JPH05305649A - 多層薄肉容器及びその容器の製造方法 - Google Patents

多層薄肉容器及びその容器の製造方法

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JPH05305649A
JPH05305649A JP4136117A JP13611792A JPH05305649A JP H05305649 A JPH05305649 A JP H05305649A JP 4136117 A JP4136117 A JP 4136117A JP 13611792 A JP13611792 A JP 13611792A JP H05305649 A JPH05305649 A JP H05305649A
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container
preform
sheet material
resin
layer
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Kiyoshi Wada
潔 和田
Masayuki Kageyama
公志 影山
Tetsuo Watada
哲雄 綿田
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層構造であって、しかも薄肉の容器を、そ
の層構成を崩すことなく、経済的に製造できるようにす
る。また、プリフォームを構成する樹脂材料の種類を、
より多種類とする。 【構成】 ガスバリヤ性その他の特定機能を持った樹脂
層を含むシート素材5を射出成形装置24の金型コア9
内に装着し、シート素材5が装着された金型凹部G内に
樹脂を射出してプリフォームを形成し、そして形成され
たプリフォーム7を容器成形装置26によって成形して
製品容器を形成する。射出成形装置24は、多層射出成
形装置であって、シート素材5の表面上に種類の異なっ
た多層の射出樹脂層を積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の樹脂層を有する
樹脂材料によって形成される多層薄肉容器及びその容器
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】食料品等を包装するための容器には、次
のような各性質、すなわち、機械強度性、ガスバリヤ
性、防湿性、耐熱性、そして保香性等のうちのいくつか
又は全てが要求される。これらの各性質は、それぞれ特
定の樹脂材料によって達成されることが知られている。
必要に応じて希望する性質が複数ある場合には、それら
の性質を達成する個々の樹脂材料を積層することによっ
て1つの容器を形成するようにしている。
【0003】このような多層構造の容器を製造する方法
として以下に述べるような種々の方法が既に提案されて
いる。
【0004】第1の方法は、真空成形、圧空成形、プラ
グアシスト成形等の、いわゆるシ−ト成形法である。こ
のシ−ト成形法は、図10に示すように、多層構造の1
枚の帯状シ−ト51を矢印A方向へ所定の送りピッチで
搬送しながらそれをヒータ52によって加熱し、その
後、互いに対向して配置された金型53,54によって
容器55を形成するものである。
【0005】このシート成形法においては、シートの送
りピッチに応じて個々の容器55の間に大きな余白部分
ができ、また金型53,54の構造上、シートの送り方
向Aと直角方向において個々の容器55の間に大きな余
白部分が形成される。これらの余白部分は、製品として
寄与しない、いわゆるスクラップとなるので非常に不経
済である。
【0006】このようなスクラップを回収し、シート5
1の層構成の一部に再利用してシート51を再生し、そ
の再生シートから容器55を製作するということも行な
われている。しかしながらこの方法においては、シート
51を形成する樹脂が、再生時の粉砕やシート押し出し
時の熱等により次第に劣化し、着色、異臭、強度劣化等
といった問題が発生する。すなわち、スクラップを再生
しようとする場合には、シート51の層の一部をスクラ
ップ層またはスクラップ混在層により構成することにな
る。このような、樹脂を再利用したシート51は、再生
のたびにスクラップの組成が変化するため、シート51
の全体としての特性が変化し、成形される容器ごとの性
