JPH0530579U - 緩衝器 - Google Patents
緩衝器Info
- Publication number
- JPH0530579U JPH0530579U JP7776491U JP7776491U JPH0530579U JP H0530579 U JPH0530579 U JP H0530579U JP 7776491 U JP7776491 U JP 7776491U JP 7776491 U JP7776491 U JP 7776491U JP H0530579 U JPH0530579 U JP H0530579U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bladder
- cylinder
- separator
- groove
- shock absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 緩衝器の製造を容易化する。
【構成】 油孔を形成したセパレータの外周に凹溝を形
成するとともにブラダの内周に折曲部を形成し、前記凹
溝に折曲部を嵌合してセパレータとブラダを一体とし、
一端部を閉塞したシリンダの開口端部から前記一体とな
ったセパレータとブラダをブラダがシリンダ閉塞端側と
なるように挿入して前記ブラダとシリンダ閉塞端側との
間に気体室を画成し、所定位置で前記セパレータをシリ
ンダ外周からかしめる。
成するとともにブラダの内周に折曲部を形成し、前記凹
溝に折曲部を嵌合してセパレータとブラダを一体とし、
一端部を閉塞したシリンダの開口端部から前記一体とな
ったセパレータとブラダをブラダがシリンダ閉塞端側と
なるように挿入して前記ブラダとシリンダ閉塞端側との
間に気体室を画成し、所定位置で前記セパレータをシリ
ンダ外周からかしめる。
Description
【0001】
本考案は緩衝器に関する。
【0002】
油圧緩衝器のなかにはセパレータで液体室と気体室とを分離し、前記液体室内 に外部からピストンロッドを挿入し、このピストンロッドの先端にピストンを固 着したものがある。 このような油圧緩衝器では圧縮動及び伸長動に伴ってシリンダ内にピストンロ ッドが出入りすることになるが、この体積変化に対応すべく前記セパレータにブ ラダを取付け、このブラダの収縮動で前記体積変化を吸収するようにしたものが ある。
【0003】
ところでこのような油圧緩衝器を組み立てる際には、前記セパレータとブラダ を予め一体にしておきこの状態でシリンダ内に挿入するのが好ましいが、従来に 於いては挿入する前にブラダがセパレータから外れてしまったり、或いは挿入時 に外れたりすることがあり、油圧緩衝器の製造が困難になるという不具合があっ た。
【0004】
上記問題点を解決すべく本考案は、油孔を形成したセパレータの外周に凹溝を 形成するとともにブラダの内周に折曲部を形成し、前記凹溝に折曲部を嵌合して セパレータとブラダを一体とし、一端部を閉塞したシリンダの開口端部から前記 一体となったセパレータとブラダをブラダがシリンダ閉塞端側となるように挿入 して前記ブラダとシリンダ閉塞端側との間に気体室を画成し、所定位置で前記セ パレータをシリンダ外周からかしめたことを特徴とする。
【0005】
セパレータの外周に凹溝を形成するとともにブラダの内周に折曲部を形成し、 前記凹溝に折曲部を嵌合してセパレータとブラダを一体とするので、ブラダがセ パレータから外れにくくなり、シリンダに挿入する際にもブラダがセパレータか らはずれることがない。
【0006】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係る緩衝器の縦断面図であり、緩衝器のシリンダ1の上端及び 下端はキャップ2,3にて閉塞され、シリンダ1内にはセパレータ4が加締めに よって固着され、このセパレータ4の外周部には凹溝5が形成され、この凹溝5 内にブラダ6の周縁部をシリンダ1内周面との間で密に保持し、このブラダ6に よって油室S1と不活性ガスを加圧充填した気体室S2とを画成している。 ここでブラダ6は図2に示すように、周縁部6及び中央部62を厚肉部とし、 これら厚肉の周縁部61及び中央部62を薄肉部63で連続し、ブラダ6の変形 部位を安定させて耐久性の向上を図っている。また周縁部61の内周には凹溝5 内に係合する折曲部64が、周縁部61の外周にはシリンダ1内周面に圧接する 環状突部65が形成されている。 またセパレータ4には上部油室S3と下部油室S4とを連通する油孔7が形成 され、上部油室S3内にはロッドガイド8を介して上方からピストンロッド9が 挿入され、このピストンロッド9下端にはバルブ機構を備えたピストン10が取 付けられている。
【0007】 以上において、緩衝器が図1に示すように伸び状態にある時は、シリンダ1内 からピストンロッド9が抜け出ているため、抜け出た分に相当する体積だけブラ ダ6が上方に持ち上げられ、気体室S2の容積が大となる。一方、緩衝器が圧縮 状態となった場合には、シリンダ1内にピストンロッド9が侵入するので、この 侵入体積分に相当する体積だけ図3に示すようにブラダ6が下方に膨張する。
