JPH05301831A - 2,6−ジメチルナフタレンの分離方法 - Google Patents
2,6−ジメチルナフタレンの分離方法Info
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- JPH05301831A JPH05301831A JP13016592A JP13016592A JPH05301831A JP H05301831 A JPH05301831 A JP H05301831A JP 13016592 A JP13016592 A JP 13016592A JP 13016592 A JP13016592 A JP 13016592A JP H05301831 A JPH05301831 A JP H05301831A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C7/00—Purification; Separation; Use of additives
- C07C7/12—Purification; Separation; Use of additives by adsorption, i.e. purification or separation of hydrocarbons with the aid of solids, e.g. with ion-exchangers
- C07C7/13—Purification; Separation; Use of additives by adsorption, i.e. purification or separation of hydrocarbons with the aid of solids, e.g. with ion-exchangers by molecular-sieve technique
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ジメチルナフタレン留分から、それに含まれ
ている2,6−ジメチルナフタレンを高純度でかつ高回
収率で分離する方法を提供する。 【構成】 一般式 (R1,R2は低級アルキル基、mは0又は1)の脱着剤
の存在下でゼオライト吸着剤を用いて2段階で吸着分離
処理することからなり、第1吸着分離段階では、該炭化
水素留分を第1ゼオライト吸着剤と接触させて2,7−
ジメチルナフタレンを選択的吸着分離させて、2,7−
ジメチルナフタレン以外のジメチルナフタレン及び2,
6−ジメチルナフタレンを主成分とする第1ラフィネー
トを生成させ、第2吸着分離段階では、前記第1ラフィ
ネートを第2ゼオライト吸着剤と接触させて、2,6−
ジメチルナフタレン以外のジメチルナフタレンを選択的
に吸着分離させて、2,6−ジメチルナフタレンを主成
分とする第2ラフィネートを得る。
ている2,6−ジメチルナフタレンを高純度でかつ高回
収率で分離する方法を提供する。 【構成】 一般式 (R1,R2は低級アルキル基、mは0又は1)の脱着剤
の存在下でゼオライト吸着剤を用いて2段階で吸着分離
処理することからなり、第1吸着分離段階では、該炭化
水素留分を第1ゼオライト吸着剤と接触させて2,7−
ジメチルナフタレンを選択的吸着分離させて、2,7−
ジメチルナフタレン以外のジメチルナフタレン及び2,
6−ジメチルナフタレンを主成分とする第1ラフィネー
トを生成させ、第2吸着分離段階では、前記第1ラフィ
ネートを第2ゼオライト吸着剤と接触させて、2,6−
ジメチルナフタレン以外のジメチルナフタレンを選択的
に吸着分離させて、2,6−ジメチルナフタレンを主成
分とする第2ラフィネートを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジメチルナフタレンを含
む炭化水素留分から、2,6−ジメチルナフタレンを分
離する方法に関するものである。
む炭化水素留分から、2,6−ジメチルナフタレンを分
離する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、ポリエステルを得
るために、テレフタル酸や2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸にグリコールを重合反応させることは広く知られて
いる。2,6−ナフタレンジカルボン酸から得られるポ
リエステルは、テレフタル酸から得られるものと比較し
て、耐熱性等の物性においてすぐれているため、ポリエ
ステル原料として2,6−ナフタレンジカルボン酸を工
業的に有利に製造する方法の確立が望まれている。2,
6−ナフタレンジカルボン酸を工業的に製造する方法と
しては、従来2,6−ジメチルナフタレンを原料として
用い、これを酸化する方法が一般的方法として考えられ
ている。そして、この方法の場合、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸の原料となる2,6−ジメチルナフタレン
をいかにして安価でかつ高純度で得るかが重要な技術課
題になっている。2,6−ジメチルナフタレンは、石油
や石炭タールの蒸留により得られるジメチルナフタレン
留分中に含まれている。このジメチルナフタレン留分
は、2,6−ジメチルナフタレンの他、2,7−ジメチ
ルナフタレンや2,3−ジメチルナフタレン等の異性体
を含み、さらに、アセナフテン、ビフェニル、エチルナ
フタレン等の沸点が非常に近接した成分を含むものであ
る。従って、このような炭化水素留分から2,6−異性
体を選択的に分離することには著しい困難が伴い、2,
6−ジメチルナフタレンを蒸留分離によって分離するこ
とは実質上不可能である。
るために、テレフタル酸や2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸にグリコールを重合反応させることは広く知られて
いる。2,6−ナフタレンジカルボン酸から得られるポ
リエステルは、テレフタル酸から得られるものと比較し
て、耐熱性等の物性においてすぐれているため、ポリエ
ステル原料として2,6−ナフタレンジカルボン酸を工
業的に有利に製造する方法の確立が望まれている。2,
6−ナフタレンジカルボン酸を工業的に製造する方法と
しては、従来2,6−ジメチルナフタレンを原料として
用い、これを酸化する方法が一般的方法として考えられ
ている。そして、この方法の場合、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸の原料となる2,6−ジメチルナフタレン
をいかにして安価でかつ高純度で得るかが重要な技術課
題になっている。2,6−ジメチルナフタレンは、石油
や石炭タールの蒸留により得られるジメチルナフタレン
