JPH05307458A - 被覆ウインドウ自動移動装置 - Google Patents

被覆ウインドウ自動移動装置

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JPH05307458A
JPH05307458A JP4137754A JP13775492A JPH05307458A JP H05307458 A JPH05307458 A JP H05307458A JP 4137754 A JP4137754 A JP 4137754A JP 13775492 A JP13775492 A JP 13775492A JP H05307458 A JPH05307458 A JP H05307458A
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Keiichiro Oka
慶一郎 岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイ画面上に複数のウインドウをマ
ルチ表示する際、他のウインドウによって完全に被覆さ
れるウインドウを極力無くす。 【構成】 ディスプレイ画面30にウインドウ31が開か
れ、その上にウインドウ32が開かれ、更にその上にウイ
ンドウ33が開かれると、ウインドウ31はウインドウ32,3
3 によって完全に覆われて見えなくなる。このように他
のウインドウ32,33によって被覆されたウインドウ31を
各ウインドウ31〜33の頂点座標から検出し、ウインドウ
31の少なくとも一部が画面上に見えるように、ウインド
ウ31の表示位置を自動的に移動させる。 【効果】 完全に見えなくなったウインドウを最前面に
呼出す操作は複雑であるが、一部見えているウインドウ
はマウスカーソルの1回の操作で呼出せるので、操作性
が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ装置の画
面に複数のウインドウを表示するマルチウインドウ制御
部を備えた計算機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の計算機においては、複数
のウインドウを互いに重合わせた状態でディスプレイ画
面に表示しており、ウインドウの数やそのサイズによっ
ては、他のウインドウで全て被覆されてその一部分すら
見えないウインドウができることがある。
【0003】このような場合、従来においては何等特別
な処理は行わず、その全く見えないウインドウについて
利用者からの指示があって始めてディスプレイ画面の最
前面に表示させる制御を行うに過ぎなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最前面に表示されたウ
インドウ以外のウインドウを利用する場合、利用したい
ウインドウの一部が画面に見えていれば、例えばマウス
カーソルでそのウインドウを指定するという1回の操作
でそのウインドウを最前面に呼出すことが可能である。
【0005】しかしながら、全く見えないウインドウの
場合はマウスカーソルの複数回の操作を必要としたり、
入力装置をキーボードに切り替えて複数のキーを入力し
たりしなければ最前面に呼出すことはできない。このた
め、他のウインドウによって完全に被覆されたウインド
ウに対し何等特別な処理を行わない従来の計算機におい
ては、操作性が良好でないという問題点がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、他のウインドウによって完全
に被覆されて見えなくなってしまうウインドウを極力無
くし、操作性を改善することができる被覆ウインドウ自
動移動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の被覆ウインドウ
自動移動装置は上記の目的を達成するために、ディスプ
レイ装置の画面に複数のウインドウを表示するマルチウ
インドウ制御部を備えた計算機において、前記マルチウ
インドウ制御部によって前記画面上に新たなウインドウ
が開かれる毎に、他のウインドウで被覆されるに至った
ウインドウの存在を検出するウインドウ被覆監視手段
