JPH05305176A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH05305176A
JPH05305176A JP13807792A JP13807792A JPH05305176A JP H05305176 A JPH05305176 A JP H05305176A JP 13807792 A JP13807792 A JP 13807792A JP 13807792 A JP13807792 A JP 13807792A JP H05305176 A JPH05305176 A JP H05305176A
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JP
Japan
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game
variable display
hit
winning
signal
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Pending
Application number
JP13807792A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッキーNo図柄で大当りが発生した場合
に、その事実を遊技者に周知させて遊技者の好運さを体
感させるとともに、それによって生じる特有の効果の発
生と消滅を遊技者に報知する。 【構成】 ラッキーNo図柄で大当りが発生ときには特
定態様判定手段404AからラッキーNo大当り信号が
確率変動中表示制御手段404Bと確率変動中音声制御
手段404Cに出力される。その結果、確率変動中音声
制御手段404Cはスピーカー819の出力を制御し、
確率変動中表示制御手段404Bは確率変動中表示器L
3を点滅表示させるように制御する。高確率な可変表示
ゲームにおいて当りが発生し、その当り図柄が特定態様
と一致しないときには、アンドゲート404Dから確率
変動中表示制御手段404Bと確率変動中音声制御手段
404Cにそれぞれリセット信号が出力され、その結
果、確率変動中表示制御手段404Bが確率変動中表示
器L3の点滅表示を消灯させるように制御し、確率変動
中音声制御手段404Cがスピーカー819の出力を停
止させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特定の入賞部への入
賞に基づいて開始される可変表示ゲームの特定の結果に
基づいて遊技媒体を受け入れ易い状態に変換する入賞装
置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図柄表示装置を備えていてその図
柄表示装置の作動が停止して表示された図柄が所定の図
柄であるときにゲームを当りとするような遊技機が知ら
れている。このような可変表示ゲームは所定の当り確率
のもとに行われているが、該当り確率は遊技店がその利
益を確保でき、かつ遊技者が遊技に満足できるように決
定されることが望ましい。そこで可変表示ゲームの確率
に関して、遊技店が当り確率を設定することができて、
また遊技中に所定の条件が満たされたときには当り確率
が変動し、遊技者に利益を与えるような遊技機が提案さ
れている。この場合、当り確率を変動させる条件として
図柄表示装置が特定の図柄、例えばラッキーNo図柄
(7,7,7等)で停止したことを条件とすれば、遊技
者自身がその目でラッキーNo図柄を確認できて可変表
示ゲームに対する興趣をより高める遊技機を提供するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技者がラッ
キーNo図柄を視認することができるのみでは、ラッキ
ーNo図柄で大当りが発生したという好運さを遊技者に
体感させるには不十分である。また遊技者によってはラ
ッキーNo図柄で大当りが発生したことによって生じる
遊技上の効果を認識していない場合もある。さらに、遊
技上の効果を認識していても、その効果がどの時点まで
持続するのか遊技者にとって不明である場合もある。
【0004】そこで、この発明はラッキーNo図柄で大
当りが発生した場合に、その事実を遊技者に周知させて
遊技者の好運さを体感させるとともに、それによって生
じる特有の効果の発生と、消滅を遊技者に報知すること
ができるような遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、可変表示ゲームにおいて当りが発生した場合に遊技
者に多くの利益獲得のチャンスを与える特別遊技を行わ
せる遊技機であって、可変表示ゲームの当り確率を決定
する当り値を生成する第1の確率手段と、可変表示ゲー
ムで特定の態様により当りが発生したか否かを判定する
特定態様判定手段と、特定態様により当りが発生したこ
とが前記特定態様判定手段に判定された場合にその後の
可変表示ゲームの当り確率を決定する当り値を生成する
第2の確率手段と、該第2の確率手段によって可変表示
ゲームが行われていることを報知する報知手段とを備え
た構成とした。
【0006】
【作用】上記発明によれば、特定態様判定手段が特定態
様で当りが発生したことを判断したときには、その後の
可変表示ゲームの当り確率は第2の確率手段に基づいて
決定される。そして可変表示ゲームが前記第2の確率手
段のもとで行われていることを報知手段が報知するの
で、遊技者が当り確率の変動の開始と終了とを認識する
ことができる。
【0007】
【実施例】図1は、この発明に係る遊技機1の正面図で
ある。該遊技機1は機枠4に前面枠5Hがヒンジ6を介
して片開き形式に開閉可能に取り付けられており、該前
面枠5Hの裏側にはその前面枠5Hの枠組みに沿うよう
にフレーム7(図5参照)が取り付けられている。該フ
レーム7の内側には遊技盤8が取り付けられており、ま
た該フレーム7の外側には遊技媒体としての遊技球の賞
球排出装置を制御したり遊技盤8に取り付けられた役物
を制御する制御装置等で構成される裏機構800(図5
参照)が取り付けられている。そして前記遊技盤8はそ
の遊技盤8のみを随時入れ換えることができるように前
記フレーム7に取り付けられている。
【0008】なお、5Aは遊技盤8を臨ませる開口部、
5Bは前記開口部5Aを囲む矩形の縁枠、5Cは該縁枠
5Bの開口部(図2参照)であり、5Dは該開口部5C
を開閉する片開き形式のガラス収納枠、5Eはそのガラ
ス収納枠5Dに収容されている透明なガラス板である。
【0009】該ガラス収納枠5Dの下方には開閉パネル
9がヒンジ9A(図2参照)を介して開閉可能に前記前
面枠5Hに取り付けられており、該開閉パネル9の前面
側には玉供給皿9Bが取り付けられている。なお、10
は玉供給皿9Bでオーバーフローした遊技球を貯留する
受皿、10Bは打球発射装置としての操作ダイヤルであ
る。
【0010】図2は前記ガラス収納枠5Dと前記開閉パ
ネル9とを開放した状態を示す遊技機1の正面図であ
る。前記開閉パネル9の後方であって前記フレーム7の
内側にはフレームボード12が取り付けられており、該
フレームボード12に前記遊技盤8が載置されている状
態となっている。
【0011】前記フレームボード12の前面側には、発
射杵13によって打球された遊技球を遊技領域2に導く
ガイドレール3に向けて安定した走行状態で誘導する発
射レール120が、その終端部120Aをガイドレール
3の始端部3Aに向けて傾斜を付けられて取付けられて
いる。
【0012】前記開閉パネル9の裏面側には前記発射レ
ール120の打球発射位置120Cに遊技球を送り込む
玉送りユニット900が設けられている。そして前記玉
供給皿9Bに貯留されている遊技球は前記玉送りユニッ
ト900の球供給口902から前記発射レール120の
打球発射位置120Cに送り出されることになる。
【0013】なお、123は賞球排出装置により排出さ
れた賞球が流出する賞球排出口であり、該賞球排出口1
23に至った賞品球は91の玉出口を介して玉供給皿9
Bに流出するようになっている。また124で示すのは
遊技球回収口であり、球抜きされ球流出口903から流
出する前記供給皿9Bの遊技球を前記受皿10に導くも
のである。
【0014】次に図3に基づいて遊技盤8前面の構成例
を説明する。この遊技機の遊技盤8前面には、前記打球
発射装置によって発射された遊技球を遊技盤8の上部ま
で案内するガイドレール3が配設され、該ガイドレール
3と前記ガラス収納枠5Dのガラス板5Eとによって囲
まれた空間内に遊技領域2が設けられている。
【0015】遊技領域2の中央には大当りの遊技(特別
遊技)の権利の発生のための可変表示ゲームを行なう可
変表示部21を具えた可変表示装置20が設置されてい
る。前記可変表示部21は縦に3分割されて、このよう
に分割された各々の領域に、左から順に左図柄表示部2
2、中図柄表示部23、右図柄表示部24が夫々設けら
れている。そして後述する本遊技機の制御システムによ
り左図柄表示部22に「0,1,2,3,4,5,6,
7,8,9,A,P,T,C,?」の15個の図柄がこ
の順序で、遊技者がその目で追えない速度で変動され、
中図柄表示部23と右図柄表示部24も左図柄表示部2
2と同様に変化されるようになっている。
【0016】前記可変表示装置20の上部には特定入賞
口としての始動入賞口5に入賞して未だ可変表示ゲーム
が行われていない入賞記憶個数を表示する、複数(例え
ば、4個)の入賞個数記憶表示ランプLED1〜4が設
置されている。該入賞個数記憶表示ランプLED1〜4
の直下位置には、前記各表示部と一体的に構成されてい
る当たり表示FIPL1が収容されている。
【0017】前記可変表示装置20には前記入賞個数記
憶表示ランプLED1〜4の前方に遊技球を流入させ易
い遊技球流入口211が設けられ、該遊技球流入口21
1に流入した遊技球は一旦ワープし遊技者の視界から消
えて可変表示装置20の内部を流下し、遊技球流出口2
24を経てそのまま下方へ落下するか案内凹部225か
ら下方へ落下するようになっている。
【0018】この可変表示装置20の案内凹部225の
直下位置には補助変動入賞装置70が取り付けられてい
る。該補助変動入賞装置70は、通常は遊技球が入賞し
難い状態にされているが、特定の条件のもとに遊技球を
入賞させ易い状態に電動式に変換されるものである。こ
の実施例では補助変動入賞装置70の左右両側に取り付
けられたゲート6Aまたはゲート6Bを遊技球が通過し
た場合に開始される補助可変表示ゲームでの「当たり」
の発生を条件に、前記補助変動入賞装置70の可動部7
10が逆ハの字状に回動変換されて所定時間、その状態
が維持される。その結果、遊技領域2を流下している遊
技球と前記遊技球流入口211に流入し前記案内凹部2
25に至った遊技球は、開状態になっていて入賞領域が
拡大された該補助変動入賞装置70の入賞口中に流入し
易くなっている。なお、該補助変動入賞装置70の入賞
口は、そこへの入賞を条件に可変表示部21を変動させ
る始動入賞口5となっている。
【0019】前記補助変動入賞装置70の下方には、可
変表示ゲームの結果として、可変表示部21の各表示部
22,23,24が大当り(以下当りともいう)の態様
例えば「0,0,0」と揃った場合に、遊技球を入賞さ
せ易い状態に変換される変動入賞装置50が設置されて
いる。前記変動入賞装置50は、扉51の上端側が遊技
領域2の手前側に倒れて大入賞口53中に遊技球を入賞
させ得る状態に変換するアタッカー形式のものとして構
成されている。そして、この大入賞口53中の中央部に
は継続入賞口54(図示せず)が設けられ、その継続入
賞口54に遊技球が入賞することを条件として前記扉5
1の開放のサイクル(大当り遊技のサイクル)が所定回
数継続して行われるようになっている。
【0020】ところで、この実施例の場合可変表示ゲー
ムにおいて発生させる大当りは、拾われた乱数が予め遊
技店が確率設定装置810(後述)を介して設定した当
り値、或は特別当り値に含まれるか否かによって決定さ
れるようになっている。ここに当り値とは可変表示ゲー
ムにおいて拾われる乱数の内、大当りとなる乱数の範囲
を定めるものをいい、特別当り値とは大当りとなる乱数
の範囲を広げ、高確率に大当りを発生させる当り値をい
う。この実施例では前記特別当り値は予め設定するもの
ではなく、前記可変表示部21の大当り態様の内、特定
の態様(ラッキーNo図柄ともいう)で前記各表示部2
2,23,24が停止したことを条件に選択されるよう
になっている。この実施例ではラッキーセブン「7,
7,7」を特定の態様としている。遊技店は予め設定す
る当り値により所定の稼働率を維持しつつ、可変表示ゲ
ームの当り値を所定の範囲内で設定することができ、遊
技内容をおもいの儘に制御できることになる。また特定