留分中に含まれている。このジメチルナフタレン留分
は、2,6−ジメチルナフタレンの他、2,7−ジメチ
ルナフタレンや2,3−ジメチルナフタレン等の異性体
を含み、さらに、アセナフテン、ビフェニル、エチルナ
フタレン等の沸点が非常に近接した成分を含むものであ
る。従って、このような炭化水素留分から2,6−異性
体を選択的に分離することには著しい困難が伴い、2,
6−ジメチルナフタレンを蒸留分離によって分離するこ
とは実質上不可能である。
【0003】従来、2,6−ジメチルナフタレンと2,
7−ジメチルナフタレンを含む異性体混合物から、両者
を工業的に分離する方法として、ゼオライト吸着剤を用
いる吸着分離方法が提案されている(特公昭49−27
578号公報、特公昭52−945号公報)。しかし、
この吸着分離方法では、2,6−異性体よりも2,7−
異性体の方が高選択率で吸着剤に吸着されるため、さら
に原料ジメチルナフタレン留分中に含まれるエチルナフ
タレン、ビフェニル、アセナフテンなどが非常に強く吸
着されるため、この方法は、2,7−異性体の高純度分
離方法としてはすぐれているとしても、2,6−異性体
の高純度分離方法としては不満足のものである。さら
に、2,6−異性体の一段分離法としては、(特開昭6
3−135341号、特開昭63−146834号、特
開昭63−150233号、特開平1−168628
号)が提案されているが、2,6−異性体と他の異性体
の分離係数が2以下のものが多く工業的な分離法とは言
えない。
7−ジメチルナフタレンを含む異性体混合物から、両者
を工業的に分離する方法として、ゼオライト吸着剤を用
いる吸着分離方法が提案されている(特公昭49−27
578号公報、特公昭52−945号公報)。しかし、
この吸着分離方法では、2,6−異性体よりも2,7−
異性体の方が高選択率で吸着剤に吸着されるため、さら
に原料ジメチルナフタレン留分中に含まれるエチルナフ
タレン、ビフェニル、アセナフテンなどが非常に強く吸
着されるため、この方法は、2,7−異性体の高純度分
離方法としてはすぐれているとしても、2,6−異性体
の高純度分離方法としては不満足のものである。さら
に、2,6−異性体の一段分離法としては、(特開昭6
3−135341号、特開昭63−146834号、特
開昭63−150233号、特開平1−168628
号)が提案されているが、2,6−異性体と他の異性体
の分離係数が2以下のものが多く工業的な分離法とは言
えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ジメチルナ
フタレン留分から、それに含まれている2,6−ジメチ
ルナフタレンを高純度でかつ高回収率で分離する方法を
提供することをその課題とする。
フタレン留分から、それに含まれている2,6−ジメチ
ルナフタレンを高純度でかつ高回収率で分離する方法を
提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、ジメチルナフタ
レンを含む炭化水素留分から2,6−ジメチルナフタレ
ンを、一般式
解決するため鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、ジメチルナフタ
レンを含む炭化水素留分から2,6−ジメチルナフタレ
ンを、一般式
【化1】 (式中、R1及びR2は低級アルキル基を示し、mは0又
は1を示し、R1とR2は同一でも異なっていてもよい)
で表わされる脱着剤の存在下でゼオライト吸着剤を用い
て2段階で吸着分離処理することからなり、第1吸着分
離段階では、該炭化水素留分を第1ゼオライト吸着剤と
接触させて該炭化水素留分中の2,7−ジメチルナフタ
レンを選択的吸着分離させて、2,7−ジメチルナフタ
レンを主成分とする第1エクストラクトと、2,7−ジ
メチルナフタレン以外のジメチルナフタレン及び2,6
−ジメチルナフタレンを主成分とする第1ラフィネート
を生成させ、第2吸着分離段階では、前記第1ラフィネ
ートを第2ゼオライト吸着剤と接触させて、2,6−ジ
メチルナフタレン以外のジメチルナフタレンを選択的に
吸着分離させて、2,6−ジメチルナフタレン以外のジ
メチルナフタレンを主成分とする第2エクストラクト
と、2,6−ジメチルナフタレンを主成分とする第2ラ
フィネートを得ることを特徴とする2,6−ジメチルナ
フタレンの分離方法が提供される。
は1を示し、R1とR2は同一でも異なっていてもよい)
で表わされる脱着剤の存在下でゼオライト吸着剤を用い
て2段階で吸着分離処理することからなり、第1吸着分
離段階では、該炭化水素留分を第1ゼオライト吸着剤と
接触させて該炭化水素留分中の2,7−ジメチルナフタ
レンを選択的吸着分離させて、2,7−ジメチルナフタ
レンを主成分とする第1エクストラクトと、2,7−ジ
メチルナフタレン以外のジメチルナフタレン及び2,6
−ジメチルナフタレンを主成分とする第1ラフィネート
を生成させ、第2吸着分離段階では、前記第1ラフィネ
ートを第2ゼオライト吸着剤と接触させて、2,6−ジ
メチルナフタレン以外のジメチルナフタレンを選択的に
吸着分離させて、2,6−ジメチルナフタレン以外のジ
メチルナフタレンを主成分とする第2エクストラクト
と、2,6−ジメチルナフタレンを主成分とする第2ラ
フィネートを得ることを特徴とする2,6−ジメチルナ
フタレンの分離方法が提供される。
【0006】本発明で被処理原料として用いるジメチル
ナフタレンを含む炭化水素留分としては、タール系及び
石油系の留分があり、通常、沸点範囲が250〜280
℃の留分(ジメチルナフタレン留分)が用いられる。ジ
メチルナフタレンを含む炭化水素留分源の具体例として
は、コールタールからのジメチルナフタレン留分の他、
流動接触分解油、ナフサ熱分解ボトム油、コーカ分解留
出油からのジメチルナフタレン留分がある。これらの留
分には、ジメチルナフタレンの他、アセナフテンやビフ
ェニル、メチルビフェニル、エチルナフタレン等が通常
含まれている。これらの沸点は極めて近接しており、留
分中の成分数は後記、表1に示すように多成分であるこ
とから、前記のように蒸留分離が不可能なほか、一段の
吸着分離で2,6−ジメチルナフタレンを高純度・高回
収率で得ることも至難である。
ナフタレンを含む炭化水素留分としては、タール系及び
石油系の留分があり、通常、沸点範囲が250〜280
℃の留分(ジメチルナフタレン留分)が用いられる。ジ
メチルナフタレンを含む炭化水素留分源の具体例として
は、コールタールからのジメチルナフタレン留分の他、
流動接触分解油、ナフサ熱分解ボトム油、コーカ分解留
出油からのジメチルナフタレン留分がある。これらの留
分には、ジメチルナフタレンの他、アセナフテンやビフ
ェニル、メチルビフェニル、エチルナフタレン等が通常
含まれている。これらの沸点は極めて近接しており、留
分中の成分数は後記、表1に示すように多成分であるこ
とから、前記のように蒸留分離が不可能なほか、一段の
吸着分離で2,6−ジメチルナフタレンを高純度・高回
収率で得ることも至難である。
【0007】本発明においては、脱着剤として前記一般
式で示される芳香剤化合物を用いる。本発明者らの研究
によれば、このような脱着剤の存在下でゼオライト吸着
剤を用いてジメチルナフタレン留分を吸着分離処理する
時には、意外にも、2,6−ジメチルナフタレンを基準
とした各ジメチルナフタレン異性体の相対分離係数β値
(以下、単にβ値とも言う)は、いずれも2,6−ジメ
チルナフタレンのβ値よりも大きく、殊に、2,7−ジ
メチルナフタレンのβ値は著しく大きい上に、さらに、
2,6−ジメチルナフタレン留分に高含有率で含まれる
ビフェニルやアルキルナフタレンのβ値も2,6−ジメ
チルナフタレンのβ値よりも大きく、それ故、従来、メ
チルナフタレン留分から高純度で分離することが困難で
あるとされていた2,6−ジメチルナフタレンの高純度
分離が可能であることを見出した。
式で示される芳香剤化合物を用いる。本発明者らの研究
によれば、このような脱着剤の存在下でゼオライト吸着
剤を用いてジメチルナフタレン留分を吸着分離処理する
時には、意外にも、2,6−ジメチルナフタレンを基準
とした各ジメチルナフタレン異性体の相対分離係数β値
(以下、単にβ値とも言う)は、いずれも2,6−ジメ
チルナフタレンのβ値よりも大きく、殊に、2,7−ジ
メチルナフタレンのβ値は著しく大きい上に、さらに、
2,6−ジメチルナフタレン留分に高含有率で含まれる
ビフェニルやアルキルナフタレンのβ値も2,6−ジメ
チルナフタレンのβ値よりも大きく、それ故、従来、メ
チルナフタレン留分から高純度で分離することが困難で
あるとされていた2,6−ジメチルナフタレンの高純度
分離が可能であることを見出した。
【0008】本発明においては、ジメチルナフタレン留
分に比較的高含有率で含まれ、かつ2,6−ジメチルナ
フタレンと沸点が近似する2,7−ジメチルナフタレン
のβ値が、2,6−ジメチルナフタレンのβ値よりも異
常に大きいことを利用して、2段階吸着分離法を採用
し、先ず、第1吸着分離段階において、原料油であるジ
メチルナフタレン留分を第1吸着剤と接触させ、2,7
−ジメチルナフタレンをその吸着剤に選択的に吸着分離
させることにより、2,7−ジメチルナフタレンを主成
分とする第1エクストラクトと、2,6−ジメチルナフ
タレンを含む2,7−ジメチルナフタレン以外のジメチ
ルナフタレンを主成分とする第1ラフィネートを得る。
この第1吸着分離段階においては、ジメチルナフタレン
留分中に含まれる2,7−ジメメチルナフタレンのうち
の90重量%以上、好ましくは95〜100重量%をエ
クストラクトに分離させる。また、この第1吸着分離段
階では、ジメチルナフタレン留分中に含まれるアセナフ
テンも、そのβ値が2,7−ジメチルナフタレンと同等
であることから、2,7−ジメチルナフタレンとともに
分離される。本発明においては、次に、前記第1吸着分
離段階で得られた第1ラフィネートを第2吸着剤と接触
させ、2,6−ジメチルナフタレン以外の成分を選択的
に吸着分離させることにより、2,6−ジメチルナフタ
レン以外のジメチルナフタレンを主成分とする第2エク
ストラクトと、2,6−ジメチルナフタレンを主成分と
する第2ラフィネートを得る。この第2吸着分離段階に
おいては、第1吸着分離工程で得られた第1ラフィネー
トに含まれる2,6−ジメチルナフタレンの80重量%
以上、好ましくは90〜100重量%をラフィネートに
分離させる。このようにして、ジメチルナフタレン留分
から、2,6−ジメチルナフタレンを高純度でかつ高回
収率で分離することができる。
分に比較的高含有率で含まれ、かつ2,6−ジメチルナ
フタレンと沸点が近似する2,7−ジメチルナフタレン
のβ値が、2,6−ジメチルナフタレンのβ値よりも異
常に大きいことを利用して、2段階吸着分離法を採用
し、先ず、第1吸着分離段階において、原料油であるジ
メチルナフタレン留分を第1吸着剤と接触させ、2,7
−ジメチルナフタレンをその吸着剤に選択的に吸着分離
させることにより、2,7−ジメチルナフタレンを主成
分とする第1エクストラクトと、2,6−ジメチルナフ
タレンを含む2,7−ジメチルナフタレン以外のジメチ
ルナフタレンを主成分とする第1ラフィネートを得る。
この第1吸着分離段階においては、ジメチルナフタレン
留分中に含まれる2,7−ジメメチルナフタレンのうち
の90重量%以上、好ましくは95〜100重量%をエ
クストラクトに分離させる。また、この第1吸着分離段
階では、ジメチルナフタレン留分中に含まれるアセナフ
テンも、そのβ値が2,7−ジメチルナフタレンと同等
であることから、2,7−ジメチルナフタレンとともに
分離される。本発明においては、次に、前記第1吸着分
離段階で得られた第1ラフィネートを第2吸着剤と接触
させ、2,6−ジメチルナフタレン以外の成分を選択的
に吸着分離させることにより、2,6−ジメチルナフタ
レン以外のジメチルナフタレンを主成分とする第2エク
ストラクトと、2,6−ジメチルナフタレンを主成分と
する第2ラフィネートを得る。この第2吸着分離段階に
おいては、第1吸着分離工程で得られた第1ラフィネー
トに含まれる2,6−ジメチルナフタレンの80重量%
以上、好ましくは90〜100重量%をラフィネートに
分離させる。このようにして、ジメチルナフタレン留分
から、2,6−ジメチルナフタレンを高純度でかつ高回
収率で分離することができる。
【0009】本発明で用いる前記一般式で表わされる脱
着剤において、その低級アルキル基R1、R2としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等が挙げら
れる。脱着剤の具体例としては、例えば、m−ジエチル
ベンゼン、P−キシレン、P−シメン、エチルベンゼン
等が挙げられる。本発明においては、特に、その沸点が
60〜250℃、好ましくは70〜200℃の範囲にあ
る脱着剤の使用が好ましい。
着剤において、その低級アルキル基R1、R2としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等が挙げら
れる。脱着剤の具体例としては、例えば、m−ジエチル
ベンゼン、P−キシレン、P−シメン、エチルベンゼン
等が挙げられる。本発明においては、特に、その沸点が
60〜250℃、好ましくは70〜200℃の範囲にあ
る脱着剤の使用が好ましい。
【0010】本発明においては、吸着剤としては、従来
公知のゼオライト系吸着剤が用いられる。本発明におい
ては、Li、Na、K及びバリウム等のアルカリ金属や
アルカリ土類金属、あるいはPb、Ce等の金属で置換
されたゼオライト、好ましくは、SiO2/Al2O3モ
ル比が2〜6の範囲のX型又はY型ゼオライト、殊にY
型ゼオライトの使用が好ましい。これらの吸着剤は、単
独又は混合物の形で用いることができる。また、本発明
で用いる吸着剤は、その金属イオンの交換率を80%以
上、好ましくは90%以上にすることが好ましい。吸着
剤の粒径は、3〜300メッシュ程度であり、吸着床の
形式に応じて適当に選定すればよい。また、吸着剤はそ
の水分含有量を調節して、その吸着選択率の向上を図る
ことも可能である。吸着剤に存在する水は、陽イオン又
は塩基交換位に部分的に含有させるか、あるいは吸着剤
の空所内に含有される。1000℃での灼熱下における
重量損失によって測定される水分含有量が、吸着剤重量
基準で5〜20wt%の範囲であることが望ましい。水
分の調節は、原料混合物に適量の水を添加することによ
って行うことができる。本発明の第1吸着分離段階にお
いては、2,7−ジメチルナフタレンに対して特に高い
選択吸着性を示す吸着剤の使用が有利であり、このよう
な吸着剤としては、特に、Li、K、Na及びBaの中
から選ばれた少なくとも1種の金属イオンでイオン交換
したY型ゼオライトの使用が好ましい。また、第2吸着
分離段階においては、2,6−ジメチルナフタレン以外
の成分に対して特に高い選択吸着性を示す吸着剤の使用
が有効であり、このような吸着剤としては、特にカリウ
ムイオンでイオン交換したY型ゼオライトの使用が好ま
しい。本発明における第1及び第2吸着分離段階は、吸
着工程と脱着工程を含むものであるが、この吸着着工程
における温度は60〜250℃、好ましくは70〜20
0℃であり、その圧力は系内が液相状態に保持されるに
十分な圧力であればよい。
公知のゼオライト系吸着剤が用いられる。本発明におい
ては、Li、Na、K及びバリウム等のアルカリ金属や
アルカリ土類金属、あるいはPb、Ce等の金属で置換
されたゼオライト、好ましくは、SiO2/Al2O3モ
ル比が2〜6の範囲のX型又はY型ゼオライト、殊にY
型ゼオライトの使用が好ましい。これらの吸着剤は、単
独又は混合物の形で用いることができる。また、本発明
で用いる吸着剤は、その金属イオンの交換率を80%以
上、好ましくは90%以上にすることが好ましい。吸着
剤の粒径は、3〜300メッシュ程度であり、吸着床の
形式に応じて適当に選定すればよい。また、吸着剤はそ
の水分含有量を調節して、その吸着選択率の向上を図る
ことも可能である。吸着剤に存在する水は、陽イオン又
は塩基交換位に部分的に含有させるか、あるいは吸着剤
の空所内に含有される。1000℃での灼熱下における
重量損失によって測定される水分含有量が、吸着剤重量
基準で5〜20wt%の範囲であることが望ましい。水
分の調節は、原料混合物に適量の水を添加することによ
って行うことができる。本発明の第1吸着分離段階にお
いては、2,7−ジメチルナフタレンに対して特に高い
選択吸着性を示す吸着剤の使用が有利であり、このよう
な吸着剤としては、特に、Li、K、Na及びBaの中
から選ばれた少なくとも1種の金属イオンでイオン交換
したY型ゼオライトの使用が好ましい。また、第2吸着
分離段階においては、2,6−ジメチルナフタレン以外
の成分に対して特に高い選択吸着性を示す吸着剤の使用
が有効であり、このような吸着剤としては、特にカリウ
ムイオンでイオン交換したY型ゼオライトの使用が好ま
しい。本発明における第1及び第2吸着分離段階は、吸
着工程と脱着工程を含むものであるが、この吸着着工程
における温度は60〜250℃、好ましくは70〜20
0℃であり、その圧力は系内が液相状態に保持されるに
十分な圧力であればよい。
【0011】本発明の2段階吸着分離法を実施する場
合、第1吸着分離段階から得られるラフィネートは、そ
の第2吸着分離段階に供給するに先立ち、あらかじめ蒸
留処理して、脱着剤成分を分離回収して、これを第1吸
着分離段階に循環させる。また、この蒸留処理において
は、ラフィネート中に多量に含まれるビフェニルやアル
キルナフタレンの少なくとも一部、好ましくはその20
〜70重量%を除去するのが有利である。また、原料で
あるジメチルナフタレン留分中に含まれる極性物質は、
吸着剤に対してはジメチルナフタレンよりも強く吸着さ
れるので、本発明の吸着分離処理に先立ち、これをあら
かじめ除去するのが好ましい。この極性物質は、エチル
ナフタレンやジメチルナフタレン等の芳香族炭化水素の
部分酸化により生成され、アルデヒド、ケトン、アルコ
ール、フェノール等からなるもので、従来公知の適当な
手段、例えば、フォージャサイト型ゼオライトやL型ゼ
オライト等により除去することができる。
合、第1吸着分離段階から得られるラフィネートは、そ
の第2吸着分離段階に供給するに先立ち、あらかじめ蒸
留処理して、脱着剤成分を分離回収して、これを第1吸
着分離段階に循環させる。また、この蒸留処理において
は、ラフィネート中に多量に含まれるビフェニルやアル
キルナフタレンの少なくとも一部、好ましくはその20
〜70重量%を除去するのが有利である。また、原料で
あるジメチルナフタレン留分中に含まれる極性物質は、
吸着剤に対してはジメチルナフタレンよりも強く吸着さ
れるので、本発明の吸着分離処理に先立ち、これをあら
かじめ除去するのが好ましい。この極性物質は、エチル
ナフタレンやジメチルナフタレン等の芳香族炭化水素の
部分酸化により生成され、アルデヒド、ケトン、アルコ
ール、フェノール等からなるもので、従来公知の適当な
手段、例えば、フォージャサイト型ゼオライトやL型ゼ
オライト等により除去することができる。
【0012】本発明による2段階吸着分離法は、クロマ
トグラフィー法により実施され、固定床、流動床、移動
床など、どのような方式でも実施可能であるが、工業的
には擬似移動床方式で実施するのが好ましい。擬似移動
床方式による吸着分離は、既に確立された技術であり、
キシレン異性体混合物の吸着分離に適用されており、例
えば、特公昭42−15681号公報、特公昭50−1
0547号公報等に記載されている。本発明における2
段階吸着分離法では、前記のように、沸点が近似し、相
互の分離が最も困難である他の成分から、高純度で目的
の2,6−ジメチルナフタレンを分離回収することがで
きる。前記の擬似移動床方式による吸着分離技術によれ
ば、2,6−ジメチルナフタレンを99重量%以上の高
純度で分離回収することができる。
トグラフィー法により実施され、固定床、流動床、移動
床など、どのような方式でも実施可能であるが、工業的
には擬似移動床方式で実施するのが好ましい。擬似移動
床方式による吸着分離は、既に確立された技術であり、
キシレン異性体混合物の吸着分離に適用されており、例
えば、特公昭42−15681号公報、特公昭50−1
0547号公報等に記載されている。本発明における2
段階吸着分離法では、前記のように、沸点が近似し、相
互の分離が最も困難である他の成分から、高純度で目的
の2,6−ジメチルナフタレンを分離回収することがで
きる。前記の擬似移動床方式による吸着分離技術によれ
ば、2,6−ジメチルナフタレンを99重量%以上の高
純度で分離回収することができる。
【0013】擬似移動床方式による吸着分離についてさ
らに詳述すると、この吸着分離技術は、基本的操作とし
て次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操作及び脱着剤回
収操作を連続的に循環して実施される。 (1) 吸着操作:被処理原料がゼオライト吸着剤と接触
し、強吸着成分としての目的吸着成分が選択的に吸着さ
れ、弱吸着成分である他の成分が、ラフィネート流れと
して脱着剤とともに回収される。 (2) 濃縮操作:吸着目的成分を選択的に吸着した吸着剤
は後で述べるエクストラクトの一部と接触させられ、吸
着剤上に残存している非吸着成分が追い出され目的成分
が濃縮される。 (3) 脱着操作:濃縮された吸着目的成分を含む吸着剤
は、脱着剤と接触させられ吸着目的成分が吸着剤から追
い出され、脱着剤を伴なってエクストラクト流れとして
回収される。 (4) 脱着剤回収操作:実質的に脱着剤のみを吸着した吸
着剤は、ラフィネート流れの一部と接触し、吸着剤に含
まれる脱着剤の一部が脱着剤回収流れとして回収され
る。
らに詳述すると、この吸着分離技術は、基本的操作とし
て次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操作及び脱着剤回
収操作を連続的に循環して実施される。 (1) 吸着操作:被処理原料がゼオライト吸着剤と接触
し、強吸着成分としての目的吸着成分が選択的に吸着さ
れ、弱吸着成分である他の成分が、ラフィネート流れと
して脱着剤とともに回収される。 (2) 濃縮操作:吸着目的成分を選択的に吸着した吸着剤
は後で述べるエクストラクトの一部と接触させられ、吸
着剤上に残存している非吸着成分が追い出され目的成分
が濃縮される。 (3) 脱着操作:濃縮された吸着目的成分を含む吸着剤
は、脱着剤と接触させられ吸着目的成分が吸着剤から追
い出され、脱着剤を伴なってエクストラクト流れとして
回収される。 (4) 脱着剤回収操作:実質的に脱着剤のみを吸着した吸
着剤は、ラフィネート流れの一部と接触し、吸着剤に含
まれる脱着剤の一部が脱着剤回収流れとして回収され
る。
【0014】図1に擬似移動床による吸着分離操作の模
式図を示す。この図において、1〜12はゼオライト吸
着剤の入った吸着室であり、相互に連結されている。1
3は脱着剤供給ライン、14はエクストラクト抜出ライ
ン、15は原料供給ライン、16はラフィネート抜出ラ
イン、17はリサイクルラインを示す。図1に示した吸
着室1〜12と各ライン13〜16の配置状態では、吸
着室1〜3で脱着操作、吸着室4〜6で濃縮操作、吸着
室7〜10で吸着操作、吸着室11〜12で脱着剤回収
操作がそれぞれ行われている。このような擬似移動床で
は、一定時間間隔ごとに、バルブ操作により、各供給及
び抜出ラインを液流れ方向に吸着室1室分だけそれぞれ
移動させる。従って、次の吸着室の配置状態では、吸着
室2〜4で脱着操作、吸着室5〜7で濃縮操作、吸着室
8〜11で吸着操作、吸着室12〜1で脱着剤回収操作
がそれぞれ行われるようになる。このような操作を順次
行うことによって、擬似移動床による吸着分離処理が達
成される。なお、図面においては、吸着室は12個に特
定されているが、この吸着室の数は限定されるものでは
ないことに留意すべきである。
式図を示す。この図において、1〜12はゼオライト吸
着剤の入った吸着室であり、相互に連結されている。1
3は脱着剤供給ライン、14はエクストラクト抜出ライ
ン、15は原料供給ライン、16はラフィネート抜出ラ
イン、17はリサイクルラインを示す。図1に示した吸
着室1〜12と各ライン13〜16の配置状態では、吸
着室1〜3で脱着操作、吸着室4〜6で濃縮操作、吸着
室7〜10で吸着操作、吸着室11〜12で脱着剤回収
操作がそれぞれ行われている。このような擬似移動床で
は、一定時間間隔ごとに、バルブ操作により、各供給及
び抜出ラインを液流れ方向に吸着室1室分だけそれぞれ
移動させる。従って、次の吸着室の配置状態では、吸着
室2〜4で脱着操作、吸着室5〜7で濃縮操作、吸着室
8〜11で吸着操作、吸着室12〜1で脱着剤回収操作
がそれぞれ行われるようになる。このような操作を順次
行うことによって、擬似移動床による吸着分離処理が達
成される。なお、図面においては、吸着室は12個に特
定されているが、この吸着室の数は限定されるものでは
ないことに留意すべきである。
【0015】図2に本発明の2段階吸着分離法を実施す
る場合のフロシートの1例を示す。図2において、20
は第1吸着分離塔、21は第2吸着分離塔、22、2
3、24は蒸留塔である。原料のジメチルナフタレン留
分はライン25から第1吸着分離塔20に供給され、ま
た、循環脱着剤はライン26から第1吸着分離塔20に
導入される。この第1吸着分離塔20においては第1段
階の吸着分離が行われる。この第1吸着分離塔20で
は、2,7−ジメチルナフタレンが選択的吸着分離され
るとともに、アセナフテンも選択的に吸着分離される。
これらの2,7−ジメチルナフタレン及びアセナフテン
を含む第1エクストラクトは、ライン27を通って抜出
され、2,6−ジメチナフタレンを含む2,7−ジメチ
ルナフタレン以外のジメチルナフタレンを含む第1ラフ
ィネートはライン28を通って抜出される。ライン28
を通って抜出された第1ラフィネートは第1蒸留塔22
に導入され、ここで蒸留処理を受け、そのラフィネート
中に含まれる脱着剤はライン29を通って抜出され、脱
着剤の分離された後の第1ラフィネートはライン30を
通って抜出される。また、この蒸留塔22においては、
第1ラフィネート中に含まれる分離成分のうちの低沸点
成分(例えば、ビフェニルや、ナフタレン、メチルナフ
タレン、2−エチルナフタレン等)の少なくとも一部が
ライン31を通って抜出され、また、高沸点成分(例え
ば、メチルビフェニル等)の少なくとも一部がライン3
2を通って抜出される。
る場合のフロシートの1例を示す。図2において、20
は第1吸着分離塔、21は第2吸着分離塔、22、2
3、24は蒸留塔である。原料のジメチルナフタレン留
分はライン25から第1吸着分離塔20に供給され、ま
た、循環脱着剤はライン26から第1吸着分離塔20に
導入される。この第1吸着分離塔20においては第1段
階の吸着分離が行われる。この第1吸着分離塔20で
は、2,7−ジメチルナフタレンが選択的吸着分離され
るとともに、アセナフテンも選択的に吸着分離される。
これらの2,7−ジメチルナフタレン及びアセナフテン
を含む第1エクストラクトは、ライン27を通って抜出
され、2,6−ジメチナフタレンを含む2,7−ジメチ
ルナフタレン以外のジメチルナフタレンを含む第1ラフ
ィネートはライン28を通って抜出される。ライン28
を通って抜出された第1ラフィネートは第1蒸留塔22
に導入され、ここで蒸留処理を受け、そのラフィネート
中に含まれる脱着剤はライン29を通って抜出され、脱
着剤の分離された後の第1ラフィネートはライン30を
通って抜出される。また、この蒸留塔22においては、
第1ラフィネート中に含まれる分離成分のうちの低沸点
成分(例えば、ビフェニルや、ナフタレン、メチルナフ
タレン、2−エチルナフタレン等)の少なくとも一部が
ライン31を通って抜出され、また、高沸点成分(例え
ば、メチルビフェニル等)の少なくとも一部がライン3
2を通って抜出される。
【0016】第2吸着分離塔21には、ライン30から
の第1ラフィネートが導入され、また、ライン33から
の脱着剤が導入され、ここで第2段階の吸着分離処理が
行われる。この第2吸着分離塔21では、2,6−ジメ
チルナフタレン以外の成分が選択的に吸着分離され、こ
れらの成分は、第2エクストラクトとしてライン34を
通って第2吸着分離塔21から抜出される。一方、2,
6−ジメチルナフタレン以外の成分が除去された後の
2,6−ジメチルナフタレンは第2ラフィネートとして
ライン35を通って抜出される。
の第1ラフィネートが導入され、また、ライン33から
の脱着剤が導入され、ここで第2段階の吸着分離処理が
行われる。この第2吸着分離塔21では、2,6−ジメ
チルナフタレン以外の成分が選択的に吸着分離され、こ
れらの成分は、第2エクストラクトとしてライン34を
通って第2吸着分離塔21から抜出される。一方、2,
6−ジメチルナフタレン以外の成分が除去された後の
2,6−ジメチルナフタレンは第2ラフィネートとして
ライン35を通って抜出される。
【0017】第1吸着分離塔20からライン27を通っ
て抜出された第1エクストラクト及び第2吸着分離塔2
1からライン34を通って抜出された第2エクストラク
トはライン36を通って第2蒸留塔23に導入され、こ
こで蒸留処理を受け、エクストラクト中に含まれる脱着
剤がライン37を通って抜出される。第2蒸留塔23の
底部からは、2,6−ジメチルナフタレン以外のジメチ
ルナフタレンを主成分とする生成物が回収される。2,
7−ジメチルナフタレンを高純度で分離回収する場合に
は、ライン27を通る第1エクストラクトを別の蒸留塔
に導入し、ここで蒸留分離すればよい。一方、第2吸着
分離塔21からライン35を通って抜出された第2ラフ
ィネートは第3蒸留塔24を導入され、ここで蒸留処理
を受け、脱着剤がライン38を通って抜出され、高純度
2,6−ジメチルナフタレンがライン39を通って回収
される。第2蒸留頂塔23及び第3蒸留塔24からそれ
ぞれライン37及び38を通って抜出された脱着剤の大
部分はライン33を通って第2吸着分離塔21に循環さ
れ、その一部はライン26を通って第1吸着分離塔20
に循環される。なお、ライン40は補充脱着剤ラインを
示す。
て抜出された第1エクストラクト及び第2吸着分離塔2
1からライン34を通って抜出された第2エクストラク
トはライン36を通って第2蒸留塔23に導入され、こ
こで蒸留処理を受け、エクストラクト中に含まれる脱着
剤がライン37を通って抜出される。第2蒸留塔23の
底部からは、2,6−ジメチルナフタレン以外のジメチ
ルナフタレンを主成分とする生成物が回収される。2,
7−ジメチルナフタレンを高純度で分離回収する場合に
は、ライン27を通る第1エクストラクトを別の蒸留塔
に導入し、ここで蒸留分離すればよい。一方、第2吸着
分離塔21からライン35を通って抜出された第2ラフ
ィネートは第3蒸留塔24を導入され、ここで蒸留処理
を受け、脱着剤がライン38を通って抜出され、高純度
2,6−ジメチルナフタレンがライン39を通って回収
される。第2蒸留頂塔23及び第3蒸留塔24からそれ
ぞれライン37及び38を通って抜出された脱着剤の大
部分はライン33を通って第2吸着分離塔21に循環さ
れ、その一部はライン26を通って第1吸着分離塔20
に循環される。なお、ライン40は補充脱着剤ラインを
示す。
【0018】次に本発明を実施例によってさらに詳細に
説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるも
のではない。なお、以下において示される相対分離係数
β値は、2,6−ジメチルナフタレンを含む原料混合物
をゼオライト吸着剤を用いて吸着処理した時に、2,6
−ジメチルナフタレンを基準とした混合成分の相対的な
吸着力の強さの指標を与えるもので、次の式で示され
る。このβ値が大きい程吸着剤により吸着分離されやす
いことを示す。 β〔i〕=K〔i〕/K〔2,6〕 β〔i〕:混合成分iの相対分離係数 K〔i〕:混合成分iの吸着平衡定数 K〔2,6〕:2,6-ジメチルナフタレンの吸着平衡定数 K〔i〕=(吸着相中の成分iの重量%)/(液相中の成分i
の重量%) K〔2,6〕=(吸着相中の2,6-ジメチルナフタレンの重量
%)/(液相中の2,6-ジメチルナフタレンの重量%)
説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるも
のではない。なお、以下において示される相対分離係数
β値は、2,6−ジメチルナフタレンを含む原料混合物
をゼオライト吸着剤を用いて吸着処理した時に、2,6
−ジメチルナフタレンを基準とした混合成分の相対的な
吸着力の強さの指標を与えるもので、次の式で示され
る。このβ値が大きい程吸着剤により吸着分離されやす
いことを示す。 β〔i〕=K〔i〕/K〔2,6〕 β〔i〕:混合成分iの相対分離係数 K〔i〕:混合成分iの吸着平衡定数 K〔2,6〕:2,6-ジメチルナフタレンの吸着平衡定数 K〔i〕=(吸着相中の成分iの重量%)/(液相中の成分i
の重量%) K〔2,6〕=(吸着相中の2,6-ジメチルナフタレンの重量
%)/(液相中の2,6-ジメチルナフタレンの重量%)
【0019】実施例1 表1に示される組成のジメチルナフタレン留分を原料と
して、吸着分離実験を行った。実験に使用した吸着剤は
市販の東ソー社製Na−Y型ゼオライトを、所定金属で
イオン交換したものであり、30〜70メッシュの粒状
のゼオライトである。イオン交換は以下に示す方法で実
施した。 (イオン交換)Na型Y型ゼオライト約10gに金属塩化
物水溶液(0.5mol/l)を約100g加え、温度
90〜100℃で2時間放置した。上記の操作を3度繰
り返した後、乾燥後、温度400℃で3時間焼成した。
吸着分離実験は、以下に示す方法で実施した。 (第1吸着分離実験)内容積30ccのオートクレーブ
内に吸着剤約4g、原料油約3.2g、脱着剤約4.8
gを仕込み、撹拌しながら温度を110℃にし、120
分保った。濾過により吸着剤と原料残液を分離し、吸着
剤中の吸着剤は、吸着剤をイソオクタンで洗浄後、トル
エン溶媒を用いてソックスレー抽出を2時間行い脱着さ
せた。原料残液(液相)及び吸着物(吸着相)の組成を
ガスクロマトグラフィーにより分析し、その相対分離係
数β値を算出した。結果を表2に示す。この表2に示さ
れた結果からわかるように、2,7−ジメチルナフタレ
ンとアセナフテンは異常に大きいβ値を示し、これらの
成分は他の成分から容易に吸着分離させることができ
る。なお、表2に示した符号の内容は次の通りである。 A:Li−Y型ゼオライト B:Na−Y型ゼオライト C:K−Y型ゼオライト DMN:ジメチルナフタレン
して、吸着分離実験を行った。実験に使用した吸着剤は
市販の東ソー社製Na−Y型ゼオライトを、所定金属で
イオン交換したものであり、30〜70メッシュの粒状
のゼオライトである。イオン交換は以下に示す方法で実
施した。 (イオン交換)Na型Y型ゼオライト約10gに金属塩化
物水溶液(0.5mol/l)を約100g加え、温度
90〜100℃で2時間放置した。上記の操作を3度繰
り返した後、乾燥後、温度400℃で3時間焼成した。
吸着分離実験は、以下に示す方法で実施した。 (第1吸着分離実験)内容積30ccのオートクレーブ
内に吸着剤約4g、原料油約3.2g、脱着剤約4.8
gを仕込み、撹拌しながら温度を110℃にし、120
分保った。濾過により吸着剤と原料残液を分離し、吸着
剤中の吸着剤は、吸着剤をイソオクタンで洗浄後、トル
エン溶媒を用いてソックスレー抽出を2時間行い脱着さ
せた。原料残液(液相)及び吸着物(吸着相)の組成を
ガスクロマトグラフィーにより分析し、その相対分離係
数β値を算出した。結果を表2に示す。この表2に示さ
れた結果からわかるように、2,7−ジメチルナフタレ
ンとアセナフテンは異常に大きいβ値を示し、これらの
成分は他の成分から容易に吸着分離させることができ
る。なお、表2に示した符号の内容は次の通りである。 A:Li−Y型ゼオライト B:Na−Y型ゼオライト C:K−Y型ゼオライト DMN:ジメチルナフタレン
【0020】
【表1】 組成(wt%) ナフタレン 0.10 2−メチルナフタレン 0.76 1−メチルナフタレン 3.02 2−エチルナフタレン 9.77 1−エチルナフタレン 1.30 ビフェニル 23.19 2,6−ジメチルナフタレン 10.51 2,7−ジメチルナフタレン 10.68 1,7−ジメチルナフタレン 9.98 1,3−ジメチルナフタレン 9.42 1,6−ジメチルナフタレン 9.18 1,4−ジメチルナフタレン 1.42 2,3−ジメチルナフタレン 1.99 1,5−ジメチルナフタレン 1.16 1,2−ジメチルナフタレン 0.71 アセナフテン 1.83 メチルビフェニル 1.15 その他 3.83
【0021】
【表2】
【0022】(第2吸着分離実験)原料油として、表1に
示される組成のジメチルナフタレン留分から2.7−ジ
メチルナフタレンとアセナフテンを除去したものを用い
るとともに、吸着剤としてK−Y型ゼオライトを用い、
脱着剤として表3に示した各種脱着剤を用いて、前記第
1吸着分離実験の場合と同様な方法により、吸着分離実
験を実施した。表3にその結果を示す。表3に示した結
果からわかるように、2,6−ジメチルナフタレン以外
の成分の相対分離係数β値はいずれも大きく、それらの
成分はいずれも吸着剤に対して選択的に吸着分離させる
ことができ、2,6−ジメチルナフタレンを非吸着成分
として高純度で分離回収することができる。
示される組成のジメチルナフタレン留分から2.7−ジ
メチルナフタレンとアセナフテンを除去したものを用い
るとともに、吸着剤としてK−Y型ゼオライトを用い、
脱着剤として表3に示した各種脱着剤を用いて、前記第
1吸着分離実験の場合と同様な方法により、吸着分離実
験を実施した。表3にその結果を示す。表3に示した結
果からわかるように、2,6−ジメチルナフタレン以外
の成分の相対分離係数β値はいずれも大きく、それらの
成分はいずれも吸着剤に対して選択的に吸着分離させる
ことができ、2,6−ジメチルナフタレンを非吸着成分
として高純度で分離回収することができる。
【0023】
【表3】
【0024】実施例2 表1に示したジメチルナフタレン留分からの2,6−ジ
メチルナフタレンの吸着分離法による分離実験を擬似移
動床連続クロマト分離装置によって実施した。第1吸着
分離段階では、内容積70mlの吸着剤カラム16本に
Li−Y型ゼオライトを充填し、脱着剤としてm−ジエ
チルベンゼンを使用した。原料供給量312cc/h
r、脱着剤供給量357cc/hr、エクストラクト、
ラフィネート抜き出し量をそれぞれ339cc/hr、
330cc/hrとし、切り換え時間(ステップタイ
ム)480秒で実験を行った。吸着温度は160℃、圧
力は10kg/cm2Gであった。2,6−ジメチルナ
フタレンはラフィネートとして得られ、その回収率は9
5wt%であり、又ラフィネート中には2,7−ジメチ
ルナフタレン及びアセナフテンは全く含まれなかった。
次に前記第1吸着分離段階で得られたラフィネートを蒸
留処理して、その中に含まれている脱着剤を除去したも
のを原料として第2段階の吸着分離実験を以下のように
して行った。すなわち、この第2吸着分離段階では、内
容積70mlの吸着剤カラム16本にK−Y型ゼオライ
トを充填し、脱着剤としてm−ジエチルベンゼンを使用
した。原料供給量84cc/hr、脱着剤供給量294
cc/hr、エクストラクト、ラフィネート抜き出し量
を、それぞれ242cc/hr、136cc/hrと
し、吸着温度160℃、圧力10kg/cm2G、ステ
ップタイム240秒で実験を行った。2,6−ジメチル
ナフタレンはラフィネートとして得られ、脱着剤をトッ
ピングした後の2,6−ジメチルナフタレン純度は99
wt%、回収率は90wt%であった。
メチルナフタレンの吸着分離法による分離実験を擬似移
動床連続クロマト分離装置によって実施した。第1吸着
分離段階では、内容積70mlの吸着剤カラム16本に
Li−Y型ゼオライトを充填し、脱着剤としてm−ジエ
チルベンゼンを使用した。原料供給量312cc/h
r、脱着剤供給量357cc/hr、エクストラクト、
ラフィネート抜き出し量をそれぞれ339cc/hr、
330cc/hrとし、切り換え時間(ステップタイ
ム)480秒で実験を行った。吸着温度は160℃、圧
力は10kg/cm2Gであった。2,6−ジメチルナ
フタレンはラフィネートとして得られ、その回収率は9
5wt%であり、又ラフィネート中には2,7−ジメチ
ルナフタレン及びアセナフテンは全く含まれなかった。
次に前記第1吸着分離段階で得られたラフィネートを蒸
留処理して、その中に含まれている脱着剤を除去したも
のを原料として第2段階の吸着分離実験を以下のように
して行った。すなわち、この第2吸着分離段階では、内
容積70mlの吸着剤カラム16本にK−Y型ゼオライ
トを充填し、脱着剤としてm−ジエチルベンゼンを使用
した。原料供給量84cc/hr、脱着剤供給量294
cc/hr、エクストラクト、ラフィネート抜き出し量
を、それぞれ242cc/hr、136cc/hrと
し、吸着温度160℃、圧力10kg/cm2G、ステ
ップタイム240秒で実験を行った。2,6−ジメチル
ナフタレンはラフィネートとして得られ、脱着剤をトッ
ピングした後の2,6−ジメチルナフタレン純度は99
wt%、回収率は90wt%であった。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように、ジメチ
ルナフタレンを含む炭化水素留分から、2,6−ジメチ
ルナフタレンを高純度でかつ高回収率で分離することが
できる。そして、本発明で得られた2,6−ジメチルナ
フタレンは、ポリエステル原料として用いられる2,6
−ナフタレンジカルボン酸の製造原料として好適のもの
である。
ルナフタレンを含む炭化水素留分から、2,6−ジメチ
ルナフタレンを高純度でかつ高回収率で分離することが
できる。そして、本発明で得られた2,6−ジメチルナ
フタレンは、ポリエステル原料として用いられる2,6
−ナフタレンジカルボン酸の製造原料として好適のもの
である。
【0028】
【図1】擬似移動床による吸着分離操作の模式図であ
る。
る。
【図2】本発明によってジメチルナフタレン留分から高
純度2,6−ジメチルナフタレンを取得するフローシー
トの一例である。
純度2,6−ジメチルナフタレンを取得するフローシー
トの一例である。
1〜12 吸着室 13 脱着剤供給ライン 14,29,31 エキストラクト抜出ライン 15,19,27 原料供給ライン 16,26,28 ラフィネート抜出ライン 17 リサイクルライン 18 ポンプ 20 第1吸着分離塔 21 第2吸着分離塔 22〜24 蒸留塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下川 憲治 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 志村 光則 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 加藤 友則 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 谷口 博昭 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 瀧川 泰行 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ジメチルナフタレンを含む炭化水素留分
から2,6−ジメチルナフタレンを、一般式 【化1】 (式中、R1及びR2は低級アルキル基を示し、mは0又
は1を示し、R1とR2は同一でも異なっていてもよい)
で表わされる脱着剤の存在下でゼオライト吸着剤を用い
て2段階で吸着分離処理することからなり、第1吸着分
離段階では、該炭化水素留分を第1ゼオライト吸着剤と
接触させて該炭化水素留分中の2,7−ジメチルナフタ
レンを選択的吸着分離させて、2,7−ジメチルナフタ
レンを主成分とする第1エクストラクトと、2,7−ジ
メチルナフタレン以外のジメチルナフタレン及び2,6
−ジメチルナフタレンを主成分とする第1ラフィネート
を生成させ、第2吸着分離段階では、前記第1ラフィネ
ートを第2ゼオライト吸着剤と接触させて、2,6−ジ
メチルナフタレン以外のジメチルナフタレンを選択的に
吸着分離させて、2,6−ジメチルナフタレン以外のジ
メチルナフタレンを主成分とする第2エクストラクト
と、2,6−ジメチルナフタレンを主成分とする第2ラ
フィネートを得ることを特徴とする2,6−ジメチルナ
フタレンの分離方法。 - 【請求項2】 第1ゼオライト吸着剤が、Li、Na、
K、Baの中から選ばれた1種又は2種以上の金属でイ
オン交換されたY型ゼオライトであることを特徴とする
請求項1の方法。 - 【請求項3】 第2ゼオライト吸着剤が、カリウムでイ
オン交換されたY型ゼオライトであることを特徴とする
請求項1又は2の方法。 - 【請求項4】 第1吸着分離段階及び第2吸着分離段階
の吸着分離処理を擬似移動床で行うことを特徴とする請
求項1〜3のいずれかの方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13016592A JPH05301831A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 2,6−ジメチルナフタレンの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13016592A JPH05301831A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 2,6−ジメチルナフタレンの分離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301831A true JPH05301831A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15027569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13016592A Pending JPH05301831A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 2,6−ジメチルナフタレンの分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05301831A (ja) |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP13016592A patent/JPH05301831A/ja active Pending
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