JPH05306283A - 新規なデオキシリボヌクレオシド誘導体 - Google Patents

新規なデオキシリボヌクレオシド誘導体

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JPH05306283A
JPH05306283A JP4131363A JP13136392A JPH05306283A JP H05306283 A JPH05306283 A JP H05306283A JP 4131363 A JP4131363 A JP 4131363A JP 13136392 A JP13136392 A JP 13136392A JP H05306283 A JPH05306283 A JP H05306283A
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JP
Japan
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compound
solvent
group
deoxyribofuranose
agent
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JP4131363A
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Hideo Togo
秀雄 東郷
Sachiko Ishigami
祥子 石神
Misa Fujii
美佐 藤井
Masataka Yokoyama
正孝 横山
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(1)または一般式(2) 【化1】 〔式中R1 は水素原子または水酸基の保護基を、R2
水素原子またはメチル基を、R3 は水素原子または水酸
基の保護基を示す〕で示されるデオキシリボヌクレオシ
ド誘導体及びこれらの化合物の生理的に許容される塩。 【効果】本発明化合物は、抗ウイルス剤、制癌剤、免疫
抑制剤等として期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば制癌剤、抗ウイ
ルス剤、免疫抑制剤等の医薬品として期待される新規デ
オキシリボヌクレオシド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】核酸系化合物は、無秩序な増殖を繰り返
す癌や、細胞内でのみ増殖を行い種々の疾病を引き起こ
すウイルス感染症に有効な医薬として、また免疫抑制剤
として臨床に用いられている。例えば、制癌剤として
は、消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌)、乳癌の治療に
使用される5−フルオロウラシル(5−FU)、白血
病、悪性リンパ腫の治療に用いられるシトシンアラビノ
シド(Ara−C)等が知られている。また抗ウイルス
剤としては単純疱疹に使用されるアシクロビル(AC
V)、AIDS(後天生免疫不全症候群)の治療に用い
られるアジドチミジン(AZT)、2’、3’−ジデオ
キシイノシン(DDI)等が、免疫抑制剤としては6−
メルカプトプリン(6−MP)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記制癌剤、
免疫抑制剤は薬効として未だ不十分であり、骨髄毒性、
消化器症状等さまざまな副作用を示す。また上記抗ウイ
ルス剤はウイルスに対する適用範囲が狭く、骨髄毒性等
の副作用により投与量、投与期間等に制限が生じてしま
うものもある。よって、新たな制癌活性、抗ウイルス活
性、免疫抑制活性を有する核酸系化合物の開発が望まれ
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
【0005】
【化3】
【0006】[式中R1 は水素原子または水酸基の保護
基を示す]で示されるデオキシリボヌクレオシド誘導体
及びこれらの化合物の生理的に許容される塩、および、
一般式(2)
【0006】
【化4】
【0007】[式中R2 は水素原子またはメチル基を、
3 は水素原子または水酸基の保護基を示す]で示され
るデオキシリボヌクレオシド誘導体及びこれらの化合物
の生理的に許容される塩に関する。
【0008】一般式(1)及び(2)において、R1
3 に示す水酸基の保護基としては、一般に保護基とし
て使用されるものならば特に制限はなく、エステル型保
護基、エーテル型保護基等が使用できる。エステル型保
護基としては例えばアセチル基、ベンゾイル基等のアシ
ル基、ジメチルカルバモイル基等の置換カルバモイル基
などがあげられる。エーテル型保護基としては、例えば
tert−ブチルジメチルシリル基、tert−ブチル
ジフェニルシリル基等の置換シリル基、メトキシメチル
基等の(C1−C4アルコキシ)C1−C4アルキル
基、テトラヒドロピラニル基等の環状アセタール基、ま
たはベンジル基、4−メトキシベンジル基、トリチル基
等の、置換または無置換フェニル基で1つ以上置換され
たメチル基などが挙げられる。
【0009】また生理的に許容される塩としては、ナト
リウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マ
グネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、
置換アンモニウム塩、塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸塩、酢
酸、フマル酸、マレイン酸、酒石酸、メタンスルホン酸
等の有機酸塩が挙げられる。
【0010】次に一般式(1)及び一般式(2)で示さ
れる化合物の具体例を示す。なお、ここに示した化合物
については光学異性体、またデオキシリボ−スの1位の
立体異性体を含む。また、塩についてはここに示してい
ない。 1.(1αβ)−1−(2−レピジニル)−D−2−デ
オキシリボフラノ−ス 2.(1αβ)−1−[2−(5−カルボキシピリジ
ル)]−D−2−デオキシリボフラノ−ス 3.(1β)−1−(2−レピジニル)−D−2−デオ
キシリボフラノ−ス 4.(1α)−1−[2−(5−カルボキシピリジ
ル)]−D−2−デオキシリボフラノ−ス
【0011】本発明化合物の一般式(1)で表される化
合物は、例えば反応式(1)
【0012】
【化5】
【0013】[式中R1 は水素原子または水酸基の保護
基を示す]に示すように製造することができる。 ま
ず、出発原料である一般式(3)の化合物は公知の方
法、例えば、A.M.Mubarak et al.、
Tetrahedron Lett.,22、683
(1981)に記載の方法等で製造することができる。
一般式(1)の化合物は次に示す2通りの方法で製造す
ることができる。一つの方法としては、既知の製造法
(H.Togo et al.、Tetrahedor
on Lett.、32、3377−3380(199
1))を用いた方法である。すなわち、一般式(3)の
化合物をN−ヒドロキシチオピリドンと縮合剤、例えば
ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)を用い、エ
ステル体を中間体として製造する。溶媒としては化合物
(3)の溶解する溶媒、好ましくはテトラヒドロフラン
等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン等のハロゲン系溶
媒、トルエン等の炭化水素系溶媒またはアセトニトリル
等の極性溶媒を用い、−78℃から使用する溶媒の沸点
まで、好ましくは0 ℃から50℃までの温度で、1 分から
24時間、好ましくは5 分から3 時間反応を行う。次いで
中間体とレピジンの有機酸塩、好ましくはカンファ−ス
ルホン酸またはトリフルオロ酢酸の塩を、反応試薬が全
て溶解し光反応に耐え得る溶媒、好ましくはテトラヒド
ロフラン等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン等のハロ
ゲン系溶媒、メタノ−ル等のアルコ−ル系溶媒またはア
セトニトリル等の極性溶媒中、−40℃から使用する溶媒
の沸点まで、好ましくは−20℃から30℃までの温度で、
1 分から24時間、好ましくは30分から5 時間光照射する
ことにより化合物(1)を製造することができる。光の
種類としては可視光が好ましく、例えば高圧水銀灯、タ
ングステンランプを用いることができる。
【0014】もう一つの方法としては、一般式(3)の
化合物とレピジンを、ヨードシル化合物、好ましくは
[ビス(トリフルオロアセトキシ)ヨード]ペンタフル
オロベンゼン存在下光照射することにより、化合物
(1)を製造することができる。[ビス(トリフルオロ
アセトキシ)ヨード]ペンタフルオロベンゼンは一般式
(3)に対して0.01から10当量、好ましくは0.05から2.
0 当量がよい収率を与える。反応溶媒としては反応試薬
が全て溶解し光反応に耐え得る溶媒、好ましくはテトラ
ヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン等の
ハロゲン系溶媒、メタノ−ル等のアルコ−ル系溶媒また
はアセトニトリル等の極性溶媒を用い、−40℃から使用
する溶媒の沸点まで、好ましくは−20℃から30℃までの
温度で、1 分から24時間、好ましくは30分から5 時間光
照射を行う。光の種類としては紫外線または可視光、好
ましくは紫外線を照射することにより目的の反応を行な
うことが出来る。
【0015】一般式(1)の化合物において、R1 が水
酸基の保護基の場合、必要に応じて存在する保護基を加
水分解、アンモノリシス等の加溶媒分解等の適切な方法
で脱保護することにより、R1 に水素原子を有する一般
式(1)で表される化合物を得ることができる。本発明
化合物の一般式(2)で表される化合物は、例えば反応
式(2)
【0016】
【化6】
【0017】[式中R2 は水素原子またはメチル基であ
り、R3 は水素原子または水酸基の保護基を示す]に示
すように製造することができる。つまり一般式(2)の
化合物は、反応式(1)の場合と同様に公知の化合物
(3)を出発原料として一般式(1)の製造法に準じて
行うことにより得ることができる。
【0018】一般式(2)の化合物において、R3 が水