の態様が出た場合に確率が変動するので、遊技者はその
確率の変動をその目で認識することができるようになっ
ている。さらに確率は低確率から高確率に変動するの
で、遊技者は連続して大当りとなるチャンスを獲得する
ようになっている。
【0021】前記変動入賞装置50の扉51の下方には
補助可変表示装置100が設けられている。該補助可変
表示装置100は補助可変表示部100aを備えてお
り、該補助可変表示部100aを可変表示させて補助可
変表示ゲームを行うものである。前記補助可変表示部1
00aは後述する本発明に係る遊技機の制御システムに
より「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」の1
0個の図柄がこの順序で循環して変化されるようになっ
ており、特定の態様例えば「0」,「1」,「3」,
「5」,「7」,「9」で停止した場合に「当り」とな
るように制御されている。この実施例の補助可変表示ゲ
ームにおいても、拾われた乱数が予め遊技店が確率設定
装置810(後述)を介して設定した補助当り値、或は
特別補助当り値に含まれるか否かによって当りが決定さ
れるようになっている。ここに補助当り値とは補助可変
表示ゲームにおいて拾われる乱数の内、当りとなる乱数
の範囲を定めるものをいい、補助特別当り値とは当りと
なる乱数の範囲を拡大し、当りの確率を高めるものをい
う。
【0022】前記普通図柄表示部100の周囲には記憶
表示部100bが設けられている。該記憶表示部100
bは前記ゲート6Aまたは6Bに入賞して未だ補助可変
表示ゲームが行われていない入賞の記憶個数を表示する
ものである。なお、前記変動入賞装置50の両肩部分に
は一般入賞口14A及び14Bがそれぞれ設けられてい
る。また前記可変表示装置20の左右両側位置にも一般
入賞口15A,15Bがそれぞれ設置されている。
【0023】前記変動入賞装置50の左側斜め上方位置
と右側斜め上方位置にはチューリップ式役物16A,1
6Bがそれぞれ設置されている。この実施例の場合、該
チューリップ式役物16A,16Bは通常の場合、その
可動部16a,16bは遊技球を入賞し難い状態に閉じ
られた状態にあるが、このような状態で遊技球が入賞し
た場合には可動部16a,16bは機械的に作動し、該
可動部16a,16bが遊技球を入賞し易い状態に逆ハ
の字状に回動する。そしてその状態で遊技球を所定個数
入賞した時に該可動部16a,16bが閉状態に変換す
るようになっている。
【0024】該チューリップ式役物16A,16B内に
はそれぞれ当り表示ランプL2,L2がそれぞれ設けら
れている。サイドケース8A,8Bには本発明に係る報
知手段としての確率変動中表示器L3,L3がそれぞれ
設けられている。該確率変動中表示器L3,L3は後述
する第2の確率手段によって可変表示ゲームが行われて
いることを報知するものである。また前記遊技領域2内
にはガイドレール3の内側に隣接して図柄変動表示部L
4,L4がそれぞれ設けられている。遊技領域内には風
車と呼ばれる遊技球方向変換部材17が回転自在に複数
設置されており、また釘が所定の位置に植設され、遊技
領域2の中央下部には前記各入賞口に入賞せずアウトと
なったアウト球を回収するアウト球回収口1Mが設けら
れている。なお、前記始動入賞口5、一般入賞口14
A,14B,15A,15B、チューリップ式役物16
A,16Bは、本発明において入賞部を構成するように
なっている。
【0025】遊技盤8の裏面にはその裏面図として図4
に示すように、貫通孔1A〜1Lが設けられている。貫
通孔1Aは可変表示装置20を、貫通孔1Bは変動入賞
装置50を、貫通孔1C及び貫通孔1Dはそれぞれ一般
入賞口15A,15Bを、貫通孔1Eは補助変動入賞装
置70を、貫通孔1F及び貫通孔1Gはそれぞれチュー
リップ形役物16A,16Bを、貫通孔1H及び貫通孔
1Iは前記ゲート6A,ゲート6Bに設けられた通過検
出器(普図始動入賞SW6,7)の出入力端子を取り付
けるために設けられている。また、貫通孔1J,1Lは
それぞれ前記図柄変動表示部L4,L4を取り付けるた
めに設けられていて、貫通孔1Kはアウト球回収口1M
と連通させて設けられている。
【0026】そして、一般入賞口15Aに流入し貫通孔
1Cを介して遊技盤8の裏側に至った入賞球は、遊技盤
8の裏側に突設された入賞球案内樋1aと1b,1hに
よって、それぞれ点線の矢印で示す方向に流下されて集
められて入賞球処理装置801(図5参照)に導かれる
ようになっている。また前記一般入賞口15Bに流入し
て貫通孔1Dを介して遊技盤8の裏側に至った入賞球も
入賞球案内樋1c,1d,1eによって点線の矢印で示
す方向に流下されて集められて前記入賞球処理装置80
1に導かれるようになっている。
【0027】可変表示装置20の直下位置に設けられた
補助変動入賞装置70の始動入賞口5に流入して貫通孔
1Eを介して遊技盤8の裏側に至った入賞球は入賞球案
内樋1fを流下する。そして入賞球を流下案内する入賞
球案内樋1fの上方には、前記補助変動入賞装置70の
入賞口5に流入した入賞球を検出する特定入賞検出器と
しての始動入賞検出スイッチSW1が設置されている。
なお、前記ゲート6Aまたは6Bを通過した遊技球は普
図始動入賞SW6またはSW7によりその通過が検出さ
れることになる。
【0028】また、前記貫通孔1Bに取り付けられた前
記変動入賞装置50裏側には大入賞口53中の継続入賞
口54に流入した入賞球を検出する継続入賞スイッチS
W3が設けられている。その継続入賞スイッチSW3の
直下位置には前記大入賞口53に流入した入賞球を検出
する入賞個数検出スイッチSW4が取り付けられてい
る。なお、補助変動入賞装置70の始動入賞口5に入賞
した遊技球、前記大入賞口53に入賞した遊技球あるい
は前記チューリップ式役物15Aまたは15Bに入賞し
て貫通孔1Fまたは1Gを介して遊技盤8の裏面に至っ
た遊技球はそれぞれ前記入賞球処理装置801に導かれ
るようになっている。
【0029】図5には遊技機1の背面図を示す。遊技機
1の背面には前記前面枠5Hの裏側にその枠に沿って取
り付けられた前記フレーム7を介して裏機構800が設
置されている。該裏機構800の中央に802で示すも
のは前記各入賞口に入賞した遊技球を集める入賞球集合
樋である。該入賞球集合樋802に集められた遊技球は
図5において点線で示した流下樋を流下して入賞球処理
装置801に至るようになっている。該入賞球処理装置
801には前記各入賞口に入賞した遊技球(セーフ球)
を検出する入賞球検出器としてのセーフ球検出器SW5
(図示せず)が取り付けられている。後に詳述するが、
前記入賞球集合樋802の上部には入賞検出器等からの
信号に基づいて役物や表示ランプの点灯を制御する遊技
盤制御装置803が取り付けられている。
【0030】前記遊技盤制御装置803の右側には賞品
球を排出する球排出装置804が設けられ、該球排出装
置804の動作を制御する球排出制御装置805が前記
球排出装置804の下方に設けられている。前記遊技盤
制御装置803の上方には排出前の球を貯留しておく貯
留タンク806と、その下方には前記貯留タンク806
内の球を一列に整列させて上記球排出装置804まで誘
導する誘導路807が設けられている。該誘導路807
は特に限定されないが、短時間に多量の遊技球を供給で
きるように2条に形成されており、その途中には球の重
なりを防止する球ならし807aが設けられている。前
記球排出装置804によって排出された遊技球は流下樋
808を経て、前記玉供給皿9Bに至り、該玉供給皿9
Bからオーバーフローした遊技球は樋809を経て前記
受皿10に流出するようなっている。なお、前記樋80
9には前記アウト球回収口1Mから貫通孔1Kに流入し
た遊技球を遊技盤の裏面側に排出させるアウト球排出樋
809aが併設されており、このアウト球排出樋809
aにはアウト球検出器SW2(図示せず)が設けられて
いる。
【0031】該樋809の右側には補助可変表示ゲーム
について前記補助当り値を設定したり、可変表示ゲーム
については前記当り値を設定したり、前記特定態様を設
定したりする確率設定装置810が設けられている。
【0032】該確率設定装置810には複数の当り値か
ら所定の当り値を設定する当り値設定装置810Aと複
数の補助当り値から所定の補助当り値を設定する補助当
り値設定装置810Bとが設けられている。またこの実
施例では前記特別当り値が選択される条件は、可変表示
部21が特定の態様で停止することであるが、その特定
態様(以下特定図柄ともいう)を設定する特定態様設定
手段としての特定態様設定装置810Cが含まれてい
る。そして確率設定装置810の上部が当り値設定装置
810Aになっていて、中部が特定態様設定装置810
Cになっており、下部が補助当り値設定装置810Bと
なっている。
【0033】前記当り値設定装置810Aには当り値設
定用の鍵を差込む鍵穴811と当り値設定用ボタン81
2と当り値設定表示器813とが設けられている。前記
当り値設定用ボタン812には3個の押しボタンが設け
られており、これらの3個の押しボタンは後述する3個
の大当り可変表示当り値生成手段1ないし3にそれぞれ
対応するものである。そして当り値設定用の鍵を鍵穴8
11に差込みその鍵を回すことにより可変表示装置確率
設定記憶制御手段410(後述)を動作させ、所定の当
り値設定用ボタン812を押すことにより所望の当り値
を設定できるようになっている。また該当り値設定用ボ
タン812で設定された当り値はその値を表す数字が当
り値設定表示部813に表示され、設定した当り値を確
認できるようになっている。
【0034】また前記補助当り値設定装置810Bも、
補助当り値設定用の鍵を差込む鍵穴814と補助当り値
設定用ボタン815と補助当り値表示器816とが設け
られている。この補助当り値設定装置810Bも前記当
り値設定装置810Aと同様に補助当り値設定用の鍵を
鍵穴814に差込み前記遊技盤制御装置803内に設け
られた可変表示装置補助当り値記憶制御手段500(後
述)を動作させ、補助当り値設定用ボタン815を操作
し、補助当り値設定表示器816で表示される数字を確
認しつつ所定の補助当り値を設定することができるよう
になっている。前記補助当り値設定用ボタン815に設
けられている3個の押しボタンは後述する3個の補助当
り値生成手段1ないし3にそれぞれ対応するものである
【0035】さらに特定態様設定装置810Cには各表
示部23,24,25について特定図柄を設定すること
ができる3つのつまみ810a、810b、810cと
特定態様表示器810dとが設けられている。各つまみ
の周囲には可変表示部21の「0,1,2,3,4,
5,6,7,8,9,A,P,T,C,?」の図柄が位
置ずけられており(図示せず)、つまみを回すことによ
り所望の図柄を選択できるようになっている。そして前
記当り値設定用の鍵が特定態様設定用の鍵を兼用してお
り、鍵穴811に差込みその鍵を回すことにより特定態
様判定手段404A(後述)を動作させ、左図柄表示部
23は左つまみ810aを回し、中図柄表示部24は中
つまみ810bを回し、右図柄表示部24は右つまみ8
10cを回し特定図柄を設定することができるようにな
っている。なお、前記つまみで設定された特定図柄を表
す記号、数字が前記特定態様表示器810dに表示さ
れ、設定した特定図柄を確認できるようになっている。
【0036】前記誘導路807の右側には外部情報端子
板817が設けられている。該外部情報端子板817は
遊技盤制御装置803、球排出制御装置805、後述す
る発射制御装置818などと電気的に接続されていて、
これらの装置が形成した各種信号を外部に出力するため
の端子と外部からの信号を入力する端子を設けたもので
ある。具体的には外部情報端子板817に出力される信
号(以下外部情報信号ともいう)は、前記球排出制御装
置805が形成するセーフ球数を示すセーフ信号と、前
記球排出装置804が賞球を排出する際にその賞球数を
指示する、球排出制御装置805で形成される賞球数信
号と、前記特別当り値のもとで遊技中であることを示す
確率変動中信号と、前記アウト球を検出したときに前記
遊技盤制御装置803で形成されるアウト信号と、可変
表示ゲームで大当りが発生した場合に前記遊技盤制御装
置803で生成される大当り信号と、前記可変表示装置
20の可変表示部21が変動中であることを示す、前記
遊技盤制御装置803で形成される可変表示回転信号
と、特定入賞検出器SW1の検出信号に基づいて前記遊
技盤制御装置803で形成される特定入賞口入賞数信号
と、前記前面枠5Hまたはガラス収納枠5Dの開放を枠
開放検出器(図示せず)803Aが検出したときに形成
される枠開放信号と、賞品球用に貯留されている遊技球
の不足を検出する賞球用球検出器803B(図示せず)
