JPH05307781A - 測定装置及び調整方法 - Google Patents

測定装置及び調整方法

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JPH05307781A
JPH05307781A JP11025892A JP11025892A JPH05307781A JP H05307781 A JPH05307781 A JP H05307781A JP 11025892 A JP11025892 A JP 11025892A JP 11025892 A JP11025892 A JP 11025892A JP H05307781 A JPH05307781 A JP H05307781A
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伸享 岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気ディスク記録・再生装置において、磁
気ヘッドと光学ピックアップとの位置調整が簡単にでき
る調整方法を提供する。 【構成】 ヘッドに非飽和領域の磁界が形成される電流
を印加して記録し、この記録信号を再生したときに、エ
ラー発生信号を所定周期でカウントして表示させ、表示
されるエラーレートが最小になるように磁気ヘッドと光
学系との相対的な位置を調整するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクの記録
・再生装置の調整に適用して好適な測定装置及び調整方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクの記録・再生装置で、光
磁気ディスクへの信号の記録を行う際には、ディスクの
記録位置にレーザビームを照射して加熱させながら、磁
気ヘッドにより磁界を印加させる熱磁気記録が行われて
いる。この熱磁気記録を行う場合には、ディスク上のレ
ーザビームが照射されるビームスポット位置に、比較的
大きな磁界を印加して飽和させる必要がある。従って、
磁気ヘッドをディスクの表面に出来るだけ近づけさせる
と共に、レーザビームを照射する光学ピックアップの位
置を磁気ヘッドに対応した正確な位置にする必要があ
る。
【0003】ここで、従来の光磁気ディスクの記録・再
生装置の磁気ヘッドと光学ピックアップの近傍の構成を
図7及び図8に示すと、図中1は光磁気ディスクを示
し、このディスク1はスピンドルモータ2により回転駆
動される。そして、ディスク1の表面に近接して磁気ヘ
ッド3が配置され、この磁気ヘッド3と対向するディス
ク1の裏面側に光学ピックアップ4が配置されている。
この場合、光学ピックアップ4はフレーム5に固定さ
れ、このフレーム5の上部にネジ8で取付けられたアー
ム6の先端部に磁気ヘッド3が固定されている。そし
て、フレーム5はレール7に沿ってディスク1の径方向
の直線移動ができるようにされ、この直線移動で磁気ヘ
ッド3と光学ピックアップ4とのディスク1に対する位
置が変化する。
【0004】そして、アーム6のネジ8による固定状態
は、例えば図7に示すように、アーム6の長孔6aをネ
ジ8で挿通させてあり、この長孔6aを挿通させる位置
を調整することで、磁気ヘッド3の光学ピックアップ4
に対する位置が若干調整できるようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような調整作業に
より、磁気ヘッド3が光学ピックアップ4の真上になる
ように設定するのであるが、実際には正確な調整を行う
のは手間がかかる不都合があった。即ち、光磁気ディス
クは信号の記録密度が非常に高く、ディスク上に形成さ
れるトラックのピッチが非常に狭く、わずかな磁気ヘッ
ドの位置ずれがあってもデータの記録効率が低下する恐
れがあり、このような最適な位置に高精度で正確に調整
するのは非常に手間がかかっていた。
【0006】本発明はかかる点に鑑み、この種の装置の
磁気ヘッドと光学ピックアップとの位置調整が簡単にで
きる調整用測定装置及び調整方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の測定装置は、例
えば図1に示すように、記録・再生装置10の誤り検出
回路での検出状態に基づいて出力される誤り検出データ
を再生期間だけカウントするカウンタ22と、このカウ
ンタ22のカウント値を一定期間毎にクリアするリセッ
ト手段21と、カウンタ22のカウント値を表示させる
表示手段25とを設けたものである。
【0008】また、本発明の調整方法は、ヘッドに非飽
和領域の磁界が形成される電流を印加して記録し、この
記録信号を再生したときに、エラー発生信号を所定周期
でカウントして表示させ、表示されるエラーレートが最
小になるように磁気ヘッドと光学系との相対的な位置を
調整するようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明の測定装置を使用して、記録・再生装置
の再生データのエラーレートを一定期間毎に表示させな
がら、本発明の調整方法に基づいて磁気ヘッドと光学系
との相対的な位置を調整することで、表示されるエラー
