JPH0530658A - 住宅等における多数電気機器電源統合制御設備 - Google Patents

住宅等における多数電気機器電源統合制御設備

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JPH0530658A
JPH0530658A JP3205535A JP20553591A JPH0530658A JP H0530658 A JPH0530658 A JP H0530658A JP 3205535 A JP3205535 A JP 3205535A JP 20553591 A JP20553591 A JP 20553591A JP H0530658 A JPH0530658 A JP H0530658A
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JP
Japan
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power
control
power supply
house
supply control
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JP3205535A
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Inventor
Toshiaki Kimura
俊晃 木村
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MIZU KANRI KOGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
MIZU KANRI KOGAKU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器を、各別の遠隔制御器を付設するこ
となく制御しうる住宅等における多数電気機器電源統合
制御設備を提供する。 【構成】 電源を制御する必要のない非電源制御電気機
器のための電力線から成る第1配線系と、電源を制御す
べき電源制御電気機器を使用態様の共通性を基準にして
分類した制御系統別に接続するための電力線3a〜3g
から成る第2配線系とを住宅に配線する。前記第2配線
系の各電力線3a〜3gを集合スイッチングユニット4
に接続する。コントローラの操作パネル6を操作するこ
とによって前記集合スイッチングユニット4を制御し前
記電力線3a〜3gの入切を各別に行うように構成す
る。個々の電源制御電気機器に遠隔制御器を付設する必
要がないので、該遠隔制御器の費用の削減及び設備費の
低減ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅で使用する各種電
気機器の電源をコントローラでオン・オフ制御しうるよ
うになした住宅等における多数電気機器電源統合制御設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における多数電気機器電源統合制御
設備には、第1に、図4に示すように、電源を制御しよ
うとする個々の電源制御電気機器E1 ・・・に付設した
遠隔制御器たるスイッチ回路50・・・に、電源制御信
号搬送用信号線51及びモニター信号搬送用信号線52
によってコントローラ53を接続して、前記各電源制御
電気機器E1 ・・・に制御信号を送信し、かつ該各電源
制御電気機器E1 ・・・から制御動作の確認信号を受信
するように成したものがある。なお、前記電気機器電源
制御設備での電力線54・・・及び分岐線55・・・
は、従来から住宅に配線されている一般的な電力配線系
を用いており、配電盤56に接続されるとともに、それ
らの一部は直接続で、他はコンセントN1 ・・・を介し
て前記電源制御電気機器E1 ・・・及び制御する必要の
ない電源制御電気機器E2 ・・・に接続されている。前
記コントローラ53には、電話回線57に接続され、家
人が外出しているとき電話を用いて前記電気機器E1
・・電源をオン・オフ制御をするための所謂テレコン機
能が備えられている。また第2に、前記第1の従来例の
変形例として、電源制御信号搬送用信号線51及びモニ
ター信号搬送用信号線52に代えて信号を送受信するた
めに、子機を備えた無線機(図示せず)を利用したもの
