JPH05301705A - Coガス製造方法及びその装置 - Google Patents
Coガス製造方法及びその装置Info
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- JPH05301705A JPH05301705A JP4109547A JP10954792A JPH05301705A JP H05301705 A JPH05301705 A JP H05301705A JP 4109547 A JP4109547 A JP 4109547A JP 10954792 A JP10954792 A JP 10954792A JP H05301705 A JPH05301705 A JP H05301705A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B32/00—Carbon; Compounds thereof
- C01B32/40—Carbon monoxide
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な装置構成で高純度のCOを得る
ことが可能で、製造コストを低減できるとともに、製造
環境もこれを良好なものとすることが可能なCOガス製
造方法及びCOガス製造装置を得る。 【構成】 常温より高い温度で、LaxSr1-xCoOδ
(式中、x=0〜0.8、δ=1〜3)系組成のペロブ
スカイト型化合物にCO2ガスと還元ガスとを同時に接
触させて、COを得る。この方法を採用するにあたって
は、上記ペロブスカイト化合物が配設される反応部2に
対して、原料ガスgであるCO2ガスg1及び還元ガス
g2を同時に供給する原料ガス供給手段3と、反応部2
より反応済のCOガス含有ガスを排出させる排出手段4
とを設け、さらに、反応部2を常温より高い温度に維持
する温度調節手段5を設けてCOガス製造装置を構成す
る。
ことが可能で、製造コストを低減できるとともに、製造
環境もこれを良好なものとすることが可能なCOガス製
造方法及びCOガス製造装置を得る。 【構成】 常温より高い温度で、LaxSr1-xCoOδ
(式中、x=0〜0.8、δ=1〜3)系組成のペロブ
スカイト型化合物にCO2ガスと還元ガスとを同時に接
触させて、COを得る。この方法を採用するにあたって
は、上記ペロブスカイト化合物が配設される反応部2に
対して、原料ガスgであるCO2ガスg1及び還元ガス
g2を同時に供給する原料ガス供給手段3と、反応部2
より反応済のCOガス含有ガスを排出させる排出手段4
とを設け、さらに、反応部2を常温より高い温度に維持
する温度調節手段5を設けてCOガス製造装置を構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】COは金属酸化物の還元ガスとし
て有効であるだけでなく、圧力、温度、触媒を適当に選
んでCOから種々の重要な化合物が合成される。例え
ば、水素と反応させてメチルアルコール、メチルアルコ
ールとでは蟻酸メチルおよび酢酸メチル、ベンゼンとで
はベンズアルデヒドが得られるが、ほかにもきわめて多
種のアルコール、アルデヒド、ケトン、酸、エステルが
得られる。従って本発明は、このような有用な物質であ
るCOを得るための、COガス製造方法及びCOガス製
造装置に関する。
て有効であるだけでなく、圧力、温度、触媒を適当に選
んでCOから種々の重要な化合物が合成される。例え
ば、水素と反応させてメチルアルコール、メチルアルコ
ールとでは蟻酸メチルおよび酢酸メチル、ベンゼンとで
はベンズアルデヒドが得られるが、ほかにもきわめて多
種のアルコール、アルデヒド、ケトン、酸、エステルが
得られる。従って本発明は、このような有用な物質であ
るCOを得るための、COガス製造方法及びCOガス製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、COの製法としては工業的には、
石炭やコークスと空気または加熱水蒸気を反応させて発
生炉ガスまたは水性ガスをつくり、これらのガスからC
Oを精製して製造していた。
石炭やコークスと空気または加熱水蒸気を反応させて発
生炉ガスまたは水性ガスをつくり、これらのガスからC
Oを精製して製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、高純度のCOを得るためには、精製
工程が煩雑で大掛かりなものとなり、製造コストが高価
なものとなる。さらに、発生炉を必要とするため、製造
環境の劣悪化等を招きやすい。従って、本発明の目的
は、比較的簡単な装置構成で高純度のCOを得ることが
可能で、製造コストを低減できるとともに、製造環境も
これを良好なものとすることが可能なCOガス製造方法
及びCOガス製造装置を得ることにある。
うな従来技術では、高純度のCOを得るためには、精製
工程が煩雑で大掛かりなものとなり、製造コストが高価
なものとなる。さらに、発生炉を必要とするため、製造