と、このウインドウ被覆監視手段によって他のウインド
ウで被覆されるに至ったウインドウが検出されることに
より、該被覆されたウインドウの少なくとも一部が他の
ウインドウによって被覆されないように該被覆されたウ
インドウの位置を移動するウインドウ移動手段とを備え
ている。
【0008】そして、前記ウインドウ被覆監視手段は、
前記画面上に表示されているウインドウの頂点座標を頂
点座標格納部に格納する頂点座標取得部と、前記頂点座
標格納部に格納されている各ウインドウの各頂点座標に
基づき、各ウインドウの各頂点が他のウインドウによっ
て被覆されているか否かを判定し、その判定結果を頂点
状態格納部に格納する頂点状態変更部と、前記頂点状態
格納部に格納された各ウインドウの各頂点の被覆状態に
基づき、全ての頂点が他のウインドウで被覆されている
ウインドウを検出する頂点状態監視部とを含んでいる。
【0009】また、前記ウインドウ移動手段は、被覆さ
れたウインドウを他のウインドウの縁から突出させる突
出量を設定する突出量設定部と、被覆されたウインドウ
以外のウインドウの表示位置と前記突出量設定部で設定
された突出量とに基づき、前記被覆されたウインドウを
移動させる方向を決定する移動方向調査部と、該移動方
向調査部で決定された方向に前記突出量設定部で設定さ
れた突出量だけ他のウインドウの縁から突出するように
前記被覆されたウインドウを移動させる移動制御部とを
含んでいる。
【0010】
【作用】本発明の被覆ウインドウ自動移動装置において
は、ディスプレイ装置の画面に複数のウインドウを表示
するマルチウインドウ制御部によって画面上に新たなウ
インドウが開かれる毎に、ウインドウ被覆監視手段が、
他のウインドウで被覆されるに至ったウインドウの存在
を検出する。
【0011】一例としては、頂点座標取得部によって頂
点座標格納部に格納されている、現在画面上に表示され
ている各ウインドウの各頂点座標に基づき、頂点状態変
更部が、各ウインドウの各頂点が他のウインドウによっ
て被覆されているか否かを判定してその判定結果を頂点
状態格納部に格納し、頂点状態監視部が、頂点状態格納
部に格納された各ウインドウの各頂点の被覆状態に基づ
き、全ての頂点が他のウインドウで被覆されているウイ
ンドウを検出する。
【0012】そして、ウインドウ被覆監視手段によって
他のウインドウで被覆されるに至ったウインドウが検出
されると、ウインドウ移動手段が、その被覆されたウイ
ンドウの少なくとも一部が他のウインドウによって被覆
されないようにその被覆されたウインドウの位置を移動
する。
【0013】一例としては、移動方向調査部が、被覆さ
れたウインドウ以外のウインドウの表示位置と突出量設
定部で設定された突出量とに基づき、被覆されたウイン
ドウを移動させる方向を決定する。即ち、例えば画面の
上側,左側,下側,右側に突出量に相当する幅の空き領
域があるか否かを順に調べ、そのような空き領域が存在
する方向を移動方向に決定する。次いで、移動制御部
が、移動方向調査部で決定された方向に突出量設定部で
設定された突出量だけ他のウインドウの縁から突出する
ように前記被覆されたウインドウを移動させる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0015】図1は本発明を適用した計算機の一例を示
す要部構成図である。この例の計算機は、ディスプレイ
装置4とキーボード5とマウス6とを備えると共にディ
スプレイ装置4の画面に複数のウインドウを表示するマ
ルチウインドウ制御部3を備えた計算機に、ウインドウ
被覆監視手段1とウインドウ移動手段2とを新たに付加
したものである。
【0016】ウインドウ被覆監視手段1は、マルチウイ
ンドウ制御部3によってディスプレイ装置4の画面上に
新たなウインドウが開かれる毎に、他のウインドウで被
覆されるに至ったウインドウの存在を検出する手段であ
り、頂点座標取得部11,頂点状態変更部12,頂点状
態監視部13,頂点座標格納部14および頂点状態格納
部15を含んでいる。
【0017】ウインドウ移動手段2は、ウインドウ被覆
監視手段1によって他のウインドウで被覆されるに至っ
たウインドウが検出されることにより、その被覆された
ウインドウの少なくとも一部が他のウインドウによって