能にバラツキが生じる恐れがある。
【0007】また、シート51を均一の厚さに製造する
ことはきわめて困難であり、どうしても厚さが不均一と
なる。すなわち、一般にフィルムはインフレーション
法、押し出し法、共押し出し法等により製膜されるが、
その厚みはある程度のバラツキを有しており、これらを
多層に積層したシートの厚みを均一化することはきわめ
て困難である。シート51の厚さが不均一であると、金
型53,54によって成形される容器55に関し、1つ
の容器55において肉厚分布が不均一となり、また各容
器55間においても肉厚が不均一となる。さらに、シー
ト成形にあたってはシート51を加熱、軟化させて容器
を成形するが、ヒータの加熱温度がシート51の幅方向
で不均一であったり、金型の冷却条件が各キャビティご
とに不均一であったりすると、同様に容器内、容器間で
の厚さが不均一になる。このような肉厚のバラツキ、特
に容器に所定寸法よりも薄肉の部分が形成された場合、
容器の機械的強度(例えば座屈強度)が十分に得られな
かったり、内容物充填後の加熱殺菌時に容器が変形する
といった不良が発生する。また、耐落下衝撃強度も低下
するという問題もある。
【0008】多層構造容器の製造方法の第2の例とし
て、特公昭57−1415号公報に開示された方法があ
る。この方法は、四角形状の多層シート素材を加熱し、
さらにプレス成形して円盤状のプリフォームを製造し、
さらにその円盤状プリフォームを真空成形等により成形
して製品容器を製造するというものである。
【0009】この方法によれば、上述したシート成形に
比べてスクラップをかなり減少させることができる。し
かしながら、多層シート素材をプレス成形してプリフォ
ームを作成するときにシート素材を高温に加熱してその
粘度を下げる必要がある。このようにすると、多層シー
ト素材の層構成が崩れ易い。すなわち、部分的に層が薄
くなったり、あるいは分断し易い。層構成が崩れた多層
シート素材から形成された製品容器については、ガスバ
リヤ性等目標とする特定機能が得られない。
【0010】また、プリフォームを成形するための金型
に接する樹脂として、流動性のよい樹脂を用いないと良
好なプリフォームが得られない。すなわち、多層シート
素材として用いることのできる樹脂が狭い範囲に限定さ
れる。
【0011】また、プリフォームを利用した容器の製造
方法としては、特開昭60−178020号、同60−
244518号、同63−130330号及び同63−
296921号の各公報に開示された、いわゆるインジ
ェクションブロー法がある。このインジェクションブロ
ー法は、円盤状のプリフォームを射出成形によって成形
し、そのプリフォームにプラグアシスト成形等といった
成形加工を施すことにより、容器を成形するものであ
る。
【0012】このインジェクションブロー法において
は、プリフォームを成形する工程でインジェクション成
形法、すなわち射出成形法を用いているので、プリフォ
ームを多層構造にすることがきわめて困難であり、通常
は、単層のプリフォームが作られるだけである。従っ
て、ガスバリヤ性等といった特定機能を持った容器を製
造することができないという問題があった。
【0013】インジェクション成形を利用してプリフォ
ームを成形する場合、例えば特開平3−176126号
公報に示されるように、複数の射出装置および多層成形
射出ノズルを用いて成形すれば、多層構造のプリフォー
ムを製造することができる。この場合、層構成は対称形
となり、例えばガスバリヤ性樹脂を中間層として有する
カップ状容器やボトルなどの実用化へ向けての研究が進
められている。しかしながら、この技術による場合、各
樹脂層の層厚を均一にすることがきわめて困難であるば
かりでなく、流動した樹脂が最後に到達するキャビティ
端付近では、多層構造そのものが成り立たなくなること
が多い。従って、プリフォーム全体に渡って均一な多層
構造を与えることは不可能である。さらに、本発明のよ
うに多数の樹脂を非対称形の層構成に積層する必要があ
る場合には、この方法は適用できない。
【0014】多層構造容器の製造方法の別の方法とし
て、特開平2−45352号及び実開平2−80519
号の各公報に開示された方法がある。この方法は、シー
ト成形によってカップ状容器をプレ成形し、その外周に
射出成形によって外層を形成して容器を製造するという
ものである。
【0015】射出成形は、金型の隙間内に樹脂を流し込
