JPH05303263A - 帯電装置及びこれを使用したプロセスカートリッジ - Google Patents

帯電装置及びこれを使用したプロセスカートリッジ

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JPH05303263A
JPH05303263A JP4136192A JP13619292A JPH05303263A JP H05303263 A JPH05303263 A JP H05303263A JP 4136192 A JP4136192 A JP 4136192A JP 13619292 A JP13619292 A JP 13619292A JP H05303263 A JPH05303263 A JP H05303263A
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Akira Higeta
明 日下田
Yoshiya Nomura
義矢 野村
Shinichi Sasaki
新一 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感光ドラムに接触してこれを帯電する帯電部材
に対する給電を確実に行う。 【構成】感光ドラム21に帯電ローラ30を接触させ
る。帯電ローラ30の軸芯31を軸受35で回転自在に
支持し、軸芯31をばね36で感光ドラム21に向け付
勢する。軸受35、ばね36は導電性部材で構成する。
電源38に接続した電極40によって帯電ローラ30に
給電する。この際、電極40の先端部40aを芯金31
の端面31aに直接接触させて構成した第1の給電経路
と、電極40から、ばね36、軸受35を介して芯金3
1に至る第2の給電経路とを設け、両者を経由して帯電
ローラ30を給電する。一方が不良でも他方によって確
実に給電できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電部材を有し、該帯
電部材を感光体等の被帯電体に接触させてこれを帯電さ
せる帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真複写機等の画像形
成装置において、感光体等の被帯電体の表面を帯電する
ための装置として、コロナ放電器がよく使用されてい
る。このものは、感光体に対向するワイヤ電極とワイヤ
電極を囲むシールド電極とを備え、これらに適宜な電圧
を印加することにより感光体を帯電する。
【0003】しかしながら、このようなコロナ放電器を
用いた場合、(1)ワイヤ電極に印加する電圧が4kV
〜8kVといった高電圧になる、(2)ワイヤ電極から
シールド電極へほとんどの電流が流れるため帯電効率が
低い、(3)コロナ放電により、オゾンが発生する、
(4)放電ワイヤ電極の汚れにより、放電ムラが発生す
る、といった問題があった。
【0004】このような問題を解決する帯電装置とし
て、帯電部材を被帯電体に直接接触させて被帯電体を帯
電するいわゆる接触帯電装置が知られている。
【0005】図6は、接触帯電装置22を用いた電子写
真装置の概略構成図である。被帯電体としての感光ドラ
ム21は、矢印K1方向に回転し、帯電部材としての帯
電ローラ30は、その芯金(軸芯、回転軸)31の両端
部がそれぞれ軸受35に軸受され、さらにその両軸受3
5がそれぞればね36によって感光ドラム21方向に付
勢されることにより、感光ドラム21に加圧接触し、感
光ドラム21との間に接触部(ニップ部)nを形成して
いる。電源38より接点37、ばね36、軸受35、芯
金31を介して帯電ローラ30にバイアス電圧を印加す
ることにより感光ドラム21の周囲の帯電が行われ、そ
の帯電面に対する露光Lにより静電潜像が形成される。
感光ドラム21上の静電潜像は現像装置23によりトナ
ー像Taとして顕像化され、そのトナー像Taが転写手
段12によりシート材Pに対して像Tbとして転写され
る。画像転写を受けたシート材Pは不図示の定着器によ
り加熱されてトナー像が永久定着される。転写後に感光
ドラム21上に残留するトナーは、クリーニング装置2
5によって清掃除去され、感光ドラム21は繰り返して
画像形成に供される。
【0006】前記帯電ローラ30の芯金31の両端部を
それぞれ軸受支持する軸受35はプラスチック材料で形
成され、その両軸受35のうちの、帯電ローラ30に給
電する方の軸受35は成型時にプラスチック材料中にカ
ーボンファイバーを分散させることにより抵抗値が約1
3 〜104 Ω・cmになるように導電性を持たせたも
のとしている。したがって電源38から、それぞれ導電
性である、接点37、ばね36、上記の軸受35、芯金
31を介して帯電ローラ30にバイアス電圧が印加され
る。