被覆されないように、その被覆されたウインドウの位置
を移動する手段であり、移動方向調査部21,移動制御
部22および突出量設定部23を含んでいる。
【0018】以下、本実施例の動作を説明する。
【0019】今、ディスプレイ装置4の画面に一つもウ
インドウが表示されていない状態で、キーボード5やマ
ウス6において或るウインドウの呼出し操作が行われる
と、マルチウインドウ制御部3は呼出しを受けたウイン
ドウに関する各種の制御情報を内部の制御情報域300
に設定し、この設定した制御情報に基づき呼出しを受け
たウインドウをディスプレイ装置4の画面に表示する。
【0020】このとき、制御情報域300には今回表示
したウインドウの頂点座標値が格納されるが、その座標
値としては例えばデフォルト値が採用される。
【0021】図2に、上述のようにして或る1つのウイ
ンドウ31がディスプレイ装置4のディスプレイ画面3
0に表示された様子とウインドウの頂点座標値の定義例
とを示す。同図に示すように、頂点座標値を規定する座
標系は、ディスプレイ画面30の左上隅を基点として右
方向にX軸、下方向にY軸がとられる。本実施例では、
ウインドウの形状を矩形としているため、全ての頂点座
標値(x11,y11,(x11, 12, (x12, 11
, (x12, 12)を使用しなくてもウインドウの表示位
置は特定できるので、ウインドウ31の頂点座標値とし
て例えば左上頂点41と右下頂点42の座標値だけを採
用することにしている。なお、ディスプレイ画面30の
横の長さはN、縦の長さはLとしている。
【0022】さて、マルチウインドウ制御部3によって
一つのウインドウ31がディスプレイ画面30に開かれ
ると、マルチウインドウ制御部3によってウインドウ被
覆監視手段1が起動される。
【0023】起動されたウインドウ被覆監視手段1で
は、先ずその頂点座標取得部11がマルチウインドウ制
御部3からウインドウ31の左上頂点41の座標値(x
11,y11)と右下頂点42の座標値(x12, 12)とを
取得し、図3に示すように、ウインドウ31に関する頂
点座標値として頂点座標格納部14に格納する。そし
て、頂点状態変更部12を起動する。
【0024】頂点状態変更部12は、頂点座標格納部1
4に格納されている各ウインドウの各頂点座標と頂点状
態格納部15に格納されている各ウインドウの各頂点の
被覆状態とに基づき、各ウインドウの各頂点の新たな被
覆状態を求めて頂点状態格納部15の内容を更新する。
以下、暫くの間、この頂点状態変更部12および頂点状
態格納部15の機能を説明する。
【0025】頂点状態格納部15には、ディスプレイ画
面30にそれまで表示されていた各ウインドウについ
て、各頂点毎に他のウインドウに被覆されているか否か
を示す頂点状態(S1,S2,S3,S4)が格納され
ている。ここで、S1は左上頂点状態,S2は左下頂点
状態,S3は右上頂点状態,S4は右下頂点状態に対応
し、各々他のウインドウで被覆されていなければ値0
に、被覆されていれば値1に設定される。
【0026】今、或るウインドウAだけがディスプレイ
画面30に表示されており、その左上頂点の座標値を
(xa1, a1, 右下頂点の座標値を(xa4, a4)と
すると{従って、左下頂点の座標値は(xa1, a4)、
右上頂点の座標値は(xa4, a1)}、頂点座標格納部
14にはウインドウAのこれらの座標値が格納されてい
ると共に、ウインドウAの各頂点はどのウインドウによ
っても被覆されていないので、頂点状態格納部15には
ウインドウAの頂点状態として(0,0,0,0)が格
納されている。このような状態で、左上頂点の座標値を
(xb1, b1,右下頂点の座標値を(xb4, b4)と
する別のウインドウBが新たに開かれたため、その座標
値が頂点座標格納部14に格納された後に起動を受ける
と、頂点状態変更部12は以下のようにして、各ウイン
ドウA, Bの頂点状態を求める。
【0027】○ウインドウAの頂点状態
【0028】xb1≦xa1≦xb4かつyb1≦ya1≦yb4
る評価式が満足されるか否かを調べ、満足される場合、
ウインドウAの左上頂点がウインドウBによって被覆さ
れるので左上頂点状態S1を1にし、満たされない場合