がある。さらに第3に、その他の従来例として、住宅に
配線された既設の電力線及び分岐線をバスラインとして
制御信号を送信するとともに、制御すべき各種電源制御
電気機器に各別に前記制御信号で作動する遠隔制御器た
るインターフェースユニットを付設したものがある(図
示せず)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来例で
は、電力線54・・・及び分岐線55・・・とは別に、
前記信号線51,52を、コントローラ53から住宅内
各所に配線しなければならないから、それらの配線工事
が容易でなく、また工費が高くつくという問題点があっ
た。また、前記第2の無線機を用いる従来例は、住宅内
の無線送信を妨害する他の電気機器等の各種障害物によ
り、該無線送信がスイッチ回路50・・・に到達しにく
い場合があり、それらの作動が不確実になりやすく、確
実に任意の電源制御電気機器E1 を電源制御するために
は前記子機を持ってその電源制御電気機器E1 を設置し
た場所まで足を運ばなければならないこともある。さら
にいずれの前記従来例も、各電源制御電気機器E1 ・・
・の電源を制御するための遠隔制御器を、個々の該各電
源制御電気機器E1 ・・・に付設しなければならないだ
けでなく、遠隔制御をする関係で電源制御動作に信頼が
おけず、該動作確認のためのモニター機構及びモニター
信号搬送用信号線52の配線が必要となるから、それぞ
れの遠隔制御器の経費かかり、かつ該信号線52配線の
ための工費が割高になるという問題点があった。特に第
2の従来例の無線機と第3の従来例のインターフェイス
ユニットはいずれも高価なものになる。本発明は、以上
の各問題点を解消することを課題にするとともに、該課
題を解決した住宅等における多数電気機器電源統合制御
設備を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、多数電気機
器電源統合制御設備は、遠隔制御器を該電気機器の配置
された場所に各別に分散して設けるという観点を捨て、
新しい観点に立脚して、電源制御電気機器の制御系統別
に電力線を配線する配線系を住宅の構築時に設備し、前
記各電力線を、コントローラの近傍に設置した集合スイ
ッチングユニットに接続し、各電力線の制御系統ごとに
電源のオン・オフ制御をすれば、建物内のすべての電源
制御電気機器を容易、かつ確実に電源制御しうるという
結論に達した。
【0005】本発明は前記目的を達成すべく、例えば、
電源を制御する必要のない非電源制御電気機器E・・・
に接続するための電力線2a,2bから成る第1配線系
と、電源を制御すべき所定の電源制御電気機器E0 ・・
・を使用態様の共通性を基準にして分類して系統化し、
各制御系統別に前記電源制御電気機器E0 ・・・を直接
続、あるいは制御用コンセントC・・・を介して接続す
るための電力線3a〜3gから成る第2配線系と、該第
2配線系の前記各電力線3a〜3gが接続されたスイッ
チ回路(図示せず)を備えた集合スイッチングユニット
4と、前記各電力線3a〜3gへの電力供給を各別に制
御すべく前記スイッチ回路に電源制御信号線5aで接続
したコントローラ本体7及び該コントローラ本体7に信
号線5bで接続した操作パネル6からなるコントローラ
とから構成した。そして、操作に便利な住宅内所定位置
たる食事室の壁に前記コントローラの操作パネル6を設
置するとともに、該食事室近傍の物入に配電盤1、集合
スイッチングユニット4及び前記コントローラ本体7を
配置した。
【0006】
【作用】電源制御電気機器E0 ・・・に各々遠隔制御器
を付設する必要がないとともに、前記非電源制御電気機
器E・・・及び電源制御電気機器E0 ・・・を、非制御
用コンセントN・・・及び制御用コンセントC・・・の
いずれかに選択して接続しうるから、便利性が増大す
る。また、該制御用コンセントC・・・には電源線を接
続するだけで電源制御が可能であるから、比較的安価な
電気機器でも電源制御対象とすることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1は、本実施
例における、多数電気機器電源統合制御設備に係る電力
線の概略的な配線図、図2は、前記本実施例を採用した
住宅の平面図、図3は、コントローラの操作パネルの前
