JPH05305415A - 低圧鋳造装置 - Google Patents

低圧鋳造装置

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JPH05305415A
JPH05305415A JP11115592A JP11115592A JPH05305415A JP H05305415 A JPH05305415 A JP H05305415A JP 11115592 A JP11115592 A JP 11115592A JP 11115592 A JP11115592 A JP 11115592A JP H05305415 A JPH05305415 A JP H05305415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
plate
mold
ejector
movable plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP11115592A
Other languages
English (en)
Inventor
Chukichi Kogure
忠吉 小暮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP11115592A priority Critical patent/JPH05305415A/ja
Publication of JPH05305415A publication Critical patent/JPH05305415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下型の双方から確実に製品を押し出す。 【構成】 上型側の製品押出機構10に加えて下型2に
も製品押出機構16を設け、上型4に設けた連結ロッド
20のフック部21を、下型側の製品押出機構16のエ
ジェクタプレート15に係合させる。型開き時の初期段
階で上型側の製品押出機構10が押出動作する前に、可
動プレート3の動きに応じて下型側の製品押出機構16
を押出動作させる。下型側の製品押出機構16の押出動
作後に、ラック24とピニオン22を介して油圧シリン
ダ23により連結ロッド20を回転させてフック部21
とエジェクタプレート15との係合を解く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム合金鋳物
等の鋳造を目的とした低圧鋳造装置に関し、さらに詳し
くは鋳造後の製品を押し出すための製品押出機構の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の低圧鋳造装置においては、例え
ば図2に示すように、下部プレート1に固定された下型
2と、可動プレート3に固定された上型4とを型締めシ
リンダ5の作動により型締めした上、図示外の溶湯保持
炉からフィーダ(給湯管)6を通して押し上げられた溶
湯を製品部空間7に充填して鋳造を行うことを基本とし
ている。
【0003】そして、低圧鋳造装置においては、下型2
が固定される下部プレート1の下方に溶湯保持炉が設置
されることから、通常は上型4側にエジェクタプレート
8やエジェクタピン9を中心とする製品押出機構10が
配設されているとともに、型開き時には製品Wが上型4
側に付着してこの上型4とともに上昇するように製品W
自体の抜き勾配等が予め設定されているものである。
【0004】したがって、図2の状態から可動プレート
3が上昇して型開きされると、製品Wは上型4側に付着
したまま上昇する一方、製品押出機構10のエジェクタ
バー11が上部プレート12に当接すると、エジェクタ
ピン9により製品Wが上型4から突き出されることにな
る。
【0005】なお、図2の例では、製品部空間7に予め
中子13が配設されており、この中子13は製品Wとと
もに取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の低
圧鋳造装置においては、上型4側にのみ製品押出機構1
0が設けられている構造であるため、型開き時に例えば
上型4よりも下型2からの製品Wの抜き取り抵抗が大き
くその製品Wが下型2側に残された場合には、製品押出
機構10による製品Wの取り出しが不可能となってその
後の作業を続行することができなくなる。
【0007】加えて、その後の作業を中止して下型2に
残された製品Wを取り除くためには、例えばガスバーナ
ーを用いて製品Wの一部を溶かすなどの作業が必要とな
って多大な工数を要する結果となる。
【0008】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、下型側にも製品押出機構を設けることによ