は0にする。
【0029】xb1≦xa1≦xb4かつyb1≦ya4≦yb4
る評価式が満足されるか否かを調べ、満足される場合、
ウインドウAの左下頂点がウインドウBによって被覆さ
れるので左下頂点状態S2を1にし、満たされない場合
は0にする。
【0030】xb1≦xa4≦xb4かつyb1≦ya1≦yb4
る評価式が満足されるか否かを調べ、満足される場合、
ウインドウAの右上頂点がウインドウBによって被覆さ
れるので右上頂点状態S3を1にし、満たされない場合
は0にする。
【0031】xb1≦xa4≦xb4かつyb1≦ya4≦yb4
る評価式が満足されるか否かを調べ、満足される場合、
ウインドウAの右下頂点がウインドウBによって被覆さ
れるので右下頂点状態S4を1にし、満たされない場合
は0にする。
【0032】以上のようにしてウインドウAの頂点状態
(S1,S2,S3,S4)を求めると、この頂点状態
と頂点状態格納部15に格納されている現在の頂点状態
との論理和をとり、その結果を新たな頂点状態として頂
点状態格納部15に格納する。
【0033】○ウインドウBの頂点状態
【0034】今回開かれたウインドウBは最前面に表示
されるので他のウインドウに被覆される頂点はない。よ
って、その頂点状態は(0,0,0,0)である。
【0035】さて、前述の例の説明に戻ると、ウインド
ウ31だけが開かれた時点では、頂点状態格納部15に
は何れのウインドウの頂点状態も格納されていないの
で、頂点状態変更部12は、図4に示すように、頂点状
態格納部15にウインドウ31の頂点状態{(左上頂点
状態S1,左下頂点状態S2,右上頂点状態S3,右下
頂点状態S4)であり、今の場合、(0,0,0,
0)}を格納し、頂点状態監視部13を起動して動作を
終了する。
【0036】頂点状態監視部13は起動されると、頂点
状態格納部15に格納された各ウインドウの頂点状態の
値を各ウインドウ毎に加算し、その加算値が4となるウ
インドウを探す。そして、加算値が4となるウインドウ
を見つけると、そのウインドウを指定してウインドウ移
動手段2を起動し、そのようなウインドウが無ければウ
インドウ被覆監視手段1自体の処理を終える。
【0037】今の例では、頂点状態格納部15にウイン
ドウ31の頂点状態のみが格納されており、その内容は
(0,0,0,0)なので、加算値は0であるため、ウ
インドウ被覆監視手段1はウインドウ移動手段2を起動
することなく処理を終える。
【0038】次に、ウインドウ31がディスプレイ画面
30に表示されている状態において、図5に示すように
別のウインドウ32,33がその順で開かれた場合の動
作を説明する。なお、図5において、破線部分は他のウ
インドウによって被覆されるウインドウ部分を示してい
る。
【0039】マルチウインドウ制御部3によってウイン
ドウ32が開かれた際に起動されたウインドウ被覆監視
手段1の頂点座標取得部11は、ウインドウ32の左上
頂点43の座標値(x21, 21)と右下頂点44の座標
値(x22, 22)をマルチウインドウ制御部3から取得
して頂点座標格納部14に格納する。
【0040】次に頂点状態変更部12は、頂点座標格納
部14に格納されている各ウインドウ31,32の各頂
点座標と頂点状態格納部15に格納されているウインド
ウ31の頂点状態とに基づき、前述したようにして各ウ
インドウ31,32の頂点状態を求めて頂点状態格納部
15の内容を更新する。
【0041】この場合、図5に示したようにウインドウ
31の左側部分を覆うようにウインドウ32が開かれて
いるので、ウインドウ31の左上頂点状態S1の評価式 x21≦x11≦x22かつy21≦y11≦y22 は満足されるので、左上頂点状態S1は1となる。同様
に、ウインドウ31の左下頂点,右上頂点,右下頂点に
ついて前述のようにして評価式を満足するか否かを調べ
た結果は、左下頂点状態S2は1、右上頂点状態S3,
右下頂点状態S4はそれぞれ0になるので、ウインドウ
31の頂点状態は(1,1,0,0)となる。従って、
頂点状態格納部15に格納されている現在のウインドウ
31の頂点状態(0,0,0,0)との論理和は(1,
1,0,0)となり、これがウインドウ31の新たな頂
点状態として頂点状態格納部15に格納される。