面図である。なお、図1に示した電源制御電気機器及び
非電源制御電気機器は、住宅全体に設けるものの一部で
あり、また図3に示す住宅は二階建てであるが二階部分
は図示していない。
【0008】本発明において、電源をオン・オフ制御す
る必要のない電気機器を非電源制御電気機器Eと称し、
例えば、冷蔵庫、除湿機A(除湿により生じた水を溜
め、その満水時に自動停止させる機構を有する自動停止
型)、電話、防犯器、時計、保温釜、保温ポット、貯湯
タンク、水道凍結防止ヒーター、揚水ポンプ、測定器、
養魚水槽、浄化槽等がこれに該当する。これらの非電源
制御電気機器E・・・を接続するコンセントを非制御用
コンセントN・・・という。また、電力線に接続される
電源をオン・オフ制御すべき電気機器を電源制御電気機
器E0 と称し、例えば、メインライト、威嚇ライトを兼
ねたガイドライト、ナイトライト、外灯、風呂、温水
器、アイロン、ヒーター、ズボンプレッサー、ヘアドラ
イアー、トースター、電気布団、電気毛布、電気じゅう
たん、エアコン、床暖房、除湿器B(除湿により生じた
水を連続的に排水する機構を有する連続排水型)、ラジ
オ、ステレオ、テレビ、ビデオ、パソコン、ワープロ、
ファン、炊飯器、扇風機、掃除機等がこれに該当する。
これらの電源制御電気機器E0 ・・・を接続するコンセ
ントを制御用コンセントC・・・という。
【0009】図1乃至図3に示すように、前記多数電気
機器電源統合制御設備は、一般的住宅用配線と同様に住
宅の各所に配線され、一端に非電源制御電気機器E・・
・を、また他端に配電盤1を接続した電力線2a,2b
で構成された第1配線系と、電源制御電気機器E0 ・・
・を接続しうる電力線3a,3b,3c,3d,3e,
3f,3gで構成した第2配線系と、前記電力線3a〜
3gを集合して接続し、それぞれの電力線3a〜3gを
各別に入切するための、制御信号により作動するリレー
の直結型構造をもつスイッチ回路(図示せず)を備え
た、前記配電盤1に接続した集合スイッチングユニット
4と、該集合スイッチングユニット4に電源制御信号線
5aで、また該操作パネル6に信号線5bでそれぞれ接
続したコントローラ本体7とから成る。前記コントロー
ラ本体7と操作パネル6で本実施例のコントローラが構
成される。そして、該操作パネル6は操作に便利な場所
である食事室の壁に取り付けられ、また前記集合スイッ
チングユニット4とコントローラ本体7は前記食事室に
隣接した物入に配置されている(図2参照)。従って、
前記電源制御信号線5aと信号線5bはごく短いものに
なる。
【0010】図1に示すように、前記第1配線系の電力
線2a,2bは、非電源制御電気機器E・・・に直接続
で、あるいは非制御用コンセントN・・・を介して接続
される分岐線8・・・を分岐する。この第1配線系に接
続される前記非電源制御電気機器E・・・は、継続的な
使用が通常であって、前記コントローラでそれぞれ電源
のオン・オフ制御を行う必要がないもの、つまり冷蔵
庫、除湿機A(除湿により生じた水を溜め、その満水時
に自動停止させる機構を有する自動停止型)、電話、防
犯器、時計、保温釜、保温ポット、貯湯タンク、水道凍
結防止ヒーター、揚水ポンプ、測定器、養魚水槽、浄化
槽等である。なお、図1にはこれらの前記非電源制御電
気機器E・・・の一部のみが図示されている。図1に示
すように、前記第2配線系にあっては、電源制御電気機
器E0 たる威嚇ライトを兼ねたガイドライトに制御用コ
ンセントCを介して接続された電力線3aと、電源制御
電気機器E0 たるナイトライトに直接続された電力線3
bと、それぞれ制御用コンセントC,Cを介して電源制
御電気機器E0,E0 たるアイロン、ヘアードライヤー
に接続される分岐線8c,8cを分岐した電力線3c
と、制御用コンセントCを介して電源制御電気機器
0 ,E0 たるラジオ、ステレオに接続される電力線3
dと、制御用コンセントCを介して電源制御電気機器E
0 たる風呂に接続した電力線3eと、電源制御電気機器
0 たるメインライトに直接続した電力線3fと、制御
用コンセントCを介して電源制御電気機器E0 たるファ
ンに接続された電力線3g等で構成される。
【0011】ところで、前記各電力線3a〜3g等に
は、それぞれ各電源制御電気機器E0 ・・・を使用態様
の共通性を基準にして系統化し、それらの制御系統別の
電源制御電気機器E0 ・・・が接続してある。該共通性
