JPH0530187Y2 - - Google Patents

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JPH0530187Y2
JPH0530187Y2 JP1988151298U JP15129888U JPH0530187Y2 JP H0530187 Y2 JPH0530187 Y2 JP H0530187Y2 JP 1988151298 U JP1988151298 U JP 1988151298U JP 15129888 U JP15129888 U JP 15129888U JP H0530187 Y2 JPH0530187 Y2 JP H0530187Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、手動操作される可動部材のコントロ
ールポジシヨンを決めるための節度機構に関す
る。
〔従来の技術〕
各種コントロール装置等の手動操作部、手動設
定部に用いられる節度機構はよく知られている。
たとえば車両用ヒータコントロール装置にも、第
11図および第12図に示すような節度機構1が
用いられており、ヒータコントロールポジシヨン
設定用のノブ2の回転方向位置が、節度機構1に
よつて決められるようになつている。ノブ2に
は、コントロールポジシヨンと対応する位置に節
度部としての凹部3を有する可動部材4が取付け
られており、可動部材4はノブ2と一体的に回転
される。可動部材4の外周面に対向させて、スプ
リング5により付勢された節度ボール6が設けら
れており、可動部材4が回転されて凹部3が節度
ボール6の位置にくると、節度ボール6が凹部3
にはまり込んで可動部材4が所定のコントロール
ポジシヨンに決められるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の如き節度機構1において
は、節度ボール6が球体(鋼球)からなつている
ため、可動部材4を組み込む際節度ボール6がス
プリング5から転がり落ちやすく、可動部材4の
セツトが行いずらいという問題がある。
また、節度ボール6に対する止め機構がないた
め、装置本体を少しでも傾けた場合に節度ボール
6が転がり落ち、他部品の組み付けができなくな
ることもある。
本考案は、上記の問題に着目し、機構の信頼性
を高めるとともに、組付け性を向上させることが
可能な節度機構を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的に沿う本考案の節度機構は、 操作ノブに連結され、所定の間隔で配置される
凹部を有する可動部材と、 前記操作ノブを回動可能に保持するハウジング
に固定されるホルダと、 前記ホルダによつて保持される節度部材と、 前記節度部材の一方に形成され、前記可動部材
の凹部に嵌合可能な突起部と、 前記突起部を前記可動部材に向けて押圧する付
勢手段と、 前記節度部材の他方に設けられ、分岐部の自己
弾性による半径方向外方への変位により前記ホル
ダの端面と係合可能な係合爪と、 を備えたものから成る。
〔作用〕
このように構成された節度機構においては、付
勢手段によつて付勢される突起部が可動部材の凹
部と嵌合することにより、可動部材の位置決めが
行われ、操作ノブの操作時には節度感(位置決め
感)が得られる。突起部が形成される節度部材の
他方には、自己弾性による半径方向外方への変位
によりホルダの端面と係合可能な係合爪が設けら
れているので、節度部材を組付けた後は、節度部
材がホルダから脱落することは防止される。した
がつて、節度部材が転がり落ちるという事態は解
消され、節度機構の信頼性が高められるととも
に、組付け性の向上が図れる。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る節度機構の望ましい実施
例を、図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第5図は、本考案の第1実施例に
係る節度機構を示しており、とくに車両用ヒータ
コントロール装置の操作ノブ部に適用した場合を
示している。第1図および第2図において、11
はヒータコントロール装置の操作ノブ、12は操
作ノブ11の軸部11aを回転可能に支持するハ
ウジング、13は装置前面のプレートをそれぞれ
示している。
操作ノブ11の軸部11aには、可動部材14
が嵌合固定されている。可動部材14は、スプラ
イン15を介して操作ノブ11と一体的に回転で
きるようになつている。可動部材14の外周部に
は所定の間隔をもつて凹部16が形成されてい
る。各凹部16は、操作ノブ11による操作のコ
ントロールポジシヨンと対応する位置に配置され
ている。
可動部材14の外周部に対向する位置には、節
度部材17が設けられている。節度部材17は、
突起部21、保持部22、係合爪23から構成さ
れている。保持部22は、付勢手段としてのコイ
