JPH0530133Y2 - - Google Patents

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JPH0530133Y2
JPH0530133Y2 JP1987067655U JP6765587U JPH0530133Y2 JP H0530133 Y2 JPH0530133 Y2 JP H0530133Y2 JP 1987067655 U JP1987067655 U JP 1987067655U JP 6765587 U JP6765587 U JP 6765587U JP H0530133 Y2 JPH0530133 Y2 JP H0530133Y2
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reflection densitometer
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、反射濃度計を収納するためのケース
に関するものである。
〔従来の技術〕
反射濃度計は、照明光を被測定物に照射し、こ
の被測定物から反射した反射光を測光し、照明光
の対数値と反射光の対数値との差から、反射濃度
を算出するものであり、画像記録(写真や印刷
等)の分野では、画像記録媒体の特性測定や、記
録画像の濃度測定のために広く使用されている。
また、計測の分野でも、例えば圧力測定フイルム
と反射濃度計とを使用した圧力測定が行われてい
る。この圧力測定フイルムは、発色濃度(マゼン
タ濃度)が圧力に応じて変化するように作られて
おり、これを加圧される箇所に配置して発色さ
せ、この発色部の反射濃度を測定し、反射濃度と
圧力との関係を表した換算表を参照して圧力を調
べるものである。
反射濃度計の使用に際しては、正確な測定を行
うために、濃度基準板を測定して零点補正をする
ことが必要である。これは、温度、外光等の環境
的要因と、照明用ランプや内蔵フイルタ等の経時
変化による内的要因とによる測定誤差を是正する
ためのものであり、既知の高濃度基準板と低濃度
基準板とをそれぞれ測定し、得られた実測値が既
知の基準濃度に一致するように調整する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の濃度基準板は、反射濃度計及
び収納ケースと別体になつているため、保管や取
り扱いに不便であるとともに、紛失し易い等の問
題があつた。また、正確な零点補正を行うために
は、濃度基準板に対して正確に測定ヘツドを合わ
せたことを確認してから零点補正用のスイツチを
ON操作しなくてはならず、その操作が非常に煩
雑であつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記問題点を解決するためのもので、
濃度基準板の取扱いや保管に特別に顧慮しなくて
も紛失するおそれがなく、また濃度基準板を用い
た零点補正操作も簡便かつ確実に行うことができ
るようにした反射濃度計収納ケースを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するにあたり、反射濃
度計保管用の収納ケースに零点補正操作を簡略に
行うことができるような種々の機能をもたせたも
のである。このため本考案では、本体と蓋とから
なる収納ケースの本体の内壁に高濃度基準板と低
濃度基準板との両方を固着するとともに、これら
の濃度基準板に反射濃度計の底部に設けられた測
定ヘツドを接近させたときに反射濃度計の底部を
部分的に受け入れて測定ヘツドの位置決めを行う
凹部を前記本体にそれぞれ設け、さらにこれらの
凹部内には、測定ヘツドが挿入されてきたときに
その近傍に設けられている零点補正用スイツチを
ONさせるための突起を設けてある。
〔作用〕
高濃度基準板及び低濃度基準板のそれぞれは蓋
付きの収納ケース本体の内壁に固着されているた
め、これらを紛失するおそれがなく、またその表
面が汚れたりすることがない。これらの濃度基準
板を利用して零点補正を行う際には、ケース内か
ら反射濃度計を取出し、その底部に設けられた測
定ヘツドを濃度基準板に接近させてゆくだけで前
記凹部によつて測定ヘツドの位置決めがなされ、
さらに所定位置まで測定ヘツドを近づけていくと
凹部内の突起により自動的に零点補正用スイツチ
がONして基準濃度の測定ができる。
以下、図面を参照して本考案の一実施例につい
て詳細に説明する。
〔実施例〕
第4図は本考案の反射濃度計用の収納ケースに
収納する反射濃度計の外観を示すものであり、濃
度計本体と測定ヘツドを一体化したハンデイタイ
プ構造とすることにより、取扱及び携帯を簡便に
している。縦長の濃度計本体31は、測定時の安
定性を確保するために、上部に比べて底部の奥行
きが広くなつた形状をしており、プラスチツクで
成形されている。この濃度計本体31の上部に
は、液晶パネル32が取り付けられており、測定
した反射濃度をデジタル表示する。濃度計本体3
1の側面には、スライド式の電源スイツチ33
と、プツシユ式の測定スイツチ34と、零点補正
用スイツチ35とが設けられている。この零点補
正用スイツチ35は、零点補正モード以外では不
用意に操作されないようにするために、切欠き3
6内に配置されている。なお、濃度計本体31内
には、演算回路等の電気部品や電池が収納されて
いる。
濃度計本体31の底部には、ヘツド本体37が
嵌め込まれている。このヘツド本体37は、後述
するようにパルス光を被測定物に照射するため、
ランプによる発熱量が少ないこと、及びこの僅か
な熱が受光素子や増幅器を取り付けた回路基板に
伝達されないようにすること等を考慮して、耐熱
ABS樹脂の成形品が使用されている。また、ヘ
