JPH05303747A - 情報記録円盤の記録方法 - Google Patents
情報記録円盤の記録方法Info
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- JPH05303747A JPH05303747A JP4302607A JP30260792A JPH05303747A JP H05303747 A JPH05303747 A JP H05303747A JP 4302607 A JP4302607 A JP 4302607A JP 30260792 A JP30260792 A JP 30260792A JP H05303747 A JPH05303747 A JP H05303747A
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- recorded
- track
- disk
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は案内トラックが予め形成されている
情報記録円盤の記録方法に関し、制御信号がノイズとし
て再生情報信号中に混入することがないように制御信号
等の記録を行なう記録方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 ディスク24はモータ23により回転制御さ
れる。モータ23はディスク24に予め記録されている
アドレス信号のうち、最も先に再生されるアドレス信号
のエッジに同期して立上るパルスeと、遅延回路21よ
りの立上りエッジが記録映像信号の垂直帰線消去期間内
に位置するフレームパルスdとを位相比較回路22で位
相比較して得られた誤差電圧で回転制御される。これに
より、既記録アドレス信号を避けた位置にカラーバース
ト信号が記録される。
情報記録円盤の記録方法に関し、制御信号がノイズとし
て再生情報信号中に混入することがないように制御信号
等の記録を行なう記録方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 ディスク24はモータ23により回転制御さ
れる。モータ23はディスク24に予め記録されている
アドレス信号のうち、最も先に再生されるアドレス信号
のエッジに同期して立上るパルスeと、遅延回路21よ
りの立上りエッジが記録映像信号の垂直帰線消去期間内
に位置するフレームパルスdとを位相比較回路22で位
相比較して得られた誤差電圧で回転制御される。これに
より、既記録アドレス信号を避けた位置にカラーバース
ト信号が記録される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記録円盤の記録方法
に係り、特に情報信号記録トラックを所定位置に記録し
再生するための案内トラックが予め形成されている情報
記録円盤の記録方法に関する。
に係り、特に情報信号記録トラックを所定位置に記録し
再生するための案内トラックが予め形成されている情報
記録円盤の記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、予め案内溝(以下、これをプ
レグルーブという)が形成されている情報記録円盤(以
下、ディスクともいう)が知られており、かかるディス
クには予めアドレス信号が記録されている。このアドレ
ス信号を再生することにより、トラック位置の管理が容
易となる。
レグルーブという)が形成されている情報記録円盤(以
下、ディスクともいう)が知られており、かかるディス
クには予めアドレス信号が記録されている。このアドレ
ス信号を再生することにより、トラック位置の管理が容
易となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のディ
スクにおいてはプレグルーブ上にはアドレス信号の他に
情報信号を記録するようになっているため、主ビームが
アドレス信号を拾ってしまい、たとえ上記アドレス信号
がブランキング期間内に記録されていたとしても、再生
された情報信号中の音声信号がアドレス信号によって変
調されてノイズ成分として音声信号中に現われるという
問題点があった。
スクにおいてはプレグルーブ上にはアドレス信号の他に
情報信号を記録するようになっているため、主ビームが
アドレス信号を拾ってしまい、たとえ上記アドレス信号
がブランキング期間内に記録されていたとしても、再生
された情報信号中の音声信号がアドレス信号によって変
調されてノイズ成分として音声信号中に現われるという
問題点があった。
【0004】そこで、本発明は情報信号トラックとは別
の案内トラックにアドレス信号その他の制御信号を記録
することにより、上記の問題点を解決した情報記録円盤
の記録方法を提供することを目的とする。
の案内トラックにアドレス信号その他の制御信号を記録
することにより、上記の問題点を解決した情報記録円盤