って、下型からも製品を確実に押し出すことができるよ
うにした構造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部プレート
に固定された下型と可動プレートに固定された上型とを
可動プレートの上昇動作に応じて型開きし、その型開き
時に前記上型に設けられた上型側の製品押出機構のエジ
ェクタバーを可動プレートよりも上方の上部プレートに
当接させることによって前記上型からの製品押出動作を
行わせるようにした低圧鋳造装置において、前記下型
に、エジェクタピンとこのエジェクタピンを支持するエ
ジェクタプレートとからなる下型側の製品押出機構を設
けるとともに、前記可動プレートもしくは上型に、下型
側の製品押出機構のエジェクタプレートと係合離脱可能
であって、かつ前記可動プレートの上昇時にその上昇ス
トロークの途中までエジェクタプレートを引き上げるこ
とにより下型側の製品押出機構に下型からの製品押出動
作を行わせる連結部材を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】この構造によると、可動プレートの動きに応じ
連結部材を介して下型側の製品押出機構が強制的に引き
上げられるため、下型側の製品押出機構としては上型側
の製品押出機構のようなエジェクタバーは必要としな
い。
【0011】そして、型開きに際して可動プレートが上
昇し始めると、連結部材と下型側の製品押出機構のエジ
ェクタプレートとの係合のために、下型側の製品押出機
構は可動プレートもしくは上型とともに一体的に上昇す
る。その結果、製品が上型に付着しているか否かにかか
わらず、下型側の製品押出機構のエジェクタピンの突出
動作により、製品は少なくとも下型からは確実に押し出
される。
【0012】こうして、下型側の製品押出機構が所定量
だけ上昇したならば、前記連結部材と下型側の製品押出
機構のエジェクタプレートとの係合を解除し、以降は従
来と同様に上型側の製品押出機構の製品押出動作を待つ
ことになる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すもので、図2
の従来例と共通する部分には同一符号を付してある。
【0014】図1に示すように、下型2には、複数のエ
ジェクタピン14とこれらのエジェクタピン14を支持
するエジェクタプレート15とからなる下型側の製品押
出機構16が上下動可能に設けられている。この製品押
出機構16は下型2側の受け部17で支えられることに
よりその下限位置が規制されている。
【0015】一方、前記上型4からその両側部に一体に
突出形成した上下のブラケット18には、フランジ部1
9を有する連結部材としての連結ロッド20が上下動可
能でかつ回転可能に支持されている。そして、連結ロッ
ド20はそのフランジ部19で上側のブラケット18に
支えられているとともに、上端部は可動プレート3を貫
通してその上方に突出している。
【0016】また、前記連結ロッド20の下端には、そ
の下端部を直角に曲折することによってフック部21が
一体に形成されており、このフック部21は図1に示す
型締め状態において下型側の製品押出機構16のエジェ
クタプレート15の下面に係合するようになっている。
【0017】さらに、前記連結ロッド20の上端部には
ピニオン22が一体に固定されている一方、可動プレー
ト3の上面には、油圧シリンダ23と、この油圧シリン
ダ23の作動により水平方向にスライドするラック24
が設けられており、前記ピニオン22とラック24とが
相互に噛み合っている。したがって、油圧シリンダ23
の伸縮動作に応じピニオン22とラック24とを介して
前記連結ロッド20が回転し、これによって、連結ロッ
ド20の下端のフック部21とエジェクタプレート15
とが係合もしくは離脱するようになっている。
【0018】このように構成された本実施例構造におい
ては、図1に示す型締め状態では、連結ロッド20の下
端のフック部21がエジェクタプレート15の下面に係
合しており、この状態で従来と同様にフィーダ6を通し
て押し上げられた溶湯を上下型4,2間の製品部空間7
に充填して鋳造を行う。
【0019】鋳造後、型締めシリンダ5の作動により可
動プレート3が引き上げられて型開きが開始される。こ
の型開きの初期段階では、連結ロッド20のフック部2
1が下型側の製品押出機構16のエジェクタプレート1
5に係合しているために、下型側の製品押出機構16は
可動プレート3の上昇に伴って上型4とともに一体的に
上昇する。これにより、製品Wは下型側の製品押出機構
16のエジェクタピン15によって強制的に押し上げら
れて下型2から離間する。
【0020】そして、可動プレート3に付設されている
ドッグ25がリミットスイッチ26をON作動させる位
置まで可動プレート3が上昇すると、リミットスイッチ
