JPH05299745A - レーザ発振器 - Google Patents

レーザ発振器

Info

Publication number
JPH05299745A
JPH05299745A JP9636292A JP9636292A JPH05299745A JP H05299745 A JPH05299745 A JP H05299745A JP 9636292 A JP9636292 A JP 9636292A JP 9636292 A JP9636292 A JP 9636292A JP H05299745 A JPH05299745 A JP H05299745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
laser
resonator
output
total reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9636292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohisa Terai
清寿 寺井
Takaaki Murata
隆昭 村田
Hirokatsu Suzuki
博勝 鈴木
Toru Tamagawa
徹 玉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9636292A priority Critical patent/JPH05299745A/ja
Publication of JPH05299745A publication Critical patent/JPH05299745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で直線偏光のレーザ光を出力する
と共に、レーザ発振器の小形化を図る。 【構成】 共振器20は、並設された出力鏡20a及び
全反射鏡20bと、これらの鏡20a,20bと夫々対
向配置された第1の折返し鏡20c及び第2の折返し鏡
20dとから構成されている。この共振器20は、レー
ザガスの流れ方向と直交する方向にレーザ光を出力する
ときは、折返し鏡20c,20dの反射により直線偏光
のレーザ光を出力する。また、出力鏡20aと全反射鏡
20bとをレーザガスの流れ方向に対して傾けることに
より、共振器20ひいてはレーザ発振器を小形化するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光軸を折返すよ
うに構成された共振器を備え、その共振器のレーザ光軸
がレーザガスの流れ方向と直交する面方向に位置するレ
ーザ発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のレーザ発振器を図7及び図8に
示す。要部の概略構成を示す図8において、対向する誘
電体電極1,2には高周波電源3から高周波電力が供給
されると共に、電極1,2間にレーザガスが矢印に示す
方向に通過するようになっている。そして、レーザガス
の流れ方向と直交する面方向に共振器4が配設されてい
る。
【0003】共振器4の概略構成を示す図7において、
共振器7は、出力ミラー4a及び3個の折返しミラー4
b,4c,4d並びに全反射ミラー4eから構成されて
いる。この場合、折返しミラー4d及び全反射鏡4e
は、それらの間で形成されるレーザ光軸5aが折返しミ
ラー4dと折返しミラー4cとの間で形成されるレーザ
光軸5bを中心として紙面の面方向から45度傾くよう
に位置決めされている。
【0004】さて、電極1,2間に高周波電源3から高
周波電力が供給されると、電極1,2間に位置するレー
ザガスが励起されて所定波長の光を放射する。そして、
レーザガスから放射された光が共振器4のレーザ光軸5
に一致すると、その光は共振器4を構成する各鏡で反射
して共振器4内を往復することによりその強度が増幅
し、ついにはレーザ光として出力鏡4aから出力され
る。ここで、共振器4内で光が折返しミラー4dにより
反射するときは、その折返しミラー4dの面方向と同一
方向に振動する光、つまり鉛直方向から45度傾いて振
動する光のみが反射されるので、結局、出力鏡4aから
は鉛直方向から45度傾いた直線偏光が出力される。従
って、レーザ発振器から水平方向に出力されたレーザ光
を反射鏡により鉛直方向に反射することによりレーザ加
工に適した円偏光のレーザ光を生成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものの場合、共振器4は直線偏光を出力ために
3枚の折返し鏡4b,4c,4dを含んで構成されてい
るので、共振器4の構成が複雑であるという欠点があ
る。また、共振器4は、これが形成するレーザ光軸がレ
ーザガスの通過方向に対して直交する面方向に位置する
ように設定されているので、各鏡を鉛直方向に沿って配
設しなければならない。このため、共振器4の高さ寸法
が制限されてしまって、レーザ発振器の小形化を図るこ
とができないという欠点がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は、直線偏光を出力ための共振器の構成
を簡単化でき、第2の目的は共振器の小形化を図ること
ができるレーザ発振器を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ発振器
は、並列配置された出力鏡及び全反射鏡と、これらの各
鏡に夫々対向して配設され前記出力鏡及び全反射鏡を結
ぶコ字状のレーザ光軸を形成する第1の折返し鏡及び第
2の折返し鏡とから構成された共振器を備え、この共振
器を、レーザガスの流れ方向と直交する方向にレーザ光
を出力するように配置したものである。また、共振器を
構成する出力鏡及び全反射鏡を、レーザガスの流れ方向