の記録方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明になる情報記録円
盤の記録方法は、渦巻状又は同心円状の案内トラック
が、情報信号が記録されるべきトラック位置とは異なる
位置に予め記録されてある情報記録円盤に対して、複合
映像信号中の水平同期信号を案内トラックの再生パルス
のエッジにロックさせて一定回転数の回転制御を行なう
と共に、少なくとも上記複合映像信号を含む情報信号の
垂直帰線消去期間内に上記制御信号の記録区間を位置せ
しめるよう上記情報信号を記録する。
盤の記録方法は、渦巻状又は同心円状の案内トラック
が、情報信号が記録されるべきトラック位置とは異なる
位置に予め記録されてある情報記録円盤に対して、複合
映像信号中の水平同期信号を案内トラックの再生パルス
のエッジにロックさせて一定回転数の回転制御を行なう
と共に、少なくとも上記複合映像信号を含む情報信号の
垂直帰線消去期間内に上記制御信号の記録区間を位置せ
しめるよう上記情報信号を記録する。
【0006】
【作用】本発明方法により記録されるべき情報記録円盤
では制御信号が記録されるべき各種情報信号との間での
影響を殆ど受けないような周波数や記録区間に選定され
て案内トラックのピット間に所定区間予め記録されてい
る。このため、その後の情報信号記録時には記録するト
ラック位置等が常時判別できる。また、本発明方法では
少なくとも複合映像信号を含む情報信号を制御信号記録
区間がその垂直帰線消去期間内に位置するように記録す
る。このため、本発明方法により記録された情報記録円
盤の再生時には制御信号がカラーバースト信号や低域変
換搬送色信号と同じ帯域を占有しても制御信号だけを識
別して再生できる。
では制御信号が記録されるべき各種情報信号との間での
影響を殆ど受けないような周波数や記録区間に選定され
て案内トラックのピット間に所定区間予め記録されてい
る。このため、その後の情報信号記録時には記録するト
ラック位置等が常時判別できる。また、本発明方法では
少なくとも複合映像信号を含む情報信号を制御信号記録
区間がその垂直帰線消去期間内に位置するように記録す
る。このため、本発明方法により記録された情報記録円
盤の再生時には制御信号がカラーバースト信号や低域変
換搬送色信号と同じ帯域を占有しても制御信号だけを識
別して再生できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
7と共に説明するに、図1は本発明記録方法の一実施例
を示すブロック系統図を示す。本実施例では情報信号が
記録されるディスク24は案内トラック及びアドレス信
号記録部分が所定の態様で記録されていることが前提で
あるので、まず、このディスク24について説明する。
7と共に説明するに、図1は本発明記録方法の一実施例
を示すブロック系統図を示す。本実施例では情報信号が
記録されるディスク24は案内トラック及びアドレス信
号記録部分が所定の態様で記録されていることが前提で
あるので、まず、このディスク24について説明する。
【0008】本実施例は本出願人が先に特願昭60−1
41696号にて提案した図8及び図9に示す如き情報
記録円盤に適用した例であるので、まずこの提案になる
情報記録円盤について説明する。図8に示す本出願人の
上記提案になる情報記録円盤の記録トラックパターンの
一例において、情報記録円盤(以下、ディスクともい
う)1は例えば直径が30cmで、情報信号記録トラッ
クのトラック中心線が二点鎖線2で示す如く渦巻状にな
るように記録又は再生されるが、ディスク製造時に予め
トラック中心線2の両側に案内トラックが形成されてい
る。各案内トラックは断続するピット(これは予め記録
されているのでプレピットというものとする。)3の列
として形成されている。また、ディスク1の中心には中
心孔4が穿設されており、その周囲にはレーベル部5が
形成されている。情報信号記録トラックを挟んで隣接す
る2本の案内トラックのプレピット3は、半径方向上互
い違いになるように形成されている。具体的には一周3
60°を奇数個の等回転角度の領域に分け、それらの領
域に一つおきにプレピットを形成することにより、必然
的に情報信号記録トラックを挟んだ隣接するプレピット
は互い違いになる。一例として、上記一周当りの領域の
数を525とすることにより、プレピット3の数は一周
毎に262個と263個とが交互に形成される。また、
プレピット3は1個当りの長さが、例えば映像信号の一
水平走査周期(1H)となるように選定される。更に、
情報信号記録トラックを挟んで隣接する2本の案内トラ
ックのトラック中心線間の距離は、例えば1.6μmに
選定されている。
41696号にて提案した図8及び図9に示す如き情報
記録円盤に適用した例であるので、まずこの提案になる
情報記録円盤について説明する。図8に示す本出願人の
上記提案になる情報記録円盤の記録トラックパターンの
一例において、情報記録円盤(以下、ディスクともい
