JPH0530506Y2 - - Google Patents

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JPH0530506Y2
JPH0530506Y2 JP15855087U JP15855087U JPH0530506Y2 JP H0530506 Y2 JPH0530506 Y2 JP H0530506Y2 JP 15855087 U JP15855087 U JP 15855087U JP 15855087 U JP15855087 U JP 15855087U JP H0530506 Y2 JPH0530506 Y2 JP H0530506Y2
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JP
Japan
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separator
pipe
vapor pipe
vapor
tank body
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JP15855087U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車等の車両に搭載されるタンクの
セパレータに関する。
従来の技術 自動車用燃料タンクにあつては、例えば特開昭
57−37016号公報に開示されているように、タン
ク本体内にセパレータを配設し、タンク本体内に
発生したベーパをこのセパレータに流入させて、
該セパレータからベーパパイプを介してタンク本
体外に抜いて処理し、タンク本体内圧の上昇を防
いでスムースな燃料供給の確保と、タンク本体の
変形防止を行えるようにしている。第3図はこの
ような燃料タンク内に配設されるセパレータの一
般的な構造を示すもので、セパレータ本体1はイ
ンジエクシヨン成形されたアツパシエル2とロア
シエル3とからなつている。アツパシエル2の上
壁には通気孔4を開設してあると共に、ベーパパ
イプ5を一側壁に貫通させてその突出端を図外の
クリツプ等により固定してある。ロアシエル3の
底壁にはドレーン孔を兼ねた通気孔6を開設して
あり、そして、これらアツパシエル2とロアシエ
ル3とを突合わせ融着してセパレータ本体1を形
成している。このセパレータ本体1は図外のタン
ク本体内の上側部に配置されると共に、ベーパパ
イプ5をタンク本体外に突出させて使用される。
考案が解決しようとする問題点 セパレータ本体1は、このアツパシエル2、ロ
アシエル3をインジエクシヨン成形した上でこれ
らを融着するため、成形工数が多くかかつてしま
い、また、ベーパパイプ5の装着にもクリツプ等
の取付手段をアツパシエル2に設定する必要があ
つて部品点数、組み付け工数が多く、コストアツ
プが余儀なくされてしまう。そこで、本考案はセ
パレータ本体の成形工数を低減できると共に、ベ
ーパパイプを特に専用の固定部品を用いることな
く容易に組み付けることができる燃料タンクのセ
パレータを提供するものである。
問題点を解決するための手段 タンク本体を貫通したベーパパイプを貫通、配
置し、該タンク本体内に配設されてベーパと燃料
とを分離するセパレータ本体をブロー成形すると
共に、このセパレータ本体内に、該セパレータ本
体のベーパパイプ貫通部に対向し、側壁が該ベー
パパイプ貫通部側に向けて末広がりの平面ハ字形
に形成され、かつ、底部が斜状に形成されて、ベ
ーパパイプの端部を挿入、ガイドして挾持、固定
するパイプホルダ部を一体成形してある。
作 用 ベーパパイプをセパレータ本体内に貫通、挿入
すると、その先端部はパイプホルダ部の斜状の底
部および平面ハ字形に開いた側壁によつて、両側
壁間の狭小部にガイドされ、該狭小部でしつかり
と挾持、固定される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面と共に詳述す
る。
第1〜3図において、10はブロー成形された
セパレータ本体を示し、このセパレータ本体10
の底壁の略中央部には液溜まり11を形成してあ
り、上壁と該液溜まり11に通気孔12,13を
形成してある。セパレータ本体10の一側壁の上
側部には、ベーパパイプ14の貫通孔15を形成
してある一方、セパレータ本体10内には前記貫
通孔15と対向してパイプホルダ部16を形成し
てある。このパイプホルダ部16はセパレータ本
体10の底壁からセパレータ本体10内に向けて
上壁近くにまで一体に膨出成形してある。該パイ
プホルダ部16は貫通孔15を形成した側壁と対
向する側壁側に後傾した斜状の底部17と、この
底部17の両側に貫通孔15側に向けて末広がり
の平面ハ字形に形成された側壁18とを備え、ベ
ーパパイプ14の端部をこれら側壁18,18の
狭小部分19で挾持、固定できるようになつてい
る。また、本実施例ではセパレータ本体10の上
壁の前記貫通孔15近傍部位に、セパレータ本体
10内に向けてパイプガイド20を一体に膨出成
形してある。このパイプガイド20も前記側壁1
8と同様に貫通孔15側に向けて末広がりの平面
ハ字形に形成されていて、その下縁はパイプホル
ダ部16側に至るに従つて突出量が漸増するよう
に斜状に形成して、ベーパパイプ14の挿入作業
時に該ベーパパイプ14の先端部側が自重下がり
しても、パイプガイド20より外れることのない
ようにしてある。
以上の実施例構造によれば、ベーパパイプ14
を貫通孔15に挿入すると、挿入直後にその先端
部がパイプガイド20により補足されてハ字状の
狭小部21で調心され、ベーパパイプ14の水平
方向の揺れ動きが拘束される。ベーパパイプ14
を更に挿入して、その先端部がパイプホルダ部1
6の底部17に突き当たると、該底部17の斜面
上をずり上がると共に、両側の側壁18,18に
よつて次第にこれら両側壁18,18の狭小部1
9にガイドされ、該狭小部19で確実に挾持、固
定される。
前記実施例ではパイプガイド20を付設してあ
るが、貫通孔15とパイプホルダ部16間が短い
場合には特に必要ではない。
考案の効果 以上のように本考案によれば、セパレータ本体
はブロー成形により一体成形してあるため、成形
工数が極めて少なく、しかも、セパレータ本体内
にはパイプホルダ部が一体成形されていて、ベー
パパイプの挿入過程でその斜状底部と、末広がり
の両側壁で該ベーパパイプの挿入ガイドを行え、
ベーパパイプ端部をこれら側壁間の狭小部に導い
て、該狭小部で確実に挾持、固定できるため、ベ
ーパパイプを盲作業でも容易に、かつ、専用部品
を必要とすることなく組み付けることができ、従
つて、大幅なコストダウンを実現することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はセパレータ本体の一部破断斜視図、第3図は
第1図の−線に沿う断面図、第4図は従来の
構造を示す断面図である。 10……セパレータ本体、14……ベーパパイ
プ、16……パイプホルダ部、17……底部、1
8……側壁、19……狭小部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク本体を貫通したベーパパイプを貫通、配
    置し、該タンク本体内に配設されてベーパと燃料
    とを分離するセパレータ本体をブロー成形すると
    共に、このセパレータ本体内に、該セパレータ本
    体のベーパパイプ貫通部に対向し、側壁が該ベー
    パパイプ貫通部側に向けて末広がりの平面ハ字形
    に形成され、かつ、底部が斜状に形成されて、ベ
    ーパパイプの端部を挿入、ガイドして挾持、固定
    するパイプホルダ部を一体成形したことを特徴と
    する燃料タンクのセパレータ。
JP15855087U 1987-10-16 1987-10-16 Expired - Lifetime JPH0530506Y2 (ja)

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JP15855087U JPH0530506Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JP15855087U JPH0530506Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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Publication Number Publication Date
JPH0162931U JPH0162931U (ja) 1989-04-21
JPH0530506Y2 true JPH0530506Y2 (ja) 1993-08-04

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