ツド本体37の底部に凹部38が形成されてお
り、この凹部38の前面側を傾斜面38aとする
ことで、測定者が斜め上方から覗くことができる
ようにしている。この凹部38に連通するよう
に、投光用の45度に傾いた穴39と測光用の垂直
な穴40がそれぞれ設けられている。さらに、ヘ
ツド本体37の底面には、同一面となるように透
明プレート43が嵌め込まれており、この透明プ
レート43を通して被測定物を覗き込むことがで
きるようにしている。この透明プレート43に
は、投光系の光軸と測光系の光軸とが合致する位
置に測定用アパーチヤー44が形成されている。
前記ヘツド本体37の上部には、特定な波長域
の反射光をだけを透過させるためのフイルタ45
が設けられている。この実施例では、マゼンタ発
色の濃度を測定するために、グリーンのフイルタ
が用いられている。このフイルタ45の上に2個
の受光素子46,47が設けられている。この受
光素子46は、測光用穴40の上方に位置し、被
測定物で反射された光を光電変換する。他方の受
光素子47は、ランプ41から放出された光の一
部を参照光として測定するためのものであり、垂
直な参照光用穴48の上に位置している。この参
照光用穴48は、ランプ41からの光を通すため
に、投光用穴39に連通している。
本考案の収納ケース1の蓋2を開いた状態の外
観を示す第1図において、本体3の底部4には高
濃度基準板5及び低濃度基準板6が取り付けられ
ている。本実施例では、これら高、低濃度基準板
5,6としてタイルブロツクを使用し、底部4に
開設した矩形の凹部4a,4bにそれぞれ頭面5
a,5bが底部4の面と同一面となるように嵌入
し、接着剤で固着している。なお、これら高、低
濃度基準板5,6は、薄い板状のものであつても
よく、更には精度が多少低下するが、1つの濃度
基準板を用いてもよい。
零点補正時に、濃度計本体31の下部を本体3
の側壁7に挿入することで、反射濃度計30の測
定用アパーチヤー44が高濃度基準板5又は低濃
度基準板6にそれぞれ重ね合うように、濃度計本
体31の位置を決めるための凹部8,9が設けら
れている。これらの凹部8,9内には、零点補正
用スイツチ35をONにするための突起8a,9
aが設けられている。また、蓋2の外周部中央に
は、蓋2と本体3とを重ね合わせて掛止する掛け
止め用凸部10が、ヒンジ12を介して蓋2と一
体に形成され、この掛け止め用凸部10と対応す
る掛け止め用凹部11が本体3の外周部中央に形
成されている。なお、本体3の底部4及び蓋2の
底部14は、濃度計本体31の背面及び前面とそ
れぞれ対応した形状に成形されている。
次に、上記実施例の作用について第2図及び第
3図を参照して説明する。濃度計本体31を片手
で保持してから、電源スイツチ33をONにする
と、零点補正モードとなる。この零点補正モード
では、このモード中であることを示す記号
「ADJ」と、濃度を表示する3桁の数字とが表示
パネル32に点滅表示される。そこで、第2図に
示すように、濃度計本体31を起立した状態で、
まず収納ケース1の底部4に取りつけた高濃度基
準板5を測定する。この測定に際しては、濃度計
本体31の底部に凹部8に挿入すればよい。この
挿入によつて、濃度計本体31の底面に取りつけ
た透明プレート43が高濃度基準板5に接触する
とともに、突起8aにより零点補正用スイツチ3
5がONする。この零点補正用スイツチ35が
ONすると、ランプ41が短時間(例えば0.9秒
間)だけ点灯する。
前記ランプ41が点灯すると、スポツト状の光
が透明プレート43の測定用アパーチヤー44内
を通過して高濃度基準板5を照明する。この高濃
度基準板5で反射された光は、測定用アパーチヤ
ー44を通り、フイルタ45を介して受光素子4
6に入射し、ここで光電変換される。この受光素
子46から出力された測定信号は、対数変換増幅
器で対数変換される。他方、ランプ41から放出
された照明光の一部は、参照光として参照用穴4
8から取り出され、フイルタ45を通つてから受
光素子47に入射する。この参照光は、受光素子
47で光電変換されてから、別の対数増変換増幅
器で対数変換される。
前記対数変換された2種類の信号は、減算回路
で減算処理されて反射濃度が算出される。この反
射濃度は電源スイツチ33がONしている間中出
力されるため、ランプ41の点灯期間内におい
て、所定の周期で複数回例えば4回サンプリング
され、4個の反射濃度が取り出される。この4個
の反射濃度のうち最大値と最小値とをカツトし、
残りの2個の反射濃度の平均値を算出し、これを
高濃度基準板5の実測値として表示パネル32に
点滅表示する。同様な手順によつて低濃度基準板
6の反射濃度を測定すれば、得られた反射濃度が
表示パネル32にデジタル表示される。なお、高
濃度基準板5と低濃度基準板6との測定はどちら
を先に行つてもよい。
これらの高濃度基準板5と低濃度基準板6の反
射濃度(基準値)は、反射濃度計30の出荷時
に、デイツプスイツチでプリセツトしてあるか
ら、零点補正モードで測定した実測値と基準値の
ズレを調べて、零点補正データ(定数項と係数
項)を作成し、これをメモリに記憶させる。こう
して、零点補正が自動的に行われると、表示パネ
ル32には、零点補正モードを示す表示「ADJ」
が消え、これと同時にブザーが駆動され、音で零
点補正モードが終了したことが指示される。
このように反射濃度計30の零点補正が完了す
れば、測定モードとなるから被測定物の測定を行
うことができる。この場合は、被測定物に測定用
アパーチヤー44を重ね合わせ、測定用スイツチ
34を指で押せばよい。この測定スイツチ34が
ONすると、ランプ41が短時間発光し、その間
で複数回のデータ取込みが行われ、これらのデー