【0042】また、今回開かれたウインドウ32は最前
面に表示されるため、その頂点状態は(0,0,0,
0)となり、これがウインドウ32の頂点状態として頂
点状態格納部15に格納される。
【0043】次に頂点状態監視部13が起動され、頂点
状態格納部15に格納されているウインドウ31,32
の頂点状態の合計が計算されるが、その結果はウインド
ウ31の場合は2,ウインドウ32の場合は0であり、
何れも4にならないため、被覆されたウインドウ無しと
判定され、ウインドウ被覆監視手段1の処理が終了す
る。
【0044】次にマルチウインドウ制御部3によって図
5に示すようにウインドウ33が開かれると、再びウイ
ンドウ被覆監視手段1が起動され、その頂点座標取得部
11は、ウインドウ33の左上頂点45の座標値(x
31, 31)と右下頂点46の座標値(x32, 32)をマ
ルチウインドウ制御部3から取得して頂点座標格納部1
4に格納する。
【0045】次に頂点状態変更部12は、頂点座標格納
部14に格納されている各ウインドウ31,32,33
の各頂点座標と頂点状態格納部15に格納されているウ
インドウ31,32の頂点状態とに基づき、前述したよ
うにして各ウインドウ31,32,33の頂点状態を求
めて頂点状態格納部15の内容を更新する。
【0046】この場合、図5に示したようにウインドウ
31,32の右側部分を覆うようにウインドウ33が開
かれているので、ウインドウ31,32の各頂点につい
て前述したようにして評価式の評価を行うと、その評価
結果は以下のようになる。 ウインドウ31の頂点状態(0,0,1,1) ウインドウ32の頂点状態(0,0,1,1)
【0047】従って、頂点状態格納部15に格納されて
いる現在のウインドウ31の頂点状態(1,1,0,
0)との論理和は(1,1,1,1)となり、これがウ
インドウ31の新たな頂点状態として頂点状態格納部1
5に格納される。また、頂点状態格納部15に格納され
ている現在のウインドウ32の頂点状態(0,0,0,
0)との論理和は(0,0,1,1)となり、これがウ
インドウ32の新たな頂点状態として頂点状態格納部1
5に格納される。更に、今回開かれたウインドウ33は
最前面に表示されるため、その頂点状態は(0,0,
0,0)であり、これがウインドウ33の頂点状態とし
て頂点状態格納部15に格納される。
【0048】次に頂点状態監視部13が起動され、頂点
状態格納部15に格納されているウインドウ31,3
2,33の頂点状態の合計が計算される。その結果はウ
インドウ31の場合は4,ウインドウ32の場合は2,
ウインドウ33の場合は0であり、合計が4となるウイ
ンドウ31が存在するため、頂点状態監視部13はウイ
ンドウ31を移動対象のウインドウに指定してウインド
ウ移動手段2を起動する。
【0049】以下、ウインドウ移動手段2の動作を説明
する。
【0050】ウインドウ移動手段2の突出量設定部23
には、キーボード5の操作により利用者によって事前に
設定された被覆ウインドウの突出量が保持されている。
この突出量は利用者が任意に設定できるものであるが、
仮にMとし、その大きさが図5に示すものであったとす
る。
【0051】ウインドウ移動手段2の移動方向調査部2
1は、移動すべきウインドウ以外のウインドウの表示位
置と突出量設定部23で設定された突出量Mとに基づ
き、移動すべきウインドウ31の移動方向を以下のよう
にして決定する。
【0052】先ず、移動方向調査部21は、頂点座標格
納部14に格納された移動すべきウインドウ以外のウイ
ンドウのY座標値のうち、最も0に近いものを探す。そ
して、この探し出したY座標値をyl とすると、yl
Mを計算し、結果が正の数であれば、移動方向を−Y方
向に決定し、移動制御部22を起動する。
【0053】yl −Mの計算結果が正の数にならなけれ
ば、次に、頂点座標格納部14に格納された移動すべき
ウインドウ以外のウインドウのX座標値のうち、最も0
に近いものを探す。そして、この探し出したX座標値を
l とすると、xl −Mを計算し、結果が正の数であれ
ば、移動方向を−X方向に決定し、移動制御部22を起
動する。
【0054】xl −Mの計算結果が正の数にならなけれ
