JPH0530400U - 梯子装置 - Google Patents

梯子装置

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JPH0530400U
JPH0530400U JP8442991U JP8442991U JPH0530400U JP H0530400 U JPH0530400 U JP H0530400U JP 8442991 U JP8442991 U JP 8442991U JP 8442991 U JP8442991 U JP 8442991U JP H0530400 U JPH0530400 U JP H0530400U
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ladder
main body
elevator
foot
leg
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JP8442991U
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道弘 加納
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梯子装置を両手を離した状態で昇降できるよ
うにして、荷物を持って梯子装置を昇降したり、梯子装
置上で両手で作業ができるようにし、梯子装置を利用し
た作業の安全性を向上させつつ、作業性を向上させるこ
とを目的としている。 【構成】 梯子本体10には、昇降方向に案内溝13が
形成されているとともに、所定間隔毎に梯子棒14が昇
降方向と直角の方向に設けられている。この案内溝13
には、昇降器60の昇降器本体67に取り付けられたス
ライド部材63及びシャフト66の両端部が侵入し、昇
降器60はスライド部材63及びシャフト66を介して
案内溝13により昇降方向に案内される。スライド部材
63は係合部材66を回動可能に支持しており、係合部
材66はスプリング65により反時計方向に付勢されて
いる。昇降器本体67には足を載せる踏台61が取り付
けられており、足61は締結部材62により踏台61に
固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、梯子装置に関し、詳しくは、両手を使用しないで昇降可能とした梯 子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、梯子は、一対の側柱部材と、該側柱部材間に所定間隔で渡された踏み 板部材と、で構成され、作業を行なう対象となる建築物や植木等に立てかけて、 使用する。この作業対象に立てかけた梯子においては、その側柱部材や踏み板部 材を両手あるいは片手で掴み、昇降時の安全を確保した状態で梯子を昇降する。 また、近時、建築現場においては、建築用の柱等に予め昇降用の踏み部材が取 り付けられているものがある。この建築用柱等の踏み部材を使用して建築現場で の昇降を行なうには、該踏み部材を両手あるいは片手で掴んで安全を確保した状 態で昇降する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の梯子装置にあっては、足場となる踏み板部材 や踏み部材が単に足を乗せるだけの機能しか有していなかったため、安全を確保 するために、梯子装置の一部を両手あるいは片手で掴んで昇降する必要があった 。その結果、作業用道具等の荷物を手に持って梯子装置を昇降する場合には、片 手で持てるものに限られ、梯子装置を使用した作業の作業性が悪いだけでなく、 足場が不安定で安全性に欠けるという問題があった。 また、上下方向にペンキを塗る場合や植木の刈り込みを行なうような場合には 、作業に両手を使用する必要が生じてくるが、このような場合、従来の梯子装置 では、足場が不安定であるため、作業に必要な道具を持って梯子装置を昇降した り、梯子の途中で作業を行なうのが困難であった。 