むものであり、その隙間が一定以上の厚さを有していな
いと、十分な成形ができない。従って、上記従来方法に
おいては、完成した容器の容器壁の厚さが厚くなり過ぎ
るという問題が有った。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した各
種の問題点を解消するためになされたものであって、多
層構造であって、しかも薄肉の容器を、その層構成を崩
すことなく、しかもスクラップの発生を極力削減して経
済的に製造できるようにすることを第1の目的とする。
【0017】また、射出成形によってプリフォームを製
造するにあたって、射出樹脂層を多層構造とすることに
より、外観を損ねることなくリサイクル樹脂の使用を可
能にしたり、その他、より多くの種類の樹脂を使用でき
るようにすることを第2の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る多層薄肉容器は、複数の樹脂層を有す
る1枚のプリフォームに成形加工を施すことによって形
成されており、該プリフォームは特定機能を持った樹脂
層を含むシート素材の表面に射出成形により射出樹脂層
を重ねることによって形成されている。特に、射出成形
として多層射出成形を採用し、プリフォームを構成する
射出樹脂層を多層構造としてある。
【0019】また、本発明に係る多層薄肉容器の製造方
法は、特定機能を持った樹脂層を含むシート素材を金型
内に装着するシート装着工程と、シート素材が装着され
た金型内に樹脂を射出してプリフォームを形成する射出
成形工程と、形成されたプリフォームを成形して製品容
器を形成する容器成形工程とを有することを特徴として
いる。特に、射出成形工程は、複数の樹脂を層状に射出
する多層射出成形工程となっている。
【0020】上記の構成において、シート素材に含まれ
る特定機能を持った樹脂層とは、ガスバリヤ性、防湿
性、耐熱性、保香性(非吸着性)等の各機能をもった樹
脂層のことをいう。接着性の悪い樹脂同志を積層する際
にそれら各層の間に設けられて接着剤として働く接着剤
層も特定機能を持った樹脂層として考えられる。これら
の各機能を達成するための樹脂層としては、それぞれ次
のような樹脂層を適用することができる。
【0021】ガスバリヤ性:エチレンー酢酸ビニル共重
合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PV
DC)、ポリビニルアルコール(PVA) 防湿性:ポリアミド(ナイロン)、ポリプロピレン(P
P)、乾燥剤練り込みポリオレフィン 耐熱性:ポリエステル(PET)、ポリカーボネート
(PC)、PP 保香性:PET、EVOH、ポリアクリロニトリル(P
AN) 接着剤層:アイオノマー、エチレンー酢酸ビニル共重合
体(EVA)
【0022】また、プリフォームに施される成形加工と
しては、真空成形、圧空成形、プラグアシスト成形等が
考えられる。真空成形とは、キャビテイ内を真空引きし
てシート材を金型に密着するように変形させて成形する
成形方法である。圧空成形とは、シート材を空気によっ
て押圧して金型に密着させて該シート材を成形する成形
方法である。プラグアシスト成形とは、上記真空成形あ
るいは圧空成形において、シート材をプラグによって補
助的に押圧して該シート材を成形する成形方法である。
【0023】シート素材の上に射出成形によって積層さ
れる樹脂層は、主として容器に機械的強度を持たせるも
のであって、例えば、PP、スチロール、PET、塩化
ビニル等が用いられる。なお、本発明における射出成形
は多層射出成形であり、種類の異なる2つ以上の樹脂が
層構造に積層される。例えば、リサイクルPP層を中心
層としてその両側に未使用PP層を積層した3層構造の
樹脂層とすることができる。なお、リサイクルPPとは
再利用PPのことであり、未使用PPとは再利用された
ものではない通常のPPのことである。
【0024】
【作用】多層薄肉容器の製造にあたっては、まず、1以
上の樹脂層を含んだ1枚のシート素材を用意して、打ち
抜き等により所定の形状にした後、それを射出成形金型
(コア9)に装着する。次いで、そのシート素材の上に
多層射出成形によって多層樹脂層が積層されてプリフォ
ームが作成される。そして、プリフォームを成形するこ
とによって製品容器が製造される。
【0025】プリフォームを成形するに際してプレス成
形を用いていないので、シート素材の層構造、すなわち
