JPH05300666A - 鉛蓄電池の充電制御方法 - Google Patents

鉛蓄電池の充電制御方法

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JPH05300666A
JPH05300666A JP12810492A JP12810492A JPH05300666A JP H05300666 A JPH05300666 A JP H05300666A JP 12810492 A JP12810492 A JP 12810492A JP 12810492 A JP12810492 A JP 12810492A JP H05300666 A JPH05300666 A JP H05300666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
voltage
charging
time
point
Prior art date
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Pending
Application number
JP12810492A
Other languages
English (en)
Inventor
Akifumi Tanaka
昌文 田中
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Storage Battery Co Ltd filed Critical Japan Storage Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉形鉛蓄電池と開放形鉛蓄電池とを自動的
に識別し適切な充電が行える充電制御方法を提供する。 【構成】 充電時電圧2.4V/セル電圧を挟んで上方
電圧検出点と下方電圧検出点とを設定し、充電の進行に
ともない充電電圧が下方電圧検出点に達した時点より時
間計測を開始し、予め設定された時間内に充電電圧が上
方電圧検出点に到達した場合には、開放形鉛蓄電池と判
断して充電を継続し、前記設定時間内に充電電圧が上方
電圧検出点に到達しなかった場合には、密閉形鉛蓄電池
と判断して、所定時間経過時点で充電を遮断するか、又
は、充電電流を減少させて所定時間充電を継続すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池の充電制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池では、その構成の違いによっ
て、また、同構成の鉛蓄電池であっても高率放電用と低
率放電用の違いによって、充電終末の到達電圧が異な
る。この他、蓄電池の経年変化や活物質添加材によって
も充電終末の到達電圧が異なる。従って、蓄電池機種の
相違やメ−カ−の相違によって、充電制御の方法が相違
するのが普通である。しかし、鉛蓄電池に共通して言え
ることは、充電電圧が2.4±0.5V/セルに達する
と電解液の分解によるガス発生がはじまるということで
ある。
【0003】いわゆる開放形鉛蓄電池では、充電電流が
20時間率以上の電流の場合2.5V/セル以上に達す
るのが一般的特性である。ところが密閉形鉛蓄電池とな
ると開放形蓄電池とは充電特性が異なってくる。これ
は、密閉形鉛蓄電池内で発生した酸素ガスが陰極板に吸
収されるため、陰極板では充電終末であっても常に活物
質の一部が末充電状態として残り、通常では充電電圧は
2.5V/セルを越えないことによる。しかし、密閉形
鉛蓄電池が陰極板のガス吸収能力を越える大電流で充電
されると、発生ガスを外部に排気する必要があると同時
に、充電電圧も2.5V/セル以上となる。このような
充電状態が継続されると、開放形鉛蓄電池と同様に電解
液が分解されて減少し、セパレ−タに保持されていた電
解液が乾燥状態になり内部抵抗が増大し通電できなくな
ってしまう。これがいわゆるドライ・アップによる寿命
切れである。このドライ・アップ状態になると、密閉形
鉛電池では開放形のような補水による再生ができなくな
ってしまう。これを防止するため、密閉形鉛電池の充電
に際しては、一般的に充電電圧が2.4±0.5V以上
にならないような充電制御方法が採用されている。その
方法としては定電圧充電法やトリクル充電法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車用にも密
閉形鉛蓄電池が使用されるようになりつつある。一般市
場で使用されている自動車用鉛蓄電池の充電器は急速充
電タイプであり大電流で充電されるため、2.7〜3.
0V/セルの充電終末電圧に達する。前に述べたように
密閉形鉛蓄電池の充電にこれを用いることは不適切であ
る。しかしながら密閉形鉛蓄電池の外観は開放形鉛蓄電
池とほとんど差がなく、両者を一般ユ−ザ−に識別させ
て充電制御するのは不可能といえる。このため、自動的
に開放形鉛蓄電池と密閉形鉛蓄電池とが識別でき、開放
形であれば開放形に適した充電法を、密閉形であれば密
閉形に適した充電法を自動的に選択できれば好都合であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、充電時電圧2.
4V/セル電圧を挟んで上方電圧検出点と下方電圧検出
点とを設定し、充電の進行にともない充電電圧が下方電
圧検出点に達した時点より時間計測を開始し、予め設定
された時間内に充電電圧が上方電圧検出点に到達した場
合には、開放形鉛蓄電池と判断して充電を継続し、前記
設定時間内に充電電圧が上方電圧検出点に到達しなかっ
た場合には、密閉形鉛蓄電池と判断して、所定時間経過
時点で充電を遮断するか、又は、充電電流を減少させて
所定時間充電を継続することを特徴とする鉛蓄電池の充
電制御方法により、前記課題を解決せんとするものであ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳述する。図1
bの特性Xは一般的な開放形鉛蓄電池の充電電圧特性を
示している。この電圧は、充電電流が大きくなる程、又
内部抵抗の大きい蓄電池程高くなり、又使用年数が長く
なる程、蓄電池温度が高くなる程低くなる。しかし、密
閉形鉛蓄電池の場合、充電メカニズムが開放形の場合と
異なり、電池内発生ガスは陰極板に吸収されるため陰極
板は常に未充電状態となる。このため充電時の電位変化