ルスプリング18を介してハウジング12に固定
されたホルダ19に保持されている。保持部22
の一方は、二股状の分岐部22aとなつている。
保持部22の分岐部22aが形成されていない
方の端部には、突起部21が位置している。突起
部21は半球面状に形成されている。突起部21
は、可動部材14の凹部16と嵌合可能となつて
いる。突起部21は、コイルスプリング18によ
つて常時可動部材14に向けて付勢されている。
保持部22の分岐部22aの先端部には、ホル
ダ19の端面と係合可能な係合爪23が設けられ
ている。保持部22の分岐部22aは、半径方向
に弾性変形可能であり、分岐部22aは組付け時
には半径方向内方に変位してコイルスプリング1
8およびホルダ19の貫通穴20に挿通され、組
付完了時には自己弾性力によつて半径方向外方に
変位するようになつている。分岐部22aが半径
方向外方に変位した状態では、係合爪23がホル
ダ19の端面と係合するようになつている。係合
爪23の外側面は、テーパ面23aに形成されて
いる。
このように構成された第1実施例においては、
節度機構の組み付けは第3図ないし第5図に示す
ように行われる。
第3図に示すように、まず、コイルスプリング
18がホルダ19内に入れられ、続いて節度部材
17が挿入、セツトされる。節度部材17の下端
側には係合爪23が形成されているが、係合爪2
3の外側面がテーパ面23aに形成されているの
で、テーパ面23aが貫通穴20の周縁に当接す
ることにより二股状の分岐部22aが互に近接す
る方向に弾性変形され、係合爪23が貫通穴20
を通過したとき弾性復元されて、係合爪23がホ
ルダ19の端面19aに係合する。この状態で
は、コイルスプリング18の付勢力により節度部
材17は上方に付勢されるが、係合爪23がホル
ダ19の端面19aに係合されるので、節度部材
17の位置は固定され、その飛び出しが防止され
る。勿論、保持部22がコイルスプリング18中
および貫通穴20を貫通して延びているので、節
度部材17は、たとえ装置全体が傾けられたとし
ても転がり落ちない。
節度部材17が、上記の如く固定された状態に
て、第4図に示すように可動部材14が組み付け
られる。可動部材14をセツトする際にも、節度
部材17はホルダ19側に固定さたままであるか
ら、可動部材14は極めて容易に所定位置にセツ
トされる。
次に第5図に示すように、操作ノブ11が組み
付けられる。節度部材17が固定保持されてお
り、転落の不安は全くなく、かつ可動部材14も
所定位置にセツトされているので、操作ノブ11
も容易にセツトされる。
組み付け後の状態では、第1図および第2図に
示したように、節度部材17の突起部21が半球
面状とされているので、可動部材14の凹部16
に対し従来の球体(節度ボール)同様円滑に嵌ま
り込み、所望の節度機能はそのまま確保される。
さらに、分解時においては、可動部材14を取
り除いた状態でも節度部材17はホルダ19に保
持された状態に維持されるので、節度部材17が
転がり落ちることはない。
第2実施例 第6図は、本考案の第2実施例を示している。
本実施例においては、可動部材41には、第7
図の紙面と垂直方向に延びる凹部としての溝42
が形成されている。この溝42には、節度部材4
3の突起部44が嵌合されるようになつている。
突起部44は、半球面形状でもよく、溝42と平
行方向に延びる突条形状であつてもよい。本実施
例のその他の構成および作用は第1実施例に準じ
る。
第3実施例 第7図および第8図は、本考案の第3実施例を
示している。
本実施例においては、節度部材51自身が付勢
手段を有する構造に構成されている。つまり、節
度部材51の上部で突起部52の下部側が、縦断
面U字状に湾曲した形状に形成され、湾曲部53
自身の弾性によつて突起部52が上方に付勢され
るようになつている。したがつて、湾曲部53自
体が付勢手段として機能することになり、スプリ
ング等の別体の付勢手段は不要である。湾曲部5
3の下部には二股状の分岐部54aを有する保持
部54が設けられており、保持部54の分岐部5
4aの先端部には、係合爪55が設けられてい
る。係合爪55は、ホルダ56の端面と係合する
ようになつている。このように、節度部材51と
付勢手段とを一体的に構成することも可能であ
る。
また、第9図の変形例を示すように、節度部材
61の突起部62は突条として形成してもよい。
なお、上記各実施例は車両用ヒータコントロー
ル装置に本考案を適用した場合について説明した
が、これに限定されることはなく、他の装置の節
度機構にも適用可能である。たとえば第10図に
示すように、車両用空気吹出口のダンパ操作部に
も適用できる。第11図において、72は操作ノ
ブ71の軸に回動可能に支持された可動部材であ
り、一部が操作のためハウジング73外に露出さ
れている。可動部材72には扇形のギヤ74が設
けられており、ギヤ74に、ダンパプレート75