う)1は例えば直径が30cmで、情報信号記録トラッ
クのトラック中心線が二点鎖線2で示す如く渦巻状にな
るように記録又は再生されるが、ディスク製造時に予め
トラック中心線2の両側に案内トラックが形成されてい
る。各案内トラックは断続するピット(これは予め記録
されているのでプレピットというものとする。)3の列
として形成されている。また、ディスク1の中心には中
心孔4が穿設されており、その周囲にはレーベル部5が
形成されている。情報信号記録トラックを挟んで隣接す
る2本の案内トラックのプレピット3は、半径方向上互
い違いになるように形成されている。具体的には一周3
60°を奇数個の等回転角度の領域に分け、それらの領
域に一つおきにプレピットを形成することにより、必然
的に情報信号記録トラックを挟んだ隣接するプレピット
は互い違いになる。一例として、上記一周当りの領域の
数を525とすることにより、プレピット3の数は一周
毎に262個と263個とが交互に形成される。また、
プレピット3は1個当りの長さが、例えば映像信号の一
水平走査周期(1H)となるように選定される。更に、
情報信号記録トラックを挟んで隣接する2本の案内トラ
ックのトラック中心線間の距離は、例えば1.6μmに
選定されている。
【0009】プレピット3は図9に斜線を付して示す如
く、プレピット個々の始端と終端とは、半径方向に隣接
するプレピット3の個々の終端と始端とに夫々一致して
いる。プレピット3の始端、終端をディスクの半径方向
に結んだ境界線6は、図9に示す如く、ディスクの円心
を中心として半径方向に等角度間隔で放射状になる。ま
た、プレピット3は例えば1Hの長さの溝であり、その
溝の深さは光ビームの波長の1/4倍に選定されてい
る。
く、プレピット個々の始端と終端とは、半径方向に隣接
するプレピット3の個々の終端と始端とに夫々一致して
いる。プレピット3の始端、終端をディスクの半径方向
に結んだ境界線6は、図9に示す如く、ディスクの円心
を中心として半径方向に等角度間隔で放射状になる。ま
た、プレピット3は例えば1Hの長さの溝であり、その
溝の深さは光ビームの波長の1/4倍に選定されてい
る。
【0010】なお、プレピットは同心円状に形成しても
よく、その場合は一周360°を偶数個の等回転角度の
領域に分け、それらの領域に一つおきにプレピットが形
成される。
よく、その場合は一周360°を偶数個の等回転角度の
領域に分け、それらの領域に一つおきにプレピットが形
成される。
【0011】かかる本出願人の提案になるディスクによ
れば、案内トラックを断続するピットの列として形成
し、かつ、相隣る2本の案内トラックのピットは半径方
向上互い違いになるように形成したので、トラッキング
誤差信号を主光ビームの案内トラック再生信号から得る
ことができ、よって連続的な溝からなる案内トラックを
情報信号記録トラックの両側に夫々設けた従来の記録円
盤の如き2つの副光ビームの条件の違いによるトラッキ
ング制御の不具合を解消でき、また案内トラックの溝の
深さはλ/4であるから反射光に回折は生ぜず、よって
光ビームが案内トラックを横切るような再生をされて
も、回折光による影響を受けることがなく、フォーカス
誤差検出方式として非点収差法をとることができるか
ら、一の案内トラック内に情報信号が記録される従来の
記録円盤の再生装置に比し、光学系を簡単にすることが
できる等の数々の特長を有する。
れば、案内トラックを断続するピットの列として形成
し、かつ、相隣る2本の案内トラックのピットは半径方
向上互い違いになるように形成したので、トラッキング
誤差信号を主光ビームの案内トラック再生信号から得る
ことができ、よって連続的な溝からなる案内トラックを
情報信号記録トラックの両側に夫々設けた従来の記録円
盤の如き2つの副光ビームの条件の違いによるトラッキ
ング制御の不具合を解消でき、また案内トラックの溝の
深さはλ/4であるから反射光に回折は生ぜず、よって
光ビームが案内トラックを横切るような再生をされて
も、回折光による影響を受けることがなく、フォーカス
誤差検出方式として非点収差法をとることができるか
ら、一の案内トラック内に情報信号が記録される従来の
記録円盤の再生装置に比し、光学系を簡単にすることが
できる等の数々の特長を有する。
【0012】次にディスク24のアドレス信号記録部分
について説明するに、図3において二点鎖線Iは回転数
一定で回転されるCAV方式のディスク24上に形成さ
れる情報信号記録トラックの中心線で、図8及び図9に
2で示したトラック中心線に相当する。また、二点鎖線
Iの下側(内周側)には案内トラックのプレピット10
が1Hおき毎に形成されており、また二点鎖線Iの上側
(外周側)にも案内トラックのプレピット11が1Hお
き毎に、記録されている。また、プレピット10と11
は走査方向と直交するトラック幅方向上互い違いに形成
されている。すなわち、案内トラックに関してはディス
ク24は前記本出願人の提案になるディスクの案内トラ