プリフォームの層構造が崩れることがない。また、予め
形成されたシート素材と射出成形の組合せによりプリフ
ォームが形成されるので、シート素材に多少の肉厚のバ
ラツキがあっても、射出成形工程によりそのバラツキが
吸収され、プリフォーム全体としての厚さはきわめて精
度良く均一化することができる。従って、肉厚の均一な
容器を製造することができる。その場合にも、容器壁内
部の層構造は崩れない。
【0026】1枚1枚プリフォームを作成してそれを製
品容器に成形するので、従来のシート成形法のようにス
クラップが発生せず、従って、非常に経済的である。こ
の場合、金型に装着されるシート素材そのものは、1枚
の大きなシートを、例えば打ち抜き、あるいは断裁する
ことによって多数枚作成される。このとき、シートの打
ち抜きはきわめて高密度に行なうことができるので、多
量のスクラップが生じることがなく、また、射出成形に
よる樹脂層の積層に際しては、スクラップは殆ど生成さ
れないので、プリフォームの製造にあたってのスクラッ
プの発生は、きわめて少ないものとなる。
【0027】さらに、プリフォームの製造にあたってシ
ート素材には多層の射出樹脂層が射出成形によって積層
されるので、より多種類の樹脂を用いてプリフォームを
形成することができる。
【0028】
【実施例】図8は本発明に係る多層薄肉容器の一例であ
る巻締め用カップ容器1を示している。この容器1は、
密封用の金属製蓋(図示せず)を巻締めするための巻締
め用フランジ2を有しており、このフランジ2に上記金
属製蓋が巻締められて容器内部が密封される。この巻締
めに際しては、容器フランジ2の厚さが所定の薄さにな
いと、十分な密封状態が得られないことが知られてい
る。フランジの好ましい厚さは、0.4〜0.6mm、
より好ましくは0.4〜0.5mmである。従来のシー
ト成形により製造されたフランジ付き容器を巻締めによ
り密封する場合、その多くはフランジが厚すぎるため、
フランジ部を熱プレスしたり、あるいはフランジ部を削
るなどの二次加工を行なって、所定の厚さにしている。
【0029】本発明においては、図5に図示すように、
シート素材5の径よりも射出樹脂層6の径を大きくする
ことにより、射出樹脂層6の外縁部を所定の厚さのフラ
ンジとして形成することができる。また、逆に、シート
素材5をフランジに好適な厚さとしておき、図5とは逆
にシート素材5の径の大きさを射出樹脂層6よりも大き
くすることにより、シート素材5の外縁部を所定の厚さ
のフランジとして使用することができる。さらに、シー
ト素材5と射出樹脂層6を同じ大きさとして、プリフォ
ームの端部の射出樹脂層6を他の部分より薄くなるよ
う、金型を設計するなどにより、シート素材5と射出樹
脂層6との合計の厚さが所定の厚さとなるようにしても
よい。上述のように、本発明は予め製造されたシート素
材5とここに射出成形された射出樹脂層6との組合せか
らなるプリフォームを使用するので、特定部分を所望の
厚さに調節することが、きわめて容易に行なえる。
【0030】上記容器1は次の各工程、すなわち、図4
に示すような単層又は多層構造の円盤状シート素材5を
用意するシート素材準備工程と、図5に示すように円盤
状シート素材5の一方の面、図では下面に多層射出成形
によって多層構造の射出樹脂層6を積層してプリフォー
ム7を形成する多層射出成形工程と、形成されたプリフ
ォーム7に成形加工を施して鎖線で示すような製品容器
としてのカップ状容器1を形成する容器成形工程とから
成る容器製造工程によって製造される。
【0031】上記容器製造工程において、必要に応じ
て、形成されたプリフォーム7を予備加熱するためのプ
リフォーム加熱工程を多層射出成形工程と容器成形工程
との間に加えることもできる。
【0032】図4のシート素材5は、目標とする特定機
能、例えばガスバリヤ性、防湿性、耐熱性、保香性(非
吸着性)等を得るために特定の単層構造又は多層構造に
形成される。例えば2層構造として、容器の内側に相当
する方向から PET/EVOH、PET/PVDC等、 3層構造として、 PET/EVOH/PP、PP/PVDC/PP等 が考えられる。また、上記シート素材5の各層間には、
必要に応じて接着剤ないしは接着性樹脂が存在する。
【0033】シート素材5を製造する方法は特別の方法
に限定されず、任意の方法を用いることができる。例え
ば、目標とする層構成を有する1枚の大きなシートを任