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、梯子本体に係合して 昇降可能な昇降器具を設けることにより、両手を梯子装置から離した状態で梯子 装置を昇降可能として、両手で荷物を持って梯子装置を昇降可能とするとともに 、作業の安全性を向上させることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、昇降方向に所定長さを有する梯子本体と、足が載せら れ前記梯子本体と係合しつつ該足と一体的に移動して梯子本体を昇降する昇降器 具と、を備え、前記梯子本体が、その昇降方向に延在する案内部材と、前記案内 部材に沿って前記昇降方向と直角方向に所定長さを有し前記昇降方向に所定間隔 毎に設けられた梯子段部材と、で構成される昇降部を少なくとも一対有し、前記 昇降器具が、前記足が載せられる踏台と、前記踏台に前記足を固定する締結部材 と、前記梯子本体の案内部材に案内されつつ昇降方向に移動可能なスライド部材 と、前記梯子本体の前記梯子段部材に係脱可能な角度に回動変換可能に支持され 付勢部材により前記梯子本体の前記梯子段部材に係合する角度方向に回動付勢さ れるとともに、前記昇降器具の上昇時にその上側の前記梯子段部材により前記付 勢部材による付勢に抗して同梯子段部材に係合しない角度に回動される係合部材 と、を有している。
【0005】 請求項2記載の考案は、前記請求項1記載の考案において、前記梯子本体が、 同梯子本体を自立させる脚部材を備えている。
【0006】 請求項3記載の考案は、前記請求項2記載の考案において、前記脚部材が、前 記脚部材の設置面の形状に応じて水平方向及び垂直方向に回動する。
【0007】 請求項4記載の考案は、前記請求項1又は請求項2記載の考案において、前記 梯子本体が、中空に形成され、その内部に前記脚部材が収納可能となっている。
【0008】 請求項5記載の考案は、前記請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載 の考案において、前記梯子本体の前記昇降方向側面に、前記梯子本体を所定角度 倒した状態で接地する車輪を取り付けてある。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、 梯子装置は、昇降方向に所定長さを有する梯子本体と、足が載せられ前記梯子 本体と係合しつつ該足と一体的に移動して梯子本体を昇降する昇降器具と、を備 え、梯子本体には、その昇降方向に延在する案内部材と、前記案内部材に沿って 前記昇降方向と直角方向に所定長さを有し前記昇降方向に所定間隔毎に設けられ た梯子段部材と、で構成される昇降部が少なくとも一対形成されている。この昇 降器具は、昇降器本体に、足が載せられる踏台が取り付けられており、踏み台に 載せられた足は、締結部材により該踏台に固定される。また昇降器本体には、梯 子本体の案内部材に係合しつつ昇降方向に移動可能なスライド部材が取り付けら れており、踏み台に載せた足を上下することにより、このスライド部材に沿って 昇降器本体が昇降方向に移動する。この昇降器本体には、また前記梯子本体の梯 子段部材に係脱可能な角度に回動変換可能に係合部材が支持されており、この係 合部材は、付勢部材により梯子本体の梯子段部材に係合する角度方向に回動付勢 されるとともに、昇降器具の上昇時にその上側の梯子段部材により付勢部材によ る付勢に抗して梯子段部材に係合しない角度に回動される。
【0010】 したがって、踏台に足を載せて締結部材により固定し、足を踏台とともに昇降 方向に移動させると、昇降器具が、スライド部材を梯子本体の案内部材に案内さ れた状態で昇降方向に移動し、昇降器具の係合部材が梯子本体の梯子段部材に当 接すると、この係合部材が該梯子段部材に付勢されて回動する。さらに踏台を移 動して係合部材が梯子段部材の位置を通過すると、付勢手段による付勢により、 係合部材が梯子段部材との係合位置に回動し、係合部材と前記梯子段部材とが係 合して、昇降器具が、該梯子本体の梯子段部材に固定される。上記動作を左右の 足について順次行なうことにより、左右の足に固定した昇降器具が、昇降方向に 移動して、順次梯子本体の梯子段部材に固定される。その結果、手を一切使用す ることなく、梯子装置を昇降することができ、両手に荷物を持った状態で梯子装 置を昇降したり、作業を行なうことができるとともに、左右の足が、昇降器具を 介して梯子本体に固定されるので、梯子装置を昇降する上での安全性や梯子装置 の途中での作業の安全性を向上させることができる。
【0011】 請求項2記載の考案によれば、梯子本体が、梯子本体を自立させる脚部材を備 えているので、梯子本体を他の建築物や作業対象物に立てかけることなく、梯子 本体自体を自立させることができ、作業に必要な場所に梯子装置を設置して、作 業を行うことができる。その結果、梯子装置を利用した作業の作業性を向上させ ることができる。
【0012】 請求項3記載の考案によれば、梯子本体に設けられた脚部材が、該脚部材の設 置面の形状に応じて水平方向及び垂直方向に回動可能であるので、梯子本体の設 置面の形状にかかわらず、梯子本体を安定した状態で設置することができる。そ の結果、梯子装置を利用した作業の安全性を向上させることができるとともに、 梯子装置を作業しやすい場所に設置することができ、梯子装置を利用した作業の 作業性を向上させることができる。