が形成する補給信号等である。これらの信号はこの外部
情報端子817を介して遊技店の管理装置1000に出
力されるようになっている。逆に外部情報端子板817
に入力される信号は前記発射制御装置818を制御する
ために外部、例えば遊技店の管理装置1000が出力す
る発射制御信号等である。なお前記裏機構800の左側
下方には打球発射装置を制御する発射制御装置818が
設けられ、裏機構800の右側下方には本発明に係る報
知手段としての効果音発生装置(スピーカー)819が
設けられている。該スピーカー819は後述するように
遊技で不正が行われた場合に不正音等を出力するととも
に、後述する第2の確率手段により可変表示ゲームが行
われていることを遊技者に報知するものでもある。
【0037】ここで図6に基づいて管理装置1000の
概要を説明する。前記管理装置1000は半導体チップ
や各種電気部品等から成るデータ入出力機能、データ演
算処理機能、データ記憶機能等が適宜にパッケージング
され、各機能を有機的に結合させることで、所望の機能
を達成できるように構成してある。この管理装置100
0の主な演算機能を司る主演算制御装置1001は、副
演算制御装置1002や補助記憶装置1003等と接続
してあり、コンソール1004を介して入力される各種
制御指令に応じて、各遊技機1の外部情報端子板817
を介して入力される遊技データを適宜に処理し、各種デ
ータをCRTディスプレイ1005に表示出力させた
り、プリンタ1006に印字出力させたりといった表示
関連の制御動作を行っている。また前記主演算制御装置
1001は、遊技データを補助記憶装置1003に蓄積
させたり、該記憶データをフロッピディスク等に書き込
んだりといったデータ記憶関連の制御を平行して行うの
である。本実施例においては、コンソール1004より
入力された制御指令に基づいて、各遊技機に制御用デー
タを送出する機能を付加してある。
【0038】この遊技機1に関連する主要部は、後述す
る制御系統を除き概略上記のように構成されていて、該
遊技機1に設置されたマイクロコンピュータ等の制御手
段によって概ね次のように動作する。図外の電源スイッ
チ操作により遊技機1に電気が供給されると、先ず可変
表示装置20の可変表示部21の各表示部と、前記補助
可変表示部100aにそれぞれ任意の図柄が表示される
ようになっていて、通常の遊技が行われるようになって
いる。なお、この遊技者の通常遊技前に遊技店の係員に
より前記確率設定装置810を用いて可変表示ゲームの
前記当り値が設定され、補助可変表示ゲームの前記補助
当り値が設定され、さらに前記特定態様が設定されるよ
うになっている。
【0039】そして遊技者が発射ダイヤル10Bを操作
すると前記発射杵13に所定のタイミング間隔で打球力
を与えるロータリーソレノイドがオン、オフするととも
に、その所定のタイミング間隔に対応して前記玉送りユ
ニット900から発射レール120の打球位置120C
に遊技球が供給される。そして遊技者は天釘に設けられ
た天通路入口2Aあるいは天左上通路入口2Bを狙い、
遊技球発射装置によって前記遊技領域2に遊技球を打ち
込むようにする。
【0040】前記遊技領域2に入った遊技球が前記可変
表示装置20の遊技球流入口211に流入した場合に
は、その遊技球は一旦ワープして前記可変表示装置20
の内部を流下し、遊技球流出口224から案内凹部22
5に至り前記補助変動入賞装置70にそのまま入球する
か、前記補助変動入賞装置70や釘に当たりに流下方向
を変えて前記ゲート6Aあるいは6Bを通過したりす
る。該ゲート6Aを遊技球が通過した場合には、その通
過が前記ゲート6Aに取り付けられている通過検出器S
W6によって検出され、一方前記ゲート6Bを遊技球が
通過した場合には、その通過が前記ゲート6Bに取り付
けられている通過検出器SW7によって検出される。
【0041】前記通過検出器SW6またはSW7の検出
にもとづいて、前記補助可変表示装置100の補助可変
表示部100aの図柄が変動を開始する。なお前記ゲー
ト6A,6Bを通過して未だ補助可変表示ゲームが行わ
れていない入賞の個数分が前記記憶表示部100bに点
灯個数となって表示される。
【0042】この補助可変表示ゲームは「1,2,3,
4,5,6,7,8,9,0」の10個の図柄がこの順
序でその変動が目で追えない速度で循環されて行なわれ
る。そして補助可変表示部100aが変動を開始してか
ら所定時間経過するか又はストップボタン(図外)が押
された後に、補助可変表示部100aがその変動を停止
する。該補助可変表示部100aが停止した時点で停止
した図柄が当たりか否かが判断され、例えば停止図柄が
「0」,「1」,「3」,「5」,「7」,「9」であ
る場合に当たりとなるようにされている。
【0043】この実施例に係る遊技機1では補助可変表
示ゲームでの「当り」、「外れ」はまず、通過検出器S
W6あるいはSW7が遊技球の通過を検出するタイミン
グで、補助可変表示乱数生成手段450(後述)の乱数
テーブルから乱数が拾われ、その乱数が前記補助当り値
設定装置810Bを介して設定された補助当り値に含ま
れる場合には「当り」と判断され、補助当り値に含まれ
ない場合には「外れ」と判断されることになる。従来の
遊技機では釘の調節により出球率の調節をしており、開
店時は高めに設定し、一般営業時は通常の値に設定して
いたが、本発明に係る遊技機1では補助当り値設定装置
810Bの補助当り値設定用ボタン815で調節するこ
とができるようになっている。
【0044】このようにして「当たり」,「外れ」が制
御されるもとで、補助可変表示ゲームが行われ、停止図
柄が当たりの図柄であるときには前記補助変動入賞装置
70の可動部710が遊技球を流入させ易いように変換
されて開状態となって遊技球が始動入賞口5に入賞し易
い状態になる。この段階で遊技者が遊技球を前記球流入
口211に流入させるように遊技球発射装置を操作する
と、遊技球は前記球流入口211を経て球流出口224
から流出し、案内凹部225に至り前記始動入賞口5に
流入され易くされている。
【0045】前記補助変動入賞装置70の可動部710
は所定時間継続して開状態を維持するようにされてい
て、その開状態時に該始動入賞口5に入賞した遊技球は
内部経路に設置された前記特定入賞検出器SW1により
検出されることになり、可変表示装置20の入賞個数記
憶表示ランプLED1〜4がその入賞した個数分だけ点
灯される。そして所定時間経過後に、入賞個数記憶表示
ランプLED1〜4の点灯しているもののうちの1つが
消灯されて、可変表示装置20による可変表示ゲームが
開始される。
【0046】前記可変表示ゲームは可変表示部21の3
つの図柄表示部22,23,24の図柄表示がそれぞれ
独立に緩急を付けられて次々に変動されて所定時間経過
後に変動が停止されるような図柄表示の変動ゲームとし
て行なわれる。
【0047】具体的には左図柄表示部22の変化の開始
後所定時間経過するか、又はストップボタン(図外)が
押された後に、先ず左図柄表示部22がその変動を停止
する。その停止までの態様は停止図柄のいつくか前の図
柄(例えば、4つ前の図柄)から変動がゆるやかになっ
て停止されるようになっている。
【0048】前記中図柄表示部23も同様に、停止図柄
のいくつか前の図柄(例えば、4つ前の図柄)から変動
がゆるやかになって停止されるようになっている。この
中図柄表示部23の図柄の変動が停止した時点で、該中
図柄表示部23の停止図柄が左図柄表示部22の停止図
柄と一致していなければ(特別遊技発生の可能性のある
リーチ状態になっていなければ)、その中図柄の停止の
後、速やかに、右図柄表示部24の図柄変動の停止が前
記左図柄および中図柄の変動の停止と同様にして行なわ
れる。が、一致していれば(リーチ状態になっていれ
ば)、右図柄表示部24の表示がゆっくりとした速度で
変動して停止する。右図柄が停止した時点で可変表示ゲ
ームが当たりの態様、例えば、停止時の図柄が3つとも
一致した態様となっているときには“大当り”となって
大当りの遊技(特別遊技)が行われる。
【0049】ここに、“大当り”の遊技(特別遊技)と
は、遊技者に多くの賞品球獲得のチャンスを与える遊技
態様で、この実施例の場合、変動入賞装置50の扉51
の所定時間(例えば、29秒間)の開放を1サイクル
(ただし、その所定時間が経過する前に変動入賞装置5
0の大入賞口53中に遊技球が所定個数(例えば、10
個)入賞したときにはその時点までの開放を1サイク
ル)とし、各サイクル中に変動入賞装置50の大入賞口
53中の継続入賞口54中に遊技球が流入してその中の
継続入賞検出スイッチSW3に検出されることを継続条
件(サイクルの更新条件)として、例えば最高16サイ
クルまで継続して行われるようになっている。
【0050】ところでこの実施例では3個の大当り可変
表示当り値生成手段が生成する所定の当り値を確率設定
装置810により設定することにより、可変表示ゲーム
の当り確率を「1/200」,「1/220」,「1/
240」とすることができるようになっている。したが
って、遊技店は補助当り値をその営業方針にしたがって
決定し利益を確保しつつ、可変表示ゲームの当りの確率
を変えることができるので変化に富んだ遊技内容を遊技
者に提供することができるようになっている。
【0051】最初の特別遊技の第1サイクル目において
は所定の待機時間(以下、通常ウエイトタイムとい
う)、例えば5秒後に変動入賞装置50の扉51が開状
態に変わり、その開状態が所定時間(例えば、29秒
間)経過し或いは前記所定時間が経過する前に変動入賞
装置50の大入賞口53中に遊技球が所定個数(例え
ば、10個)入賞したときにはその時点で扉51が閉鎖
される。そして前記第1サイクル目の特別遊技中に継続
入賞口54に遊技球が入賞した場合には、所定のインタ
ーバルの後に第2サイクル目の特別遊技が行われ、最大
16回までの特別遊技が行われるようになっている。こ
の第1回目の特別遊技が終了した後は、前記変動入賞装
置50の大入賞口53が閉鎖されて通常の遊技状態に戻
る。
【0052】ところで大当りの態様が前記特定態様と一
致するときには前記特別当り値によってその後の可変表
示ゲームの当り確率が決定され、当り確率が変動される
ことになる。この特別当り値により決定される当り確率
は所定の値、例えば「1/20」と高確率になるように
制御されており、連続して大当りが発生する可能性が高
まるようになっている。そしてこのような高確率で可変
表示ゲームが行われていることを遊技者に報知するた
め、確率変動中(高確率可変表示ゲーム中)は前記確率
変動中表示器L3,L3が点滅表示し、またスピーカー
819より「ラッキーNo大当り、連続大当りのチャン
ス」等と確率変動中であることを音声合成等を用いて出
力するようになっている。なお、前記入賞個数記憶表示
ランプLED1〜4を低確率用の表示器にし、これとは
別に高確率時での記憶表示器を設けて高確率時に前記始
動入賞口5の入賞による記憶数を表示するようにして、
確率の変動を遊技者に報知するようにしてもよい。
【0053】この実施例に係る遊技機では連続して大当
りが発生した場合には通常ウエイトタイム(例えば5
秒)よりも長い待機時間(以下、連続ウエイトタイムと
いう)、例えば20秒が経過した後に変動入賞装置50
の扉51が開状態に変わり第1サイクル目の特別遊技が
開始されるようになっている。したがって遊技者は前回
の特別遊技で獲得した賞球を収容した玉箱を落ち着いて
移動し、新しい玉箱を島の載置台に準備することができ
るようになっている。ところで連続して大当りが発生す
るという場合の「連続」の意味であるが、この実施例で
は前回(最初)の特別遊技終了までに前記始動入賞口5
への入賞により前記遊技盤制御装置803に記憶された
入賞記憶(以下保留玉ともいう)に基づいて開始される
可変表示ゲームによって、大当りが発生したことを意味
する。この実施例では未だ可変表示ゲームが行われてい
ない入賞記憶個数は最大4個であるので、前回の特別遊
技終了時の記憶に基づいて可変表示部21が最大4回作
動するまでに大当りが発生すれば「連続」ということに
なり、前記連続ウエイトタイム経過後に特別遊技の第1
サイクルが開始される。なお、特別当り値のもとで大当
りが発生し、その大当り図柄がラッキーNo図柄以外の
ときにはその時点で設定された当り値に復帰して可変表
示ゲームの当り、外れが決定されるようになっている。
【0054】図7には上記の如く構成された遊技機1の
各種表示部、変動入賞装置50、可変表示装置20及び
補助可変表示装置100等の制御を行なう制御システム
の一実施例が示されている。本発明に係る遊技機1の制
御システムは、可変表示ゲームを制御する可変表示ゲー
ム制御部と、補助可変表示ゲームを制御する補助可変表
示ゲーム制御部と、可変表示ゲームまたは補助可変表示
