JPH05306977A - ストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置 - Google Patents

ストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置

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JPH05306977A
JPH05306977A JP13439592A JP13439592A JPH05306977A JP H05306977 A JPH05306977 A JP H05306977A JP 13439592 A JP13439592 A JP 13439592A JP 13439592 A JP13439592 A JP 13439592A JP H05306977 A JPH05306977 A JP H05306977A
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JP
Japan
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strip
grindstone
moving
polishing
spiral rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP13439592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Hirata
善久 平田
Atsushi Kawaguchi
敦史 川口
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH05306977A publication Critical patent/JPH05306977A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストリップの巾方向および長手方向を確実に
研摩できるようにする。 【構成】 研摩用砥石4をストリップ5表面に押し付け
る昇降機構1と、該昇降機構1をストリップ5巾方向に
移動させる巾移動機構3とを備え、さらに前記昇降機構
1をストリップ5長手方向に移動させる長手移動機構2
をも備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ストリップ表面に発
生する微少欠陥を検査する目的で使用する自動砥石掛装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板やメッキ鋼板の表面には、その
製造工程や通板工程において凹凸欠陥が発生し、そして
その中には欠陥検出センサによる走間検査や目視静止検
査でも発見しにくい微少なものもあるが、このような微
少な欠陥は検査作業員が部分的に砥石掛けを行ない、そ
の砥石のかかりかたの違いから検出するものとなってい
る。
【0003】すなわち、砥石掛けをすると正常部位に比
べ微少凸欠陥部は砥石のかかりが強い一方、微少凹欠陥
部は砥石のかかりが弱く、その欠陥部によって光沢が異
なることになる。この光沢の微妙な違いにより、ストリ
ップの微少な凹凸を検出できることになるのである。
【0004】ところで、このような砥石掛けによる欠陥
検出作業は、その凹凸欠陥がストリップ巾方向またはス
トリップ長手方向に多く発生するため(特に線状欠陥の
場合)少なくとも砥石掛けをその両方向に沿って行う必
要がある。そして、この作業は、ストリップの形状にあ
わせて均一に研摩しなければ欠陥の判別ができず、スト
リップの硬さに応じて砥石の押付力や研摩回数を調整す
る必要があることから、熟練を要する煩雑な作業となっ
ている。
【0005】このため、従来より検査作業員の作業上の
煩雑さを解消すべく、その作業の自動化を図った自動砥
石掛装置が種々提案されている。例えば、実開昭63−
7450号において図3に示すように、ストリップ巾と
同一のベルトサンダ7をシリンダ等の押圧機構8により
ストリップ5に押し付け、その状態でストリップ5を前
進させることにより研摩を行う装置、実開昭61−14
8558号や実開平2−63957号において図4およ
び図5に示すように、バネ等を介したシリンダ機構9に
より砥石4をストリップ5に調整して押付け、その状態
で砥石4をストリップ5巾方向に移動させる移動機構10
を作動させ、それによりストリップ5の研摩を行う装置
などである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置でも以下に説明するように十分な研摩作業は行
い得なかった。
【0007】まず、図3に示す実開昭63−7450号
の装置では、ストリップ5の巾方向の均一研摩が行え
ず、またストリップ5の長手方向の研摩についてもその
回数を増やそうとしてストリップ5を前後進させた場合
ストリップ5の張力変動等により均一研摩は不可能にな
るという問題があった。
【0008】一方、図4に示す実開昭63−7450号
や図5に示す実開平2−63957号の装置では、巾方
向への移動機構10によりストリップ5の巾方向の研摩は
行い得るものの、ストリップ5の長手方向の研摩につい
てはストリップ5を動かさざるを得ず前者と同様ストリ
ップ5の張力変動等により均一研摩が困難となるほか、