ックと同一である。
について説明するに、図3において二点鎖線Iは回転数
一定で回転されるCAV方式のディスク24上に形成さ
れる情報信号記録トラックの中心線で、図8及び図9に
2で示したトラック中心線に相当する。また、二点鎖線
Iの下側(内周側)には案内トラックのプレピット10
が1Hおき毎に形成されており、また二点鎖線Iの上側
(外周側)にも案内トラックのプレピット11が1Hお
き毎に、記録されている。また、プレピット10と11
は走査方向と直交するトラック幅方向上互い違いに形成
されている。すなわち、案内トラックに関してはディス
ク24は前記本出願人の提案になるディスクの案内トラ
ックと同一である。
【0013】一方、図3にX印を付して示した12〜1
5は、制御信号の一例としてのアドレス信号記録部分を
示し、内周側案内トラックの走査方向上、相隣るプレピ
ット10間にはアドレス信号記録部分12及び13が配
置されており、外周側案内トラックの走査方向(回転方
向)上、相隣るプレピット11間にはアドレス信号記録
部分14及び15が配置されている。すなわち、アドレ
ス信号はエラーチェックのため案内トラックの1回転当
り同一アドレス情報が2個所の位置にディスク製造時に
予め記録されている。アドレス信号記録部分12〜15
に記録されている各アドレス信号は、図4に示す如き信
号フォーマットのディジタルデータで、所定の変調方式
(例えばPE(Phase Encoding))で変
調された後記録されている。
5は、制御信号の一例としてのアドレス信号記録部分を
示し、内周側案内トラックの走査方向上、相隣るプレピ
ット10間にはアドレス信号記録部分12及び13が配
置されており、外周側案内トラックの走査方向(回転方
向)上、相隣るプレピット11間にはアドレス信号記録
部分14及び15が配置されている。すなわち、アドレ
ス信号はエラーチェックのため案内トラックの1回転当
り同一アドレス情報が2個所の位置にディスク製造時に
予め記録されている。アドレス信号記録部分12〜15
に記録されている各アドレス信号は、図4に示す如き信
号フォーマットのディジタルデータで、所定の変調方式
(例えばPE(Phase Encoding))で変
調された後記録されている。
【0014】図4において、一のアドレス信号はX6 〜
X0 の7ワードからなり、X6 →X 5 →…→X0 の順で
記録再生される。1ワードは4ビットであるので、アド
レス信号は28ビットからなる。X6 はスタートビット
で、例えば値が16進法で「F」(すなわち、2進法で
「1111」)であり、X5 はディスク情報ビットであ
る。また、X4 〜X0 がトラックアドレスを示すワード
で、ディスク1回転当り形成されるトラックを1本とし
たときの最内周位置からのトラック本数を示しており、
X4 ,X3 ,X2 ,X1 及びX0 がトラック本数(トラ
ックアドレス)の“万”,“千”,“百”,“十”及び
“一”の各桁の値を示す。従って、X4〜X0 により最
大99,999本のトラックを示すことができる。
X0 の7ワードからなり、X6 →X 5 →…→X0 の順で
記録再生される。1ワードは4ビットであるので、アド
レス信号は28ビットからなる。X6 はスタートビット
で、例えば値が16進法で「F」(すなわち、2進法で
「1111」)であり、X5 はディスク情報ビットであ
る。また、X4 〜X0 がトラックアドレスを示すワード
で、ディスク1回転当り形成されるトラックを1本とし
たときの最内周位置からのトラック本数を示しており、
X4 ,X3 ,X2 ,X1 及びX0 がトラック本数(トラ
ックアドレス)の“万”,“千”,“百”,“十”及び
“一”の各桁の値を示す。従って、X4〜X0 により最
大99,999本のトラックを示すことができる。
【0015】図5は一のアドレス信号の波形の一例を示
し、MSBを含んだ4ビットが上記のX6 に相当し、図
5中、波形の下にデータの値を示す。また、アドレス信
号記録部分12〜15は図3において14→12→15
→13の順で再生されるが、奇数番目のトラックはアド
レス信号記録部分14及び15の再生アドレス信号によ
り識別され、偶数番目のトラックはアドレス信号記録部
分12及び13の再生アドレス信号により識別されるよ
う予め設定されているところで、情報信号記録トラック
には例えばカラー映像信号及び2チャンネルの音声信号
が記録され再生される。カラー映像信号は輝度信号と搬
送色信号に分離され、輝度信号は周波数変調(FM)さ
れて図6に実線IIで示す如く、搬送波偏移帯域が例えば
5.6MHz〜7.0MHzのFM波とされ、また搬送
色信号は同図にIII で示す如く色副搬送波周波数が例え
ば約743kHzの低域変換搬送色信号に変換される。
また2チャンネルの音声信号は図6にIV,Vで示す周波
数1.5MHzと1.8MHzの搬送波を別々に周波数
変調して2チャンネルのFM波とされる。これらの信号
は周波数分割多重されて同じ情報信号記録トラックに記