【0013】 請求項4記載の考案によれば、梯子本体を自立させる脚部材を梯子本体内に収 納することができるので、梯子装置の運搬を容易に行なうことができる。
【0014】 請求項5記載の考案によれば、梯子本体の側面に、梯子本体を所定角度倒した 状態で接地する車輪を取り付けているので、車輪を利用して運搬することができ 、梯子装置の運搬性をより一層向上させることができる。
【0015】
【実施例】
図1〜図8は、本考案の梯子装置の一実施例を示す図である。 図1は梯子装置を自立させた状態の斜視図、図2は梯子本体の上部拡大斜視図 、図3は昇降器の係合部材が梯子棒に係合した状態の側面部分断面図、図4は昇 降器の係合部材の上面が梯子棒に当接した状態の側面部分断面図、図5は昇降器 の踏台に足を載せた状態の側面図、図6は脚部の構成図、図7は梯子装置の脚部 を途中まで収納した状態の斜視図、図8は梯子装置の脚部を完全に収納した状態 の斜視図である。
【0016】 図1に示すように、本実施例に係る梯子装置1は、梯子本体10と脚部50を 有している。梯子本体10は、四角の筒状に形成されており、梯子としての作業 に必要な所定の長さを有している。したがって、梯子本体10は、中空部11を 有し、この中空部11内に脚部50が収納可能となっている。梯子本体10には 、一対の昇降部12が、相背面する側の面に形成されており、各昇降部12には 、図2に示すように、それぞれその長手方向(図中上下方向:昇降方向)に案内 溝(案内部材)13及び複数の梯子棒(梯子段部材)14が形成さている。梯子 本体10の一側面の下端部には、車輪機構30が取り付けられている。
【0017】 この昇降部12には、図3、図4及び図5に示すように、昇降器60が着脱可 能に取り付けられ、昇降器60は、昇降部12毎にそれぞれ取り付け可能である 。昇降器60は、足が載せられる踏台61と、踏台61に足を固定する締結部材 62と、梯子本体10の案内溝13に係合しつつ昇降方向に移動可能なスライド 部材63と、梯子本体10の前記梯子棒14に係合する係合部材64と、係合部 材64を梯子棒14に係合する方向に付勢するスプリング(付勢部材)65と、 係合部材64を所定角度回動可能に支持するシャフト(支持部材)66と、踏台 61とスライド部材63及びシャフト66を支持するとともにシャフト66を介 して係合部材64を支持する昇降器本体67と、を備えている。
【0018】 以下、構成各部について説明する。 前記梯子本体10は、例えば、剛板等により一体成形されており、中空部11 の形成された略四角の筒状に形成されている。梯子本体10は、長手方向(昇降 方向)に所定長さを有し、長手方向に沿った一面と、該一面の反対側の面には、 昇降部12が形成されている。各昇降部12には、図2に示すように、相対向す る位置に一対の案内溝13が形成されており、案内溝13は、昇降方向に延在し ている。また昇降部12には、該案内溝13よりも梯子本体10の表面からさら に奥まった位置に梯子棒14が取り付けられており、梯子棒14は、図1に示す ように、昇降方向に対して直角方向に取り付けられるとともに、昇降方向に所定 間隔(梯子本体10を昇降するのに適した間隔)で複数取り付けられている。
【0019】 また、梯子本体10には、図1に示すように、前記昇降部12以外の一面の下 端部に車輪機構30が取り付けられており、車輪機構30は、梯子装置1を所定 角度倒した状態で梯子装置1を運搬する際に、該車輪機構30が接地して、梯子 装置1の運搬を容易にするものである。車輪機構30としては、従来より既知の 機構のものを使用している。この車輪機構30には、引っ掛け金具31が取り付 けられており、後述するように、脚部50を前記梯子本体10の中空部11内に 収納したときに、該脚部50を該中空部11内に保持するためのワイヤー80の 先端に取り付けられたフック81(図6及び図7参照)が引っ掛けられる。
【0020】 前記昇降器60は、図3及び図4に示すように構成されており、昇降器本体6 7に、踏台61、スライド部材63、シャフト66、係合部材64及びスプリン グ65が取り付けられている。昇降器60は、前記昇降部12に着脱可能に取り 付けられる。
【0021】 踏台61には、図5に示すように、足70が載せられ、踏台61に載せられた 足70は、締結部材62により踏台61に固定される。この締結部材62は、例 えば、革等で形成されている。
【0022】 スライド部材63は、昇降器本体67の下端部に取り付けられており、その両 端が昇降器本体67の幅よりも外方に突出している。スライド部材63の昇降器 本体67から突出した両端部は、前記昇降部12の案内溝13内に侵入し、案内 溝13に案内されて昇降器60の昇降方向の位置決めを行なう。