としては、例えば、「あらかじめオンしておきたい」
(エアコン、床暖房、風呂、温水器、炊飯器等であって
図1に図示されていない電力線に接続する)、「後で
オフにしたい」(店のライト、外灯等であって図1に図
示されていない電力線に接続する)、「随時オン・オ
フしたい」(ファン等であって図1の電力線3gに接続
する)、「安全上及び省電力上、消し忘れを防ぎた
い」(安全上ではヒーター、アイロン、ズボンプレッサ
ー、ヘアードライヤー、トースター等であって図1の電
力線3cに接続し、また省電力上では、ラジオ、ステレ
オ、テレビ、ビデオ、パソコン、ワープロ、電気布団、
電気毛布、電気じゅうたん、ファン、扇風機、掃除機等
であって図1の電力線3dに接続する)等である。
【0012】図3に示すように、本実施例の前記操作パ
ネル6には、それぞれ玄関キー9を吊り下げることによ
って入切する在宅スイッチ10及び就寝スイッチ11が
設けてあり、またコントローラ本体7は、該各スイッチ
10,11の入切により、前記スイッチ回路を制御しう
る制御機構を備えている。前記コントローラの制御機構
は、在宅時、就寝時及び外出時に分けた家人の生活状況
に従って各電源制御電気機器E0 ・・・の電源オン・オ
フモードを設定する機能と、該電源オン・オフモードに
従って集合スイッチングユニット4のスイッチ回路に電
源制御信号を出力するように構成されている。前記在宅
スイッチ10及び就寝スイッチ11は、玄関キー9を掛
けた方の電源オン・オフモードに、またいずれのスイッ
チ10,11にも玄関キー9が掛けられていない時には
外出モードに切り換わるように構成されている。例え
ば、在宅、就寝、外出の各モードに切り替えがなされる
と、各電源制御電気機器E0 ・・・の電源を、各モード
に従ってオン・オフ制御すべく、コントローラから集合
スイッチングユニット4のスイッチ回路に制御信号が電
源制御信号線5aを経て送信され、在宅モード、就寝モ
ード、外出モードのいずれかに対応したランプ10a,
11a,12aの一つが点灯する。さらに前記就寝モー
ドは、切り替えスイッチ16によってさらにDoモード
とDon’tモードに切り替えることができる。該Do
モードを選択すると電話及び玄関のインターフォンは在
宅時と同様に通常の動作をするが、Don’tモードに
切り替えると、電話が掛かってきてもベルを鳴らさず、
電話の送信者に対して音声で例えば、「ただいま対応で
きない。明朝○○時に再度電話してほしい。」旨の通告
をする。緊急の場合にはまた、来訪者がインターフォン
を押しても来訪者の音声を住宅内スピーカから出力させ
ず、来訪者に対しては例えば、「ただいま対応できな
い。緊急の場合は○○○の[電話番号]に電話してほし
い。」旨を記した、玄関に設置する所謂Don’tライ
ト(図示せず)が点灯する。即ち、Don’tモードに
切り替えた場合、電話及びインターフォン(来訪者)に
よって睡眠を妨げられない。なお図3中、符号13は、
押し続けるとスキャニングしてランプ13a・・・を順
次点滅させるスキャニングスイッチで、スイッチ投入し
たい該ランプ13aが点灯したところで手を離し、該当
する電源制御電気機器E0 、例えばファンを作動させる
ためのもので、該スキャニングスイッチ13の信号によ
り、該ファンが属する制御系統の電力線3gをオンさせ
るようにコントローラが制御する。同じく符号14・・
・は、火災、ガス漏れ等の警報ランプである。該警報ラ
ンプ14・・・に各々接続された信号線は、前記電源制
御信号線5a及び信号線5bとは異なるものを別途配線
してある。同じく符号15・・は、玄関ライト、ベラン
ダライト、ガイドライトを各別に入切するための遠隔操
作ボタンである。該玄関ライト、ベランダライト、ガイ
ドライトは、それぞれ侵入者の侵入をセンサーで感知し
て自動点灯し、かつ一定時間経過後自動消灯する威嚇ラ
イトであるが、前記のように該遠隔操作ボタン15・・
を使用して個別に点灯させることもできるようになって
いる。
【0013】次に、上記多数電気機器電源統合制御設備
の動作について説明する。先ず、家人が在宅している
時、図1及び図3に示すように、玄関キー9を、食事室
の壁に配置した操作パネル6の在宅時スイッチ10に掛
けておくと、各電源制御電気機器E0 ・・・を制御すべ
く、コントローラ本体7から制御信号が電源制御信号線