録されることになる。
し、MSBを含んだ4ビットが上記のX6 に相当し、図
5中、波形の下にデータの値を示す。また、アドレス信
号記録部分12〜15は図3において14→12→15
→13の順で再生されるが、奇数番目のトラックはアド
レス信号記録部分14及び15の再生アドレス信号によ
り識別され、偶数番目のトラックはアドレス信号記録部
分12及び13の再生アドレス信号により識別されるよ
う予め設定されているところで、情報信号記録トラック
には例えばカラー映像信号及び2チャンネルの音声信号
が記録され再生される。カラー映像信号は輝度信号と搬
送色信号に分離され、輝度信号は周波数変調(FM)さ
れて図6に実線IIで示す如く、搬送波偏移帯域が例えば
5.6MHz〜7.0MHzのFM波とされ、また搬送
色信号は同図にIII で示す如く色副搬送波周波数が例え
ば約743kHzの低域変換搬送色信号に変換される。
また2チャンネルの音声信号は図6にIV,Vで示す周波
数1.5MHzと1.8MHzの搬送波を別々に周波数
変調して2チャンネルのFM波とされる。これらの信号
は周波数分割多重されて同じ情報信号記録トラックに記
録されることになる。
【0016】これに対して、アドレス信号は前記した如
くPE方式で変調されて記録されるが、その最高周波数
は例えば水平走査周波数の52倍の周波数である約81
8kHz、最低周波数は水平走査周波数の26倍の周波
数である約409kHzであり、その周波数スペクトラ
ムは図6に破線VIで示す如くになる。すなわち、上記の
アドレス信号の最高周波数及び最低周波数は、FM音声
信号にできるだけ影響を与えないよう、上記IV及びVで
示した音声信号の搬送波周波数位置で、その周波数スペ
クトラムVIの谷の位置がくるように選定されている。
くPE方式で変調されて記録されるが、その最高周波数
は例えば水平走査周波数の52倍の周波数である約81
8kHz、最低周波数は水平走査周波数の26倍の周波
数である約409kHzであり、その周波数スペクトラ
ムは図6に破線VIで示す如くになる。すなわち、上記の
アドレス信号の最高周波数及び最低周波数は、FM音声
信号にできるだけ影響を与えないよう、上記IV及びVで
示した音声信号の搬送波周波数位置で、その周波数スペ
クトラムVIの谷の位置がくるように選定されている。
【0017】この結果、PE方式で変調されているアド
レス信号の周波数スペクトラムVIは、図6に示すように
低域変換搬送色信号帯域III に重なるので、同時に低域
変換搬送色信号とPE変調されたアドレス信号とを記録
することはできない。このため、これら両信号は互いに
時間軸位置をずらして記録する必要がある。低域変換搬
送色信号は周知の如くバックポーチを除いた水平帰線消
去期間及び垂直帰線消去期間内の特定期間にはカラーバ
ースト信号も含めて伝送されないから、ディスク24に
はアドレス信号記録部分12〜15が垂直帰線消去期間
内のカラーバースト信号期間を避けた特定位置に入るよ
うに選定してディスク製造時に予め記録される。
レス信号の周波数スペクトラムVIは、図6に示すように
低域変換搬送色信号帯域III に重なるので、同時に低域
変換搬送色信号とPE変調されたアドレス信号とを記録
することはできない。このため、これら両信号は互いに
時間軸位置をずらして記録する必要がある。低域変換搬
送色信号は周知の如くバックポーチを除いた水平帰線消
去期間及び垂直帰線消去期間内の特定期間にはカラーバ
ースト信号も含めて伝送されないから、ディスク24に
はアドレス信号記録部分12〜15が垂直帰線消去期間
内のカラーバースト信号期間を避けた特定位置に入るよ
うに選定してディスク製造時に予め記録される。
【0018】更に、上記のFM輝度信号、低域変換搬送
色信号及び2チャンネルのFM音声信号よりなる周波数
分割多重信号をディスクに記録する場合、ディスクの偏
芯等によるジッターが生ずる。後述する如く、情報信号
(ここでは上記周波数分割多重信号)の記録時及び再生
時には、プレピット10,11の再生パルスのエッジが
情報信号中の水平同期信号にロックされるようにディス
クの回転が制御されるが、その場合、上記のジッターに
よりアドレス信号に対するカラーバースト信号の位相が
相対的に進んだり遅れたりする。
色信号及び2チャンネルのFM音声信号よりなる周波数
分割多重信号をディスクに記録する場合、ディスクの偏
芯等によるジッターが生ずる。後述する如く、情報信号
(ここでは上記周波数分割多重信号)の記録時及び再生
時には、プレピット10,11の再生パルスのエッジが
情報信号中の水平同期信号にロックされるようにディス
クの回転が制御されるが、その場合、上記のジッターに
よりアドレス信号に対するカラーバースト信号の位相が
相対的に進んだり遅れたりする。
【0019】そこで、ディスク24では案内トラックか
ら再生される図7(A)に示すプレピット再生パルスa
中の相隣るアドレス信号b1 ,b2 の間の時間(t1 +