ストリップ5の巾方向および長手方向を同時に研摩する
場合は砥石4を巾方向に移動させながらストリップ5を
長手方向に前後させるため、ストリップ5の研摩方向は
斜めになってしまい、ストリップ5の巾方向、長手方向
に対する研摩範囲を任意に設定できないという問題があ
る。
【0009】この発明は、以上のような問題に鑑み創案
されたもので、ストリップの巾方向および長手方向を確
実に研摩し得るストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置を
提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
ストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置は、研摩用砥石を
ストリップ表面に押し付ける昇降機構と、該昇降機構を
ストリップ巾方向に移動させる巾移動機構とを備え、さ
らに前記昇降機構をストリップ長手方向に移動させる長
手移動機構をも備えたことを特徴とするものである。
【0011】ここで、前記昇降機構および移動機構のそ
れぞれのアクチュエータを制御する制御手段を用いて、
各アクチュエータを制御させる構成とすれば、ストリッ
プの状態に最も適応した形で研摩条件を設定することが
でき、より有益となる。
【0012】
【作用】本発明に係る自動砥石掛装置は、研摩用砥石を
ストリップ表面に押し付ける昇降機構および該昇降機構
をストリップ巾方向に移動させる巾移動機構の他に、前
記昇降機構をストリップ長手方向に移動させる長手移動
機構を備える。
【0013】したがって、研摩範囲を任意に設定して研
摩を行う場合は、まずストリップを停止させ、次に昇降
機構を降下させ所定圧力で研摩用砥石を前記ストリップ
表面に押し付け、その状態で巾移動機構および長手移動
機構を繰り返し移動させる。
【0014】
【実施例】本発明の具体的実施例を図面に基づき説明す
る。なお、本発明は何ら以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0015】図1は本発明に係る自動砥石掛装置の一実
施例を示す概略図であり、同図に示すように本実施例の
自動砥石掛装置は、砥石4と、その砥石4をストリップ
5表面に押し付ける昇降手段1と、その昇降手段1をス
トリップ5長手方向に移動させる長手移動手段2と、ス
トリップ5巾方向に移動させる巾移動手段3とから構成
される。
【0016】砥石4は、後述する昇降手段1の先端にロ
ードセル41を内蔵したロッド42を介して取り付けられ、
その昇降によりストリップ5表面に押し付けられる。
【0017】昇降手段1は、ストリップ5垂直方向に沿
って位置する螺旋棒11と、その螺旋棒11に螺合されかつ
螺旋棒11の回転によりそれに沿って昇降する昇降ナット
12と、前記螺旋棒11をその上下で支持する支持ビーム13
とから構成される。螺旋棒11は、それに回転力を付与す
るサーボモータ14が上端に備えられる。また、昇降ナッ
ト12には、前記砥石4を備えたロッド42の上端部が接続
される。したがって、この昇降手段1のサーボモータ14
で螺旋棒11を回転させれば前記砥石4は螺旋棒11に沿っ
て昇降するものとなっている。
【0018】長手移動手段2は、ストリップ5長手方向
に沿って位置する螺旋棒21と、その螺旋棒21に螺合され
かつ螺旋棒11の回転によりその長手方向に移動する移動
ナット22と、前記螺旋棒21を支持する支持ビーム23とか
ら構成される。この螺旋棒21も前記昇降手段1のそれと
同様、それに回転力を付与するサーボモータ24がその端
部に備えられている。また、移動ナット22には前記昇降
手段1の支持ビーム13が接続される。したがって、この
長手移動手段2のサーボモータ24で螺旋棒21を回転させ
れば前記昇降手段1とともに砥石4は螺旋棒21に沿って
ストリップ5長手方向に移動するものとなっている。
【0019】巾移動手段3は、ストリップ5巾方向に沿
って位置する螺旋棒31と、その螺旋棒31に螺合されかつ
その螺旋棒31の回転によりその長手方向に移動する移動
ナット32と、前記螺旋棒31を支持する支持ビーム33とか
ら構成される。この手段3の螺旋棒31もやはり前記両手
段1、2と同様、それに回転力を付与するサーボモータ
34がその端部に備えられている。また、移動ナット32に
は前記長手移動手段2の支持ビーム23端部が取付台25を
介して接続されている。したがって、この巾移動手段3
のサーボモータ34で螺旋棒31を回転させれば、前記昇降
手段1および長手移動手段2とともに砥石4は螺旋棒31
に沿ってストリップ5巾方向に移動するものとなる。
【0020】以上のように、本実施例では各手段1、
2、3のサーボモータ14、24、34で各螺旋棒11、21、31
を回転させることにより、砥石4をストリップ5へ押し
付け、あるいはストリップ5の長手方向、巾方向へ自在
に移動させ得るものとなっている。したがって、研摩作
業を行うにあたってはストリップ5を何ら動かす必要が
ないため、ストリップ5の張力値変動による不均一研摩
という問題が解消し、またストリップ5に対してその長
手方向および巾方向の直線的研摩が確実に行うことがで
きるので研摩範囲を任意に設定できるというメリットも
有している。
【0021】また、本実施例では図2に示すようにサー
ボモータ14、24、34がコントローラ61およびシーケンサ
