵 제조 장치 |
JP2017136034A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 株式会社ユーハイム | 洋菓子及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3219148A patent/JP2971634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100662725B1 (ko) * | 2004-12-24 | 2006-12-28 | 민재홍 | 풀빵 제조 장치 |
JP2017136034A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 株式会社ユーハイム | 洋菓子及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2971634B2 (ja) | 1999-11-08 |
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