【0023】 係合部材64は、略L字型に形成されており、その中心部でシャフト66を介 して昇降器本体67により回動可能に支持されている。このシャフト66は、そ の両端が昇降器本体67の幅よりも外方に突出しており、前記昇降部12の案内 溝13内に侵入する。したがって、上記スライド部材63及びシャフト66によ り昇降器60は、梯子本体10の昇降方向の位置決めが行なわれる。係合部材6 4の一端は、図3に示すように、前記昇降部12に形成された梯子棒14に係合 可能であり、この係合部材64の一端が梯子棒14に係合した状態のとき、係合 部材64の他端は、昇降器本体64に係合して梯子棒14との係合が外れる方向 (図3中反時計方向)への回動を規制している。この係合部材64は、スプリン グ65によりその他端部が、図3及び図4において反時計方向に付勢されている 。また、係合部材64には、その他端部にワイヤー68が取り付けられており、 ワイヤー68の自由端には、フック69が取り付けられている。このフック69 を手や肩等に引っ掛けておき、後述するように、梯子装置1を降りる場合に、ワ イヤー68を引き上げて係合部材64を時計方向に回動させる。
【0024】 前記脚部50は、図6に示すように、支持体51に4本の脚部材52が取り付 けられており、支持体51は、上記梯子本体10の中空部11内を昇降方向に摺 動可能に収納されている。指示体51の上面には、締結金具53が固定されてお り、締結金具53には、ワイヤー80の一端が締結されている。ワイヤー80の 他端には、フック81が結合されており、フック81は、前記車輪機構30の引 っ掛け金具31に引っ掛けられる。
【0025】 上記脚部材52は、梯子装置1の下方方向に回動可能となっており、本実施例 では、脚部材52は、梯子装置1の各面に対して脚部材52が直角の角度で梯子 本体10の部材に当接して角度固定される。なお、脚部材52は、梯子装置1の 各面に対して直角の角度のみで角度固定されるものに限らず、例えば、各脚部材 52がそれぞれ梯子装置1の各面に対して上下方向の所定角度で固定可能な角度 調節機構を設けてもよく、この場合の角度調節機構としては、従来から既知の角 度調節機構を用いることができる。また、各脚部材52がそれぞれ水平方向に角 度調節可能としてもよい。このように角度調節可能とすることにより、梯子装置 1の設置面の形状にかかわらず、梯子装置1を作業に必要な場所に安定して設置 することができる。
【0026】 この脚部50は、支持体51を、ワイヤー80を上方に引っ張ることにより上 方に移動させ、脚部材52を中空部11内に収納することができる。この場合、 脚部材52のうちの一つ、例えば、車輪機構30の取り付けられている側に取り 付けられている脚部材52を、支持体51に対して着脱可能とすることにより、 車輪機構30側の脚部材52を取り外して、梯子本体10を車輪機構30を支点 として所定角度傾け、梯子本体10を所定角度傾けた状態で、ワイヤー80を引 くことにより、他の脚部材52を中空部11内に容易に収納することがでる。ま た、脚部材52を着脱可能としなくても、台座等を使用して梯子本体10の下端 を持上げることにより、容易に脚部材52の収納や引出しを行なうことができる 。 この梯子装置1は、使用しないときには、図1あるいは図8の状態で収納場所 に収納する。
【0027】 梯子装置1を使用するには、図8に示すように、脚部材52を梯子本体10の 中空部11内に収納した状態にし、梯子本体10を車輪機構30側に傾斜させて 、車輪機構30を利用して使用場所に運搬する。したがって、梯子装置1を作業 場所に容易に運搬することができる。
【0028】 梯子装置1を作業場所に運搬すると、台座のようなものを用いて、あるいは車 輪機構30側に所定角度傾斜させて、梯子装置1の下端部を上方に上げる。この 状態で、昇降器60を梯子本体10から取り外しているときには、昇降器60を 梯子本体10に取り付ける。すなわち、昇降器60を梯子本体10の下端部から そのスライド部材63及びシャフト66を案内溝13内に挿入させて、下端から 一段目の梯子棒14にその係合部材64を係合させることにより、昇降器60を 梯子本体10に装着する。