ゲームにおいて不正が行われているか否かを判定する不
正判定部と、前記外部情報端子板817に出力する信号
を変換する信号変換部と、遊技状態を遊技者に報知する
報知手段等を制御する報知制御部から構成される遊技盤
制御装置803を備えている。
【0055】そして該遊技盤制御装置803には前記確
率設定装置810が接続されており、該設定装置810
によって設定された当り値或は補助当り値によって可変
表示ゲームあるいは補助可変表示ゲームが行われるよう
になっている。前記遊技盤制御装置803にはセーフ球
検出器SW5とアウト球検出器SW2とがそれぞれ接続
されており、遊技内容を判断するための情報となるアウ
ト球検出信号とセーフ球検出信号とが前記遊技盤制御装
置803に出力されるようになっている。
【0056】また遊技盤制御装置803には前記通過検
出器スイッチSW6及びSW7、補助可変表示装置10
0、補助変動入賞装置70及び補助変動入賞装置開放表
示器452がそれぞれ接続されている。そして前記通過
検出器スイッチSW6またはSW7からの信号を入力
し、一方、補助可変表示装置100、補助変動入賞装置
70または補助変動入賞装置開放表示器452に所定の
信号を出力して補助可変表示ゲームが行われるようにな
っている。
【0057】さらに記憶表示器LED1〜4、可変表示
装置20、前記大入賞口53に入賞した遊技球の数を表
示する入賞個数表示器415、特別遊技のサイクル数を
表示するサイクル数表示器416、遊技球が大入賞口5
3中の継続入賞口54に入賞し継続して特別遊技が可能
となったことを表示する継続表示器417、特定入賞検
出器SW1、入賞球検出器SW4、継続検出器SW3及
び変動入賞装置50がそれぞれ接続されている。なおこ
の実施例では前記入賞個数表示器415と前記サイクル
数表示器416とは前記可変表示装置20と併用されて
いる。そして記憶表示器LED1〜4、可変表示装置2
0、入賞個数表示器415、サイクル数表示器416、
継続表示器417または変動入賞装置50へそれぞれ信
号を出力し、一方、特定入賞検出器SW1、入賞球検出
器SW4または継続検出器SW3から信号を入力して可
変表示ゲームを行なうようになっている。
【0058】また前記遊技盤制御装置803には前記確
率変動中表示器L3、図柄変動表示器L4,L4、効果
音発生装置例えばスピーカー819とが接続されてい
て、補助可変表示ゲーム及び可変表示ゲームでの遊技状
態を遊技者に報知するようになっている。さらに遊技盤
制御装置803で生成された遊技データに関する信号を
遊技店の管理装置1000に出力するため、外部情報端
子板817には確率変動中信号、アウト信号、大当り信
号、可変表示回転信号及び特定入賞口入賞数信号がそれ
ぞれ出力されるようになっている。また枠開放検出器8
03Aが出力する枠開放信号と賞球用球検出器803B
が出力する補給信号などの遊技データが前記外部情報端
子板817に出力されており、また該外部情報端子板8
17から発射制御装置818に発射制御信号が出力され
るようになっている。
【0059】さらに前記遊技盤制御装置803には前記
球排出制御装置805が接続されていて、賞球データ信
号等がその球排出制御装置805に出力されることによ
り、賞球が前記球排出装置804から排出されるように
なっている。なお、前記球排出制御装置805で生成さ
れたセーフ信号と賞球数信号とが遊技データとして外部
情報端子板817にそれぞれ出力され、管理装置100
0に出力できるようになっている。
【0060】次に図8〜図12に基づいて遊技盤制御装
置803に含まれる可変表示ゲーム制御部、補助可変表
示ゲーム制御部、不正判定部、信号変換部及び報知制御
部のそれぞれの詳細な構成例を説明する。
【0061】図8は前記補助可変表示ゲーム制御部の構
成例を示す。補助可変表示ゲーム制御部は、さらに補助
可変表示ゲームを実行する補助可変表示ゲーム実行部
と、その補助可変表示ゲーム実行部を構成する補助可変
表示当り判定手段453において、抽選された乱数を前
記補助当り値生成手段1〜3のうちのいずれの補助当り
値に含ませるか否かを制御する補助当り値制御部とによ
って構成されている。
【0062】前記補助可変表示ゲーム実行部は遊技球が
前記ゲート6Aまたは6Bを通過しその通過が前記通過
検出器SW6またはSW7に検出された時に発生する通
過検出信号に基づき、前記補助可変表示装置100の補
助可変表示部100aの図柄の変動を制御する補助可変
表示制御手段455と、補助可変表示ゲームの当り外れ
を決定する乱数を生成し、その乱数を表す乱数信号を生
成する補助可変表示乱数生成手段450と、前記補助可
変表示制御手段455が前記通過検出信号を入力した時
点で生成する乱数選択指令信号に基づいて、前記補助可
変表示乱数生成手段450が出力している前記乱数信号
から前記乱数選択指令信号に対応させて乱数を抽選し、
その抽選した乱数を示す抽選乱数信号を生成する乱数抽
選手段450Aと、該乱数抽選手段450Aが出力する
前記抽選乱数信号に基づいて、抽選された乱数が補助当
り値に含まれるか否かを判定し、補助当り値に含まれる
乱数であると判定したときには当り信号を生成し、補助
当り値に含まれないと判定したときには外れ信号を生成
して前記補助可変表示制御手段455に出力する補助可
変表示当り判定手段453と、該補助可変表示当り判定
手段453からの当り信号に基づいて補助変動入賞装置
70の動作を制御する補助変動入賞装置駆動制御手段4
57とによって補助可変表示ゲームを実行する。
【0063】また前記補助当り値制御部は、補助当り値
を生成する補助当り値生成手段1、補助当り値生成手段
2及び補助当り値生成手段3と、前記特別補助当り値を
生成する特別補助当り値生成手段506と、前記補助当
り値生成手段1〜3の内から前記補助当り値設定装置8
10Bにより設定された補助当り値を記憶し、補助当り
値信号を生成する可変表示装置補助当り値記憶制御手段
500と、前記可変表示装置補助当り値記憶制御手段5
00が出力する前記補助当り値信号を入力して、対応す
る当り値を前記補助当り値生成手段1〜3の内から選択
し記憶しその結果を補助当り値選択信号として前記補助
可変表示当り判定手段453に出力する補助当り値選択
手段501とから構成されている。そして該補助当り値
選択手段501は前記補助可変表示当り判定手段453
が出力する前記当り信号を入力した場合には前記特別補
助当り値生成手段506からの信号に基づいて特別当り
値を記憶し、その記憶結果を前記補助可変表示当り判定
手段453に出力するとともに、後述する大当り制御手
段408から大当り開始信号を入力した場合には前記補
助当り値選択信号を前記補助可変表示当り判定手段45
3に出力し、もとの補助当り値に復帰させるように制御
している。
【0064】この実施例では例えば前記補助可変表示乱
数生成手段450が生成する乱数は0〜29の値となっ
ている。これに対して前記補助当り値生成手段1が生成
する補助当り値は「29」であり、前記補助当り値生成
手段2が生成する補助当り値は「20〜29」であり、
前記補助当り値生成手段3が生成する補助当り値は「1
0〜29」であり、前記特別補助当り値生成手段506
が生成する特別補助乱数当り値は「1〜29」となって
いる。従って、前記補助当り値生成手段1の補助当り値
が選択された場合には「1/30」の当り確率、前記補
助当り値生成手段2の場合には「10/30=1/3」
の当り確率、前記補助当り値生成手段3の場合には「2
0/30=2/3」の当り確率となる。また前記特別補
助当り値生成手段506の特別補助当り値が選択された
場合には「29/30」の当り確率となることになる。
【0065】前記可変表示装置補助当り値記憶制御手段
500には前記補助当り値設定装置810Bが接続され
ており、該設定装置810Bにより補助当り値が設定さ
れた場合に生成される補助当り値設定信号が前記可変表
示装置補助当り値記憶制御手段500に出力されるよう
になっている。また、前記可変表示装置補助当り値記憶
制御手段500には前記補助当り値設定表示器816の
表示を制御する補助当り値表示制御手段507が接続さ
れており、該表示器816の表示を制御するようになっ
ている。前記補助可変表示制御手段455には前記補助
可変表示装置100が接続されており、前記通過検出信
号に基づいて生成するゲーム開始制御信号によって前記
補助可変表示部100aがその図柄の変動を開始するよ
うになっている。
【0066】前記補助変動入賞装置駆動制御手段457
には補助変動入賞装置開放表示制御手段458が接続さ
れている。そして前記当り信号に基づき前記補助変動入
賞装置駆動制御手段457が生成する表示信号が前記補
助変動入賞装置開放表示制御手段458に出力され、該
表示信号に基づき補助変動入賞装置開放表示器452
(図示せず)の表示が制御されるようになっている。ま
た前記補助変動入賞装置駆動制御手段457には補助変
動入賞装置70が接続されている。そして前記当り信号
に基づき前記補助変動入賞装置駆動制御手段457が生
成するソレノイド信号によって、前記補助変動入賞装置
70の可動部710,710が所定時間開状態を維持す
るようになっている。なお、前記補助変動入賞装置駆動
制御手段457には特定入賞検出器SW1が接続されて
おり、所定個数の遊技球が前記始動入賞口5に入賞した
場合には前記補助変動入賞装置70の可動部710,7
10が閉状態に変換されるようになっている。
【0067】図9は前記可変表示ゲーム制御部の構成例
を示す。前記可変表示ゲーム制御部は特定入賞検出器S
W1からの始動検出信号に基づき始動入賞口5への遊技
球の入賞を記憶し、この記憶に基づいて始動記憶信号を
生成する特定入賞検出数記憶制御手段401と、乱数を
生成するとともに、それぞれ生成した乱数を表す可変乱
数信号を形成する可変表示乱数生成手段402Aと、前
記特定入賞検出数記憶制御手段401が出力する始動記
憶信号を入力するタイミングで、前記可変表示乱数生成
手段402Aが出力している前記可変乱数信号を抽選す
る乱数抽選手段402と、前記特定入賞検出数記憶制御
手段401の始動記憶信号に基づき前記可変表示装置2
0の動作を制御する可変表示装置制御手段403と、前
記乱数抽選手段402が出力する前記可変乱数信号に基
づき、抽選された乱数が当り値に含まれるか否かを判定
し、当り値に含まれると判定したときには当り信号を生
成し、当り値に含まれないと判定したときには外れ信号
を生成する可変表示当り判定手段404と、該可変表示
当り判定手段404が出力する信号が当り信号であると
きには、当り図柄を生成している当り図柄生成手段40
5からの信号を導入して停止図柄を選択し、一方外れ信
号であるときには、外れ図柄を生成している外れ図柄生
成手段406からの信号を導入して停止図柄を選択し、
選択された図柄で可変表示部21を停止させるため、前
記可変表示装置制御手段403に停止図柄信号を出力す
る停止図柄選択手段407と、前記可変表示当り判定手
段404が出力する当り信号に基づいて、特別遊技を制
御する大当り制御手段408と、該大当り制御手段40
8が出力する信号に基づき前記変動入賞装置の扉51の
開閉を制御する変動入賞装置駆動制御手段409とを備
えていて、可変表示ゲームを実行するようになってい
る。なお、前記変動入賞装置駆動制御手段409には通
常ウエイトタイム用の計数カウンタ409a(図示せ
ず)と、連続ウエイトタイム用の計数カウンタ409b
(図示せず)と、これらのタイマ回路を切り換えるウエ
イトタイム切替手段409Aが設けられている。
【0068】そして抽選された乱数が前記可変表示当り
判定手段404において当り値に含まれるか否かが決定
されるが、該当り値の選択は次に述べる当り値制御部で
制御されることになる。該当り値制御部は前記当り値を
生成し記憶する、第1の確率手段としての大当り可変表
示当り値生成手段1、大当り可変表示当り値生成手段2
及び大当り可変表示当り値生成手段3と、前記特別当り
値を生成し記憶する、第2の確率手段としての大当り可
変表示特別当り値生成手段418と、前記当り値設定装
置810Aにより設定された当り値(設定当り値)を記
憶するとともに、その記憶に基づいて当り値信号を生成
する可変表示装置確率設定記憶制御装置410と、前記
特定態様設定装置810Cにより設定された特定態様を
記憶するとともに、前記可変表示当り判定手段404か
ら当り信号を入力したときには前記停止図柄選択手段4
07が生成する選択された図柄を示す選択図柄信号を導
入して、選択図柄が前記特定態様と一致するか否か、即
ち特定態様により当りが発生したか否かを判定する特定
図柄判定手段404Aと、前記当り値信号に基づいて前
記各大当り可変表示乱数値手段1〜3の内から設定当り
値に対応する当り値を選択し記憶し、一方、選択図柄が