t2)の略中央部分に、図7(B)に示す如き垂直帰線
消去期間内のカラーバースト信号CBが位置するよう
に、アドレス信号の記録区間及び記録位置が選定され
る。すなわち、情報信号記録トラックの両側の案内トラ
ックのうち一方の案内トラックから再生されるアドレス
信号b1 の記録区間の終端位置から次に他方の案内トラ
ックから再生されるアドレス信号b2 の記録区間の始端
位置までのアドレス信号非再生区間(t1 +t2 )の略
中央にカラーバースト信号CBが位置するようにアドレ
ス信号記録区間が選定される。その結果、ここでは、上
記の区間(t 1 +t2 )は29.4μsに選定され、プ
レピットの終端位置から約19.6μsより約34.2
μsの期間アドレス信号がプレピットと共に予め記録さ
れる。次に上記ディスク24に情報信号を記録する本発
明方法の一実施例について図1及び図2と共に説明す
る。図1中、入力端子18には記録されるべき複合映像
信号が入来する。この複合映像信号の垂直帰線消去期間
付近の波形は図2にaで示され、同期分離回路19によ
り複合同期信号を分離抽出されて図2にbで示す如くに
なる。
ら再生される図7(A)に示すプレピット再生パルスa
中の相隣るアドレス信号b1 ,b2 の間の時間(t1 +
t2)の略中央部分に、図7(B)に示す如き垂直帰線
消去期間内のカラーバースト信号CBが位置するよう
に、アドレス信号の記録区間及び記録位置が選定され
る。すなわち、情報信号記録トラックの両側の案内トラ
ックのうち一方の案内トラックから再生されるアドレス
信号b1 の記録区間の終端位置から次に他方の案内トラ
ックから再生されるアドレス信号b2 の記録区間の始端
位置までのアドレス信号非再生区間(t1 +t2 )の略
中央にカラーバースト信号CBが位置するようにアドレ
ス信号記録区間が選定される。その結果、ここでは、上
記の区間(t 1 +t2 )は29.4μsに選定され、プ
レピットの終端位置から約19.6μsより約34.2
μsの期間アドレス信号がプレピットと共に予め記録さ
れる。次に上記ディスク24に情報信号を記録する本発
明方法の一実施例について図1及び図2と共に説明す
る。図1中、入力端子18には記録されるべき複合映像
信号が入来する。この複合映像信号の垂直帰線消去期間
付近の波形は図2にaで示され、同期分離回路19によ
り複合同期信号を分離抽出されて図2にbで示す如くに
なる。
【0020】フレーム分離回路20は入力複合同期信号
bが第1(奇数)フィールドか第2(偶数)フィールド
かを識別し、予め決めた一方のフィールドの垂直同期パ
ルス内で立上り、他方のフィールドの垂直同期パルス内
で立下る、図2にcで示す如きフレームパルスを生成す
る。1フレーム周期のこのフレームパルスcは例えば単
安定マルチバイブレータよりなる遅延回路21によりそ
の立上りエッジが走査線番号「16」の1水平走査期間
内に位置するような、図2にdで示すパルスに変換され
た後、位相比較回路22に供給される。一方、ディスク
24は予め記録されてあった図3に12〜15で示した
アドレス信号記録部分を例えば副光ビームにより再生さ
れてディスクフレーム分離回路25に供給される。
bが第1(奇数)フィールドか第2(偶数)フィールド
かを識別し、予め決めた一方のフィールドの垂直同期パ
ルス内で立上り、他方のフィールドの垂直同期パルス内
で立下る、図2にcで示す如きフレームパルスを生成す
る。1フレーム周期のこのフレームパルスcは例えば単
安定マルチバイブレータよりなる遅延回路21によりそ
の立上りエッジが走査線番号「16」の1水平走査期間
内に位置するような、図2にdで示すパルスに変換され
た後、位相比較回路22に供給される。一方、ディスク
24は予め記録されてあった図3に12〜15で示した
アドレス信号記録部分を例えば副光ビームにより再生さ
れてディスクフレーム分離回路25に供給される。
【0021】ディスクフレーム分離回路25はアドレス
信号記録部分12〜15のうち最も先に再生されるアド
レス信号記録部分14の再生アドレス信号のエッジに同
期して立上る、図2にeで示すパルスを発生する。この
パルスeは位相比較回路22に供給され、ここで前記パ
ルスdと位相比較される。位相比較回路22はパルスd
及びeの位相差に応じた誤差電圧を発生して所要の駆動
回路(図示せず)を通してモータ23へ供給し、その回
転を制御する。モータ23はディスク24が載置された
ターンテーブルを回転するモータで、定常回転時には1
800rpmでプレピット10及び11のエッジに位相
同期して回転され、またその回転位相は位相比較回路2
2の出力信号で制御される。
信号記録部分12〜15のうち最も先に再生されるアド
レス信号記録部分14の再生アドレス信号のエッジに同
期して立上る、図2にeで示すパルスを発生する。この
パルスeは位相比較回路22に供給され、ここで前記パ
ルスdと位相比較される。位相比較回路22はパルスd
及びeの位相差に応じた誤差電圧を発生して所要の駆動