26のON作動を受けて可動プレート3の上昇動作が所
定時間だけ一旦停止する。その間に油圧シリンダ23が
作動して、ラック24とピニオン22との噛み合いによ
り連結ロッド20を例えば90度回転させる。これによ
り、フック部21とエジェクタプレート15との係合が
解除され、下型側の製品押出機構16は自重により受け
部17に当接する位置まで下降する。なお、下型2側の
製品押出機構16によって下型2の上方に押し出され
て、なおかつ上型4側にも付着しなかった製品Wは、そ
のまま下型2上に残される。
【0021】上記のようにフック部21とエジェクタプ
レート15との係合が解除されると、再び型締めシリン
ダ5の作動により可動プレート3が下型側の製品押出機
構16を残して上昇動作を開始し、やがて従来と同様に
上型側の製品押出機構10のエジェクタバー11が上部
プレート12に当接するようになると、上型4に付着し
たまま上昇した製品Wがエジェクタピン9によって上型
4から強制的に押し出される。
【0022】そして、製品Wを下型2上から取り出した
のち、再び可動プレート3を下降させて型締めすると、
この型締め完了と同時に作動するリミットスイッチ27
のON作動を受けて、油圧シリンダ23の作動により連
結ロッド20が例えば90度逆転動作する。その結果、
連結ロッド20の下端のフック部21が再び下型側の製
品押出機構16のエジェクタプレート15と係合し、以
降は上記と同様の動作を繰り返すことになる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上型側の
製品押出機構に加えて下型側にも製品押出機構を設け、
この下型側の製品押出機構を、連結部材を介して可動プ
レートもしくは上型の動きに連動させて、上型側の製品
押出機構に先立って製品押出動作を行わせるようにした
ことにより、下型からも確実に製品を押し出すことがで
きるようになって、従来のように下型側に残された製品
の取り出しが不可能となることがない。その結果、型締
めから製品の取り出しまでを1サイクルとして行われる
鋳造作業の途中で作業を中断する必要がなくなって生産
性が向上するほか、従来のように下型からの製品の抜き
取りが困難となった場合の余分な工数を必要としない。
【0024】また、下型側の製品押出機構の作動には連
結部材を介して可動プレートの動きを利用しているの
で、その構造を簡素化でき、既存の設備にも無理なく適
用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面説明図。
【図2】従来の低圧鋳造装置の一例を示す断面説明図。
【符号の説明】
1…下部プレート 2…下型 3…可動プレート 4…上型 5…型締めシリンダ 7…製品部空間 10…上型側の製品押出機構 11…エジェクタバー 12…上部プレート 14…エジェクタピン 15…エジェクタプレート 16…下型側の製品押出機構 20…連結ロッド(連結部材) 21…フック部 22…ピニオン 24…ラック W…製品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部プレートに固定された下型と可動プ
    レートに固定された上型とを可動プレートの上昇動作に
    応じて型開きし、その型開き時に前記上型に設けられた
    上型側の製品押出機構のエジェクタバーを可動プレート
    よりも上方の上部プレートに当接させることによって前
    記上型からの製品押出動作を行わせるようにした低圧鋳
    造装置において、 前記下型に、エジェクタピンとこのエジェクタピンを支
    持するエジェクタプレートとからなる下型側の製品押出
    機構を設けるとともに、 前記可動プレートもしくは上型に、下型側の製品押出機
    構のエジェクタプレートと係合離脱可能であって、かつ
    前記可動プレートの上昇時にその上昇ストロークの途中
    までエジェクタプレートを引き上げることにより下型側
    の製品押出機構に下型からの製品押出動作を行わせる連
    結部材を設けたことを特徴とする低圧鋳造装置。
JP11115592A 1992-04-30 1992-04-30 低圧鋳造装置 Pending JPH05305415A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100793711B1 (ko) * 2007-07-02 2008-01-10 (주)삼지콘트롤 저압주조기
CN106141154A (zh) * 2015-03-26 2016-11-23 重庆鑫南铸造有限责任公司 多功能电动重力铸造机以及其使用方法
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