酸基の保護基の場合、必要に応じて存在する保護基を加
水分解、アンモノリシス等の加溶媒分解等の適切な方法
で脱保護することにより、R3 に水素原子を有する一般
式(2)で表される化合物を得ることができる。また一
般式(2)の化合物において、R2 がメチル基の場合、
必要に応じて一般的なエステルの加水分解法を用いるこ
とにより、R2 に水素原子を有する一般式(2)で表さ
れる化合物を得ることができる。
【0019】以上のようにして得られた本発明化合物を
制癌剤、抗ウイルス剤または免疫抑制剤として使用する
場合、経口投与、静脈内投与、または経皮投与すること
ができる。投与量は投与する患者の症状、年齢、投与方
法によっても異なるが、通常0.1−500mg/kg
/日である。本発明化合物は、適当な製剤用担体と混合
して調製した製剤の形で投与される。製剤の形として
は、錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、注射
剤、クリーム、坐剤等が用いられる。製剤中に含まれる
有効成分の量は、0.01%から99%程度である。
【0020】
【実施例】次に実施例をあげて本発明化合物の製造につ
いて具体的に説明する。 実施例1 (1β)−1−(2−レピジニル)−3,5−ジベンゾ
イル−D−2−デオキシリボフラノ−スの製造 4、6−ジベンゾイル−2、5−アンヒドロ−3−デオ
キシ−β−リボヘキソン酸(180mg、0.5mmo
l)をアルゴン雰囲気下で無水テトラヒドロフラン3m
lに溶解する。アルミホイルで反応容器を遮光し、氷浴
中でN−ヒドロキシ−2−チオピリドン(67mg、
0.53mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(124mg,0.6mmol)を加え、室温で90分
撹拌して、中間体のエステルを溶液で得る。この溶液を
アルゴン雰囲気下グラスフィルタ−で濾過し、濾液を予
めベンゼンで共沸脱水したレピジンのカンファ−スルホ
ン酸塩(1.31g、3.5mmol)と混合し、フィ
ルタ−は無水ジクロロメタンで洗浄する。30−33℃
の水浴中でこの混合液に500wのタングテンランプを
150分間照射する。反応液に飽和重曹水を加えた後、
ジクロロメタンで抽出を行なう。硫酸ナトリウムで乾燥
の後溶媒を減圧溜去する。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−に供し、ヘキサン−酢酸エチル(3:1
から1:1)で溶出を行ない、(1β)−1−(2−レ
ピジニル)−3,5−ジベンゾイル−D−2−デオキシ
リボフラノ−ス(141mg、60.6%)を得る。
【0021】1H−NMR(200MHzFT,CDC
3 ) δ;2.34(1H,m)、2.66(1H,
m)、2.75(3H,s)、4.15−4.37(2
H,m)、5.18(1H,dd,J=2.5,11.
2Hz)、5.48(1H,m)、5.96(1H,b
rs)、7.30−8.20(15H,m).
【0022】実施例2 (1β)−1−(2−レピジニル)−3,5−ジベンゾ
イル−D−2−デオキシリボフラノ−スの製造(別法) アルゴン雰囲気下石英セル中で4、6−ジベンゾイル−
2、5−アンヒドロ−3−デオキシ−β−リボヘキソン
酸(555mg、1.5mmol)と[ビス(トリフル
オロアセトキシ)ヨード]ペンタフルオロベンゼン(1
56mg、0.3mmol)をジクロロメタン(2m
l)に溶解する。次にジクロロメタン(3ml)に溶解
したレピジン(215mg、1.5mmol)を加え、
低圧水銀灯(15w)を10時間照射する。反応終了
後、溶液を重曹水で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥する。濾過後溶媒を溜去し、残渣を分取薄層クロ
マトグラフィ−(展開溶媒=クロロホルム−酢酸エチル
(20:1))に供することにより、(1β)−1−
(2−レピジニル)−3,5−ジベンゾイル−D−2−
デオキシリボフラノ−ス(392mg、56%)を得
る。
【0023】実施例3 (1β)−1−(2−レピジニル)−D−2−デオキシ
リボフラノ−スの製造 (1β)−1−(2−レピジニル)−3,5−ジベンゾ
イル−D−2−デオキシリボフラノ−ス(32mg、
0.069mmol)をメタノ−ルとテトラヒドロフラ
ンの混合溶媒(1:2)3mlに溶解し、氷冷下1規定
水酸化ナトリウム水溶液(1ml)を加え、室温にて6
時間撹拌する。1規定塩酸水溶液で中和し蒸発乾固の
後、残渣を酢酸エチルで抽出し濾過し、溶媒を溜去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に供
し、クロロホルム−メタノ−ル(22:3から21:
4)で溶出して、(1β)−1−(2−レピジニル)−
D−2−デオキシリボフラノ−ス(17mg、収率96
%)を得る。
【0024】1H−NMR(200MHzFT,CDC
3 ) δ;1.94(1H,m)、2.37(1H,
m)、2.71(3H,s)、3.80−4.15(3
H,m)、4.42(1H,brs)、5.18(1
H,dd,J=2.2,11.4Hz)、7.46−
8.13(5H,m).