ば、次に、頂点座標格納部14に格納された移動すべき
ウインドウ以外のウインドウのY座標値のうち、最も大
きな値のものを探す。そして、この探し出したY座標値
をym とすると、ym +Mを計算し、結果がディスプレ
イ画面30の縦の長さLより小さければ、移動方向を+
Y方向に決定し、移動制御部22を起動する。
【0055】ym +Mの計算結果がLより小さくなけれ
ば、次に、頂点座標格納部14に格納された移動すべき
ウインドウ以外のウインドウのX座標値のうち、最も大
きな値のものを探す。そして、この探し出したX座標値
をxm とすると、xm +Mを計算し、結果がディスプレ
イ画面30の横の長さNより小さければ、移動方向を+
X方向に決定し、移動制御部22を起動する。
【0056】xm +Mの計算結果がNより小さくなけれ
ば、指定されたウインドウの移動を断念し、ウインドウ
移動手段2の処理を終了する。
【0057】移動制御部22は、移動方向調査部21に
よって起動されると、突出量設定部23で設定された突
出量Mだけ移動対象のウインドウが他のウインドウの縁
から突出するように、移動方向調査部21で決定された
移動方向に移動対象のウインドウを平行移動させる。即
ちマルチウインドウ制御部3の制御情報域300に格納
されている移動対象のウインドウの頂点座標値をその移
動方向に応じて、 ・−Y方向の場合 左上頂点のY座標値がyl −Mとなるように必要な座標
値を変更する ・−X方向の場合 左上頂点のX座標値がxl −Mとなるように必要な座標
値を変更する ・+Y方向の場合 右下頂点のY座標値がym +Mとなるように必要な座標
値を変更する ・+X方向の場合 右下頂点のX座標値がxm +Mとなるように必要な座標
値を変更する ことにより、制御情報域300に従ってウインドウをデ
ィスプレイ装置4の画面に表示しているマルチウインド
ウ制御部3を通じて移動対象のウインドウを画面上で平
行移動させる。このとき、他の制御情報は変更しないの
でウインドウの重なり順位は変更されない。また、移動
制御部22は、頂点座標格納部14に格納された移動対
象のウインドウの頂点座標も同様に変更しておく。
【0058】ウインドウ移動手段2は以上のように機能
するため、例えば図5に示したようなウインドウ31が
移動対象のウインドウとして起動された場合、先ず、移
動方向調査部21は、頂点座標格納部14に格納された
移動すべきウインドウ31以外のウインドウ32, 33
のY座標値のうち、最も0に近いy31を探し、y31−M
を計算すると、Mは図5に示すようなサイズなので、そ
の計算結果は正の数にならない。よって、次に頂点座標
格納部14に格納されたウインドウ32,33のX座標
値のうち、最も0に近いx21を対しx21−Mを計算す
る。この結果は正の数になるので移動方向を−X方向に
決定し、移動制御部22を起動する。
【0059】移動制御部22は、マルチウインドウ制御
部3の制御情報域300および頂点座標格納部14に格
納されている移動対象のウインドウ31の左上頂点の座
標値を(x21−M,y11)、右下頂点の座標値を[x12
−{x11−(x21−M)},12]に変更する。これに
より、ディスプレイ装置4のディスプレイ画面30は図
6のように変化し、ウインドウ32,33によって覆わ
れていたウインドウ31の一部が画面上に現れることに
なる。
【0060】なお、以上の例は、ディスプレイ画面30
に次々と新たなウインドウを表示していった際の動作で
あるが、現在表示されている複数のウインドウのうち最
前面でないウインドウをマウス6で指示することにより
最前面に呼出した場合も、この呼出したウインドウが新
たに開かれた場合と同様の動作が行われる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の被覆ウイ
ンドウ自動移動装置は、ディスプレイ画面上に新たなウ
インドウが開かれた際に他のウインドウで被覆されるに
至ったウインドウが生じると、少なくとも一部が他のウ
インドウによって被覆されないようにその被覆されたウ
インドウの位置を自動的に移動するので、他のウインド
ウによって完全に被覆されて見えなくなってしまうウイ
ンドウが極力無くなり、目的とするウインドウを画面の