意のシート成形方法、例えば、接着剤積層法、共押出し
法等によって作成し、打抜き加工によってその1枚のシ
ートから多数枚の円盤状シート素材5を製造できる。打
抜き加工は高密度に、すなわち個々の円盤状シート素材
5をごく隣接した位置から打抜きできるので、打抜き加
工後に原材シートに多量のスクラップが残る心配がな
い。
【0034】多層射出成形工程においてシート素材5の
上に積層される樹脂は、容器に希望の形状を付与可能な
機械的強度を持った熱可塑性樹脂、例えばPP、ポリス
チレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカー
ボネート(PC)等を含んでいる。そしてさらに、この
樹脂層は、希望する複数の樹脂によって層状に形成され
る。例えば、未使用PP/リサイクルPP/未使用PP
の3層構造とすることができる。
【0035】プリフォームに施される成形加工とは、プ
リフォームを引き延ばして希望の形状、例えばカップ状
に成形加工する加工方法のことである。例えば、真空成
形、圧空成形、プラグアシスト成形等を採用することが
できる。
【0036】必要に応じて多層射出成形工程と容器成形
工程との間に挿入されるプリフォーム加熱工程は、成形
される前にプリフォーム7を予備的に加熱するための工
程である。この工程は、円盤状シート素材5とそれに積
層される多層射出成形層とを確実に融着させるため及び
プリフォーム7を容易に成形加工できる温度まで昇温さ
せるために行なわれる。射出成形によるプリフォームの
作成後、直ちに容器成形工程に入る場合は、このプリフ
ォーム加熱工程は設けなくても良い場合がある。射出さ
れた高温樹脂によってシート素材5が加熱されるからで
ある。また、多層射出成形から容器成形までの間の時間
が比較的短い場合は、プリフォーム7のうちシート素材
5のみを加熱すれば良い。一方、多層射出成形から容器
成形までの間の時間が長くてプリフォーム7が完全に冷
却される場合は、シート素材5と射出樹脂層の両方を加
熱する。
【0037】以下、容器製造装置の具体例をあげて、多
層薄肉容器1(図8)の製造方法を詳細に説明する。
【0038】図1(A)は、多層射出成形工程を実施す
るための装置の一実施例を示している。この射出成形装
置24は最上部に固定板8を有していて、その固定板8
の下面に円柱状のコア9が固定されている。コア9の内
部には、冷却液通路10及びエア吸引路22が設けられ
ている。コア9の下部周囲にはリップキャビテイ11及
びリップ板12が配設されている。さらに、コア9の下
方位置に、保持板14に保持されたキャビテイ13が設
けられ、そのキャビテイ13の内部にホットランナ15
の先端が臨出してゲート16に接触している。
【0039】コア9は固定板8と共に矢印AーA’のよ
うに上下方向へ往復直線移動できるようになっており、
図示の型締め位置と、キャビテイ13から大きく離れる
開放位置(図示せず)との間で移動する。型締め位置と
いうのは、コア9とキャビテイ13との間に所望のプリ
フォーム形状に相当する間隙Gが形成される位置であ
る。
【0040】リップキャビテイ11は、いわゆる分割型
となっており、中心軸線Lを境として左右の両型がそれ
ぞれ、矢印BーB’のように左右方向へ往復直線移動で
きるようになっている。この移動によりリップキャビテ
イ11は、図示の型締め位置と、互いに大きく離れる開
放位置(図示せず)との間で移動する。
【0041】ホットランナ15は、例えば、図6に示す
ような射出成形構造を有している。この射出成形構造
は、2つのシリンダブロック35a及び35bを有して
いる。各シリンダブロックから延びる樹脂流路36a及
び36bはノズル部37において同軸状に重ねられてお
り、特に右側流路36aが中心部を通り、左側流路36
bがその外周部分を通るようになっている。
【0042】図2は、プリフォーム加熱工程を実施する
ための装置の一実施例を示している。このプリフォーム
加熱装置25は、前工程である射出成形工程(図1A)
によって形成されたプリフォーム7の上方に臨出可能な
ヒータ17を有している。また、プリフォーム7の下方
には、射出樹脂層6を加熱するためのヒータ30を有し
ている。このヒータ30は、射出樹脂層6を積層後直ち
に容器の成形工程に移る場合には省略が可能である。
【0043】図1(B)は、容器成形工程を実施するた