前記特定図柄と一致する場合に前記特定図柄判定手段4
04Aが生成するラッキーNo大当り信号を入力し前記
大当り可変表示特別当り値生成手段418から特別当り
値を選択し記憶する当り値選択手段411とを備えてい
る。そして該当り値選択手段411は、選択図柄が前記
特定図柄と一致しない場合に前記特定図柄判定手段40
4Aが生成する不一致信号と前記大当り制御手段408
からの大当り開始信号とに基づいて、記憶されている当
り値に復帰するようになっている。
【0069】この実施例においては前記可変表示乱数生
成手段402Aで生成される乱数は「0〜8191」の
8192通りとなっている。一方、前記各大当り可変表
示当り値生成手段1〜3で生成されている当り値は大当
り可変表示当り値生成手段1が「8151〜8191」
の41通り、大当り可変表示当り値生成手段2が「81
55〜8191」の37通り、大当り可変表示当り値生
成手段3が「8158〜8191」の34通りとなって
いる。その結果、前記大当り可変表示当り値生成手段1
の当り値が選択された場合には「1/200」の当り確
率に、前記大当り可変表示当り値生成手段2の場合には
「1/220」の当り確率に、前記大当り可変表示当り
値生成手段3の場合には「1/240」の当り確率にそ
れぞれ設定することができるようになっている。また前
記大当り可変表示特別当り値生成手段418で生成され
る特別当り値は「8192〜7782」の410通りで
あり、当り確率は「1/20」の高確率となるように決
定され、特別遊技が終了した後は連続して大当りの発生
する可能性が高いものになっている。なおこの実施例で
は3段階の当り値を設定できるようになっいるが、3段
階以下でもよいし、3段階以上でもよい。また当り値制
御部は変動入賞装置駆動制御手段409が出力する信号
を入力して特別遊技の終了を検出する特別遊技状態終了
検出手段419を備えていて、特定態様設定装置810
Cによって特定態様が設定されなかった場合には特別遊
技が終了した段階で高確率の可変表示ゲームに移行する
ようになっている。
【0070】ところでこの実施例では連続して大当りが
発生した場合には、連続ウエイトタイムによって遊技者
が玉箱の移動と交換を行う時間的な余裕を与えている
が、その連続ウエイトタイムの制御は、前記特別遊技状
態終了検出手段419からの、特別遊技の終了を示す信
号に基づいて、前記特定入賞検出数記憶制御手段401
の保留玉を読み出して記憶し、可変表示装置20が作動
する毎に保留玉をカウントダウンし、カウント値が
「0」のときまでに前記可変表示当り判定手段404か
ら前記当り信号を入力したときに、連続した当りがあっ
たことを検出する連続当り検出手段401Aと、該連続
当り検出手段401Aが出力する信号に基づいて、通常
ウエイトタイム用の計数カウンタ409aから連続ウエ
イトタイム用の計数カウンタ409bに切り替えるウエ
イトタイム切替手段409Aとによって行われるように
なっている。
【0071】前記特定入賞検出数記憶制御手段401に
は前記始動記憶信号を入力して前記入賞記憶個数表示器
LED1〜4の表示を制御する特定入賞検出数記憶表示
制御手段412が接続されており、その特定入賞検出数
記憶表示制御手段412に前記入賞記憶個数表示器LE
D1〜4が接続されている。また前記可変表示装置確率
設定記憶制御手段410には前記当り値設定装置810
Aが接続されており、前記特定態様判定手段404Aに
は前記特定態様設定装置810Cが接続されている。ま
た前記可変表示装置確率設定記憶制御手段410には前
記当り値設定表示器813の表示を制御する当り値表示
制御手段414が接続されており、前記当り値設定装置
810Aで設定された設定当り値が表示されるようにな
っている。
【0072】前記大当り制御手段408にはカウントS
W4と継続SW3とがそれぞれ接続されている。そして
前記継続SW3からの継続遊技信号を入力した前記大当
り制御手段408は前記変動入賞装置駆動制御手段40
9に制御信号を出力し、該制御信号に基づいて前記変動
入賞装置駆動制御手段409が特別遊技の継続を制御す
るようになっている。また前記カウントSW4から入賞
信号が前記大当り制御手段408に入力された場合に
は、該大当り制御手段408は入賞個数表示器415の
表示を制御し、前記継続SW3からの前記継続遊技信号
が入力された場合には継続表示器417の表示を制御す
るとともに特別遊技のサイクル数を表示するサイクル数
表示器416の表示を制御するようになっている。また
前記可変表示装置制御手段403には可変表示部21が
接続されている。
【0073】図10〜図11には前記不正判定部、信号
変換部及び報知制御部の構成例を示す。前記不正判定部
は前記大当り制御手段408と前記入賞球検出器SW4
と前記継続検出器SW3とに接続されていて、前記大当
り制御手段408から前記制御信号を導入して特別遊技
状態であることを検出し、前記入賞球検出器SW4が出
力する入賞信号と前記継続検出器SW3が出力する継続
遊技信号とをそれぞれ入力して、前記大入賞口53に関
し不正が行われたか否かを判定し、不正が行われている
と判定した場合には入賞球不正信号を生成する入賞球検
出器不正判定手段555と、前記入賞球不正信号を導入
して、不正動作指令信号を生成し不正動作を制御する不
正動作手段556とで構成されている。
【0074】該不正動作手段556は前記特定入賞検出
数記憶制御手段401、前記特定入賞検出数記憶表示制
御手段412、可変表示装置制御手段403、停止図柄
選択手段407、可変表示当り判定手段404、大当り
制御手段408、変動入賞装置駆動制御手段409、後
述する装飾表示制御手段557及び効果音制御手段55
8にそれぞれ接続されている。さらに前記不正動作手段
556は前記補助可変表示ゲームを構成する前記補助可
変表示制御手段455、前記乱数抽選手段450A、前
記補助可変表示当り判定手段453、前記補助変動入賞
装置駆動制御手段457及び前記補助変動入賞装置開放
表示制御手段458にそれぞれ接続されている。そし
て、前記不正動作指令信号を入力した上記各手段はそれ
ぞれの動作を停止するようになっている。
【0075】前記信号変換部は可変表示回転数信号制御
手段570と特定入賞口入賞数信号制御手段571とア
ウト信号制御手段572とを備えている。前記可変表示
回転数信号制御手段570は前記特定入賞検出数記憶制
御手段401に接続されていて、該特定入賞検出数記憶
制御手段401から始動記憶信号を入力して前記外部情
報端子板817に可変表示回転信号を出力するようにな
っている。また前記特定入賞口入賞数信号制御手段57
1は前記特定入賞検出器SW1に接続されていて前記始
動検出信号を入力してその信号を特定入賞口入賞数信号
に変換して前記外部情報端子板817に出力するように
なっている。さらに前記アウト信号制御手段572はア
ウト球検出器SW2に接続されていて、前記アウト球検
出信号を入力して前記外部情報端子板817にアウト信
号を出力するようになっている。なお、前記大当り制御
手段408からは前記外部情報端子板817に直接大当
り信号が出力されるようになっている。
【0076】前記報知制御部は図10に示す、不正に関
する報知と可変表示ゲームに関する報知を制御する報知
制御部1と、図11に示す、確率変動に関する報知を制
御する報知制御部2とから構成されている。まず報知制
御部1は前記装飾表示器L5及び図柄変動表示器L4,
L4の表示を制御する装飾表示制御手段557と、効果
音の発生を制御する効果音制御手段558とから構成さ
れている。該効果音制御手段558は前記可変表示装置
制御手段403または前記不正動作手段556からそれ
ぞれ制御信号を入力して前記効果音発生装置819の発
音を制御するようになっている。また前記装飾表示制御
手段557も可変表示装置制御手段403、大当り制御
手段408及び前記不正動作手段556に接続されてい
て、前記装飾表示部L5の表示を制御したり、前記図柄
変動表示器L4,L4の表示を制御するようになってい
る。
【0077】次に報知制御部2は前記特定態様判定手段
404Aの出力と大当り制御手段408の出力とに基づ
き前記確率変動中表示器L3,L3の表示を制御する確
率変動中表示制御手段404Bと、前記特定態様判定手
段404Aの出力と大当り制御手段408の出力とに基
づき前記効果音発生装置819の出力を制御する確率変
動中音声制御手段404Cとから構成されている。な
お、前記特定態様判定手段404Aが形成する前記不一
致信号と前記大当り制御手段408が形成する大当り開
始信号はアンドゲート404Dに入力されており、該ア
ンドゲート404Dからリセット信号が前記確率変動中
表示制御手段404Bと前記確率変動中音声制御手段4
04Cにそれぞれ出力されるようになっている。
【0078】なお、図12で示すものは前回の特別遊技
の根拠となった当り図柄を表示させる制御を行う構成例
を示したブロック図である。遊技店によってはその遊技
店が設定したラッキーNo図柄により大当りが発生すれ
ばそのまま遊技を続行させるようなルールを採用してい
るところがある。このような遊技店では当り図柄がラッ
キーNo図柄であるか否かを知ることができるように、
当り図柄を表示する当り図柄表示器を遊技機の前面、例
えば遊技機の上方の島設備上部に設けて、当り図柄を表
示させる制御が必要になってくる。この制御は前記可変
表示当り判定手段404からの当り信号に基づき、前記
停止図柄選択手段407が当りの選択図柄信号を、当り
図柄表示器407B(図示せず)の表示を制御する当り
図柄表示制御手段407Aに出力すると、該当り図柄表
示制御手段407Aは当り図柄を前記当り図柄表示器4
07Bに表示させるようになっている。
【0079】次に、上述のように構成される制御システ
ムに基づき行なわれる各種制御のうち、当り値の設定、
補助当り値の設定及び特定態様の設定に関する制御と、
遊技球が前記ゲート6Aまたは6Bを通過してから“当
り”が発生するまでの補助可変表示ゲームに関する制御
と、補助可変表示ゲームの当りの結果に基づき前記補助
変動入賞装置70の可動部710が開状態となり始動入
賞口5に遊技球が入賞してから“大当り”が発生し特別
遊技が終了するまでの可変表示ゲームに関する制御とを
詳細に説明する。
【0080】まず補助当り値の設定は次のような手順で
行われる。遊技店の係員が補助当り値設定用の鍵を前記
鍵穴814に挿入してその鍵を回すと、前記確率設定装
置810内のキー挿入検出器413(図示せず)がその
挿入を検出し、キー挿入検出信号が前記可変表示装置補
助当り値記憶制御手段500に出力され、該可変表示装
置補助当り値記憶制御手段500が作動可能な状態に制
御される。つぎに係員が前記確率設定装置810の補助
当り値設定用ボタン815を操作して所定の補助当り値
を設定すると、前記可変表示装置補助当り値記憶制御手
段500に補助当り値設定信号が出力され、該設定信号
に基づき前記可変表示装置補助当り値記憶制御手段50
0が補助当り値信号を生成し、その信号を前記補助当り
値選択手段501に出力する。該補助当り値選択手段5
01は前記補助当り値生成手段1〜3のそれぞれから補
助当り値を表す信号を導入しており、前記補助当り値信
号に対応させて所定の補助当り値を選択し記憶するよう
になっている。
【0081】なお前記可変表示装置補助当り値記憶制御
手段500は前記補助当り値表示制御手段507にも前
記補助当り値信号を出力しており、該表示制御手段50
7は前記補助当り値信号に基づいて補助当り値設定表示
器816に対し、前記補助当り値を表す数字を表示させ
るように表示制御信号を出力する。その結果、補助当り
値設定表示器816は前記補助当り値生成手段1〜3に
対応する数字、例えば補助当り値生成手段「3」が選択
されている場合には「3」が表示される。
【0082】また当り値の選択手順は補助当り値の設定
手順と略同一であり、遊技店の係員が当り値設定用の鍵
を前記鍵穴811に挿入してその鍵を回すと、前記キー
挿入検出器413(図示せず)からキー挿入検出信号が
前記可変表示装置確率設定記憶制御手段410に出力さ
れ、前記可変表示装置確率設定記憶制御手段410が作
動可能な状態に制御される。つぎに係員が前記当り値設
定用ボタン812を操作して所定の当り値を選択する
と、前記可変表示装置確率設定記憶制御手段410に当
り値設定信号が出力され、該当り値設定信号に基づき可
変表示装置確率設定記憶制御手段410が当り値信号を
生成し、その信号を前記当り値選択手段411に出力す
る。該当り値選択手段411は前記大当り可変表示当り
値生成手段1〜3のそれぞれから当り値を示す信号を導
入しており、前記当り値信号を入力することにより所定
の当り値を選択し記憶するようになっている。なお、前
記可変表示装置確率設定記憶制御手段410は前記当り