レートが最低になる位置に調整させることで、最適な記
録・再生装置の調整が可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図4を参
照して説明する。
【0011】本例においては、光磁気ディスクの記録・
再生装置の磁気ヘッドと光学系との相対的な位置の調整
を行うようにしたもので、まずこの調整に使用する測定
装置の構成を、図1を参照して説明する。
【0012】図1において、10は光磁気ディスクの記
録・再生装置を示し、この記録・再生装置10は通常の
記録データや再生データの入出力端子(図示せず)など
の他に、エラーレートモニタ端子11と、再生状態モニ
タ端子12とを備える。ここで、エラーレートモニタ端
子11は、この装置で記録するデータや再生したデータ
のエラー訂正回路で判断したエラーレートのデータが1
フレーム毎に出力される端子である。また、再生状態モ
ニタ端子12は、記録・再生装置が再生状態にあるとき
ローレベル信号が出力され、記録状態にあるときハイレ
ベル信号が出力される端子である。なお、これらのモニ
タ端子11,12は、通常の使用状態では使用しない端
子であり、例えば装置の内部に設けて、内部の調整時に
だけ使用できるようにすることが考えられる。
【0013】そして、このモニタ端子11,12を測定
装置20に接続する。この測定装置20は、一定周期で
ラッチパルスを出力するタイマ回路21と、このタイマ
回路21から供給されるラッチパルスでリセットされな
がらカウントを行うカウンタ22と、このカウンタ22
のカウント値を表示パネル25に表示されるための表示
ドライバ24とを備える。そして、カウンタ22では、
記録・再生装置10のエラーレートモニタ端子11から
供給されるエラーレートをカウント値として積算する処
理が行われる。この場合、エラーレートモニタ端子11
から供給されるエラーレートと、再生状態モニタ端子1
2から供給される再生状態のデータとの論理積をAND
ゲート23でとり、この論理積をカウンタ22に供給す
る。従って、再生状態モニタ端子12から供給される再
生状態データとして、ローレベル信号が出力されている
再生状態である場合だけ、エラーレートモニタ端子11
から出力されるエラーレートのデータがカウンタ22で
カウントされる。そして、タイマ回路21でリセットさ
れる毎に、このリセットされる直前に積算されたエラー
発生量が表示パネル25で数字などにより表示される。
この表示は、次のリセットが行われるまで継続して行わ
れる。
【0014】次に、このように構成される測定装置20
を使用して行う調整方法について説明すると、まず調整
される記録・再生装置10のモニタ端子11,12を図
1に示すように測定装置20に接続し、測定装置20の
表示パネル25に所定周期で再生データのエラー発生量
を表示させるように設定する。この状態で、記録・再生
装置10の磁気ヘッド(図示せず)に非飽和領域の磁界
が形成される電流を印加してディスクの所定のトラック
に何らかのデータを記録する。そして、この記録データ
を直ちに再生して、この再生データのエラー発生量を表
示パネル25に表示させる。
【0015】この場合、ここでは図3に示すタイミング
でディスクへの記録と再生とが行われる。即ち、ここで
はヘッドが所定の1トラックの走査を行う毎にトラック
ジャンプさせて、この所定の1トラックを繰り返し走査
させる。このトラックジャンプについて図4を参照して
説明すると、ディスク上にはトラックTが螺旋状に形成
されているが、ここでは1周分走査する毎に1トラック
ジャンプさせるトラックジャンプJを繰り返し行い、図
4に実線で示すトラックだけを繰り返し走査させる。
【0016】そして、ここでは図3のAに示すように、
1トラック分の走査を行う毎にデータの書込み(記録)
と読出し(再生)とを切換える。このとき、図3のBに
示すように、トラックジャンプは書込みの途中と読出し
の途中とに発生させ、記録・再生装置10のモニタ端子
12から出力される再生状態信号(エラーレートカウン
トパルス)がハイレベルである期間だけカウンタ22で
のエラー発生量のカウントが行われる。そして、このカ
ウントは、図3のCに示すラッチパルスによりリセット
され、図3のDに示すように、リセットされたタイミン
グから次にリセットされるまでの所定期間エラー発生量
を積算し、積算値が逐次表示パネル25に表示される。
【0017】このようにしてディスクの所定トラックに
書込んだデータが直ちに読出されてエラー発生量が表示
されている状態で、磁気ヘッドと光学系(光学ピックア
ップ)との相対的な位置を調整する。この調整として
は、例えば図7及び図8に示すように磁気ヘッドが取付
けられている場合には、ネジ8の調整により磁気ヘッド
3の位置を少しずつ移動させ、最適な位置を見つけさせ
る。この場合、本例においては、表示パネル25に表示
されるエラー発生量が最小になる位置を、最適な調整位
置とする。
【0018】ここで、このエラー発生量が最小になる位
置が、最適な調整位置になることについて説明すると、
磁気ヘッドと光学ピックアップとの相対的な位置関係
と、エラーレートとの関係を図2に示すと、磁気ヘッド