タから被測定物の実測値が求められる。この実測
値は、零点補正モードで求めた零点補正データで
補正され、得られた反射濃度が表示パネル32に
デジタル表示されるとともに、音で測定終了が表
示される。濃度測定が終了した後は、第3図に示
すように反射濃度計30の背面と底部4とを重ね
合わせるように寝かせ、蓋2を本体3に重ね合わ
せて本体3側の掛け止め用凹部11に蓋2側の掛
け止め用凸部10を嵌入させ、蓋2を本体3にロ
ツクする。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案では蓋付きの収納
ケースの本体内壁に高濃度基準板と低濃度基準板
とを固着しているから、これら濃度基準板を不用
意に汚したり紛失したりすることがない。さらに
収納ケース本体には、零点補正操作時に反射濃度
計の測定ヘツドを正確に濃度基準板に向けて位置
決めする凹部と、零点補正用スイツチをONさせ
る突起とが設けられているため、実際の濃度測定
に先立つて零点補正を行う際には、収納ケース本
体から反射濃度計を取り出してその測定ヘツドを
濃度基準板に向けて近づけてゆけばよく、簡単な
操作で確実な零点補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の収納ケースの蓋を開いた状態
を示す斜視図である。第2図は高濃度基準板を測
定している状態を示す斜視図である。第3図は蓋
を開いた本体に反射濃度計を格納した状態を示す
平面図である。第4図は本考案の収納ケースに格
納する反射濃度計を示す外観図である。 1……収納ケース、2……蓋、3……本体、4
……底部、5……高濃度基準板、6……低濃度基
準板、8,9……凹部、8a,9a……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 反射濃度計を収納する本体と、この本体に取
    り付けられた蓋とからなる反射濃度計収納ケー
    スにおいて、 前記本体の内壁に高濃度基準板と低濃度基準
    板とを固着するとともに、反射濃度計の底面に
    設けられた測定ヘツドを前記高濃度基準板及び
    低濃度基準板にそれぞれ接近させたときに反射
    濃度計の底部を各々部分的に受け入れて測定ヘ
    ツドの位置決めを行う凹部と、これらの凹部内
    にそれぞれ突出し、前記測定ヘツドを前記凹部
    内に挿入したときに反射濃度計の測定ヘツド近
    傍に設けられた零点補正用スイツチをONにす
    る突起とを前記本体に設けたことを特徴とする
    反射濃度計収納ケース。 (2) 前記高濃度基準板及び低濃度基準板は、それ
    ぞれタイルであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の反射濃度計収納ケー
    ス。
JP1987067655U 1987-05-06 1987-05-06 Expired - Lifetime JPH0530133Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987067655U JPH0530133Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06
DE3855086T DE3855086T2 (de) 1987-05-06 1988-05-04 Gerät zur Dichtemessung und seine Verwendung
EP88107179A EP0290013B1 (en) 1987-05-06 1988-05-04 Densitometer and its use
CN88103593A CN1014471B (zh) 1987-05-06 1988-05-06 密度校正方法及装置
US07/191,121 US4937764A (en) 1987-05-06 1988-05-06 Method of optical density measurement and apparatus therefor
US07/357,682 US5016203A (en) 1987-05-06 1989-05-26 Method of optical density correction

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JP1987067655U JPH0530133Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JPS63175846U JPS63175846U (ja) 1988-11-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017211067A1 (de) * 2017-06-29 2019-01-03 Byk-Gardner Gmbh Aufnahmevorrichtung für ein Oberflächenmessgerät
JP7163720B2 (ja) * 2018-10-30 2022-11-01 コニカミノルタ株式会社 光学特性測定装置

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JPS533097U (ja) * 1976-06-26 1978-01-12

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JPS533097U (ja) * 1976-06-26 1978-01-12

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