62からなる制御手段6により制御されるものとなってお
り、ストリップ5の巾寸法や硬さ等の種々の状態に応じ
て、ストリップ5長手方向および巾方向に研摩する範
囲、研摩回数、研摩スピード、砥石の押付力等の研摩条
件を任意にプリセットすることが可能となっている。特
に昇降手段1のサーボモータ14については、ロードセル
41の検出値に基づき砥石4の押付圧を常に設定値に制御
することが可能となっている。
【0022】なお、本実施例の各手段1、2、3の砥石
の移動機構はいずれも螺旋棒11、21、31とナット12、2
2、32との螺合移動作用によるものであるが、油圧シリ
ンダ等の他の移動機構を用いる構成でももちろんよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
砥石掛装置によれば、ストリップの巾方向だけでなく長
手方向までも能動的に砥石で研摩するものとなっている
ので、ストリップを何ら動かすことなく研摩でき、この
ためストリップの張力の変動による不均一研摩という問
題が解消し、またストリップに対してその長手方向およ
び巾方向は確実に研摩できるので、研摩範囲を任意に設
定できるというメリットを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動砥石掛装置を示す概略図であ
る。
【図2】本実施例の制御系統を示す説明図である。
【図3】実開昭63−7450号において示される自動
砥石掛装置の説明図である。
【図4】実開昭61−148558号において示される
自動砥石掛装置の説明図である。
【図5】実開平2−63957号において示される自動
砥石掛装置の説明図である。
【符号の説明】
1 昇降手段 2 長手移動手段 3 巾移動手段 4 砥石 5 ストリップ 11、21、31 螺旋棒 12、22、32 ナット 13、23、33 支持ビーム 14、24、34 サーボモータ 41 ロードセル 42 ロッド 61 コントローラ 62 シーケンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研摩用砥石をストリップ表面に押し付け
    る昇降機構と、該昇降機構をストリップ巾方向に移動さ
    せる巾移動機構とを備え、さらに前記昇降機構をストリ
    ップ長手方向に移動させる長手移動機構をも備えたこと
    を特徴とするストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置。
  2. 【請求項2】 前項記載のストリップ欠陥検査用自動砥
    石掛装置において、前記昇降機構および移動機構のそれ
    ぞれのアクチュエータを制御させる制御手段を備えたこ
    と特徴とする請求項1記載のストリップ欠陥検査用自動
    砥石掛装置。
JP13439592A 1992-04-28 1992-04-28 ストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置 Pending JPH05306977A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13439592A JPH05306977A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13439592A JPH05306977A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05306977A true JPH05306977A (ja) 1993-11-19

Family

ID=15127401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13439592A Pending JPH05306977A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 ストリップ欠陥検査用自動砥石掛装置

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JP (1) JPH05306977A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010048999A (ko) * 1999-11-30 2001-06-15 이구택 스트립의 표면결함 검출장치
KR20020041076A (ko) * 2000-11-27 2002-06-01 이구택 스트립 표면의 결함제거장치
KR100560820B1 (ko) * 2001-08-01 2006-03-13 주식회사 포스코 스트립 표면 검사 장치
KR100770319B1 (ko) * 2001-08-28 2007-10-26 주식회사 포스코 냉연스트립의 접촉식 형상교정롤 자동교정장치

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KR100770319B1 (ko) * 2001-08-28 2007-10-26 주식회사 포스코 냉연스트립의 접촉식 형상교정롤 자동교정장치

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980922