【0007】また、図7は、上記の方法とは別な方法で
バイアス電圧を印加する方法を示したものである。すな
わち、電源38のバイアス電圧が電極40に印加され、
該電極40は、帯電ローラ30の芯金31の端面31a
に接触しているので、帯電ローラ30に対する給電が直
接できるようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すの帯電装置22においては、導電性の軸受35はそ
の成型条件によりプラスチック材料中のカーボンファイ
バーの分散状態がばらつき、抵抗値が高くなり、絶縁状
態になることがあった。そのため、導通不良により被帯
電体としての感光ドラム21を所定の電位に帯電するこ
とができなくなり、画像不良が起きることがあった。
【0009】また、同様に図7のような帯電装置22に
おいては電極40の先端部40aと帯電ローラ30の芯
金31の端面31aとの間に絶縁酸化膜が長期保管等に
より発生し導通不良による画像不良が起きることがあっ
た。
【0010】そこで、本発明は、帯電部材への給電経路
を複数設けることにより、電源から帯電部材へ至る給電
路の導通不良に起因する被帯電体の帯電不良の発生を防
止するようにした帯電装置及びこれを使用したプロセス
カートリッジを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、被帯電体に接触して該被帯
電体を帯電する回転自在な帯電部材を備え、電源に連結
した電極を介して該帯電部材に給電してなる帯電装置に
おいて、前記電極と前記帯電部材とを電気的に連結する
複数の給電経路を有する、ことを特徴とする。
【0012】この場合、前記複数の給電経路が、少なく
とも、前記電極を前記帯電部材に直接接触させて形成す
る第1の給電経路と、前記帯電部材を回動自在に支持す
る導電性の軸受を介して該帯電部材と前記電極とを連結
する第2の給電経路と、を有する構成とすると好まし
く、さらに、前記軸受が、前記帯電部材の導電性の芯金
を回動自在に支持するとともに、該芯金との間に複数の
接触点を有するようにするとさらに好ましい。
【0013】また、プロセスカートリッジは、上述のい
ずれか記載の帯電装置、現像手段またはクリーニング手
段と被帯電体とを一体的にカートリッジ本体に収納し、
該カートリッジ本体を画像形成装置本体に対して着脱可
能に装着する、または、上述のいずれか記載の帯電装
置、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと被
帯電体とを一体的にカートリッジ本体に収納し、該カー
トリッジ本体を画像形成装置本体に対して着脱可能に装
着する、または、少なくとも上述のいずれか記載の現像
装置と被帯電体とを一体的にカートリッジ本体に収納
し、該カートリッジ本体を画像形成装置本体に着脱可能
に装着する、構成とすることができる。
【0014】
【作用】以上構成に基づき、電極から帯電部材に給電す
るに際し、電極が直接帯電部材に接触することによって
形成された第1の給電経路と、導電性の軸受を介して帯
電部材に給電する第2の給電経路を有するから、一方の
給電経路からの給電が正常に行われない場合であって
も、他方の給電経路から確実に給電が行われ、全体とし
て、帯電部材を好適に給電し、所定帯電量を確保するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0016】図1に、本発明に係る現像装置及びプロセ
スカートリッジを使用した画像形成装置の概略を図示す
る。この画像形成装置は、帯電装置を内装したプロセス
カートリッジを着脱自在に装着した電子写真プロセス利
用のレーザビームプリンタである。
【0017】画像形成装置は、下部筺体1と、下部筺体
1に対して開閉自在な上部筺体2とを有する。上部筺体
2は、下部筺体1の奥側(図1の左側)のヒンジ支軸3
を中心に矢印方向に回動自在に支持され、開放位置(同
図二点鎖線)と閉鎖位置(同図の実線)とをとり、開放
位置においてプロセスカートリッジ5(後に詳述)の矢
印方向の着脱動作が可能となる。
【0018】上部筺体2が閉鎖され、所定位置に配置さ
れたプロセスカートリッジ5の手前側(同図右側)に
は、露光装置の主要部をなすレーザスキャナユニット6
が配設され、その下方には、画像形成対象となるシート
材Pを収納したシートカセット7が配置されている。シ
ートカセット7の下流側には、シート材Pの搬送方向に
沿って、給紙ローラ9、レジストローラ対10、転写ガ
イド11、転写用帯電器12、搬送部材13、定着器1
5等が配設されている。なお、これらの部材は、すべて
下部筺体1側に配設されている。
【0019】これに対し、上部筺体2側には、定着器1
5の下流の排紙ローラ16、排紙トレイ17、反射ミラ
