JPH05304864A - 魚釣用リールの逆転防止装置 - Google Patents
魚釣用リールの逆転防止装置Info
- Publication number
- JPH05304864A JPH05304864A JP13758092A JP13758092A JPH05304864A JP H05304864 A JPH05304864 A JP H05304864A JP 13758092 A JP13758092 A JP 13758092A JP 13758092 A JP13758092 A JP 13758092A JP H05304864 A JPH05304864 A JP H05304864A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reverse rotation
- rotating
- fishing
- rotating member
- wedge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 魚釣用リールの逆転防止を空転角を小さくし
て魚釣り操作を容易にすると共にその構成の簡易化とコ
ンパクト化を図る。 【構成】 ハンドルに連動して回転するハンドル軸等の
回転部材1の外周部又は側面部におけるリール本体に規
制部材4を設け、該規制部材4と前記回転部材1との間
に回転部材1の回転作用で楔作用をする係止部材6を係
合自在に設け、回転部材1の捲取り方向の回転を許容
し、釣糸放出方向の逆転を係合係止するようにして回転
部材の逆転時の空転角を小さくして魚釣り時のフッキン
グ操作を容易にする。
て魚釣り操作を容易にすると共にその構成の簡易化とコ
ンパクト化を図る。 【構成】 ハンドルに連動して回転するハンドル軸等の
回転部材1の外周部又は側面部におけるリール本体に規
制部材4を設け、該規制部材4と前記回転部材1との間
に回転部材1の回転作用で楔作用をする係止部材6を係
合自在に設け、回転部材1の捲取り方向の回転を許容
し、釣糸放出方向の逆転を係合係止するようにして回転
部材の逆転時の空転角を小さくして魚釣り時のフッキン
グ操作を容易にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用リールの逆転防止
装置の改良に関するものである。
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】魚釣用リールの逆転防止装置において、
フッキング操作が円滑にできるように逆回転時の空転角
が小さくなるようにした転がり式一方向クラッチを使用
することが実開昭64ー38964号公報や実開平4ー
21264号公報で知られている。
フッキング操作が円滑にできるように逆回転時の空転角
が小さくなるようにした転がり式一方向クラッチを使用
することが実開昭64ー38964号公報や実開平4ー
21264号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記転が
り式一方向クラッチは、ユニットとして組立一体化され
ているため、設置する回転部材の軸径の大小や設置場所
等により制約され、リール形態やリールの大きさ等に容
易に対応できないと共にコストも大きい等の欠陥があ
る。本発明はこれらの欠陥を改善して極めて簡易に空転
角の少ない逆転防止装置を有する魚釣用リールを提供す
ることを目的とするものである。
り式一方向クラッチは、ユニットとして組立一体化され
ているため、設置する回転部材の軸径の大小や設置場所
等により制約され、リール形態やリールの大きさ等に容
易に対応できないと共にコストも大きい等の欠陥があ
る。本発明はこれらの欠陥を改善して極めて簡易に空転
角の少ない逆転防止装置を有する魚釣用リールを提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためにハンドルと連動して回動する回転部材の外周
部又は一側面部におけるリール本体に規制部材を設ける
と共に前記回転部材と規制部材間に回転部材の回転作用
で楔作用をする係止部材を回転部材に係合自在に設けて
回転部材の正転を許容又は逆転を阻止するものである。
するためにハンドルと連動して回動する回転部材の外周
部又は一側面部におけるリール本体に規制部材を設ける
と共に前記回転部材と規制部材間に回転部材の回転作用
で楔作用をする係止部材を回転部材に係合自在に設けて
回転部材の正転を許容又は逆転を阻止するものである。
【0005】前記係止部材の回転部材と規制部材間にお
ける楔作用は、回転部材と規制部材との間隙を楔状に形
成したり、係止部材自体を楔形に形成したり、或はこれ
らを組合せることによって係止部材を回転部材に係合自
在に形成するものである。
ける楔作用は、回転部材と規制部材との間隙を楔状に形
成したり、係止部材自体を楔形に形成したり、或はこれ
らを組合せることによって係止部材を回転部材に係合自
在に形成するものである。
【0006】
【作用】本発明はハンドルと連動して回転する回転部材
が釣糸捲取り方向に正回転するときは、その回転作用に
より係止部材は規制部材と回転部材との間隙部から出る
方向に随伴移動するが、回転部材が釣糸放出方向に逆回
転しようとすると、係止部材は回転部材の逆方向の回転
により規制部材と回転部材との間隙部に入り込み楔作用