に対して互いにオーバーラップするように配設するよう
にしてもよい。この場合、出力鏡及び全反射鏡を、レー
ザガスの流れ方向と直交する面方向からその流れ方向に
対して45度傾いて配設するのが好ましい。
【0008】
【作用】請求項1記載のレーザ発振器の場合、共振器
は、第1の折返し鏡と第2の折返し鏡とにより出力鏡と
全反射鏡とを結ぶレーザ光軸をコ字状に折返して形成す
る。このとき、第1の折返し鏡と第2の折返し鏡とはレ
ーザ光軸を90度反射するので、共振器内を往復するレ
ーザ光の振動方向が決定される。これにより、共振器か
らは直線偏光のレーザ光が出力される。
【0009】請求項2記載のレーザ発振器の場合、共振
器を構成する出力鏡及び全反射鏡は、レーザガスの流れ
方向に対して互いにオーバラップしているので、共振器
の高さを低く設定することができる。
【0010】請求項3記載のレーザ発振器の場合、出力
鏡及び全反射鏡はレーザガスの流れ方向に対して45度
傾いて配設されているので、共振器から出力されるレー
ザ光はレーザガスの流れ方向と直交する面方向からその
レーザガスの流れ方向に45度傾いた直線偏光となる。
これにより、レーザ加工に適した円偏光を容易に生成す
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を横流形炭酸ガスレーザ発振器
に適用した第1実施例を図1乃至図4を参照して説明す
る。全体の概略構成を示す図3において、本体11内に
は断面筒状のガス循環路12が形成されており、そのガ
ス循環路12に熱交換器13及び送風機14が配設され
ている。ここで、ガス循環路12において、これの上部
通路の上下壁面には平板状の第1の誘電体15及び第2
の誘電体16が配設されており、その第1の誘電体15
の上面に第1の電極17が配設され、第2の誘電体16
の下面に第2の電極18が固定されている。そして、各
電極17,18は高周波電源19と接続されており、そ
の高周波電源19から高周波電力が供給されるようにな
っている。
【0012】上記ガス循環路12にはレーザガスが封入
されており、送風機14の送風状態では、レーザガスが
ガス循環路12を循環すると共に熱交換器13によって
冷却されるようになっている。
【0013】一方、レーザガスの流れ方向と直交する面
方向(鉛直方向)に共振器20が配設されている。この
共振器20は、図1及び図2に示すように鉛直方向に並
設された出力鏡20aと全反射鏡20bと、出力鏡20
aと対向する第1の折返し鏡20cと,全反射鏡20b
と対向する第2の折返し鏡20dとから構成されてい
る。以上の構成により、共振器20には、各折返し鏡2
0c,20dにより出力鏡20aと全反射鏡20bとを
結ぶコ字状のレーザ光軸が形成される。
【0014】次に上記構成の作用について説明する。送
風機14の駆動状態で、電極17,18間に高周波電力
が供給されると、電極17,18間に位置するレーザガ
スが放電により励起され、それに伴ってレーザガスから
所定波長の光が放射される。そして、レーザガスから放
射された光が共振器20のレーザ光軸に一致すると、そ
の光は共振器20を構成する各鏡で反射して共振器20
内を往復することによりその強度が増大し、ついにはレ
ーザ光として出力鏡20aから出力される。ここで、共
振器20内で光が折返しミラー20c,20dにより反
射するときは、その折返しミラー20c,20dの面方
向と同一方向に振動する光、つまり水平方向に振動する
光のみが反射するので、結局、出力鏡20aからは図4
に示すように水平方向の直線偏光が出力される。
【0015】上記構成のものによれば、2枚の折返し鏡
に20c,20dにより共振器20内に出力鏡20a及
び全反射鏡20bを結ぶコ字状のレーザ光軸を形成する
と共に、それらの折返し鏡20c,20dにより直線偏
光を得るようにしたので、3枚の折返し鏡により直線偏
光を得る従来構成のものに比べて、1枚の折返し鏡を削
減しながら、共振器20から直線偏光を出力することが
できる。
【0016】図5及び図6は本発明の第2実施例を示し
ており、第1実施例と異なる点は、電極17,18及び
共振器20の配設位置のみであり、その他の部分は同一
構成である。即ち、図5において、電極17,18はレ
ーザガスの流れ方向(水平方向)に対して互いにずれた
位置に配設されていると共に、共振器17はレーザガス
の流れ方向と直交する面方向(鉛直方向)からそのレー
ザガスの流れ方向に対して45度傾いて配設されてい
る。以上の構成により、レーザガスの放電方向は鉛直方
向から45度傾いていると共に、その放電領域に対応し
て共振器20が配設されている。
【0017】この第2実施例によれば、共振器20は鉛
直方向から45度傾いて設けられているので、並設配置
された出力鏡20aと全反射鏡20bとは水平方向に互
いにオーバーラップするように配設されており、これに
より、共振器20の高さ寸法を抑制して、レーザ発振器
全体の小形化を図ることができる。
【0018】また、共振器20からは図6に示すように
鉛直方向から45度傾いた直線偏光のレーザ光が出力さ
れるので、レーザ発振器から水平方向に出力されたレー
ザ光を円偏光生成用の反射鏡で鉛直方向に反射すること
により、レーザ加工に適した円偏光を簡単に得ることが
できる。尚、上記実施例では、共振器20を鉛直方向か
ら45度傾けて配置したが、その角度は任意に設定する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のレーザ発振器によれば、以下の効果を奏する。
【0020】請求項1記載のレーザ発振器によれば、第
1の折返し鏡及び第2の折返し鏡により出力鏡及び全反
射鏡をコ字状に結ぶ共振器を、レーザガスの流れ方向と
直交する方向にレーザ光を出力するように配置したの
で、直線偏光を出力ための共振器の構成を簡単化でき