ー19、そして、プロセスカートリッジ5が配置されて
いる。
【0020】プロセスカートリッジ5は、図2に図示す
るように、カートリッジ本体20内に、被帯電体として
の回転自在の感光ドラム21と、帯電装置22と、現像
装置23と、クリーニング装置25との4個のプロセス
機器を一体的に収納してなり、カートリッジ本体20の
上面には露光窓部20aが穿設され、下面には感光ドラ
ム21の露出開口部20bを開閉可能に閉鎖する開閉カ
バー20cが配置されている。この開閉カバー20c
は、プロセスカートリッジ5が、画像形成装置のプリン
タ本体から取り出されているときや、上部筺体2が開放
されたときは、閉鎖位置に移動して、感光ドラム21の
感光面を隠蔽保護する。
【0021】次に、画像形成の概要を説明する。プリン
トスタート信号に基づいて、感光ドラム21は矢印K1
方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転
駆動される。感光ドラム21の外周面にはバイアス電圧
が印加された帯電ローラ30(後に詳述)が接触してい
て、この帯電ローラ30によって感光ドラム21の外周
面は、一様均一に帯電される。
【0022】レーザスキャナユニット6からは、目的画
像情報の時系列的電気デジタル画素信号に対応して変調
されたレーザ光Lが出力され、これが反射ミラー19に
よって反射され、さらにカートリッジ本体20の上面の
露光窓部20aからカートリッジ本体20内に入光して
感光ドラム21の帯電面を走査露光する。これにより、
感光ドラム21の外周面には目的画像情報に対応した静
電潜像が形成されていく。この静電潜像は、現像装置2
3の現像ブレード23bによって層厚規制されて現像ス
リーブ23a上に塗布された現像剤(トナー)によって
現像される。
【0023】一方、シートカセット7から給紙ローラ9
によってシート材Pが1枚宛給紙されて、レジストロー
ラ対10によりレーザの出射するタイミングと合わせて
転写ガイド11を通して感光ドラム21と転写用帯電器
12との間の転写位置へタイミング供給される。これに
より感光ドラム21側のトナー像がシート材Pに順次転
写されていく。
【0024】トナー像が転写されたシート材Pは、感光
ドラム21から分離されて搬送部材13によって定着器
15に搬送され、定着ローラ15aと加圧ローラ15b
とのニップ部を通ることでトナー像の定着処理を受け、
排紙ローラ16により、排紙トレイ17に排出される。
転写後の感光ドラム21は、クリーニング装置25のブ
レード25aにより外周面上の残留トナーが除去され
て、再び、帯電からはじまる作像に供される。
【0025】つづいて、帯電装置22について詳述す
る。帯電部材としての帯電ローラ30の好ましい例を図
3に示した。図3は、帯電ローラ30の層構成模型図で
ある。芯金31上に導電性の弾性層32があり、その上
には高抵抗の弾性層33、さらに表面に保護膜34を有
する。導電性弾性層32はEPDM中にカーボンを分散
したもので構成され、芯金31に供給されるバイアス電
圧を導く作用をなす。高抵抗の弾性層33はウレタンゴ
ム等で構成され、微量の導電性微粉末(例えば、カーボ
ン)を含有するものが一例としてあげられ、感光ドラム
21のピンホールなどに導電度の高い帯電ローラ30が
相対した場合でも、感光ドラム21へのリーク電流を制
限してバイアス電圧の急降下を防ぐ作用をなす。表面の
保護膜34は、N−メチルメトキシ化ナイロンで構成さ
れ、導電性弾性層32や、高抵抗弾性層33の組成物質
が、感光ドラム21に触れて感光ドラム21の表面を変
質させることがないように保護作用をなす。
【0026】図4は、帯電ローラ30に対する給電部の
構成を示している。感光ドラム21はその両端側をカー
トリッジ本体20(同図においては不図示)の側板間に
回転自在に軸受保持されている。Gは、感光ドラム21
の一端側に同心一体に設けたドラムギヤである。該ギヤ
Gは、プロセスカートリッジ5がプリンタ本体に所定に
装着されるとプリンタ本体側の駆動ギヤ(不図示)と噛
合した状態となり、その駆動ギヤの回転力がギヤGを介
して感光ドラム21に伝達され、感光ドラム21の回転
駆動がなされる。
【0027】帯電部材としての帯電ローラ30は、その
中心を貫通する芯金31の両端部がそれぞれ軸受35に
よって軸受させ、さらにこの両軸受35が軸受35とカ
ートリッジ本体20と間に縮設したばね36によって感
光ドラム21方向に付勢されることで、感光ドラム21
に対し所定に加圧接触している。なお、帯電ローラ30
は、積極的な駆動手段を持たず、感光ドラム21の回転
によって従動回転するようになっている。
【0028】芯金31の端面31aには、電極40が接
触している。電極40の基端部(根本部分)40bは、