環境の劣悪化等を招きやすい。従って、本発明の目的
は、比較的簡単な装置構成で高純度のCOを得ることが
可能で、製造コストを低減できるとともに、製造環境も
これを良好なものとすることが可能なCOガス製造方法
及びCOガス製造装置を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明によるCOガス製造方法の特徴手段は、常温よ
り高い温度で、LaxSr1-xCoOδ(式中、x=0〜
0.8、δ=1〜3)系組成のペロブスカイト型化合物
にCO2ガスと還元ガスとを同時に接触させて、COを
得ることである。そして、本発明によるCOガス製造装
置の特徴構成は、LaxSr1-xCoOδ(式中、x=0
〜0.8、δ=1〜3)系組成のペロブスカイト型化合
物が配設される反応部に対して、原料ガスであるCO2
ガス及び還元ガスを同時に供給する原料ガス供給手段
と、反応部より反応済のCOガス含有ガスを排出させる
排出手段とを設け、さらに、反応部を常温より高い温度
に維持する温度調節手段を設けたことにある。そして、
その作用・効果は次の通りである。
の本発明によるCOガス製造方法の特徴手段は、常温よ
り高い温度で、LaxSr1-xCoOδ(式中、x=0〜
0.8、δ=1〜3)系組成のペロブスカイト型化合物
にCO2ガスと還元ガスとを同時に接触させて、COを
得ることである。そして、本発明によるCOガス製造装
置の特徴構成は、LaxSr1-xCoOδ(式中、x=0
〜0.8、δ=1〜3)系組成のペロブスカイト型化合
物が配設される反応部に対して、原料ガスであるCO2
ガス及び還元ガスを同時に供給する原料ガス供給手段
と、反応部より反応済のCOガス含有ガスを排出させる
排出手段とを設け、さらに、反応部を常温より高い温度
に維持する温度調節手段を設けたことにある。そして、
その作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】LaxSr1-xCoOδ(x=0〜0.8、δ=
1〜3)系組成のペロブスカイト型化合物が、CH4あ
るいはH2などの還元ガスとCO2ガスとに同時に接触さ
れると、この化合物は触媒として働き、CO2+CH4→
2CO+H2あるいはCO2+H2→CO+1/2H2O等
の反応を起こす。従って、CO2がCOに転化されるこ
ととなる。この反応は適切な温度条件と、還元ガスの存
在のみを必要とする。この特性を利用して、高純度のC
Oを安価で簡便に得ることができる。この方法を使用す
る一酸化炭素ガスの製造装置としては、前記化合物が配
設される反応部を設けておき、この反応部を温度調節手
段により反応に適切な温度状態に維持するとともに、こ
の部位に原料ガス供給手段によりCO2ガスと還元ガス
とを同時に供給することにより、COを得ることができ
る。ここで、排出手段によりCOは反応部から送り出さ
れることとなる。
1〜3)系組成のペロブスカイト型化合物が、CH4あ
るいはH2などの還元ガスとCO2ガスとに同時に接触さ
れると、この化合物は触媒として働き、CO2+CH4→
2CO+H2あるいはCO2+H2→CO+1/2H2O等
の反応を起こす。従って、CO2がCOに転化されるこ
ととなる。この反応は適切な温度条件と、還元ガスの存
在のみを必要とする。この特性を利用して、高純度のC
Oを安価で簡便に得ることができる。この方法を使用す
る一酸化炭素ガスの製造装置としては、前記化合物が配
設される反応部を設けておき、この反応部を温度調節手
段により反応に適切な温度状態に維持するとともに、こ
の部位に原料ガス供給手段によりCO2ガスと還元ガス
とを同時に供給することにより、COを得ることができ
る。ここで、排出手段によりCOは反応部から送り出さ
れることとなる。
【0006】
【発明の効果】従って、この方法、装置は、その構成が
簡単であるとともに、その運転状況も非常に単純なもの
である。しかも、この方法では原料ガス中のCO2を全
てCOに変換することが可能であるとともに、混在する
ガス種も少ない。従って、比較的簡単な装置構成で高純
度のCOを得ることが可能となり、発生炉等を使用する
必要もないため、製造環境もこれを良好なものとするこ
とができる。
簡単であるとともに、その運転状況も非常に単純なもの
である。しかも、この方法では原料ガス中のCO2を全
てCOに変換することが可能であるとともに、混在する
ガス種も少ない。従って、比較的簡単な装置構成で高純
度のCOを得ることが可能となり、発生炉等を使用する
必要もないため、製造環境もこれを良好なものとするこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本願発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本願発明の一酸化炭素ガス製造方法
を使用する一酸化炭素ガス製造装置1の構成が示されて
いる。この装置1は、LaxSr1-xCoOδ(式中、x
=0〜0.8、δ=1〜3)系組成のペロブスカイト型