る。
【0021】請求項2記載のレーザ発振器によれば、共
振器を構成する出力鏡及び全反射鏡は、レーザガスの流
れ方向に対して互いにオーバーラップするように配設し
たので、共振器の小形化を図ることができる。
【0022】請求項3記載のレーザ発振器によれば、出
力鏡及び全反射鏡を、レーザガスの流れ方向と直交する
面方向からその流れ方向に対して45度傾いて配設した
ので、共振器の小形化を図りながら、円偏光を簡単に生
成することが可能となる直線偏光を出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す共振器の模式図
【図2】要部の模式図
【図3】全体の概略構成図
【図4】レーザ光の振動方向を示す図
【図5】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図6】図4相当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【図8】図2相当図
【符号の説明】 17,18は電極,19は高周波電源,20は共振器,
20aは出力鏡,20bは全反射鏡,20cは第1の折
返し鏡,20dは第2の折返し鏡である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉川 徹 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列配置された出力鏡及び全反射鏡と、
    これらの各鏡に夫々対向して配設され前記出力鏡及び全
    反射鏡を結ぶコ字状のレーザ光軸を形成する第1の折返
    し鏡及び第2の折返し鏡とから構成された共振器を備
    え、この共振器は、レーザガスの流れ方向と直交する方
    向にレーザ光を出力するように配置されていることを特
    徴とするレーザ発振器。
  2. 【請求項2】 共振器を構成する出力鏡及び全反射鏡
    は、レーザガスの流れ方向に対して互いにオーバーラッ
    プするように配設されていることを特徴とする請求項1
    記載のレーザ発振器。
  3. 【請求項3】 出力鏡及び全反射鏡は、レーザガスの流
    れ方向と直交する面方向からその流れ方向に対して45
    度傾いて配設されていることを特徴とする請求項2記載
    のレーザ発振器。
JP9636292A 1992-04-16 1992-04-16 レーザ発振器 Pending JPH05299745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9636292A JPH05299745A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 レーザ発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9636292A JPH05299745A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 レーザ発振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05299745A true JPH05299745A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14162884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9636292A Pending JPH05299745A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 レーザ発振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05299745A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4584513B2 (ja) 固体レーザー用の光増幅器装置(Verstaerker−Anordnung)
US5353297A (en) Gas slab laser with folded resonator structure
JPH07211972A (ja) レーザ発振器
US7616670B2 (en) Laser light source apparatus and image generating apparatus using laser light source apparatus
JPH01248582A (ja) 固体レーザ発生装置
RU99105608A (ru) Лазерное устройство
JPH05299745A (ja) レーザ発振器
KR100189599B1 (ko) 레이저 발진 장치
JPH0376793B2 (ja)
JP2957637B2 (ja) 狭帯域レーザ装置
JPH0444372A (ja) レーザ発振装置
JPH0464194B2 (ja)
CN115513759B (zh) 激光器
JPS63254776A (ja) 固体レ−ザ装置
JP2000252573A (ja) レーザ発振装置
KR0168880B1 (ko) 레이저 발진 장치
JP2000188438A (ja) レーザ発振器
JP3493373B2 (ja) レーザー発振器
JP2755217B2 (ja) 固体レーザ発振器
JPH11177165A (ja) 固体レーザーの光励起方式
JPH0336774A (ja) レーザ発振器
RU2113752C1 (ru) Газовый лазер
JPH0330380A (ja) 固体レーザ発振器
JP2002237630A (ja) ガスレーザ装置用共振器
JP2004179319A (ja) 固体レーザ発振装置