カートリッジ本体20に熱かしめ等により、固定支持さ
せてあり、先端部40aは、帯電ローラ30の芯金31
のスラスト方向の端面31aに対して電極40の弾性に
よって一定の加圧力を持って接触させてある。プロセス
カートリッジ5がプリンタ本体の所定位置に装着される
とプロセスカートリッジ5側の受電端子41aとプリン
タ本体側の給電端子41bとが接触してプリンタ本体側
の電源38とプロセスカートリッジ5側の電極40とが
電気的に連結される。
【0029】また、図4の給電部の構成において、電極
40の基端部40bをばね36の上端側へ折り曲げ延長
してカートリッジ本体20に加圧固定し、その電極40
の折り曲げ延長部にばね36の上端部を接触させて受け
止める。なお、ばね36及び軸受35は導電性としてあ
り、これにより、電極40と芯金31とは、ばね36、
軸受35を介して、電気的に連結されている。したがっ
て、この構成により、電源38から帯電ローラ30への
給電経路は、順に、電極40の基端部40b、導電性ば
ね36、導電性軸受35を介する第2の給電経路と、電
極40の先端部40aから帯電ローラ30の芯金31の
端面31aに直接給電する第1の給電経路の2通りとな
る。
【0030】このため、仮に、導電性軸受35の成型条
件により抵抗値が高くなり帯電ローラ30への給電が困
難になっても、上述後者の第1の給電経路により、感光
ドラム21を支障なく帯電することができ、帯電性能・
信頼性がより向上・安定した。逆に、電極40の先端部
40aと帯電ローラ30の芯金31の端面31aとの間
に絶縁酸化膜が長期保管等により発生して上述後者の第
1の給電経路からの給電が不良化しても、上述前者の導
電性軸受35等の第2の給電経路からの給電により良好
な帯電性を確保することが可能となる。また、電極40
は、基端部40bで固定されるため、先端部40aの長
さを短くできる。そのため、電極40の振動による変音
の発生を防止することも可能になった。
【0031】なお、図5は本発明の主要部の斜視図であ
る。すなわち、帯電ローラ30の芯金31のスラスト方
向の端面31aに加圧接触させる電極40の先端部40
aを縦すり割り40cで二股に分割した形態にし、その
分割電極40a1 、40a2の両方を帯電ローラ30の
芯金31の端面31aの加圧接触させたものである。
【0032】次に、軸受35が、芯金31との間に複数
の接触点を有するようにした実施例を図8から図13を
参照して説明する。軸受35には、前述のように、ばね
36を介して、電源38からの電力が給電される。図
8、図9は、この軸受35の側面拡大図である。軸受3
5は、内側に、2箇所の凸部42と、凹部43とを有す
る。軸受35は、図9に図示するように帯電ローラ30
の芯金31が嵌合していないときは、凸部42と凹部4
3の両端の角部44とを通る円は、芯金31の径より小
さくなっており、芯金31は、嵌合の際、軸受35を左
右に押し広げて嵌合している。すなわち芯金31と軸受
35とが嵌合しているときは、2箇所の凸部42が芯金
31に所定の力で押しつけられている。さらに2箇所の
凸部42と芯金31の接触点Sが、芯金31の中心Oよ
り、上方に位置しているため、芯金31は、下方に押し
下げられる力を受けるため凹部43の両角部44とも接
触することになる。したがって芯金31と軸受35とは
4箇所の接触点Sで接触することになる。
【0033】このように芯金31と軸受35とが4箇所
で接触しているため、軸受35の成型不良や異物の侵入
があっても、最低1箇所でも接触していれば、導通が行
われ、導通不良を起こす可能性を大幅に低減することが
できる。
【0034】さらに、図8において矢印の方向に芯金3
1が回転すると凹部43の角部44が芯金31の表面に
付着した異物を書き落とす効果もある。
【0035】上述実施例では、2箇所の凸部42と1箇
所の凹部43を設けた導電性の軸受35について説明し
たが、図10、図11に示したように凸部42だけ、あ
るいは凹部43だけであってもよい。つまり、芯金31
と軸受35とを意図的、積極的に複数の点で接触させれ
ばよいのであって、必要に応じて凸部、凹部の数を設定
すればよい。
【0036】また、図12、図13に示すように、軸受
35の両側に透孔45、46を穿設し、これらの透孔4
5、46の内側の当接部47、48を、内側に少し突出
させれば、芯金31を軸受35に嵌合したときに、これ
らの当接部47、48が透孔45、46側に撓むように
して、芯金31に押しつけることができる。この構成に
よると軸受35の外形寸法にある程度の精度が必要な場
合に特に有効である。
【0037】上述のような帯電装置22は、画像形成装
置本体に直接組込むことができるのはもちろん、画像形
成装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ5内に一