5aを経て集合スイッチングユニット4のスイッチ回路
に送信されランプ10aが灯る。また、玄関キー9を就
寝時スイッチ11に掛けて吊り下げておくと、前記在宅
時の場合と同様に、各電源制御電気機器E0 ・・・が電
源制御されランプ11aが灯り、さらに家人が玄関キー
9を持って外出し、前記在宅時スイッチ10及び就寝時
スイッチ11のいずれにも玄関キー9が掛けられていな
い時は、前記在宅時及び就寝時の場合と同様に、各電源
制御電気機器E0 ・・・が電源制御されランプ12aが
灯る。なお、前記各スイッチ10,11と別のスキャニ
ングスイッチ13及び遠隔操作ボタン15・・を押す
と、それらに該当する電源制御電気機器E0 ・・・を随
意電源制御することができる。さらに電話及び来訪者に
よって睡眠を妨げられないたくない場合には、前記切り
替えスイッチ16によってDon’tモードに切り替え
ておく。
【0014】以上のように、構成した上記実施例は、前
記集合スイッチングユニット4が電力線3a〜3gを集
合させた所謂集合型となるため、従来例の如き電源制御
信号搬送用信号線の屋内配線が不要になる。加えて、コ
ントローラの近傍に集合スイッチングユニット4を設
け、かつ集合スイッチングユニット4のスイッチ回路の
構造がリレーによる直結型であるので、制御信号伝達の
信頼度が高く、従来例のごとき動作監視信号たるモニタ
ー信号搬送用信号線も不要になる。なお、電力配線は、
図1では従来例より一見増加するように見えるが、実際
は、配電盤1及び集合スイッチングユニット4を住宅の
中央付近の物入に設置し、通常各部屋に数個設けられた
コンセントC,N・・・を個々に非電源制御電気機器E
用と電源制御電気機器E0 用に仕分けするので、コンセ
ントC,N・・・から集合スイッチングユニット4まで
の距離と隣のコンセントC,N・・・までの距離に大差
がないため、電力配線の総延長は従来のものに比べほと
んど増加することがない。また、使用態様の共通性を基
準にして分類された制御系統別に電力線3a〜3gが配
線されるので、個々の電源制御電気機器E0 ・・・に遠
隔制御器を設ける必要がない。さらに前記のように電力
線3a〜3gが所謂集合型となるため、電源、配線板、
その筐体等の一体化により、製作費、設置費、保守費が
低減できる。その他制御系統別の配線により、モード別
など統合制御が容易になり、手動のスイッチ操作が減少
する。また、制御用コンセントC・・・が建物に付属し
て設置され、個々の機器ごとに遠隔制御器を必要としな
いので、比較的安価な電気機器でも電源制御対象とする
ことができ、便利性が増大する。その他、非電源制御電
気機器E・・・に対する配線が、電源制御電気機器E0
・・・に対する配線と分離される結果、外出、帰宅時、
就寝、起床時等に制御系配線の全部をまとめて電源のオ
ン・オフ制御ができるので、電源の切り忘れを防止する
ことができ、防災、省電力等の効果がある。
【0015】なお、電力線2a,2b、電力線3a〜3
gは、前記図1及び図2に示したもの以外にも配線され
るだけでなく、電源制御電気機器E0 ・・・も、図示し
たものの他に数多く接続されうる。また、直接続及び制
御用コンセントC・・・を介して接続される各電源制御
電気機器E0 ・・・が、互いに同じ制御系統に属する場
合は、各同じ電力線から分岐させて接続してもよい等、
本発明は前記実施例に何ら限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】集合スイッチングユニットに第2配線系
の電力線3a〜3gを集合させてあるため、電源制御信
号送信用信号線の屋内配線が不要であるだけでなく、電
源、配線板、その筐体等の一体化により、製作費、設置
費、保守費が低減できるとともに、制御系統別の配線に
より、手動のスイッチ操作が減少する。また、コントロ
ーラと集合スイッチングユニットが近傍に配置されるた
め、制御信号伝達の信頼度が高く、動作監視信号をコン
トローラに送るための機構及びモニター信号搬送用信号
線が不要となる。さらに、制御用コンセントを設けたの
で、個々の機器ごとに遠隔制御器を必要とせず、比較的
安価な電気機器でも電源制御対象とすることができ、か
つ前記非電源制御電気機器及び電源制御電気機器を、前
記非制御用コンセント及び制御用コンセントのいずれか
に選択して接続しうるとともに、第2配線系の制御用コ
ンセントには新たな電源制御電気機器を容易に増設でき