値表示制御手段414にも前記当り値信号を出力してお
り、該当り値表示制御手段414はその当り値信号に基
づいて当り値設定表示器813に対し、設定された当り
値を表わす数字を表示させるように制御している。例え
ば大当り可変表示当り値生成手段3が設定されたときに
は「3」と表示される。前記特定態様の設定は遊技店が
前記当り値の設定と同時に行うことができるようになっ
ており、特定態様設定装置810Cの各つまみ810a
〜810cを回し、所望の図柄を選択すると特定図柄選
択信号が前記特定態様判定手段404Aに出力され特定
図柄が記憶されるようになっている。
【0083】このようにして補助当り値の設定、当り値
の設定、特定図柄の設定が行われた後に、遊技者による
遊技が行われる。遊技機1の通常の作動状態において
は、前記補助可変表示部100aには任意の図柄が表示
されるとともに、可変表示装置20の可変表示部21に
初期の図柄表示例えば左図柄表示部22に「1」が、中
図柄表示部23に「2」が、右図柄表示部24に「3」
がそれぞれ表示される。この状態で遊技者が遊技領域2
の前記ゲート6Aまたは6Bに遊技球を通過させるよう
に発射ダイヤル10Bを操作した結果、遊技球が前記ゲ
ート6Aまたは6Bを通過した場合にはその通過が通過
検出器SW6またはSW7により検出されて、以下のよ
うな制御により補助可変表示ゲームが行なわれる。
【0084】まず前記通過検出器SW6またはSW7が
出力する通過検出信号は前記補助可変表示制御手段45
5に出力される。そして該補助可変表示制御手段455
は前記通過検出信号に基づいて、前記補助可変表示部1
00aにゲーム開始制御信号を送ると、該ゲーム開始制
御信号を受けて前記補助可変表示部100aがその変動
を開始する。と同時に補助可変表示制御手段455は前
記乱数選択指令信号を前記乱数抽選手段450Aに送出
する。該乱数抽選手段450Aは前記乱数選択指令信号
に対応させて前記補助可変表示乱数生成手段450の乱
数テーブルから乱数を拾い、前記抽選乱数信号を生成し
前記補助可変表示当り判定手段453に出力する。一方
補助可変表示当り判定手段453は前記補助当り値選択
手段501によって選択された補助当り値を示す信号を
導入しており、該信号に基づいて拾われた乱数が補助当
り値に含まれるものであるか、即ち当りか否かを判断す
る。
【0085】その結果、例えば前記補助当り値生成手段
2の補助当り値であり、前記乱数抽選手段450Aが出
力する抽選乱数信号により伝達された乱数が「20〜2
9」内のものであれば、前記補助可変表示当り判定手段
453は当り信号を生成し、該当り信号を前記補助可変
表示制御手段455に出力する。一方「外れ」であれば
外れ信号を前記補助可変表示制御手段455に出力す
る。そして該補助可変表示制御手段455は前記外れ信
号を入力したときは所定の停止図柄で補助可変表示部1
00aを停止させるべく前記補助可変表示装置100を
制御する。また補助可変表示制御手段455は前記当り
信号を入力したときは所定の停止図柄で補助可変表示部
100aを停止させるべく前記補助可変表示装置100
を制御する。
【0086】このような制御の結果、前記補助可変表示
部100aの図柄が変動を開始してから所定時間が経過
した時点で補助可変表示部100aが当たりの停止図柄
を表示してその変動を停止したり、外れの停止図柄を表
示してその変動を停止する。
【0087】前記当たり信号は前記補助変動入賞装置駆
動制御手段457にも出力され、該補助変動入賞装置駆
動制御手段457は前記当り信号に基づき前記補助変動
入賞装置70のソレノイドにソレノイド信号を送り、前
記可動部710を逆「ハ」の字状に回動させて開状態に
制御する。この結果、遊技球が始動入賞口5に流入し易
くされる。
【0088】この時点で遊技者が遊技球を球流入口21
1に入球させるように遊技球発射装置を操作し、遊技球
が前記球流入口211に入賞すると該遊技球は球誘導路
214、球流出口224、案内凹部225を経て可変表
示装置20の直下位置にある始動入賞口5に入賞する確
率が高まる。
【0089】なお、前記当り信号に基づき前記補助変動
入賞装置駆動制御手段457が前記補助変動入賞装置開
放表示制御手段458に表示信号を出力すると、該表示
信号に基づき前記補助変動入賞装置開放表示制御手段4
58は表示制御信号を前記補助変動入賞装置開放表示器
452に出力する。その結果として該補助変動入賞装置
開放表示器452が点灯制御される。
【0090】このような補助可変表示ゲームの制御は前
記ゲート6Aまたは6Bへの通過の記憶がある限り繰り
返されるが、この実施例では補助可変表示ゲームで当り
が発生したことを条件に前記特別補助当り値生成手段5
06が生成する特別補助当り値によって前記補助可変表
示乱数生成手段450の生成する乱数が当りのものか否
かが判断されることになる。具体的には前記補助可変表
示当り判定手段453は前記当り信号を前記補助当り値
選択手段501に出力すると、該補助当り値選択手段5
01は前記特別補助当り値生成手段506が生成する特
別補助当り値を導入し、その特別補助当り値を示す信号
を前記補助可変表示当り判定手段453に出力する。そ
の結果、該補助可変表示当り判定手段453は前記乱数
抽選手段450Aが抽選した乱数が前記特別補助当り値
に含まれるか否かを判断する。前記乱数が前記特別補助
当り値に含まれると判断された場合には前記補助可変表
示当り判定手段453により当り信号が生成され、含ま
れないと判断された場合には外れ信号が生成され、前記
補助可変表示ゲームと同一の制御が行われる。そして可
変表示ゲームにおいて大当りが発生し前記大当り制御手
段408から大当り開始信号が前記補助当り値選択手段
501に入力された段階で元の設定補助当り値に復帰す
るようになっている。
【0091】前記始動入賞口5に遊技球が入賞すると、
その入賞が特定入賞検出器SW1により検出されてその
入賞の始動検出信号が特定入賞検出数記憶制御手段40
1に送られる。なお、該始動検出信号は前記補助変動入
賞装置駆動制御手段457にも出力され、該補助変動入
賞装置駆動制御手段457は前記始動検出信号に基づき
前記始動入賞口5への遊技球の入賞個数を計数し、計数
値が所定の値(例えば2)となったときに前記可動部7
10を閉状態に変換するように制御する。
【0092】前記特定入賞検出数記憶制御手段401は
前記始動検出信号に基づいて始動入賞口5に入賞した入
賞球の個数の加算値(総数)を算出し、その加算値を所
定限度内(例えば最大値を「4」として)で記憶する。
このように記憶された加算値は、前記可変表示装置制御
手段403から送られてくるゲーム開始信号(該信号は
可変表示ゲームが1回行なわれる毎に発生する)が入力
される毎に1宛減算され、当該減算された値を表わす信
号(減算値信号)は前記可変表示装置制御手段403に
送られて、減算値が「0」となるまで可変表示ゲームが
繰り返し行なわれる。尚、前記特定入賞検出数記憶制御
手段401が前記始動検出信号を入力した時点で前記乱
数抽選手段402に始動記憶信号を出力すると、該乱数
抽選手段402は前記可変表示乱数生成手段402Aか
ら乱数を拾い、前記始動記憶信号に対応付て前記乱数を
記憶する。そして前記可変乱数信号を前記可変表示当た
り判定手段404に出力する。と同時に前記減算値信号
に基づき前記可変表示装置制御手段403は左図柄表示
部22、前記中図柄表示部23、前記右図柄表示部24
の順にそれぞれの図柄の変動を開始させる。
【0093】このとき前記可変乱数信号を入力した前記
可変表示当り判定手段404はその可変乱数信号と、前
記当り値選択手段411から導入した当り値を示す選択
当り値信号とに基づき、前記乱数が当り値に含まれるか
否かを判定することになる。例えば、設定当り値が前記
大当り可変表示当り値生成手段3により生成される場合
には当り値は「8158ないし8191」であるので、
乱数が「8170」であれば当りと判定され、「17
0」であれば外れと判定されることになる。そして当り
と判断され、当り信号が前記停止図柄選択手段407に
出力されると、該停止図柄選択手段407は前記当たり
図柄生成手段405から所定の停止図柄を求め、その停
止図柄信号を前記可変表示装置制御手段403に出力し
ている。また停止図柄選択手段407は、前記当り信号
に基づき生成した前記選択図柄信号を特定図柄判定手段
404Aに出力する。そして該特定図柄判定手段404
Aは前記当り信号を入力して選択図柄と特定図柄とを比
較することになる。一方、前記可変表示当り判定手段4
04が外れ信号を前記停止図柄選択手段407に出力す
ると、該停止図柄選択手段407は前記外れ図柄生成手
段406から所定の停止図柄を求め、その停止図柄信号
を前記可変表示装置制御手段403に出力している。
【0094】そして所定時間後に上記のように決定され
た停止図柄に従い、前記可変表示装置制御手段403が
まず前記左図柄22の変動を停止させるように制御しさ
らに所定時間が経過した後前記中図柄手段23の変動を
停止させるように制御し停止図柄を表示する。
【0095】この中図柄表示部23が変動を停止する時
点で、前記可変表示装置制御手段403はそれぞれの停
止図柄が大当りの発生の可能性があるか否か、即ちリー
チ状態にあるか否かを判定し、リーチではないと判断し
た時は前記可変表示装置制御手段403は所定時間後
に、右図柄表示部24を前記停止図柄により停止表示さ
せる。
【0096】一方前記可変表示装置制御手段403が
「リーチ状態」にあると判断した時は、停止図柄までの
駒数は前記左図柄や中図柄よりも数多くの駒数が決定さ
れ、リーチ状態を盛り上げるようにされている。この結
果、中図柄が停止した後、所定時間が経過するまでの
間、右図柄表示部24は遊技者がその変動を自分の眼で
追うことができる早さで変動された後、停止図柄で停止
する。
【0097】この時点で該大当たり制御手段408が前
記可変表示当り判定手段404から当り信号を入力して
いれば前記大当たり制御手段408は大入賞口開放信号
を形成する。そして該信号を前記変動入賞装置駆動制御
手段409に出力すると、前記計数カウンタ409aが
通常ウエイトタイムの計数を開始し、その計数後に変動
入賞装置駆動制御手段409が前記扉51のソレノイド
にソレノイド開放信号を出力する。その結果、通常ウエ
イトタイム経過後にソレノイドが励磁され前記扉51が
所定時間開放される。
【0098】該扉51が開放状態にあるときに入賞口5
3に入賞した遊技球はカウントSW4によりその入賞が
検出され、その入賞信号が前記大当たり制御手段408
に出力される。また遊技球が継続入賞口54に入賞する
と、その入賞が継続スイッチSW3により検出される。
そして、該継続スイッチSW3から継続遊技信号が前記
大当たり制御手段408に出力される。該大当たり制御
手段408は前記継続遊技信号に基づき、継続表示器4
17に表示信号を送り、ランプを点滅させる。さらに前
記大当り制御手段408は、前記継続遊技信号に基づき
前記変動入賞装置駆動制御手段409に大入賞口開放信
号を出力すると、特別遊技の各サイクルが終了して通常
ウエイトタイム経過後に該変動入賞装置駆動制御手段4
09が再びソレノイド開放信号をソレノイドに出力し次
のサイクルの特別遊技が可能となる。
【0099】具体的には前記大当たり制御手段408
は、前記カウントSW4からの入賞個数が10個である
ことを表わす計数信号を入力するか、或いは所定時間が
経過するか、何れか早い方の条件が成立したときに、前
記扉51を閉鎖するため、大入賞口閉鎖信号を出力す
る。このようにして第1サイクルの特別遊技が終了す
る。そして前記継続遊技信号の前記大当り制御手段40
8への入力を前提に前記大入賞口53が再び開放される
まで通常ウエイトタイムをあけた後、次のサイクルの特
別遊技が開始される。
【0100】なお、カウントSW4からの前記入賞信号
に基づき、前記大当たり制御手段408は大入賞口53
への入賞個数を前記入賞個数表示器415に表示させる
ように制御信号を出力する。また前記継続スイッチSW
3から継続入賞検出信号に基づき、前記大当たり制御手
段408は特別遊技のサイクル回数を前記サイクル数表
示器416に表示させるように制御信号を出力する。こ
のように特別遊技では上述した一連の制御が、遊技球が
変動入賞装置50の大入賞口53内の継続入賞口54に
入賞することを条件として、所定サイクル(例えば16
サイクル)を限度として繰り返し行なわれる。
【0101】最初の特別遊技が終了した後に、前記特定
入賞検出数記憶制御手段401に保留玉が記憶されてい
れば引続き上記一連の制御により可変表示ゲームが行わ
れる。この場合、前記特定図柄判定手段404Aにより
選択図柄と特定図柄とが一致すると判定されたときに