体的に組込むことができる(図2参照)。なお、プロセ
スカートリッジとは、同図に図示したものに限らず、帯
電装置、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体(被帯電体)とを一体的にカートリッジ本体に収納
し、このカートリッジ本体を装置本体に対して着脱可能
に装着するもの、及び帯電装置、現像手段、クリーニン
グ手段の少なくとも1つとを一体的にカートリッジ本体
に収納し、該カートリッジ本体を画像形成装置本体に対
して着脱可能に装着するものをいう。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
電極から帯電部材に給電する際に、両者の間に複数の給
電経路が形成されているので、例えば一方の給電経路が
給電不能になった場合でも、他方の給電経路から帯電部
材に対して適正に給電することができるので、電極から
帯電部材へ至る給電経路の導通不良に起因する被帯電体
の帯電処理不良の発生を防止することができる。したが
って、このような帯電装置を備えたプロセスカートリッ
ジにあっては、被帯電体の帯電が良好に行われ、帯電不
良による画像欠陥を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置としてのレーザビームプリンタの
概要を示す縦断面図。
【図2】プロセスカートリッジの拡大縦断面図。
【図3】帯電ローラの縦断面図。
【図4】給電部の構成を示す正面図。
【図5】同じく斜視図。
【図6】従来の帯電部を示す縦断面図。
【図7】従来の給電部を示す正面図。
【図8】軸受の側面図。
【図9】同じく動作説明図。
【図10】軸受の他の実施例を示す側面図。
【図11】軸受の別の実施例を示す側面図。
【図12】軸受のさらに別の実施例を示す側面図。
【図13】同じく動作説明図。
【符号の説明】
5 プロセスカートリッジ 20 カートリッジ本体 21 被帯電体(感光ドラム) 22 帯電装置 23 現像手段(現像装置) 25 クリーニング手段(クリーニング装置) 30 帯電部材(帯電ローラ) 31 芯金 35 軸受 38 電源 40 電極 S 接触点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に接触して該被帯電体を帯電す
    る回転自在な帯電部材を備え、電源に連結した電極を介
    して該帯電部材に給電してなる帯電装置において、 前記電極と前記帯電部材とを電気的に連結する複数の給
    電経路を有する、 ことを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の給電経路が、少なくとも、前
    記電極を前記帯電部材に直接接触させて形成する第1の
    給電経路と、 前記帯電部材を回動自在に支持する導電性の軸受を介し
    て該帯電部材と前記電極とを連結する第2の給電経路
    と、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記軸受が、前記帯電部材の導電性の芯
    金を回動自在に支持するとともに、該芯金との間に複数
    の接触点を有する、 ことを特徴とする請求項2記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか記載
    の帯電装置、現像手段またはクリーニング手段と被帯電
    体とを一体的にカートリッジ本体に収納し、該カートリ
    ッジ本体を画像形成装置本体に対して着脱可能に装着す
    る、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれか記載
    の帯電装置、現像手段、クリーニング手段の少なくとも
    1つと被帯電体とを一体的にカートリッジ本体に収納
    し、該カートリッジ本体を画像形成装置本体に対して着
    脱可能に装着する、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 少なくとも請求項1ないし請求項3のい
    ずれか記載の現像装置と被帯電体とを一体的にカートリ
    ッジ本体に収納し、該カートリッジ本体を画像形成装置
    本体に着脱可能に装着する、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
JP13619292A 1992-04-27 1992-04-27 帯電装置及び帯電部材の軸受 Expired - Lifetime JP3236066B2 (ja)

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