は微小で、充電末期になっても電圧が2.5V/セルを
越えることはない。本発明はこの特性を応用し開放形鉛
蓄電池と密閉形鉛蓄電池とを識別し、充電制御を行わん
とするものである。
【0007】開放形鉛蓄電池では、同図に示されている
ように、ガス発生電圧Vo(2.4±0.5V/セル)
に達するとガス分極のため急激に充電電圧が上昇する。
通常この電圧Voに達すると約90%充電が完了してい
るため、電圧Voは充電制御の基準電圧としてよく利用
される。本発明は、この電圧Voより上に上方電圧検出
点VHを、下に下方電圧検出点VLをそれぞれ設定する
ことを前提としている。
【0008】下方電圧検出点VLは、2.3V/セル以
下に設定すると充電電圧が平坦となり微小の電圧差であ
っても充電時間に大きな誤差が発生するため、2.35
V/セル程度に設定するのが好適である。又、上方電圧
検出点VHは、開放形蓄電池では充電終末電圧は必らず
2.45〜2.5V/セルを超えるので、2.45〜
2.5V/セルに設定するのが好適である。
【0009】開放形鉛蓄電池では、図1b中のX特性の
b点からc点に上昇する時間は、充電電流の大小によっ
て若干相違するものの,20分以上を要することはな
い。このため、下方電圧検出点から上方電圧検出点に到
達するまでの判定時間Tは20分程度に設定するのが適
当となる。時間計測には、必ずしも時間精度を要求しな
いため、CRタイマ−等の簡単なものを用いることがで
きる。このタイマ−は充電電圧が下方電圧検出点VL、
充電特性X上ではb点、に達すると所定時間作動するよ
うにし、充電の続行によって前記設定時間T内に上方電
圧検出点VH,充電特性X上ではc点、に達したときは
開放形鉛蓄電池と判断させるものである。開放形鉛蓄電
池と判断したこの場合には、c点通過後も予め設定した
充電時間To(d点まで)充電を行えばよい。
【0010】図1b中の点線部は、前記所定時間T内に
充電電圧が上方電圧検出点VHに到達しなかった場合を
示している。この場合は密閉形鉛蓄電池と識別し、所定
時間T経過後(同図中e点)で充電を遮断させればよ
い。e点では充電量が約95%で、完全充電を必要とす
る場合は充電電流を減少させ、図中f点からg点に示す
ように追加充電により完全充電をおこなわせることがで
きる。
【0011】図1a中のYの特性は充電制御信号であっ
て、信号Aは充電電圧が下方電圧検出点VL(b点)に
達すると、信号レベルをLからHに変え、前述した所定
時間Tが経過すると信号レベルをLに戻している。又、
信号Bは充電電圧が下方電圧検出点VH(c点)に達す
ると、信号レベルをLからHに設定している。A信号、
B信号の共にHとなった場合、開放形鉛蓄電池電池とし
て判断しその信号を自己保持の上、図中のC点からd点
までの充電はA点からC点までの同一充電電流で充電を
実施すればよい。又、所定時間To完了時点でB信号が
LであればAとBとの信号がHになることはなく、この
場合は密閉電池として判断し、充電を遮断するか、充電
電流を減少させfg間の充電を追加すればよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、鉛蓄電池の充電時にお
けるガス発生電圧2.4V/セルの上下に各々1つの電
圧検出点を設け、この2点間を所定時間内に充電電圧が
上昇するかどうかによって開放形鉛蓄電池と密閉形鉛蓄
電池とを自動的に識別し充電制御を行えるので、従来充
電器は開放形用と密閉形用とに分離し構成されていた
が、合体して構成できるようになるとともに、ユ−ザ−
の手を煩わすことなく、好適な充電制御を行うことがで
きる。前述したような2段充電は密閉形鉛蓄電池の充電
方法としてよく利用される手段であるが、2つの電圧検
出点(VL,VH)を設定し所定時間経過後の充電電圧
で開放形鉛蓄電池と密閉形鉛蓄電池とを識別させ、それ
ぞれの蓄電池に適した充電を行う方法は、従来皆無であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】充電特性と下方電圧検出点VL・上方電圧検出
点VHとの関係及び、時間設定の関係を示す図である。
【符号の説明】
VL 下方電圧検出点 VH 上方電圧検出点 Vo ガス発生電圧(2.4±0.5V/セル) To 充電設定時間(b点d点間、あるいはb点g点
間) X 充電電圧特性 a 開路電圧 b VLと充電特性Xとの交差の点 c VHと充電特性Xとの交差の点 d,g 充電完了点 f−g部 充電電流限流により低下した充電電圧特性b A 充電電圧がVLに達した時T時間のみLからHとな
る信号 B 充電電圧がVHに達した時LからHとなる信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電時電圧2.4V/セル電圧を挟んで
    上方電圧検出点と下方電圧検出点とを設定し、 充電の進行にともない充電電圧が下方電圧検出点に達し
    た時点より時間計測を開始し、 予め設定された時間内に充電電圧が上方電圧検出点に到
    達した場合には、開放形鉛蓄電池と判断して充電を継続
    し、 前記設定時間内に充電電圧が上方電圧検出点に到達しな
    かった場合には、密閉形鉛蓄電池と判断して、所定時間
    経過時点で充電を遮断するか、又は、充電電流を減少さ
    せて所定時間充電を継続することを特徴とする、 鉛蓄電池の充電制御方法。
JP12810492A 1992-04-20 1992-04-20 鉛蓄電池の充電制御方法 Pending JPH05300666A (ja)

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JP (1) JPH05300666A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2808927A1 (fr) * 2000-05-09 2001-11-16 Renault Accumulateur rechargeable
JP2007012546A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Gs Yuasa Corporation:Kk 鉛蓄電池の充電方法および鉛蓄電池用充電器

Cited By (2)

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