【0029】 必要な昇降器60の装着が完了すると、フック31を引っ掛け金具31から外 す。フック31を引っ掛け金具31から外すと、脚部材52及び支持体51は、 自重により中空部11の下端から外方に出て、この脚部材52を支持体51が中 空部11の下端で停止する位置まで引っ張り出し、脚部材52を各方向に展開す る。このとき、フック81を梯子本体10の上端等に引っ掛けて、フック81が 中空部11内に入ってしまうのを防止する。このため、梯子本体10の上端部に フック81を引っ掛けるための引っ掛け金具を設けてもよい。脚部材52の展開 が完了すると、梯子本体10を垂直方向に角度調整すると、梯子本体10は、脚 部材52により自立する。以上により梯子本体10の設置が完了する。
【0030】 梯子本体10の設置を完了すると、必要な荷物を手に持ち、図5に示すように 、最下段に設置した昇降器60の踏台61に片方ずつ足70を載せ、締結部材6 2により足70を踏台61に固定する。両足70を踏台61に固定すると、片方 の足70を上方に移動させる。このとき、足70が締結部材62により踏台61 に固定されているため、作業者は、両手に荷物を持っていても、安定した状態で 、足70を移動させることができる。
【0031】 足70を上方に移動させると、昇降器60は、スライド部材63及び支持部材 66が昇降部12の案内溝13内に侵入しているため、案内溝13に案内されて 、安定した状態で上方に移動する。昇降器60が上方に移動すると、図4に示す ように、係合部材64が梯子棒14に当接し、係合部材64は、時計方向に回動 する。さらに足70を上方に移動させて昇降器60を上方に移動させると、係合 部材64は、梯子棒14を通過して梯子棒14との接触から開放される。このと き、係合部材64は、スプリング65により反時計方向に付勢されており、梯子 棒14との接触が開放されると、スプリング65により反時計方向に回動される 。係合部材64は、梯子棒14側とは反対側の他端が昇降器本体67と当接する 位置で反時計方向への回動が規制され、梯子棒14側の一端が略水平となった状 態で回動が停止する。この状態で、作業者は、足70を下方に下げる。足70が 下方に下げられて、昇降器60が下方に移動すると、図3に示すように、係合部 材64が梯子棒14に係合し、係合部材64が梯子棒14に係合した状態で、昇 降器60の下方への移動が規制されて、位置固定される。これにより片方の足7 0の一段目の梯子装置1の上りが完了したことになる。
【0032】 上記動作を順次片方の足70毎に繰り返すことにより、梯子本体10に沿って 上ることができる。したがって、両手に荷物を持った状態で梯子装置1を安全に 上ることができ、梯子装置1を使用した作業の作業性を向上させることができる 。また梯子装置1の途中の段で昇降器60を固定した状態で、両手を使用して作 業を行なうことができ、安全に、かつ効率的に作業を行なうことができる。
【0033】 次に、梯子装置1を降りる場合について説明する。 梯子装置1を降りるには、足70を少し上方に上げ、係合部材64と梯子棒1 4との係合を解除する。この状態で、係合部材64の他端に取り付けられている ワイヤー68を引き上げる。このワイヤー68の引き上げは、ワイヤー68に連 結されているフック69を手や肩等に引っ掛けておき、手や肩等を上げることに より行なう。ワイヤー68を引き上げると、係合部材64が時計方向に回動し、 係合部材64を時計方向に回動させた状態で、足70を下げて昇降器60を下降 させると、係合部材64が梯子棒14に係合することなく、昇降器60を下降さ せることができる。昇降器60が、今まで係合していた梯子棒14を通過した時 点で、ワイヤー68の引き上げを解除すると、係合部材64は、スプリング65 に付勢されて、反時計方向に回動する。したがって、この状態で、さらに足70 を下げると、次の梯子棒14の位置で、係合部材64が梯子棒14と係合し、昇 降器60が固定される。上記動作を左右の足70について順次行なうことにより 、梯子装置1を降りることができる。したがって、両手に荷物を持った状態で、 安全に梯子装置1を降りることができ、作業性を向上させることができる。
【0034】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、手を一切使用することなく、梯子装置を昇降す ることができるので、両手に荷物を持った状態で梯子装置を昇降したり、作業を 行なうことができ、梯子装置を利用した作業の作業性を向上させることができる 。また、左右の足が、昇降器具を介して梯子本体に固定されるので、梯子装置を 昇降する上での安全性や梯子装置の途中での作業の安全性を向上させることがで きる。
【0035】 請求項2記載の考案によれば、梯子本体が、梯子本体を自立させる脚部材を備 えているので、梯子本体を他の建築物や作業対象物に立てかけることなく、梯子 本体自体を自立させることができ、作業に必要な場所に梯子装置を設置して、作 業を行うことができる。その結果、梯子装置を利用した作業の作業性を向上させ ることができる。