回路(図示せず)を通してモータ23へ供給し、その回
転を制御する。モータ23はディスク24が載置された
ターンテーブルを回転するモータで、定常回転時には1
800rpmでプレピット10及び11のエッジに位相
同期して回転され、またその回転位相は位相比較回路2
2の出力信号で制御される。
【0022】このようにして回転制御されるディスク2
4には主光ビームにより複合映像信号を含む情報信号
が、前記した如く2本の案内トラック間の一点鎖線Iあ
るいは2で示す位置にディスク1回転当り2フィールド
の割合で記録される。また、上記回転制御により、複合
映像信号はその垂直帰線消去期間内の走査線番号「1
6」の1水平走査期間が図3に示す如く、アドレス信号
記録部分14内に位置するように記録されることにな
る。なお、図3のカッコ内の数値及び図2の波形上部の
数値は、いずれも記録される複合映像信号の走査線番号
を示す。
4には主光ビームにより複合映像信号を含む情報信号
が、前記した如く2本の案内トラック間の一点鎖線Iあ
るいは2で示す位置にディスク1回転当り2フィールド
の割合で記録される。また、上記回転制御により、複合
映像信号はその垂直帰線消去期間内の走査線番号「1
6」の1水平走査期間が図3に示す如く、アドレス信号
記録部分14内に位置するように記録されることにな
る。なお、図3のカッコ内の数値及び図2の波形上部の
数値は、いずれも記録される複合映像信号の走査線番号
を示す。
【0023】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えばアドレス信号は案内トラックのピ
ット中に形成することもできる。また、制御信号はアド
レス信号のみならず、ディスク感度信号あるいはディス
ク半径位置に応じたレーザーパワーの設定信号を制御信
号として記録してもよい。更に案内トラックはピット列
に限らず、また案内トラックは情報信号記録トラックと
は別の位置に予め記録形成されてあればよい。また、制
御信号の変調方式はPE以外のセルフクロック復調可能
な他の変調方式でもよいことは勿論であり、また情報信
号としては他の信号でもよい。
ものではなく、例えばアドレス信号は案内トラックのピ
ット中に形成することもできる。また、制御信号はアド
レス信号のみならず、ディスク感度信号あるいはディス
ク半径位置に応じたレーザーパワーの設定信号を制御信
号として記録してもよい。更に案内トラックはピット列
に限らず、また案内トラックは情報信号記録トラックと
は別の位置に予め記録形成されてあればよい。また、制
御信号の変調方式はPE以外のセルフクロック復調可能
な他の変調方式でもよいことは勿論であり、また情報信
号としては他の信号でもよい。
【0024】
【発明の効果】上述の如く、本発明記録方法によれば、
上記のディスクの案内トラックに予め記録されている制
御信号の記録帯域と、記録しようとする情報信号中の低
域変換搬送色信号の記録帯域とが重なり合ったとして
も、低域変換搬送色信号が存在しない垂直帰線消去期間
を制御信号記録区間に記録でき、従ってこのようにして
記録された情報記録円盤の再生時には同じ帯域の低域変
換搬送色信号と制御信号とを分離して再生することがで
きるため、制御信号による画面内へのノイズの混入を防
止でき、また、音声信号へのノイズの混入も案内トラッ
クが情報信号記録トラックとは別に設けてあるので、防
止できる等の特長を有するものである。
上記のディスクの案内トラックに予め記録されている制
御信号の記録帯域と、記録しようとする情報信号中の低
域変換搬送色信号の記録帯域とが重なり合ったとして
も、低域変換搬送色信号が存在しない垂直帰線消去期間
を制御信号記録区間に記録でき、従ってこのようにして
記録された情報記録円盤の再生時には同じ帯域の低域変
換搬送色信号と制御信号とを分離して再生することがで
きるため、制御信号による画面内へのノイズの混入を防
止でき、また、音声信号へのノイズの混入も案内トラッ
クが情報信号記録トラックとは別に設けてあるので、防
止できる等の特長を有するものである。
【図1】本発明記録方法の一実施例を示すブロック系統
図である。
図である。
【図2】図1図示ブロック系統の動作説明用信号波形図
である。
である。
【図3】本発明で記録するディスクの一例の要部のトラ
ックパターンを示す図である。
ックパターンを示す図である。
【図4】アドレス信号のフォーマットの一例を示す図で
ある。
ある。
【図5】アドレス信号の一例の波形図である。
【図6】ディスクに記録される情報信号の周波数スペク
トラムとアドレス信号の記録周波数スペクトラムを夫々
示す図である。
トラムとアドレス信号の記録周波数スペクトラムを夫々
示す図である。
【図7】再生アドレス信号と記録信号との関係を示す波
形図である。
形図である。
【図8】本出願人が先に提案したディスクの記録トラッ
クパターンの一例を示す図である。
クパターンの一例を示す図である。
【図9】図8の一部拡大図である。