は、前記大当り可変表示特別当り値生成手段418が生
成する特別当り値により可変表示ゲームの「当り」、
「外れ」の判断がなされる。
【0102】具体的には、まず選択図柄と特定図柄とが
一致すると判定された時点で前記ラッキーNo大当り信
号が前記当り値選択手段411に出力されると、該当り
値選択手段411は前記大当り可変表示特別当り値生成
手段418から特別当り値を導入し、特別当り値信号と
して前記可変表示当り判定手段404に出力する。その
結果、前記特別当り値に基づいて前記乱数抽選手段40
2で抽選された乱数が当りの乱数か否かが判断されるこ
とになる。該特別当り値の範囲は「8192〜778
2」であるので当り確率は「410/8192=1/2
0」の高確率となっている。したがって連続して大当り
が発生する可能性が高まることになる。
【0103】また図11に示すように前記ラッキーNo
大当り信号は前記確率変動中表示制御手段404Bと前
記確率変動中音声制御手段404Cにそれぞれ出力され
ており、該確率変動中音声制御手段404Cは前記ラッ
キーNo大当り信号に基づいて前記スピーカー819の
出力を制御し、前記確率変動中表示制御手段404Bは
前記ラッキーNo大当り信号に基づいて前記確率変動中
表示器L3を点滅表示させるように制御する。そして高
確率な可変表示ゲームにおいて当りが発生し、その当り
図柄が特定態様と一致しないときには前記特定態様判定
手段404Aが前記アンドゲート404Dに不一致信号
(L)を出力し、また前記大当り制御手段408が出力
する大当り開始信号(H)も前記アンドゲート404D
に出力されている。その結果、前記アンドゲート404
Dから前記確率変動中表示制御手段404Bと前記確率
変動中音声制御手段404Cにそれぞれリセット信号が
出力され、そのリセット信号に基づき前記確率変動中表
示制御手段404Bが前記確率変動中表示器L3の点滅
表示を消灯させるように制御し、前記確率変動中音声制
御手段404Cがスピーカー819の出力を停止させる
ように制御する。したがって遊技者は前記確率変動中表
示器L3の点滅表示とスピーカー819の出力音声によ
り高確率で行われる可変表示ゲームの興奮を体感できる
とともに、その開始と終了とを認識できることになる。
【0104】高確率で行われたゲームか低確率で行われ
たゲームか否かにかかわらず最初の特別遊技が終了した
後に大当りが発生した場合には、その大当りが「連続」
のものか否かを判断し、「連続」であれば連続ウエイト
タイムが適用される。即ち、前記連続当り検出手段40
1Aは、特別遊技が終了した段階で出力される前記特別
遊技状態終了検出手段419からの信号に基づいて、前
記特定入賞検出数記憶制御手段401の保留玉を読み出
して記憶する。前記連続当り検出手段401Aは前記減
算値信号を入力して、可変表示装置20が作動する毎に
保留玉数をカウントダウンする。そして特別遊技が終了
した直後に行われた可変表示ゲームからカウント値が
「0」になり、最後の保留玉による可変表示ゲームが行
われた間に、前記可変表示当り判定手段404から当り
信号を入力したときには、前記連続当り検出手段401
Aは連続した当りがあったことを検出するようになって
いる。この検出信号が前記ウエイトタイム切替手段40
9Aに出力されると、該ウエイトタイム切替手段409
Aは通常ウエイトタイム用の計数カウンタ409aから
連続ウエイトタイム用の計数カウンタ409bに切り替
える制御を行う。そして前記大当たり制御手段408が
大入賞口開放信号を前記変動入賞装置駆動制御手段40
9に出力すると、前記計数カウンタ409bが連続ウエ
イトタイムの計数を開始し、その計数後に変動入賞装置
駆動制御手段409が前記扉51のソレノイドにソレノ
イド開放信号を出力する。したがって連続ウエイトタイ
ム経過後にソレノイドが励磁され前記扉51が開放され
ることになり、第1サイクルの特別遊技が開始されるま
でに玉箱を移動、交換する時間的余裕が遊技者に与えら
れるようになっている。なお、前記ウエイトタイム切替
手段409Aは前記継続スイッチSW3から継続入賞検
出信号を入力した段階でリセットされ、前記通常ウエイ
トタイム用の計数カウンタ409aに切り替える。更に
前記ウエイトタイム切替手段409Aが連続ウエイトタ
イムに切替え制御したときには、連続ウエイトタイムが
適用される旨を報知したり、表示したりして遊技者に知
らせる様にしてもよい。
【0105】なお、高確率のもとで可変表示ゲームがお
こなわれ、特定態様以外の停止図柄で大当りが発生した
場合には前記大当り制御手段408から大当り開始信号
と前記特定態様判定手段404Aから不一致信号とが前
記当り値選択手段411に出力される。その後、該当り
値選択手段411はこれらの信号に基づき既に設定され
ている当り値を前記大当り可変表示当り値生成手段1〜
3から導入する。そして復帰された設定当り値に基づい
て可変表示ゲームが行われることになる。
【0106】上記補助可変表示ゲーム中と可変表示ゲー
ム中は前記不正判定部において不正に対する監視が行わ
れている。前記入賞球検出器不正判定手段555は前記
大当り制御手段408から前記制御信号を、前記入賞球
検出器SW4から入賞信号を、前記継続検出器SW3か
ら継続遊技信号をそれぞれ入力している。そして、前記
制御信号を入力しておらず特別遊技中でない状態で、前
記入賞信号や前記継続遊技信号を検出したり、前記制御
信号を入力して特別遊技中の状態で前記入賞信号と継続
遊技信号の入力順序、入力の有無を検出している。けだ
し前者及び後者の場合も前記ガラス収納枠5Dが開けら
れて外部から遊技球が前記大入賞口53に投入されたと
考えられるからである。上記不正が検出された場合には
前記入賞球検出器不正判定手段555から入賞球不正信
号が、それぞれ前記不正動作手段556に出力される。
そしてこの信号に基づいて前記不正動作手段556が生
成した不正動作指令信号は前記乱数抽選手段450A、
補助可変表示当り判定手段453、補助可変表示制御手
段455、補助変動入賞装置駆動制御手段502、特定
入賞検出数記憶制御手段401、特定入賞検出数記憶表
示制御手段412、可変表示装置制御手段403、停止
図柄選択手段407、可変表示当り判定手段404、大
当り制御手段408および変動入賞装置駆動制御手段4
09にそれぞれ出力される。この結果、ゲームの進行が
中断され、前記補助変動入賞装置の可動部710が閉じ
られ、また変動入賞装置の大入賞口53も閉じられる。
【0107】また前記不正動作手段556が生成した不
正動作指令信号は前記補助変動入賞装置開放表示制御手
段458、前記装飾表示制御手段557及び効果音制御
手段558にもそれぞれ出力されている。その結果、補
助変動入賞装置開放表示器452と前記装飾表示器L5
と図柄変動表示器L4,L4とがそれぞれ消灯され、前
記効果音発生装置819によって不正音が出力されるよ
うになっている。
【0108】遊技中に遊技機1で形成された前記外部情
報信号からなる遊技データは前記外部情報端子817を
介して前記管理装置1000に出力されている。そこで
上記した遊技機1と管理装置1000との関係を図13
に基づいて説明する。
【0109】総合管理制御部1000A内のデータ収集
処理制御手段1007と各遊技機1とは1対1の関係に
あり、遊技機のタイプの応じたデータ収集およびデータ
の加工処理が可能なように、各データ収集処理制御手段
1007を構成してある。そして、各データ収集処理制
御手段1007には、通常遊技における遊技情報を収集
・加工処理するための通常遊技データ収集処理部100
7aと、特別遊技および特別遊技へ移行するための別遊
技における遊技情報を収集・加工処理する別遊技データ
収集処理部1007bとから構成されている。前記外部
情報端子817を介して供給される遊技データはこのデ
ータ収集処理制御手段1007に送出されるようになっ
ている。
【0110】斯くして、総合管理制御部1000Aのデ
ータ収集処理制御手段1007に入力された遊技機1の
各遊技データは、当該遊技データの儘、或は適宜に加工
処理されてデータ表示制御手段1008へ供給される。
一方、コンソール1004を介して管理者が選択した表
示要求指令に応じ、データ表示制御手段1008が表示
出力するデータ種別としての表示項目や該表示項目の切
替タイミング等について、表示データ選択制御手段10
09がデータ表示制御手段1008を制御し、プリンタ
1006やCRTディスプレイ1005等へ表示出力さ
せるのである。
【0111】この実施例では前記外部情報信号が前記管
理装置1000に出力されるようになっており、外部情
報信号として前記確率変動中信号も導入されているので
どの遊技機が確率変動中であるか否かを集中的に監視す
ることができる。前記外部情報信号ばかりでなく、前記
確率設定装置810で形成された前記補助当り値設定信
号や前記当り値設定信号や特定図柄選択信号を前記管理
装置1000に出力するようにしてもよい。これらの信
号を管理装置1000に導入すれば各遊技機の当り値、
補助当り値または特定態様を集中的に把握することがで
きる。また前記可変表示当り判定手段404で形成され
た当りの停止図柄信号を導入すればその停止図柄を管理
装置1000によって把握することができる。さらに前
記特定態様判定手段404Aが形成するラッキーNo大
当り信号を導入し、一方前記当り信号を導入すれば大当
りに対する特定態様での大当りの発生確率を算出するこ
とができる。そして前記補助当り値設定信号、前記当り
値設定信号、前記特定図柄選択信号または停止図柄信号
を前記別遊技データ収集処理部1007bに導入し、遊
技店の管理者が前記項目別表示要求スイッチ1004a
を操作することによりディスプレイ1005に当り値、
補助当り値或は特定態様を表示させるように制御しても
よい。
【0112】次に図14〜図18に基づいて前記当り値
設定装置810Aの他の実施例を説明する。図14は他
の実施例に係る当り値設定装置8100の、ヒンジ部8
100aを介してカバー部8101を開けた状態の斜視
図、図15は前記当り値設定装置8100を遊技盤の裏
面に取り付けた場合の遊技盤の斜視図、図16は前記当
り値設定装置8100を本体に取り付けた場合の本体の
斜視図、図17は該当り値設定装置8100を遊技盤制
御装置803に組み込んだ状態を示す斜視図、図18は
遊技盤制御装置803に組み込まれた当り値設定装置8
100のカバー部8101を開けた状態を示す斜視図で
ある。
【0113】当り値設定装置8100は前記当り値設定
装置810Aと同様に複数の当り値から所定の当り値を
設定するもので、当り値を設定する当り値設定部810
2が前記カバー部8101の裏側に取り付けられてお
り、鍵部8104を介してケース8105内に収容され
るようになっている。前記当り値設定部8102には
上、中、下と3段階にスライドできる当り値設定用スイ
ッチ8102aが設けられている。このように3段階に
スライドさせるようにしたのは、先述した3個の大当り
可変表示当り値生成手段1ないし3にそれぞれ対応させ
るためである。例えば、当り値設定用スイッチ8102
aを上段に設定したときには前記大当り可変表示当り値
生成手段1の当り値を、中段に設定したときには前記大
当り可変表示当り値生成手段2の当り値を、下段に設定
したときには前記大当り可変表示当り値生成手段3の当
り値を、それぞれ設定できるようになっている。前記当
り値設定部8102は基板8106に取り付けられてお
り、さらに該基板8106には前記当り値設定用スイッ
チ8102aで設定された当り値を明示する設定表示器
8103と、この当り値設定装置8100と遊技盤制御
装置803とを電気的に接続するための接続線用の端子
部8111が取り付けられている。前記設定表示器81
03は例えばLEDで作られており、当り値設定用スイ
ッチ8102aのスライドに応答して点灯するようにな
っている。そして前記基板8106は止着部8107〜
8110(8109,8110は図示せず)を介して前
記カバー部8101の裏面に取り付けられている。
【0114】鍵部8104は前記基板8106の右サイ
ドに設けられており、当り値設定装置8100を施錠な
いし解錠するとともに、前記可変表示装置確率設定記憶
制御手段410を作動させるものである。施錠ないし解
錠は当り値設定用の鍵を鍵穴(図示せず)に差込み、回
動させることにより鍵部8104の内筒8104aの先
端に取り付けられているラッチ8104bを回動させ、
ケース8105の裏面に設けられたラッチ受孔8104
cに挿脱させて行うようになっている。この鍵部810
4は止着部8112,8113を介して、そのシリンダ
8104dの先端に設けられている取付部を前記カバー
部8101に取り付けている。
【0115】このように構成された前記当り値設定装置
8100を用いて当り値を設定する場合には、まず当り