【0025】実施例4 (1α)−1−[2−(5−メトキシカルボニルピリジ
ル)]−3、5−ジベンゾイル−D−2−デオキシリボ
フラノ−スの製造 4、6−ジベンゾイル−2、5−アンヒドロ−3−デオ
キシ−β−リボヘキソン酸(180mg、0.5mmo
l)をアルゴン雰囲気下で無水テトラヒドロフラン3m
lに溶解する。アルミホイルで反応容器を遮光し、氷浴
中でN−ヒドロキシ−2−チオピリドン(67mg、
0.53mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(124mg、0.6mmol)を加え、室温で90分
撹拌して、中間体のエステルを溶液で得る。この溶液を
アルゴン雰囲気下グラスフィルタ−で濾過し、濾液を予
めベンゼンで共沸脱水したイソニコチン酸メチルのカン
ファ−スルホン酸塩(1.29g、3.5mmol)と
混合し、フィルタ−は無水ジクロロメタンで洗浄する。
10−15℃の水浴中でこの混合液に500wのタング
テンランプを180分間照射する。反応液に飽和重曹水
を加えた後、ジクロロメタンで抽出を行なう。硫酸ナト
リウムで脱水の後溶媒を減圧溜去する。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−に供し、クロロホルム−酢
酸エチル(10:1)で溶出を行ない粗精製物を得て、
さらに分取薄層クロマトグラフィ−(展開溶媒=クロロ
ホルム−酢酸エチル(10:1))に供し、(1α)−
1−[2−(5−メトキシカルボニルピリジル)]−
3、5−ジベンゾイル−D−2−デオキシリボフラノ−
ス(106mg、45.1%)を得る。
【0026】1H−NMR(400MHzFT,CDC
3 ) δ;2.14(1H,m)、2.67(1H,
m)、3.96(3H,s)、4.14−4.36(2
H,m)、5.09(1H,dd,J=2.3,11.
1Hz)、5.42(1H,m)、5.92(1H,
d,J=3.1Hz)、7.30−8.40(12H,
m)、9.14(1H,m).
【0027】実施例5 (1α)−1−[2−(5−メトキシカルボニルピリジ
ル)]−3、5−ジベンゾイル−D−2−デオキシリボ
フラノ−スの製造(別法) アルゴン雰囲気下石英セル中で4、6−ジベンゾイル−
2、5−アンヒドロ−3−デオキシ−β−リボヘキソン
酸(555mg、1.5mmol)、[ビス(トリフル
オロアセトキシ)ヨード]ペンタフルオロベンゼン(1
56mg、0.3mmol)およびニコチン酸メチル
(206mg、1.5mmol)をジクロロメタン(5
ml)に溶解し、低圧水銀灯(15w)を10時間照射
する。反応終了後、溶液を重曹水で洗浄し、有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥する。濾過後溶媒を溜去し、残渣
を分取薄層クロマトグラフィ−(展開溶媒=クロロホル
ム−酢酸エチル(5:1))に供することにより、(1
α)−1−[2−(5−メトキシカルボニルピリジ
ル)]−3、5−ジベンゾイル−D−2−デオキシリボ
フラノ−ス(290mg、42%)を得る。
【0028】実施例6 (1α)−1−[2−(5−カルボキシピリジル)]−
D−2−デオキシリボフラノ−スの製造 (1α)−1
−[2−(5−メトキシカルボニルピリジル)]−3、
5−ジベンゾイル−D−2−デオキシリボフラノ−ス
(35mg、0.076mmol)をメタノ−ルとテト
ラヒドロフランの混合溶媒(1:2)3mlに溶解し、
氷冷下1規定水酸化ナトリウム水溶液(1ml)を加
え、室温にて20時間撹拌する。1規定塩酸水溶液で中
和し蒸発乾固の後、残渣を水に溶解し、MCIゲルCH
P20Pカラムクロマトグラフィ−(溶出溶剤:水)で
精製する。濃縮後残渣をセファデックスLH20カラム
クロマトグラフィ−(溶出溶剤:メタノ−ル−水(9:
1))でさらに精製し、(1α)−1−[2−(5−カ
ルボキシピリジル)]−D−2−デオキシリボフラノ−
ス(12mg、収率66%)を得る。
【0029】1H−NMR(200MHzFT,CD3
OD) δ;1.80(1H,m)、2.21(1H,
m)、3.70−3.90(3H,m)、4.15(1
H,brs)、4.70−5.00(1H,m)、7.
50(1H,brd,J=8.1Hz)、8.27(1
H,dd,J=2.1,8.1Hz)、9.00(1
H,dd,J=0.8,2.1Hz).

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 [式中R1 は水素原子または水酸基の保護基を示す]で
    示されるデオキシリボヌクレオシド誘導体及びこれらの
    化合物の生理的に許容される塩。
  2. 【請求項2】一般式(2) 【化2】 [式中R2 は水素原子またはメチル基を、R3 は水素原
    子または水酸基の保護基を示す]で示されるデオキシリ
    ボヌクレオシド誘導体及びこれらの化合物の生理的に許
    容される塩。
JP4131363A 1992-04-27 1992-04-27 新規なデオキシリボヌクレオシド誘導体 Pending JPH05306283A (ja)

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