【0008】 ところで、以上の構成からなる緩衝器を組立てるには、図4に示すようにシリ ンダ1の下端を受け治具11上に支持し、この状態でシリンダ1の上端開口部に ガス封入治具12をあてがう。尚、ガス封入治具12には中央に貫通孔13が形 成され、この貫通孔13の内径はシリンダ1の内径と同一寸法としている。 次いで、セパレータ4の凹溝5にブラダ6を予め嵌め付けたものをガス封入治 具12の貫通孔13に上方から挿入し、ガス封入治具12のバルブ14を開き、 窒素ガスをシリンダ1の上端に形成した封入孔15からシリンダ1内に所定圧と なるまで封入する。 この後、押し棒16にてセパレータ4をブラダ6とともにシリンダ1内に押し 込む。尚この時シリンダ1内の封入ガス圧によってブラダ6はセパレータ4下面 に密着する。そしてセパレータ4がブラダ6とともにシリンダ1内の所定位置ま で封入されたならば、加締めによってセパレータ4をシリンダ1に固定する。
【0009】 次いでシリンダ1内に作動油を充填した後、ピストンロッド9一端にピストン 10を固着したものにオイルシ−ル及びロッドガイドを装着し、シリンダ1上端 部に形成したガス封入口15から作動油を溢れさせながらピストン10をシリン ダ1内に挿入する。 そして、ロッドガイド8外周のOリング8aがシリンダ1に形成したガス封入 口15を閉塞する位置まで圧入されると、シリンダ1内の油は逃げ場がなくなる ので、気体室S2を押圧する。即ち、ガス封入口15からシリンダ1内に圧入さ れたOリング8aまでのストロークLに相当する分の油量がブラダ6を気体室S 2に向かって膨張せしめる。そして、ストッパリング16がシリンダ1内周のリ ング溝17に嵌着してガス封入作業を終了する。
【0010】
以上に説明した如く本考案によれば、セパレータの外周に凹溝を形成するとと もにブラダの内周に折曲部を形成し、前記凹溝に折曲部を嵌合してセパレータと ブラダを一体とするので、ブラダがセパレータから外れにくくなり、シリンダに 挿入する際にもブラダがセパレータからはずれることがない。
【図1】本考案に係る緩衝器の縦断面図
【図2】本考案に係る緩衝器の作用を説明した要部断面
図
図
【図3】プラダの断面図
【図4】プラダの組付け工程を示した断面図
1…シリンダ、4…セパレータ、5…凹溝、6…ブラ
ダ、64…折曲部、S1…油室、S2…気体室。
ダ、64…折曲部、S1…油室、S2…気体室。
Claims (1)
- 【請求項1】 油孔を形成したセパレータの外周に凹溝
を形成するとともにブラダの内周に折曲部を形成し、前
記凹溝に折曲部を嵌合してセパレータとブラダを一体と
し、一端部を閉塞したシリンダの開口端部から前記一体
となったセパレータとブラダをブラダがシリンダ閉塞端
側となるように挿入して前記ブラダとシリンダ閉塞端側
との間に気体室を画成し、所定位置で前記セパレータを
シリンダ外周からかしめたことを特徴とする緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7776491U JPH0530579U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7776491U JPH0530579U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530579U true JPH0530579U (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=13643007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7776491U Pending JPH0530579U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0530579U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100863720B1 (ko) * | 2007-06-13 | 2008-10-16 | 주식회사 만도 | 슬라이딩 로드를 갖는 모노 튜브식 쇽업소버 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP7776491U patent/JPH0530579U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100863720B1 (ko) * | 2007-06-13 | 2008-10-16 | 주식회사 만도 | 슬라이딩 로드를 갖는 모노 튜브식 쇽업소버 |
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