によって係合し回転部材の逆回転を阻止する。
が釣糸捲取り方向に正回転するときは、その回転作用に
より係止部材は規制部材と回転部材との間隙部から出る
方向に随伴移動するが、回転部材が釣糸放出方向に逆回
転しようとすると、係止部材は回転部材の逆方向の回転
により規制部材と回転部材との間隙部に入り込み楔作用
によって係合し回転部材の逆回転を阻止する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
両軸受型リールの回転部材であるハンドル軸1は公知の
ようにフレーム2に突設した支軸3に回転自在に支持さ
れ、前記ハンドル軸の両側におけるフレーム2には規制
部材4・4が固着されていると共に前記ハンドル軸1と
規制部材4間には夫々付勢発条5で牽引されかつハンド
ル軸1の回転作用で楔作用をする楔形の係止部材6が係
合自在に設けられている。
両軸受型リールの回転部材であるハンドル軸1は公知の
ようにフレーム2に突設した支軸3に回転自在に支持さ
れ、前記ハンドル軸の両側におけるフレーム2には規制
部材4・4が固着されていると共に前記ハンドル軸1と
規制部材4間には夫々付勢発条5で牽引されかつハンド
ル軸1の回転作用で楔作用をする楔形の係止部材6が係
合自在に設けられている。
【0008】従って、ハンドル軸1を図2の鎖線のよう
に釣糸捲取り方向に回転すると、その回転作用は係止部
材6を楔作用をしない方向に随伴移動せしめてハンドル
軸1の回転を許容し釣糸を捲取ることができるが、ハン
ドル軸1が実線のように釣糸放出方向に逆転しようとす
ると、ハンドル軸1は係止部材6を楔作用をする方向に
随伴移動せしめて楔作用によりハンドル軸1に係合し、
その逆転を阻止するものである。
に釣糸捲取り方向に回転すると、その回転作用は係止部
材6を楔作用をしない方向に随伴移動せしめてハンドル
軸1の回転を許容し釣糸を捲取ることができるが、ハン
ドル軸1が実線のように釣糸放出方向に逆転しようとす
ると、ハンドル軸1は係止部材6を楔作用をする方向に
随伴移動せしめて楔作用によりハンドル軸1に係合し、
その逆転を阻止するものである。
【0009】図3に示す実施例は、ハンドル軸1と規制
部材4との間隙を楔状に形成すると共に係止部材6の断
面形状を円形に形成して楔作用を行なうものであり、図
4に示す実施例は、係止部材6の断面形状を楔状に形成
すると共に該係止部材6の出入を切換自在のストッパー
7で規制自在に形成し、ストッパー7で係止部材6を規
制するとハンドル軸1の正逆転を可能にしたものであ
り、更に図5の実施例は、規制部材4に切換自在のスト
ッパー8を設けて前記実施例と同様にハンドル軸1の正
逆転を可能にしたものであり、図中8′は規制部材4の
切換位置保持部材である。
部材4との間隙を楔状に形成すると共に係止部材6の断
面形状を円形に形成して楔作用を行なうものであり、図
4に示す実施例は、係止部材6の断面形状を楔状に形成
すると共に該係止部材6の出入を切換自在のストッパー
7で規制自在に形成し、ストッパー7で係止部材6を規
制するとハンドル軸1の正逆転を可能にしたものであ
り、更に図5の実施例は、規制部材4に切換自在のスト
ッパー8を設けて前記実施例と同様にハンドル軸1の正
逆転を可能にしたものであり、図中8′は規制部材4の
切換位置保持部材である。
【0010】また図6にはハンドル軸1と一体的に回転
する歯車9とこれに噛合回転する9′を介して連動させ
る増速軸10を設け、該増速軸10に規制部材4及び係
止部材6を設けた実施例であり、図7は本発明を支軸3
を使用しない型式の両軸受型リールのハンドル軸1に設
置した実施例であり、更に図8にはスピニングリールに
おけるハンドル軸1と連動されるローター回転軸筒11
に本発明を設置してその逆転を阻止するようにしたもの
である。
する歯車9とこれに噛合回転する9′を介して連動させ
る増速軸10を設け、該増速軸10に規制部材4及び係
止部材6を設けた実施例であり、図7は本発明を支軸3
を使用しない型式の両軸受型リールのハンドル軸1に設
置した実施例であり、更に図8にはスピニングリールに
おけるハンドル軸1と連動されるローター回転軸筒11
に本発明を設置してその逆転を阻止するようにしたもの
である。
【0011】次に図9乃至図11には、回転部材の側面
部とリール本体との間に楔作用する係止部材を設けた実
施例が示されており、ハンドル軸1の円盤部1′の側面
部に対向するフレーム2に溝状の規制部材4を設け、該
規制部材4の溝部に円盤部1′の回転作用で楔作用をす
る係止部材6を係合自在に設けて回転部材である円盤部
1′の正転を許容し逆転を阻止するようにしたものであ
る。
部とリール本体との間に楔作用する係止部材を設けた実
施例が示されており、ハンドル軸1の円盤部1′の側面
部に対向するフレーム2に溝状の規制部材4を設け、該
規制部材4の溝部に円盤部1′の回転作用で楔作用をす
る係止部材6を係合自在に設けて回転部材である円盤部
1′の正転を許容し逆転を阻止するようにしたものであ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は魚釣用リールにおける逆転時の
空転角を少なくして魚釣り操作特にフッキング操作に迅
速容易に対応できると共に特に従来の転がり式一方向ク
ラッチの如くリール形態、回転部材の軸径の大小、設置
場所の広狭等に制約されることがなく、簡易かつコンパ