値設定用の鍵を鍵穴に差込みその鍵を回すことにより解
錠し、カバー部8101をヒンジ8100aを介して引
き起こし、前記当り値設定部8102をケース8105
から引き出すようにする。このとき、同時に可変表示装
置確率設定記憶制御手段410が動作するようになって
いる。そして当り値設定用スイッチ8102aをスライ
ドさせて所定の当り値を設定し、設定内容を前記可変表
示装置確率設定記憶制御手段410に記憶させる。この
設定作業は前記設定表示器8103の点灯により確認で
きるようになっており、該設定表示器8103は点灯
後、一定時間後に消灯するようなっている。設定後は前
記当り値設定部8102をケース8105に収容し施錠
し、当り値設定用の鍵を取り外す。
【0116】前記当り値設定装置8100を図15に示
すように遊技盤と一体的に取り付けていれば遊技盤を入
れ替えるだけで足り、煩雑な回路の接続作業が不要にな
る。また図17と図18に示すように該当り値設定装置
8100を遊技盤制御装置803に組み込む様にしても
よい。なお、図16に示すように前記当り値設定装置8
100を本体に取り付けるようにしてもよい。
【0117】本発明に係る報知手段は「光」と「音」で
高確率での可変表示ゲームであることを遊技者に報知し
ていたが、例えば遊技店の島設備とか遊技機の前面に
「液晶ディスプレイ」や「ドット表示器」等を取り付け
てメッセージを流すようにしてもよい。上記実施例では
前記確率変動中表示器L3.L3は点滅するように制御
されているが、その点滅間隔等の表示態様はどのような
ものでもよいし、効果音発生装置においても音声のみな
らず音楽でもよい。
【0118】上記した遊技機1の実施例においては、各
遊技機1毎に前記確率設定装置810を介して当り値、
補助当り値或は特定態様を設定していたが、管理装置1
000から各遊技機1へこれらの遊技制御用データを供
給するように構成しても良い。例えば特定態様の設定に
ついて説明すると、コンソール1004に特定態様設定
用スイッチ1004cを設けておき、この特定態様設定
用スイッチ1004cを管理者が操作することに基づく
選択指令が総合管理制御部1000Aの遊技制御用デー
タ選択制御手段1009へ入力され、この遊技制御用デ
ータ選択制御手段1009が内部に予め設定してある特
定態様群から何れかを選択し、この選択した特定態様を
遊技制御用データとして、指定の遊技機1へ供給させる
のである。
【0119】上記実施例に係る遊技機に、プリペイドカ
ードを保持し該カードから有価データを読み出したり、
書き込みを行うカードリーダを備えた玉貸機を組み込む
ようにして本発明をカード式遊技機として実施してもよ
い。
【0120】上記実施例では可変表示ユニットとして蛍
光表示管を使用しているが、ドラム式の可変表示器を使
用したり、液晶式でもよいし、7ゼグメントによって可
変表示部を構成したり、テレビジョン装置を用いてもよ
い。
【0121】上記実施例の可変表示ゲームの当り確率は
1つの乱数生成手段(可変表示乱数生成手段402A)
と複数の当り値生成手段(大当り可変表示当り値生成手
段1〜3、大当り可変表示特別当り値生成手段418)
により決定されているが、乱数生成手段を複数設けてそ
れらの乱数自体によって当り確率が決定されるようにし
てもよい。また低確率用の乱数と高確率用の乱数のセッ
トを複数個用意し、そのセット毎に選択できるようにし
てもよい。
【0122】上記実施例では当りの制御は当り値の範囲
を設定することにより行っているが、例えば前記始動入
賞口5への入賞個数に対する可変表示部21における当
りの比(設定確率値)を予め設定できるようにし、一定
時間を基準にして実際の始動入賞口5への入賞個数に対
する当りの比を算出して、前記設定確率値を維持するよ
うに強制的に「当り」、「はずれ」を制御するようにし
てもよい。上記実施例では当りの制御を行う当り値制御
部等は遊技盤の裏面の遊技盤制御装置に組み込まれてい
るが、可変表示装置20自体に確率を制御する確率制御
部を設けるようにしてもよい。このようにすれば可変表
示装置の交換により確率を変更できるようになる。
【0123】上記実施例では高確率時の可変表示ゲーム
において遊技球が前記始動入賞口5に入賞したときには
その入賞のタイミングで乱数が拾われ、特別当り値に含
まれか否かが判定されることなっている。この結果、大
当りが連続する状態になってしまうおそれもある。そこ
で乱数抽出のタイミングを入賞時ではなく、そのタイミ
ングを後ろにずらして可変表示部の変動開始時にした
り、あるいは抽出された乱数が当りか否かを特別当り値
ではなく当り値により判断させるように制御してもよ
い。さらに可変表示部21の左図柄表示部22の停止直
前に乱数を拾うようにしてもよい。また高確率時に抽出
された乱数が大当りとなる場合には、その大当りの出目
によりそのまま大当りとするか否かを決定するようにし
てもよい。例えば大当りの出目が「7,7,7」である
ときには大当りを引続き連続させるが、それ以外の出目
の場合にははずれとするようにしてもよい。
【0124】上記実施例における補助可変表示装置10
0の補助可変表示部100aの構成例として可変表示装
置と同様に液晶式でもよいし、7ゼグメントにより構成
してもよいし、LEDを用いてもよい。また上記実施例
では前記可変表示ゲームと同様に1つの乱数生成手段
(補助可変表示乱数生成手段450)と複数の補助当り
値(補助当り値生成手段1〜3、特別補助当り値生成手
段506)とにより補助可変表示ゲームの当り確率を決
定しているが、複数の乱数生成手段により「当り」「は
ずれ」を決定するようにしてもよい。また前記実施例で
は補助当り値の設定、選択等は可変表示ゲームでの当り
値の設定、選択あるいは特別当り値への変動とは連動し
ていないが、連動させる制御として例えば補助当り値を
高くした場合には可変表示ゲームでの当り確率が低くな
るように、あるいは可変表示ゲームでの当り確率を高く
した場合には補助当り値が低くなるように制御してもよ
い。また可変表示ゲームが高確率で行われているときに
補助可変表示ゲームを高確率に移行させるように制御し
てもよい。このようにすれば始動入賞口5に入賞する遊
技球が増えるだけ大当りの可能性も早まる。
【0125】上記実施例では可変表示ゲームの低確率時
でも高確率時でも前記可変表示部21の変動時間に変化
はなかったが、高確率時のみ変動時間を短くしたり、ス
トップSWを有効にしたりしてもよい。このようにすれ
ばより早く大当りを発生させることもでき、無駄な打ち
込み球を避けることができる。
【0126】上記実施例では当り値等の設定は前記確率
設定装置810より設定用鍵を用いているが、不正防止
のためには設定者の声を認識することができる音声認識
手段を取り付けても良いし、指紋判別装置を設けても良
いし、暗唱番号方式でもよい。また当り値の設定方法と
してICカードを利用してもよい。例えばICカードに
当り値を記憶させ、前記確率設定装置にICカードをセ
ットさせることにより前記遊技盤制御装置803とデー
タを交換できるようにする。そしてICカードが抜き取
られたときには不正が行われたと判断し、その後の遊技
を中止させる。また遊技機への電源投入時にのみデータ
を交換できるようにしてもよい。
【0127】また大当りの停止図柄がラッキーNoでは
なかった場合には前記遊技盤制御装置803から発射制
御装置818に発射制御信号を出力するようにし、打球
発射装置の作動を停止させるようにしてもよい。
【0128】前記実施例では遊技店側が特定態様設定装
置810Cを用いて前記特定態様を設定しているが、こ
の特定態様を遊技機の製造時にメーカーが遊技機に組み
込むようにしてもよい。また遊技機の前面等、遊技者が
操作可能な位置に特定図柄設定SWを設けて、遊技者自
身がその特定図柄設定SWを操作し特定態様を選択でき
るようにしてもよい。この場合、遊技店による設定も併
用するようにしてもよい。
【0129】前記実施例では可変表示ゲームの確率の変
動タイミングとして特定態様による当りの発生を条件に
しているが、変動のタイミングとして遊技の興趣を高め
るものであればいずれでもよく、たとえば補助可変表示
装置での特定の停止図柄の検出を条件としたりしてもよ
い。さらに高確率時に抽出された乱数が大当りとなるこ
とを条件とし低確率へ変動するようにしてもよい。
【0130】前記実施例では第1の待機時間計数手段、
第2の待機時間計数手段として計数カウンタを用いた
が、タイマ回路を用いてもよい。
【0131】前記実施例では最初の特別遊技が終了する
までに記憶されている保留玉による可変表示ゲームによ
り当りが発生した場合に連続の当りと定義したが、最初
の特別遊技が終了した後、可変表示部が所定回数、例え
ば10回作動するまでに当りが発生したときに連続と判
断するようにしてもよい。さらに連続となる作動回数を
遊技店が設定できるようにしても良い。なお、作動回数
の検出は前記可変表示装置制御手段403で行っても良
いし、特定入賞検出数記憶制御手段401でその記憶数
を監視するようにしてもよい。
【0132】前記実施例では2つの待機時間計数手段を
用いて2つの待機時間を計数しているが、2つ以上でも
よい。また1つの待機時間計数手段、例えば1つの計数
カウンタから2以上の出力を取り出し、所望する出力を
選択するように制御してもよい。即ち待機時間として5
秒を示す信号と20秒を示す信号とを取り出し、連続当
り検出手段からの信号により20秒を示す信号を取り出
すようにしてもよい。
【0133】
【発明の効果】本発明によれば、特定態様判定手段が特
定態様で当りが発生したと判定したときには、その後の
可変表示ゲームの当り確率は第2の確率手段に基づいて
決定される。そして可変表示ゲームが前記第2の確率手
段のもとで行われていることを報知手段が報知するの
で、遊技者が高確率での可変表示ゲームの開始と終了と
を認識することができ、遊技状態を正確に理解すること
ができる。さらに報知手段により遊技者は特定態様で当
りが発生したことの好運さを体感することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の正面図である。
【図2】開閉パネルとガラス収納枠とを開放した状態の
遊技機の正面図である。
【図3】遊技盤の正面図である。
【図4】遊技盤の裏面図である。
【図5】遊技機の裏面図である。
【図6】管理装置の概略図である。
【図7】遊技機の制御システムの制御ブロック図であ
る。
【図8】遊技盤制御装置を構成する補助可変表示ゲーム
制御部の構成例を示すブロック図である。
【図9】遊技盤制御装置を構成する可変表示ゲーム制御
部の構成例を示すブロック図である。
【図10】遊技盤制御装置を構成する不正判定部、信号
変換部及び報知制御部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図11】確率変動に関する報知を制御する報知制御部
2の構成例を示すブロック図である。
【図12】前回の当り図柄の表示を制御する構成例を示
すブロック図である。
【図13】遊技機と管理装置との関係を示す説明図であ
る。
【図14】他の実施例に係る当り値設定装置の、ヒンジ
部を介してカバー部を開けた状態の斜視図である。
【図15】他の実施例に係る当り値設定装置を遊技盤の
裏面に取り付けた場合の斜視図である。
【図16】他の実施例に係る当り値設定装置を本体に取
り付けた場合の斜視図である。
【図17】他の実施例に係る当り値設定装置を遊技盤制
御装置に組み込んだ状態を示す斜視図である。
【図18】遊技盤制御装置に組み込まれた、他の実施例
に係る当り値設定装置のカバー部を開けた状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 遊技機 418 第2の確率手段 404A 特定態様判定手段 819 報知手段 L3 報知手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示ゲームにおいて当りが発生した
    場合に、遊技者に多くの利益獲得のチャンスを与える特
    別遊技を行わせる遊技機であって、 可変表示ゲームの当り確率を決定する当り値を生成する
    第1の確率手段と、 可変表示ゲームで特定の態様により当りが発生したか否
    かを判定する特定態様判定手段と、 特定態様により当りが発生したことが前記特定態様判定
    手段により判定された場合に、その後の可変表示ゲーム
    の当り確率を決定する当り値を生成する第2の確率手段
    と、 該第2の確率手段によって可変表示ゲームが行われてい
    ることを報知する報知手段とを備えたことを特徴とする
    遊技機。
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