化合物が配設される反応部2に対して、原料ガスgであ
るCO2ガスg1及び還元ガスg2を同時に供給する原
料ガス供給手段としての原料ガス供給装置3と、反応部
2より反応済のCOガス含有ガスを排出させる排出手段
としての排出装置4(これは原料ガスの供給により自動
的におこなわれる)とを備えて構成されている。そして
さらに、反応部2を常温より高い温度に維持する温度調
節手段としての温度調節装置5が備えられている。
明する。図1には、本願発明の一酸化炭素ガス製造方法
を使用する一酸化炭素ガス製造装置1の構成が示されて
いる。この装置1は、LaxSr1-xCoOδ(式中、x
=0〜0.8、δ=1〜3)系組成のペロブスカイト型
化合物が配設される反応部2に対して、原料ガスgであ
るCO2ガスg1及び還元ガスg2を同時に供給する原
料ガス供給手段としての原料ガス供給装置3と、反応部
2より反応済のCOガス含有ガスを排出させる排出手段
としての排出装置4(これは原料ガスの供給により自動
的におこなわれる)とを備えて構成されている。そして
さらに、反応部2を常温より高い温度に維持する温度調
節手段としての温度調節装置5が備えられている。
【0008】以下に運転条件を箇条書きする。 ペロブスカイト型化合物 La0.2Sr0.8CoOδ
(δ=1〜3) 反応温度 900℃ 原料ガス 二酸化炭素及び水素もし
くはメタン 生成ガス 一酸化炭素 即ちこの一酸化炭素ガス製造装置1においては、原料ガ
ス供給口2aより原料ガスgが供給され、前述の反応部
2において一酸化炭素が生成され、製品ガス出口2bか
ら送り出される。この構造は触媒層と、この触媒層を反
応に適した温度に保つ保温装置を設けることにより所定
の反応を行わせることが可能で、構成簡単なため、その
運転・設備コストの低いものである。また、混在するガ
ス種も少なく、比較的簡単な装置構成で高純度のCOを
得ることが可能であり、製造環境も問題がない。
(δ=1〜3) 反応温度 900℃ 原料ガス 二酸化炭素及び水素もし
くはメタン 生成ガス 一酸化炭素 即ちこの一酸化炭素ガス製造装置1においては、原料ガ
ス供給口2aより原料ガスgが供給され、前述の反応部
2において一酸化炭素が生成され、製品ガス出口2bか
ら送り出される。この構造は触媒層と、この触媒層を反
応に適した温度に保つ保温装置を設けることにより所定
の反応を行わせることが可能で、構成簡単なため、その
運転・設備コストの低いものである。また、混在するガ
ス種も少なく、比較的簡単な装置構成で高純度のCOを
得ることが可能であり、製造環境も問題がない。
【0009】〔実験結果〕本願に関して、発明者らがお
こなった実験の詳細結果を以下に示す。 実験結果 1 900℃に加熱したLa0.2Sr0.8CoOδ(δ=1〜
3)組成のペロブスカイト型化合物にCO2 10%,
H2 10%,N2 80%の混合ガスをSV1000h
-1の条件で接触させたところ、製品ガス出口ではCO2
濃度は測定されずCOガスのみが検出された。
こなった実験の詳細結果を以下に示す。 実験結果 1 900℃に加熱したLa0.2Sr0.8CoOδ(δ=1〜
3)組成のペロブスカイト型化合物にCO2 10%,
H2 10%,N2 80%の混合ガスをSV1000h
-1の条件で接触させたところ、製品ガス出口ではCO2
濃度は測定されずCOガスのみが検出された。
【0010】実験結果 2 900℃に加熱したLa0.2Sr0.8CoOδ(δ=1〜
3)組成のペロブスカイト型化合物にCO2 10%,
CH410%,N2 80%の混合ガスをSV1000h
-1の条件で接触させたところ、出口ではCO2濃度は測
定されずCOガスのみが検出された。
3)組成のペロブスカイト型化合物にCO2 10%,
CH410%,N2 80%の混合ガスをSV1000h
-1の条件で接触させたところ、出口ではCO2濃度は測
定されずCOガスのみが検出された。
【0011】実験結果 3 上記の反応系に於けるLa0.2Sr0.8CoOδ(δ=1
〜3)のCO発生量と反応温度との関係を図2に示し
た。 実験条件 反応温度 600℃以上 原料ガス:CO2 10%−H210%−N2 80% SV :1000h-1 結果 製品ガス出口においては、700℃以上の領域におい
て、COの出現が検知され、反応温度の上昇とともに、
COの発生量が増加した。
〜3)のCO発生量と反応温度との関係を図2に示し
た。 実験条件 反応温度 600℃以上 原料ガス:CO2 10%−H210%−N2 80% SV :1000h-1 結果 製品ガス出口においては、700℃以上の領域におい
て、COの出現が検知され、反応温度の上昇とともに、
COの発生量が増加した。
【0012】実験結果 4 上記の反応系に於けるLaxSr1-xCoOδ(x=0〜
1.0、δ=1〜3)におけるCO発生量とSr固容量
との関係を図3に示した。 実験条件 反応温度 900℃ 原料ガス:CO2 10%−H210%−N2 80% SV :1000h-1 結果 Sr固容量を0〜1.0に変化させたところ、0〜0.