クトに設置することができ、しかもその構成も簡易であ
るのでそのコストも著しく低減できる優れた特徴を有す
る。
空転角を少なくして魚釣り操作特にフッキング操作に迅
速容易に対応できると共に特に従来の転がり式一方向ク
ラッチの如くリール形態、回転部材の軸径の大小、設置
場所の広狭等に制約されることがなく、簡易かつコンパ
クトに設置することができ、しかもその構成も簡易であ
るのでそのコストも著しく低減できる優れた特徴を有す
る。
【図1】本発明の一部切欠平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の第2実施例の縦断正面図。
【図4】本発明の第3実施例の縦断正面図。
【図5】本発明の第4実施例の縦断正面図。
【図6】本発明の第5実施例の縦断正面図。
【図7】本発明を他の両軸受型リールに適用した実施
例。
例。
【図8】本発明をスピニングリールに適用した実施例。
【図9】本発明の更に他の実施例の縦断正面図。
【図10】図9のB−B線断面図。
【図11】図10のC−C線断面図。
1 ハンドル軸 1′ 円盤部 4 規制部材 5 付勢発条 6 係止部材 10 増速軸 11 回転軸筒
Claims (4)
- 【請求項1】 ハンドルと連動して回動する回転部材の
外周部におけるリール本体に規制部材を設けると共に前
記回転部材と規制部材間に回転部材の回転作用で楔作用
をする係止部材を回転部材に係合自在に設けて回転部材
の正転を許容又は逆転を阻止することを特徴とする魚釣
用リールの逆転防止装置。 - 【請求項2】 ハンドルと連動して回動する回転部材の
一側面部におけるリール本体に規制部材を設けると共に
前記回転部材と規制部材間に回転部材の回転作用で楔作
用をする係止部材を回転部材に係合自在に設けて回転部
材の正転を許容又は逆転を阻止することを特徴とする魚
釣用リールの逆転防止装置。 - 【請求項3】 回転部材と規制部材との間隙を楔状に形
成して係止部材が楔作用をするようにした請求項1又は
2記載の魚釣用リールの逆転防止装置。 - 【請求項4】 係止部材を楔状に形成して楔作用をする
ようにした請求項1又は2記載の魚釣用リールの逆転防
止装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137580A JP2792014B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
US08/054,025 US5419504A (en) | 1992-05-01 | 1993-04-29 | Reverse rotation preventive device for fishing reel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137580A JP2792014B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05304864A true JPH05304864A (ja) | 1993-11-19 |
JP2792014B2 JP2792014B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=15202043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4137580A Expired - Lifetime JP2792014B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2792014B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02199325A (ja) * | 1988-09-05 | 1990-08-07 | Midori Kogyo Kk | ワンウエイクラッチ及びワンウエイクラッチを組み込んだフライリール |
JPH0421264U (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-21 | ||
JPH0424459U (ja) * | 1990-06-22 | 1992-02-27 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4137580A patent/JP2792014B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02199325A (ja) * | 1988-09-05 | 1990-08-07 | Midori Kogyo Kk | ワンウエイクラッチ及びワンウエイクラッチを組み込んだフライリール |
JPH0421264U (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-21 | ||
JPH0424459U (ja) * | 1990-06-22 | 1992-02-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2792014B2 (ja) | 1998-08-27 |
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