る等、便利性が増大する。加えて、第2配線系統の各電
力線の全部をまとめて電源のオン・オフ制御が可能なの
で、電源の切り忘れを防止することができ、防災、省電
力等の面で優れているという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における多数電気機器電源統合制御設
備に係る概略的な配線図である。
【図2】前記本実施例の配線を設置した住宅の平面図で
ある。
【図3】操作パネルの前面図である。
【図4】従来の多数電気機器電源統合制御設備に係る概
略的な回路図である。
【符号の説明】
0 電源制御電気機器 E 非電源制御電気機器 1 配電盤 2a,2b,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3
g 電力線 4 集合スイッチングユニット 5a 電源制御信号線 6 操作パネル 7 コントローラ本体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月15日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来例で
は、電力線54・・・及び分岐線55・・・とは別に、
前記信号線51,52を、コントローラ53から住宅内
各所に配線しなければならないから、それらの配線工事
が容易でなく、また工費が高くつくという問題点があっ
た。また、前記第2の無線機を用いる従来例は、住宅内
の無線送信を妨害する他の電気機器等の各種障害物によ
り、該無線送信がスイッチ回路50・・・に到達しにく
い場合があり、それらの作動が不確実になりやすく、確
実に任意の電源制御電気機器Eを電源制御するために
は前記子機を持ってその電源制御電気機器Eを設置し
た場所まで足を運ばなければならないこともある。さら
にいずれの前記従来例も、各電源制御電気機器E・・
・の電源を制御するための遠隔制御器を、個々の該各電
源制御電気機器E・・・に付設しなければならないだ
けでなく、遠隔制御をする関係で電源制御動作に信頼が
おけず、該動作確認のためのモニター機構及びモニター
信号搬送用信号線52の配線が必要となるから、それぞ
れの遠隔制御器の費用が余分にかかり、かつ該信号線5
2配線のための工費が割高になるという問題点があっ
た。特に第2の従来例の無線機と第3の従来例のインタ
ーフェイスユニットはいずれも高価なものになる。本発
明は、以上の各問題点を解消することを課題にするとと
もに、該課題を解決した住宅等における多数電気機器電
源統合制御設備を提供することを目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源を制御する必要のない非電源制御電
    気機器に接続するための電力線から成る第1配線系と、
    電源を制御すべき電源制御電気機器を、使用態様の共通
    性を基準にして分類した制御系統別に接続するための複
    数の電力線から成る第2配線系と、該第2配線系の各電
    力線を各別に制御するためのスイッチ回路を備えた集合
    スイッチングユニットと、前記スイッチ回路に電源制御
    信号線で接続した、前記スイッチ回路を制御するための
    操作部を有するコントローラとからなり、前記集合スイ
    ッチングユニットと前記コントローラを近接して配置し
    たことを特徴とする住宅等における多数電気機器電源統
    合制御設備。
  2. 【請求項2】 所定の制御系統に対応する前記第2配線
    系の所定の電力線を制御用コンセントに接続したことを
    特徴とする前記請求項1記載の住宅等における多数電気
    機器電源統合制御設備。
JP3205535A 1991-07-22 1991-07-22 住宅等における多数電気機器電源統合制御設備 Pending JPH0530658A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007209170A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Haseko Urbest Inc 全室消灯用配線ユニットおよび配線構造
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