2の固容量の増加で、COの発生量が増加するととも
に、0.2から1に増加において、COの発生量が減少
した。ここで、SrCoOδ(δ=1〜3)それ自体
は、触媒として有効に働かなかった。 〔別実施例〕上記の実施例においては、主に、LaxS
r1-xCoOδ(x=0〜1.0、δ=1〜3)につい
て説明したが、このような特性を示すペロブスカイト型
化合物としては、BaZrOδ(δ=1〜3)等もあ
る。さらに上記の実施例においては、還元ガスとして水
素もしくはメタンを採用したが、その反応原理より還元
性を有するガスであればいかなるものでもよい。
1.0、δ=1〜3)におけるCO発生量とSr固容量
との関係を図3に示した。 実験条件 反応温度 900℃ 原料ガス:CO2 10%−H210%−N2 80% SV :1000h-1 結果 Sr固容量を0〜1.0に変化させたところ、0〜0.
2の固容量の増加で、COの発生量が増加するととも
に、0.2から1に増加において、COの発生量が減少
した。ここで、SrCoOδ(δ=1〜3)それ自体
は、触媒として有効に働かなかった。 〔別実施例〕上記の実施例においては、主に、LaxS
r1-xCoOδ(x=0〜1.0、δ=1〜3)につい
て説明したが、このような特性を示すペロブスカイト型
化合物としては、BaZrOδ(δ=1〜3)等もあ
る。さらに上記の実施例においては、還元ガスとして水
素もしくはメタンを採用したが、その反応原理より還元
性を有するガスであればいかなるものでもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】COガス製造装置の構成を示す図
【図2】La0.2Sr0.8CoOδ(δ=1〜3)におけ
るCO発生量と反応温度との関係を示す図
るCO発生量と反応温度との関係を示す図
【図3】LaxSr1-xCoOδ(x=0〜1.0、δ=
1〜3)におけるCO発生量とSr固容量との関係を示
す図
1〜3)におけるCO発生量とSr固容量との関係を示
す図
2 反応部 3 原料ガス供給手段 4 排出手段 5 温度調節手段 g 原料ガス g1 CO2ガス g2 還元ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 茂 京都府京都市下京区中堂寺南町17 株式会 社関西新技術研究所内 (72)発明者 小林 孝 京都府京都市下京区中堂寺南町17 株式会 社関西新技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 常温より高い温度で、LaxSr1-xCo
Oδ(式中、x=0〜0.8、δ=1〜3)系組成のペ
ロブスカイト型化合物にCO2ガスと還元ガスとを同時
に接触させて、COを得るCOガス製造方法。 - 【請求項2】 LaxSr1-xCoOδ(式中、x=0〜
0.8、δ=1〜3)系組成のペロブスカイト化合物が
配設される反応部(2)に対して、原料ガス(g)であ
るCO2ガス(g1)及び還元ガス(g2)を同時に供
給する原料ガス供給手段(3)と、前記反応部(2)よ
り反応済のCOガス含有ガスを排出させる排出手段
(4)とを設け、さらに、前記反応部(2)を常温より
高い温度に維持する温度調節手段(5)を設けたCOガ
ス製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109547A JPH05301705A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | Coガス製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109547A JPH05301705A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | Coガス製造方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301705A true JPH05301705A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14513020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4109547A Pending JPH05301705A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | Coガス製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05301705A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010131363A1 (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | 富士通株式会社 | 一酸化炭素ガス発生装置および一酸化炭素ガス発生方法 |
WO2013135707A1 (de) | 2012-03-13 | 2013-09-19 | Bayer Intellectual Property Gmbh | Verfahren zur herstellung eines kohlenmonoxid enthaltenden gasgemisches bei hohen temperaturen an mischmetalloxidkatalysatoren umfassend edelmetalle |
WO2013135662A1 (de) | 2012-03-13 | 2013-09-19 | Bayer Intellectual Property Gmbh | Verfahren zur reduktion von kohlendioxid bei hohen temperaturen an mischmetalloxidkatalysatoren |
WO2013135663A1 (de) | 2012-03-13 | 2013-09-19 | Bayer Intellectual Property Gmbh | Verfahren zur reduktion von kohlendioxid bei hohen temperaturen an mischmetalloxid-katalysatoren umfassend edelmetalle |
JP5533862B2 (ja) * | 2009-05-15 | 2014-06-25 | 富士通株式会社 | ガス発生装置およびガス発生方法 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4109547A patent/JPH05301705A/ja active Pending
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