めの装置の一実施例である、プラグアシスト成形装置2
6を示している。この装置は、リップキャビテイ11の
下に連結される下型18と、上下方向へ移動可能なコア
19と、コア19を貫通していて上下方向へ移動可能な
プラグ20とを有している。コア19にはエア導入穴2
3が開けられている。また、下型18には製品容器1
(図8)の形状に合致した内壁面を有する凹部21が設
けられている。
【0044】以下、各工程について説明する。
【0045】(多層射出成形工程)図1(A)におい
て、コア9及びリップキャビテイ11を共に、キャビテ
イ13から大きく離れる開放位置(図示せず)に移動さ
せる。これにより、キャビテイ13の上面が大きく開放
される。この状態で、図3に示すように、コア9の下端
に円盤状シート素材5(図4参照)を装着する。シート
素材5は、エア吸引路22を流れるエアによってコア下
端に吸着固定される。装着されたシート素材5は、その
上面すなわちコア9に接触する面が容器内周面になる。
【0046】シート素材5がコア9の下端に装着される
と、図1に示すように、コア9及びリップキャビテイ1
1が型締め位置にセットされる。この状態で、ホットラ
ンナ15を介して樹脂がキャビテイ凹部G内へ流し込ま
れる。これにより、シート素材5の下面に射出樹脂層が
積層されて図7に示すようなプリフォーム7が形成され
る。
【0047】ホットランナ15から射出される樹脂は、
図6の右側シリンダブロック35aから射出されるコア
層樹脂C及び左側シリンダブロック35bから射出され
るスキン層樹脂Sの2種類である。これらの樹脂がシー
ト素材5の下面に射出されると、図7に示すように、コ
ア層樹脂Cは中間樹脂層6bとなり、その中間樹脂層の
上下両側にスキン層樹脂Sによって構成される被覆層6
a及び6cが積層される。コア層樹脂Cとしては、例え
ばリサイクルPPが用いられ、スキン層樹脂Sとして
は、例えば未使用PPが用いられる。中間樹脂層6bと
してリサイクルPPを用い、最外周の被覆層6cとして
未使用PPを用いることにより、リサイクルPPを有効
に活用すると共に、プリフォーム7の外観、従って製品
容器の外観を良好に仕上げることができる。
【0048】(プリフォーム加熱工程)多層射出成形が
終了してプリフォーム7が製造されると、図1において
コア9が型締め位置から開放位置へと移動する。リップ
キャビテイ11は型締め位置に残ったままでプリフォー
ム7を保持し続ける。その後、プリフォーム7がリップ
キャビテイ11に保持されたまま、図2に示す加熱ステ
ージへ送り込まれる。この加熱ステージにおいて、ヒー
タ17がプリフォーム7の直上位置まで搬出され、該ヒ
ータ17および必要に応じて配置されるヒータ30から
発散される熱により、プリフォーム7が加熱される。こ
の加熱により、シート素材5と多層射出樹脂層6(図7
参照)との融着が促進され、さらに次の工程である容器
成形工程のための予備加熱が行なわれる。なお、この工
程は、場合によっては省略することも可能である。
【0049】(容器成形工程)プリフォーム加熱工程を
終了したプリフォーム7は、次いで、リップキャビテイ
11に保持されたまま図1(B)の容器成形ステージに
送られる、この容器成形ステージにおいて、プラグ20
を備えたコア19がプリフォーム7の上方から図示の成
形位置にセットされ、容器成形加工が実施される。この
とき、プリフォーム7の外縁部は、リップキャビティ1
1、コア19、下型18により挟まれ、固定支持されて
いる。プラグ20の下方移動によりプリフォーム7が下
方へ押圧され、同時にエア導入穴23を通って送り込ま
れるエアによりプリフォーム7が延ばされる。こうして
延ばされるプリフォーム7は、下型18の凹部21の壁
面形状、すなわちカップ形状に成形され、図8に示すよ
うな製品容器が出来上がる。
【0050】(後処理工程)容器成形工程の終了後、製
品容器を保持していたリップキャビッテイ11をB方向
へ開放すれば、製品容器をそのまま取り出すことができ
る。また、切断装置を用いて図5又は図7のX−X線あ
るいはY−Y線に沿って容器を切断することもできる。
この場合、切断装置を下型18内あるいはその近傍に設
けておけば、容器成形が終了した直後に容器の切断を行
なうことができる。もちろん、下型18等の金型から容
器を取り出した後に、別途、容器の切断処理を行なうこ
ともできる。
【0051】(製品容器の樹脂層構成例)本発明によ