【0036】 請求項3記載の考案によれば、梯子本体に設けられた脚部材が、該脚部材の設 置面の形状に応じて水平方向及び垂直方向に回動可能であるので、梯子本体の設 置面の形状にかかわらず、梯子本体を安全な角度に安定した状態で設置すること ができる。その結果、梯子装置を利用した作業の安全性を向上させることができ るとともに、梯子装置を作業しやすい場所に設置することができ、梯子装置を利 用した作業の作業性を向上させることができる。
【0037】 請求項4記載の考案によれば、梯子本体を自立させる脚部材を梯子本体内に収 納することができるので、梯子装置の運搬を容易に行なうことができる。
【0038】 請求項5記載の考案によれば、梯子本体の側面に車輪を取り付け、梯子本体を 所定角度倒した状態で車輪を利用して運搬することができるので、梯子装置の運 搬性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】梯子装置を自立させた状態の斜視図。
【図2】梯子本体の上部拡大斜視図。
【図3】昇降器の係合部材が梯子棒に係合した状態の側
面部分断面図。
【図4】昇降器の係合部材の上面が梯子棒に当接した状
態の側面部分断面図。
【図5】昇降器の踏台に足を載せた状態の側面図。
【図6】脚部の構成図。
【図7】梯子装置の脚部を途中まで収納した状態の斜視
図。
【図8】梯子装置の脚部を完全に収納した状態の斜視
図。
【符号の説明】
1 梯子装置 10 梯子本体 11 中空部 12 昇降部 13 案内溝 14 梯子棒 30 車輪機構 31 引っ掛け金具 50 脚部 51 支持体 52 脚部材 60 昇降器 61 踏台 62 締結部材 63 スライド部材 64 係合部材 65 スプリング 66 シャフト 67 昇降器本体 68 ワイヤー 69 フック 80 ワイヤー 81 フック

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降方向に所定長さを有する梯子本体
    と、足が載せられ前記梯子本体と係合しつつ該足と一体
    的に移動して梯子本体を昇降する昇降器具と、を備え、 前記梯子本体が、その昇降方向に延在する案内部材と、
    前記案内部材に沿って前記昇降方向と直角方向に所定長
    さを有し前記昇降方向に所定間隔毎に設けられた梯子段
    部材と、で構成される昇降部を少なくとも一対有し、 前記昇降器具が、前記足が載せられる踏台と、前記踏台
    に前記足を固定する締結部材と、前記梯子本体の案内部
    材に案内されつつ昇降方向に移動可能なスライド部材
    と、前記梯子本体の前記梯子段部材に係脱可能な角度に
    回動変換可能に支持され付勢部材により前記梯子本体の
    前記梯子段部材に係合する角度方向に回動付勢されると
    ともに、前記昇降器具の上昇時にその上側の前記梯子段
    部材により前記付勢部材による付勢に抗して同梯子段部
    材に係合しない角度に回動される係合部材と、を有して
    いることを特徴とする梯子装置。
  2. 【請求項2】 前記梯子本体が、同梯子本体を自立させ
    る脚部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の梯子
    装置。
  3. 【請求項3】 前記脚部材が、前記脚部材の設置面の形
    状に応じて水平方向及び垂直方向に回動することを特徴
    とする請求項2記載の梯子装置。
  4. 【請求項4】 前記梯子本体が、中空に形成され、その
    内部に前記脚部材が収納可能となっていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の梯子装置。
  5. 【請求項5】 前記梯子本体の前記昇降方向側面に、前
    記梯子本体を所定角度倒した状態で接地する車輪を取り
    付けてあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4記載の梯子装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030083556A (ko) * 2002-04-22 2003-10-30 하루유키 기타노 양측날을 가진 직선형 수동안전면도기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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