最前面に呼出す際の操作性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した計算機の一例を示す要部構成
図である。
【図2】1つのウインドウがディスプレイ画面に表示さ
れた様子とウインドウの頂点座標値の定義例を示す図で
ある。
【図3】頂点座標格納部に格納されるデータの説明図で
ある。
【図4】頂点状態格納部に格納されるデータの説明図で
ある。
【図5】3つのウインドウのうちの1つのウインドウが
他のウインドウで被覆されている状態のディスプレイ画
面の表示例を示す図である。
【図6】被覆されるに至ったウインドウを自動的に移動
させた後のディスプレイ画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…ウインドウ被覆監視手段 11…頂点座標取得部 12…頂点状態変更部 13…頂点状態監視部 14…頂点座標格納部 15…頂点状態格納部 2…ウインドウ移動手段 21…移動方向調査部 22…移動制御部 23…突出量設定部 3…マルチウインドウ制御部 300…制御情報域 4…ディスプレイ装置 5…キーボード 6…マウス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ装置の画面に複数のウイン
    ドウを表示するマルチウインドウ制御部を備えた計算機
    において、 前記マルチウインドウ制御部によって前記画面上に新た
    なウインドウが開かれる毎に、他のウインドウで被覆さ
    れるに至ったウインドウの存在を検出するウインドウ被
    覆監視手段と、 該ウインドウ被覆監視手段によって他のウインドウで被
    覆されるに至ったウインドウが検出されることにより、
    該被覆されたウインドウの少なくとも一部が他のウイン
    ドウによって被覆されないように該被覆されたウインド
    ウの位置を移動するウインドウ移動手段とを備えた被覆
    ウインドウ自動移動装置。
  2. 【請求項2】 前記ウインドウ被覆監視手段は、 前記画面上に表示されているウインドウの頂点座標を頂
    点座標格納部に格納する頂点座標取得部と、 前記頂点座標格納部に格納されている各ウインドウの各
    頂点座標に基づき、各ウインドウの各頂点が他のウイン
    ドウによって被覆されているか否かを判定し、その判定
    結果を頂点状態格納部に格納する頂点状態変更部と、 前記頂点状態格納部に格納された各ウインドウの各頂点
    の被覆状態に基づき、全ての頂点が他のウインドウで被
    覆されているウインドウを検出する頂点状態監視部とを
    含む請求項1記載の被覆ウインドウ自動移動装置。
  3. 【請求項3】 前記ウインドウ移動手段は、 被覆されたウインドウを他のウインドウの縁から突出さ
    せる突出量を設定する突出量設定部と、 被覆されたウインドウ以外のウインドウの表示位置と前
    記突出量設定部で設定された突出量とに基づき、前記被
    覆されたウインドウを移動させる方向を決定する移動方
    向調査部と、 該移動方向調査部で決定された方向に前記突出量設定部
    で設定された突出量だけ他のウインドウから突出するよ
    うに前記被覆されたウインドウを移動させる移動制御部
    とを含む請求項1または2記載の被覆ウインドウ自動移
    動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9600161B2 (en) 2014-01-14 2017-03-21 International Business Machines Corporation Generating and displaying a specific area

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228716A (ja) * 1988-07-18 1990-01-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチウィンドウ装置

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