り、次表に示すような層構成からなる製品容器を作るこ
とができる。 表1 ───────────────────────────────── シート素材層(5) 多層射出樹脂層(6) ───────────────────────────────── 延伸PET/EVOH/CPP //PP/リサイクルPP/PP 延伸PET/PVDC/CPP //PP/リサイクルPP/PP 未延伸PET/EVOH/CPP//PP/リサイクルPP/PP 未延伸PET/PVDC/CPP//PP/リサイクルPP/PP 延伸PC/PVDC/CPP //PP/リサイクルPP/PP 未延伸PC/PVDC/CPP //PP/リサイクルPP/PP 延伸PC/EVOH/CPP //PP/リサイクルPP/PP 未延伸PC/EVOH/CPP //PP/リサイクルPP/PP 延伸EVOH/EVOH/CPP//PP/リサイクルPP/PP PAN/EVOH/CPP //PP/リサイクルPP/PP PAN/PVDC/CPP //PP/リサイクルPP/PP PET //PP/EVOH/PP ───────────────────────────────── なお、CPPは未延伸PPを、そしてPPは未使用PP
を示している。また、上記実施例の多層射出成形を、い
わゆる二色成形法により行うこともでき、この場合、例
えば上記PP/リサイクルPP/PPの構成に代えて、
リサイクルPP/PPのような構成とすることもでき
る。
【0052】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限られるものではな
い。
【0053】例えば、製品容器の形状は、図8に示した
巻締め用カップ形状以外の任意の形状(例えば方形のト
レー状)とすることができる。この場合、シート素材5
の形状は、製品容器の形状に見合った形状に準備される
ことは自明である。また、図9に示すような、ヒートシ
ール用カップ形状とすることもできる。このヒートシー
ル用カップ容器3は、密封用の薄板状蓋材(図示せず)
を熱溶着するためのヒートシール用フランジ4を有して
おり、このフランジ4に上記蓋材が熱溶着されて内部が
密封されるものである。この場合、ヒートシール用フラ
ンジ4は蓋材のヒートシール作業時の熱および圧力に耐
えるだけの厚さを有することが必要であり、本発明で
は、前述したようにシート素材5および多層射出樹脂層
6の大きさおよび厚さを考慮することで、目的に合った
ヒートシール用フランジ4を得ることができる。
【0054】上記実施例では、プリフォーム7のシート
素材5側が製品容器1の内面となるように成形したが、
射出樹脂層6側が製品容器1の内面となるようにしても
よい。
【0055】上記実施例では、シート素材5を容器の内
面側として用いているが、このようにすることには次の
ような利点がある。すなわち、シート素材5に好適に使
用できる材料は、ガスバリヤ性樹脂であるエチレンー酢
酸ビニル共重合体ケン化物や非吸着性樹脂であるポリエ
ステル系樹脂のような、特定の機能を有する材料であ
り、他方、多層射出樹脂層に含まれる樹脂は、ポリプロ
ピレンのごとき容器の主たる構造材料となる樹脂である
ため、一般に多層射出樹脂層の樹脂のほうが、シート成
形のような容器形状への成形適性が高い。従って、シー
ト成形に際して、シート素材5を容器の内面側に配置す
ることにより、シート素材5の成形不良(シート成形時
における伸び不足による厚みのバラツキ、割れなど)を
防ぐことができるのである。
【0056】また、シート素材5に非吸着性樹脂を使用
する場合、この樹脂は内容物に接する位置に配置されて
初めてその目的を達成できるので、上記実施例のような
位置関係で製造されることが好ましい。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、シート素材を金型内に
装着した状態で射出成形を行なうことによりプリフォー
ムを形成するようにしたので、射出成形を利用したにも
かかわらず、安定した品質の多層構造のプリフォームを
得ることができる。
【0058】射出成形によって1枚1枚プリフォームを
形成し、そのプリフォームから製品容器を形成するの
で、スクラップ等の不要成分が殆ど発生しない。従っ
て、非常に経済的である。
【0059】プレス成形でなく射出成形によってプリフ
ォームを作るので、プリフォーム内の層構成が崩れるこ