の回動軸76に連結されたギヤ77が噛合されて
いる。可動部材71の外周には、凹部78が配設
されており、凹部78に節度部材79が嵌まり込
む。節度部材79は、第1実施例と同様に、突起
部80が半球面状に形成され、下面側が二股状の
保持部81に形成されている。保持部81は、コ
イルスプリング82内およびホルダ83の底壁の
貫通穴84を貫通して延びている。保持部81の
二股状の分岐部81a部には係合爪85が形成さ
れており、係合爪85はホルダ83の端面に係合
されるようになつている。
さらに、本考案は、節度機構を有する他の装
置、たとえばオーデイオ装置や家電製品等にも適
用可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、可動部材と嵌合可能な突起部
が形成される節度部材の他方に、分岐部の自己弾
性による半径方向外方への変位によりホルダの端
面と係合する係合爪を設けるようにしたので、節
度部材を一旦組付けた後は、節度部材がホルダか
ら脱落することはなくなり、節度機構の信頼性を
高めることができる。
また、節度部材のホルダから脱落が確実に防止
できることから、組付け作業時には装置を組付け
しやすい姿勢にすることができ、組付け作業の能
率を高めることができる。さらに、節度部材の組
付け時には係合爪は分岐部の自己弾性によつてホ
ルダの端面と自動的に係合するので、節度部材を
一方向から組付けることが可能となり、組付け性
をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る節度機構の
縦断面図、第2図は第1図の−線に沿う縦断
面図、第3図は第1図の機構の組み付け状態を示
す分解縦断面図、第4図は第3図の次の状態を示
す分解縦断面図、第5図は第4図の次の状態を示
す分解縦断面図、第6図は本考案の第2実施例に
係る節度機構の縦断面図、第7図は本考案の第3
実施例に係る節度機構の部分縦断面図、第8図は
第7図の−線に沿う縦断面図、第9図は第7
図の変形例に係る節度機構の部分縦断面図、第1
0図は本考案を車両用空気吹出口のダンパ装置部
に適用した場合の概略縦断面図、第11図は従来
の節度機構の縦断面図、第12図は第11図の
−線に沿う縦断面図、である。 11,71……操作ノブ、12,73……ハウ
ジング、14,41……可動部材、16,42,
78……凹部、17,43,51,61,79…
…節度部材、18,53,82……付勢手段、1
9,56,83……ホルダ、21,44,52,
62,80……突起部、22a,54a,81a
……分岐部、23,55,85……係合爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作ノブに連結され、所定の間隔で配置される
    凹部を有する可動部材と、 前記操作ノブを回動可能に保持するハウジング
    に固定されるホルダと、 前記ホルダによつて保持される節度部材と、 前記節度部材の一方に形成され、前記可動部材
    の凹部に嵌合可能な突起部と、 前記突起部を前記可動部材に向けて押圧する付
    勢手段と、 前記節度部材の他方に設けられ、分岐部の自己
    弾性による半径方向外方への変位により前記ホル
    ダの端面と係合可能な係合爪と、 を備えたことを特徴とする節度機構。
JP1988151298U 1988-11-22 1988-11-22 Expired - Lifetime JPH0530187Y2 (ja)

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JP1988151298U JPH0530187Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22

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JPH0273221U JPH0273221U (ja) 1990-06-05
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181291A (ja) * 1975-01-06 1976-07-16 Caterpillar Tractor Co
JPS6016974U (ja) * 1983-07-12 1985-02-05 東京瓦斯株式会社 複数台の吸収式冷温水機の運転制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52170953U (ja) * 1976-04-08 1977-12-26

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JPH0273221U (ja) 1990-06-05

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