に飽和磁界が形成される電流を印加したときには、磁気
ヘッドをセンター位置(最適な位置)から左右に多少移
動させても、再生データのエラーレートには変化がな
い。これに対し、磁気ヘッドに印加する電流を少なくし
て非飽和磁界を形成させた場合には、磁気ヘッドがセン
ター位置にあるときが最も少ないエラーレートになり、
センター位置から左右に移動させることでエラーレート
が急激に増大してしまう。本例ではこのことを利用して
調整を行うようにしたもので、エラー発生量が最小にな
る位置に設定することで、自動的に磁気ヘッドがセンタ
ー位置に調整される。この場合、本例においては直前に
同一トラックに記録したデータを再生してエラーレート
を検出するようにしたので、エラーレートの検出値の信
頼性が高い。
【0019】なお、上述実施例では調整時のデータの書
込みと読出しの切換えと、トラックジャンプとを異なる
タイミングで行うようにしたが、同じタイミングで行う
ようにしても良い。即ち、例えば図5に示すように、1
トラック分の走査を行う毎にデータの書込みと読出しと
を切換えると共に、この切換えタイミングでトラックジ
ャンプを行うようにする。このようにして調整を行った
場合にも、上述実施例と同様な調整が可能である。
【0020】また、複数トラック分連続してデータの書
込みと読出しを行うようにしても良い。即ち、例えば図
6のAに示すように、所定のトラックNにデータを書込
ませると共に、次のトラックN+1にもデータを書込ま
せた後、2トラックジャンプを行い、2トラック連続し
てデータを読出させ、この2トラックN,N+1への書
込み,読出しを繰り返し行わせる。そして、読出されて
いる期間だけエラー発生量のカウントを行い、ラッチパ
ルス(図6のC)に連動して、エラー発生量のカウント
値(図6のD)を表示させる。ここでは、2トラック連
続して書込みと読出しを行うようにしたが、より多くの
トラックを連続して書込み,読出しさせるようにしても
良い。
【0021】また、上述実施例においては、磁気ヘッド
側の位置調整により磁気ヘッドと光学ピックアップとの
相対的な位置関係の調整を行うようにしたが、光学ピッ
クアップ側の調整を行って調整するようにしても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明の測定装置を使用して、記録・再
生装置の再生データのエラーレートを一定期間毎に表示
させながら、本発明の調整方法に基づいて磁気ヘッドと
光学系との相対的な位置を調整することで、表示される
エラーレートが最低になる位置に調整させることで、磁
気ヘッドと光学ピックアップとの相対的な位置の最適な
調整が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による調整装置を示す構成図
である。
【図2】一実施例によるエラーレートの変化状態を示す
特性図である。
【図3】一実施例による調整時の測定状態を示すタイミ
ング図である。
【図4】一実施例のトラックジャンプ状態を示す説明図
である。
【図5】他の実施例による調整時の測定状態を示すタイ
ミング図である。
【図6】他の実施例による調整時の測定状態を示すタイ
ミング図である。
【図7】光磁気ディスク装置の磁気ヘッドと光学系の配
置状態を示す平面図である。
【図8】光磁気ディスク装置の磁気ヘッドと光学系の配
置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 3 磁気ヘッド 4 光学ピックアップ 10 光磁気ディスクの記録・再生装置 11 エラーレートモニタ端子 12 再生状態モニタ端子 20 測定装置 21 タイマ回路 22 カウンタ 24 表示ドライバ 25 表示パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録・再生装置の誤り検出回路での検出
    状態に基づいて出力される誤り検出データを再生期間だ
    けカウントするカウンタと、 該カウンタのカウント値を一定期間毎にクリアするリセ
    ット手段と、 上記カウンタのカウント値を表示させる表示手段とを有
    する測定装置。
  2. 【請求項2】 ヘッドに非飽和領域の磁界が形成される
    電流を印加して記録し、該記録信号を再生したときに、
    エラー発生信号を所定周期でカウントして表示させ、表
    示されるエラーレートが最小になるように磁気ヘッドと
    光学系との相対的な位置を調整するようにした調整方
    法。
JP11025892A 1992-04-28 1992-04-28 測定装置、調整方法及び調整装置 Expired - Fee Related JP3353326B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440792B1 (ko) * 1997-05-09 2004-10-08 삼성전자주식회사 하드디스크드라이브의헤드테스트방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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