とがない。従って、ガスバリヤ性等の特定機能を確実に
得ることができる。
【0060】射出成形を利用したのでプリフォームはき
わめて厚みの精度がよく、この均一な厚さのプリフォー
ムを容器形状に成形することによって製品容器を作るの
で、薄肉でしかも容器内および容器間でバラツキがな
い、安定した厚さの精度を有する容器を作ることができ
る。
【0061】さらに、プリフォームの製造にあたって、
シート素材には多層の射出樹脂層が射出成形によって積
層されるので、より多種類の樹脂を用いてプリフォーム
を形成することができる。例えば、射出樹脂層を未使用
PP/リサイクルPP/未使用PPの3層構造とすれ
ば、リサイクルPPを有効に活用でき、しかも製品容器
の外観を損なうことがなくなる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層薄肉容器を製造するための装
置の一例を示す側面断面図である。特に、(A)図は、
多層射出成形装置の一例を示す側面断面図である。ま
た、(B)図は容器成形装置の一例を示す側面断面図で
ある。
【図2】プリフォーム加熱装置の一実施例を示す側面断
面図である。
【図3】図1(A)の要部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】シート素材の一実施例を示す斜視図である。
【図5】プリフォーム及び製品容器を示す断面図であ
る。
【図6】図1(A)の多層射出成形装置の要部を示す側
面断面図である。
【図7】プリフォームの樹脂層構造の一例を示す断面図
である。
【図8】本発明に係る多層薄肉容器の一実施例を示す斜
視図である。
【図9】本発明に係る多層薄肉容器の別の実施例を示す
斜視図である。
【図10】従来の容器製造装置の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
5 シート素材 6 多層射出樹脂層 7 プリフォーム 9 コア 11 リップキャビテイ 13 キャビテイ 24 射出成形装置 25 プリフォーム加熱装置 26 プラグアシスト成形装置装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 49/64 2126−4F 69/02 8115−4F // B29L 9:00 4F 22:00 4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の樹脂層を有する樹脂材料によって
    形成される多層薄肉容器において、この容器は複数の樹
    脂層を有する1枚のプリフォームに成形加工を施すこと
    によって形成されており、該プリフォームは特定機能を
    持った樹脂層を含むシート素材の表面に多層射出成形に
    より複数の射出樹脂層を重ねることによって形成される
    ことを特徴とする多層薄肉容器。
  2. 【請求項2】 複数の樹脂層を有する樹脂材料によって
    形成される多層薄肉容器の製造方法において、特定機能
    を持った樹脂層を含むシート素材を金型内に装着するシ
    ート装着工程と、シート素材が装着された金型内に複数
    の樹脂を層状に射出してプリフォームを形成する多層射
    出成形工程と、形成されたプリフォームを成形して製品
    容器を形成する容器成形工程とを有することを特徴とす
    る多層薄肉容器の製造方法。
  3. 【請求項3】 形成されたプリフォームを加熱するプリ
    フォーム加熱工程を、上記多層射出成形工程と容器成形
    工程との間に設けたことを特徴とする請求項2記載の多
    層薄肉容器の製造方法。
JP4136117A 1991-09-19 1992-04-28 多層薄肉容器及びその容器の製造方法 Pending JPH05305649A (ja)

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EP19920308390 EP0533437A3 (en) 1991-09-19 1992-09-15 Method for producing a multilayered thin wall container and a multilayered thin wall container

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