1,24 情報記録円盤(ディスク) 2,I トラック中心線 3,10,11 プレピット 12〜15 アドレス信号記録部分 18 複合映像信号入力端子 19 同期分離回路 20 フレーム分離回路 21 遅延回路 22 位相比較回路 23 モータ 25 ディスクフレーム分離回路
Claims (1)
- 【請求項1】 渦巻状又は同心円状の案内トラックが、
情報信号が記録されるべきトラック位置とは異なる位置
に予め記録されてある情報記録円盤に対して、記録時に
複合映像信号中の水平同期信号を該案内トラックの再生
パルスのエッジにロックさせて一定回転数の回転制御を
行なうと共に、少なくとも該複合映像信号を含む情報信
号の垂直帰線消去期間内に該制御信号の記録区間を位置
せしめて、該相隣る2本の案内トラックの間の領域に該
情報信号の記録トラックを形成して記録を行なうことを
特徴とする情報記録円盤の記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4302607A JP2682352B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 情報記録円盤の記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4302607A JP2682352B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 情報記録円盤の記録方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60230609A Division JPS6289235A (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 情報記録円盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05303747A true JPH05303747A (ja) | 1993-11-16 |
JP2682352B2 JP2682352B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=17911024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4302607A Expired - Fee Related JP2682352B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 情報記録円盤の記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2682352B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100535162B1 (ko) * | 1996-08-20 | 2006-03-23 | 소니 가부시끼 가이샤 | 기록/재생장치및기록매체회전제어방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52153403A (en) * | 1976-06-16 | 1977-12-20 | Hitachi Ltd | Address record reproduction |
JPS5898846A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Pioneer Video Corp | 円盤状記録媒体及びその記録方式 |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP4302607A patent/JP2682352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52153403A (en) * | 1976-06-16 | 1977-12-20 | Hitachi Ltd | Address record reproduction |
JPS5898846A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Pioneer Video Corp | 円盤状記録媒体及びその記録方式 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100535162B1 (ko) * | 1996-08-20 | 2006-03-23 | 소니 가부시끼 가이샤 | 기록/재생장치및기록매체회전제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2682352B2 (ja) | 1997-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |