JPH08217700A - パラキシレンの分離方法 - Google Patents

パラキシレンの分離方法

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JPH08217700A
JPH08217700A JP7047807A JP4780795A JPH08217700A JP H08217700 A JPH08217700 A JP H08217700A JP 7047807 A JP7047807 A JP 7047807A JP 4780795 A JP4780795 A JP 4780795A JP H08217700 A JPH08217700 A JP H08217700A
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xylene
adsorption
adsorbent
desorbent
para
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JP7047807A
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Mitsunori Shimura
光則 志村
Shuhei Wakamatsu
周平 若松
Yoshimi Shirato
義美 白戸
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 C8芳香族炭化水素混合物からそれに含まれ
るパラキシレンを選択的に分離するために、そのC8
香族炭化水素混合物をゼオライト吸着剤と接触させてパ
ラキシレンを吸着させた後、そのパラキシレンを含む吸
着剤に脱着剤を接触させてパラキシレンを脱着させる方
法において、高められた脱着性能を有する脱着剤を用い
ることにより、パラキシレンを効率よく分離する方法を
提供する。 【構成】 パラキシレンを含むC8芳香族炭化水素混合
物をからパラキシレンを吸着分離処理する方法におい
て、該原料混合物を、脱着剤の存在下、カリウムを含
み、シリカ/アルミナモル比が5以上のY型ゼオライト
吸着剤と接触させて、該吸着剤にパラキシレンを選択的
に吸着させた後、該吸着剤からパラキシレンを脱着剤に
より脱着させることからなり、該脱着剤として、トリメ
チルベンゼンを用いることを特徴とするパラキシレンの
分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パラキシレンを含むC
8芳香族炭化水素混合物を吸着分離処理して、パラキシ
レンを高純度で分離する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、C8芳香族炭化水素混合物からそ
れに含まれているパラキシレンを分離するために、その
原料混合物をIA又はIIA族金属イオンを含む結晶アル
ミノケイ酸塩(ゼオライト)からなる吸着剤と接触させ
てパラキシレンを吸着させた後、パラキシレンを含む吸
着剤にジエチルトルエンからなる脱着剤を接触させて、
吸着剤からそれに含まれるパラキシレンを脱着させる方
法は知られている(特開平3−77834号)。しか
し、この方法において脱着剤として用いられているジエ
チルトルエンは、本発明者らの研究によれば、脱着剤と
しては性能的に未だ満足すべきものではないことが判明
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、C8芳香族
炭化水素混合物からそれに含まれるパラキシレンを選択
的に分離するために、そのC8芳香族炭化水素混合物を
ゼオライト吸着剤と接触させてパラキシレンを吸着させ
た後、そのパラキシレンを含む吸着剤に脱着剤を接触さ
せてパラキシレンを脱着させる方法において、高められ
た脱着性能を有する脱着剤を用いることにより、パラキ
シレンを効率よく分離する方法を提供することをその課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、トリメチルベンゼ
ンが脱着剤としてすぐれた性能を有することを見出し、
本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、パ
ラキシレンを含むC8芳香族炭化水素混合物をからパラ
キシレンを吸着分離処理する方法において、該原料混合
物を、脱着剤の存在下、カリウムを含み、シリカ/アル
ミナモル比が5以上のY型ゼオライト吸着剤と接触させ
て、該吸着剤にパラキシレンを選択的に吸着させた後、
該吸着剤からパラキシレンを脱着剤により脱着させるこ
とからなり、該脱着剤として、トリメチルベンゼンを用
いることを特徴とするパラキシレンの分離方法が提供さ
れる。
【0005】本発明において原料として用いるC8芳香
族炭化水素混合物は、パラキシレンを含有するものであ
る。このような混合物は、オルトキシレン(o−キシレ
ン)、メタキシレン(m−キシレン)及びエチルベンゼ
ンの中から選ばれる少なくとも1種と、パラキシレン
(p−キシレン)とからなる混合物が包含される。この
原料混合物において、パラキシレンの含有率は、通常、
5重量%以上、好ましくは10〜40重量%である。
【0006】本発明において用いる吸着剤は、カリウム
を含有するY型ゼオライトである。このゼオライトにお
いて、そのシリカ/アルミナモル比は5以上、好ましく
は5.0〜6.0の範囲である。シリカ/アルミナモル
比がこの範囲より小さくなると、吸着剤の単位重量当り
の被吸着物量が低下するので好ましくない。また、本発
明で用いる吸着剤は、そのKイオン交換率が80%以
上、好ましくは90%以上であることが好ましい。吸着
剤の粒径は、10〜150メッシュ、好ましくは20〜
80メッシュであり、吸着床の形式に応じて適当に選定
すればよい。また、吸着剤はその水分含有量を調節し
て、その吸着選択率の向上を図ることも可能である。吸
着剤に存在する水は、Kイオン又は塩基交換位に部分的
に含有させるか、あるいは吸着剤の空所内に含有され
る。1000℃での灼熱下における重量損失によって測
定される水分含有量が、吸着剤重量基準で0〜10wt
%の範囲であることが望ましい。水分の調節は、原料混
合物に適量の水を添加することによって行うことができ
る。
【0007】本発明で用いる脱着剤は、トリメチルベン
ゼンである。本発明では、特に、1、2、4−トリメチ
ルベンゼンや1、3、5−トリメチルベンゼンの使用が
好ましい。この脱着剤の使用割合は特に制約されない
が、擬似移動床方式で分離を行なう場合、原料混合物1
重量部に対して、通常1〜5重量部の割合で用いられ
る。
【0008】本発明では、前記のようなトリメチルベン
ゼンからなる脱着剤を、前記特定のゼオライト吸着剤と
組合せて用いることにより、吸着剤の単位重量当りの被
吸着物(p−キシレン及びその他のC8芳香族炭化水
素)の量を向上させ、装置効率の高いp−キシレンの吸
着分離プロセスを得ることができる。また、本発明で用
いる脱着剤は、前記のように、その沸点がC8芳香族炭
化水素よりも高いことから、原料混合物の吸着分離操作
において、ラフィネートやエキストラクトからその脱着
剤を蒸留分離する際に、脱着剤を蒸留塔の塔底物として
分離回収することができる。従って、本発明の場合に
は、多量に用いる脱着剤を蒸発させる必要のないことか
ら、熱エネルギーの消費量が少なくてすみ、その結果、
装置の運転コストが低減されるという利点が得られる。
【0009】本発明の吸着分離方法は、吸着工程と脱着
工程を含むものであるが、この吸脱着工程における温度
は150〜300℃、好ましくは150〜250℃であ
り、その圧力は系内が液相状態に保持されるに十分な圧
力であればよい。本発明の吸着分離方法は、クロマトグ
ラフィー法により実施され、固定床、流動床、移動床な
ど、どのような方式でも実施可能であるが、工業的には
擬似移動床方式で実施するのが好ましい。擬似移動床方
式による吸着分離は、既に確立された技術である。
【0010】擬似移動床方式による吸着分離についてさ
らに詳述すると、この吸着分離技術は、基本的操作とし
て次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操作及び脱着剤回
収操作を連続的に循環して実施される。 (1) 吸着操作:被処理原料がゼオライト吸着剤と接触
し、強吸着成分としての目的吸着成分が選択的に吸着さ
れ、弱吸着成分である他の成分が、ラフィネート流れと
して脱着剤とともに回収される。 (2) 濃縮操作:吸着目的成分を選択的に吸着した吸着剤
は後で述べるエクストラクトの一部と接触させられ、吸
着剤上に残存している非吸着成分が追い出され目的成分
が濃縮される。 (3) 脱着操作:濃縮された吸着目的成分を含む吸着剤
は、脱着剤と接触させられ吸着目的成分が吸着剤から追
い出され、脱着剤を伴なってエクストラクト流れとして
回収される。 (4) 脱着剤回収操作:実質的に脱着剤のみを吸着した吸
着剤は、ラフィネート流れの一部と接触し、吸着剤に含
まれる脱着剤の一部が脱着剤回収流れとして回収され
る。
【0011】図1に擬似移動床による吸着分離操作の模
式図を示す。この図において、1〜16はゼオライト吸
着剤の入った吸着室であり、相互に連結されている。1
7は脱着剤供給ライン、18はエクストラクト抜出ライ
ン、19は原料供給ライン、20はラフィネート抜出ラ
イン、21はリサイクルラインを示す。図1に示した吸
着室1〜16と各ライン17〜20の配置状態では、吸
着室1〜3で脱着操作、吸着室4〜8で濃縮操作、吸着
室9〜13で吸着操作、吸着室14〜16で脱着剤回収
操作がそれぞれ行われている。このような擬似移動床で
は、一定時間間隔ごとに、バルブ操作により、各供給及
び抜出ラインを液流れ方向に吸着室1室分だけそれぞれ
移動させる。従って、次の吸着室の配置状態では、吸着
室2〜4で脱着操作、吸着室5〜9で濃縮操作、吸着室
10〜14で吸着操作、吸着室15、16、1で脱着剤
回収操作がそれぞれ行われるようになる。このような操
作を順次行うことによって、擬似移動床による吸着分離
処理が達成される。なお、図面においては、吸着室は1
6個に特定されているが、この吸着室の数は限定される
ものではないことに留意すべきである。
【0012】図2に本発明の吸着分離方法を実施する場
合のフロシートの1例を示す。図2において、Aは吸着
分離塔、B及びCは蒸留塔である。原料のC8芳香族炭
化水素混合物はライン25から吸着分離塔Aに供給さ
れ、また、循環脱着剤はライン32から吸着分離塔Aに
導入される。この吸着分離塔Aでは、パラキシレンが選
択的吸着分離され、このパラキシレンを主成分として含
むエクストラクトは、ライン26を通って抜出される。
一方、パラキシレン以外のC8芳香族炭化水素を含むラ
フィネートはライン27を通って抜出される。ライン2
7を通って抜出されたラフィネートは蒸留塔Cに導入さ
れ、ここで蒸留処理を受け、そのラフィネート中に含ま
れる脱着剤は、蒸留塔の塔底からライン31を通って抜
出され、脱着剤の分離された後のラフィネートは、蒸留
塔の塔頂物としてライン30を通って抜出される。この
ラフィネートは、パラキシレン以外のC8芳香族炭化水
素を主成分として含むものである。
【0013】一方、吸着分離塔Aからライン26を通っ
て抜出されたエクストラクトは蒸留塔Bに導入され、こ
こで蒸留処理を受け、エクストラクト中に含まれる脱着
剤が蒸留塔の塔底からライン29を通って抜出される。
蒸留塔Bの塔頂からは、ライン28を通ってパラキシレ
ンが回収される。蒸留頂塔B及び蒸留塔Cの塔底からそ
れぞれライン29及び31を通って抜出された脱着剤
は、ライン32を通って吸着分離塔20に循環される。
【0014】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに詳細に説
明するが、本発明はこの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、以下において示す%はいずれも重量%
である。なお、以下において示される相対分離係数β値
は、パラキシレンを含む原料混合物をゼオライト吸着剤
を用いて吸着処理した時に、パラキシレンを基準とした
混合成分の相対的な吸着力の強さの指標を与えるもの
で、以下に示す破過応答試験方法により求められるもの
である。
【0015】(破過応答試験方法)吸着剤としてのカリ
ウムを含有するY型ゼオライト(平均粒径:0.5m
m、シリカ/アルミナ比:5.5)30ccを、内径
9.8mm、長さ400mmのカラムに充填して形成し
た吸着カラムに、温度180℃、圧力20kg/cm2
Gの条件下で、基準物質としての実質的に吸着剤に吸着
されない1、3、5−トリイソプロピルベンゼン(TI
PB)2重量%と、脱着剤38重量%とパラキシレンを
含む原料混合物60重量%からなる混合油をあらかじめ
6.3cc/分の流速で30分間通油した後、混合油の
通油を止め、脱着剤を通油する。
【0016】次に、脱着剤の通油開始後、カラムから流
出する油中のTIPB濃度、パラキシレン濃度及び他の
キシレン異性体濃度を経時的に測定する。図3にカラム
流出油中の各成分濃度の経時変化についての説明図を示
す。この図において、横軸は脱着剤の通油時間を示し、
縦軸は各成分の規格化濃度を示す。この場合、規格化濃
度は、流出油中の各成分nの濃度Cn(T)と原料混合
油中の各成分の濃度Cn(O)との比Cn(T)/Cn
(O)を示す。図3において、Tt(0.5)は脱着剤
の通油開始後、TIPBの規格化濃度〔Ct(T)/Ct
(O)が0.5になるまでの脱着時間、Ti(0.5)
は、脱着剤の通油開始後、パラキシレン以外のキシレン
異性体の規格化濃度〔Ci(T)/Ci(O)〕が0.5
になるまでの脱着時間、Tp(0.5)は脱着剤の通油
開始後、パラキシレンの規格化濃度〔Cp(T)/Cp
(O)〕が0.5になるまでの脱着時間を示す。
【0017】本明細書における相対分離係数βは、次の
式で定義される。 β=A/B=〔Tp(0.5)−Tt(0.5)〕/〔Ti(0.5)−Tt(0.5)〕 =〔Tp(0.5)/Tt(0.5)−1〕/〔Ti(0.5)/Tt(0.5)−1〕 前記式において、Aはパラキシレンの平衡定数、Bはキ
シレン異性体の平衡定数を示し、Tp(0.5)/Tt
(0.5)はパラキシレンの規格濃度0.5における規
格化脱着時間、Ti(0.5)/Tt(0.5)はキシレ
ン異性体の規格濃度0.5における規格化脱着時間を示
す。
【0018】前記のようにして求められる相対分離係数
βは、その値が大きくなる程、パラキシレンと他のキシ
レン異性体との分離が効率的に行われることとなる。こ
のβ値は1.5以上であることが好ましい。また、脱着
剤としては、大きなβ値を与えるものであることが好ま
しいことはもちろんであるが、図3において、規格化濃
度がゼロになるまでの脱着時間が短いものであることが
好ましい。規格化濃度がゼロになるまでの脱着時間が短
くなる程、高純度のパラキシレンを得るための脱着処理
時間が短くなり、高純度パラキシレンを効率よく得るこ
とができる。
【0019】前記した破過応答試験方法により求められ
る相対分離係数βは、パラキシレンとその異性体の吸着
速度と脱着速度の因子を含むため、パラキシレンの分離
を工業的規模で行う場合のプロセス効率の指標を与える
もので、β値が大きい程、得られるプロセスは吸着時間
及び脱着時間の短縮された効率のよいものとなる。
【0020】実施例1 原料油として、エチルベンゼン:15.8%、パラキシ
レン:19.9%、メタキシレン:44.7%及びオル
ソキシレン:19.6%からなる混合油を用い、脱着剤
として1,2,4−トリメチルベンゼンを用いて前記破
過応答試験を行った。
【0021】この試験により求められた規格化濃度と、
規格化脱着時間との関係を表1に示す。なお、表1に示
した符号の具体的内容は次の通りである。 TIB:1,3,5−トリイソプロピルベンゼン EB :エチルベンゼン p−X:パラキシレン m−X:メタキシレン o−X:オルソキシレン
【0022】
【表1】
【0023】前記試験データによりβ値を求めると、エ
チルベンゼン:1.58、パラキシレン:1.00、メ
タキシレン:3.17、オルソキシレン:2.71の結
果が得られた。
【0024】実施例2 実施例1において、脱着剤として1,3,5−トリメチ
ルベンゼンを用いた以外は実施例1と同様にして実験を
行った。この試験により求められた規格化濃度と規格化
脱着時間との関係を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】前記表2に示されたデータからβ値を求め
ると、エチルベンゼン:1.56、パラキシレン:1.
00、メタキシレン:2.78、オルソキシレン:2.
27の結果が得られた。
【0027】実施例3 実施例1において、吸着剤として種々のシリカ/アルミ
ナ比を有するカリウム含有Y型ゼオライトを用いた以外
は実施例1と同様にして実験を行った。この試験により
求められたβ値を次表に示す。
【0028】
【表3】
【0029】比較例1 実施例1において、脱着剤として3、5−ジエチルトル
エンを用いた以外は実施例1と同様にして実験を行っ
た。この試験により求められた規格化濃度と規格化脱着
時間との関係を表4に示す。
【0030】
【表4】
【0031】前記表4に示されたデータからβ値を求め
ると、エチルベンゼン:1.26、パラキシン:1.0
0、メタキシレン:2.64、オルソキシレン:2.2
3の結果が得られた。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、脱着剤として用いるト
リメチルベンゼンのすぐれた脱着性能により、パラキシ
レンを基準としたキシレン異性体の相対分離係数βは高
く、C8芳香族炭化水素混合物からそれに含まれるパラ
キシレンを高純度でかつ効率よく分離することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】擬似移動度による吸着分離操作の模式図であ
る。
【図2】本発明によってC8芳香族炭化水素混合物から
高純度パラキシレンを取得するフローシートの一例であ
る。
【図3】破過応答試験方法において、脱着剤の通油開始
後のカラム流出油中の成分濃度の経時変化についての説
明図を示す。
【符号の説明】
1〜16 吸着室 17 脱着剤供給ライン 18,26 エキストラクト抜出ライン 19,25 原料供給ライン 20,27 ラフィネート抜出ライン 21 リサイクルライン 22 ポンプ A 吸着分離塔 B,C 蒸留塔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラキシレンを含むC8芳香族炭化水素
    混合物をからパラキシレンを吸着分離処理する方法にお
    いて、該原料混合物を、脱着剤の存在下、カリウムを含
    み、シリカ/アルミナモル比が5以上のY型ゼオライト
    吸着剤と接触させて、該吸着剤にパラキシレンを選択的
    に吸着させた後、該吸着剤からパラキシレンを脱着剤に
    より脱着させることからなり、該脱着剤として、トリメ
    チルベンゼンを用いることを特徴とするパラキシレンの
    分離方法。
  2. 【請求項2】 吸着分離処理に際し、処理温度として1
    50〜300℃の温度を用い、処理圧として原料混合物
    を液相に保持する圧力を用いる請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 該吸着分離処理を擬似移動床で行う請求
    項1又は2の方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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